JP4145394B2 - 誘導結合型電気式外科手術用トロカール - Google Patents
誘導結合型電気式外科手術用トロカール Download PDFInfo
- Publication number
- JP4145394B2 JP4145394B2 JP19647698A JP19647698A JP4145394B2 JP 4145394 B2 JP4145394 B2 JP 4145394B2 JP 19647698 A JP19647698 A JP 19647698A JP 19647698 A JP19647698 A JP 19647698A JP 4145394 B2 JP4145394 B2 JP 4145394B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trocar
- aperture
- adapter
- electrosurgical
- inductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B18/04—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
- A61B18/12—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by passing a current through the tissue to be heated, e.g. high-frequency current
- A61B18/14—Probes or electrodes therefor
- A61B18/1487—Trocar-like, i.e. devices producing an enlarged transcutaneous opening
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/34—Trocars; Puncturing needles
- A61B17/3476—Powered trocars, e.g. electrosurgical cutting, lasers, powered knives
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Otolaryngology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に改良型電気外科手術用器具およびその使用方法に関し、特に、電気外科手術用エネルギーを特定仕様のコードレス電気外科手術用器具に誘導的に連結する構成の電気外科手術用トロカールに関する。
【0002】
【従来の技術】
外科手術用トロカールは、内視鏡方式外科手術手順が発展し受容されてきた際の大黒柱になっている。内視鏡方式外科手術では、比較的小径の多数の開口を介した外科手術を行っている。これらの開口は、代表的な場合はトロカール栓塞子とトロカールカニューレとを有するトロカールによって作られる。トロカール栓塞子は穿孔用具であり、人体の壁に穿孔して開口を作る。ひとたび穿孔が作られると、栓塞子はカニューレから引き抜かれる。その後、カニューレは、外科手術部位に外科手術用計器を追加するためのアクセスを提供するため、人体壁の中に、人体壁を介して小径の通路を提供する。代表的なトロカールの機能、構造及び作動は、参照によって本明細書に含まれる米国特許第5,387,197号に詳細に記載されている。
【0003】
かかる追加の外科手術用器具には、例えば、高周波電気手術用エネルギーを利用する双極または単極の電気手術器具を含めることができる。公知の電気手術器具には、例えば、双極鉗子、双極はさみ、単極フック単極はさみ及び、双極エンドカッタが含まれている。これらの器具は、それぞれ、電気手術用エンドエフェクタ(端部効果器)と当接させた組織への電気手術(例:高周波すなわちRF)エネルギーの付与を介して組織を処理するようになっている電気手術用エンドエフェクタを有している。公知の電気手術器具の大部分は電気コードによって電気手術用発電機に接続されている。代表的な双極カッタ/ステープラ(『双極エンドカッタ』)の構造と作動は、参照によって本明細書に含まれる米国特許第5,403,312号に詳細に記載されている。
【0004】
コロラド州BolderのValleylabから入手することができるForce II発電機のような電気手術用発電機は、電気コードを介して電気手術器具に電気エネルギーを供給する。電気コードは電気手術器具に直接取り付けられており、電気手術器具の使用を不便にする。外にも、電気コードは、一つの電気手術器具のプラグを発電機から抜き、もう一つの電気手術器具のプラグを差し込むのであるから、手術に望ましくない遅延の原因になることがある。従って、電気外科手術エネルギーを器具に誘導的に結合するコードレス電気手術器具の如きコードレス電気手術器具を設計することが望ましい。ただし、かかるコードレス電気手術器具は、他の装置を介して電気手術発電機に接続しなければならなくなる。従って、特定設計のコードレス電気手術器具に電気手術用エネルギーを誘導的に連結するのに適したトロカール、またはトロカールアダプタを設計することが望ましい。さらに、電気手術用トロカール、またはトロカールアダプタに電気手術用エネルギーを供給する場合に、電気手術用トロカールからコードレス電気手術器具に電気手術用エネルギーを誘導的に連結するコードレスの電気手術器具および電気手術用トロカールまたはトロカールアダプタを設計することが有利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来技術の問題を解決するためになされたものであり、電気外科手術用エネルギーを特定仕様のコードレス電気外科手術用器具に誘導的に連結する構成の電気外科手術用トロカールおよびトロカールアダプタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、手術用トロカールは、特に適応されたコードレス電気手術器具に電気手術エネルギーを誘導的に連結するように構成されている。本発明の一実施例において、電気手術用トロカールは、カニューレ、誘導型電気手術用アダプタ、および、カニューレを誘導型電気手術用アダプタに接続するようになっている係止コネクタを含む。カニューレは、人体の空洞部、管路または血管の中に挿入することができる細長いチューブである。誘導型電気手術用アダプタには、細長い中央アパーチャを有するハウジング、前記細長いアパーチャの周りに置かれ、該細長いアパーチャに沿って軸方向に延在している一次インダクタコイル、第1および第2インダクタリード、第1および第2の導体、外側ハウジングおよび電気コートが含まれる。
【0007】
本発明の別の実施の形態において、アダプタ・アパーチャは、アダプタ・ハウジング内に置かれたアパーチャ壁によって形成される。一次インダクタは、アパーチャの周りに置かれて該アパーチャに沿って軸方向に延在している。第1および第2のインダクタリードは一次インダクタの基端部、および先端部を第1および第2の外部コネクタに接続する。電気コードは第1および第2の外部コネクタに接続してアダプタを適当な電気外科手術用発電機、または他の電気外科手術用エネルギーにアダプタをプラグ作用する。
【0008】
本発明の別の実施の形態において、電気外科手術用トロカールは誘導型電気外科手術用アダプタにカニューレを接続する係止コネクタを備えている。本発明のこの実施例においては、アダプタはコネクタの先端部から延出する第1および第2の係止クリートを備えている。このカニューレは係止クリートの先端部を保持するデテント、刻設部またはリブのようなリセプタを備えており、これによって、コネクタをカニューレに対して接触状態に保持する。本発明のさらに別の実施例においては、当該誘導型電気外科手術用アダプタはトロカールカニューレと一体またはその一部となっている。
