JP4147142B2 - 制動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドルに固着されたブレーキレバーの操作によってブレーキワイヤを引っ張って制動する制動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、本体に設けたハンドルに配設されたブレーキレバーの操作によりワイヤを引っ張ることで制動する制動装置及び該制動装置が設けられた配膳車等が種々提案されている。
例えば、本体の底面に配設した車輪に制動力を付与可能な制動機構と、この本体の操作面に設けられたハンドルに配設されたブレーキレバーとが、可撓性を有するチューブに摺動可能に挿通されたワイヤで連結され、このブレーキレバーの操作によりワイヤを引張して該制動機構を作動することで車輪に制動力を付与するよう構成した配膳車において、ブレーキレバーのワイヤ連結部より手前に臨むハンドルに配設されたホルダと、このホルダに配設され、ブレーキレバーに近接する部位のチューブを位置決めする位置決め手段とから構成される制動装置が設けられた配膳車がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−264818号公報(段落(0011)〜(0013)、図1〜図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記制動装置においては、一般的にブレーキレバーには、待機時(該ブレーキレバーを放している状態)にグリップ部が確実に戻るように、該グリップ部が枢着されている枢支軸にコイル捩りバネが取り付けられている。従って、ブレーキレバーにグリップ部を取り付ける場合には、グリップ部とレバーブラケットとの間にコイル捩りバネを押し曲げて挿入しつつ、該レバーブラケットの側面から枢支軸を挿入する必要があり、ブレーキレバーの組み立て作業が煩雑で作業性が悪いという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ブレーキレバーの組み立て作業性の向上を図ることができると共に、該ブレーキレバーの操作性や強度等の信頼性の向上を図ることができる制動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る制動装置は、ハンドルに固着されたブレーキレバーと、前記ブレーキレバーに連結されたブレーキワイヤと、を備え、前記ブレーキレバーの操作によってブレーキワイヤを引っ張って制動する制動装置において、前記ブレーキレバーは、支軸がハンドルに対向する面に立設される第1ブラケット部材と、前記第1ブラケット部材に固着される第2ブラケット部材と、前記ブレーキワイヤが連結されると共に、一端側の側面部に穿設された第1貫通孔が前記支軸に回動可能に挿通されるグリップ部材と、前記グリップ部材のハンドル対向面を押圧してハンドルから離間する方向にグリップ部材を回動させるように付勢する弾性体と、を備え、前記グリップ部材は、前記弾性体の一端側が挿入される凹部を有し、前記第1ブラケット部材は、第2部ラケット部材との対向面に設けられて前記弾性体の他端側が当接される弾性体受部を有し、前記ブレーキワイヤは、該ブレーキワイヤの端縁部に固着される係止部材を有し、前記グリップ部材は、側面部に穿設されて前記係止部材が係合される第2貫通孔を有し、前記グリップ部材は、前記第2貫通孔から該グリップ部材のハンドル対向面の反対方向側の端面とを接続するように形成されてブレーキワイヤの端縁部が挿通されるワイヤ溝部を有し、前記ワイヤ溝部は、グリップ部材の一側の側面部から幅方向略中央位置まで切り欠かれるワイヤ挿入溝部と、前記ワイヤ挿入溝部の奥側から該グリップ部材の長手方向に沿って回動中心側へ所定長さ切り欠かれて形成されるワイヤ移動溝部と、を有し、該グリップ部材の前記凹部が形成される位置の幅方向の各側壁部の厚さ寸法は、前記ワイヤ挿入溝部の切込み側の側壁部の厚さ寸法が、他側の側壁部の厚さ寸法よりも所定寸法小さくなるように形成されていることを特徴とする。
【0007】
このような特徴を有する請求項1に係る制動装置においては、ブレーキレバーは、先ず、ブレーキワイヤが連結されるグリップ部材の第1貫通孔を、第1ブラケット部材の内側面に立設される支軸に挿通する。その後、該グリップ部材を外側方向に回動させて、下面に形成される凹部に弾性体の一端側を挿入すると共に、該弾性体の他端側を第1ブラケット部材の内側面に設けられる弾性体受部に当接させる。そして、第1ブラケット部材に第2ブラケット部材を固着することによって、該グリップ部材は、該第1ブラケット部材と第2ブラケット部材との内側に回動可能に設けられる。
これにより、グリップ部材の第1貫通孔を第1ブラケット部材の内側面に立設される支軸に挿通後、該グリップ部材の凹部と第1ブラケット部材の弾性体受部との間に弾性体をほぼ伸張させた状態で装着することができるため、該弾性体を小さな力で容易に装着することができ、グリップ部材や弾性体のブレーキレバーへの取付作業性の向上を図ることができる。また、弾性体の一端側は、グリップ部材の凹部内に挿入されるため、伸張時および圧縮時における弾性体の倒れ等を防止でき、ブレーキレバーの操作性や信頼性の向上を図ることができる。
【0008】
【0009】
また、請求項1に係る制動装置では、グリップ部材の下面部に形成されて弾性体の一端側が挿入される凹部は、該グリップ部材の回動中心の第1貫通孔と、ブレーキワイヤの端縁部に固着される係止部材が挿入される第2貫通孔との間に設けられるため、該凹部を第1貫通孔側に近づけることが可能となり、第1ブラケット部材及び第2ブラケット部材の該グリップ部材の長手方向の幅寸法を短くして小型化することができ、ブレーキレバーの組み立て作業の作業性の向上を図ることができる。
