JP4144472B2 - 燃焼式動力工具 - Google Patents

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Description

本発明は燃焼式動力工具に関し、特に、ガスボンベに封入された可燃性液化ガスを燃焼室内に噴射させ、空気と混合し着火することにより、ピストンを駆動する動力を発生させ、釘等の止め具を打込む燃焼式打込み工具に関する。
従来の燃焼式動力工具は、ハウジングと、ハンドルと、トリガスイッチと、ヘッドキャップと、ヘッドカバーと、燃焼室枠と、プッシュレバーと、シリンダと、ピストンと、ドライバブレードと、モータと、ファンと、ガスボンベと、点火プラグと、排気逆止弁と、マガジンと、テールカバーとを主に備えている。ヘッドキャップはハウジングの一端をネジ等により塞いでおり、ハンドルはハウジングに固定されトリガスイッチが付設される。燃焼室枠は、ハウジング内においてハウジングの長手方向に移動可能に設けられ、反ヘッドキャップ方向にスプリングにより付勢されるが、スプリングの付勢力に抗して一端がヘッドキャップに当接可能に設けられる。ヘッドカバーは、ヘッドキャップの上側にネジ等で装着され、ヘッドキャップと共にモータを支持し、また、工具の上端を保護している。
プッシュレバーは、ハウジングの他端において移動可能に設けられ、燃焼室枠と連接されている。シリンダは燃焼室枠に連通可能に位置してハウジングに固定され、燃焼室枠の移動を案内すると共に排気穴が形成されている。ピストンはシリンダに対して往復摺動可能に設けられ、シリンダをシリンダ内ピストン下室とピストン上室とに画成している。燃焼室枠の一端がヘッドキャップに当接したとき、ヘッドキャップ、燃焼室枠、シリンダ内ピストン上室と共に燃焼室を画成する。
ドライバブレードは、ピストンの反燃焼室側からハウジングの他端部方向に延設されている。モータはヘッドキャップに支持され、ファンはモータに固定されて燃焼室内に位置する。ファンは、モータにより駆動されて燃焼室内で燃焼ガスと空気を混合して燃焼を促進させると共に、燃焼室枠がヘッドキャップから離間したときに、外気をハウジング内に導入して燃焼室枠内を掃気し、またシリンダの外周側を冷却する役割を果たす。ガスボンベはハウジング内に収容され、プロパンやブタンなどの可燃性ガス(液化ガス)や潤滑油を内含する。この可燃性ガスはヘッドキャップのガス通路を通じて燃焼室内に噴射される。点火プラグは燃焼室に臨み可燃性ガスと空気との混合気を着火する。点火プラグはベース電極と、ベース電極から離間して設けられた対極を有してスパーク発生部をなす。排気逆止弁は排気穴を選択的に遮蔽する。
マガジンは、ハウジングの他端部側に設けられて釘等の止め具を収容する。テールカバーは、マガジンの止め具をドライバブレードに対向する位置に給送するためにマガジンとプッシュレバーとの間に設けられている。シリンダ及びハウジングの下端部であってドライバブレードが通過する部位には、シリンダ内ピストン下室と外気とを連通するガイド隙間が形成されている。
燃焼室枠がヘッドキャップに当接したときに燃焼室を密閉するために、燃焼室枠の上部と密着するヘッドキャップの所定面には第1のシール材が設けられ、燃焼室枠の下部と密着するシリンダのヘッドキャップ側端部外周面には、第2のシール材が設けられている。
