JP4146355B2 - 乗員又はチャイルドシートの移動を抑制する安全ベルトシステムにおいて使用する装置 - Google Patents

乗員又はチャイルドシートの移動を抑制する安全ベルトシステムにおいて使用する装置 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2002年3月14日に出願された米国仮出願番号第60/364,882号出願日の利益を享受するものであり、その全ての内容は、参照により本願明細書に援用するものとする。
発明の分野
本発明は、搭乗者拘束システムの分野に関するものであり、特に、安全ベルトに関するものである。
発明の背景
典型的な既知の車シートベルトシステムは、3点連続ループ式シートベルトシステムである。3点連続ループ式シートベルトシステムは、シートベルトリトラクターとベルト索部を含む。ベルト索は、車に固定されたD字型リングを介して、リトラクターから車床近くの固定金具まで延びている。タングアッセンブリは、D字型リングと固定金具の間をベルト索部の長さ方向に沿って摺動可能である(自由に移動可能である)。このシートベルトシステムを利用するためには、車の乗員はタングアッセンブリを掴み、ベルトを体の上に掛け渡すように引きながらタングアッセンブリの一部をバックルに挿入する。タングアッセンブリがバックルに固定されると、ベルト索の一部は車の乗員の腰部の上を横断し、ベルト索の一部は車の乗員の胴体の上を対角線上に横断して延伸する。タングアッセンブリをバックルから解除すると、ベルト索はリトラクターに巻き取られる。
すべての運転者が同じ体型とは限らないため、かつ例えば冬場にジャケットを着用するときの衣服の厚みなどを補正するために、簡単で便利にベルトの長さを調節できるように乗員がタングアッセンブリをバックル方向に動かすと、タングアッセンブリはベルトに沿って自由に摺動する必要がある。また、乗員がバックルからタングアッセンブリを解除した後、リトラクターがベルトを十分に巻き上げることができるように、タングアッセンブリはベルトに沿って摺動する必要もある。そうでない場合には、リトラクターはタングアッセンブリを上方のD字型リングの方向に移動させようとし、D字型リングがタングアッセンブリのさらなる移動を止めるので、ベルトのさらなる移動が妨げられる。肩ベルト部を固定する、又は締め付けるには、腰ベルト部を固定するか、あるいは締め付けなければならないので、ベルト索をこのタングに通して自由に移動できることが非常に重要である。
現代の車の殆どのシートベルトシステムにおいては、シートベルトリトラクターは解除されたままの状態である。このため、肩ベルト部及び腰ベルト部の両方がたるむことができる。この緩みの目的は、運転者の快適性と、シートベルトを緩めたりバックルを外したりする必要なく(例えば、ラジオを調整するために)前方に手が届くことを可能にすることである。しかしながら、事故が起きた場合には、シートベルトリトラクターをロックし、減速中に乗員の前方へのさらなる移動を妨げる。現代の車シートベルト・システムの多くでは、大きな力を受けると乗員の体をより強く拘束するために、「プリテンショナー」機構が肩ベルトを引き込むことにより予めシートベルトを締め付ける。この連続ベルト索はタングを通って自由に摺動するため、肩ベルトがプリテンショナーによって引き込まれると腰ベルト部をも締め付ける。これは、下半身の拘束を意図した重要な安全機能の1つである。
上記形式の典型的なシートベルトには、一般的なシートベルト使用領域のいくつかにおいて、多数の欠点がある。すなわち、高速でオフロードドライブ中に、腰ベルトが緩いために運転者及び搭乗者が自分のシート内で滑り動いてしまうため、最適な車のコントロールを失う原因になることと、腰ベルトが緩いために、「だらけた」姿勢や「前かがみ」の姿勢をしてしまうことで疲れてきて、数時間のドライブの間に疲労をもたらすことと、チャイルドシートを使用する場合、腰ベルトが緩いために、危険なシートの移動及び潜在的に危険な安定状態をもたらすことである。通常のあらゆる状況下で、典型的なシートベルトデザインによるたるみのために、事故のないときには望ましい度合いのコントロール可能な拘束力を提供できていないが、これは腰ベルト部に緩みがあるからである。
発明の概要
本発明は、乗員又はチャイルドシートの移動を抑制するための安全ベルトシステムにおいて使用する装置を包含している。
本発明の1つの実施形態にあっては、タングアッセンブリを含み、タングアッセンブリを介してベルト索を配回している3点連続ループ式シートベルトシステムにおいて、ベルト索の腰ベルト部をロック又は解除するようにした装置は、前記タングアッセンブリに取り付けられるようになっているシンチ本体と、前記シンチ本体に連結し前記シンチ本体に対してベルト索を付勢させるカムと、前記シートベルトシステムのベルト使用時に、前記シンチ本体と前記カムとによる前記ベルト索の固定を任意に解除することができる手段とを具備する。
本発明のもう1つの実施形態において、タングアッセンブリを含む3点連続ループ式シートベルトシステムにおいてベルト索の腰ベルト部をロック又は解除し、前記ベルト索をタングアッセンブリを介して配回するようにした装置は、シンチ本体、カムキャリアアッセンブリ及びリリースアームを具備する。
シンチ本体は上部フレーム及び下部フレームより構成され、この上部フレームは、軸方向に離間して、基部で分離されて対向するように配置された第1及び第2アームを具備する。第1アームは第2アームより離れるように軸方向に延伸している第1切欠を有し、第2アームは第1アームより離れるように軸方向に延伸している第2切欠を有し、この第1切欠及び第2切欠はカムキャリアアッセンブリをシンチ本体に搭載し、位置合わせするために使用される。下部フレームは、軸方向に離間し、対向するように配置された第1及び第2アームから構成され、この第1アームはシンチ本体の上部フレームに連結しており、第1アーム及び第2アームはタングアッセンブリをシンチ本体に搭載するために使用される。