さらに、請求項1に係る制動装置では、グリップ部材の凹部が形成される位置の幅方向の各側壁部の厚さ寸法は、ワイヤ挿入溝部の切込み側の側壁部の厚さ寸法を、他側の側壁部の厚さ寸法よりも所定寸法小さくなるように形成することによって、該両側壁部周辺の応力分布を均等化し、応力集中部分を無くすることができるため、グリップ部材の曲げ強度及び疲労強度の向上を図ることができ、ブレーキレバーの耐久性の向上を図ることができる。
【0010】
また、請求項2に係る制動装置は、請求項1に記載の制動装置において、前記凹部は、該凹部の弾性体受部に対向する面に設けられる位置決め部を有し、前記弾性体は、前記位置決め部によって一端側が位置決めされることを特徴とする。
【0011】
このような特徴を有する請求項2に係る制動装置では、弾性体は、凹部の内側天井面に設けられる位置決め部によって一端側が位置決めされるため、該凹部内の所定位置に弾性体の一端側を容易に位置決めすることができると共に、該弾性体の倒れ等を確実に防止することができる。また、該弾性体の一端側が、凹部内の側壁部に接触することを防止できるため、該凹部の内径寸法をより小さくすることができ、グリップ部材の曲げ強度の更なる向上を図ることができ、ブレーキレバーの強度等の信頼性の向上を図ることができる。
【0012】
【0013】
【0014】
更に、請求項3に係る制動装置は、請求項1又は請求項2に記載の制動装置において、前記第2ブラケット部材は、第1部ラケット部材との対向面に支持部を有し、前記支持部は、該第2ブラケット部材が前記第1ブラケット部材に固着された場合に、前記弾性体受部の先端部を支持することを特徴とする。
【0015】
このような特徴を有する請求項3に係る制動装置では、第1ブラケット部材の内側面に立設される弾性体受部の先端部は、第2ブラケット部材の内側面の支持部により支持されため、弾性体による荷重を両端支持によって受けることができる。これにより、該弾性体受部の曲げ強度の向上を図ることでき、ブレーキレバーの耐久性を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る制動装置を具体化した配膳車の一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る配膳車の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、配膳車1は、走行方向と交差する左右両側面(図2中、左右方向の各外側面)が開放された全体として矩形箱状をなす断熱構造の本体2を備え、該本体2の内部には、複数の温蔵室および冷蔵室が画成され、本体2に配設した図示しない加熱装置で生成した暖気を温蔵室に循環することで、該温蔵室に収納されている食品を温蔵し、また本体2に配設した図示しない冷却装置で生成した冷気を冷蔵室に循環することで、該冷蔵室に収納されている食品を冷蔵するよう構成されている。また、本体2の開放される左右両側面には、各室を開閉可能に各扉3が設けられ、該本体2内に食品を出し入れできるように構成されている。
【0017】
また、本体2の底面外周部にはバンパー4が設けられると共に、本体2の底面部には、走行方向の後側の左右角部、及び走行方向の前端縁部の略中央位置に、向きが自在に変更可能に構成された各自在車輪5がそれぞれ回動可能に配設されている。また、走行方向後側の操作側に配設された一対の各自在車輪5の間には、ペダルロック6が配設されている。
また、該本体2の底面部の走行方向の略中間位置には、各左右端縁部に離間して不図示の一対の固定車輪が回動可能に配設されている。また、この各固定車輪には、公知の制動装置(特開2002−264818号公報等参照)が設けられている。そして、本体2の走行方向の後側面(以下、「操作面」という。)に配置されるブレーキレバー8を握ることによって、本体2の操作面に各クリップ10で保持されて、後述のように該ブレーキレバー8に一端側が固定された可撓性を有するチューブ11内に摺動可能に挿通されたブレーキワイヤ12(図4、図20参照)が引っ張られ、この公知の制動装置を介して各固定車輪に制動力が付与されるように構成されている。
【0018】
また、本体2の操作面には、所定深さの収容凹部15が形成され、該収容凹部15の対向する左右の内側面に突設された一対の各ハンドル軸16に、本体2を引きまたは押し操作するためのコの字形に折り曲げられた円筒状のハンドル17が上下方向に回動可能に取付けられている。そして、該ハンドル17を上方に回動して直線部17Aが回動軸心より若干上方に臨む状態で本体2を引いて走行させ、一方、ハンドル17を本体側に更に近接するよう回動して直線部17Aが上向きとなった状態で本体2を押して走行させるようになっている。なお、一対の各ハンドル軸16は、上下に離間して2組設けられ、操作者の身長等に応じてハンドル17の高さ位置を変更できるように構成されている。
【0019】
次に、ハンドル17の直線部17Aの略中央部に取り付けられるブレーキレバー8の概略構成について図3乃至図17に基づいて説明する。
図3に示すように、ブレーキレバー8は、後述のようにブレーキワイヤ12の先端部が連結されたグリップ部材21と、このグリップ部材21を挟持して回動可能に軸支すると共に、ハンドル17に穿設される断面略円形の各取付貫通孔17Bに各第1取付ボス45(図12参照)と各第2取付ボス46(図15参照)が嵌挿されて該ハンドル17を挟持し、各ネジ22によってハンドル17に固着される第1ブラケット部材23と、第2ブラケット部材24とから構成されている。また、該第1ブラケット部材23と第2ブラケット部材24のグリップ部材21が回動する外側方向の端縁部(ハンドル17の回動軸心側方向の端縁部、以下、「天井側端縁部」という。)には、後述のようにブレーキワイヤ12が挿通されるチューブ11の一端側が固定ナット25等により固定されている(図20参照)。また、グリップ部材21の下面側には、後述のように回動する外側方向に付勢するコイル式圧縮バネ27が取り付けられている(図20参照)。
