JP4147802B2 - プロジェクタ選択支援サーバ、プロジェクタ選択支援装置、プロジェクタ選択支援方法、プロジェクタ選択支援プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

プロジェクタ選択支援サーバ、プロジェクタ選択支援装置、プロジェクタ選択支援方法、プロジェクタ選択支援プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプロジェクタ選択支援システムなどに関し、詳しくは、プロジェクタの機能をシミュレートすることにより、ユーザが適切に所望のプロジェクタの機種を選択することができるようにしたプロジェクタ選択支援システムなどに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、視聴覚室や会議室等の特定の場所へ備え付けた状態で使用されていたプロジェクタ(光投影表示装置)が、近年では小型化、及び低価格化が進んで携帯可能なサイズとなり、一般のビジネスシーンや一般家庭でも広く使用されるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のプロジェクタは、専門知識を有する者が、備え付けようとする場所に実際に赴き、当該場所の広さ、明るさ、又は、収容人員等に応じて、最適なプロジェクタを選択するとともに、実際に選択したプロジェクタによる試写を行っていた。しかしながら、前述のように小型化と低廉価が進んで出荷台数が増加すると、専門知識を有する者が全ての場所に赴くことは困難となりつつある。その結果、ユーザがこれらの者に代わって試写を行わずに独自に判断する必要が生じ、ユーザの負担が増大するという問題点があった。
【0004】
また、販売店等の販売員に対して以上のような知識を伝授し、そのような知識に基づいて各ユーザに説明させることも可能である。しかし、プロジェクタを選択する要素は複数の要因が関係しているため、これらの要因を全て勘案して最適なプロジェクタを選択するのは困難である場合が少なくないという問題点もあった。
【0005】
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザがプロジェクタを適切に選択することが可能なプロジェクタ選択支援システムなどを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、プロジェクタの選択を支援する支援コンテンツを端末に送信するプロジェクタ選択支援サーバであって、前記端末から前記支援コンテンツの送信要求を受信する送信要求受信手段と、前記送信要求受信手段で、前記端末から送信要求を受信した場合に、投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域の形状と大きさ、及び、前記投影画像と前記視聴領域の位置関係、に関する視聴領域情報を複数格納した視聴領域情報格納手段と、投影画像の画像サイズを取得する画像サイズ取得機能と、前記取得した画像サイズを用いて、前記視聴領域情報格納手段から所定の視聴領域情報を取得する視聴領域情報取得機能と、前記取得した視聴領域情報を提示する視聴領域情報提示機能と、を前記端末で実現するためのプロジェクタ選択支援プログラムと、を格納した支援コンテンツを前記端末に送信する支援コンテンツ送信手段と、を備えたことを特徴とするプロジェクタ選択支援サーバを提供する。
ここで、前記プロジェクタ選択支援プログラムは、プロジェクタの機種を取得する機種取得機能と、前記取得した機種に係るプロジェクタの光出力と、前記取得した視聴領域情報とから、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得機能と、前記取得した明るさ条件を提示する明るさ条件提示機能と、を更に前記端末で実現するように構成することもできる。
更に、前記プロジェクタ選択支援プログラムは、前記視聴領域内での視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得機能と、前記取得した視聴者配置情報と、前記取得した視聴領域情報とから、前記視聴領域内で視聴可能な視聴者の人数を取得する人数取得機能と、前記取得した人数を提示する人数提示機能と、を更に前記端末で実現するように構成することもできる。
また、前記視聴領域情報提示機能は、前記視聴領域情報を視覚的に表すための画像を表示するように構成することもできる。
また、本発明は、前記目的を達成するために、投影画像の画像サイズを取得する画像サイズ取得手段と、前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域の形状と大きさ、及び、前記投影画像と前記視聴領域の位置関係、に関する視聴領域情報を、前記取得した画像サイズを用いて決定する視聴領域情報決定手段と、前記決定した視聴領域情報を提示する視聴領域情報提示手段と、を備えたことを特徴とするプロジェクタ選択支援装置を提供する。
また、プロジェクタの機種を取得する機種取得手段と、前記取得した機種に係るプロジェクタの光出力と、前記決定した視聴領域情報とから、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得手段と、前記取得した明るさ条件を提示する明るさ条件提示手段と、を更に備えるように構成することもできる。
また、前記視聴領域内での視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得手段と、前記取得した視聴者配置情報と、前記決定した視聴領域情報とから、前記視聴領域内で視聴可能な視聴者の人数を取得する人数取得手段と、前記取得した人数を提示する人数提示手段と、を更に備えるように構成することもできる。
更に、前記視聴領域情報提示手段は、前記視聴領域情報を視覚的に表すための画像を表示するように構成することもできる。
また、本発明は、前記目的を達成するために、画像サイズ取得手段と、視聴領域情報決定手段と、視聴領域情報提示手段と、を備えたコンピュータにおいて、投影画像の画像サイズを、前記画像サイズ取得手段で取得する画像サイズ取得ステップと、前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域の形状と大きさ、及び、前記投影画像と前記視聴領域の位置関係、に関する視聴領域情報を、前記取得した画像サイズを用いて前記視聴領域情報決定手段で決定する視聴領域情報決定ステップと、前記決定した視聴領域情報を前記視聴領域情報提示手段で提示する視聴領域情報提示ステップと、から構成されたことを特徴とするプロジェクタ選択支援方法を提供する。
また、前記コンピュータは、機種取得手段と、明るさ条件取得手段と、明るさ条件提示手段と、を更に備え、前記機種取得手段で、プロジェクタの機種を取得する機種取得ステップと、前記取得した機種に係るプロジェクタの光出力と、前記決定した視聴領域情報とから、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を、前記明るさ条件取得手段で取得する明るさ条件取得ステップと、前記明るさ条件提示手段で、前記取得した明るさ条件を提示する明るさ条件提示ステップと、を更に備えるように構成することができる。
また、前記コンピュータは、視聴者配置情報取得手段と、人数取得手段と、人数提示手段と、を更に備え、前記視聴領域内での視聴者の配置に関する視聴者配置情報を前記視聴者配置情報取得手段で取得する視聴者配置情報取得ステップと、前記取得した視聴者配置情報と、前記決定した視聴領域情報とから、前記人数取得手段で前記視聴領域内で視聴可能な視聴者の人数を取得する人数取得ステップと、前記人数提示手段で、前記取得した人数を提示する人数提示ステップと、を更に備えるように構成することもできる。
前記視聴領域情報提示ステップでは、前記視聴領域情報を視覚的に表すための画像が表示されるように構成することもできる。
また、本発明は、前記目的を達成するために、投影画像の画像サイズを取得する画像サイズ取得機能と、前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域の形状と大きさ、及び、前記投影画像と前記視聴領域の位置関係、に関する視聴領域情報を、前記取得した画像サイズを用いて決定する視聴領域情報決定機能と、前記決定した視聴領域情報を提示する視聴領域情報提示機能と、をコンピュータで実現するためのプロジェクタ選択支援プログラムを提供する。
また、プロジェクタの機種を取得する機種取得機能と、前記取得した機種に係るプロジェクタの光出力と、前記決定した視聴領域情報とから、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得機能と、前記取得した明るさ条件を提示する明るさ条件提示機能と、を更に備えるように構成することもできる。
また、前記視聴領域内での視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得機能と、前記取得した視聴者配置情報と、前記決定した視聴領域情報とから、前記視聴領域内で視聴可能な視聴者の人数を取得する人数取得機能と、前記取得した人数を提示する人数提示機能と、を更に備えるように構成することもできる。
また、前記視聴領域情報提示機能は、前記視聴領域情報を視覚的に表すための画像を表示するように構成することもできる。
更に、本発明は、前記プロジェクタ選択支援プログラムを記憶した記憶媒体を提供する。
更に、本発明は、前記目的を達成するために、プロジェクタの選択を支援する支援コンテンツを端末に送信するプロジェクタ選択支援サーバであって、前記端末から前記支援コンテンツの送信要求を受信する送信要求受信手段と、前記送信要求受信手段で、前記端末から送信要求を受信した場合に、投影画像の視聴者の人数を取得する人数取得機能と、前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域内での前記視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得機能と、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得機能と、前記取得した、人数、視聴者配置情報、明るさ条件に対応したプロジェクタの機種を提示する機種提示機能と、を前記端末で実現するためのプロジェクタ選択支援プログラムを格納した支援コンテンツを前記端末に送信する支援コンテンツ送信手段と、を備えたことを特徴とするプロジェクタ選択支援サーバを提供する。