プッシュレバーを工作物に押しつけると、燃焼室が画成された状態でハウジングに装着されたガスボンベから燃焼室内に液化ガスが噴射され、ファンにより空気と可燃性ガスが攪拌混合され、この状態でトリガスイッチをオン操作すると、点火プラグによる点火によって混合気が爆発燃焼され、ピストンを駆動してドライバブレードを介して木材等の工作物に釘が打込まれる。爆発燃焼後、所定時間が経過するまでは、燃焼室枠はヘッドキャップに当接した状態が維持され、燃焼ガスの排気後の排気逆止弁の閉鎖によって燃焼室内が密閉されるとともに、温度低下による燃焼室内の圧力低下により、シリンダ内ピストン上室側では熱真空が得られる。一方シリンダ内ピストン下室側はガイド隙間を介して大気とつながっているため、シリンダ内ピストン下室内の圧力がシリンダ内ピストン上室よりも高く、そのためピストンは初期の上死点位置に戻る。その後、トリガスイッチを解放し、プッシュレバーを図示しない工作物から離すと燃焼室枠とプッシュレバーは、スプリングの付勢により下降し、燃焼室が外気に開放されて、ファンの回転により掃気されながら初期位置に戻る。(例えば特許文献1参照。)。
特公平1−34753号公報
上述したように、従来の燃焼式打込み工具においては、ファンの回転と、燃焼室枠の下降に伴い、上記シール材による封止が解除されて、燃焼後の排ガスが外気に排出され,燃焼室が冷却される。よって多量の外気が燃焼室内を通過する。このとき、この種の工具を用いている作業環境は屋外であったり,建築中のビルの中であったり,木屑、綿埃、土埃などの微細な粉塵が多いところであり、これら異物が工具内に吸入されてしばしば動作不良になることがある。具体的には、可燃性ガスに含まれる潤滑油が各部に付着し,空気中の微細な粉塵が潤滑油に接触して潤滑油内に吸着され,粉塵が燃焼室の各所に付着することによるものである。特にスパーク発生部のベース電極と対極間の隙間に粉塵が多く付着すると、正常に火花が発生されず、燃焼が起こらない。
また他の不具合としては,第1、第2シール材を構成するOリングやリング溝内に潤滑油によって粉塵が付着し、燃焼室枠の上下動が滑らかに動作せず,燃焼室の開閉が困難になるという問題がある。
従来この現象が発生すると、数本のネジを緩め、ヘッドキャップとヘッドカバーをハウジングから分解し、ヘッドキャップ内面や燃焼室枠内に直接アクセス可能として、洗浄液を用いてベース電極や対極に付着した潤滑油と粉塵を清掃したり、第1、第2シール材やそのリング溝を清掃したりしなければならなかった。清掃の時間間隔は使用する工具の環境によって影響され,頻繁にこの種の工具を使用する場合には、粉塵の多い環境では毎週必要であったり,粉塵が少ない環境でも毎月1回程度は清掃を行なわなけばならない。これらの清掃には製品の分解と再組立てを伴うため,清掃作業時間が全体として長くなり、ねじ等の部品の紛失や配線の損傷といった問題も発生していた。
そこで本発明は、ヘッドカバーやヘッドキャップの分解作業を要せずに、工具の外側から、清掃対象物の清掃が可能な燃焼式動力工具を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため本発明は、ハウジングと、ハウジングから延び、トリガスイッチが設けられたハンドルと、該ハウジングの一端を塞ぎ、可燃性ガス通路が形成されたヘッド部と、該ヘッド部に設けられたモータと、該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、該ハウジング内に固定して設けられ、排気穴が形成されたシリンダと、該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダをシリンダ内ピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該シリンダ内ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、該ピストンから反燃焼室方向に延び該ピストンと共に往復動するドライバブレードと、 該燃焼室枠がヘッド部に当接したとき、該燃焼室枠と該ヘッド部間をシールする第1シール材及び、該燃焼室枠がヘッド部に当接したとき、該燃焼室枠と該シリンダ間をシールする第2シール材と、該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、該燃焼室内の可燃性ガスと空気との混合気を着火するため、該ヘッド部に支持されてスパーク発生部が該燃焼室に臨む点火プラグと、該排気穴を開閉するように設けられた排気逆止弁と、 