【0020】
次に、ブレーキレバー8を構成するチューブ11のブレーキレバー8側端部の概略構成について図4に基づいて説明する。
図4に示すように、ブレーキワイヤ12が摺動可能に挿通されるチューブ11のブレーキレバー8側端部には、ブレーキワイヤ12が挿通されて、後述のように第1ブラケット部材23と第2ブラケット部材24の各天井側端縁部の相対向する位置に形成される各溝部29、30(図12、図15参照)に収納されて挟持されるネジ部31が所定長さで形成されている。また、このネジ部31には、先ず、固定ナット25が螺合されて、その外側にワッシャ33と軸断面略円環状のキャップ部材34とが挿通されている。そして、このキャップ部材34の外側に後述のようにネジ部31の先端部の位置決めを行う位置決めナット35が螺合されている(図20参照)。また、このキャップ部材34の内径は、後述のように各ブラケット部材23、24の天井側端縁部の外側面から外側方向に延出される各延出部37、38(図12、図15参照)の外周面に嵌合されるように形成されている。
一方、ブレーキワイヤ12の先端部は、所定長さ寸法の略円柱状の係止部材41の軸方向中央位置に固着されている。この係止部材41は、後述のようにグリップ部材21の幅方向に穿設されるストッパ孔42内に該グリップ部材21の長手方向に回動可能に挿通される(図19参照)。
【0021】
次に、ブレーキレバー8を構成するABS樹脂やガラス繊維入りナイロンなどの樹脂成形により形成されるグリップ部材21の概略構成について図5乃至図11に基づいて説明する。
図5乃至図9に示すように、グリップ部材21の断面略長方形の一端側(図6中、左端側)には、幅方向に貫通孔48が穿設され、他端側の方には、各ブラケット部材23、24から外側方向に突き出る部分に握り部49が形成されている。この貫通孔48の内径は、第1ブラケット部材23の内側面に立設される支軸51(図12参照)の外径より少し大きく形成され、後述のように該支軸51に挿入されてグリップ部材21の一端側が回動可能に支持される(図19参照)。また、握り部49の各ブラケット部材23、24の外側側面部に対向する周縁部の左右及び上側には、外側方向に所定寸法延出され、貫通孔48の中心軸を中心とする側面視略円弧状に形成される段差部52が形成されている。
また、貫通孔48と段差部52との間のほぼ中間位置の底面部には、略釣鐘形で軸垂直断面がグリップ部材21の長手方向に長い略楕円形に形成される凹部53が形成されている。また、この凹部53の内側天井面には、後述のように該凹部53内に挿入されるコイル式圧縮バネ27の一端側が嵌入されて位置決めされる軸垂直断面略円形の固定用ボス部54が所定高さ立設されている(図20参照)。また、この凹部53の周縁部から段差部52までの側面部は、この段差部53とほぼ同じ幅寸法になるように外側方向に張り出して形成されている。
【0022】
また、この凹部53と段差部52との間のほぼ中間位置の側面部には、上記ストッパ孔42が上下方向(図7中、上下方向)の略中央位置に幅方向に沿って穿設されている。また、このストッパ孔42の軸方向略中央位置の上側には、このストッパ孔42に挿通される係止片41に固着されたブレーキワイヤ12がグリップ部材21の長手方向に沿って移動する所定幅のワイヤ移動溝部56が形成されている。このワイヤ移動溝部56の貫通孔48側端面(図8中、左側端面)は、ストッパ孔42の半径方向に沿う斜面に形成されている。また、ワイヤ移動溝部56の握り部49側端面(図8中、右側端面)は、ストッパ孔42の軸中心と段差部52の上面下端部とを含む面よりも握り部49側に突出する側面視略円弧状に形成されている。
また、このワイヤ移動溝部56の握り部49側の端縁部は略直角外側方向(図6中、上側方向)に同じ溝幅で切り欠かれ、係止片41をストッパ孔42に挿入する際に、該係止片41に固着されるブレーキワイヤ12の端縁部が挿入されるワイヤ挿入溝部57が形成されている。これにより、ブレーキワイヤ12がワイヤ挿入溝部57を経てワイヤ移動溝部56内に入った場合には、該ブレーキワイヤ12は、ストッパ孔42の半径方向に沿って直線状に引っ張られるため、該ワイヤ移動溝部56のワイヤ挿入溝部57よりも貫通孔48側の内側側面部に当接する。
【0023】
また、図9に示すように、凹部53周縁部の幅方向の各側面部の厚さ寸法BL、BRは、ワイヤ挿入溝部57が形成されている側の側面部の厚さ寸法BRが、ワイヤ挿入溝部57が形成されていない側の側面部の厚さ寸法BLよりも所定寸法小さくなるように形成されている(本実施形態では、BL=8.5mm、BR=8.0mmに形成されている。)これにより、グリップ部材21を回動操作してブレーキワイヤ12を引っ張った場合における、凹部53周縁部の側面部の応力分布を均等化して応力集中を防止でき、グリップ部材21の曲げ強度及び耐久性の向上を図りつつ該グリップ部材21を薄型化することができる。
【0024】
例えば、図10(A)及び図11(A)に示すように、凹部53周縁部の幅方向の各側面部の厚さ寸法を共に8.5mmに形成した場合の応力分布状態は、グリップ部材21を回動操作してブレーキワイヤ12を引っ張った場合に、該凹部53の側面部の貫通孔48側に最も近い部分の左右側面部と最も遠い部分の左右側面部とに大きな曲げ応力が発生している。即ち、凹部53周縁部の側面部のうち、厚さ寸法が急激に変化している側面部に大きな応力集中が発生している。
