JP4148003B2 - ボタン電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボタン電話装置に関し、特にIP回線等の複数の通話チャンネルを設定できる回線を収容可能なボタン電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、音声パケットをインターネットプロトコル(IP)にしたがって送受信することにより、IP網を用いた音声通話(Voice over IP:VoIP)を実現するIP回線が普及してきている(例えば、特許文献1参照。)。従来のアナログ回線やデジタル回線では、1つの電話番号に対して高々1つまたは2つの通話チャンネルしか設定されないのに対し、IP回線は、契約した電話番号に対して複数の通話チャンネルを設定することが可能である。
また、外線と保留音送出装置をタイムスイッチを介して接続し通話を保留にするボタン電話装置が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開平12−151679号公報
【特許文献2】
特開平9−51564号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなIP回線にボタン電話装置を接続して保留を行う場合、IP回線を制御するために装置全体を変更していることから、従来の保留制御では制御できないという問題がある。
そこで、本発明は上述したような課題を解決するためになされたものであり、保留制御を確実にできるIP回線に接続したボタン電話装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述したような課題を解決するために本発明にかかるボタン電話装置は、少なくとも1つの子機と、この子機を収容IP回線を介して接続される相手先電話端末と子機との通話を制御する主装置とから構成されるボタン電話装置において、主装置は、複数の通話チャンネルのうち1の通話チャンネルと接続されて子機の1つと通話中の相手先電話端末を保留操作の検出に応じて保留用に設定された他の通話チャンネルに切り替える接続手段を備え、2以上の相手先電話端末との通話が保留にされるときには、これら複数の相手先電話端末を保留用に設定された他の通話チャンネルに接続することを特徴とすることを特徴とする。
【0007】
本発明の一構成例として、接続手段は、相手先電話端末が保留用の他の通話チャンネルに接続されている間、当該相手先電話端末が保留前に接続されていた1の通話チャンネルを開放しないようにしてもよい。
【0008】
本発明の一構成例として、主装置は、他の通話チャンネルに接続された相手先電話端末の識別情報と当該相手先電話端末が保留にされる前に接続されていた子機の識別情報とを対応づけて記憶する保留管理テーブルをさらに備えるようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかるボタン電話装置の構成を示すブロック図である。主装置1は、電話回線53を介して電話網51に接続されているとともに、IP回線54を介してデータ通信網52に接続されている。また、内線伝送路30を介してボタン電話端末2を収容しているとともに、LANなどのデータ通信路40を介してIP電話端末3を収容している。
主装置1には、電話網接続部11、データ通信網接続部12、IP電話端末接続部13、ボタン電話機接続部14、スイッチ15、データ/音声変換部16、保留部17、制御部18および記憶部19が設けられている。
【0010】
電話網接続部11は、電話網51からの電話回線53を終端制御する回路部である。
データ通信網接続部12は、データ通信網52からのIP回線54を終端制御して、VoIP通話を管理する回路部である。データ通信網52でVoIP通話を行う場合、物理的な通信回線ごとにその通信帯域に応じて1つ以上の通話路(通話チャンネル)が仮想的に形成されるが、データ通信網接続部12は、そのIP回線54に形成される通話チャンネルと主装置1に形成される通話チャンネルとの接続を制御することにより、ボタン電話端末2またはIP電話端末3と、相手電話端末4との通話を実現する。このため、データ通信網接続部12には、主装置1の通話チャンネルと、この通話チャンネルを用いて通話を行うボタン電話端末2またはIP電話端末3と相手電話端末4との対応付けが記憶される接続管理テーブル12Aが設けられている。この接続管理テーブル12Aを用いて、データ通信網接続部12は、IP回線54を介してのVoIP通話を管理する。
このようなデータ通信網接続部12は、主装置1が処理可能な通話チャンネルのうち、少なくとも1つの主装置1の通話チャンネルを保留用の通話チャンネルと設定する。
【0011】
IP電話端末接続部13は、データ通信路40を介してIP電話端末3を接続する回路部である。ボタン電話機接続部14は、内線伝送路30を介してボタン電話端末2を接続する回路部である。スイッチ15は、電話網接続部11、ボタン電話機接続部14、データ/音声変換部16の各パスを相互に交換接続する回路部である。データ/音声変換部16は、データ通信網接続部12側の音声パケットとスイッチ15側の音声データとを相互変換する回路部である。保留部17は、保留音を生成し、データ/音声変換部16に送出する回路部である。
【0012】