該ハウジングの下方に位置し止め具を収容保持するマガジンと、該マガジンに収容されている止め具を該ドラバブレードの下方に給送すると共に、該ドライバブレードの先端部が侵入するテールカバーとを有し、該点火プラグのスパーク発生部、該第1シール材、該第2シール材の少なくとも一部が非動作時に清掃対象物となる燃焼式動力工具において、該ヘッド部には、一端が外気に開口し他端が該清掃対象物の何れかに臨む清掃用通路が形成され、該止め具の打ち込み動作中は該清掃用通路を外気と遮断する遮断手段が該清掃用通路内に設けられる燃焼式動力工具を提供している。
ここで、該遮断手段は、該清掃用通路内に配置され、該清掃用通路を閉鎖する方向に付勢される一方向弁により構成されるのが望ましい。
また、該第1のシール材はシールリングにより構成され、該ヘッド部には該シールリングを装着する環状溝が形成され、該清掃用通路は該環状溝の底面に連通している構成であるのが望ましい。
又は、該清掃用通路の内周面には雌ネジが形成され、該遮断手段は、外周面に雄ネジが形成され該雌ネジに着脱可能に螺着する栓部材であるのが望ましい。
請求項1記載の燃焼式動力工具によれば、ヘッド部には、一端が外気に開口し他端が清掃対象物の何れかに臨む清掃用通路が形成され、止め具の打ち込み動作中は、清掃用通路を外気と遮断する遮断手段が清掃用通路内に設けられているので、ハウジングからヘッド部をはずすことなく、清掃用通路を通じ工具外部から清掃対象物を清掃することができるので、清掃時間を大幅に削減できると共に、分解時のねじ等の部品の紛失や配線の損傷が生じない。
請求項2記載の燃焼式動力工具によれば、遮断手段は、清掃用通路内に配置され、清掃用通路を閉鎖する方向に付勢される一方向弁により構成されているので、例えば加圧式洗浄液噴射ボンベのノズルを清掃用通路の一端側から差し込み、洗浄液を噴射させると、洗浄液の噴射圧力によって一方向弁が自動的に開いて、洗浄液を洗浄対象物に供給でき、洗浄液の噴射を停止すれば、一方向弁は自動的に清掃用通路を閉鎖するので、清掃用通路の開閉が自動的に行える。
請求項3記載の燃焼式動力工具によれば、第1のシール材はシールリングにより構成され、ヘッド部にはシールリングを装着する環状溝が形成され、清掃用通路は環状溝の底面に連通しているので、例えば洗浄液を清掃用通路に供給すると、洗浄液は環状溝内に流入でき、環状溝やシールリングを容易に清掃することができる。
請求項4記載の燃焼式動力工具によれば、清掃用通路の内周面には雌ネジが形成され、遮断手段は、外周面に雄ネジが形成され雌ネジに着脱可能に螺着する栓部材により構成されているので、栓部材の着脱操作により、清掃用通路が簡単に開閉できる。
本発明による燃焼式動力工具を燃焼式打込み工具に適用した第1の実施の形態について図1、図2を参照して説明する。燃焼式打込み工具1は、外枠体を構成するハウジング2を有し、ハウジング2は主ハウジング部2Aと、主ハウジング部2Aの長手方向に沿って主ハウジング部2Aに並設されたボンベ室部2Bとを有する。主ハウジング部2Aの下部には排気口2aが形成されている。
主ハウジング部2Aの上部には、吸気口4aが形成されたヘッドカバー4が取付けられており、ボンベ室部2B内には可燃焼液化ガスを内含するガスボンベ5が着脱自在に収容される。ボンベ室部2Bからはトリガスイッチ6を備えたハンドル7が延設される。また主ハウジング部2Aとボンベ室部2Bの下方には、図示しない釘を装填したマガジン8と、マガジン8内の釘を給送案内し所定位置にセットするためのテールカバー9が設けられている。