カムを含むカムキャリアアッセンブリは、タングアッセンブリを介して配回するベルト索の第1の部分がシンチ本体の基部とカムとの間でロックされるように、シンチ本体に搭載される。
リリースアームは、カムに連結してカム回転させることで、シートベルトシステムのベルト使用時に、シンチ本体とカムとによるベルト索の固定を任意に解除するために使用され、それによってシンチ本体と、搭載されたカムキャリアアッセンブリと、タングアッセンブリの安全ベルトシステムのベルトに沿った移動を可能にしているシンチ本体の基部から、タングアッセンブリを介して配回するベルト索の第1の部分を手動で開放できるようにしている。
本発明の教示するところは、以下の詳細な説明について次の添付図面と併せて考察することにより、容易に理解することができよう。
理解を容易にするために、図面に共通する同一構成要素を示すのに、可能な限り同一の参照番号を使用する。
発明の詳細説明
本発明については、自動車の乗員又は自動車のチャイルドシートの移動抑制に役立つ、工場出荷時に設置済みの、3点連続ループ式シートベルトシステム及び関連装置の範囲内で説明する。しかしながら、本発明が多様な種類の、及び多様な種類の車における安全ベルトシステム及び他のベルトシステムを保証するための手段を提供するために使用される利点を有することは、当業者にとり明らかであろう。本発明が後付けされる(シートベルト製造後に追加される)か、あるいは製造時にシートベルト又は安全チャイルドシートに予め組み込むように設計できることは、当業者にとり明らかであろう。したがって、対象発明技術は、ここに記載の具体的な自動車シートベルトシステムの範囲を超えた広い適用性を有していることが本発明者によって意図されている。
図1Aは、現代の自動車に多く見られる典型的な、工場装着された、3点連続ループ式シートベルトシステム100の1つの実施形態を、ベルトを引き込んだ状態で示した図である。図1Aのシートベルトシステム100は、自動車シート110、ある長さのシートベルト索部120、シートベルトリトラクター130、D字型リング140、タングアッセンブリ150、及びバックル160を含む。自動車の運転中、自動車の乗員は、図では前方の助手席を示す自動車シート110に座り、図1Aに示すとおり、通常はシートベルトシステムによって前記シート110に拘束される。シートベルト索部120の一端は、自動車シート110の片側の位置にある固定金具180で自動車の車体170に固定される。ベルト索120の他端部は、この自動車シート110の片側の位置にある固定金具180と同じ側で自動車の車体170に固定されたシートベルトリトラクター130に取り付けられている。シートベルト索120の両端の間の部分は、タングアッセンブリ150と、シートベルトリトラクター130及び固定金具180の上方に位置するD字型リング140とを通過している。このシートベルトシステムを使用していない場合(例えば、ベルトを引き込んだ状態では)、余分なベルト索120は、シートベルトリトラクター130の中に巻き取られて、図1に示すとおり自動車シート110の片側にほぼ垂直方向に配向される。
図1Bは、図1Aのベルト使用時のシートベルトシステム100を示す図である。シートベルトシステム100を使用するには、タングアッセンブリ150を手で掴み、このタングアッセンブリ150を自動車シート110に座る乗員の腰及び胴体の上に掛け渡すように引っ張る。タングアッセンブリ150を乗員の腰及び胴体の上に掛け渡すように引っ張ると、このタングアッセンブリ150はベルト索120に沿って自由に摺動し、ベルト索120はシートベルトリトラクター130から弱い張力がかかりつつ引き伸ばされる。ベルト索120を乗員の腰及び胴体の上に掛け渡すように引くと、タングアッセンブリ150はバックル160と係合する。このバックル160は自動車の車体170に固定し、自動車シート110の片側で固定金具180と反対側に配置される。シートベルトシステム100をバックルで留めると、ベルト索120の全長は、D字型リング140と、それに係合したタングアッセンブリ150との間に延伸している肩(胴体)部190と、その係合したタングアッセンブリ150と固定金具180との間に延伸している腰部192とにタングアッセンブリ150で分割される。
なお、何らかの張力がかかる(例えばシートベルトに抗して前方に寄りかかるなど)と、シートベルトリトラクター130の弱い張力は簡単に打ち消され、肩部190及び/又は腰部192のベルトの長さが伸び、緩くなることに留意すべきである。シートベルトリトラクター130がロックされた場合のみ、(緊急事態にはロックするように設計されているとおり)、シートベルト部190及び192は長さを固定し、それにより体を拘束する。
図2は、図1A及び図1Bのシートベルトシステムの使用に適したタングアッセンブリの1つの実施形態を示す図である。シートベルト索120は、タングアッセンブリ150を通り抜け、連続索を腰ベルト部192と肩ベルト部190に分割する。シートベルトシステム100のバックル留めと、収容とを容易にするために、タングアッセンブリ150が自由にシートベルト索120に沿って摺動するので正確な分割地点は変動する。
シートベルトシステム100を使用するには、乗員はタングアッセンブリ150を掴んで乗員の体の上に掛け渡し、必要に応じてさらにシートベルト索120をシートベルトリトラクターから引き伸ばし、その後タングアッセンブリをバックルに挿入する。タングアッセンブリをタングロックプレート210でバックルに挿入し、図1A及び図1Bの3点シートベルトシステム100の第3地点を固定する。
図3は、ベルトシンチの実施形態の正面斜視図である。本発明によるベルトシンチは、既存の安全ベルトシステムに都合よく連結できるか、あるいは安全ベルトシステムの一部として組み込むことができ、その結果シートベルトの腰ベルト部をロックすることにより車の乗員の移動や車のチャイルドシートの移動の抑制力を高められる。セパレート式カムキャリアアッセンブリを備えた図3に示す実施形態は、後付方式に関する。後付状態において、シートベルト索は、カムとカム本体の間に挿入しなければならない。このベルト索は両端が車に恒久的に取り付けられているため、カムはベルト索の挿入ができるように分離可能でなければならない。OEMの実施形態において、製造者はカムをカム本体に取り付ける前にベルト索を挿入可能である。この後者の例では、カムキャリアアッセンブリは必要ない。
