JP4146138B2 - 自動車用外装部品の搬送パレット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のフードパネル、フェンダパネル、フロントピラー、クォータピラー等の外装部品を搬送するための搬送パレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車用外装部品の各種パネルを搬送するための搬送パレットにおいて、パネルを立てた状態で搬送するようにしたものは、例えば実開平2−75423号公報等によって知られている。
【0003】
このようにパネルを立てた状態で搬送する他の構成の搬送パレットとして、図14にフードパネル搬送用のものを、図15にドアパネル搬送用のものを例示したような構成のものが用いられている。これらの搬送パレットは、基本構成は同一であるが、車種と部品毎にパネルの形状や大きさが異なるために、それぞれのパネルの形状・大きさに合わせた専用のものが用いられている。
【0004】
図14、図15に示す搬送パレット51においては、底枠52の両側に側枠53、54を立設し、底枠52上に外装部品Pの下端縁の形状に合わせて複数(通常一対)の枕木部55を配設し、この枕木部55にて外装部品Pの下端縁を係合保持し、一側の側枠53には外装部品Pの一側縁を係合保持する固定受部56を設け、他側の側枠54に外装部品Pの他側縁を係合保持する可動受部57を先端に設けた揺動アーム58を揺動自在に取付け、この揺動アーム58と側枠54との間に上方から楔部材59を挿入することで可動受部57にて外装部品Pの他側縁を押圧した状態で固定し、これら枕木部55と固定受部56と可動受部57にて外装部品Pを固定保持して搬送するように構成されており、車種や部品毎に形状・大きさの異なる各外装部品に合わせて、枕木部55や固定受部56や揺動アーム58及び可動受部57についてその形状や配置位置の異なるものを用意していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような構成の搬送パレット51では、車種や部品毎に形状の異なる外装部品毎に、それぞれの搬送パレット51を製造し、かつその車種の自動車が完全に市場から無くなるまで、その車種の各外装部品毎の搬送パレット51を保管しておく必要がある。しかも、近年は車種が多くかつ頻繁にモデルチェンジが行われるために、搬送パレット51の保管数が莫大なものとなり、そのためのコストの高騰や作業能率の低下が大きな問題となっていた。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、形状や大きさの異なる外装部品も形状変形を生じる恐れなく確実に固定して搬送できる自動車用外装部品の搬送パレットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パネル状で同形状の外装部品を、複数枚平行に立てた状態で搬送する自動車用外装部品の搬送パレットにおいて、底枠とその両側に立設した一対の側枠とを備え、底枠上面に、両側端間にわたって延び、外装部品の下端縁を係合保持するV字溝を、適当間隔おきに複数本平行に設け、一側の側枠は両端に支柱を備え、これら支柱間に、外装部品の一側縁を係合保持する複数の凹部が前記V字溝に対応する位置に形成された固定受け部材を、前記V字溝の方向の位置を調整できるようにして支持させ、他側の側枠は両端に支柱を備え、これら支柱に揺動アームを揺動自在に取付け、これら揺動アームの先端間に掛け渡すようにして、外装部品の他側縁を係合保持する複数の凹部が前記V字溝に対応する位置に形成された可動受け部材を設け、前記可動受け部材が、固定受け部材と底枠の両方向に押圧力を及ぼすようにして外装部品に係合するように構成されていることを特徴とする。本発明によると、例えばフードパネルやドアパネルなど、下端縁の最も突出している部分が所定の支持剛性を有してその部分で係合保持できる外装部品について、その下端縁を底枠上面に設けたV字溝にて係合保持し、一側縁を固定受け部材で、他側縁を可動受け部材で係合保持することで、外装部品の形状や大きさが変化しても、形状変形を生じる恐れなく確実に固定して搬送することができる。また固定受け部材を、前記V字溝の方向の位置を調整できるようにして支持させているので、形状・大きさが大きく異なる外装部品にも適用できる。
【0008】
【0009】