一方、図10(B)及び図11(B)に示すように、凹部53周縁部の幅方向の各側面部のうちのワイヤ挿入溝部57が形成された側の厚さ寸法を8.0mm、ワイヤ挿入溝部57が形成されていない側の厚さ寸法を8.5mmに形成した場合の応力分布状態は、グリップ部材21を回動操作してブレーキワイヤ12を引っ張った場合に、該凹部53の側面部の貫通孔48側に最も近い部分の左右側面部と最も遠い部分の左右側面部とに大きな曲げ応力が発生していない。即ち、凹部53周縁部の側面部のうち、厚さ寸法が急激に変化している側面部に大きな応力集中が発生しないため、グリップ部材21の幅寸法を増加させることなく、曲げ強度を大きくすることができる。
【0025】
次に、ブレーキレバー8を構成するABS樹脂やガラス繊維入りナイロンなどの樹脂成形により形成される第1ブラケット部材23の概略構成について図12乃至図14に基づいて説明する。
図12乃至図14に示すように、第1ブラケット部材23は、グリップ部材21に対向する平板部61と、該平板部61の下端縁部(図13(B)中、下端縁部)から略円弧状に外側方向に延出される断面略半円環状のハンドル取付部62とが形成されている。このハンドル取付部62の内側面の曲率半径は、ハンドル17の直線部17Aの外周面の曲率半径にほぼ等しく形成されている。また、このハンドル取付部62の内側面のハンドル17の直線部17Aに穿設される各取付貫通孔17Bに対向する位置には、ハンドル17の直径長さよりも少し短い高さ寸法の各第1取付ボス45が立設されている。この各第1取付ボス45の断面形状は、上下方向(図13中、上下方向)に長い略楕円形に形成され、長径が各取付貫通孔17Bの内径とほぼ等しい長さに形成されている。また、この第1取付ボス45は、図14に示すように、先端部に外周面よりも少し小さい外径の段差部45Aが形成されると共に、中心軸に沿って雌ねじ部としてのネジ孔45Bが形成されている。
【0026】
また、平板部61の下端縁部に近い隅部には、グリップ部材21の貫通孔48に回動可能に挿通される略円筒状で、第2ブラケット部材24の内側面にほぼ垂直に当接される支軸51が立設されている。また、平板部61の外周部には側壁部63が略垂直内側方向に、支軸51の高さ寸法の約半分の高さ寸法まで延出されている。また、支軸51のほぼ上側方向(図13中、上側方向)の側壁部63には、位置決めピン64が所定長さ突設されている。また、この側壁部63の支軸51と反対側で、グリップ部材21の段差部52に対向する部分は、該支軸51の軸心を中心とする側面視略円弧状に形成されると共に、該段差部52の幅寸法の約半分の幅寸法を有する縦長の切欠部65が形成されている。
また、平板部61の下端縁部には、全幅に渡って内側方向に所定長さ延出され、下面部がハンドル17の直線部17Aの外周面の曲率半径にほぼ等しく形成されるリブ部67が設けられている。また、このリブ部67の幅方向略中央位置でグリップ部材21の凹部53に対向する位置には、上記コイル式圧縮バネ27の外径寸法にほぼ等しい幅寸法の溝部が形成された、上側方向に開口する断面略コの字形のバネ受部68が内側方向に延出されている。また、このバネ受部68の平板部61からの高さ寸法は、支軸51の平板部61からの高さ寸法にほぼ等しく形成され、第2ブラケット部材24の内側面にほぼ垂直に当接される。
【0027】
また、平板部61の上端縁部(図13中、上端縁部)の側壁部63には、上記キャップ部材34の外径寸法にほぼ等しい内径寸法の断面略半円形の凹み部70が所定深さ形成されている。また、この凹み部70の中央位置には、該キャップ部材34の内径にほぼ等しい外径の外周面を有する断面半円形の延出部37が支軸51の軸心を中心とする同心円の略接線方向に延出されている。この延出部37の凹み部70の底面部からの高さ寸法は、キャップ部材34の高さ寸法よりも少し小さく形成されている(図20参照)。
また、この延出部37の軸方向外側端面から側壁部63の内側端面まで、チューブ11の先端部に設けられるネジ部31の垂直断面のほぼ半分が収納される垂直断面略半円形の溝部29が、支軸51の軸心を中心とする同心円の略接線上に形成されている。また、この溝部29の凹み部70の底面部と側壁部63の内側端面との間のほぼ中央位置には、チューブ11の先端部に設けられるネジ部31に螺合された位置決めナット35の垂直断面のほぼ半分が収納される該位置決めナット35とほぼ同じ幅寸法の位置決め凹部71が、該溝部29の長さ方向に対して略垂直方向に形成されている。
【0028】
次に、ブレーキレバー8を構成するABS樹脂やガラス繊維入りナイロンなどの樹脂成形により形成される第2ブラケット部材24の概略構成について図15乃至図17に基づいて説明する。
図15乃至図17に示すように、第2ブラケット部材24は、第1ブラケット部材23に対してほぼ面対称に形成されている。従って、第2ブラケット部材24は、グリップ部材21に対向する平板部75と、該平板部75の下端縁部(図16(B)中、下端縁部)から略円弧状に外側方向に延出される断面略半円環状のハンドル取付部76とが形成されている。このハンドル取付部76の内側面の曲率半径は、ハンドル17の直線部17Aの外周面の曲率半径にほぼ等しく形成されている。また、このハンドル取付部76の内側面のハンドル17の直線部17Aに穿設される各取付貫通孔17Bに対向する位置には、ハンドル17内に少し進入し、外周面が各取付貫通孔17B内周面に当接する高さ寸法の低い各第2取付ボス46が立設されている。この各第2取付ボス46の断面形状は、上下方向(図16中、上下方向)に長い略楕円形に形成され、長径が各取付貫通孔17Bの内径とほぼ等しい長さに形成されている。また、この第2取付ボス46は、図17に示すように、先端部に各第1取付ボス45の段差部45Aが嵌入される断面略円形の凹部46Aが所定深さ形成されると共に、中心軸に沿って各ネジ22が挿通される各貫通孔46Bが穿設されている。また、各貫通孔46Bの外側端面部には、各座ぐり部46Cが形成され各ネジ22のネジ頭が収納されるように構成されている。