主ハウジング部2Aの下端には、テールカバー9の釘セット位置に対応してプッシュレバー10が移動可能に支持され、プッシュレバー10は後述する燃焼室枠11に固定された連結部材12と連接されている。連結部材12の下部と後述するシリンダ20の底面との間には、圧縮コイルスプリング22が介装されて燃焼室枠11を反ヘッドカバー4方向に付勢している。プッシュレバー10の先端が図示せぬ工作物に当接し圧縮コイルスプリング22の付勢力に抗してハウジング2全体を工作物方向に押圧したとき、プッシュレバー10の上部が主ハウジング部2A内に後退可能である。
主ハウジング部2Aの上端にはその上端開口を塞ぐためのヘッド部たるヘッドキャップ13が固定され、ヘッドキャップ13にはファン14を回転軸で固定したモータ3が支持されると共に、トリガスイッチ6の操作により点火される点火プラグ15が収納把持される。点火プラグ15はベース電極15Aと、ベース電極15Aから僅かに離間して対向する対極15Bを有し(図2)、ベース電極15Aと対極15Bとでスパーク発生部をなす。またこれらが清掃対象物となる。なおベース電極15Aは、ヘッドキャップ13に一体に設けられる。
主ハウジング部2A内には、工具が工作物に押付けられて燃焼室枠11がストローク上端にあることを検出するための図示せぬヘッドスイッチが設けられている。プッシュレバー10が所定位置まで上昇したときに、ヘッドスイッチがオン動作して、モータ3の回転が開始されファン14の回転を開始するように構成される。
ヘッドキャップ13のボンベ室部2B側内には燃料通路たる噴射通路17が形成され、噴射通路17の一端はヘッドキャップ13の下端面に開口する噴射口18をなし、他端側はボンベ室部2Bに着脱可能に装着されるガスボンベ5と接続されるガスボンベ接続部をなす。ガスボンベ5内には、プロパンやブタン等の液化可燃性ガスと、数%の潤滑油が含まれる。またガスボンベ5の上部には、一定量の可燃性ガスを通過させるための計量部5Aが設けられる。更に、ヘッドカバー4内には、ガスボンベ5をヘッドキャップ13側に押しつけてガスを噴射するためのレバー19が、ヘッドカバー4から延びるピン4Aに回動可能に支持されている。またヘッドキャップ13にはリング溝が形成され、リング溝には、後述する燃焼室枠11の上部がヘッドキャップ13に当接したときに、ヘッドキャップ13と燃焼室枠11間をシールするためのOリングで構成された第1シール材23が装着されている。第1シール材23やそのリング溝が清掃対象物のひとつとなる。
燃焼室枠11は、主ハウジング部2A内で、主ハウジング部2Aの長手方向に移動可能に、上端がヘッドキャップ13の下端面に当接可能に設けられる。上述したように、燃焼室枠11の下端部には上述した連結部材12が固定されてプッシュレバー10に連接されているので、プッシュレバー10の移動に伴って燃焼室枠11も移動する。そして燃焼室枠11の内周面に当接して燃焼室枠11の移動を案内するシリンダ20が、主ハウジング部2Aに固定されている。シリンダ20の軸方向中央部付近には上述した主ハウジング部2Aの排気口2aと連通可能な排気穴21が形成されている。また図示せぬ排気逆止弁が排気穴21を選択的に塞ぐように設けられる。更に、シリンダ20の底部にはバンパ25が設けられている。またシリンダ20の上部の外周面にはリング溝が形成され、リング溝には燃焼室枠11がヘッドキャップ13に当接したときに、燃焼室枠11の下部側内周面とシリンダ20上部外周面との間をシールするOリングよりなる第2シール材24が装着されている。またシリンダ20の底面には、排気口2aを介して外気に連通するシリンダ下穴20aが形成されている。