本発明におけるベルトシンチは、1方向においてのみしっかり掴めるよう設計されている。これは、タングのすぐ上にある肩ベルトを掴んでタングから引き離すように引っ張ることにより、腰ベルトを手操作で緩みなく引いておくことができることを意味する。カムは、腰ベルト部が長くなることに抵抗し、ないしは阻止することによって、腰ベルトのたるみを防いでいる。しかしながら、もし事故が起きてシートベルトプリテンショナーが作動する場合には、自動的に肩ベルトはほぼ瞬時に大きな力できつく引っ張られる。もしプリテンショナーの力が手で腰ベルトにかけた張力よりも大きければ、カムによって腰ベルト部をプリテンショナーでさらに締め付けることができる。この安全機能は、標準的なシートベルトに本来備わっている安全機能を軽視したり否定することを防ぐのに適している。
図3のベルトシンチ300は、シンチ本体310及びカムキャリアアッセンブリ320を含む。カムキャリアアッセンブリ320はシンチ本体310と連結されるが、安全ベルトシステムに設置された時には、シンチ本体310がベルトシンチを安全ベルトシステムに取り付けるための手段を提供し、カムキャリアアッセンブリ320が安全ベルトシステムを望ましい位置で固定するための手段を提供する。カムキャリアアッセンブリ320は、カム軸の両端をシンチ本体310の2つの切欠に挿入してシンチ本体310に連結し、シンチ本体310の開口部を通して挿入される取付装置を利用してカムキャリアアッセンブリ320をシンチ本体310に固定する。
図4は、図3に示すカムキャリアアッセンブリの1つの実施形態を示す図である。カムキャリアアッセンブリ320は、スチール、アルミニウム又は他の構造材料で製造することができる。図4に示すカムキャリアアッセンブリ320はスチールから製造されている。図4のカムキャリアアッセンブリ320は、カム410、カム軸420、ねじりバネ430、リリースアーム440、メインキャリア本体450を含む。カム軸420は、カム410の中心を外れた位置を通る開口部に挿入される。ねじりバネ430は、カム軸420の上に被さるように挿入され、かつカム軸420と同軸上に中心がある別の丸穴開口部に挿入される。ねじりバネ430の一端は座ぐり開口部面上の丸穴開口部に挿入される。組み立てられたカム410と、カム軸420と、ねじりバネ430と、リリースアーム440は、カム軸420の両端をキャリア本体450にある2つの開口部に挿入することにより、メインキャリア本体450に搭載する。ねじりバネ430の他端部はキャリア本体450のもう1つの開口部に挿入される。カム410と、カム軸420と、ねじりバネ430と、リリースアーム440と、メインキャリア本体の具体的な実施形態については図4に示しているが、上記構成要素の大きさのわずかな改変、及びこれら構成要素間の相互連結の方法におけるわずかな変更は本発明の範囲内であると考えられるということは、当業者に明らかである。
図5は、カム410と、カム軸420と、ねじりバネ430と、リリースアーム440の1つの実施形態の分解組立図である。カム410は、別にアルミニウムロッドや、スチールロッド(ステンレス、炭素鋼など)や、硬質プラスチック又はエポキシで満たされた金属管や、硬質構造産業用樹脂でも製造することができる。図5に示すカム410は、スチールロッドで製造されている。このカム410は、第1端部511と第2端部512の間を軸方向に延伸している円筒体部510を含む。前記カム410の第1端部511は、平面第1端壁513を含む。この平面第1端壁513は、第1端壁513の中心軸から外れた座ぐり穴の第1円筒型開口部514を含む。この第1円筒型開口部514は、平面第1端壁513から第2端部512に向かって、ねじりバネ430の全長よりも短い距離を軸方向に延伸している。第1円筒型開口部514の直径は、ねじりバネ430がこの座ぐり穴514に嵌合するように、ねじりバネ430の直径よりもわずかに大きい。第1円筒型開口部514は、カム410の中心軸に平行な第1軸506を軸とする。第1円筒型開口部514は底壁518を有する。この底壁518は、カム軸420の直径よりもわずかに大きい直径を持つ貫通孔の第2円筒型開口部515を含む。この第2円筒型開口部515は、前記平面第2端壁518から前記カム410の外側まで、第2端部512に向かって軸方向に伸びている。この第2円筒型開口部515もまた、第1円筒型開口部514の中心軸である第1軸506を中心軸とする。この底壁518もまた、直径がねじりバネ430のワイヤーの直径よりもわずかに大きいめくら穴の第3円筒型開口部516を含む。第3円筒型開口部516は、底壁518上で第1円筒型開口部514の境界内に位置し、第1円筒型開口部514の中心軸から外れて、平面第1端壁513から第2端部512に向かってわずかな距離を軸方向に延伸している。第3円筒型開口部516は、第1円筒型開口部514及び第2円筒型開口部515のそれぞれの軸506に平行な軸を中心軸とする。カム410の円筒体部510は、第4円筒型開口部(図では、ねじ穴)577を含む。この第4円筒型開口部517はカム410の本体部510に形成されるが、通常は本体部510の軸に直交する第2軸上509で、リリースアーム440を本体部510に嵌合させるのに十分な距離を本体部510の内側に延長するように形成される。第4円筒型開口部517はねじ穴として示しているが、貫通孔はカム410の本体部510にリリースアーム440を固定するために都合よく利用することができる。状況に応じて、カム410の本体部510は、カム410の回転を向上することによりシートベルト索をロックするための保持具(例えば、ナーリング、条線、滑り止めペーパー貼り付け、ラバーコーティングなど)を含んでも良い。