更に、本発明は、前記目的を達成するために、投影画像の視聴者の人数を取得する人数取得手段と、前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域内での前記視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得手段と、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得手段と、前記取得した、人数、視聴者配置情報、明るさ条件に対応したプロジェクタの機種を提示する機種提示手段と、を備えたことを特徴とするプロジェクタ選択支援装置を提供する。
更に、本発明は、前記目的を達成するために、人数取得手段と、視聴者配置情報取得手段と、明るさ条件取得手段と、機種提示手段と、を備えたコンピュータにおいて、前記人数取得手段で、投影画像の視聴者の人数を取得する人数取得ステップと、前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域内での前記視聴者の配置に関する視聴者配置情報を、前記視聴者配置情報取得手段で取得する視聴者配置情報取得ステップと、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ情報を、前記明るさ条件取得手段で取得する明るさ条件取得ステップと、前記取得した、人数、視聴者配置情報、明るさ情報に対応したプロジェクタの機種を、前記機種提示手段で提示する機種提示ステップと、から構成されたことを特徴とするプロジェクタ選択支援方法を提供する。
また、本発明は、前記目的を達成するために、投影画像の視聴者の人数を取得する人数取得機能と、前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域内での前記視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得機能と、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得機能と、前記取得した、人数、視聴者配置情報、明るさ条件に対応したプロジェクタの機種を提示する機種提示機能と、をコンピュータで実現するためのプロジェクタ選択支援プログラムを提供する。
また、本発明は、前記目的を達成するために投影画像の視聴者の人数を取得する人数取得機能と、前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域内での前記視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得機能と、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得機能と、前記取得した、人数、視聴者配置情報、明るさ条件に対応したプロジェクタの機種を提示する機種提示機能と、をコンピュータで実現するためのプロジェクタ選択支援プログラムを記憶したコンピュータが読取り可能な記憶媒体を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
[実施形態の概要]
本実施の形態の選択支援サーバは、ユーザがプロジェクタの機種を選定するのを支援するコンテンツ(以下、選択支援コンテンツと記す)を提供する。
選択支援コンテンツは、端末からの選択支援コンテンツ送信要求に基づき、選択支援サーバから当該端末にネットワークを介して送信されるようになっている。
【0008】
選択支援コンテンツは、プロジェクタの機種、スクリーンサイズ、視聴者の机の配置を入力することができるようになっている。
そして、これらの情報が入力されると、選択支援コンテンツは、投影画像を視聴するのに推奨される視聴エリア、視聴者の人数、画像投影時の環境の明るさ(室内を点灯できるか否か)、などの情報を視覚的に表示する。
ユーザは、選択支援コンテンツが提供するこのシミュレーション機能により、自己の使用目的に合ったプロジェクタの機種を選定することができる。
【0009】
図9は、端末に表示された選択支援画面81の1例を示した図である。ユーザは、選択支援画面81から選択支援コンテンツが提供する機能を利用することができる。
プロジェクタの機種名、画像を投影するスクリーンのサイズ、机の配置は、それぞれ、機種名入力欄84、スクリーンサイズ入力欄86、机配置入力欄88から入力することができる。これらの各値の組合せに対するシミュレーション結果は予めデータベースに用意されており、これら各欄から入力された値は、シミュレーション結果を検索するためのパラメータとして利用される。
【0010】
これらのパラメータが入力されると結果表示エリア90と、視聴エリア表示エリア96にシミュレーション結果が表示される。
結果表示エリア90には、スクリーンサイズ、視聴人数、照明の有無が文字情報として表示される。
一方、視聴エリア表示エリア96には、推奨される最適な視聴エリアと机配置が視覚的に表示される。
【0011】
図6(a)は、選択支援コンテンツ11の構成を概念的に表した図である。
選択支援コンテンツ11には、ユーザが入力したパラメータに応じて結果表示エリア90、視聴エリア表示エリア96の表示を切替えるための表示プログラム12と、表示に用いる表示データを複数格納した表示データ群13が組み込まれている。
【0012】
表示プログラム12は、選択支援コンテンツ11が端末にダウンロードされた後、当該端末で実行される。そして、端末は、表示プログラム12に従って動作することにより、ユーザからの入力に対し、結果表示エリア90、視聴エリア表示エリア96の表示を切替える機能を発揮する。
このため、選択支援コンテンツ11をダウンロードした後は、選択支援サーバに再びアクセスすることなく、各種パラメータに対して、画面の表示を高速に切替えることができる。
ユーザは、プロジェクタに関する専門知識がなくとも、選択支援コンテンツ11を利用することで、手軽に自己の目的に適合したプロジェクタを選定することができる。
【0013】
[実施形態の詳細]
まず、本発明の実施の形態を説明する前に、プロジェクタの光出力値とスクリーンサイズの関係を説明し、その後で、スクリーンサイズと視聴エリアの関係について説明する。
図1は、プロジェクタ5と投影画像6との関係を示した図である。
プロジェクタ5から投射された光は、幅W、及び高さHを一定の比率に保ったままで拡散され、プロジェクタ5からの距離Lに応じた大きさの投影画像6を形成する。
【0014】
ここで、投影画像6の幅Wと高さHとの比率は、一般のパーソナルコンピュータのディスプレイ装置やテレビジョン受像機などの画面では4:3程度であり、映画などの投影面では16:9程度とされている。また、プロジェクタ5から投影された光が拡散される割合は、プロジェクタごとに異なり、また、ズーム機能を有する機種では拡散の度合いを調整することが可能となっている。
【0015】
図2は、プロジェクタ5の光出力値について説明するための図である。プロジェクタ5から投影される光の明るさは、主に内蔵されている光源の明るさ等によって決定されるが、一般的にはANSI(American NationalStandards Institute)ルーメンによって表される。ANSIルーメンを測定する方法としては、図2に示すように画面を9つのエリアa1〜a9に等分し、それぞれのエリアの中心照度ci1〜ci9[ルクス]を測定する。
【0016】
そして、これらの中心照度ci1〜ci9の平均値である平均照度(ai=(ci1+ci2+・・・ci9)/9)を求め、画面全体の面積を乗算して得られた値をANSIルーメンとする。このようにして求めたANSIルーメンは、画面の大きさによらず一定であるので、プロジェクタの明るさを示す値として一般的に用いられる。
【0017】
ところで、投影画像6の明るさは、その面積に反比例して暗くなる関係を有している。また、環境が明るい場合には、投影画像6の視認可能となる画像の照度は増大する。従って、以上の2点から、プロジェクタ5のANSIルーメンと環境の明るさとによって、視認可能な投影画像6の最大面積が決定することになる。
【0018】
本実施の形態では、視認可能な投影画像6の最大面積を決定するにあたり、以下の測定条件の下で照度と視認可能な最大面積との関係を実測した。
(1)スクリーンは、拡散型のピークゲイン0.9程度のものを使用する。
(2)部屋の明るさは、照度計で測定し、机上の面照度750ルクスである環境を基準とする。
(3)スクリーンの真上には照度器具が存在しないものとする。
(4)スクリーンと正対する位置には窓が存在しないか、遮光具を使用しているものとする。
(5)ビデオではなく、パーソナルコンピュータを用いる場合を想定する。
以上の条件に該当する使用状況としては、例えば、明るいオフィス内で、パーソナルコンピュータを用いてプレゼンテーション用の資料を投影する場合などがある。
【0019】
このような環境下において、600[ANSIルーメン]のプロジェクタ5(画面比率4:3)を用いて投影した際に、視認可能な投影画像のサイズ(以下、投影可能画像サイズと記す)は52.5インチ(画面の対角線の長さをインチで示したもの)であるとの実測結果を得た。
【0020】
次に、上の実験結果を用いてプロジェクタの光出力Pと、視認可能な投影画像6のサイズとの関係を求める。
プロジェクタ5の光出力値と、視認可能な投影画像6の最大面積との間には、比例の関係が存在するので、次の式(1)が成り立つ。ここで、プロジェクタ5の光出力値をP[ANSIルーメン]とし、画像サイズをS[インチ]とした。
なお、画像サイズは、画像の対角線の長さで表される。
【0021】
[数1]
600:52.5=P:S ・・・(1)
【0022】
この式をSについて展開すると、以下の式(2)を得る。
【0023】
[数2]
S=52.5×(P/600)1/2 ・・・(2)
【0024】
この式は、プロジェクタ5の光出力値Pと、投影可能画像サイズSとの関係を示している。
次に、画像サイズの幅W、高さHとすると、これらの値と投影可能画像サイズSの間には、以下の式(3)の関係が存在する。なお、W:H=a:bとし、W、Hをそれぞれミリメートル単位で表すことにする。なお1[インチ]=25.4[mm]である。
【0025】
[数3]
W=[(P/600)1/2/((1+(b/a)21/2]×52.5×25.4 ・・・(3)