シリンダ20内には、シリンダ20に対して往復摺動可能なピストン26が設けられ、ピストン26はシリンダ20をシリンダ内ピストン上室とシリンダ内ピストン下室に画成する。そして燃焼室枠11の上端がヘッドキャップ13に当接したとき、ヘッドキャップ13、燃焼室枠11、シリンダ内ピストン上室、第1、第2シール材23,24とにより燃焼室27が画成される。そして燃焼室枠11がヘッドキャップ13から離間したときは、ヘッドキャップ13と燃焼室枠11の上端との間に外気と通じる第1流路が生じ、また燃焼室枠11の下端部とシリンダ20の外周面側上端部との間に第1流路に続く第2流路が生じる。この第2流路は、シリンダ20の外周面側に燃焼ガスや新たな空気を通過させ、主ハウジング部2Aの排出口2aから排出される。シリンダ20の内周面上部にはピストン26の上方への移動を制限するための止め輪20Aが嵌合固定されている。
燃焼室枠11の燃焼室27を画成する部分には、複数のリブ28が燃焼室枠11の軸方向に延び、半径方向内方に突出して設けられている。このリブ28はファン14の回転と相まって、燃焼室27内での空気と可燃性ガスとの攪拌混合を促進させるためのものである。上述した吸気口4aは燃焼室27内に空気を供給するために形成され、排気穴21や排気口2aからは、燃焼室27の燃焼ガスを排出する。
ファン14、点火プラグ15、噴射口18は全て燃焼室27内に配置又は開口している。ファン14はその回転により、燃焼室枠11がヘッドキャップ13と当接位置にあるときに空気と可燃性ガスとを攪拌混合させ、点火後に乱流燃焼を生じせしめて燃焼を促進させ、燃焼室枠11がヘッドキャップ13から離間して、第1、第2流路が生じたとき、燃焼室27内の燃焼ガスを掃気すると共にシリンダ20を冷却するという3つの機能を果たす。
ドライバブレード29がピストン26のピストン下室側の面から主ハウジング部2Aの下端部方向に延びて設けられる。ドライバブレード29はテールカバー9内の釘に衝接可能な同軸位置にあり、ピストン26が下降したとき、ドライバブレード29の先端で釘を工作物に打込み、ピストン26は上述したバンパ25に突き当たって余剰エネルギーが吸収され停止する。
連結部材12の底面や、主ハウジング部2Aの下部には、貫通穴が形成され、シリンダ20の底部のシリンダ下穴20aと貫通穴に対してドライバブレード29が通過する。これら貫通穴とシリンダ下穴20aとで、シリンダ内ピストン下室と外気とを排気口2aを介して連通させる。かかる連通により、ピストン26が初期の上死点位置に復帰する際に、外気がシリンダ内ピストン下室に導入される。
ヘッドカバー4の頂部には、上述した吸気口4aが形成され、ヘッドカバー4の側部には加圧ボンベ式の洗浄液ボンベ36のノズル36Aが挿通可能な貫通孔30が形成される。また、ヘッドキャップ13内には、一端が貫通孔30に開口する第1清掃用通路31が半径方向に延びて形成され、第1清掃用通路31の一端側には縮径部をなす弁座32が設けられ、球状の逆止弁33が弁座32に着座可能に設けられる。また、第1清掃用通路31の半径方向内端側は閉鎖され、この内端と逆止弁33との間には圧縮コイルスプリング34が介装されて、逆止弁33を常時弁座32に着座する方向に付勢している。
ヘッドキャップ13内には、第1清掃用通路31の中間位置から分岐して、べース電極15Aと対極15Bとの間の隙間に向かう第2清掃用通路35が形成されており、第2清掃用通路35の内端はこれら隙間付近に開口している。逆止弁33と圧縮コイルスプリング34は、貫通孔30から第2清掃用通路35への流体の流れを可能とし,その逆の方向の流れを遮断する。また、圧縮コイルスプリング34は、燃焼室27が熱真空状態になったときにも、逆止弁33を弁座32に着座させるだけのバネ力が必要であり、 熱真空時の圧力0.05MPaに逆止弁33のシール面積を乗じた荷重以上とする。一方で、このバネ力は、洗浄液ボンベ36から噴射される洗浄液の液圧に逆止弁33が付勢されて弁座32から離間できる程度とする。例えば,直径3mmの着座シール面の場合,バネ荷重は0.35Nとする。