ねじりバネ430の1つの実施形態は、内足531及び外足532より構成される。このねじりバネ430の内足531は、カム410の第3円筒型開口部516に挿入される。ねじりバネ430のワイヤーの直径は、カム410の第3円筒型開口部516の直径よりわずかに小さい。ねじりバネ430の内足531を第3円筒型開口部516に挿入する場合には、ねじりバネ430の本体はカム410の第1円筒型開口部514に設置し、嵌合する。第1円筒型開口部514の直径は、ねじりバネ430が凹んだ第1円筒型開口部514内に設置できるように、ねじりバネ430の直径よりわずかに大きい。凹型第1円筒型開口部514の深さは、ねじりバネ430の一部がカム410の円筒体部510の外に出るように、ねじりバネ430の長さよりも短い。
カム軸420は、例えばスチール、鉄、又は適した特性を有する複合材料などの剛体材料で製造することが好ましい。スチールと、鉄と、他のこのような剛体材料は、カム軸の製造に適している。なぜならばカム軸は柔らかい素材では実現することのできない剛性を必要とするからである。図5に示されたカム軸420は、スチールで製造されている。カム軸420は、第1端部521と第2端部522の間を軸方向に延伸している円筒体部520を含む。図5に図示されたカム軸420の第2端部522は、カム410の平面第1端壁513にある第2円筒型開口部515に挿入される。カム軸420の直径は、カム410の第2円筒型開口部515の直径よりわずかに小さい。カム軸420は、この時点でカム軸420の第2端部522がカム410の円筒体部510の第2端部512を貫通し突出しないように、カム410に挿入される。カム軸420の長さは、カムキャリアアッセンブリ320を完全に組み立てた場合に、このカム軸420がカム410の円筒体部510の両端から均等に外に出るように、実質的にはカム410の円筒体部510より長い。
リリースアーム440(図では、ねじ山のついた蝶ネジ)は、頭部541及び軸542を具備する。このリリースアーム440は、スチール、アルミニウム、又は他の構造材料で製造することができる。図5に示すリリースアーム440は、アルミニウムから製造されている。軸部542は、カム410の円筒体部510にあるねじ山のついた第4円筒型開口部517と嵌合するようにねじ山がついており、リリースアーム440をカム410に固定する。このリリースアーム440はねじ山のついた蝶ネジとして示されているが、他の留め具や、例えばエポキシ、はんだ付け、又は溶接などの取り付け方法は、カム410の本体部510にリリースアーム440を取り付けるために都合よく利用することができる。
図6は、メインキャリア本体450の1つの実施形態を示す図である。このメインキャリア本体450は、スチール、アルミニウム又は他の丈夫な構造材料で製造することができる。図6に示すメインキャリア本体450は、スチールから製造されている。このメインキャリア本体450は、平行で対向するように配置されたアーム652及び653を備えた細長い溝形フレーム651からなる。メインキャリア本体450の第1アーム652は、平面第1側壁654によってその一部が境界とされる。この平面第1側壁654は、3つの円筒型開口部655、656、657を含む。貫通孔の第1円筒型開口部655は、平面第1側壁654からメインキャリア本体450の外側まで、第2アーム653から離れるように軸方向に延伸している。この第1円筒型開口部655は、メインキャリア本体450の基部658に対して垂直な第1軸644上に中心があり、第2円筒型開口部656及び第3円筒型開口部657よりも基部658から遠くに位置される、平面第1側壁654上の地点に位置する。貫通孔の第2円筒型開口部656は、平面第1側壁654からメインキャリア本体450の外側まで、第2アーム653から離れるように軸方向に延伸している。この第2円筒型開口部656は、第1軸644上に中心があり、第3円筒型開口部657よりも遠いが第1円筒型開口部655よりも基部658から近い、平面第1側壁654上の地点に位置する。第2円筒型開口部656の直径は、カム軸420の直径よりもわずかに大きい。貫通孔の第3円筒型開口部657は、平面第1側壁654からメインキャリア本体450の外側まで、第2アーム653から離れるように軸方向に延伸している。第3円筒型開口部657は、第1軸644上に中心があり、第2円筒型開口部656及び第1円筒型開口部655よりも基部658に近い、平面第1側壁654上の地点に位置する。第3円筒型開口部657の直径は、ねじりバネ430の幅よりも大きい。第1円筒型開口部655及び第3円筒型開口部657は、第1軸644内でカム410の直径よりも大きな距離で引き離されている。
メインキャリア本体450の第2アーム653は、平面第2側壁659によってその一部が境界とされる。この平面第2側壁659は、第4円筒型開口部660及び第5円筒型開口部661を含む。貫通孔の第4円筒型開口部660は、平面第2側壁659からメインキャリア本体450の内側まで、第1アーム652に向かって軸方向に延伸している。この第4円筒型開口部660は、メインキャリア本体450の基部658に対して垂直な第2軸645上に中心を有し、第5円筒型開口部661よりも基部658から離れている、平面第2側壁659上の地点に位置する。貫通孔の第5円筒型開口部661は、平面第2側壁659からメインキャリア本体450の内側まで、第1アーム652に向かって軸方向に延伸している。第5円筒型開口部661は、第2軸645上に中心を有し、第4円筒型開口部660よりも基部658に近い、平面第2側壁659上の地点に位置する。第5円筒型開口部661の直径は、カム軸420の直径よりもわずかに大きい。第4円筒型開口部660と第5円筒型開口部661は、第2軸645内でカム410の直径よりも大きな距離で分離されている。