なお、揺動アームに設けた規制係合面と支柱の間に上方から挿入することで揺動アームと可動受け部材を介して外装部品を固定する楔部材を支柱に沿って上下移動自在に設け、かつ揺動アームの規制係合面に楔部材が嵌入係合する係合溝を設けた構成とすると、楔部材を係合溝に嵌入係合させることで、揺動アームの揺動位置が所定位置で規制されてそれ以上揺動することがないので、揺動アームの先端の可動受け部材から外装部品の他側縁に過度な荷重が作用するのを防止でき、外装部品の変形・破損を確実に防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動車用外装部品の搬送パレットの第1の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
【0011】
図1〜図5において、1は搬送パレットで、底枠2とその両側に立設した側枠3、4とを備えている。側枠3、4はそれぞれ両端に立設された支柱3a、4aを備えている。底枠2の上面には、搬送対象の外装部品であるフードパネル5の下端縁を係合保持するため、底枠2の両側端間にわたって延びるV字溝6が適当間隔おきに複数設けられている。このV字溝6は、合成樹脂製の山形成形品や山形鋼の内面に合成樹脂層を焼き付けたものを配設して構成することで、フードパネル5などの外装部品の下端の傷付き防止を図っている。
【0012】
一側の側枠3の支柱3a、3a間には、図2、図3に詳細に示すように、固定受部として、正面視L字状の受枠7が他側に向けて位置変更可能に配設されている。受枠7は、両端のL字枠7a、7b間を連結部材8a、8b、8cにて連結して構成され、上端の連結部材8aの内面にフードパネル5の一側縁を嵌合保持する凹部9aを適当間隔おきに複数形成した受け部材9が固着されている。両端のL字枠7a、7bの下端水平部の外面には適当間隔あけて一対の支承軸10a、10bが突設され、L字枠7a、7bの下端水平部の外面に沿うように配設された支承部材11が底枠2上面と支柱3aの基部に固着されるとともに、この支承部材11に支承軸10a、10bが貫通係合する長穴12a、12bが形成されている。一方の長穴12aは、両端が上方に立ち上がるとともにその上端間を水平に接続するコ字状の長穴に形成され、他方の長穴12bは両端間を水平に接続する長穴にて形成されており、支承軸10a、10bが長穴12a、12bの一端に係合した位置と他端に係合した2つの位置間で受枠7を位置変更可能に構成され、フードパネル5の大きさが大きく変化した時にこの固定受部としての受枠7の位置を調整できるように構成されている。
【0013】
他側の側枠4の支柱4a、4a間には、図4、図5に詳細に示すように、可動受部13が配設されている。可動受部13は、両支柱4aに各々固着された支軸14の回りに揺動自在に揺動アーム15を取付け、この揺動アーム15の先端間を連結する連結部材16にフードパネル5の他側縁を嵌合保持する凹部17aを適当間隔おきに複数形成した受け部材17を固着して構成されている。揺動アーム15の外側端縁は規制係合面18に形成され、支柱4aの内側面とこの規制係合面18との間に上方から楔部材19を挿入することにより、揺動アーム15を内側に向けて揺動させ、その先端の受け部材17をフードパネル5の他側縁に係合させて保持させた状態で、揺動アーム15が固定されるように構成されている。楔部材19は、支柱4aに上下摺動自在に嵌合された摺動筒体20に固着されたL字棒材21のL字屈曲部にて構成されている。また、摺動筒体20を不使用時に吊り下げておくため、摺動筒体20に吊り具22が、支柱4aの上端部にフック23が設けられている。
【0014】
また、規制係合面18は山形に屈折した形状に形成されており、これによりフードパネル5が小さいために揺動アーム15の倒伏角度が大きくなった場合にも、またフードパネル5が大きいために揺動アーム15が立ち上がって倒伏角度が小さくなった場合にも、支柱4aと規制係合面18の間の楔部材19が係合する部分のV字角度が適正に設定され、揺動アーム15を確実に固定できるように成されている。そのため、規制係合面18は山形に限らず、より多段で屈折した形状や湾曲した形状とすることもできる。
【0015】
また、揺動アーム15は、図4に仮想線で示し、また図5に示すように、揺動アーム15を支柱4aの外側に揺動させた時に、連結部材16及び受け部材17が底枠2上面のV字溝6よりも下方に位置するように、その長さや配設位置が設定されており、これによりフードパネル5をV字溝6を沿ってスライドさせて容易に搭載したり、荷下ろししたりすることができるように構成されている。
【0016】
