JP4147125B2 - 光ディスクの情報再生方法、情報再生制御用プログラム及び光ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置の再生動作時における記録領域検索(セッションサーチ)の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の記録領域検索技術例を図4、図5に示す。
従来の光ディスク装置に例えばDVD+Rディスクがセットされた場合(ステップS401)、フォーカスサーボやトラッキングサーボがかけられ、かつ、最適状態で再生動作が行われるようにするために、各種パラメータの調整がされる(ステップS402)。その後、ディスク自体の固有情報であるPFI(Physical Format Information)の開始アドレスにシークし(ステップS403)、該PFIの読み出しを実行し(ステップS404)、該PFI中のDisc Categoryの値を参照することでディスクの種別を判別する(ステップS405)。Disc Categoryの値がAhの場合にDVD+Rが判別され(ステップS416)、記憶領域を検索する処理(マルチセッションサーチ)が実行される(ステップS417)。該記憶領域検索処理では、PFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を当該記憶領域(セッション)の最終アドレスとして参照し(ステップS501)、それを該セットされたディスクの最終アドレスとして記憶する(ステップS502)。次に、該最終アドレスから次の記憶領域の開始アドレスを計算し(ステップS503)、該次の記憶領域のPFI開始アドレスにシークし(ステップS504)、その記憶領域のPFIの読み出しを行う(ステップS506)。さらに、該読み出したPFIに基づき最終アドレスを求め、それを基に次の記憶領域に移動する。このPFIの読み出し、最終アドレスの参照・記憶、次の記憶領域の開始アドレスの算定、該開始アドレスへのシークという一連の検索動作を複数の記憶領域について繰返す。
【0003】
上記セットされたDVD+Rディスクが規格違反のディスクであって、上記記憶された最終アドレスが例えば0hの場合は、上記一連の動作中において、シークの失敗またはPFI読み出しの失敗となり、検索動作は終了するが、最終アドレスとして0hが記憶されているため、ディスク容量が0と判定され、ホストコンピュータが指定するアドレスに対して、ディスクの記録範囲を超えているという判断に基づく応答をすることになる。
【0004】
また、本発明に関連する従来技術で特許文献に記載された技術としては、特開2002−50040号公報(特許文献1)に記載されたものがある。該公報には、光ディスクを種別によらずに判別する技術として、ディスク自体の物理特性から、CD、DVDの切り分けを行い、再生可能な状態になったとき、PFIを読み出し、その中のBook Type(Disc Category)情報を読み出してディスクの種別を判別する技術が記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−50040号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記図4、図5に示す従来技術においては、光ディスク装置にセットされた光ディスクの情報が誤っている場合、該光ディスク装置が該誤った情報に基づく記録領域検索を行い、エラー応答等の誤動作を行う結果、光ディスクの再生動作が不可能となる。また、特開2002−50040号公報には、ディスク判別後におけるDVD+Rディスク用記憶領域検索時の最終アドレスの取扱いについての技術の記載はない。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、セットされたディスクの情報が誤っている場合にも誤動作をしないようにすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決できる技術の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために、本発明では、基本的に、光ディスク装置において、
(1)光ディスクのPFI(Physical Format Information)中のDisc Category情報から、セットされた光ディスクの種別を判別し、該判別の結果、該光ディスクがDVD+R規格のディスクであるとされるとき、記憶領域の検索(セッションサーチ)を行って記憶領域毎の最終アドレスとして記憶されている値を参照し、該参照した最終アドレスが、上記規格において記憶領域に割り振られるアドレスでない場合には、上記検索されている記憶領域内に記憶されている光ディスク全体の最終アドレスを、新たな最終アドレスとして記憶し、記憶領域検索(セッションサーチ)を終了させるようにする。