【0009】
本発明のさらに別の実施形態においては、アダプタ中央アパーチャの壁が少なくとも部分的に強磁性体材料で構成されており、該材料としては例えば鉄が挙げられる。また、このアダプタ壁は高い透磁率すなわち100より大きい透磁率を有する材料から構成される。
【0010】
本発明の新規の特徴は添付特許請求の範囲で特に規定される。しかし、本発明の更なる目的及び利点とともに構成及び動作方法について、本発明は添付図面に基づき下記の説明により理解されよう。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に従った誘導型電気手術用トロカール11の斜視図である。また、図2は誘導型電気手術用器具16の封止チューブ50の一部を含む誘導型電気手術用トロカール11の斜視図である。この誘導型電気手術用トロカール11はトロカールカニューレ8と誘導型電気手術用アダプタ14を備えており、さらに該誘導型電気手術用トロカール11にはトロカールカニューレ8と電気手術用アダプタ14が含まれている。誘導型電気手術用トロカール11には、また、参照によって、すでに本明細書に組み込まれている米国特許第5,387,197号において示されたもののような栓塞子アセンブリ(図示しない)を含みうる。
【0012】
トロカールカニューレ8には、カニューレ・ハウジング12、および、カニューレ・ハウジング12から延在するカニューレ・チューブ10が含まれている。誘導型電気手術用アダプタ14には、アダプタ・ハウジング15、係止コネクタ17、中央アパーチャ19、ひずみ解除部材23および電気コード18が含まれている。図1に示された本発明の実施例において、誘導型電気手術用アダプタ14は、係止コネクタ17によってトロカールカニューレ8に接続されている。係止コネクタ17には、係止クリート20とリリース・ボタン22が含まれる。誘導型電気手術用アダプタ14をトロカールカニューレ8に直接統合することによって係止コネクタ17の必要性を除くことができることは明白であろう。
【0013】
図3は、誘導型電気手術用トロカール11の基端部における図1の2−2線に沿う平面断面図である。また、図4は誘導型電気手術用トロカール11の基端部と誘導型電気手術用器具16の封止チューブ50の一部の図2における2A−2A線に沿う平断面図である。図3および図4において、カニューレ・ハウジング12にはフラッパ弁34とリング・ガスケット33が含まれる。誘導型電気手術用アダプタ14には、中心アパーチャ19、前面フランジ25とベース・フランジ24が含まれている。中心アパーチャ19は、内視鏡方式電気手術器具のような作動器具を受け入れるための細長いアパーチャである。誘導型電気手術用アダプタ14は、さらに、インダクタをそなえており、該インダクタは図3ないし図5に示された実施例においては、インダクタコイル91、基端部インダクタリード93および先端インダクタリード94から構成されている。この中央アパーチャ19の壁の少なくとも一部は例えばインダクタコイル91を中央アパーチャ19から絶縁するための絶縁材料から形成できる内壁92によって形成できる。また、本発明のさらに別の実施形態においては、内壁92は例えば鉄のような強磁性体材料から形成することができる。内壁92はフロント・フランジ25およびベース・フランジ24により位置決めされて保持される。
【0014】
また、例えばO−リングのような圧縮部材(図示せず)は内壁部92の周りに置かれて中央アパーチャ19の中心に向けて該内壁部92を付勢している。図2、図3および図4に示すように、電気コード18がひずみ除去部材23を貫通しており、機械的かつ電気的に上部導体36および下部導体38に接続している。さらに、上部導体36は基端部インダクタリード93に基端部コネクタ95を介して電気的に接続している。さらに、基端部インダクタリード93はインダクタコイル91の基端部に電気的に連結している。また、下部導体38は先端部インダクタリード94に先端部コネクタ96を介して接続している。さらに、先端部インダクタリード94はインダクタコイル91の先端部に電気的に接続している。図4に示す誘導型電気外科手術用器具16は封止チューブ50、器具インダクタ・コイル46、チャンネル・リテーナ86、およびカートリッジ・チャンネル88を備えている。さらに、カニューレ・ハウジング12におけるラッチ・デテント4は係止コネクタ17の係止クリート20を収容するように構成されている。
【0015】
図5は、誘導型電気手術用アダプタ14の平断面における斜視図である。また、図6は誘導型電気手術用アダプタ14と誘導型電気手術用器具16の封止チューブ50の一部の平断面における斜視図である。図3ないし図5および図4ないし図8の特に図5および図6において、誘導型電気手術用アダプタ14はアダプタハウジング15、係止クリート20、中央アパーチャ19、インダクタコイル91、係止コネクタ17、内壁部92、アパーチャ内面21、ベース・フランジ24、フロント・フランジ25およびリリース・ボタン22を備えている。電気手術エネルギーは双極性電気手術用プラグ64に接続される電気コード18により誘導型電気手術用アダプタ14に供給される。従って、電気外科手術用エネルギーは双極性電気手術用プラグ64から電気コード18を介してインダクタコイル91に連結する。中央アパーチャ19はアパーチャ内面21により決定される。図3、図4、図5および図6において見えるアパーチャ内面21の部分は、少なくとも部分的に、内壁部92の内面により形成されている。ひずみ除去部材23は電気コード18がアダプタ・ハウジング15を通過する際にこれを保護する。
【0016】
図7は例えば双極型カッタ/ステープラである誘導型コードレス電気手術用器具16の斜視図である。図7において、誘導型電気手術用器具16はハンドル72、封止チューブ50および双極エンドエフェクタ57を備えている。封止チューブ50は細長い形状をしていて、エンドエフェクタ57のトロカールカニューレ内への挿入を容易にしており、内視鏡方式または腹腔鏡方式外科手術処置における誘導型電気外科手術用器具16の使用を簡単にしている。ハンドル72は誘導型電気手術用器具16の基端部に位置して、把持トリガ74、点火トリガ76およびリリース・トリガ78を備えている。
【0017】
さらに、封止チューブ50はハンドル72をエンドエフェクタ57に接続し、回転ノブ70を備えている。このエンドエフェクタ57は封止チューブ50の先端部に位置して、アンビル58、カートリッジ・チャンネル88およびステープル・カートリッジ68を有している。誘導型電気手術用器具16は米国特許第5,403,312号に図示され記載される双極型内視鏡用電気焼灼器の線形カッタ/ステープリング器具の構造および動作に類似している。なお、当該米国特許は本明細書において参照により組み込まれる。しかしながら、誘導型電気外科手術用器具16はコードレスであるため、電気手術用エネルギーは該電気手術用器具16に誘導的に連結する。すなわち、この誘導型電気外科手術用器具16においては、電気手術用エネルギーが例えば封止チューブ50内に位置するインダクタコイルを通して該器具に供給される。
【0018】