以上の構成において、フードパネル5は下端縁の最も突出している部分が所定の支持剛性を有していてその部分で係合保持できる。そこで、フードパネル5を搬送パレット1で搬送する時には、可動受部13を図5に示すように側枠4の外側に回動させた状態で、フードパネル5の下端縁を底枠2上面に設けたV字溝6に係合保持させながら搭載し、その一側縁を固定受部としての受枠7に設けた受け部材9に係合保持させて仮保持し、次に可動受部13の揺動アーム15を内側に回動させ、その先端の受け部材17をフードパネル5の他側縁に係合させて保持し、その後摺動筒体20を支柱4aに沿って下ろし、楔部材19を支柱4aと規制係合面18の間に挿入して揺動アーム15を固定する。かくして、簡単な構成にて作業性良くフードパネル5を搬送パレット1に確実に固定保持でき、搬送パレット1にて変形や損傷を受ける恐れなく保護されて安全に搬送することができる。
【0017】
また、V字溝6によってフードパネル5の下端縁を係合保持しているので、フードパネル5の形状や大きさが車種によって異なっても適切に保持でき、また幅方向の大きさが異なっても可動受部13によって対処できるとともに、大きく異なった時には固定受部である受枠7の位置を調整することによって対処でき、かくしてフードパネル5の形状や大きさが変化しても、形状変形を生じる恐れなく確実に固定して搬送することができる。
【0018】
次に、本発明の第2の実施形態について、図6を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明においては、先行する実施形態と同一の構成要素については同一の参照符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0019】
本実施形態の搬送パレット1は、ドアパネル25等、一側縁の形状は大きく屈曲しているが、他側縁は開閉自在に支持するヒンジが上下に間隔をあけて装着されるために、基本的に略垂直な直線状を呈する外装部品を搬送する場合に好適に適用できるものである。
【0020】
図6の図示例は、ドアパネル25の搬送パレットで、底枠2には、ドアパネル25の下端縁を任意の位置で係合保持するV字溝6が設けられており、ドアパネル25は大きく屈曲している一側縁25aが一側の側枠3側に、略垂直な他側縁25bが他側の側枠4側に向くように搭載されている。一側の側枠3の支柱3aには所定高さ位置に支持ブラケット26が内側に向けて水平に突出するように固着され、固定受部を構成する支持梁27が支持ブラケット26、26間に架設され、その両端が支持ブラケット26に位置変更可能に固定されている。この位置変更可能に固定する手段は、一対の長穴26aに支持軸27aを貫通させてナットにて締結固定したり、適宜クランプ手段で固定するように構成できる。支持梁27の内側面には受け部材9が固着されている。他側の側枠4には揺動アーム15とその先端の受け部材17を有する可動受部13が配設されている。
【0021】
このドアパネル25のように、下端縁が支持剛性を有するとともに、何れか一方の側縁が略直線状の外装部品を搬送する場合に、下端縁をV字溝6にて係合保持し、略直線状の側縁を可動受部13側に向けて搭載することで、外装部品の形状や大きさが変化しても、下端縁は任意の位置で係合保持され、形状が大きく変化する一側縁は固定受部にて確実に係合保持され、他側縁は略直線状であるため可動受部13による係合固定位置が変化しても確実に係合固定が行われるため、搬送パレット1にて確実に固定保持して搬送することができる。
【0022】
次に、 1 参考例について、図7、図8を参照して説明する。本参考例の搬送パレット1は、フェンダパネル30等、係合固定する側縁の剛性が比較的小さい外装部品を搬送する場合に好適に適用できるものである。
【0023】
図7、図8の図示例は、フェンダパネル30を搬送する搬送パレット1で、その底枠2上には、搬送時の姿勢の下端縁を係合保持する固定受部として、一対の枕木部31a、31bが設けられている。これら枕木部31a、31bは、フェンダパネル30の下端縁としてのフロントドア側の縁の形状に合わせて各々の高さ位置及び上端の受け部材32の形状が設定されている。また、フェンダパネル30の一側縁としてのフードパネル側の縁を係合保持する固定受部として、一側の側枠3の両端の支柱3a、3a間の所定の高さ位置に支持梁33が横架され、その内側側面にフェンダパネル30のフードパネル側の縁を係合保持する凹部9が形成された受け部材9が装着されている。
【0024】