【0029】
また、平板部75の下端縁部に近い支軸51に対向する隅部には、該支軸51の先端部が嵌入される断面略円形の凹み部77が略中央部に形成されるリブ部78が所定高さ垂設されている。また、平板部75の外周部には側壁部80が略垂直内側方向に、支軸51の高さ寸法の約半分の高さ寸法で延出されている。また、凹み部77のほぼ上側方向(図16中、上側方向)の側壁部80には、第1ブラケット部材23の位置決めピン64に対向する位置に、該位置決めピン64が嵌入される位置決め孔81が所定深さ形成されている。また、この側壁部80のリブ部78と反対側で、グリップ部材21の段差部52に対向する部分は、該リブ部78の凹み部77の軸心を中心とする側面視略円弧状に形成されると共に、該段差部52の幅寸法の約半分の幅寸法を有する縦長の切欠部83が形成されている。
また、平板部75の下端縁部には、全幅に渡って内側方向に所定長さ延出され、下面部がハンドル17の直線部17Aの外周面の曲率半径にほぼ等しく形成されるリブ部84が設けられている。また、このリブ部84の幅方向略中央位置で第1ブラケット部材23のバネ受部68の先端部が当接する部分には、該バネ受部68の先端下面部を支持する断面略コの字形の凹み部86が形成されている。また、この凹み部86の基端部の上側には、該バネ受部68の先端部が挿入される溝を形成するように断面略四角形の上面押えボス87が立設されている。
【0030】
また、平板部75の上端縁部(図16中、上端縁部)の側壁部80には、第1ブラケット部材23の凹み部70に対向する位置に、上記キャップ部材34の外径寸法にほぼ等しい内径寸法の断面略半円形の凹み部90が所定深さ形成されている。また、この凹み部90の第1ブラケット部材23の延出部37に対向する中央位置には、キャップ部材34の内径にほぼ等しい外径の外周面を有する断面半円形の延出部38が凹み部77の軸心を中心とする同心円の略接線方向に延出されている。この延出部38の凹み部90の底面部からの高さ寸法は、第1ブラケット部材23の延出部37と同様にキャップ部材34の高さ寸法よりも少し小さく形成されている。
また、この延出部38の軸方向外側端面から側壁部80の内側端面までの第1ブラケット部材23の溝部29に対向する位置には、チューブ11の先端部に設けられるネジ部31の垂直断面のほぼ半分が収納される垂直断面略半円形の溝部30が、凹み部77の軸心を中心とする同心円の略接線上に形成されている。また、この溝部30の凹み部90の底面部と側壁部80の内側端面との間の第1ブラケット部材23の位置決め凹部71に対向する位置には、チューブ11の先端部に設けられるネジ部31に螺合された位置決めナット35の垂直断面のほぼ半分が収納される該位置決めナット35とほぼ同じ幅寸法の位置決め凹部91が、該溝部30の長さ方向に対して略垂直方向に形成されている。
【0031】
次に、ブレーキレバー8のハンドル17への取り付け手順について図18乃至図20に基づいて説明する。
図18に示すように、先ず、第1ブラケット部材23の支軸51をグリップ部材21の貫通孔48に挿入して、該グリップ部材21の段差部52を第1ブラケット部材23の切欠部65に対向させる。また、チューブ11の先端部に設けられるネジ部31の奥側まで固定ナット25を螺合後、ワッシャ33及びキャップ部材34を該ネジ部31に挿通して位置決めナット35を該ネジ部31の先端近傍に螺合させる。その後、一端側に係止部材41が予め固着されたブレーキワイヤ12をチューブ11のネジ部31側から挿通し、該ブレーキワイヤ12の他端側を不図示の制動装置に連結させる。
【0032】
そして、図19に示すように、ブレーキワイヤ12の先端に固着される係止片41をグリップ部材21のストッパ孔42に挿入すると共に、ブレーキワイヤ12を少し曲げてワイヤ挿入溝部57に進入させ、該ブレーキワイヤ12をワイヤ移動溝部56内に挿通させる。続いて、グリップ部材21を上方に回動させて第1ブラケット部材23の側壁部63の内側上端面に当接させ、ネジ部31の先端部に螺合される位置決めナット35を第1ブラケット部材23の側壁部63の上端部(図19中、上端部)に形成される位置決め凹部71内に嵌入すると共に、該ネジ部31を溝部29内に嵌入させる。また、ネジ部31を溝部29内に嵌入させた際に、該ネジ部31の先端がグリップ部材21に当接しないように、位置決めナット35の螺合位置を調整する。
これにより、位置決めナット35とネジ部31の各断面の約半分が第1ブラケット部材23の側壁部63の位置決め凹部71と溝部29内に収納される。また、ブレーキワイヤ12が支軸51の軸心を中心とする同心円の略接線上に配置される。尚、キャップ部材34は、まだ第1ブラケット部材23の延出部37に被せられていない。
【0033】
そしてまた、図20に示すように、グリップ部材21の凹部53内にコイル式圧縮バネ27の一端側を挿入して固定用ボス部54に嵌合させる。また、該コイル式圧縮バネ27の他端側をバネ受部68の溝内に当接させる。これにより、グリップ部材21がコイル式圧縮バネ27によってチューブ11側方向に回動するように付勢される。