(2)光ディスクのPFI中のDisc Category情報から、セットされた光ディスクの種別を判別し、判別の結果がDVD+Rディスクであるとき、記憶領域(セッション)の検索(サーチ)を行い、最終アドレスとして記憶されている当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照し該最終アドレスが0hか否かを判別し、該最終アドレスが0hであるときは、当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を該光ディスクの最終アドレスとして参照して記憶し、記憶領域検索(セッションサーチ)を終了させるようにする。
(3)光ディスクのPFI中のDisc Category情報から、セットされた光ディスクの種別を判別し、判別の結果がDVD+Rディスクであるとき、当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照しこれを該光ディスクの記憶領域(セッション)の最終アドレスとして記憶させ、該記憶させた最終アドレスに基づき、次の記憶領域(セッション)の開始アドレスを計算し、該開始アドレスにシークして該次の記憶領域(セッション)のPFIの読み出しを行い、該シークまたはPFIの読み出しができなかったとき、該光ディスクの最終アドレスとしての当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を参照し、上記記憶領域(セッション)の最終アドレスとしての上記PFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値と比較し、該比較の結果、上記光ディスクの最終アドレスの値の方が上記記憶領域(セッション)の最終アドレスの値よりも大きいときに、該光ディスクの最終アドレスを最終アドレスとして記憶し、記憶領域の検索(セッションサーチ)を終了させるようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。実施例では、記録されている情報がDVD+Rディスクとなっているディスクの場合につき述べる。
図1は、本発明の実施例としての光ディスク装置の構成例を示す図である。
図1において、1は光ディスク、2は、光ディスク1に対しレーザー光を照射し、該光ディスクに情報を記録したり、記録された情報を読み出したりする光ピックアップ、3は、上記読み出された情報に基づき再生信号の処理を行う信号処理部、4は装置全体の制御を行うマイコン、5は、マイコン4により制御され、信号処理部3からの再生信号に基づき映像信号やトラッキング制御用信号やフォーカス制御用信号やモータ制御用信号などを形成するとともに、記録領域の検索処理や記録信号の形成を行うデジタル信号プロセッサ、6は、デジタル信号プロセッサ5内にあってデジタル化された再生信号をデコード処理するデコード部、7は、同じくデジタル信号プロセッサ5内にあってトラッキング制御用信号やフォーカス制御用信号やモータ制御用信号などを形成するサーボ部、8は、ホストコンピュータ等外部機器との接続部を構成するインターフェース部、9は、光ディスク駆動用のディスクモータや、光ピックアップ2内のアクチュエータ(図示なし)や、光ピックアップ2内のレーザーダイオード(図示なし)や、光ピックアップ2移動用のスレッドモータなどをそれぞれ駆動する駆動部、10は光ディスク1を所定速度で回転させるディスクモータ、11は光ピックアップ2を光ディスク1の半径方向に移動させるスレッドモータである。本構成においては、マイコン4とデジタル信号プロセッサ5が制御部を形成している。本構成例では、該制御部はメモリ等の記憶部を内部に含むものとする。
【0009】
上記構成において、情報の再生時には、光ピックアップ2により光ディスク1の記録情報が読み出され、該読み出された情報(再生信号)が信号処理部3に入力され再生信号処理が行われる。マイコン4とデジタル信号プロセッサ5とから成る制御部が第1の構成をとるとき、該制御部は、上記再生信号に基づきフォーカス制御用信号及びトラッキング制御用信号を形成するとともに、光ディスク1のPFI中のDisc Category情報から該光ディスク1の種別を判別し、該判別の結果、該光ディスク1がDVD+Rディスクとされるときは、該光ディスク1の記録領域の最終アドレスとして記憶部に記憶されている当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照し、該最終アドレスが0hか否かを判別し、該判別の結果、該最終アドレスが0hであるときは、当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を該光ディスクの最終アドレスとして参照し記憶部に記憶させる。これにより、光ディスク1に記録された最終アドレスの正常・異常の判定を記録領域検索時(セッションサーチ時)に行い、異常と判定された場合、検索を終了させ、不要な検索を行わないようにする。また、マイコン4とデジタル信号プロセッサ5とから成る制御部が第2の構成をとるとき、該制御部は、上記再生信号に基づきフォーカス制御用信号及びトラッキング制御用信号を形成するとともに、光ディスク1のPFI中のDisc Category情報から該光ディスク1の種別を判別し、該判別の結果、該光ディスク1がDVD+Rディスクとされるときは、該光ディスク1の記録領域の最終アドレスとして記憶部に記憶されているPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照し、これを該光ディスク1の記憶領域の最終アドレスとして記憶させる。