H=[(P/600)1/2/((1+(a/b))1/2]×52.5×25.4・・・(4)
【0026】
このようにして、画像比率a:b、光出力値P、及び、投影可能な画像の幅W、及び高さHの関係を示す式を得る。
なお、以上の式(1)〜式(4)は、室内の照明を点灯するなど、環境が明るい状態でプロジェクタを用いた場合の画像サイズの最大値を表している。
この最大値を超えて更に大きな画像を投影する場合は、照明を消灯し、更に窓を遮光して室内を暗くするなど、環境を暗くすることが望ましい。
【0027】
次にスクリーンサイズと視聴エリアの関係について説明する。
ここで、視聴エリアとは、スクリーンに投影した画像を視認する際に、視聴者が位置することが推奨される領域である。
なお、スクリーンサイズとは、スクリーンのサイズを当該スクリーンに投影される画像のインチ数で呼んだものであって、投影画像の周囲の余白の部分を含めたスクリーン自体のインチ数のことではない。以下では、投影画像の縦と横の比は3:4であるとする。
【0028】
図3は、スクリーンサイズと視聴エリアの関係を説明するための図である。
この図では、プロジェクタ5とスクリーン7、及び視聴エリア9(辺8a、8b、8c、8dで囲まれた矩形の領域)が示されている。
視聴エリア9のスクリーンに対する位置、及び大きさは、以下の手順により求めたものである。なお、この手順は、実験や経験などにより求めたものである。
【0029】
まず、スクリーン7の幅をWとすると、スクリーン7から辺8aまでの距離は、W×1.5で規定される。
辺8b、8dの端点8f、8gは、スクリーン7の端の端点7f、7gからスクリーン7に垂直な方向に対して45度の角度を成す線と辺8aとの交点である。
スクリーン7から辺8cまでの距離は、(スクリーンのサイズS)×12で規定される。
【0030】
なお、スクリーン7から辺8cまでの距離は、文字ポイントセレクターの20ポイントの漢字が判読可能な距離を実験などにより求めた。より具体的には、各インチのスクリーンでフォントサイズ20で投影される文字の高さの250倍を理論値とした。
以上、視聴エリア9の設定方法の1例について説明したが、視聴エリア9の設定方法は、これに限定するものではなく、他の方法を用いても良い。
【0031】
以上に説明した方法により、環境が明るい状態でプロジェクタを用いた場合の、当該プロジェクタの光出力値と画像サイズの最大値との関係を得ることができ、更にスクリーンサイズと視聴エリアの関係を得ることができた。
【0032】
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図4(a)は、1例に係る本実施の形態のプロジェクタ選択支援システム1のネットワーク構成を示した図である。
プロジェクタ選択支援システム1は、選択支援サーバ2、端末3、3、3、・・・(以下、端末3と記す)、及びネットワーク4などから構成されている。
【0033】
選択支援サーバ2は、例えば、プロジェクタのメーカや販売店などがプロジェクタの販売目的のために設置したサーバ装置であり、ユーザが購入の際にプロジェクタの機種を選定するのを支援する選択支援コンテンツをユーザに提供する。選択支援サーバ2は、他のサーバ装置から識別するためのURL(Uinform Resource Locators)を有している。そして、ユーザは、当該URLを指定することにより端末3から、選択支援サーバ2にアクセスすることができる。
【0034】
詳細は後で説明するが、選択支援コンテンツは、プロジェクタの機種、スクリーンサイズ、及び視聴エリア内の机の配置をパラメータとして入力すると、当該機種による視聴エリアの大きさや照明の有無などを視覚的に確認することができるものである。これによって、ユーザは、自分の使用目的に適合したプロジェクタを選択することができる。
【0035】
ネットワーク4は、例えば、インターネットであり、選択支援サーバ2と端末3とのデータの送受信を媒介する。
ネットワーク4は、通常の電話回線網の他に、LAN(Local AreaNetwork)、WAN(Wide Area Network)、光通信網、人工衛星回線などを接続して構成することができる。
【0036】
選択支援サーバ2と端末3は、ネットワーク4を介してデータ通信を行うために、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの所定のプロトコルを用いる。
【0037】
端末3は、例えば、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、STB(Set Top Box)、ゲーム機などの、選択支援サーバ2と通信可能な機器によって構成された端末装置である。
端末3は、ブラウザ51を備えており、これによってサーバ装置からダウンロードした各種コンテンツを利用することができる。
端末3は、例えば、プロバイダが提供するダイアルアップ接続や、あるいは常時接続などによりネットワーク4に接続することができる。
【0038】
ユーザは、ブラウザ51を用いて端末3から選択支援サーバ2に選択支援コンテンツの送信要求を送ることができる。
一方、選択支援サーバ2は、この送信要求を受信すると、当該端末3に選択支援コンテンツを送信する。
そして、端末3は、選択支援サーバ2から送信されてきた選択支援コンテンツを受信し、ブラウザ51を用いて、選択支援コンテンツが提供する各種の機能や情報を利用することができる。
【0039】
図4(b)は、ブラウザ51とプラグイン52の関係を説明するための図である。
ブラウザ51は、いわゆるWWWブラウザであり、サーバ装置から送信されてきたコンテンツを表示するなどして、ユーザが当該コンテンツを利用可能とするための機能部である。ブラウザ51は、例えば、所定のプログラム(ブラウザプログラム)が端末3のCPU(Central Processing Unit)に実行されることによりソフトウェア的に実現される。
【0040】
WWWサーバから送信されるコンテンツは、例えば、Webページなどを記述するHTML(HyperText Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)、又は独立したマルチメディア・オブジェクトを同期して再生するSMIL(Synchronized Multimedia Integrated Language)などといったマークアップ言語やその他の言語を用いて記述されている。
ブラウザ51は、これらの情報を解釈し、端末3のディスプレイに所定の画面を表示したり、スピーカから音声を発生させたりなどする。
【0041】
ブラウザ51は、プラグイン52、52、・・・、(以下、プラグイン52と記す)を組み込むことにより、その機能を拡張することができる。
ブラウザ51は、HTMLで記述されたファイルを解釈して所定の画面を表示するなどの基本的な機能を提供するが、これにストリーミング映像再生用のプラグイン52を組み込むと、ブラウザ51を用いて映像のストリーミング再生を行うことができるようになる。
【0042】
なお、ストリーミング再生とは、サーバ装置から送信されてくる映像データを受信しながら同時に再生するものである。
この他に、例えば、アニメーションを表示可能とするプラグインや、3次元グラフィックスを表示可能とするプラグインなど、様々な種類のプラグインがある。
【0043】
本実施の形態の端末3で使用するブラウザ51には、選択支援コンテンツに含まれるプログラムを実行可能とするプラグイン52が組み込まれている。後で説明するが、このプログラムは、ユーザが入力したパラメータに対応する表示データを検索し、これをディスプレイに表示する機能をブラウザ51に発揮させるものである。
以下では、このプログラムを表示プログラムと呼ぶことにする。
【0044】
図5は、端末3の構成のハードウェア的な構成の1例を示した図である。
端末3は、制御部26、バスライン43、入力装置34、出力装置38、通信制御部42、記憶装置48、記憶媒体駆動装置46、入出力インターフェース44などの各構成要素を備えている。
【0045】
制御部26は、CPU28、ROM(Read Only Memory)30、RAM(Random Access Memory)32などから構成されている。
制御部26は、バスライン43によって通信制御部42、記憶装置48などの周辺機器を成す各構成要素に接続しており、所定のプログラムに従ってこれら各構成要素を制御したり、各種情報処理などを行う。
本実施の形態では、例えば、制御部26は端末3と選択支援サーバ2とのデータ通信を制御したり、選択支援コンテンツに含まれる表示プログラムを実行したりする。
【0046】
CPU28は、各構成要素とデータの送受信を行い、これらデータを演算、加工してその結果をRAM32や記憶装置48などの記憶手段に記憶したり、各構成要素を制御したりする。
CPU28のこれらの一連の動作は、所定のプログラムにより記述されており、CPU28はレジスタにこれらプログラムを読込んで実行する。なお、レジスタとは、CPU28の内部に備えられた記憶手段である。
【0047】
ROM30は、CPU28が演算や制御を行うための各種のプログラム、データ及びパラメータなどを格納したリードオンリーメモリである。CPU28は、ROM30からプログラムやデータ、パラメータなどを読込むことはできるが、これらを書き換えたり消去することは行わない。
【0048】
RAM32は、CPU28にワーキングメモリとして使用されるランダムアクセスメモリである。CPU28は、RAM32にプログラムやデータなどを書込んだり消去したりすることができる。本実施の形態では、RAM32には、例えば、ブラウザプログラムを読込んでブラウザ51を構成したり、選択支援コンテンツに含まれる表示プログラムを実行したり、選択支援コンテンツに含まれる表示データを格納したりするためのエリアが確保可能となっている。
【0049】
入力装置34は、例えばキーボードやマウスなどの入力装置から構成されており、端末3に対して文字や数字などの各種データを入力するための装置である。ユーザはマウス操作やキーボード操作により、ブラウザ51を操作したり、選択支援コンテンツに対してプロジェクタの機種やスクリーンサイズ、机の配置などのパラメータを入力したりすることができる。
【0050】
キーボードは、カナや英文字などを入力するためのキーや数字を入力するためのテンキー、各種機能キー、カーソルキー及びその他のキーによって構成されている。