続いて、該第1ブラケット部材23のハンドル取付部62に立設される各第1取付ボス45をハンドル17の各取付貫通孔17Bに手前側から挿通して、該ハンドル取付部62の内側面をハンドル17の直線部17Aの外周面に当接させる(図3参照)。
【0034】
そして、第2ブラケット部材24の切欠部83をグリップ部材21の段差部52に対向させつつ、ハンドル取付部76に立設される各第2取付ボス46をハンドル17の各取付貫通孔17Bに奥側から挿通し、該各第2取付ボス46の先端部に形成される各凹部46Aを第1ブラケット部材23の各第1取付ボス45の先端部の段差部45Aに嵌入させて、該ハンドル取付部76の内側面をハンドル17の直線部17Aの外周面に当接させる(図3参照)。また、同時に、第2ブラケット部材24のリブ部78の凹み部77内に第1ブラケット部材23の支軸51の先端部を嵌入させ、また、該第2ブラケット部材24の平板部75の下端縁部に形成される凹み部86と上面押えボス87との間に第1ブラケット部材23のバネ受部68の先端部を嵌入させる。また、第2ブラケット部材24の側壁部80に形成される位置決め孔81に第1ブラケット部材23の側壁部63に立設される位置決めピン64を嵌入させる。これにより、位置決めナット35とネジ部31の各断面の約半分が第2ブラケット部材24の側壁部80の位置決め凹部91と溝部30内に収納される。従って、位置決めナット35とネジ部31は、各位置決め凹部71、91及び各延出部37、38内に収納されて挟持される。
【0035】
続いて、キャップ部材34を各ブラケット部材23、24の上端部に形成される各延出部37、38の外周部に嵌め込み、固定ナット25を締め付けて固定する。そして、各ネジ22を第2ブラケット部材24の各貫通孔46Bに挿通し、各第1取付ボス45のネジ孔45Bに締結して、該各ネジ22のネジ頭を各座グリ部46C内に収納する(図3参照)。これにより、各ブラケット部材23、24の各ハンドル取付部62、76が、各ネジ22によってハンドル17の直線部17Aの外周面に固着されると共に、各ブラケット部材23、24の各側壁部63、80の上端縁部がキャップ部材34、ワッシャ33及び固定ナット25によって密着固定され、ブレーキレバー8及びチューブ11等がハンドル17の直線部17Aに取り付けられる。
【0036】
ここで、貫通孔48は、第1貫通孔として機能する。また、コイル式圧縮バネ27は、弾性体として機能する。また、バネ受部68は、弾性体受部として機能する。また、ストッパ孔42は、第2貫通孔として機能する。また、固定用ボス部54は、位置決め部として機能する。また、係止片41は、係止部材として機能する。また、ワイヤ挿入溝部57とワイヤ移動溝部56は、ワイヤ溝部を構成する。また、凹み部86と上面押えボス87は、支持部を構成する。
【0037】
以上説明した通り、配膳車1のブレーキレバー8は、先ず、ブレーキワイヤ12が連結されるグリップ部材21の貫通孔48を、第1ブラケット部材23の平板部61に立設される支軸51に挿通する。その後、該グリップ部材21を外側方向に回動させて、下面に形成される凹部53にコイル式圧縮バネ27の一端側を伸張させた状態で挿入すると共に、該コイル式圧縮バネ27の他端側を第1ブラケット部材23の平板部61の下端縁部に内側方向に延出されるバネ受部68に当接させる。そして、第1ブラケット部材23のハンドル取付部62と第2ブラケット部材24のハンドル取付部76とを各ネジ22によりハンドル17を挟持するように締結固着することによって、該グリップ部材21は、該第1ブラケット部材23と第2ブラケット部材24との内側に回動可能に設けられる。また、キャップ部材34を各延出部37、38の外周部に嵌挿して、固定ナット25を締め付けることによって、各ブラケット部材23、24の上端縁部が密着される。
【0038】
従って、グリップ部材21の貫通孔48を第1ブラケット部材23の平板部61の内側面に立設される支軸51に挿通後、該グリップ部材21の凹部53と第1ブラケット部材23のバネ受部68との間にコイル式圧縮バネ27をほぼ伸張させた状態で装着することができるため、該コイル式圧縮バネ27を小さな力で容易に装着することができ、グリップ部材21やコイル式圧縮バネ27のブレーキレバー8への取付作業性の向上を図ることができる。また、圧縮されたコイル式圧縮バネ27は、グリップ部材21の凹部53内にほぼ収納されるため、圧縮時におけるコイル式圧縮バネ27の倒れ等を確実に防止でき、ブレーキレバー8の操作性や信頼性の向上を図ることができる。
また、グリップ部材21の下面部に形成されてコイル式圧縮バネ27の一端側が挿入される凹部53は、該グリップ部材21の回動中心の貫通孔48と、ブレーキワイヤ12の端縁部に固着される係止部材41が挿入されるストッパ孔42との間に設けられるため、該凹部53を貫通孔48側に近づけることが可能となり、第1ブラケット部材23及び第2ブラケット部材24の該グリップ部材21の長手方向の幅寸法を短くして小型化することができ、ブレーキレバー8の組み立て作業の作業性の向上を図ることができる。
【0039】
また、グリップ部材21の下面部に形成されてコイル式圧縮バネ27の一端側が挿入される凹部53は、略釣鐘形で軸垂直断面がグリップ部材21の長手方向に長い略楕円形に形成されているため、グリップ部材21の回動操作によってコイル式圧縮バネ27が圧縮されてグリップ部材21の長手方向に側面視略くの字形に撓んでも、該コイル式圧縮バネ27が収納される凹部53内の側壁部に接触することを防止でき、ブレーキレバー8の操作性等の信頼性の向上を図ることができる。また、コイル式圧縮バネ27を圧縮した際に、該コイル式圧縮バネ27を凹部53内に確実に収納することができる。