さらに、該記憶させた最終アドレスに基づき、次の記憶領域の開始アドレスを計算し、該計算した開始アドレスにシークして該次の記憶領域のPFIの読み出しを行う。そして、該シークまたはPFIの読み出しができなかったときは、該光ディスクの最終アドレスとしてのPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を参照し、上記記憶領域の最終アドレスとしての PFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値と比較し、該比較の結果、該光ディスク1の最終アドレスの値の方が上記記憶領域の最終アドレスの値よりも大きいときに、該光ディスク1の最終アドレスを最終アドレスとして記憶して記憶領域の検索を終了させる。
【0010】
図2は、上記図1の光ディスク装置における制御部が上記第1の構成をとる場合の光ディスクの記憶領域検索処理の手順例を示す図である。本処理例は、記録されている情報がDVD+Rディスクとなっているディスクについての処理例であって、PFIの読み出し後に、最終アドレスが正常か否かを判定する場合の例である。
図2において、
(1)記憶領域(セッション)の最終アドレスとしての、当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照する(ステップS201)。
(2)上記最終アドレスが0hか否かを判別する(ステップS202)。
(3)上記判別の結果、最終アドレスが0hの場合は、当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を該光ディスクの最終アドレスとして参照する(ステップS203)。
(4)上記参照した光ディスクの最終アドレスを記憶部に記憶し(ステップS204)、記憶領域の検索(セッションサーチ)を終了させる(ステップS205)。
(5)上記(2)(ステップS202)において、上記最終アドレスが0hでない場合は、上記参照した上記記憶領域(セッション)の最終アドレスとしての当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を該光ディスクの最終アドレスとして記憶する(ステップS206)。
(6)該記憶した最終アドレスに基づき、次の記憶領域の開始アドレスを計算する(ステップS207)。
(7)次の記憶領域のPFI開始アドレスにシークする(ステップS208)。
(8)シークが成功したか否かを判別する(ステップS209)。
(9)成功した場合は、該記憶領域のPFIの読み出しを行う(ステップS210)。
(10)上記PFIの読み出しが成功したか否かを判別する(ステップS211)。
(11)成功した場合は、上記(1)(ステップS201)に戻る。
(12)上記(7)(ステップS208)の判別でシークが成功しなかった場合または上記(10)(ステップS211)の判別で上記PFIの読み出しが成功しなかった場合は、リトライオーバーか否かを判別する(ステップS212)。
(13)リトライオーバーの場合は、記憶領域の検索(セッションサーチ)を終了させる(ステップS213)。リトライオーバーでない場合は、上記(7)(ステップS208)に戻る。
【0011】
図3は、上記図1の光ディスク装置における制御部が上記第2の構成をとる場合の光ディスクの記憶領域検索処理の手順例を示す図である。本処理例も、記録されている情報がDVD+Rディスクとなっているディスクについての処理例であって、シーク失敗、PFIの読み出し失敗後に、最終アドレスが正常か否かを判定する場合の例である。
図3において、
(1)記憶領域(セッション)の最終アドレスとしての当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照する(ステップS301)。
(2)上記参照した最終アドレスを該光ディスクの最終アドレスとして記憶する(ステップS302)。
(3)該記憶した最終アドレスに基づき、次の記憶領域の開始アドレスを計算する(ステップS303)。
(4)上記次の記憶領域のPFI開始アドレスにシークする(ステップS304)。
(5)シークが成功したか否かを判別する(ステップS305)。
(6)成功した場合は、該記憶領域のPFIの読み出しを行う(ステップS306)。
(7)上記PFIの読み出しが成功したか否かを判別する(ステップS307)。
(8)成功した場合は、上記(1)(ステップS301)に戻る。
(9)上記(5)(ステップS305)の判別でシークが成功しなかった場合または上記(7)(ステップS307)の判別で上記PFIの読み出しが成功しなかった場合は、リトライオーバーか否かを判別する(ステップS308)。
(10)リトライオーバーの場合は、記憶領域の最終アドレスとしての当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を該光ディスクの最終アドレスとして参照する(ステップS309)。