制御部18は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなるコンピュータ(ハードウェア資源)を有し、所定のプログラムを実行することにより主装置1の各部を制御する機能部である。記憶部19は、保留再捕捉処理に用いる保留管理テーブル19Aの他、制御部18の制御に用いる各種データを記憶する回路部である。
制御部18には、機能手段として、ボタン電話端末2およびIP電話端末3が相手電話端末4の通話を保留にする保留処理を行う保留制御手段18Aが設けられている。この機能手段は、上記ハードウェア資源とプログラムとを協働させることにより実現されている。
【0013】
記録媒体20は、CD−ROMやフレキシブルディスクなどの記録媒体であり、保留制御手段18Aを含む制御部18での各種処理を実現するプログラムが記録されている。
この記録媒体20に記録されているプログラムは、ボタン電話装置の設置後の初期動作時やメンテナンス時など必要に応じて主装置1で読み込まれて記憶部19へ格納され、制御部18での各種処理を実現する。なお、プログラムは、記録媒体20からではなく、データ通信網52や電話網51を介して受信したものを用いてもよい。この場合、プログラムは、データ通信網接続部12または電話網接続部11を介して制御部18で受信され記憶部19へ格納される。
【0014】
ボタン電話端末2が電話網51を介して通話を行う際、制御部18により、スイッチ15を介して電話網接続部11とボタン電話機接続部14とのパスが接続される。そして、電話網51側からの音声信号は、電話網接続部11で音声データへ変換され、スイッチ15、ボタン電話機接続部14および内線伝送路30を介してボタン電話端末2へ送信される。また、ボタン電話端末2からの音声データは、内線伝送路30、ボタン電話機接続部14およびスイッチ15を介して電話網接続部11へ入力され、ここで音声信号へ変換されて電話網51側へ送信される。
【0015】
一方、IP電話端末3がデータ通信網52を介して通話を行う際、制御部18により、データ通信網接続部12とIP電話端末接続部13とのパスが接続される。そして、データ通信網52側からの音声パケットは、データ通信網接続部12、IP電話端末接続部13およびデータ通信路40を介してIP電話端末3へ送信される。また、IP電話端末3からの音声データは、データ通信路40、IP電話端末接続部13およびデータ通信網接続部12を介してデータ通信網52側へ送信される。
【0016】
なお、ボタン電話端末2がデータ通信網52を介して通話を行う際、データ通信網52側からの音声パケットは、データ通信網接続部12を介してデータ/音声変換部16に入力されて音声データへ変換される。そして、その音声データがスイッチ15およびボタン電話機接続部14を介してボタン電話端末2へ送信される。また、ボタン電話端末2からの音声データは、ボタン電話機接続部14およびスイッチ15を介してデータ/音声変換部16へ入力されて音声パケットへ変換される。そして、データ通信網接続部12からデータ通信網52側へ送信される。
【0017】
これに対して、IP電話端末3が電話網51を介して通話を行う場合、電話網51からの音声信号は、電話網接続部11から音声データとして出力され、スイッチ15を介してデータ/音声変換部16へ入力されて音声パケットへ変換される。そして、その音声パケットがIP電話端末接続部13を介してIP電話端末3へ送信される。また、IP電話端末3からの音声パケットは、データ/音声変換部16へ入力されて音声データに変換される。そして、スイッチ15を介して電話網接続部11へ入力され、音声信号として電話網51側へ送信される。
【0018】
さらに、電話網51の通話とデータ通信網52の通話とを中継接続する際、電話網51からの音声信号は、電話網接続部11から音声データとして出力され、スイッチ15を介してデータ/音声変換部16へ入力されて音声パケットへ変換される。そして、その音声パケットがデータ通信網接続部12からデータ通信網52側へ送信される。また、データ通信網52側からの音声パケットは、データ通信網接続部12を介してデータ/音声変換部16に入力されて音声データへ変換される。そして、その音声データがスイッチ15を介して電話網接続部11へ入力され、音声信号として電話網51側へ送信される。
【0019】
図2は、IP電話端末3の構成を示すブロック図である。
IP電話端末3には、データ通信部31、音声処理部32、端末制御部33、表示部34、操作部35、保留部36および記憶部37が設けられている。
データ通信部31は、データ通信路40を介して主装置1とパケット通信を行う回路部である。音声処理部32は、データ通信部31でやりとりする音声パケットと音声信号とを相互に変換したり、着信音などの各種信号音を出力する回路部である。端末制御部33は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、所定のプログラムを読み込んで各部を制御する。
【0020】
表示部34は、LCDやLEDを用いて各種情報を表示する回路部である。操作部35は、ダイヤルキーや各種機能キーを用いて利用者の操作を検出する回路部である。保留部36は、保留キーを用いて利用者の保留操作および保留解除操作を検出する回路部である。記憶部37は、端末制御部33で実行するプログラムやその処理に必要な各種情報を記憶する回路部である。