図8(A)は誘導型コードレス電気外科手術器具16のエンドエフェクタ57の破断図である。図8(B)は誘導型コードレス電気外科手術器具16の封止チューブ50の一部分の破断図である。さらに、図8(C)は誘導型コードレス電気外科手術器具16の封止チューブ50の基端部の破断図である。これらの図8(A)、図8(B)および図8(C)において示される電気外科手術用器具16の実施形態において、アンビル58のアンビル・ベース73は電極アセンブリ52を支持して、アンビル・ガイド65とステープル形成スロット(図示せず)を備えている。電極アセンブリ52は電極導体48とアンビル電極55に電気的に連結している。アンビル・ベース73は、アンビル絶縁材59により電極アセンブリ52から絶縁している。電極導体48は器具先端コネクタ45と器具先端インダクタリード43により器具インダクタコイル46に電気的に接続している。この器具インダクタコイル46は封止チューブ50の中央部に位置している。
【0019】
エンドエフェクタ57のカートリッジ・チャンネル88はステープル・カートリッジ68、ウェッジ・ガイド80およびウェッジ・ブロック・アセンブリ82を支持している。このカートリッジ・チャンネル88は、図示の実施形態において、導電性材料の中に延在して導電性材料から構成されており、導電性の封止チューブ50に電気的に連結している。すなわち、封止チューブ50は封止チューブコネクタ44と器具基端部インダクタリード42により器具インダクタコイル46の基端部に電気的に連結している。従って、カートリッジ・チャンネル88は、エンドエフェクタ57が組織や他の導電性材料をつかむのに使用され該導電性材料がチャンネル88とアンビル電極55の両方に接触する時に、エンドエフェクタ57のアンビル電極55に連結する電気エネルギーの帰還路を提供する。このカートリッジ・チャンネル88に連結した電気手術エネルギーは器具インダクタコイル46を介して電気的外科手術用トロカール11に帰還連結する。
【0020】
封止チューブ50は、例えば電気的に絶縁性の材料(図示せず)のスリーブにより該封止チューブ50を被覆することにより、周囲の構造体または組織から電気的に絶縁することができる。封止チューブ50はまたアンビル58の基端部、カートリッジ・チャンネル88の基端部、点火ロッド84、ナイフ90の基端部、チャンネル・リテーナ86およびウェッジ・ブロックアセンブリ82とウェッジ・ガイド80の少なくとも一部を支持して封止している。封止チューブ50は好ましくは、例えば、鉄のような強磁性体材料から構成されて、上記誘導型電気手術用トロカール11におけるインダクタコイル91と誘導型電気手術器具16における器具インダクタコイル46との間の磁気的結合を容易にする。アンビル58は、例えば、1本以上のピボットピン(図示せず)の周りを回動することによって開閉する。この誘導型電気外科手術用器具16の構造と作動の機械的特徴は、参照によって、すでに本明細書に組み込まれた米国特許第5,597,107号に示され説明された機械的カッティング/ステープリング器具を参照すればさらに良く理解することができる。
【0021】
図9は誘導型電気外科手術用トロカール11の電気手術用アダプタ14と誘導型電気外科手術用器具16の間の誘導結合を概略的に示す図である。図9において、電気手術用発電機5の第1の出力端子6は電気コード18、上部導体36、基端部コネクタ95および基端部インダクタリード93を介してインダクタコイル91の第1の端部に電気的に接続している。上部導体36は電気コード18に電気的に接続している。また、電気手術用発電機5の第2の出力端子7は電気コード18、下部導体38、先端部コネクタ96および先端部インダクタリード94を介してインダクタコイル91の第2の端部に電気的に接続している。つまり、下部導体38は電気コード18に電気的に接続している。
【0022】
この場合、エンドエフェクタ57はカートリッジ・チャンネル88にも接触している生体組織のような導電性の材料によって封じ込まれると、器具インダクタコイル46の器具基端部インダクタリード42から器具インダクタコイル46の器具先端部インダクタリード43に至る電気的回路が、封止チューブコネクタ44、封止チューブ50、カートリッジ・チャンネル88、把持されている導電性材料、電極アセンブリ52のアンビル電極55、導体48、器具先端コネクタ45および器具先端インダクタリード43を介して完成する。従って、エンドエフェクタ57が導電性材料により封じられ、電気手術用発電機5がオンの状態において、適当な出力周波数および電力における電流のような電気手術用エネルギーが電気外科手術用発電機5からインダクタコイル91(該コイルは器具インダクタコイル46に電磁気学的に連結している)および器具コイル46を介してエンドエフェクタ57に至り、さらに、器具インダクタコイル46およびインダクタコイル91を介して電気手術用発電機5に帰還する。
【0023】
図9はインダクタコイル46が、電気外科手術用器具16のアパーチャ19における移動によってインダクタコイル91と器具インダクタコイル46との間の電磁気学的な連結における損失が生じないように、細長い形状に構成されている。従って、該誘導型電気手術用器具16が患者の治療を容易にするために誘導型電気手術用トロカール11内を移動する場合でも、インダクタコイル91と器具インダクタコイル46との間の誘導結合が維持される。なお、特定の場合において、該誘導型電気手術用トロカール11または誘導型電気手術用器具16のいずれかにおいてインチ目盛りを有する1個以上の整合用キャパシタ(図示せず)を用いて、エンドエフェクタ57に把持される組織に連結する電力を増大するために当該誘導型電気手術用器具16を誘導型電気手術用トロカール11に電気的に整合することが望ましい。特に、そのような整合用キャパシタ(図示せず)はトロカールによって表現される負荷を作るために選択されるものであり、器具および組織は関与の周波数(例えば、組織に伝達される電気手術用エネルギーの周波数)において見かけ上実質的な抵抗となる。
【0024】
作動に際して、例えば、人体の腹壁のような身体空洞の壁を通過するために、トロカールカニューレ8は、在来型のトロカールオービタ(図示しない)とともに使用される。人体の壁を通過した後、栓塞子アセンブリはトロカールカニューレ8から引き抜かれ、カニューレ8は、例えば、人間の内部器官へのアクセスを提供するための様々な内視鏡器具の通路のための入口として使用される。使用されるべき内視鏡器具が電気手術器具16のようなコードレス誘導型電気手術器具である場合、誘導型電気手術用アダプタ14をトロカールカニューレ8のカニューレハウジング12に、例えば係止コネクタ17を用いて、取り付けることができる。
【0025】
ひとたび、誘導型電気手術用アダプタ14がトロカールカニューレ8に取り付けられ、電気コード18が適当な(図9の発電機5のような)電気手術用発電機に取り付けられると、電気手術器具16のようなコードレス誘導型電気手術器具に電気手術エネルギーを提供するために誘導型電気手術用トロカール11を使用することができる。電気手術器具16のようなコードレス誘導型電気手術器具が、例えば、誘導型電気手術用トロカール11を介して人体空洞内に挿入されると、エンドエフェクタ57はカニューレ8を貫通し、人体空洞の中に入るが、封止チューブ50の大部分はトロカール11の中に留まる。ハンドル72は誘導型電気外科手術用トロカール11の外側にあり、外科医はエンドエフェクタ57の位置を制御するためにハンドル72を操作できる。
【0026】
図9の電気外科手術用器具16のような本発明によるコードレス誘導型双極電気外科手術用器具は図1に示す電気外科手術用トロカールのような適当な誘導型電気外科手術用トロカールに該コードレス器具を挿入することによって使用される。図1に示す誘導型電気外科手術用トロカールにおいては、電気外科手術エネルギーが、例えば、誘導型電気手術用トロカール11のインダクタコイル91と誘導型電気手術用器具16の器具インダクタコイル46との間の電磁誘導結合によって器具16に供給される。この場合、中央アパーチャ19の直径は封止チューブ50の外径に概ね相当しているので、該封止チューブ50は中央アパーチャ19およびカニューレチューブ10の内部を摺動する。従って、効率的な電気の連結状態は器具インダクタコイル46の少なくとも一部分がインダクタコイル91に対向する中央アパーチャ19の中に位置する間は維持できる。