(11)光ディスクの最終アドレスの値と記憶領域の最終アドレスの値とを比較する(ステップS310)。
(12)該比較の結果、光ディスクの最終アドレスの値が記憶領域の最終アドレスの値よりも大きい場合は、光ディスクの最終アドレスを該光ディスクの最終アドレスとして記憶部に記憶させ(ステップS311)、記憶領域の検索(セッションサーチ)を終了させる(ステップS312)。
【0012】
上記実施例によれば、光ディスク装置において、セットされたディスクの情報が誤っている場合にも誤動作をしないようにすることが可能となる。また、記憶領域の不要な検索をなくすことが可能となる。例えば、DVD+Rディスクでかつ記憶領域の最終アドレスが不正値であるような規格違反ディスクや、DVD+Rディスク以外のディスクであるにもかかわらず、DVD+Rディスクであると記録され、かつ記憶領域の最終アドレスが不正値であるような規格違反ディスクに対し有効である。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、光ディスク装置において、セットされたディスクの情報が規格に定められた値と異なる場合でも、再生不能状態となることを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての光ディスク装置の構成例を示す図である。
【図2】本発明における光ディスクの記憶領域検索処理の例を示す図である。
【図3】本発明における光ディスクの記憶領域検索処理の他の例を示す図である。
【図4】光ディスクの従来の記憶領域検索処理の説明図である。
【図5】DVD+Rディスクの従来の記憶領域検索処理の説明図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、 2…光ピックアップ、 3…信号処理部、 4…マイコン、 5…デジタル信号プロセッサ、 6…デコード部、 7…サーボ部、 8…インターフェース部、 9…駆動部、 10…ディスクモータ、 11…スレッドモータ。
Claims (10)
- 光ディスクに記録された情報を再生する光ディスクの情報再生方法であって、
光ディスク装置内にセットされた光ディスクのPFIを読み出すステップと、
該PFI中のDisc Category情報から上記光ディスクの種別を判別し、該判別の結果、該光ディスクがDVD+R規格のディスクであるとされるとき、記憶領域の検索を行い、記憶領域毎の最終アドレスとして記憶されている値を参照するステップと、
該参照した最終アドレスが、上記規格において記憶領域に割り振られるアドレスでない場合には、上記検索されている記憶領域内に記憶されている光ディスク全体の最終アドレスを、新たな最終アドレスとして記憶するステップと、
記憶領域の検索を終了するステップと、
を経て、上記セットされた光ディスクの情報再生を行うことを特徴とする光ディスクの情報再生方法。 - 光ディスクに記録された情報を再生する光ディスクの情報再生方法であって、
光ディスク装置内にセットされた光ディスクに対しフォーカス制御及びトラッキング制御を行うステップと、
該光ディスクのPFIを読み出すステップと、
該PFI中のDisc Category情報から上記光ディスクの種別を判別するステップと、
該判別の結果、上記光ディスクがDVD+Rディスクであるとされるとき、記憶領域の検索を行い、最終アドレスとして記憶されている当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照し、該最終アドレスが0hか否かを判別するステップと、
該判別の結果、該最終アドレスが0hであるときは、当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を該光ディスクの最終アドレスとして参照し記憶するステップと、
記憶領域の検索を終了するステップと、
を経て、上記セットされた光ディスクの情報再生を行うことを特徴とする光ディスクの情報再生方法。 - 光ディスクに記録された情報を再生する光ディスクの情報再生方法であって、
光ディスク装置内にセットされた光ディスクに対しフォーカス制御及びトラッキング制御を行う第1のステップと、
該光ディスクのPFIを読み出す第2のステップと、
該PFI中のDisc Category情報から上記光ディスクの種別を判別する第3のステップと、
該判別の結果、上記光ディスクがDVD+Rディスクであるとされるとき、記憶領域の検索を行い、記憶領域の最終アドレスとして記憶されている当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照し、該最終アドレスが0hか否かを判別する第4のステップと、
該判別の結果、該最終アドレスが0hであるときは、当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を該光ディスクの最終アドレスとして参照し記憶する第5のステップと、
記憶領域の検索を終了する第6のステップと、
上記第4のステップで記憶領域の最終アドレスが0hでないと判別されたときは、該記憶領域の最終アドレスを該光ディスクの最終アドレスとして記憶する第7のステップと、