なお、IP電話端末3としては、通話専用の電話機であってもよく、通話機能備えたパソコンなどの情報通信端末であってもよい。
また、ボタン電話端末2については、データ通信部31に代えて主装置1と内線伝送を行うデータ伝送部を有しているほかは、図2のIP電話端末3と同様の構成をなしており、ここでの詳細な説明は省略する。
【0021】
次に、図3〜7を参照して本実施の形態にかかるボタン電話装置の動作について説明する。
なお、本実施の形態では、主装置1は通話チャンネルを5つ設定できる処理能力を有し、そのうちの1つの通話チャンネルは保留のみに用いると設定する。したがって、主装置1が相手電話端末4との通話に用いることができる通話チャンネルは4つとなる。
【0022】
まず、図3〜5を参照して、通話中の相手電話端末を保留にする場合の動作について説明する。図3は、第1の形態にかかるボタン電話装置の保留動作を示すシーケンス図、図4は、接続管理テーブル12Aを示す図、図5は、保留管理テーブル19Aを示す図である。以下では、一例として、本実施の形態にかかるボタン電話装置の主装置1に収容されたIP電話端末3aが、相手電話端末4aとVoIP通話を行っており、この相手電話端末4aとの通話を保留にする場合について説明する。
【0023】
IP電話端末3aは、相手電話端末4aと通話を行っている(ステップS301)。このIP電話端末3aと相手電話端末4aとの通話は、データ通信網接続部12により管理される。通信網接続部12は、図4に示すように、主装置1の通話チャンネルごとに設けられたレコードに、ボタン電話端末2またはIP電話端末3の識別コードと、相手電話端末4のIPアドレスとを対応付けて格納する接続管理テーブル12Aにより、データ通信網52を介してのVoIP通話を管理する。したがって、主装置1の通話チャンネル1と相手電話端末4aが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルが接続されることにより、IP電話端末3aと相手電話端末4aがVoIP通話を行っている場合、接続管理テーブル12Aには、図4(a)に示すように、通話チャンネル1のレコードに、IP電話端末3aを示す識別コードと、相手電話端末4aのIPアドレスとが格納される。なお、図4並びに後述する図5および図7において、説明の便宜上、IP電話端末3a〜3dの識別コードはそれぞれIP電話端末3a〜3dと、相手電話端末4a〜4fのIPアドレスはそれぞれIPアドレス1〜6と表記する。
【0024】
ここで、IP電話端末3aの利用者により、例えばIP電話端末3aの保留部36の保留キーが押下される等の相手電話端末4aとの通話を保留にすることを意味する保留操作が行われると、IP電話端末3aの保留部36によりその保留操作が検出され(ステップS302)、この保留操作に関する情報(保留操作情報)は、データ通信部31によりデータ通信路40を介して、主装置1に送信される(ステップS303)。
【0025】
IP電話端末3aから保留操作情報を受信すると、主装置1の制御部18は、保留制御手段18Aを起動する。保留制御手段18Aは、IP電話端末3aと通話を行っている相手電話端末4aがIP電話端末3aとの通話に用いているIP回線54の通話チャンネルを、保留用の通話チャンネルに接続するようデータ通信網接続部12に指示を出す。この指示に基づいて、データ通信網接続部12は、図4(b)に示すように、接続管理テーブル12Aにおいて相手電話端末4aのIPアドレス1を保留用の通話チャンネルである通話チャンネル5のレコードに格納するとともに、相手電話端末4aとの通話を通話チャンネル5に切り替える、すなわち相手電話端末4aが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルと主装置1の通話チャンネル5との接続を確立する(ステップS304)。
【0026】
このとき、保留制御手段18Aは、IP電話端末3aが相手電話端末4aとの通話に用いていた通話チャンネル1を解放せず、IP電話端末3aと通話チャンネル1とが接続された状態を維持する。これにより、IP電話端末3aは、相手電話端末4aの保留を解除したときに、即座に通話チャンネル1を用いて相手電話端末4aと通話を行うことができる。
また、保留制御手段18Aは、保留操作情報を検出すると、この保留操作情報の送信元の自端末の識別コードと、この自端末が保留にした相手電話端末4のIPアドレスとを対応付けて、記憶部19の保留管理テーブル19Aに格納する。したがって、保留管理テーブル19Aには、図5(a)に示すようにIP電話端末3aの識別コードと相手電話端末4aのIPアドレス1とが対応付けて格納される。
【0027】
通話チャンネル5は、保留専用のチャンネルとして設定されている。このような通話チャンネル5には、保留部17で作成された保留音が、データ/音声変換部16により音声パケットに変換されて入力される。したがって、相手電話端末4aとの通話が通話チャンネル5に切り替えられると、データ通信網接続部12は、保留音の音声パケットを、この音声パケットのヘッダーに相手電話端末4aのIPアドレスを付加して、IP回線54、データ通信網52を介して相手電話端末4aへ送信する(ステップS305)。これにより、相手電話端末4aのスピーカから保留音が流れることになり、相手電話端末4aの利用者は、IP電話端末3aとの通話が保留にされたことを識別することができる。なお、上述した保留音の音声パケットは、相手電話端末4aが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルと主装置1の通話チャンネル5との接続が確立されている限り、相手電話端末4aに対して送出され続ける。