他側の側枠4の両端の支柱4aには、フェンダパネル30の上側縁を係合保持する可動受部13を構成する揺動アーム34が支軸14の回りに揺動自在に取付けられ、その先端部間が受け部材17を固着した連結部材16にて連結されている。この揺動アーム34はフェンダパネル30の上端縁を上方から係合保持するように長いへの字状の部材にて構成されており、その支柱4a側の側面に規制板35が固着され、この規制板35の側縁に形成された山形の規制係合面18と支柱4aとの間に楔部材19を挿入係合させることで揺動アーム33の上方揺動を規制してフェンダパネル30の上側縁を係合保持するように構成されている。さらに、規制板35の規制係合面18の所定位置に楔部材19が嵌入係合する係合溝36が形成され、この係合溝36に楔部材19を嵌入係合させることで、フェンダパネル30の上端縁を受け部材17にて係合保持した状態で揺動アーム34がそれ以上下方に揺動するのを防止するように構成されている。
【0025】
参考例の構成によれば、楔部材19を係合溝36に嵌入係合させることで、揺動アーム34の揺動位置が所定位置で規制されてそれ以上揺動することがないので、揺動アーム34の先端の受け部材17からフェンダパネル30の上側縁に過度な荷重が作用するのを防止でき、フェンダパネル30の幅が広くなり、その剛性が低くなってもフェンダパネル30の変形・破損を確実に防止した状態で搬送することができる。
【0026】
なお、楔部材19を固着した摺動筒体20を任意の高さ位置で支柱4aに係合固定する手段を設けると、受け部材17による係合保持の高さ位置を任意に設定でき、フェンダパネル30の上側縁の高さ位置の変化に対処できる。
【0027】
次に、 2 参考例について、図9、図10、図11を参照して説明する。本参考例の搬送パレット1は、フロントピラー37等、細長く延びる部分を有する外装部品を搬送する場合に好適に適用できるものである。
【0028】
図9〜図11の図示例は、フロントピラー37の搬送パレット1で、その底枠2上には、フロントピラー37の中間部の下端縁を係合保持する固定受部として、一対の枕木部31a、31bが設けられている。他側の側枠4の両端の支柱4aの下部間には、固定受部として支持梁33が横架され、その内側側面にフロントピラー37の他側縁を係合保持する受け部材9が装着されている。また、各支柱4aの支持梁33の上部位置に、可動受部13が配設されている。すなわち、フロントピラー37の上側縁を係合保持する受け部材17を先端に設けた揺動アーム34が揺動自在に取付けられている。この揺動アーム33の支柱4a側の側面が規制係合面18を形成しており、その規制係合面18と支柱4aの間に楔部材19を上方から挿入することで、揺動アーム34と受け部材17を介してフロントピラー37を押圧固定するように構成されている。一側の側枠3の両端の支柱3a、3a間にはフロントピラー37の細長く延びた先端部37aを挿入して保持する梯子状の保持枠38が装着されている。この保持枠38は支柱3aに固着された支軸39を中心に水平姿勢と支柱3aに沿った垂直姿勢との間で回動可能に支持されている。
【0029】
参考例の構成によれば、一対の枕木部31a、31bでフロントピラー37の中間部下縁の両側2点、支持梁33で他側縁、可動受部13で中間部の上側縁の合計4点が、それぞれ確実に固定保持されて搬送され、かつ一端側に細長く延びる先端部37aが保持枠38にて保持されるので、搬送中に大きく振れて隣り合うフロントピラー37の先端部37a同士が衝突し、傷が発生したり、損傷したりするのを防止することができる。
【0030】
次に、 3 参考例について、図12、図13を参照して説明する。本参考例の搬送パレット1は、クォータピラー40等の車種によって高さ寸法が大きく異なる外装部品を搬送する場合に好適に適用できるものである。
【0031】
図12、図13の図示例は、クォータピラー40の搬送パレット1で、その底枠2上には、クォータピラー40の中間部の下端縁を係合保持する固定受部として、一対の枕木部31a、31bが設けられている。一側の側枠3の両端の支柱3a間には、水平方向内側に延びる支持ブラケット26を介して支持梁27が横架され、その内側側面にクォータピラー40の他側縁を係合保持する受け部材9が装着されている。他側の側枠3の両端の支柱3aに揺動アーム34が揺動自在に取付けられ、その先端部間を連結部材16で連結するとともにその内側面にクォータピラー40の上側縁ないし他側縁を係合保持する受け部材17が設けられている。揺動アーム34は、先端部が内側に屈折された形状とされ、その上に三角形状の規制板41が固着され、揺動アーム34及び規制板41の外側面にて屈曲した規制係合面18が形成されており、その規制係合面18と支柱4aの間に、支柱4aに上下移動自在に嵌合された摺動筒体20に固着された楔部材19を上方から挿入することで、揺動アーム34と連結部材16と受け部材17を介してクォータピラー40の上側縁を押圧固定するように構成されている。