該記憶した最終アドレスに基づき、次の記憶領域の開始アドレスを計算する第8のステップと、
該次の記憶領域のPFI開始アドレスにシークし、該記憶領域のPFIの読み出しを行い、該記憶領域の最終アドレスを参照する第9のステップと、
最終的に記憶領域の検索を終了する第10のステップと、
を備え、上記セットされた光ディスクの情報再生を行うことを特徴とする光ディスクの情報再生方法。 - 光ディスクに記録された情報を再生する光ディスクの情報再生方法であって、
光ディスク装置内にセットされた光ディスクに対しフォーカス制御及びトラッキング制御を行う第1のステップと、
該光ディスクのPFIを読み出す第2のステップと、
該PFI中のDisc Category情報から上記光ディスクの種別を判別する第3のステップと、
該判別の結果、上記光ディスクがDVD+Rディスクであるとされるとき、記憶領域の検索を行い、当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照しこれを該記憶領域の最終アドレスとして記憶する第4のステップと、
該記憶した最終アドレスに基づき、次の記憶領域の開始アドレスを計算する第5のステップと、
該計算した開始アドレスにシークし、該次の記憶領域のPFIの読み出しを行い、該記憶領域の最終アドレスを読み出す第6のステップと、
上記第6のステップにおけるシークまたはPFIの読み出しができなかったとき、光ディスクの最終アドレスとして当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を参照し、上記記憶領域の最終アドレスとしての上記PFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値と比較する第7のステップと、
上記比較の結果、上記光ディスクの最終アドレスの値の方が上記記憶領域の最終アドレスの値よりも大きいときに、該光ディスクの最終アドレスを最終アドレスとして記憶して記憶領域の検索を終了する第8のステップと、
を経て、上記セットされた光ディスクの情報再生を行うことを特徴とする光ディスクの情報再生方法。 - 光ディスクに記録された情報を再生するための光ディスクの情報再生制御用プログラムであって、
コンピュータに、
光ディスク装置内にセットされた光ディスクのPFIを読み出す手順と、
該PFI中のDisc Category情報から上記光ディスクの種別を判別し、該判別の結果、該光ディスクがDVD+R規格のディスクであるとされるとき、記憶領域の検索を行い、記憶領域毎の最終アドレスとして記憶されている値を参照する手順と、
該参照した最終アドレスが、上記規格において記憶領域に割り振られるアドレスでない場合には、上記検索されている記憶領域内に記憶されている光ディスク全体の最終アドレスを、新たな最終アドレスとして記憶する手順と、
記憶領域の検索を終了する手順と、
を実行させ、光ディスク装置に上記セットされた光ディスクの情報再生を行わせることを特徴とする光ディスクの情報再生制御用プログラム。 - 光ディスクに記録された情報を再生するための光ディスクの情報再生制御用プログラムであって、
コンピュータに、
光ディスク装置内にセットされた光ディスクに対しフォーカス制御及びトラッキング制御を行う手順と、
該光ディスクのPFIを読み出す手順と、
該PFI中のDisc Category情報から上記光ディスクの種別を判別する手順と、
該判別の結果、上記光ディスクがDVD+Rディスクであるとされるとき、記憶領域の検索を行い、最終アドレスとして記憶されている当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照し、該最終アドレスが0hか否かを判別する手順と、
該判別の結果、該最終アドレスが0hであるときは、当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を該光ディスクの最終アドレスとして参照し記憶する手順と、
記憶領域の検索を終了する手順と、
を実行させ、光ディスク装置に上記セットされた光ディスクの情報再生を行わせることを特徴とする光ディスクの情報再生制御用プログラム。 - 光ディスクに記録された情報を再生するための光ディスクの情報再生制御用プログラムであって、
コンピュータに、
光ディスク装置内にセットされた光ディスクに対しフォーカス制御及びトラッキング制御を行う第1の手順と、
該光ディスクのPFIを読み出す第2の手順と、
該PFI中のDisc Category情報から上記光ディスクの種別を判別する第3の手順と、
該判別の結果、上記ディスクがDVD+Rディスクであるとされるとき、記憶領域の検索を行い、当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照しこれを該記憶領域の最終アドレスとして記憶する第4の手順と、
該記憶した最終アドレスに基づき、次の記憶領域の開始アドレスを計算する第5の手順と、
該次の記憶領域のPFI開始アドレスにシークし、該次の記憶領域のPFIの読み出しを行い、該記憶領域の最終アドレスを読み出す第6の手順と、