次に本実施の形態による燃焼式動力工具1の動作について説明する。非作動の状態では、圧縮コイルスプリング22の付勢力により、プッシュレバー10は下方に付勢されてテールカバー9下端より突出している。このとき燃焼室枠11は連結部材12を介してプッシュレバー10に連接されているので、燃焼室枠11の上端はヘッドキャップ13と離間し、また燃焼室枠11の燃焼室27を画成する部分と、シリンダ20の上端部とも離間して、第1流路、第2流路が提供される。このときピストン26は、シリンダ20内の上死点位置に停止している。
この状態でハンドル7を把持し、プッシュレバー10を木材等の工作物に押し付けると、プッシュレバー10が圧縮コイルスプリング22の付勢力に抗して、上昇し、同様にプッシュレバー10と連接した燃焼室枠11も上昇し、上述した流路が閉じられて、シール材23、24により燃焼室27が密封される。
またプッシュレバー10を更に押すと、図示しないカムによりレバー19がピン4Aを中心に回動してガスボンベ5全体をヘッドキャップ13方向に傾動させ、ガスボンベ5の噴射ロッドがヘッドキャップ13のガスボンベ接続部に押しつけられて計量部5Aを介して燃焼室27内にガスボンベ5の液化ガスが噴射口18より1回だけ噴射される。
更に、プッシュレバー10の移動に伴って燃焼室枠11がストローク端まで上昇すると、ヘッドスイッチがオンとなり、その結果ファン14の回転が開始する。ファン14が密封空間となった燃焼室27内で回転することにより、燃焼室27内に突出したリブ28と相まって、噴射された可燃性ガスが燃焼室27内の空気と攪拌混合される。
かかる状態でハンドル7のトリガスイッチ6をオンすると、点火プラグ15がスパークし、混合ガスに着火する。このときファン14は回転を維持しているので、混合気の乱流燃焼が促進され、動力工具の出力向上が得られる。また燃焼・膨張したガスはピストン26を下方へ移動させ、ピストン26がバンパ25に衝接するまでテールカバー9内の釘はドライバブレード29を介して工作物に打ち込まれる。
ピストン26がシリンダ20の排気穴21を通過するまでは、シリンダ内ピストン下室内の空気が図示せぬ排気逆止弁を付勢して排気穴21を開き、この空気は排気穴21、シリンダ下穴20a等を介して外気に排出される。また、ピストン26がシリンダ20の排気穴21を通過すると、シリンダ内ピストン上室内の燃焼ガスの圧力により排気穴21に装着されている図示せぬ排気逆止弁が付勢されて排気穴21が開かれ、燃焼ガスはシリンダ20の外部へ放出され主ハウジング部2Aの排気口2aから外部に排出される。
燃焼ガスがシリンダ20外部へ放出され、シリンダ20及び燃焼室26内部が大気圧になった時点で排気穴21に装着されている図示せぬ排気逆止弁が閉じられる。シリンダ20及び燃焼室27内部に残った燃焼ガスは、燃焼後であるため高温であり、その熱がシリンダ20の内壁、燃焼室枠11の内壁から吸収されることで、燃焼ガスが急冷されて、ピストン26上部の閉じられた空間の圧力が低下して大気圧以下になる(熱真空という)。このとき、シリンダ内ピストン下室には、シリンダ下穴20a等を通じて大気が導入されるので、シリンダ内ピストン下室の圧力(大気圧)とピストン上室側の内圧の圧力差により、ピストン26は初期の上死点位置に引き戻される。
トリガスイッチ6をオフにし、工具1全体を工作物から持ち上げ、プッシュレバー10を工作物から離すと、プッシュレバー10と燃焼室枠11が圧縮コイルスプリング22の付勢力により下方に戻る。燃焼室枠11の下降により、第1、第2流路が提供でき、燃焼室27内の残燃焼ガスが掃気されて新鮮な空気と入れ換えられ、次の釘が打込める初期状態に戻る。以上の動作中、圧縮コイルスプリング34により逆止弁33が閉弁方向に付勢されているので、第1清掃用通路31は常時外気と遮断されており、清掃用通路31を通じての燃焼室27と外気との連通は生じない。