ユーザはキーボードを操作することにより、例えば、選択支援サーバ2にアクセスするためのURLなどの文字データを入力することができる。
【0051】
マウスは、ポインティングデバイスである。GUI(Graphical User Interface)などを用いて端末3を操作する場合、ディスプレイにアイコンや各種メニューあるいはボタンなどのオブジェクトが表示されると共に、これらオブジェクトを指し示すポインタが表示される。このポインタは、ユーザがマウスを机上などで移動させると、これに連動して画面上を移動するようになっている。
【0052】
ユーザは、例えばボタンなどの所定のオブジェクトをマウス操作でクリックすることにより、当該オブジェクトに予め設定された各種の情報やコマンドを入力することができる。
なお、クリックとは、ポインタでオブジェクトを指し示しながら所定のマウスボタンを素早く押して離す操作をいう。
【0053】
本実施の形態では、後に示すように、ドロップダウンメニューでプロジェクタの機種、スクリーンサイズ、机の配置などを一覧することができる。そして、一覧されたものの中から所望のものをマウスでクリックすることにより、ユーザはプロジェクタの機種、スクリーンサイズ、机の配置などを入力することができるようになっている。
【0054】
出力装置38は、例えば表示装置、印刷装置などから構成されている。
表示装置は、例えばCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどのディスプレイ装置で構成されている。
【0055】
本実施の形態では、表示装置は、ユーザが入力したプロジェクタの機種、スクリーンサイズ、机の配置に対して得られた視聴エリアや照明の有無などを視覚的に表示することができる。
印刷装置は、例えば、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ、熱転写プリンタ、ドットプリンタなどの各種プリンタ装置によって構成されている。
【0056】
通信制御部42は、端末3をネットワーク4に接続するための装置であって、モデム、ターミナルアダプタその他の接続装置によって構成されている。
端末3は、通信制御部42を用いて選択支援サーバ2と通信することができる。より具体的には、通信制御部42を用いて、選択支援サーバ2に選択支援コンテンツの送信要求を送信し、選択支援サーバ2から送信されてきた選択支援コンテンツを受信することができる。
【0057】
記憶装置48は、読み書き可能な記憶媒体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータを読み書きするための駆動装置によって構成されている。当該記憶媒体として主にハードディスクが使用されるが、その他に、例えば、光磁気ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの他の読み書き可能な記憶媒体によって構成することも可能である。
【0058】
記憶装置48には、ブラウザプログラム51a、プラグインプログラム52aのほか、メモリ管理や入出力管理など端末3を動作させるための基本的なプログラムであるOS(Operating System)や通信制御部42を制御し、端末3と選択支援サーバ2と通信を行うための通信プログラム、その他の各種プログラムや各種データベースなどが記憶されている。
【0059】
ブラウザプログラム51aは、CPU28にブラウザ51の有する機能を発揮させるためのプログラムである。
プラグインプログラム52aは、CPU28にプラグイン52の有する機能を発揮させるためのプログラムである。
プラグインプログラム52aがCPU28により実行されると、プラグイン52がブラウザ51に組み込まれ、ブラウザ51の機能がプラグイン52が提供する機能により拡張される。
【0060】
記憶媒体駆動装置46は、着脱可能な記憶媒体を駆動してデータの読み書きを行うための駆動装置である。着脱可能な記憶媒体としては、例えば、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、半導体メモリ、データをパンチした紙テープ、CD−ROMなどがある。なお、CD−ROMや紙テープは、読込みのみ可能である。
例えば、CPU28は、ソフトウェアをインストールするために、記憶媒体駆動装置46に装着された記憶媒体からプログラムを読込んだり、あるいは、データをバックアップするために、データを出力したりすることができる。
【0061】
入出力インターフェース44は、例えば、シリアルインターフェースやその他の規格のインターフェースにより構成されている。入出力インターフェース44に当該インターフェースに対応した外部機器を接続することにより、端末3の機能を拡張することができる。
入出力インターフェース44に接続される機器としては、例えばハードディスクや、スピーカ、マイクロフォンなどがある。
【0062】
図6(a)は、選択支援コンテンツ11の概念的な構成を示した図である。
選択支援コンテンツ11は、例えば、HTMLなどの通常のマークアップ言語で記述された部分の他に、ユーザが入力したパラメータに応じて適切に画面の表示を切替える表示プログラム12と、当該切替え用の表示データを複数格納した表示データ群13などから構成されている。表示データ群13には、切替えによって表示される全ての表示データが含まれている。
選択支援コンテンツ11により表示される画面は、HTMLによって記述された部分と、表示プログラム12により選択された表示データにより構成された部分から成る。
【0063】
選択支援コンテンツ11は、ユーザから選択支援コンテンツの送信要求があった場合、選択支援サーバ2から端末3に一括して送信される。
そして、端末3は、選択支援コンテンツをダウンロードした後は、表示プログラム12を実行し、ユーザから入力されたパラメータに従って表示画面を切替える。
【0064】
そのため、選択支援コンテンツ11をダウロードした後は、その都度選択支援サーバ2にアクセスしなくても、ユーザが入力したパラメータに対応する画面を表示することができる。
これにより、ユーザがパラメータを入力するたびに、これを選択支援サーバ2に送信し、選択支援サーバ2が該当する表示データを検索して端末3に送信するといった動作が必要ないため、パラメータ入力から画面切替えまでに要する時間を短縮することができる。
【0065】
図6(b)は、表示プログラム12をCPU28が実行した結果生成される表示切替えシステム15の構成を概念的に示した図である。
表示切替えシステム15は、中央処理部16、入力部17、表示更新部18などの各機能部から構成されている。
【0066】
入力部17は、ユーザからの入力(プロジェクタの機種、スクリーンサイズ、机の配置)を取得する。このように、入力部17は、機種取得手段、画像サイズ(スクリーンサイズ)取得手段、視聴者配置情報(机の配置)取得手段を構成している。
中央処理部16は、入力部17が取得した入力をパラメータとして表示データ群13を検索し、検索された表示データを表示更新部18に出力する。表示データには、環境の明るさ条件(点灯したままで良いか、あるいは環境を暗くする必要があるか)や視聴エリアに関する情報や視聴者の人数が含まれている。このため、中央処理部16は、視聴領域情報決定手段、明るさ条件取得手段、人数取得手段を構成している。
その他に、中央処理部16は、ブラウザ51を構成する機能部とのデータのやり取りなど、表示を切替えるのに必要な各種動作を行う。
【0067】
表示更新部18は、中央処理部16から取得した表示データを用いて現在表示している画面を更新する。更新された画面の表示はブラウザ51によって表示装置に表示される。このように、表示更新部18は、視聴領域情報提示手段、明るさ条件提示手段、人数提示手段を構成している。
【0068】
次に、選択支援サーバ2のハードウェア的な構成について説明する。
選択支援サーバ2のハードウェア的な構成は、基本的に端末3と同様である。選択支援サーバ2は、CPUにバスラインを介してROM、RAM、記憶装置、通信制御部などが接続されて構成されている。
【0069】
CPUは、端末3から送信されてきた選択支援コンテンツ11の送信要求に従ってこれを端末3に送信するなど、選択支援サービスを行うための情報処理を行う。
ROMは、選択支援サーバ2が動作するためのプログラムなどが格納されたリードオンリーメモリである。
RAMは、CPUが、選択支援コンテンツ11の送信などの情報処理を行う際にワーキングエリアを提供するランダムアクセスメモリである。
【0070】
記憶装置は、例えばハードディスクなどで構成されており、CPUにサーバ機能を発揮させるサーバプログラムや、端末に送信する選択支援コンテンツ11、OS、その他のプログラムやデータを格納している。
通信制御部は、選択支援サーバ2とネットワーク4を接続し、ネットワーク4を介した端末3と選択支援サーバ2との通信を可能とする。通信制御部は、端末3から選択支援コンテンツ11の送信要求を受信する送信要求受信手段と、当該端末3に選択支援コンテンツ11を送信する支援コンテンツ送信手段を構成している。
このように構成された選択支援サーバ2は、端末3からの要求に従って、端末3に選択支援コンテンツ11を送信することができる。
【0071】
図7は、表示データ群13の論理的な構成の1例を示した図である。
図に示したように、表示データ群13は、プロジェクタの機種110、スクリーンサイズ111、机配置112の3つのパラメータと、これらのパラメータの組合せにより一意的に特定される表示データ113から構成されている。
【0072】
機種110には、ユーザが選択対象とするプロジェクタ全ての機種が用意されている。ユーザは、これらの機種の中から、所望の仕様を満たすものを選ぶことになる。
スクリーンサイズ111は、40インチから150インチまで、各種のサイズが用意されている。これらのサイズはスクリーンサイズの規格として一般的に規定されているものである。
机配置112は、視聴エリア内に配置する机の配置を意味し、「セミナー型」、「コの字型」、「椅子のみ」の3種類が用意してある。具体的な机の配置は後程図示する。
【0073】
表示データ113は、表示装置で視聴エリア、机の配置、照明の有無などを表示するためのデータである。
表示データ113は、表示エリア9の大きさや机の配置、照明の有無などを視覚的に表すための情報と視聴人数や照明の有無、スクリーンサイズなどを文字で表示するための文字情報も含んでいる。
なお、この文字情報は、コードとして含まれていても良いし、画像データなどの一部として含まれていても良い。