上記第6のステップにおけるシークまたはPFIの読み出しができなかったとき、当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を上記光ディスクの最終アドレスとして参照し、上記記憶領域の最終アドレスとしての当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値と比較する第7の手順と、
上記比較の結果、上記光ディスクの最終アドレスの値の方が上記記憶領域の最終アドレスの値よりも大きいとき、該光ディスクの最終アドレスを最終アドレスとして記憶し記憶領域の検索を終了する第8の手順と、
を実行させ、光ディスク装置に上記セットされた光ディスクの情報再生を行わせることを特徴とする光ディスクの情報再生制御用プログラム。 - セットされた光ディスクに対し情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置であって、
上記光ディスクの記録情報を読み出す光ピックアップと、
上記読み出された情報に基づき再生信号の処理を行う信号処理部と、
上記再生信号に基づき、光ディスク装置内にセットされた光ディスクのPFIを読み出し、該PFI中のDisc Category情報から上記光ディスクの種別を判別し、該判別の結果、該光ディスクがDVD+R規格のディスクであるとされるとき、記憶領域の検索を行って記憶領域毎の最終アドレスとして記憶されている値を参照し、該参照した最終アドレスが、上記規格において記憶領域に割り振られるアドレスでない場合には、上記検索されている記憶領域内に記憶されている光ディスク全体の最終アドレスを、新たな最終アドレスとして記憶させる制御部と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - セットされた光ディスクに対し情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置であって、
上記光ディスクの記録情報を読み出す光ピックアップと、
上記読み出された情報に基づき再生信号の処理を行う信号処理部と、
上記再生信号に基づきフォーカス制御用信号及びトラッキング制御用信号を形成するとともに、再生時に、上記光ディスクのPFI中のDisc Category情報から該光ディスクの種別を判別し、該判別の結果、上記光ディスクがDVD+Rディスクとされるときは、該光ディスクの記録領域の最終アドレスとして記憶されている当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照し、該最終アドレスが0hか否かを判別し、該判別の結果、該最終アドレスが0hであるときは、当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を該光ディスクの最終アドレスとして参照し記憶させる制御部と、
を備え、光ディスクに記録された最終アドレスの正常・異常の判定を記録領域の検索時に行い、異常と判定された場合、検索を終了させ、その後の不要な検索を行わない構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - セットされた光ディスクに対し情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置であって、
上記光ディスクの記録情報を読み出す光ピックアップと、
上記読み出された情報に基づき再生信号の処理を行う信号処理部と、
上記再生信号に基づきフォーカス制御用信号及びトラッキング制御用信号を形成する手段と、再生時に、上記光ディスクのPFI中のDisc Category情報から該光ディスクの種別を判別する手段と、判別の結果、上記光ディスクがDVD+Rディスクであるとされるとき、当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値を参照しこれを該光ディスクの記憶領域の最終アドレスとして記憶させる手段と、該記憶させた最終アドレスに基づき、次の記憶領域の開始アドレスを計算する手段と、該計算した開始アドレスにシークし、該次の記憶領域のPFIの読み出しを行い、該シークまたはPFIの読み出しができなかったとき、該光ディスクの最終アドレスとしての当該記憶領域のPFI開始アドレスから9byte目ないし11byte目までの値を参照し、上記記憶領域の最終アドレスとしての当該記憶領域のPFI開始アドレスから253byte目ないし255byte目までの値と比較する手段と、該比較の結果、上記光ディスクの最終アドレスの値の方が上記記憶領域の最終アドレスの値よりも大きいときに、該光ディスクの最終アドレスを最終アドレスとして記憶して記憶領域の検索を終了させる手段とを有して成る制御部と、
を備え、光ディスクに記録された最終アドレスの正常・異常の判定を記録領域の検索時に行い、異常と判定された場合、検索を終了させ、その後の不要な検索を行わない構成としたことを特徴とする光ディスク装置。
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