また、コイル式圧縮バネ27は、凹部53の内側天井面に突設される固定用ボス部54に一端側が挿入されるため、該凹部53内のほぼ中央位置にコイル式圧縮バネ27の一端側を容易に固定することができると共に、該コイル式圧縮バネ27の倒れを確実に防止することができる。また、該コイル式圧縮バネ27の一端側が、凹部53内の側壁部に接触することを防止できるため、該凹部53の内径寸法をより小さくすることができ、グリップ部材21の曲げ強度の更なる向上を図ることができ、ブレーキレバー8の強度等の信頼性の向上を図ることができ、引いては配膳車の品質向上及び信頼性の向上を図ることができる。
【0040】
また、グリップ部材21の凹部53が形成される位置の幅方向の各側壁部の厚さ寸法は、ワイヤ挿入溝部57の切込み側の側壁部の厚さ寸法を、他側の側壁部の厚さ寸法よりも所定寸法(本実施形態では、0.5mmである。)小さくなるように形成することによって、該両側壁部周辺の応力分布を均等化し、応力集中部分を無くすることができるため、グリップ部材21の曲げ強度及び疲労強度の向上を図ることができ、ブレーキレバー8の耐久性の向上を図ることができる。
また、第1ブラケット部材23の平板部61の下端縁部に内側方向に延出されるバネ受部68の先端部は、第2ブラケット部材24の平板部75の下端縁部の凹み部86と上面押えボス87により支持されため、コイル式圧縮バネ27による荷重を両端支持によって受けることができる。これにより、該バネ受部68の曲げ強度の向上を図ることでき、ブレーキレバー8の耐久性を向上させることができ、引いては配膳車の品質向上及び信頼性の向上を図ることができる。
【0041】
尚、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
上記実施形態では、第1ブラケット部材23の平板部61に支軸51とバネ受部68を設け、第2ブラケット部材24の平板部75に凹み部77と凹み部86を設けたが、第1ブラケット部材23の平板部61に凹み部77と凹み部86を設け、第2ブラケット部材24の平板部75に支軸51とバネ受部68を設ける構成にしてもよい。これにより、ハンドル17を通常状態の下側方向に回動させて、ハンドル17の奥側の外周面に第2ブラケット部材24のハンドル取付部76を当接させた状態で、該第2ブラケット部材24にグリップ部材21及びコイル式圧縮バネ27を取り付け、第1ブラケット部材23を重ね合わせることができるため、ブレーキレバー8のハンドル17への取り付け作業を更に容易に行うことができる。
また、上記実施形態では、グリップ部材21をABS樹脂やガラス繊維入りナイロンなどの樹脂成形により形成したが、該グリップ部材21をアルミニウムやステンレス等の金属材料で形成してもよい。これにより、グリップ部材21の強度等の信頼性の向上を図ることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上詳細に説明した通り本発明に係る制動装置では、グリップ部材の第1貫通孔を第1ブラケット部材の内側面に立設される支軸に挿通後、該グリップ部材の凹部と第1ブラケット部材の弾性体受部との間に弾性体をほぼ伸張させた状態で装着することができるため、該弾性体を小さな力で容易に装着することができ、グリップ部材や弾性体のブレーキレバーへの取付作業性の向上を図ることができる制動装置を提供することができる。また、弾性体の一端側は、グリップ部材の凹部内に挿入されるため、伸張時および圧縮時における弾性体の倒れ等を防止でき、ブレーキレバーの操作性や信頼性の向上を図ることができる制動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る配膳車の概略構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係る配膳車の概略構成を示す側面図である。
【図3】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーの概略構成を示す分解斜視図である。
【図4】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーを構成するチューブのブレーキレバー側端部の概略構成を示す側面図である。
【図5】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーを構成するグリップ部材の概略構成を示す斜視図である。
【図6】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーを構成するグリップ部材の概略構成を示す平面図である。
【図7】図6のA−A矢視の概略側断面図である。
【図8】図7のB部分の要部拡大側面図である。
【図9】図7のB部分の要部拡大底面図である。
【図10】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーを構成するグリップ部材のブレーキワイヤを引っ張った場合に、凹部周縁のワイヤ挿入溝部が形成されていない側面部に発生する応力分布状態の一例を示す斜視図で、(A)は凹部周縁部の幅方向の各側面部の厚さ寸法を共に8.5mmに形成した場合の応力分布状態、(B)は凹部周縁部の幅方向の各側面部のうちのワイヤ挿入溝部が形成された側の厚さ寸法を8.0mm、ワイヤ挿入溝部が形成されていない側の厚さ寸法を8.5mmに形成した場合の図である。