具体的な画面は後で図示する。
【0074】
本実施の形態では、1例として、表示データを、ベクターイメージデータ又はベクターアニメーションデータとする。ベクターイメージやベクターアニメーションでは、例えばビットマップなどの画像データに比べてデータ量が小さくて済み、選択支援コンテンツ11のデータ量を小さくすることができる。このため、短時間で選択支援サーバ2から端末3に選択支援コンテンツ11を送信することができる。
なお、これは、表示データをベクターイメージデータ又はベクターアニメーションデータに限定するものではなく、他の形態のデータを用いても良い。
【0075】
以上に説明したように、表示切替えシステム15は、ユーザが入力したこれらのパラメータの組合せを用いて、表示データを切替えることができる。
【0076】
図8は、選択支援コンテンツ11において入力される入力パラメータと、選択支援コンテンツ11がユーザに提示する情報との論理的な関係を示した図である。
図中、波線を付したものは、ユーザが入力するパラメータを表し、四角で囲んだものは、選択支援コンテンツ11がユーザに提供する情報を表している。
まず、スクリーンサイズ61が入力されると、図3で説明したように視聴エリア62が求まる。
【0077】
更に、機種63が入力されると、先に求めた視聴エリア62から照明の有無が次のようにして決まる。
プロジェクタの機種により光出力は予め分かっている。そのため、室内を点灯した状態での当該機種の最大画像サイズが式(1)〜(4)から求まる。
【0078】
この最大画像サイズよりもスクリーング大きくなる場合は、スクリーンに投影される光量が少なくなるため、照明を消し、室内環境を暗くする必要がある。
一方、視聴エリアとスクリーンサイズは対応関係があるため、当該機種ごとに各種視聴エリアの大きさに対する照明の有無を求めることができる。
【0079】
更に、机配置66が入力されると、先に求めた視聴エリア62から視聴人数を求めることができる。
視聴エリア62に机配置66にて机を配置する場合、視聴エリア62の面積と机の大きさから、配置できる机の数が決まる。そのため、机の数から視聴者の人数を求めることができる。
【0080】
このようにして、視聴エリアの大きさが与えられると、当該視聴エリア内に配置する机の配置(例えばセミナー型、コの字型、椅子のみ)により視聴できる人数を推測することができる。
【0081】
以上に説明したように、スクリーンサイズ61、機種63、机配置66の3つのパラメータから視聴エリア62、照明有無64、視聴人数65が求められる。表示データ群13に格納されている表示データは、上の関係を用いて予め作成されたものである。
【0082】
図9は、ブラウザ51によって端末3の表示装置に表示された選択支援画面81を示した図である。
ユーザは、選択支援画面81を用いて選択支援コンテンツ11が提供する機能を利用することができる。
【0083】
選択支援画面81は、機種名入力欄84、スクリーンサイズ入力欄86、机配置入力欄88、結果表示エリア90、視聴エリア表示エリア96などから構成されている。
以下に示す動作は、CPU28が表示プログラム12などに従って動作することにより実現する機能である。
【0084】
機種名入力欄84は、選択対象となっているプロジェクタの機種を入力する欄である。機種名入力欄84の右端には、矢印ボタン85があり、これをクリックすると機種名を選択するためのプルダウンメニューが表示されるようになっている。
【0085】
図10(a)は、矢印ボタン85をクリックした場合に表示されるプルダウンメニューの1例を示した図である。
プルダウンメニューには、選択対象となっているプロジェクタの機種名の一覧が表示される。ユーザは、これら一覧された機種名のうちの何れかをクリックすることによって、当該機種名を入力することができる。入力された機種名は機種名入力欄84に表示される。
【0086】
スクリーンサイズ入力欄86(図9)は、プロジェクタで画像を投影しようとするスクリーンのサイズを入力する欄である。
スクリーンサイズ入力欄86の右端にある矢印ボタン87をクリックするとスクリーンサイズを選択するためのプルダウンメニューが表示される。
【0087】
図10(b)は、矢印ボタン87をクリックした場合に表示されるプルダウンメニューの1例を示した図である。
プルダウンメニューには、画像の投影に使用するスクリーンサイズがサイズの昇順に表示される。スクリーンサイズには、例えば「40インチ」、「50インチ」、「60インチ」、・・・、「150インチ」などと、予め規格化されている値が用意されている。
【0088】
ユーザは、これらのサイズのうちの何れかをクリックすることによって、当該スクリーンサイズを入力することができる。入力されたスクリーンサイズはスクリーンサイズ入力欄86に表示される。
【0089】
机配置入力欄88(図9)は、視聴エリアで希望する机の配置を入力する欄である。入力された机の配置から視聴人数を推定することができる。
机配置入力欄88の右端にある矢印ボタン89をクリックすると机配置を選択するためのプルダウンメニューが表示される。
【0090】
図10(c)は、矢印ボタン89をクリックした場合に表示されるプルダウンメニューの1例を示した図である。
プルダウンメニューで選択できる机の配置として、「セミナー型」、「コの字型」、「椅子のみ」の3種類が用意されている。
ユーザは、これらの机配置のうちの何れかをクリックすることによって、当該机配置を入力することができる。入力された机配置は、机配置入力欄88に表示される。
【0091】
図9に示した結果表示エリア90、視聴エリア表示エリア96は、ユーザが入力した各パラメータの組合せから求められた情報(表示データ113)をユーザに提示するエリアである。
結果表示エリア90は、スクリーンサイズ表示欄92、視聴人数表示欄93、照明有無欄94などから構成されている。
【0092】
スクリーンサイズ表示欄92には、ユーザが選択したスクリーンサイズがインチ数にて表示される。
視聴人数表示欄93には、例えば「16〜24人」などと、ユーザが入力したパラメータに対して求められた視聴人数が表示される。
照明有無欄94には、室内環境が明るいまま画像を投影できる場合は「オン」と表示され、室内環境を暗くする必要がある場合は「オフ」と表示される。
【0093】
視聴エリア表示エリア96は、ユーザが入力したパラメータに対応した視聴エリアの大きさと机配置、及び室内環境の明るさを、視覚的に表示するエリアである。
視聴エリア表示エリア96には、視聴エリア100、プロジェクタ5、スクリーン101、机105、105、・・・、105、(以下、机105と記す)、視聴エリア位置寸法102、視聴エリア寸法103、104などが、視聴エリア100を上部から鳥瞰した図として表示される。
【0094】
視聴エリア100は、図中点線で囲まれた領域であり、スクリーン101の幅から、図3で説明した方法によって求めたものである。このエリア内で視聴者は快適に投影画像を視聴することができる。
視聴エリア位置寸法102は、スクリーン101から視聴エリア100までの距離を表し、視聴エリア寸法103、104は、それぞれ視聴エリアの辺の長さを表している。
【0095】
机105は、机配置入力欄88で指定された机の配置にて、視聴エリア100に机を配置したところを示している。図中の机の配置は机配置入力欄88で「コの字型」を選択した場合を示している。コの字型は、例えば、スクリーン101に投影された画像を用いて会議などを行う場合に用いられるレイアウトである。机のサイズは、横幅が1800[mm]、奥行きが視聴者の占有する領域を含めて1500[mm]とした。
【0096】
視聴エリア表示エリア96の背景は、室内環境の明るさによって異なるように設定されている。
室内環境が明るい場合、即ち照明有無欄94の表示が「オン」の場合は、背景として、例えば白色などの明るいが設定されており、室内環境が暗い場合、即ち照明有無欄94の表示が「オフ」の場合は、背景として、例えば灰色などの暗い色が設定されている。このため、ユーザは、照明有無欄94の表示の他に、視聴エリア表示エリア96内の画像の背景から室内環境の明るさ視覚的に確認することができる。
【0097】
図11(a)は、ユーザが机配置入力欄88で「セミナー型」を選択した場合に表示される机105の配置を示した図である。なお、図中では、最後尾の机のみ符号を付している。
セミナー型は、例えば、スクリーン101に投影された画像を用いて講義を行ったり、研究発表や企画の発表などを行う場合に用いられる机の配置である。
机のサイズは、横幅が1800[mm]、奥行きが視聴者の占有する領域を含めて1500[mm]とした。また、机の間の通路の幅は600[mm]とした。
【0098】
図11(b)は、ユーザが机配置入力欄88で「椅子のみ」を選択した場合に表示される椅子106、106、・・・、106の配置を示した図である。なお、図中では、最後尾の椅子のみ符号を付している。
この椅子の配置は、例えば、多くの聴衆を対象に講演する場合や、映画の鑑賞を行う場合などに用いられる。
椅子のサイズは、幅が600[mm]、奥行きが前列と後列の椅子の間の空間を含めて900[mm]とした。また、椅子の間の通路の幅は900[mm]とした。
【0099】
視聴人数表示欄93(図9)に表示される人数は、机105や椅子106の配置から予め求めておいたものである。
なお、机のレイアウトは、上で説明したものの他に、机を丸く並べた「丸型」など、各種のものが考えられる。
また、ユーザに提供する情報は、こらの他に例えば、スクリーン101を設置するのに要する天井の高さなども考えられる。
【0100】
図12は、表示切替えシステム15(図6)の動作を説明するためのフローチャートである。
ユーザが表示装置に選択支援画面81(図9)を表示したときは、機種名入力欄84、スクリーンサイズ入力欄86、机配置入力欄88には、予めデフォルト値が設定した状態となっている。また、結果表示エリア90、視聴エリア表示エリア96に表示されている内容も、これらデフォルト値に対応するものとなっている。
【0101】
表示プログラム12は、いわゆるイベントドリブン型のプログラムである。CPU28は、表示プログラム12に従って、これら3つの欄のパラメータがユーザによって変更されたかどうかを監視し、これらパラメータのうち、何れか1つが変更されると、これをきっかけとして新たな表示データ113の検索、及び検索された表示データ113による画面の更新を行う。以下にこの動作についてフローチャートを用いて説明する。