メインキャリア本体450における第1アーム652の第1円筒型開口部655及び第2アーム653の第4円筒型開口部660は、メインキャリア本体450の基部658に平行な第3軸646上に中心を有する。メインキャリア本体450における第1アーム652の第3円筒型開口部657及び第2アーム653の第5円筒型開口部661は、メインキャリア本体450の基部658に平行な第4軸647を軸とする。
組み立てられたカム410と、カム軸420と、ねじりバネ430と、リリースアーム440は、メインキャリア本体450に搭載される。カム410の円筒体部510の第1端部511は、メインキャリア本体450の第1アーム652の平面第1側壁654の方向に搭載される。このアッセンブリは、カム410の平面第1端壁513を貫通して突出するカム軸420の第1端部521を、メインキャリア本体450にある第1アーム652の平面第1側壁654の第3円筒型開口部657に挿入することによりメインキャリア本体450に設置される。ねじりバネ530の外足532は、メインキャリア本体450の平面第1側壁654の第2円筒型開口部656に挿入される。カム410の円筒体部510の第2端部512は、メインキャリア本体450の第2アーム653の方向に搭載される。カム軸420の第2端部522は、カム軸420がカム410の第1端部511及びカム410の第2端部512から均等に突出するまでカム410の平面第1端壁513を貫通して突出するカム軸420の第1端部521の内方向に圧力をかけることにより、メインキャリア本体450にある第2アーム659の平面第2側壁653の第5円筒型開口部661に挿入される。このカムキャリアアッセンブリ320は、こうして組み立てられてシンチ本体310に搭載することが可能となる。
図7は、シンチ本体310の1つの実施形態を示す図である。シンチ本体は、スチール、アルミニウム又は他の構造用金属で作ることができる。図7に示すシンチ本体310は、スチールから製造されている。図7のシンチ本体310は、図では下部フレーム750に連結した上部フレーム710より構成される。図7のシンチ本体310は、単一フレーム又は互いに結合された2つの分離フレームから都合よく構成することができる。このシンチ本体310は、平行で対向するように配置されたアーム711及び712を備えた細長い溝形の上部フレーム710を具備する。この2つのアーム711及び712は、溝形の上部フレーム710の外側に向かって約180度の角度で曲げられたU字形の形態をとる。このU字形は、カムキャリアアッセンブリ320をシンチ本体310に搭載する場合に、より大きな安定性を提供することが見込まれている。別の実施形態において、カムキャリアアッセンブリ320をシンチ本体310に取り付ける場合に、もし対向するように配置されたアーム711及び712のそれぞれの側壁が十分な安定性を提供すると判断されれば、このU字形は除去あるいは修正することが可能である。上部フレーム710の第1アーム711は、平面第1側壁713及び平面第2側壁714によってその一部が境界とされる。平面第1側壁713は、貫通孔の第1円筒型開口部715を含む。第1円筒型開口部715は、平面第1側壁713から上部フレーム710の外側まで、第2アーム712から離れるように軸方向に伸びている。第1円筒型開口部715は、上部フレーム710の基部717に平行な第1軸706上に中心を有する。平面第2側壁714は、貫通孔の第2円筒型開口部716を含む。第2円筒型開口部716は、平面第2側壁714から上部フレーム710の外側まで、第2アーム712から離れるように軸方向に延伸している。第2円筒型開口部716もまた、第1軸706上に中心を有する。
平面第1側壁713は、第1円筒型開口部715に隣接し第2アーム712方向に配置された第1切欠722を含む。第1切欠722は、平面第1側壁713から上部フレーム710の外側まで、第2アーム712から離れるように軸方向に延伸している。この第1切欠722の幅は、カム軸420の直径よりもわずかに大きい。第1切欠722の長さは、カムキャリアアッセンブリ320をシンチ本体310に搭載する場合に、メインキャリア本体450の第1アーム652にある第1円筒型開口部655とシンチ本体310の第1アーム711にある第1円筒型開口部715との位置を合わせるためにカム軸420が第1切欠722に沿って移動できるように十分な長さになっている。シンチ本体310の第1アーム711にある第1円筒型開口部715及び平面第1側壁713にある第1切欠722は、第2軸707上に中心がある。シンチ本体310の第1アーム711にある第1切欠722の位置は、カム410が中心を外れたカム軸420の周りを回転する場合に、リリースアーム440がメインキャリア本体450に接触する前にカム410の円筒体部510がシンチ本体310の基部717と接触するように、第1切欠722がシンチ本体310の基部717の上方に位置するようになっている。
上部フレーム710の第2アーム712は、平面第3側壁718及び平面第4側壁720によってその一部が境界とされる。平面第3側壁718は、第3円筒型開口部719を含む。第3円筒型開口部719は、平面第3側壁718から上部フレーム710の内側まで、第1アーム711に向かって軸方向に延伸している。第3円筒型開口部719もまた、第1軸706上に中心を有する。平面第3側壁718の開口部723は、カムキャリアアッセンブリ320を上部フレーム710の上方に導く通路を形成している。平面第4側壁720は、第4円筒型開口部721を含む。第4円筒型開口部721は、平面第4側壁720から上部フレーム710の内側まで、第1アーム712に向かって軸方向に延伸している。第4円筒型開口部721もまた、第1軸706上に中心を有する。