【0027】
少なくとも封止チューブ50と内壁部92の一方は好ましくは強磁性体材料あるいは高い相対透磁率を有する適当な材料で形成されていて、誘導コイル91と器具インダクタコイル46との間の電磁誘導結合を容易化し、かつ向上する。上述したように、圧縮部材(図示せず)は、内壁部92と封止チューブ50がインダクタコイル91と器具インダクタコイル46との間の空間を最小にして誘導的連結を向上するような良好な物理的接触の維持を確実にすることの補助のために使用できる。この電磁誘導結合はまた誘導型電気手術用トロカール11または誘導型電気手術用器具16において多重インダクタまたは多重コイル層を用いることによって向上できる。
【0028】
従って、器具インダクタコイル46がインダクタコイル91に対向している状態において、電気手術用エネルギーは電気コード18および誘導型電気手術用トロカール11を介して誘導型電気手術用器具16に供給することができる。すなわち、図示の本発明の実施形態において、電気コード18によりトロカール11に供給される電気手術用エネルギーは、インダクタコイル91と器具インダクタコイル46との間の電磁誘導結合によって、導体36および38からインダクタリード93および94を介して誘導型電気手術用器具16内に供給される。
【0029】
つまり、コイル91と46との間の電磁誘導結合により誘導型電気手術用器具16に供給される電気外科手術用エネルギーは、器具先端部インダクタリード43、器具先端部コネクタ45、導体48、電極アセンブリ52、カートリッジ・チャンネル88、封止チューブ50、封止チューブコネクタ44および器具基端部インダクタリード42により形成される回路を介してエンドエフェクタ57に供給できる。この回路はエンドエフェクタ57により生体組織または他の導体材料が把持された時に完成して、電極アセンブリ52からカートリッジ・チャンネル88に至る電気経路が構成できる。さらに、上記の誘導型電気手術用器具16の実施形態においては、カートリッジ・チャンネル88およびアンビル電極55は導電性である。
【0030】
従って、電極アセンブリ52が一次的電極として作用する場合は、カートリッジ・チャンネル88が二次または帰還電極として作用する。従って、導電性の組織がエンドエフェクタ57により把持され、電気手術用発電機がインダクタコイル91に接続して、電気手術用器具16が上述のように誘導型電気手術用トロカール11内にあるときには、電気手術用エネルギーは当該把持された組織を流れて凝結させるか、あるいは該把持された組織を治療する。なお、1個以上のスイッチ(図示せず)を誘導型電気手術用器具16におけるトロカール11、またはエンドエフェクタ57に供給する電気手術エネルギーの流量を制御するために使用しても良い。
【0031】
本明細書においては本発明の好適実施例を示し説明したが、かかる実施例は例としてのみ提供されたものであることは当業者には明白であろう。当業者は、本発明から逸脱することなく、多数の変形、変更と代替を行うことができるであろう。従って、本発明は添付特許請求の精神と範囲によってのみ限定される。
【0032】
なお、本発明の好ましい実施態様は以下の通りである。
(1) 前記アパーチャがアパーチャ壁によりかこまれている請求項1に記載の誘導型電気手術用アダプタ。
(2) 前記アパーチャ壁が強磁性体材料から構成されている実施態様(1)に記載の誘導型電気手術用アダプタ。
(3) 前記アパーチャ壁が一定の高い相対透磁率を有する材料から構成されている実施態様(1)に記載の誘導型電気外科手術用アダプタ。
(4) 前記アパーチャ壁が電気的に絶縁性の材料から構成されている実施態様(1)に記載の誘導型電気外科手術用アダプタ。
(5) 前記アパーチャがアパーチャ壁によりかこまれている請求項2に記載の誘導型電気手術用アダプタ。
【0033】
(6) 前記アパーチャ壁が強磁性体材料から構成されている実施態様(5)に記載の誘導型電気手術用アダプタ。
(7) 前記アパーチャ壁が一定の高い相対透磁率を有する材料から構成されている実施態様(5)に記載の誘導型電気外科手術用アダプタ。
(8) 前記アパーチャ壁が電気的に絶縁性の材料から構成されている実施態様(5)に記載の誘導型電気外科手術用アダプタ。
(9) 前記トロカールが前記カニューレ・ハウジングを前記アダプタに接続するように構成された係止コネクタを備えている請求項3に記載の電気手術用トロカール。
(10) 前記係止コネクタが、
a) 前記アダプタの前記第1の端部から延出する第1および第2の係止クリートと;
b) 前記第1および第2の係止クリートを収容するように構成された前記カニューレ上の第1および第2のデテントとから成る実施態様(9)に記載の電気手術用トロカール。
【0034】
(11) 前記アパーチャ壁が強磁性体材料から構成されている請求項4に記載の電気手術用トロカール。
(12) 前記アパーチャ壁が一定の高い相対透磁率を有する材料から構成されている請求項4に記載の電気手術用トロカール。
(13) 前記アパーチャ壁が電気的に絶縁性の材料から構成されている請求項4に記載の電気手術用トロカール。
(14) 前記誘導結合手段が導電性コイルから構成されている請求項7に記載の誘導型電気手術用アダプタ。
(15) 前記アパーチャ壁が強磁性体材料から構成されている請求項7に記載の誘導型電気手術用アダプタ。
【0035】
(16) 前記アパーチャ壁が一定の高い相対透磁率を有する材料から構成されている請求項7に記載の誘導型電気外科手術用アダプタ。
(17) 前記アパーチャ壁が電気的に絶縁性の材料から構成されている請求項7に記載の誘導型電気外科手術用アダプタ。
(18) 前記アパーチャ壁が強磁性体材料から構成されている請求項8に記載の誘導型電気手術用アダプタ。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、電気外科手術用エネルギーを特定仕様のコードレス電気外科手術用器具に誘導的に連結する構成の電気外科手術用トロカールおよびトロカールアダプタが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った誘導型電気手術用トロカールの斜視図である。
【図2】本発明に従った誘導型電気手術用トロカールの斜視図であり、該誘導型電気手術用トロカールの中央アパーチャ内に示される誘導型電気手術用器具の封止チューブの一部を含んでいる。
【図3】図1に示す誘導型電気外科手術用トロカールの基端部の図1における2−2線に沿った平断面図である。
【図4】図2に示す誘導型電気外科手術用トロカールの基端部と封止チューブの図2における2A−2A線に沿った平断面図である。
【図5】図1に示す誘導型電気外科手術用アダプタの平断面の斜視図である。
【図6】図2に示す誘導型電気外科手術用アダプタと封止チューブの平断面の斜視図である。
【図7】本発明に従ったコードレス誘導型電気外科手術用器具の斜視図である。
【図8】(A)は図7に示す誘導型電気外科手術用器具のエンドエフェクタの破断図であり、(B)は図7に示す誘導型電気外科手術用器具の封止チューブの中央部分の破断図であり、(C)は図7に示す誘導型電気外科手術用器具の封止チューブの基端部の破断図である。
【図9】本発明に従った誘導型電気外科手術用トロカール、またはトロカールアダプタと誘導型電気外科手術用器具との間の誘導結合の概略図である。
【符号の説明】
8 トロカールカニューレ
10 カニューレ・チューブ
11 誘導型電気手術用トロカール
12 カニューレ・ハウジング
14 誘導型電気手術用アダプタ
15 アダプタ・ハウジング