【0028】
IP電話端末3aの利用者により、例えばIP電話端末3aの保留部36の保留キーが再押下される等の相手電話端末4aとの通話の保留を解除して相手電話端末4aと通話を行うことを意味する保留解除操作が行われると、IP電話端末3aの保留部36によりその保留解除操作が検出され(ステップS306)、この保留解除操作に関する情報(保留解除情報)は、データ通信部31によりデータ通信路40を介して、主装置1に送信される(ステップS307)。
【0029】
保留制御手段18Aは、IP電話端末3aから保留解除情報を受信すると、保留解除情報に含まれる保留解除チャンネルに基づき保留管理テーブル19Aを参照して、IP電話端末3aが保留解除する相手電話端末4を検索する。この場合、IP電話端末3aが保留を解除するための情報なので、保留管理テーブル19A(図5(a))に示すように、IP電話端末3aの保留相手(電話端末4a)のIPアドレス1を取得することができる。したがって、保留制御手段18Aは、図4(a)に示すように、接続管理テーブル12Aにおいて、相手電話端末4aのIPアドレス1を、IP電話端末3aが接続されている通話チャンネル1のレコードに格納するとともに、相手電話端末4aとの通話を通話チャンネル1に切り替える、すなわち相手電話端末4aが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルとIP電話端末3aが捕捉している主装置1の通話チャンネル1との接続を確立する(ステップS308)。これにより、相手電話端末4aの保留が解除され、IP電話端末3aと相手電話端末4aは、通話チャンネル1を用いて通話を行うことが可能となる(ステップS309)。このように、本実施の形態によれば、処理可能な通話チャンネルのうち1つの通話チャンネルを保留用の通話チャンネルと設定することにより、新たな着信が到来すると、この着信が到来するまで通話をしていた相手電話端末との通話を、その保留用の通話チャンネルに切り替えることにより、その着信に応答することが可能となるため、保留制御を確実に行うことができる。
【0030】
次に、図5〜7を参照して、主装置1の全ての通話チャンネルを使用中に新たな着信が到来した際、その着信に応答する場合の動作について説明する。図6は、本実施の形態にかかるボタン電話装置の外線着信時の保留動作を示すシーケンス図、図7は、全ての通話チャンネルが使用中の場合の接続管理テーブル12Aを示す図である。以下では、一例として、主装置1の全ての通話チャンネルが使用中の際に、相手電話端末4eから着信が到来し、この着信にIP電話端末3aが応答する場合について説明する。
【0031】
IP電話端末3aは、主装置1の通話チャンネル1を用いて相手電話端末4aとVoIP通話を行っている(ステップS601)。また、図7(a)に示すように、IP電話端末3b〜3dは、それぞれ主装置1の通話チャンネル2〜4を用いて相手電話端末4b〜4dとVoIP通話を行っている。したがって、この状況において、主装置1に使用可能な通話チャンネルは存在しない。
【0032】
このような状況において、相手電話端末4eから着信が到来すると(ステップS602)、主装置1の制御部18は、VoIP通話を行っている自端末、すなわちIP電話端末3a〜3dのHSのスピーカから話中着信音を鳴動させる(ステップS603)。なお、VoIP通話を行っている自端末がボタン電話端末2の場合にも、このボタン電話端末2のHSのスピーカから話中着信音を鳴動させる。
【0033】
IP電話端末3a〜3dのうち何れかのIP電話端末3、例えばIP電話端末3aの保留部36により保留操作が検出されると(ステップS604)、この保留操作情報は、データ通信部31によりデータ通信路40を介して、主装置1に送信される(ステップS605)。
【0034】
IP電話端末3aから保留操作情報を受信すると、主装置1の制御部18は、保留制御手段18Aを起動する。保留制御手段18Aは、相手電話端末4aがIP電話端末3aとの通話に用いているIP回線54の通話チャンネルを、主装置1の保留用の通話チャンネルに接続するようデータ通信網接続部12に指示を出す。この指示に基づいて、データ通信網接続部12は、図7(b)に示すように、接続管理テーブル12Aにおいて相手電話端末4aのIPアドレス1を保留用の通話チャンネルである通話チャンネル5のレコードに格納するとともに、相手電話端末4aとの通話を通話チャンネル5に切り替える(ステップS606)。
【0035】
このとき、データ通信網接続部12は、IP電話端末3aが相手電話端末4aとの通話に用いていた通話チャンネル1を解放せず、IP電話端末3aと通話チャンネル1とが接続された状態を維持する。
また、保留制御手段18Aは、IP電話端末3aの識別コードと、このIP電話端末3aとVoIP通話を行っていた相手電話端末4aのIPアドレスとを対応付けて、記憶部19の保留管理テーブル19Aに格納する。したがって、保留管理テーブル19Aには、図5(a)に示すように、IP電話端末3aの識別コードと相手電話端末4aのIPアドレス1とが対応付けて格納される。
【0036】