【0102】
まず、中央処理部16(図6)は、プロジェクタの機種、スクリーンサイズ、又は机配置が変更されたか否かを確認する(ステップ5)。
これらのパラメータの変更は、入力部17へこれらのパラメータが新たに入力することにより行われる。なお、入力部17へのパラメータの入力は、ユーザが機種名入力欄84、スクリーンサイズ入力欄86、机配置入力欄88(図9)から所望のパラメータを入力することにより行われる。
【0103】
パラメータが変更されていない場合は(ステップ5;N)、中央処理部16は、表示データ113を切替えずに処理を終える。そして、中央処理部16は、一定時間が経過した後、再び確認動作を行う。
【0104】
パラメータが変更されていた場合は(ステップ5;Y)、中央処理部16は、変更されたパラメータを取得する(ステップ10)。
次に、中央処理部16は、変更されたパラメータと、変更されなかったパラメータとの組合せを用いて表示データ群13を検索し、当該パラメータの組合せに対応する表示データ113を取得する(ステップ15)。
【0105】
次に、中央処理部16は、表示更新部18にステップ15で検索した表示データ113を出力する。表示更新部18は、中央処理部16が検索した表示データ113を用いて結果表示エリア90、視聴エリア表示エリア96の表示内容を更新し(ステップ20)、中央処理部16は処理を終える。
中央処理部16は、ステップ5〜ステップ20に一連の処理を終えた後、再びプロジェクタの機種、スクリーンサイズ、又は机配置が変更されたか否かを確認する。
【0106】
中央処理部16は、以上の動作をユーザが選択支援コンテンツ11の利用を終えるまで継続する。このため、これら3つパラメータの組合せのうち、任意の1つがユーザによって他の値に変更された場合、表示切替えシステム15は、リアルタイムで表示データ113を更新することができる。
【0107】
以上に説明した本実施の形態では、以下のような効果を得ることができる。
まず、ユーザは、端末3で選択支援コンテンツ11を利用することにより、プロジェクタの各機種について、最適な視聴エリア、照明の有無、机のレイアウト、視聴人数などをシミュレーションすることができる。
このため、プロジェクタの販売店等は、販売員をユーザに派遣したり、あるいは係員を直接ユーザに対応させたりすることなく、ユーザにプロジェクタを選択するための情報を提供することができる。
【0108】
ユーザの入力に対して、その都度、選択支援サーバ2にアクセスしなくても、表示を即座に切替えることができる。
ユーザは、手軽にプロジェクタの各機種について有用な情報を得ることができると共に、プロジェクタの販売店やメーカは販売費用を大幅に削減することができる。
【0109】
以上、本発明の1実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した実施形態では、パラメータの各種組合せに対して表示データを予め用意しておいたが、この他に、ユーザが入力したパラメータに対して、視聴エリアを端末3でその都度計算し、計算結果を表示装置に描画するように構成しても良い。
又は、ユーザがパラメータを変化させた場合、変化させたパラメータを端末3から選択支援サーバ2に送信し、選択支援サーバ2が新たなパラメータの組合せに係る表示データを端末3に送信するように構成することもできる。
【0110】
(実施の形態の変形例)
本変形例の選択支援システムは、机配置、人数、照明の有無をパラメータとして入力し、これらのパラメータの組合せに適したプロジェクタの機種やスクリーンサイズなどを出力するものである。
プロジェクタの機種を選定する場合、例えば、定例の会議や、企画書の説明など、予め使用場面が決まっている場合がある。このように、予め使用場面が決まっている場合、机の配置、視聴人数、照明の有無が予想でき、これらの情報から適合するプロジェクタの機種やスクリーンサイズを選定するのが効率的である。
【0111】
以下に、本実施の形態の変形例について説明するが、選択支援サーバ、ネットワーク、及び端末の構成などは、実施の形態と同様である。これら実施と同じ部分については同じ符号を付して説明するものとする。また、本変形例に係る選択支援コンテンツの符号を11aとする。
【0112】
図13は、選択支援コンテンツ11aにおいて入力される入力パラメータと、選択支援コンテンツ11aがユーザに提示する情報との論理的な関係を示した図である。
図中、波線を付したものは、ユーザが入力するパラメータを表し、四角で囲んだものは、選択支援コンテンツ11aがユーザに提供する情報を表している。
【0113】
まず、視聴人数121と机配置122が入力されると、これらの視聴人数を当該机配置で収容するための視聴エリア123が求まる。
次に、視聴エリア123から図3で説明したようにスクリーンサイズ124が求まる。先に説明した実施の形態では、スクリーンサイズ61から視聴エリア62を求めたが、本変形例では逆に視聴エリア123からスクリーンサイズ124を求める。
【0114】
次に、スクリーンサイズ124と、照明有無125からプロジェクタの機種126が選定される。
本変形例では、視認可能な投影画像の最大面積がスクリーンサイズ124よりも大きいものは、全て使用可能なので、入力されたパラメータに対し、複数のプロジェクタの機種126が選定される場合がある。このため、入力されたパラメータの組合せに対して適合する機種名を一覧するようにした。
【0115】
選択支援コンテンツ11aのデータ的な構成は、図6(a)に示したものと同じである。そのため、対応する構成要素は、図6(a)で用いた符号に文字aを付加して表すことにし、以下では図6(a)を援用して説明する。
【0116】
選択支援コンテンツ11aは、例えば、HTMLなどの通常のマークアップ言語で記述された部分の他に、ユーザの入力に応じて適切に画面の表示を切替える表示プログラム12aと、当該切替え用の表示データから成る表示データ群13aなどから構成されている。表示データ群13aには、切替えによって表示される全ての表示データが含まれている。
【0117】
表示プログラム12aは、ユーザから入力されたパラメータ、即ち机配置、視聴人数、照明有無の組合せで特定される表示データを表示データ群13aから検索し、検索された表示データを用いて表示装置の表示を切替えるためのプログラムである。また、本変形例では、入力されたパラメータの組合せに対して複数のプロジェクタの機種が適合するため、更に、パラメータの組合せからなる条件に適合するプロジェクタの機種名を一覧して表示する。
【0118】
図14は、表示データ群13の論理的な構成を示した図である。
図に示したように、表示データ134は、3つのパラメータ、即ち机配置131、視聴人数132、照明有無133の組合せごとに用意されており、これらのパラメータの組合せにより表示データが一意的に決まるようになっている。更に、3つのパラメータの組合せによる投影条件を満たすプロジェクタの対応機種135とスクリーンサイズも表示データ134と共に用意されている。
【0119】
表示プログラム12aをCPU28で実行すると、表示切替えシステムが形成される。
本変形例に係る表示切替えシステムの構成は、図6(b)に示したものと同じである。以下図6(b)を援用しながら、本変形例に係る表示切替えシステム15の機能について説明する。対応する構成要素には、同じ符号の後に文字aを付加して示すことにする。
【0120】
表示切替えシステム15aは、中央処理部16a、入力部17a、表示更新部18aなどの各機能部から構成されている。
入力部17aは、ユーザが入力するパラメータ(机配置、視聴人数、照明有無133)を取得する。
【0121】
中央処理部16aは、入力部17aが取得したパラメータの組合せを用い、表示データ群13aで表示データ134を検索する。中央処理部16aは、検索された表示データ134を表示更新部18aに出力する。また、中央処理部16aは、表示データ134を出力する際に、対応機種135とスクリーンサイズ136も共に表示更新部18a出力する。
表示更新部18aは、中央処理部16aから取得した表示データを用いて現在表示している画面を更新すると共に、中央処理部16aから取得した対応機種135とスクリーンサイズ136を表示する。
【0122】
図15は、端末3の表示装置に表示された選択支援画面140を示した図である。
ユーザは、選択支援画面140を用いて選択支援コンテンツ11aを利用することができる。
選択支援画面140は、机配置入力欄88、人数入力欄143、照明有無入力欄145、結果表示エリア150、視聴エリア表示エリア155などから構成されている。
【0123】
机配置入力欄141は、視聴エリアでの机のレイアウトを入力する欄である。机配置入力欄141の右端にある矢印ボタンをクリックすると、図示しないドロップダウンメニューが机配置入力欄141の下に表示されるようになっている。このドロップダウンメニューには、机のレイアウトとして「セミナー型」、「コの字型」、「椅子のみ」が登録されている。
ユーザは、一覧されたこれらのレイアウトのうちから、所望のものをクリックすることにより、これを机配置入力欄141に入力することができるようになっている。
【0124】
人数入力欄143は、プロジェクタの投影画像を視聴する視聴者の人数を入力する欄である。人数入力欄143の右端にある矢印ボタンをクリックすると、ドロップダウンメニューが人数入力欄143の下に表示されるようになっている。このドロップダウンメニューには、視聴者の人数がいくつかに区分されて表示されるが、ドロップダウンメニューに表示される人数は、机配置入力欄141の入力値に連動して変化するようになっている。
【0125】
これは、同じスクリーンサイズでも視聴者の数が机のレイアウトにより異なるためである。例えば、机配置として「椅子のみ」を選択した場合、視聴エリアに最大240人の視聴者を収容することができる(150インチのスクリーンを使用した場合)が、「セミナー型」、「コの字型」では、240人の視聴者を収容することができない。
そこで、机配置入力欄141で入力された机配置において収容可能な人数が人数入力欄143に入力されるようにしたものである。
【0126】
図16は、矢印ボタン144をクリックした場合に表示されるドロップダウンメニューの1例を各机配置ごとに示した図である。