17 係止コネクタ
18 電気コード
20 係止クリート
22 リリース・ボタン
Claims (13)
- 電気外科手術用トロカールにおいて、
a) カニューレチューブと;
b) 前記カニューレチューブの基端部に接続されるカニューレハウジングと;
c) 前記カニューレハウジングの基端部に接続される誘導型電気外科手術用アダプタであって、
前記誘導型電気外科手術用アダプタは、一次インダクタを有し、
前記トロカール内に特定仕様のコードレス電気手術器具が挿入されたとき、前記誘導型電気外科手術用アダプタの前記一次インダクタから前記コードレス電気手術器具の二次インダクタに電気手術用エネルギーを誘導的に連結する、誘導型電気外科手術用アダプタと;
を含む、トロカール。 - 請求項1に記載のトロカールにおいて、
前記誘導型電気外科手術用アダプタは、
a) 前記アダプタの第1の端部から前記アダプタの第2の端部に延在し、アパーチャ壁によって囲まれている、細長い中央アパーチャと;
b) 前記細長いアパーチャの少なくとも一部を囲み、かつ、前記アパーチャに沿って軸方向に延在する、前記一次インダクタと;
c) 前記一次インダクタの第1の端部に接続される、第1の導体と;
d) 前記一次インダクタの第2の端部に接続される、第2の導体と;
e) 前記アパーチャおよび前記一次インダクタを囲んでいる、外側ハウジングと;
f) 前記第1および第2の導体に接続される電気コードであって、前記外側ハウジングから延出する、電気コードと;
を含む、トロカール。 - 請求項1に記載のトロカールにおいて、
前記誘導型電気外科手術用アダプタは、
I) 前記アダプタの第1の端部から前記アダプタの第2の端部に延在している、細長い中央アパーチャであって、少なくとも部分的に強磁性材料から構成されているアパーチャ壁によって囲まれている、細長い中央アパーチャと;
II) 前記アパーチャ壁を囲み、かつ、前記細長いアパーチャに沿って軸方向に延在する、前記一次インダクタであって、
A) 導電性ワイヤコイル、
B) 前記導電性ワイヤコイルの第1の端部に電気的に接続される、第1のインダクタリード、および、
C) 前記導電性ワイヤコイルの第2の端部に電気的に接続される、第2のインダクタリード、
を含む、一次インダクタと;
III) 前記第1のインダクタリードを第1の外部コネクタに接続する、第1の導体と;
IV) 前記第2のインダクタリードを第2の外部コネクタに接続する、第2の導体と;
V) 前記アパーチャおよび前記インダクタを囲んでいる、外側ハウジングと;
VI) 前記第1および第2の外部コネクタに接続される電気コードであって、前記外側ハウジングから延出する、電気コードと;
を含む、トロカール。 - 請求項1に記載のトロカールにおいて、
前記誘導型電気外科手術用アダプタは、
a) 前記アダプタの第1の端部から前記アダプタの第2の端部に延在する、細長い中央アパーチャと;
b) 前記細長いアパーチャの周りに配置されて、かつ、前記アパーチャに沿って軸方向に延在する、前記一次インダクタと;
c) 前記一次インダクタの第1の端部に接続される、第1の導体と;
d) 前記一次インダクタの第2の端部に接続される、第2の導体と;
e) 前記アパーチャおよび前記一次インダクタを囲んでいる、外側ハウジングと;
f) 前記第1および第2の導体に接続される電気コードであって、前記外側ハウジングから延出する、電気コードと;
を含む、トロカール。 - 請求項1に記載のトロカールにおいて、
前記誘導型電気外科手術用アダプタは、
a) 前記アダプタの第1の端部から前記アダプタの第2の端部に延在する、細長い中央アパーチャと;
b) 前記細長いアパーチャの少なくとも一部分を囲む、前記一次インダクタであって、
I) 導電性ワイヤの第1のコイル、
II) 前記第1のコイルの第1の端部から延出する、第1の導電性リードワイヤ、および、
III) 前記第1のコイルの第2の端部から延出する、第2の導電性リードワイヤ、
を含む、一次インダクタと;
c) 前記第1のリードワイヤに接続される、第1の導体と;
d) 前記第2のリードワイヤに接続される、第2の導体と;
を含む、トロカール。 - 請求項1に記載のトロカールにおいて、
前記誘導型電気外科手術用アダプタは、
a) 中心軸を含み、前記アダプタの第1の端部から前記アダプタの第2の端部に延在し、アパーチャ壁によって囲まれている、細長い中央アパーチャと;
b) 前記アパーチャの中に配置された電気外科手術用器具の前記二次インダクタに電気エネルギーを誘導的に連結するための前記一次インダクタであって、前記アパーチャの少なくとも一部を囲み、かつ、前記アパーチャに沿って軸方向に延在している、一次インダクタと;
c) 前記一次インダクタの前記第1の端部を電気エネルギーの外部供給源に接続するために前記一次インダクタの第1の端部を第1の外部コネクタ手段に接続している、第1の導体と;
d) 前記一次インダクタの前記第2の端部を電気エネルギーの外部供給源に接続するために前記一次インダクタの第2の端部を第2の外部コネクタ手段に接続している、第2の導体と;
e) 前記アパーチャおよび前記一次インダクタを囲む、外側ハウジングと;
f) 前記第1および第2の外部コネクタ手段に接続される電気コードであって、前記外側ハウジングから延出する、電気コードと;
を含む、トロカール。 - 請求項1に記載のトロカールにおいて、
前記誘導型電気外科手術用アダプタは、
a) 中心軸を含み、前記アダプタの第1の端部から前記アダプタの第2の端部に延在し、アパーチャ壁によって囲まれている、細長い中央アパーチャと;
b) 前記アパーチャの中に配置された器具の前記二次インダクタに電気エネルギーを誘導的に連結するための少なくとも1個の前記一次インダクタであって、前記アパーチャに配置され、かつ、前記アパーチャに沿って軸方向に延在し、
I) 前記アパーチャ壁の第1の部分の周りに配置される、導電性コイル、
II) 前記一次インダクタの第1の端部から延出する、第1のインダクタリード、および、
III) 前記一次インダクタの第2の端部から延出する、第2のインダクタリード、
を、含む、少なくとも1個の一次インダクタと;
c) 第1の導体を電気エネルギーの外部供給源に接続するために前記第1のインダクタリードを第1の外部コネクタ手段に接続する、第1の導体と;
d) 第2の導体を電気エネルギーの外部供給源に接続するために前記第2のインダクタリードを第2の外部コネクタ手段に接続する、第2の導体と;
e) 前記アパーチャと前記第1および第2の外部コネクタ手段を囲む、外側ハウジングと;
f) 前記第1および第2の外部コネクタ手段に接続される電気コードであって、前記外側ハウジングから延出する、電気コードと;
を含む、トロカール。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載のトロカールにおいて、
前記アダプタに前記カニューレハウジングを接続する、係止コネクタを備える、
トロカール。 - 請求項8に記載のトロカールにおいて、
前記係止コネクタは、
a) 前記アダプタの第1の端部から延在している第1および第2の係止クリートと;
b) 前記第1および第2の係止クリートを収容する前記カニューレハウジングに設けられた、第1および第2のデテントと;
を含む、トロカール。 - 請求項4または請求項5に記載のトロカールにおいて、
前記アパーチャは、アパーチャ壁によって囲まれる、トロカール。 - 請求項2、6、7、または、10に記載のトロカールにおいて、
前記アパーチャ壁は、高い透磁率を有する、トロカール。 - 請求項2、6、7、または、10に記載のトロカールにおいて、
前記アパーチャ壁は、強磁性材料を含む、トロカール。 - 請求項2、6、7、または、10に記載のトロカールにおいて、