相手電話端末4aとの通話が通話チャンネル5に切り替えられると、データ通信網接続部12は、保留音の音声パケットを、この音声パケットのヘッダーに相手電話端末4aのIPアドレス1を付加して、相手電話端末4aに送信する(ステップS607)。この保留音の音声パケットは、相手電話端末4aと通話チャンネル5との接続が確立されている限り、相手電話端末4aに対して送出され続ける。
【0037】
ここで、IP電話端末3aの利用者により、例えばIP電話端末3aの操作部35の外線キーが押下される等の着信が到来した相手電話端末4eに応答することを意味する外線捕捉操作が行われると、IP電話端末3aの操作部35によりその外線捕捉操作が検出され(ステップS608)、この外線捕捉操作に関する情報(外線捕捉情報)は、データ通信部31によりデータ通信路40を介して、主装置1に送信される(ステップS609)。
【0038】
IP電話端末3aから外線捕捉情報を受信すると、保留制御手段18Aは、着信が到来した相手電話端末4eが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルを、IP電話端末3aが捕捉している通話チャンネル1に接続するようデータ通信網接続部12に指示を出す。この指示に基づいて、データ通信網接続部12は、図7(c)に示すように、接続管理テーブル12Aにおいて、相手電話端末4eのIPアドレス5を、IP電話端末3aが格納された通話チャンネル1のレコードに格納するとともに、相手電話端末4eとの通話を通話チャンネル1に切り替える、すなわち相手電話端末4eが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルとIP電話端末3aが捕捉している主装置1の通話チャンネル1との接続を確立する(ステップS610)。これにより、通話チャンネル1を用いたIP電話端末3aと相手電話端末4eとのVoIP通話が実現される(ステップS611)。
【0039】
IP電話端末3aと相手電話端末4eとの通話が終了し、例えばIP電話端末3aの利用者によりIP電話端末3aがオフフックにされる等の通話が終了したことを意味する終話操作が行われると、IP電話端末3aの操作部35によりその終話操作が検出され(ステップS612)、この終話操作に関する情報(終話操作情報)は、データ通信部31によりデータ通信路40を介して、主装置1に送信される(ステップS613)。
【0040】
IP電話端末3aから終話操作情報を受信すると、保留制御手段18Aは、IP電話端末3aと通話を行っていた相手電話端末4eが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルと、IP電話端末3aが捕捉している相手電話端末4aとの通話に用いていた通話チャンネル1との接続を切断するようデータ通信網接続部12に指示を出す。この指示に基づいて、データ通信網接続部12は、図7(b)に示すように、接続管理テーブル12Aにおいて、相手電話端末4eのIPアドレス5を通話チャンネル1のレコードから削除するとともに、相手電話端末4eが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルとIP電話端末3aが捕捉している主装置1の通話チャンネル1との接続を切断する(ステップS614)。このとき、データ通信網接続部12は、IP電話端末3aが相手電話端末4aとの通話に用いていた主装置1の通話チャンネル1を解放せず、IP電話端末3aと通話チャンネル1とが接続された状態を維持する。
【0041】
IP電話端末3aの利用者により保留再捕捉操作が行われると、IP電話端末3aの保留部36によりその保留再捕捉操作が検出され(ステップS615)、この保留再捕捉情報は、データ通信部31によりデータ通信路40を介して、主装置1に送信される(ステップS616)。
【0042】
保留制御手段18Aは、IP電話端末3aから保留再捕捉情報を受信すると、保留管理テーブル19Aを参照して、IP電話端末3aが保留にしていた相手電話端末4を検索する。上述したようにIP電話端末3aは、相手電話端末4aを保留にしたので、保留管理テーブル19Aには、図5(a)に示すようにIP電話端末3aと相手電話端末4aのIPアドレス1とが対応付けて格納されている。したがって、保留制御手段18Aは、図7(a)に示すように、接続管理テーブル12Aにおいて、相手電話端末4aのIPアドレス1を、IP電話端末3aが接続されている通話チャンネル1のレコードに格納するとともに、相手電話端末4aとの通話を通話チャンネル1に切り替える、すなわち相手電話端末4aが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルとIP電話端末3aが捕捉している主装置1の通話チャンネル1との接続を確立する(ステップS617)。これにより、相手電話端末4aの保留が解除され、IP電話端末3aと相手電話端末4aとは、通話チャンネル1を用いてVoIP通話を行うことが可能となる(ステップS618)。
【0043】
このように、本実施の形態によれば、処理可能な通話チャンネルのうち1つの通話チャンネルを保留用の通話チャンネルと設定することにより、通話チャンネルが全て使用中に新たな着信が到来しても、その着信に応答することができるため、保留制御を確実に行うことができる。
【0044】