【図11】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーを構成するグリップ部材のブレーキワイヤを引っ張った場合に、凹部周縁のワイヤ挿入溝部が形成されている側面部に発生する応力分布状態の一例を示す斜視図で、(A)は凹部周縁部の幅方向の各側面部の厚さ寸法を共に8.5mmに形成した場合の応力分布状態、(B)は凹部周縁部の幅方向の各側面部のうちのワイヤ挿入溝部が形成された側の厚さ寸法を8.0mm、ワイヤ挿入溝部が形成されていない側の厚さ寸法を8.5mmに形成した場合の図である。
【図12】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーを構成する第1ブラケット部材の概略構成を示す斜視図で、(A)は外側面の斜視図、(B)は内側面の斜視図である。
【図13】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーを構成する第1ブラケット部材の概略構成を示す図で、(A)はグリップ部材が突出する側の側面図、(B)は内側正面図、(C)はグリップ部材と反対側の側面図である。
【図14】図13のC−C矢視の要部拡大側断面図である。
【図15】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーを構成する第2ブラケット部材の概略構成を示す斜視図で、(A)は外側面の斜視図、(B)は内側面の斜視図である。
【図16】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーを構成する第2ブラケット部材の概略構成を示す図で、(A)グリップ部材と反対側の側面図は、(B)は内側正面図、(C)はグリップ部材が突出する側の側面図である。
【図17】図16のD−D矢視の要部拡大側断面図である。
【図18】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーのハンドルへの取り付け手順を示す図で、第1ブラケット部材にグリップ部材を取り付けた状態を示す図である。
【図19】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーのハンドルへの取り付け手順を示す図で、第1ブラケット部材に取り付けたグリップ部材にブレーキワイヤを取り付けた状態を示す図である。
【図20】本実施形態に係る配膳車のブレーキレバーのハンドルへの取り付け手順を示す図で、第1ブラケット部材と第2ブラケット部材とをハンドルに取り付けた状態を示す一部切欠要部拡大図である。
【符号の説明】
1 配膳車
2 本体
5 自在車輪
8 ブレーキレバー
11 チューブ
12 ブレーキワイヤ
17 ハンドル
17B 取付貫通孔
21 グリップ部材
22 ネジ
23 第1ブラケット部材
24 第2ブラケット部材
25 固定ナット
27 コイル式圧縮バネ
33 ワッシャ
34 キャップ部材
37、38 延出部
41 係止片
42 ストッパ孔
45 第1取付ボス
45B ネジ部
46 第2取付ボス
46B、48 貫通孔
51 支軸
53 凹部
54 固定用ボス部
56 ワイヤ挿入溝部
57 ワイヤ移動溝部
61、75 平板部
62、76 ハンドル取付部
68 バネ受部
77、86 凹み部
87 上面押えボス
Claims (3)
- ハンドルに固着されたブレーキレバーと、前記ブレーキレバーに連結されたブレーキワイヤと、を備え、前記ブレーキレバーの操作によってブレーキワイヤを引っ張って制動する制動装置において、
前記ブレーキレバーは、支軸がハンドルに対向する面に立設される第1ブラケット部材と、
前記第1ブラケット部材に固着される第2ブラケット部材と、
前記ブレーキワイヤが連結されると共に、一端側の側面部に穿設された第1貫通孔が前記支軸に回動可能に挿通されるグリップ部材と、
前記グリップ部材のハンドル対向面を押圧してハンドルから離間する方向にグリップ部材を回動させるように付勢する弾性体と、を備え、
前記グリップ部材は、前記弾性体の一端側が挿入される凹部を有し、
前記第1ブラケット部材は、第2部ラケット部材との対向面に設けられて前記弾性体の他端側が当接される弾性体受部を有し、
前記ブレーキワイヤは、該ブレーキワイヤの端縁部に固着される係止部材を有し、
前記グリップ部材は、側面部に穿設されて前記係止部材が係合される第2貫通孔を有し、前記グリップ部材は、前記第2貫通孔から該グリップ部材のハンドル対向面の反対方向側の端面とを接続するように形成されてブレーキワイヤの端縁部が挿通されるワイヤ溝部を有し、
前記ワイヤ溝部は、グリップ部材の一側の側面部から幅方向略中央位置まで切り欠かれるワイヤ挿入溝部と、
前記ワイヤ挿入溝部の奥側から該グリップ部材の長手方向に沿って回動中心側へ所定長さ切り欠かれて形成されるワイヤ移動溝部と、を有し、
該グリップ部材の前記凹部が形成される位置の幅方向の各側壁部の厚さ寸法は、前記ワイヤ挿入溝部の切込み側の側壁部の厚さ寸法が、他側の側壁部の厚さ寸法よりも所定寸法小さくなるように形成されていることを特徴とする制動装置。 - 前記凹部は、該凹部の弾性体受部に対向する面に設けられる位置決め部を有し、
前記弾性体は、前記位置決め部によって一端側が位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の制動装置。 - 前記第2ブラケット部材は、第1部ラケット部材との対向面に支持部を有し、
前記支持部は、該第2ブラケット部材が前記第1ブラケット部材に固着された場合に、前記弾性体受部の先端部を支持することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制動装置。
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