前記アパーチャ壁は、電気的に絶縁性の材料を含む、トロカール。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/885,166 US5916215A (en) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | Inductively coupled electrosurgical trocar |
US885166 | 1997-06-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11104141A JPH11104141A (ja) | 1999-04-20 |
JP4145394B2 true JP4145394B2 (ja) | 2008-09-03 |
Family
ID=25386305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19647698A Expired - Fee Related JP4145394B2 (ja) | 1997-06-30 | 1998-06-29 | 誘導結合型電気式外科手術用トロカール |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5916215A (ja) |
EP (1) | EP0888748B1 (ja) |
JP (1) | JP4145394B2 (ja) |
AU (1) | AU729872B2 (ja) |
CA (1) | CA2241916C (ja) |
DE (1) | DE69828336T2 (ja) |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6106519A (en) * | 1997-06-30 | 2000-08-22 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Capacitively coupled electrosurgical trocar |
US6117133A (en) * | 1998-04-03 | 2000-09-12 | Zappala; Stephen M. | Multiple-lumen sheath for a resectoscope |
US6488680B1 (en) * | 2000-04-27 | 2002-12-03 | Medtronic, Inc. | Variable length electrodes for delivery of irrigated ablation |
US6895282B2 (en) | 2002-10-04 | 2005-05-17 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Induction heating for the delivery of thermal therapy |
US7645278B2 (en) * | 2006-02-22 | 2010-01-12 | Olympus Corporation | Coagulating cutter |
US8573225B2 (en) * | 2008-03-05 | 2013-11-05 | Tenzin, Llc | Methods and devices for retaining surgical instruments and cables within sterile fields |
US8517239B2 (en) * | 2009-02-05 | 2013-08-27 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical stapling instrument comprising a magnetic element driver |
US8597295B2 (en) * | 2010-04-12 | 2013-12-03 | Covidien Lp | Surgical instrument with non-contact electrical coupling |
JP6274960B2 (ja) * | 2013-06-28 | 2018-02-07 | オリンパス株式会社 | 内視鏡システム |
WO2014208107A1 (ja) * | 2013-06-28 | 2014-12-31 | オリンパス株式会社 | 内視鏡システム |
JP6095507B2 (ja) * | 2013-06-28 | 2017-03-15 | オリンパス株式会社 | 内視鏡システム |
JP6120963B2 (ja) * | 2013-06-28 | 2017-04-26 | オリンパス株式会社 | 内視鏡システム |
JP6177095B2 (ja) * | 2013-11-08 | 2017-08-09 | オリンパス株式会社 | 処置具及び医用システム |
JP6049569B2 (ja) * | 2013-08-22 | 2016-12-21 | オリンパス株式会社 | 手術システム及びトロッカー |
JP2015066079A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | オリンパス株式会社 | 超音波処置具、及び手術システム |
JP6329422B2 (ja) * | 2014-04-21 | 2018-05-23 | オリンパス株式会社 | 医療器具、挿入補助具、および医療システム |
WO2016071983A1 (ja) * | 2014-11-06 | 2016-05-12 | オリンパス株式会社 | トロッカー及び医療用無線給電システム |
BR112017009710A2 (pt) | 2014-11-18 | 2018-01-02 | Smith & Nephew, Inc. | endoacoplador com acoplamento por indução |
WO2016135945A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-01 | オリンパス株式会社 | 医療用給電システム |
EP3977946A3 (en) * | 2015-12-03 | 2022-06-29 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Electrocautery hemostasis clip |
CN108848667B (zh) * | 2015-12-11 | 2019-06-14 | 天津瑞奇外科器械股份有限公司 | 模块化信号接口系统和能量穿刺器 |
JP2018148973A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | 株式会社Jvcケンウッド | 手術システム、手術器具、トロカール及び判定方法 |
US11298155B2 (en) * | 2019-04-24 | 2022-04-12 | Covidien Lp | Cutting guard with radiofrequency dissection |
Family Cites Families (41)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1620929A (en) * | 1925-02-05 | 1927-03-15 | George W Wallerich | Heat-therapy method and means |