図16(a)、(b)、(c)は、それぞれ机配置入力欄141で「セミナー型」、「コの字型」、「椅子のみ」を選択した場合に表示されるドロップダウンメニューの1例を示した図である。各人数の後に括弧書きで付記されているインチ数は対応するスクリーンのインチ数であり、ユーザが人数を選択する際の参考とするものである。
【0127】
例えば、ユーザが机配置入力欄141で「セミナー型」を選択した場合、人数入力欄143に現れるドロップダウンメニューには、「6〜9人(40インチ)」、「12〜18人(50インチ)」、・・・、などと、視聴者の人数がスクリーンサイズごとに区分されて表示される。ユーザは、これらの人数のうちから所望の区分をクリックすることにより、人数入力欄143に視聴者の人数を入力することができる。
【0128】
照明有無入力欄145(図15)は、照明を点灯したままプロジェクタを使用するのか、あるいは部屋を暗くして使用するのかを入力する欄である。照明有無入力欄145は、ラジオボタンをクリックすることにより照明の有無を入力するようになっている。
【0129】
室内環境を明るくしたままプロジェクタを使用する場合は「あり」を選択し、室内環境を暗くして使用する場合は「なし」を選択する。
ラジオボタンとは、複数の選択項目の中から1つだけ選択するのに使用するボタンであり、1つのボタンを選択すると、他のボタンの選択が解除されるようになっている。
【0130】
以上に説明した机配置入力欄88、人数入力欄143、照明有無入力欄145から入力された各値は、表示切替えシステム15aの入力部17aに入力される。
表示切替えシステム15aは、これら入力されたパラメータを用いて表示データ群13aを検索して表示データ、対応機種、スクリーンサイズを取得し、結果表示エリア150、視聴エリア表示エリア155に表示を行う。
【0131】
結果表示エリア150は、対応機種表示エリア152、スクリーンサイズ表示エリア153などから構成されている。
対応機種表示エリア152には、机配置入力欄141、人数入力欄143、照明有無入力欄145の各欄に入力された条件を満たすプロジェクタの機種名が表示される。
【0132】
図示しないが、対応機種表示エリア152に表示される機種名には、当該機種に関する詳細情報にリンクが張ってあり、表示された機種名をマウスでクリックすると、当該機種の詳細情報が表示装置にポップアップするようになっている。詳細情報は、例えば当該機種の外観写真、サイズ、重量、価格、消費電力、その他の仕様などを含んでいる。
また、スクリーンサイズ表示エリア153にはスクリーンサイズが表示される。
【0133】
視聴エリア表示エリア155には、視聴エリア(図中の点線で囲まれた領域)が表示される。これは表示データを用いて表示されたものである。視聴エリア表示エリア155に表示される内容は、実施の形態と同様である。
【0134】
以上に説明した本実施の形態の変形例では、ユーザは、机のレイアウト、視聴者の人数、照明の有無を入力することにより、これらの条件を満たすプロジェクタの機種名を選択して一覧することができる。
一覧された機種名を選択すると、更に当該機種に関する詳細情報を参照することができる。
【0135】
以上、本発明の実施形態の変形例について説明したが、本発明は説明した変形例に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
【0136】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザがプロジェクタを適切に選択することが可能なプロジェクタ選択支援システムなどを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロジェクタと投影画像との関係を示した図である。
【図2】プロジェクタの光出力値について説明するための図である。
【図3】スクリーンサイズと視聴エリアの関係を説明するための図である。
【図4】(a)プロジェクタ選択支援システムのネットワーク構成を示した図であり、(b)は、ブラウザとプラグインの関係を説明するための図である。
【図5】端末の構成のハードウェア的な構成の1例を示した図である。
【図6】(a)は、選択支援コンテンツの概念的な構成を表した図であり、(b)は、表示切替えシステムの概念的な構成を示した図である。
【図7】表示データ群の論理的な構成を示した図である。
【図8】入力パラメータと、選択支援コンテンツが提示する情報との論理的な関係を示した図である。
【図9】選択支援画面の1例を示した図である。
【図10】(a)は、機種名入力欄に関するプルダウンメニューの1例を示した図であり、(b)は、スクリーンサイズ入力欄に関するプルダウンメニューの1例を示した図であり、(c)は、机配置入力欄に関するプルダウンメニューである。
【図11】(a)は、「セミナー型」を選択した場合の机の配置を示した図であり、(b)は、「椅子のみ」を選択した場合の椅子の配置を示した図である。
【図12】表示切替えシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】変形例に係る入力パラメータと、選択支援コンテンツが提示する情報との論理的な関係を示した図である。
【図14】変形例に係る表示データ群の論理的な構成を示した図である。
【図15】変形例に係る選択支援画面の一例を示した図である。
【図16】変形例に係る人数入力欄用のドロップダウンメニューの1例を示した図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ選択支援システム
2 選択支援サーバ
3 端末
4 ネットワーク
5 プロジェクタ
6 投影画像
7 スクリーン
7f 端点
7g 端点
8a 辺
8b 辺
8c 辺
8d 辺
8f 端点
8g 端点
9 視聴エリア
11 選択支援コンテンツ
12 表示プログラム
13 表示データ群
15 表示切替えシステム
16 中央処理部
17 入力部
18 表示更新部
26 制御部
28 CPU
30 ROM
32 RAM
34 入力装置
38 出力装置
42 通信制御部
43 バスライン
44 入出力インターフェース
46 記憶媒体駆動装置
48 記憶装置
51 ブラウザ
51a ブラウザプログラム
52 プラグイン
52a プラグインプログラム
61 スクリーンサイズ
62 視聴エリア
63 機種
64 照明有無
65 視聴人数
66 机配置
81 選択支援画面
84 機種名入力欄
85 矢印ボタン
86 スクリーンサイズ入力欄
87 矢印ボタン
88 机配置入力欄
89 矢印ボタン
90 結果表示エリア
92 スクリーンサイズ表示欄
93 視聴人数表示欄
94 照明有無欄
96 視聴エリア表示エリア
101 スクリーン
102 視聴エリア位置寸法
103 視聴エリア寸法
104 視聴エリア寸法
105 机
106 椅子
110 機種
111 スクリーンサイズ
112 机配置
113 表示データ
121 視聴人数
122 机配置
123 視聴エリア
124 スクリーンサイズ
125 照明有無
126 機種
131 机配置
132 視聴人数
133 照明有無
134 表示データ
135 対応機種
136 スクリーンサイズ
150 結果表示エリア
155 視聴エリア表示エリア

Claims (21)

  1. プロジェクタの選択を支援する支援コンテンツを端末に送信するプロジェクタ選択支援サーバであって、
    前記端末から前記支援コンテンツの送信要求を受信する送信要求受信手段と、前記送信要求受信手段で、前記端末から送信要求を受信した場合に、
    投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域の形状と大きさ、及び、前記投影画像と前記視聴領域の位置関係、に関する視聴領域情報を複数格納した視聴領域情報格納手段と、投影画像の画像サイズを取得する画像サイズ取得機能と、
    前記取得した画像サイズを用いて、前記視聴領域情報格納手段から所定の視聴領域情報を取得する視聴領域情報取得機能と、
    前記取得した視聴領域情報を提示する視聴領域情報提示機能と、
    を前記端末で実現するためのプロジェクタ選択支援プログラムと、
    を格納した支援コンテンツを前記端末に送信する支援コンテンツ送信手段と、
    を備えたことを特徴とするプロジェクタ選択支援サーバ。
  2. 前記プロジェクタ選択支援プログラムは、
    プロジェクタの機種を取得する機種取得機能と、
    前記取得した機種に係るプロジェクタの光出力と、前記取得した視聴領域情報とから、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得機能と、
    前記取得した明るさ条件を提示する明るさ条件提示機能と、
    を更に前記端末で実現することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ選択支援サーバ。
  3. 前記プロジェクタ選択支援プログラムは、
    前記視聴領域内での視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得機能と、
    前記取得した視聴者配置情報と、前記取得した視聴領域情報とから、前記視聴領域内で視聴可能な視聴者の人数を取得する人数取得機能と、
    前記取得した人数を提示する人数提示機能と、を更に前記端末で実現することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ選択支援サーバ。
  4. 前記視聴領域情報提示機能は、前記視聴領域情報を視覚的に表すための画像を表示することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ選択支援サーバ。
  5. 投影画像の画像サイズを取得する画像サイズ取得手段と、前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域の形状と大きさ、及び、前記投影画像と前記視聴領域の位置関係、に関する視聴領域情報を、前記取得した画像サイズを用いて決定する視聴領域情報決定手段と、
    前記決定した視聴領域情報を提示する視聴領域情報提示手段と、
    プロジェクタの機種を取得する機種取得手段と、
    前記取得した機種に係るプロジェクタの光出力と、前記決定した視聴領域情報とから、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得手段と、
    前記取得した明るさ条件を提示する明るさ条件提示手段と、