平面第3側壁718は、第3円筒型開口部719に隣接して第1アーム711方向に配置された第2切欠723を含む。第2切欠723は、平面第3側壁718から上部フレーム710の内側まで、第1アーム711に向かって軸方向に延伸している。第2切欠723の幅はカム軸720の直径よりもわずかに大きい。第2切欠723の長さは、カムキャリアアッセンブリ320をシンチ本体310に搭載する場合に、カム軸420が第2切欠723に沿って移動して、メインキャリア本体450の第2アーム653にある第4円筒型開口部660とシンチ本体310の第2アーム712にある第3円筒型開口部719との位置を合わせるのに十分な長さになっている。シンチ本体310の第1アーム712にある第3円筒型開口部719及び平面第3側壁718にある第2切欠723は、第3軸708を軸とする。シンチ本体310の第2アーム712にある第2切欠723の位置は、カム410が中心を外れたカム軸420の周りを回転する場合に、リリースアーム440がメインキャリア本体450に接触する前にカム410の円筒体部510がシンチ本体310の基部717と接触するように、第2切欠723がシンチ本体310の基部717の上方に位置するようになっている。
図7のシンチ本体310の下部フレーム750は、平行で対向するように配置されたアーム751及び752を備えた溝形の本体を具備する。下部フレーム750の第1アーム751は、上部フレーム710の長い軸に横方向に配置され、上部フレーム710の底面724とほぼ同一の広がりを持つ。下部フレーム750の第1アーム751の平面第1側壁753は、上部フレーム710の底面724の中心に取り付けられている。第1アーム751の平面第2側壁754は、第2アーム752の平面第3側壁755と向かい合う。
下部フレーム750の第2アーム752は、この溝の外側に向かって約180度の角度で曲げられたU字形を呈している。このU字形は、タングアッセンブリをシンチ本体310に取り付ける場合に、より大きな安定性を提供すると想定される。別の実施形態において、タングアッセンブリをシンチ本体310に取り付ける場合に、もし下部フレーム750の第2アーム752の1つの側壁が十分な安定性を提供すると判断されれば、このU字形は除去あるいは修正することが可能である。第2アーム752は、平面第3側壁755及び平面第4側壁756によってその一部が境界とされる。平面第3側壁755は、ねじ山のついた貫通孔の第1円筒型開口部757及び第2円筒型開口部758を含み、この2つの開口部は第4軸746上でわずかに離間している。円筒型開口部757及び758は、平面第3側壁755から下部フレーム750の外側まで、第1アーム751から離れるように軸方向に延伸している。第1円筒型開口部757及び第2円筒型開口部758は、上部フレーム710の基部717に平行な第4軸746上に中心を有する。平面第4側壁756は、円筒型開口部757及び758にほぼ類似している、ねじ山のついた貫通孔の第3円筒型開口部759及び第4円筒型開口部760を含む。円筒型開口部759及び760は、平面第4側壁756から下部フレーム750の外側まで、第1アーム751から離れるように軸方向に延伸している。
カムキャリアアッセンブリ320をシンチ本体310に搭載するためには、カム410の平面第1端壁513を貫通し突出するカム軸420の第1端部521が、シンチ本体310の平面第1側壁713の第1切欠722に挿入される。カム410の円筒体部510の第2端部512を貫通し突出するカム軸420の第2端部522は、シンチ本体310の平面第3側壁718の第2切欠723に挿入される。カムキャリアアッセンブリ320は、メインキャリア本体450の第1アーム652にある第1円筒型開口部655がシンチ本体310の第1アーム711にある第1円筒型開口部715と位置を合わせ、且つメインキャリア本体450の第2アーム653にある第4円筒型開口部660がシンチ本体310の第2アーム712にある第3円筒型開口部719と位置を合わせるまで、第1切欠722及び第2切欠723に沿って前方に平行移動する。この時点で、締結装置(例えば、ねじ、ピンチ、圧縮クランプ、ボルト、位置決めねじ、ワイヤー、ピンなど)が、シンチ本体310の第1アーム411の第2円筒型開口部716と第1円筒型開口部715、及びメインキャリア本体450の第1アーム652の第1円筒型開口部655を通じて挿入されて、カムキャリアアッセンブリ320をシンチ本体310に固定する。さらに、締結装置はシンチ本体310の第2アーム412の第4円筒型開口部721と第3円筒型開口部719、及びメインキャリア本体450の第2アーム653にある第4円筒型開口部660を貫通して挿入されて、カムキャリアアッセンブリ320をシンチ本体310に固定する。代替として接着剤、接着テープ、エポキシなどの非機械的留め具を利用することができる。
図8は、図1A及び図1Bに示されたような典型的な、工場出荷時に設置済みの、3点連続ループ式シートベルトシステムのタングに搭載されたベルトシンチの1つの実施形態を示す図である。このベルトシンチ300は、図1のシートベルトシステム100のシートベルト索120にあるタングアッセンブリ150に搭載されている。図8のタングアッセンブリ150は、バックル160に取り付けた状態で示されている。ベルトシンチ300は、タングアッセンブリ150をシートベルト索120の上に都合よく固定し、シートベルトシステム100の緩みを妨げることにより、車の乗員又は車のチャイルドシートの移動を抑制する。
図9は、図1A及び図1Bのシートベルトシステム100にあるような典型的な、工場出荷時に設置済みの、3点連続ループ式シートベルトシステムのタングアッセンブリにシンチ本体を設置したところを示す図である。タングアッセンブリ150の後部は、タングアッセンブリ150の上面をシンチ本体310の上部フレーム710と対面させて、シンチ本体310の下部フレーム750に挿入される。この時点で、締結装置(例えば、ねじ、ボルト、位置決めねじなど)(図示せず)は、はじめに下部フレーム750の平面第4側壁756にあるねじ山のついた第3円筒型開口部759及び第4円筒型開口部760(図示せず、図7参照)を通し、続いてシンチ本体310の下部フレーム750の平面第3側壁755にあるねじ山のついた第1円筒型開口部757及び第2円筒型開口部758(図示せず、図7参照)を貫通して挿入され、シンチ本体の下部フレーム750にタングアッセンブリ150が固定される。シートベルト索120の肩部190は、シートベルト索120にねじれがないことを確認しながら、上部フレーム710の基部717を横切って設置される。