US3870047A (en) * | 1973-11-12 | 1975-03-11 | Dentsply Res & Dev | Electrosurgical device |
DE3007982C2 (de) * | 1980-03-01 | 1983-09-29 | Eura-Dental Gmbh, 8070 Ingolstadt | Vorrichtung zum Erwärmen medizinisch-technischer Werkzeuge |
US4535773A (en) * | 1982-03-26 | 1985-08-20 | Inbae Yoon | Safety puncturing instrument and method |
US4570105A (en) * | 1983-09-20 | 1986-02-11 | Engel Herman J | Electrical adapter for use in connection with fluorescent lamps |
GB8501155D0 (en) * | 1985-01-17 | 1985-02-20 | Shell Int Research | Capacitive underwater electrical connector |
US4717438A (en) * | 1986-09-29 | 1988-01-05 | Monarch Marking Systems, Inc. | Method of making tags |
DE3708801C2 (de) * | 1987-03-18 | 1996-03-14 | Medtronic Medizinisch Elektron | Zahnärztliches Behandlungsgerät |
US4936842A (en) * | 1987-05-08 | 1990-06-26 | Circon Corporation | Electrosurgical probe apparatus |
US4799480A (en) * | 1987-08-04 | 1989-01-24 | Conmed | Electrode for electrosurgical apparatus |
KR900006537B1 (ko) * | 1987-10-19 | 1990-09-07 | 태림전자 주식회사 | 카폰용 안테나 어셈블리 |
US4884982A (en) * | 1989-04-03 | 1989-12-05 | Amp Incorporated | Capacitive coupled connector |
US5105829A (en) * | 1989-11-16 | 1992-04-21 | Fabian Carl E | Surgical implement detector utilizing capacitive coupling |
US4934960A (en) * | 1990-01-04 | 1990-06-19 | Amp Incorporated | Capacitive coupled connector with complex insulative body |
US5124509A (en) * | 1991-01-15 | 1992-06-23 | Calcomp, Inc. | Digitizer with capacitive and inductive coupling |
CA2080467A1 (en) * | 1991-02-13 | 1992-08-14 | Nabil Hilal | Surgical trocar |
US5391166A (en) * | 1991-06-07 | 1995-02-21 | Hemostatic Surgery Corporation | Bi-polar electrosurgical endoscopic instruments having a detachable working end |
US5273524A (en) * | 1991-10-09 | 1993-12-28 | Ethicon, Inc. | Electrosurgical device |
US5545142A (en) * | 1991-10-18 | 1996-08-13 | Ethicon, Inc. | Seal members for surgical trocars |
US5207691A (en) * | 1991-11-01 | 1993-05-04 | Medical Scientific, Inc. | Electrosurgical clip applicator |
US5437277A (en) * | 1991-11-18 | 1995-08-01 | General Electric Company | Inductively coupled RF tracking system for use in invasive imaging of a living body |
US5300070A (en) * | 1992-03-17 | 1994-04-05 | Conmed Corporation | Electrosurgical trocar assembly with bi-polar electrode |
GB9209859D0 (en) * | 1992-05-07 | 1992-06-24 | Smiths Industries Plc | Electrical apparatus |
US5387196A (en) * | 1992-05-19 | 1995-02-07 | United States Surgical Corporation | Cannula assembly having conductive cannula |
US5354291A (en) * | 1992-10-09 | 1994-10-11 | Symbiosis Corporation | Probe for endoscopic suction-irrigation instruments having a proximal port for receiving an additional probe therethrough |
US5380321A (en) * | 1992-11-04 | 1995-01-10 | Yoon; Inbae | Shielded energy transmitting surgical instrument and methods therefor |
US5342357A (en) * | 1992-11-13 | 1994-08-30 | American Cardiac Ablation Co., Inc. | Fluid cooled electrosurgical cauterization system |
US5342356A (en) * | 1992-12-02 | 1994-08-30 | Ellman Alan G | Electrical coupling unit for electrosurgery |
US5403312A (en) * | 1993-07-22 | 1995-04-04 | Ethicon, Inc. | Electrosurgical hemostatic device |
US5387197A (en) * | 1993-02-25 | 1995-02-07 | Ethicon, Inc. | Trocar safety shield locking mechanism |
US5383860A (en) * | 1993-03-02 | 1995-01-24 | M.I.S. Technology International, Inc. | Two-part conductive cannula with adaptive disposable non-invasive element |