    を備えたことを特徴とするプロジェクタ選択支援装置。
  6. 前記視聴領域内での視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得手段と、
    前記取得した視聴者配置情報と、前記決定した視聴領域情報とから、前記視聴領域内で視聴可能な視聴者の人数を取得する人数取得手段と、
    前記取得した人数を提示する人数提示手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタ選択支援装置。
  7. 前記視聴領域情報提示手段は、前記視聴領域情報を視覚的に表すための画像を表示することを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタ選択支援装置。
  8. 画像サイズ取得手段と、視聴領域情報決定手段と、視聴領域情報提示手段と、機種取得手段と、明るさ条件取得手段と、明るさ条件提示手段と、を備えたコンピュータにおいて、
    投影画像の画像サイズを、前記画像サイズ取得手段で取得する画像サイズ取得ステップと、
    前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域の形状と大きさ、及び、前記投影画像と前記視聴領域の位置関係、に関する視聴領域情報を、前記取得した画像サイズを用いて前記視聴領域情報決定手段で決定する視聴領域情報決定ステップと、
    前記決定した視聴領域情報を前記視聴領域情報提示手段で提示する視聴領域情報提示ステップと、
    前記機種取得手段で、プロジェクタの機種を取得する機種取得ステップと、
    前記取得した機種に係るプロジェクタの光出力と、前記決定した視聴領域情報とから、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を、前記明るさ条件取得手段で取得する明るさ条件取得ステップと、
    前記明るさ条件提示手段で、前記取得した明るさ条件を提示する明るさ条件提示ステップと、
    から構成されたことを特徴とするプロジェクタ選択支援方法。
  9. 前記コンピュータは、視聴者配置情報取得手段と、人数取得手段と、人数提示手段と、を更に備え、
    前記視聴領域内での視聴者の配置に関する視聴者配置情報を前記視聴者配置情報取得手段で取得する視聴者配置情報取得ステップと、
    前記取得した視聴者配置情報と、前記決定した視聴領域情報とから、前記人数取得手段で前記視聴領域内で視聴可能な視聴者の人数を取得する人数取得ステップと、
    前記人数提示手段で、前記取得した人数を提示する人数提示ステップと、
    を更に備えたことを特徴とする請求項8に記載のプロジェクタ選択支援方法。
  10. 前記視聴領域情報提示ステップでは、前記視聴領域情報を視覚的に表すための画像が表示されることを特徴とする請求項8に記載のプロジェクタ選択支援方法。
  11. 投影画像の画像サイズを取得する画像サイズ取得機能と、
    前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域の形状と大きさ、及び、前記投影画像と前記視聴領域の位置関係、に関する視聴領域情報を、前記取得した画像サイズを用いて決定する視聴領域情報決定機能と、
    前記決定した視聴領域情報を提示する視聴領域情報提示機能と、
    プロジェクタの機種を取得する機種取得機能と、
    前記取得した機種に係るプロジェクタの光出力と、前記決定した視聴領域情報とから、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得機能と、
    前記取得した明るさ条件を提示する明るさ条件提示機能と、
    をコンピュータで実現するためのプロジェクタ選択支援プログラム。
  12. 前記視聴領域内での視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得機能と、
    前記取得した視聴者配置情報と、前記決定した視聴領域情報とから、前記視聴領域内で視聴可能な視聴者の人数を取得する人数取得機能と、
    前記取得した人数を提示する人数提示機能と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項11に記載のプロジェクタ選択支援プログラム。
  13. 前記視聴領域情報提示機能は、前記視聴領域情報を視覚的に表すための画像を表示することを特徴とする請求項11に記載のプロジェクタ選択支援プログラム。
  14. 投影画像の画像サイズを取得する画像サイズ取得機能と、前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域の形状と大きさ、及び、前記投影画像と前記視聴領域の位置関係、に関する視聴領域情報を、前記取得した画像サイズを用いて決定する視聴領域情報決定機能と、
    前記決定した視聴領域情報を提示する視聴領域情報提示機能と、
    プロジェクタの機種を取得する機種取得機能と、
    前記取得した機種に係るプロジェクタの光出力と、前記決定した視聴領域情報とから、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得機能と、
    前記取得した明るさ条件を提示する明るさ条件提示機能と、
    をコンピュータで実現するためのプロジェクタ選択支援プログラムを格納したコンピュータが読取り可能な記憶媒体。
  15. 前記プロジェクタ選択支援プログラムは、
    前記視聴領域内での視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得機能と、
    前記取得した視聴者配置情報と、前記決定した視聴領域情報とから、前記視聴領域内で視聴可能な視聴者の人数を取得する人数取得機能と、
    前記取得した人数を提示する人数提示機能と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項14に記載のコンピュータが読取り可能な記憶媒体。
  16. 前記視聴領域情報提示機能は、前記視聴領域情報を視覚的に表すための画像を表示することを特徴とする請求項14に記載のコンピュータが読取り可能な記憶媒体。
  17. プロジェクタの選択を支援する支援コンテンツを端末に送信するプロジェクタ選択支援サーバであって、
    前記端末から前記支援コンテンツの送信要求を受信する送信要求受信手段と、
    前記送信要求受信手段で、前記端末から送信要求を受信した場合に、
    投影画像の視聴者の人数を取得する人数取得機能と、
    前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域内での前記視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得機能と、
    前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得機能と、
    前記取得した、人数、視聴者配置情報、明るさ条件に対応したプロジェクタの機種を提示する機種提示機能と、
    を前記端末で実現するためのプロジェクタ選択支援プログラムを格納した支援コンテンツを前記端末に送信する支援コンテンツ送信手段と、
    を備えたことを特徴とするプロジェクタ選択支援サーバ。
  18. 投影画像の視聴者の人数を取得する人数取得手段と、
    前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域内での前記視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得手段と、
    前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得手段と、
    前記取得した、人数、視聴者配置情報、明るさ条件に対応したプロジェクタの機種を提示する機種提示手段と、を備えたことを特徴とするプロジェクタ選択支援装置。
  19. 人数取得手段と、視聴者配置情報取得手段と、明るさ条件取得手段と、機種提示手段と、を備えたコンピュータにおいて、
    前記人数取得手段で、投影画像の視聴者の人数を取得する人数取得ステップと、
    前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域内での前記視聴者の配置に関する視聴者配置情報を、前記視聴者配置情報取得手段で取得する視聴者配置情報取得ステップと、前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ情報を、前記明るさ条件取得手段で取得する明るさ条件取得ステップと、
    前記取得した、人数、視聴者配置情報、明るさ情報に対応したプロジェクタの機種を、前記機種提示手段で提示する機種提示ステップと、
    から構成されたことを特徴とするプロジェクタ選択支援方法。
  20. 投影画像の視聴者の人数を取得する人数取得機能と、
    前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域内での前記視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得機能と、
    前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得機能と、
    前記取得した、人数、視聴者配置情報、明るさ条件に対応したプロジェクタの機種を提示する機種提示機能と、
    をコンピュータで実現するためのプロジェクタ選択支援プログラム。
  21. 投影画像の視聴者の人数を取得する人数取得機能と、
    前記投影画像を視聴する視聴者が位置する視聴領域内での前記視聴者の配置に関する視聴者配置情報を取得する視聴者配置情報取得機能と、
    前記投影画像の投影時に前記視聴領域で要求される明るさに関する明るさ条件を取得する明るさ条件取得機能と、
    前記取得した、人数、視聴者配置情報、明るさ条件に対応したプロジェクタの機種を提示する機種提示機能と、
    をコンピュータで実現するためのプロジェクタ選択支援プログラムを記憶したコンピュータが読取り可能な記憶媒体。
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