なお、ステップS611の状態、すなわち主装置1の通話チャンネルが全て使用中で、かつ保留用の通話チャンネルも使用中の状態において、さらに着信が到来し、この着信に応答する場合、本実施の形態にかかるボタン電話装置は、以下に示すように動作する。ここで、一例として、ステップS611の状態において、相手電話端末4fから着信が到来し、この着信にIP電話端末3bが応答する場合について説明する。
【0045】
相手電話端末4fから着信が到来し、主装置1の制御部18がVoIP通話を行っている自端末、すなわちIP電話端末3a〜3dのHSのスピーカから話中着信音を鳴動させ、IP電話端末3bの保留部36の保留キーが利用者により押下されると、IP電話端末3bの保留部36によりその保留操作が検出され、この保留操作情報が、データ通信部31によりデータ通信路40を介して、主装置1に送信される。
IP電話端末3bから保留操作情報を受信すると、主装置1の制御部18の保留制御手段18Aは、IP電話端末3bと通話を行っている相手電話端末4bが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルを主装置1の保留用の通話チャンネルに接続するようデータ通信網接続部12に指示を出す。この指示に基づいて、データ通信網接続部12は、図7(d)に示すように、接続管理テーブル12Aにおいて、相手電話端末4bのIPアドレス2を、保留用の通話チャンネルである通話チャンネル5のレコードに、既に格納されている相手電話端末4aのIPアドレス1とともに格納する。また、データ通信網接続部12は、相手電話端末4bと通話チャンネル5と通話を切り替える。
【0046】
このとき、データ通信網接続部12は、IP電話端末3bが相手電話端末4bとの通話に用いていた主装置1の通話チャンネル2を解放せず、IP電話端末3bと通話チャンネル2とが接続された状態を維持する。
また、保留制御手段18Aは、IP電話端末3bの識別コードと、このIP電話端末3bと相手電話端末4bのIPアドレスとを、記憶部19の保留管理テーブル19Aに格納する。したがって、保留管理テーブル19Aには、図5(b)に示すように、IP電話端末3aの識別コードと相手電話端末4aのIPアドレス1およびIP電話端末3bの識別コードと相手電話端末4bのIPアドレス2とがそれぞれ対応付けて格納される。
【0047】
相手電話端末4bとの通話が通話チャンネル5に切り替えられると、データ通信網接続部12は、保留音の音声パケットをコピーし、通話チャンネル5に接続されている相手電話端末4aと相手電話端末4bとにそれぞれに送出する音声パケットを用意する。そして、これらの音声パケットを、それぞれのヘッダーに相手電話端末4aまたは相手電話端末4bのIPアドレスを付加して、相手電話端末4aおよび相手電話端末4bへ送信する。保留音の音声パケットは、相手電話端末4aまたは相手電話端末4bと通話チャンネル5との接続が確立されている限り、相手電話端末4aまたは相手電話端末4bに対して送出され続ける。
【0048】
ここで、IP電話端末3bの利用者により外線捕捉操作が行われ、IP電話端末3bの操作部35によりその外線捕捉操作が検出されると、この外線捕捉情報は、データ通信部31によりデータ通信路40を介して、主装置1に送信される。IP電話端末3bから外線捕捉情報を受信すると、保留制御手段18Aは、着信が到来した相手電話端末4fが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルを、IP電話端末3bが捕捉している主装置1の通話チャンネル2に接続するようデータ通信網接続部12に指示を出す。この指示に基づいて、データ通信網接続部12は、図7(d)に示すように、接続管理テーブル12Aにおいて、相手電話端末4fのIPアドレス6をIP電話端末3bが格納された通話チャンネル2のレコードに格納するとともに、相手電話端末4fとの通話を通話チャンネル2に切り替える。これにより、通話チャンネル2を用いたIP電話端末3bと相手電話端末4fとのVoIP通話が実現される。
【0049】
上述したように、主装置1の全ての通話チャンネルが使用中で、かつ保留用の通話チャンネルも使用中の際に新たな着信が到来した場合、本実施の形態にかかるボタン電話装置では、保留用の通話チャンネルに複数の相手電話端末4を接続し、保留音の音声パケットをコピーしてそれらの相手電話端末4にそれぞれ送出する音声パケットを用意し、これらの音声パケットを相手電話端末4それぞれのIPアドレスをヘッダーに付加して相手電話端末4に送信する。これにより、本実施の形態では、処理可能な通話チャンネル1が全て使用中に新たな着信が到来しても、その着信に応答することができるため、保留制御を確実に行うことができる。
【0050】
なお、終話操作および保留再捕捉操作並びにこれらに付随する各動作は、図6を参照して上述したステップS612〜S618と同等の動作を行うため、説明は省略する。
また、保留用の通話チャンネルに接続することができる相手電話端末4の数は、上述したように2つに限定されず、適宜自由に設定することができる。これにより、本実施の形態にかかるボタン電話装置は、処理可能な通話チャンネルが全て使用中に新たな着信が複数到来しても、それらの着信に応答することができる。
【0051】