US5445638B1 (en) * | 1993-03-08 | 1998-05-05 | Everest Medical Corp | Bipolar coagulation and cutting forceps |
US5417687A (en) * | 1993-04-30 | 1995-05-23 | Medical Scientific, Inc. | Bipolar electrosurgical trocar |
US5437643A (en) * | 1993-05-17 | 1995-08-01 | Ethicon, Inc. | Safety interposer for surgical instruments |
US5432486A (en) * | 1993-05-20 | 1995-07-11 | Northern Telecom Limited | Capacitive and inductive coupling connector |
US5597107A (en) * | 1994-02-03 | 1997-01-28 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical stapler instrument |
US5445142A (en) * | 1994-03-15 | 1995-08-29 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical trocars having optical tips defining one or more viewing ports |
US5540684A (en) * | 1994-07-28 | 1996-07-30 | Hassler, Jr.; William L. | Method and apparatus for electrosurgically treating tissue |
US5591192A (en) * | 1995-02-01 | 1997-01-07 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical penetration instrument including an imaging element |
US5522887A (en) * | 1995-02-24 | 1996-06-04 | Hoe; Michael J. V. | Eye implant device and method |
US5733323A (en) * | 1995-11-13 | 1998-03-31 | Cordis Corporation | Electrically conductive unipolar vascular sheath |
-
1997
- 1997-06-30 US US08/885,166 patent/US5916215A/en not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-06-25 AU AU73188/98A patent/AU729872B2/en not_active Ceased
- 1998-06-29 JP JP19647698A patent/JP4145394B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-29 DE DE69828336T patent/DE69828336T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-06-29 CA CA002241916A patent/CA2241916C/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-29 EP EP98305112A patent/EP0888748B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-02-22 US US09/255,520 patent/US6117132A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2241916C (en) | 2008-07-29 |
DE69828336T2 (de) | 2005-12-08 |
EP0888748B1 (en) | 2004-12-29 |
US6117132A (en) | 2000-09-12 |
EP0888748A1 (en) | 1999-01-07 |
US5916215A (en) | 1999-06-29 |
JPH11104141A (ja) | 1999-04-20 |
DE69828336D1 (de) | 2005-02-03 |
AU729872B2 (en) | 2001-02-15 |
CA2241916A1 (en) | 1998-12-30 |
AU7318898A (en) | 1999-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4145395B2 (ja) | 誘導結合型電気式外科手術用器具 | |
JP4145394B2 (ja) | 誘導結合型電気式外科手術用トロカール | |
JP4112080B2 (ja) | 静電的に連結した電気式外科手術用トロカール | |
JP4137232B2 (ja) | 医療器具に電気エネルギーを与える方法と装置 | |
EP0888749B1 (en) | Capacitively coupled cordless electrosurgical instrument | |
US5961514A (en) | Cordless electrosurgical instrument | |
CA2240641C (en) | Monopolar electrosurgical trocar |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20070502 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20070509 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070801 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070802 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071023 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071120 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20080123 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20080128 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080416 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080520 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080618 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |