JP4147000B2 - 削岩装置 - Google Patents

Description

【０００１】
（技術分野）
本発明は、削岩装置に関するものである。また本発明は特に、送りビームに沿った削岩機械の動きを測定する測定装置を備えた削岩装置に関するものである。
【０００２】
（背景技術）
前記種類の以前から知られている装置は、PCT特許明細書WO 94/06999、図４を参照すると、送りビームに沿った削岩機械の動きを、削岩機械上に配置された測定手段によって、検知している。この装置の欠点は、測定手段がその動作中に削岩機械と共に、送りビームに沿って動くことである。測定ケーブルは従って、ホースリールを介して案内しなければならない。これは測定ケーブルが、駆動媒体を削岩機械に供給する圧力媒体導管の間に、配置されねばならないことを意味している。これらの導管が脈動圧力の流体を収容するので、導管は振動し、それらが測定ケーブルを損傷させ得る
【０００３】
請求項で定義された本発明の目的は、測定ケーブルを損傷させる上記問題点を、送りビーム上に測定装置を固定配置すること、測定ケーブルが圧力媒体導管を共に配置する必要をなくすことによって、解決した削岩装置を達成することである。
【０００４】
（発明を実施するための最良の形態）
本発明の実施例を、添付図面をを参照して以下で説明する。図１は本発明による削岩装置を示している。図２は、明瞭さを増すため、確定した部分を取り除いた、図１による装置の一部分を概略的に示している。
【０００５】
図面に示されている装置は、示されていないドリル装備によって、通常方法で支持される送りビーム１を備えている。ドリルビット１９を具備したドリルストリング１８は、削岩機械２に接続されている。削岩ドリル機械は、圧力媒体シリンダ３及び送りライン７によって、移動される。実用的に、図２には示されていないが、また削岩機械を戻すために送られる送りラインがある。圧力媒体シリンダー３は、送りビーム１に対して固定される第一端部４と、送りビーム１に関して可動な第二端部５を有している。示されている例において、圧力媒体シリンダ３のピストンロッド１２が、送りビーム１に対して固定されている。また圧力媒体シリンダ３を戻すことができ、可動端部５をピストンロッド１２上に配置する。圧力媒体シリンダ３の可動端部５は、滑車６を支持している。滑車６の周囲を回る送りライン７は、その一端が送りビーム１に固定され、他端が削岩機械２の摺動部２１と接続されている。この装置によって、削岩機械２が送りビーム１に沿って、圧力媒体シリンダ３上の可動端部５の二倍の高速度で、駆動される。削岩装置が、ホースリール１５とドリル支持部１６を、ドリルストリング１８の中間に備えている。ホースリール１５が、図２における支持部１３で、ドリル支持部１６が支持部１４で示されている。これはホースリール１５及びドリル支持部１６が、送りビーム１に沿って、通常の方法で、圧力媒体シリンダ３の可動端部５と同じ速度で、駆動される。支持部１３、１４が、ポイント９、ポイント１０を備え、その間に別のライン８が配置されている。この別のラインが、一回またはそれ以上、送りビーム１上に固定される測定装置１１上のホイール１７の周囲を回る。測定装置１１は、送りビーム１に沿った削岩機械２の移動に対応したパルスを送る。測定ケーブルが、測定装置１１上のソケット２２に接続されるので、測定ケーブルが、送りビーム１に対して固定され、且つ圧力媒体ホースを振動させる負荷を受けない。送りビームに沿った削岩機械２の位置は、測定装置１１からのパルスをカウントすることによって、測定される。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明による削岩装置。
【図２】 明瞭にするため一定の部分を取り除いて、図１による装置の一部分を概略的に示した図。

Claims (1)

1. 送りビーム（１）と、
   送りビーム（１）に沿って前後に可動な削岩機械（２）と、
   一端部（４）を前記送りビーム（１）に対して固定し、他端部（５）が前記送りビーム（１）に対して可動でありしかも滑車（６）を支持している圧力媒体シリンダ（３）と、
   前記滑車（６）に掛けられ、一端を送りビーム（１）に接続し、他端を削岩機械（２）に接続した送りライン（７）と
   を有する削岩装置であって、
   削岩機械（２）の少なくとも最大可動距離に相当した距離離れて、前記圧力媒体シリンダ（３）の両端部に隣接して位置した二つのポイント（９、１０ ）間に別のライン（８）を設け、前記別のライン（８）が、前記送りビーム（１）に沿った前記削岩機械（２）の移動を測定する測定装置（１１）と接続され、前記測定装置（１１）が前記送りビーム（１）に固定して設けられていることを特徴とする削岩装置。

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