次に、図4、図7および図8を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図8は、第2の実施の形態にかかるボタン電話装置の動作を示すタイミングチャートである。なお、第2の実施の形態は、図6を参照して説明した第1の実施の形態において、図6のステップS608およびステップS615並びにこれらのステップに付随する動作を省略したものである。したがって、第1の実施の形態と同様の構成要素には同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
【0052】
IP電話端末3aは、通話チャンネル1を用いて相手電話端末4aとVoIP通話を行っている(ステップS801)。また、図7(a)に示すように、IP電話端末3b〜3dは、それぞれ通話チャンネル2〜4を用いて相手電話端末4b〜4dとVoIP通話を行っている。したがって、この状況において、主装置1に使用可能な通話チャンネルは存在しない。
【0053】
このような状況において、相手電話端末4eから着信が到来すると(ステップS802)、主装置1の制御部18は、主装置1の通話チャンネルを用いてVoIP通話を行っている自端末、すなわちIP電話端末3a〜3dのHSのスピーカから話中着信音を鳴動させる(ステップS803)。
【0054】
IP電話端末3a〜3dのうち何れかのIP電話端末3、例えばIP電話端末3aの利用者により保留操作が行われ、IP電話端末3aの保留部36によりその保留操作が検出されると(ステップS804)、この保留操作情報は、データ通信部31によりデータ通信路40を介して、主装置1に送信される(ステップS805)。
【0055】
IP電話端末3aから保留操作情報を受信すると、主装置1の制御部18は、保留制御手段18Aを起動する。保留制御手段18Aは、IP電話端末3aと通話を行っている相手電話端末4aが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルを、主装置1の保留用の通話チャンネルに接続するようデータ通信網接続部12に指示を出す。この指示に基づいて、データ通信網接続部12は、図7(b)に示すように、接続管理テーブル12Aにおいて、相手電話端末4aのIPアドレス1を保留用の通話チャンネルである通話チャンネル5のレコードに格納するとともに、相手電話端末4aとの通話を通話チャンネル5に切り替える(ステップS806)。
【0056】
このとき、データ通信網接続部12は、IP電話端末3aが相手電話端末4aとの通話に用いていた通話チャンネル1を解放せず、IP電話端末3aと通話チャンネル1とが接続された状態を維持する。
また、保留制御手段18Aは、IP電話端末3aの識別コードと、このIP電話端末3aと相手電話端末4aのIPアドレスとを、記憶部19の保留管理テーブル19Aに格納する。したがって、保留管理テーブル19Aには、図5(a)に示すように、IP電話端末3aの識別コードと相手電話端末4aのIPアドレス1とが対応付けて格納される。
【0057】
相手電話端末4aとの通話が通話チャンネル5に切り替えられると、データ通信網接続部12は、保留音の音声パケットを、この音声パケットのヘッダーに相手電話端末4aのIPアドレスを付加して、相手電話端末4aに送信する(ステップS807)。この保留音の音声パケットは、相手電話端末4aと通話チャンネル5との接続が確立されている限り、相手電話端末4aに対して送出され続ける。
【0058】
さらに、保留制御手段18Aは、着信が到来した相手電話端末4eが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルを、IP電話端末3aが捕捉している主装置1の通話チャンネル1に接続するようデータ通信網接続部12に指示を出す。この指示に基づいて、データ通信網接続部12は、図7(c)に示すように、接続管理テーブル12Aにおいて、相手電話端末4eのIPアドレス5をIP電話端末3aが格納された通話チャンネル1のレコードに格納するとともに、相手電話端末4eとの通話を通話チャンネル1に切り替える(ステップS808)。これにより、通話チャンネル1を用いたIP電話端末3aと相手電話端末4eとのVoIP通話が実現される(ステップS809)。
【0059】
IP電話端末3aと相手電話端末4aとのVoIP通話が終了し、IP電話端末3aの操作部35により終話操作が検出されると(ステップS810)、この終話操作情報は、データ通信部31によりデータ通信路40を介して、主装置1に送信される(ステップS811)。
【0060】
IP電話端末3aから終話操作情報を受信すると、保留制御手段18Aは、IP電話端末3aと通話を行っていた相手電話端末4aが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルと、IP電話端末3aが捕捉している主装置1の通話チャンネル1との接続を切断するようデータ通信網接続部12に指示を出す。この指示に基づいて、データ通信網接続部12は、接続管理テーブル12Aにおいて、図7(b)に示すように、相手電話端末4eのIPアドレス5を通話チャンネル1のレコードから削除するとともに、相手電話端末4eが捕捉しているIP回線54の通話チャンネルと主装置1の通話チャンネル1との接続を切断する(ステップS812)。
【0061】