図10は、図9のシートベルトシステム100のタングアッセンブリ150に搭載されたシンチ本体310にカムキャリアアッセンブリ320を設置した図である。カムキャリアアッセンブリ320は、シートベルト索120がシンチ本体310の上部フレーム710の基部717とカムキャリアアッセンブリ320のカム410との間を通ることを確認しながら、上記の方法によりシンチ本体310に搭載される。このタングアッセンブリ150及びベルトシンチは、リリースアーム440をタングアッセンブリ150の方向に移動させることにより、そしてタングアッセンブリ150及びベルトシンチを一緒にシートベルト索120に沿って摺動させることにより、シートベルト索の上下に移動可能である。リリースアーム440が解除されたときには、タングアッセンブリ150及びベルトシンチは定位置に固定される。
ベルトシンチの構成要素を製造するためのいくつかの特定の素材が本開示の中で挙げられたが、ベルトシンチの構成要素の構成素材決定基準は、該当する具体的な構成要素に要求される強度であること、そして構成要素を製造するための素材はここに記載したものに限定されるものではないことは、当業者に明らかである。例えば、もしシンチ本体が青銅であれば、チタンの場合よりも数倍厚みをもたせなければならない。もしくは、鉄と対比して硬質スチール、あるいはクロム鋼で製造すれば、シンチ本体のU字型カーブを除去できるであろう。構成要素を製造するための他の素材には、炭素繊維、ガラス/エポキシ/ガラス繊維、チタン、ルーサイト、構造産業用樹脂、マグネシウム、その他を含む。
図11は、本発明によるベルトシンチの代わりとなる実施形態を示す図である。図11の実施形態において、ベルトシンチはシートベルトシステムのタングアッセンブリに組み込まれる。本実施形態において、シンチ本体はタングアッセンブリに一体化される。このように、カムキャリアアッセンブリは、先のベルトシンチの第1実施形態に記載のとおり、タング及びシンチ本体アッセンブリに搭載されるであろう。
本発明の別の実施形態において、前記カム軸はカムの一部として機械加工することが可能である。
本発明の別の実施形態において、前記カム軸は前記カムの端から端までに行き渡る必要はない。前記カム軸は、カムのそれぞれの端部から突出する2つの部品にすることもできる。
本発明の別の実施形態において、カムと、カムキャリアアッセンブリと、シンチ本体と、ねじと、他の構成要素は、美観のために、及び/又は腐食又は磨耗を防止するために、クロムめっき加工を施すか、あるいは陽極酸化してもよい。
なお、ねじりバネに関しては、厳密には前記カムにかかる回転張力は必ずしも必要ではない、なぜなら前記シンチはリリースアームを逆方向に使用し(例えばバネが壊れた場合など)手動でロックすることが可能だからである。さらにもう1つの方法として、通常ねじりバネにかかるエネルギーは、異なる種類のばねや、カムを回転させるために適応させたワイヤー又は他の方法や装置を使用するなどで応用してもよい。実際に、本発明の1つの実施形態において、このようなねじれの原因は回避できる。本実施形態において、発泡体、布、又は他の素材がカムに対してウェブを押し付ける方法でこの本体に配置されることにより、ウェブとカムの間の摩擦がカムの作動に必要な力を提供することも可能である。
上記は、本発明の種々の実施形態について向けられたが、本発明の他の実施形態及びさらなる実施形態は本発明の基本的な要旨を逸脱することなく案出することができる。かくして、本発明の適切な範囲は請求項により決定されるべきものである。
現代の自動車に多く見られる典型的な、工場出荷時に設置済みの、ベルトを引き込んだ状態の3点連続ループ式シートベルトシステムの1つの実施形態を示す図である。 図1Aのベルト使用時のシートベルトシステムを示す図である。 図1A及び図1Bのシートベルトシステムの使用に適したタングアッセンブリの1つの実施形態を示す図である。 ベルトシンチの1つの実施形態の正面斜視図である。 カムキャリアアッセンブリの1つの実施形態を示す図である。 カムと、カム軸と、ねじりバネと、リリースアームの1つの実施形態の分解組立図である。 メインキャリア本体の1つの実施形態を示す図である。 シンチ本体の1つの実施形態を示す図である。 典型的な、工場出荷時に設置済みの、3点連続ループ式シートベルトシステムに搭載されたベルトシンチの1つの実施形態を示す図である。 典型的な、工場出荷時に設置済みの、3点連続ループ式シートベルトシステムのタングアッセンブリにシンチ本体を設置した図である。 図9のシートベルトシステムのタングアッセンブリに搭載されたシンチ本体にカムキャリアアッセンブリを設置した図である。 本発明によるベルトシンチの代わりとなる実施形態を示す図である。

Claims (23)

  1. ベルト索が配回されるタングアッセンブリを含む3点連続ループ式シートベルトシステムにおいて前記ベルト索の腰ベルト部を可逆的にロックするための装置であって、
    前記タングアッセンブリに搭載するようになっているシンチ本体と、
    前記シンチ本体に連結し、前記シンチ本体と対向してベルト索を付勢するようにしたカムと
    前記シートベルトシステムのベルト使用時に、前記シンチ本体と前記カムとによる前記ベルト索の固定を任意に解除することができる手段と
    を具備した装置。
  2. 前記カムが、前記ベルト索を掴むための手段を具備した請求項1記載の装置。
  3. 前記シンチ本体が、前記タングアッセンブリを伴った単一のユニットとして製造される請求項1記載の装置。
  4. 前記カムが、前記タングアッセンブリに連結される請求項3記載の装置。
  5. 前記カムが、前記カムを回転させるために当該カムに連結されたリリースアームをさらに具備し、前記タングアッセンブリを介して配回する前記ベルト索が前記シンチ本体の基部から解除され、これにより、当該装置が前記シートベルトシステムのベルト索に沿って移動できるように構成された請求項1記載の装置。