【0032】
参考例の構成によれば、クォータピラー40の中間部下縁の両側2点と一側縁と他側縁ないしその近傍の上側縁の4点を受け部材32、9、17にて確実に固定保持して搬送することができる。また、揺動アーム34の先端部に規制板41を設けて山形の規制係合面18を形成しているので、車種によって高さ寸法の大きいため、揺動アーム34の倒伏角度が極めて小さく、ほぼ垂直に近い姿勢の場合でも規制板41と支柱4aの間に楔部材19を上方から挿入することで、揺動アーム34及び受け部材17を確実に固定でき、任意の高さ寸法のクォータピラー40を確実に固定保持して搬送することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明の自動車用外装部品の搬送パレットによれば、外装部品の下端縁を底枠上面に設けたV字溝にて係合保持し、一側縁を固定受け部材で、他側縁を可動受け部材で係合保持することで、外装部品の形状や大きさが変化しても、形状変形を生じる恐れなく確実に固定して搬送することができ、従来のように各外装部品毎にその形状・大きさに対応した搬送パレットを用意して保管している必要がなくなり、搬送パレットの保管数を減少してコスト削減と作業能率の向上を図ることができる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動車用外装部品の搬送パレットにおける第1の実施形態の斜視図である。
【図2】 同実施形態の部分構成を、一部を断面して示した正面図である。
【図3】 同実施形態の部分構成を、一部を図2のA−A線で断面して示した平面図である。
【図4】 同実施形態の他の部分構成を示す正面図である。
【図5】 同実施形態の図4と同一部分の構成を示す斜視図である。
【図6】 本発明の自動車用外装部品の搬送パレットにおける第2の実施形態の斜視図である。
【図7】 1 参考例の斜視図である。
【図8】 同参考例の正面図である。
【図9】 2 参考例の斜視図である。
【図10】 同参考例の正面図である。
【図11】 同参考例の部分構成を示す斜視図である。
【図12】 3 参考例の斜視図である。
【図13】 同参考例の正面図である。
【図14】 従来例の自動車用外装部品の搬送パレットの斜視図である。
【図15】 従来例の他の自動車用外装部品の搬送パレットの斜視図である。
【符号の説明】
1 搬送パレット
2 底枠
3 側枠
4 側枠
5 フードパネル(外装部品)
6 V字溝
7 受枠(固定受部)
13 可動受部
15 揺動アーム
18 規制係合面
19 楔部材
25 ドアパネル(外装部品)
27 支持梁(固定受部)
30 フェンダパネル(外装部品)
33 支持梁(固定受部)
34 揺動アーム
35 規制板
36 係合溝
37 フロントピラー(外装部品)
40 クォータピラー(外装部品)

Claims (2)

  1. パネル状で同形状の外装部品を、複数枚平行に立てた状態で搬送する自動車用外装部品の搬送パレットにおいて
    底枠とその両側に立設した一対の側枠とを備え、
    底枠上面に、両側端間にわたって延び、外装部品の下端縁を係合保持するV字溝を、適当間隔おきに複数本平行に設け、
    一側の側枠は両端に支柱を備え、これら支柱間に、外装部品の一側縁を係合保持する複数の凹部が前記V字溝に対応する位置に形成された固定受け部材を、前記V字溝の方向の位置を調整できるようにして支持させ、
    他側の側枠は両端に支柱を備え、これら支柱に揺動アームを揺動自在に取付け、これら揺動アームの先端間に掛け渡すようにして、外装部品の他側縁を係合保持する複数の凹部が前記V字溝に対応する位置に形成された可動受け部材を設け、
    前記可動受け部材が、固定受け部材と底枠の両方向に押圧力を及ぼすようにして外装部品に係合するように構成されていることを特徴とする自動車用外装部品の搬送パレット。
  2. 揺動アームに設けた規制係合面と支柱の間に上方から挿入することで揺動アームと可動受け部材を介して外装部品を固定する楔部材を支柱に沿って上下移動自在に設け、かつ揺動アームの規制係合面に楔部材が嵌入係合する係合溝を設けた請求項 1 記載の自動車用外装部品の搬送パレット。
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