また、保留制御手段18Aは、保留管理テーブル19Aを参照して、IP電話端末3aが保留にしていた相手電話端末4を検索する。上述したようにIP電話端末3aは、相手電話端末4aを保留にしたので、保留管理テーブル19Aには、図5(a)に示すようにIP電話端末3aと相手電話端末4aのIPアドレス1とが対応付けて格納されている。したがって、保留制御手段18Aは、図7(a)に示すように、接続管理テーブル12Aにおいて、相手電話端末4aのIPアドレス1をIP電話端末3aが接続されている通話チャンネル1のレコードに格納するとともに、相手電話端末4aとの通話を主装置1の通話チャンネル1に切り替える(ステップS813)。これにより、相手電話端末4aの保留が解除され、IP電話端末3aと相手電話端末4aは、通話チャンネル1を用いてVoIP通話を行うことが可能となる(ステップS814)。
【0062】
このように、本実施の形態によれば、1度の保留操作で相手電話端末を保留にすることができるので、使い勝手がよい。また、本実施の形態によれば、終話操作を行うと、保留にしていた相手電話端末と自動的に接続されるので、使い勝手がよい。
【0063】
なお、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、保留用の通話チャンネルに複数の相手電話端末4を接続することができる。
【0064】
また、上記第1および第2の実施の形態において、保留操作、外線捕捉操作、終話操作および保留再捕捉操作は、上述した方法に限定されず、適宜自由に設定することができる。
また、上記第1および第2の実施の形態において、終話操作はIP電話端末3側が行うと説明したが、相手電話端末4側が行うようにしてもよい。
【0065】
また、上記第1および第2の実施の形態において、相手電話端末4を保留にしたIP電話端末3がその保留の解除または保留再捕捉を行うように説明したが、相手電話端末4を保留にしたIP電話端末3以外のIP電話端末3がその保留の解除または保留再捕捉を行うようにしてもよい。
また、上記第1および第2の実施の形態において、相手電話端末4とがVoIP通話を行うのはIP電話端末3に限定されず、ボタン電話端末2が行うようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、処理可能な通話チャンネルのうち、少なくとも1つの通話チャンネルを保留用の通話チャンネルと設定することにより、処理可能な通話チャンネルが全て使用中に新たな着信が到来しても、その着信に応答することができるため、保留制御を確実に行うことができる。
また、本発明によれば、保留用の通話チャンネルが複数の相手電話端末と接続可能なので、処理可能な通話チャンネルが全て使用中に新たな着信が複数到来しても、それらの着信に応答することができるため、保留制御を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態にかかるボタン電話装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 IP電話端末3の構成を示すブロック図である。
【図3】 第1の形態にかかるボタン電話装置の保留動作を示すシーケンス図である。
【図4】 接続管理テーブル12Aを示す図である。
【図5】 保留管理テーブル19Aを示す図である。
【図6】 本実施の形態にかかるボタン電話装置の外線着信時の保留動作を示すシーケンス図である。
【図7】 全ての通話チャンネルが使用中の場合の接続管理テーブル12Aを示す図である。
【図8】 第2の実施の形態にかかるボタン電話装置の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…主装置、2…ボタン電話端末、3、3a〜3d…IP電話端末、4、4a〜4f…相手電話端末、11…電話網接続部、12…データ通信網接続部、12A…接続管理テーブル、13…IP電話端末接続部、14…ボタン電話機接続部、15…スイッチ、16…データ/音声変換部、17…保留部、18…制御部、18A…保留制御手段、19…記憶部、19A…保留管理テーブル、20…記憶媒体、30…内線伝送路、40…データ通信路、51…電話網、52…データ通信網、53…電話回線、54…IP回線。
Claims (3)
- 少なくとも1つの子機と、この子機を収容IP回線を介して接続される相手先電話端末と前記子機との通話を制御する主装置とから構成されるボタン電話装置において、
前記主装置は、
複数の通話チャンネルのうち1の通話チャンネルと接続されて前記子機の1つと通話中の前記相手先電話端末を保留操作の検出に応じて保留用に設定された他の通話チャンネルに切り替える接続手段
を備え、
2以上の相手先電話端末との通話が保留にされるときには、これら複数の相手先電話端末を前記保留用に設定された他の通話チャンネルに接続する
ことを特徴とするボタン電話装置。 - 請求項1記載のボタン電話装置において、
前記接続手段は、前記相手先電話端末が前記保留用の他の通話チャンネルに接続されている間、当該相手先電話端末が保留前に接続されていた前記1の通話チャンネルを開放しない
ことを特徴とするボタン電話装置。 - 請求項1または2記載のボタン電話装置において、
前記主装置は、
前記他の通話チャンネルに接続された前記相手先電話端末の識別情報と当該相手先電話端末が保留にされる前に接続されていた子機の識別情報とを対応づけて記憶する保留管理テーブル
をさらに備えることを特徴とするボタン電話装置。
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