  6. 前記カムが、第1端壁と第2端壁との間を軸方向に延伸している円筒体部を具備し、前記円筒体は中心を外れた回転長軸を有し、前記カムが中心を外れた長軸の周りを回転すると、前記ベルト索が前記カムと前記シンチ本体との間から解除されて、ベルト索が前記タングアッセンブリを通りぬけて自由に張り廻せるようになっている請求項1記載の装置。
  7. 前記カムが、前記カムに設置したリリースアームによって回転する請求項6記載の装置。
  8. 前記シンチ本体が上部フレーム及び下部フレームを具備し、前記上部フレームが軸方向に離間し、基部により分離されて対向するように配置された第1及び第2アームを備え、前記第1アームが前記第2アームから離れるように軸方向に延伸している第1切欠を有し、前記第2アームが前記第1アームから離れるように軸方向に延伸している第2切欠を有し、前記第1切欠及び前記第2切欠がカムキャリアアッセンブリを前記シンチ本体に搭載して位置を合わせるために使用され、前記カムキャリアアッセンブリが前記カムを収納し、前記下部フレームが軸方向に離間して対向するように配置された第1及び第2アームを備え、前記第1アームが前記シンチ本体の上部フレームに設置され、前記第1アーム及び前記第2アームが前記タングアッセンブリを前記シンチ本体に設置するために使用される請求項1記載の装置。
  9. 前記カムキャリアアッセンブリが、前記タングアッセンブリを通り配回される前記ベルト索が前記シンチ本体の基部と前記カムとの間でロックされるように、前記シンチ本体に搭載される請求項8記載の装置。
  10. 前記カムキャリアアッセンブリが、
    カムと、
    前記カムの回転軸を提供するためのカム軸と、
    前記カムの第1回転方向に一定の張力を提供するためのねじりバネと、
    前記カムの第1回転方向とは反対の第2回転方向に前記カムを回転させるためのリリースアームと、
    前記カム、前記カム軸及び前記ねじりバネの組み立てを可能にし、前記リリースアームと結合して前記カムキャリアアッセンブリを構成するメインキャリア本体と
    を具備する請求項8記載の装置。
  11. 前記メインキャリア本体が、平行で対向するように配置されたアームを備えた細長い溝形フレームを具備した請求項10記載の装置。
  12. 前記カム軸が、中心を外れた前記カムの回転軸を提供する請求項10記載の装置。
  13. 前記カム軸が、前記カムと単一ユニットとして製造される請求項10記載の装置。
  14. ベルト索が配回されるタングアッセンブリを含む3点連続ループ式シートベルトシステムにおいて前記ベルト索の腰ベルト部を可逆的にロックするための装置であって、
    シンチ本体と、
    カムキャリアアッセンブリと、
    リリースアームと
    を具備し、
    前記シンチ本体は、上部フレーム及び下部フレームを有し、前記上部フレームが、軸方向に離間し、基部により分離されて対向するように配置された第1及び第2アームを具備し、前記第1アームが第2アームから離れるように軸方向に延伸している第1切欠を有し、前記第2アームが第1アームから離れるように軸方向に延伸している第2切欠を有し、前記第1切欠及び前記第2切欠がカムキャリアアッセンブリを前記シンチ本体に搭載し位置を合わせるために使用され、前記下部フレームが、軸方向に離間し、対向するように配置された第1及び第2アームを具備し、前記第1アームが前記シンチ本体の上部フレームに設置され、前記第1アーム及び前記第2アームが前記タングアッセンブリを前記シンチ本体に設置するために使用されるようになっており、
    前記カムキャリアアッセンブリは、カムを含み、タングアッセンブリを介して配回する前記ベルト索が前記シンチ本体の基部と前記カムとの間でロックされるように前記シンチ本体に搭載されており、
    前記リリースアームは、タングアッセンブリを介して配回する前記ベルト索が前記シンチ本体の基部から解除されて、前記シートベルトシステムのベルトに沿って前記装置の移動を可能にするように前記カムを回転させることで、前記シートベルトシステムのベルト使用時に、前記シンチ本体と前記カムとによる前記ベルト索の固定を任意に解除するためのものであり、前記カムに連結している、装置。
  15. 前記カムが、前記ベルト索を掴むための手段を備えた請求項14記載の装置。
  16. 前記シンチ本体の前記上部フレーム及び前記下部フレームが単一ユニットとして製造される請求項14記載の装置。
  17. リリースアームがてこで動かされた場合に、前記カムが前記シンチ本体の基部から前記ベルト索を解除し、このベルト索がこのタングアッセンブリを通り抜けて自由に張り廻すことができるように、前記カムが中心を外れた軸の周りを回転する請求項14記載の装置。
  18. 前記シンチ本体が、前記タングアッセンブリと単一ユニットとして製造される請求項14記載の装置。
  19. 前記カムキャリアアッセンブリが、前記タングアッセンブリに連結する請求項18記載の装置。
  20. 前記カムキャリアアッセンブリがさらに、
    前記カムの回転軸を提供するためのカム軸と、
    前記カムの第1回転方向に一定の張力を提供するためのねじりバネと、
    前記カムの第1回転方向とは反対の第2回転方向に前記カムを回転させるためのリリースアームと、
    前記リリースアームと結合して前記カムキャリアアッセンブリを構成する前記カム、前記カム軸及び前記ねじりバネのアッセンブリを可能にするためのメインキャリア本体と
    を具備する請求項14記載の装置。
  21. 前記カム軸が、中心を外れた前記カムの回転軸を提供する請求項20記載の装置。
  22. 前記カム軸が、前記カムを通り抜けて延伸している請求項20記載の装置。
  23. 前記カム軸が、前記カムと単一ユニットとして製造される請求項20記載の装置。
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