釘打ち動作の繰り返しにより、スパーク発生部であるベース電極15Aと対極15B間の隙間に可燃性ガスに含まれる潤滑油と外気に含まれる粉塵との混合物が蓄積されるので、清掃が必要となる。そのためにまず、燃焼室枠11が下降している状態においてガスボンベ5を外す。次に図2に示すように、加圧式洗浄液ボンベ36のノズル36Aを貫通孔30に挿通させ、加圧洗浄液を噴射させると、洗浄液の圧力により逆止弁33が圧縮コイルスプリング34の付勢力に抗して移動して弁座32から離間し、洗浄液は第1、第2清掃用通路31、35を通過して、点火プラグ16の対極15Bやベース電極15Aに噴出されこれらを清掃する。加圧洗浄液の噴射を停止すると、逆止弁33が弁座32に着座して、第1清掃用通路31と外気との連通が遮断される。
以上のように第1の実施の形態による燃焼式打込み工具1によれば、ヘッドキャップ13には、一端が外気に開口し他端が清掃対象物であるスパーク発生部に臨む第1、第2清掃用通路31、35が形成され、止め具の打ち込み動作中は、第1清掃用通路31を外気と遮断する逆止弁33が第1清掃用通路31内に設けられているので、主ハウジング部2Aからヘッドカバー4やヘッドキャップ13をはずして燃焼室27内部を曝すことなく、第1、第2清掃用通路31、35を通じて工具外部からスパーク発生部を清掃することができ、清掃のための手間を大幅に削減することができる。また分解を必要としないので、ねじ等の部品の紛失や電気配線の断線が生じない。
また、逆止弁33は第1清掃用通路内31に配置され、圧縮コイルスプリング34との協働で第1清掃用通路31を閉鎖する方向に付勢されて一方向弁をなすので、洗浄液ボンベ36のノズル36Aを第1清掃用通路31の一端側から差し込み、加圧洗浄液を噴射させると、洗浄液の噴射圧力によって逆止弁33が自動的に開いて、洗浄液を洗浄対象物に供給でき、噴射をやめれば、逆止弁33は自動的に第1清掃用通路31を閉鎖するので、逆止弁33開閉が自動的に行える。
次に、本発明の第2の実施の形態における燃焼式打込み工具101について図3、図4に基づき説明する。これらの図において、図1、図2と同一の部材は同一の参照番号を付し、説明を省略する。
第2の実施の形態では、ヘッドカバー104には吸気口104aの他に貫通孔130が形成され、ヘッドキャップ113には、一端が貫通孔130に対峙し、他端が点火プラグ15の対極15Bとベース電極15A間の隙間に開口する直線状の清掃用通路131が形成されている。また図示していないが、ヘッドキャップ113には工具外部から燃焼室27内に空気を流入させる通路も形成されている。清掃用通路131は、主ハウジング部2A外部からベース電極15Aや対極15Bが直視できる程度の内径を有し、また内周面には雌ネジ部131aが形成されている。また、清掃用通路131には栓部材133が挿通可能であり、栓部材133の外周面には雌ネジ部131aと螺合する雄ネジ部133aが形成されている。また栓部材133の頂部には、コインと係合する係合溝133bが形成されている。
図3は、工具101の打込み動作状態を示しており、栓部材133が清掃用通路131を塞いでいるので、清掃用通路131を通じての外気と燃焼室27との連通は生じない。図4は清掃の状態を示しており、ガスボンベ5と栓部材131を外した後に、洗浄ブラシ136を清掃用通路131に挿通させ、洗浄液も流入させてブラシ136と洗浄液により点火プラグ15の対極15Bやベース電極15Aを清掃する。第2の実施の形態による燃焼式打込み工具によれば、栓部材の着脱操作により清掃用通路が簡単に開閉できる。
本発明の第3の実施の形態における燃焼式打込み工具201について図5乃至図7に基づき説明する。第1、第2の実施の形態では清掃対象物がスパーク発生用の電極15A、15Bであったが、第3の実施の形態は第1、第2シール材23、24とそれらのリング溝である。
第1の実施の形態と同様に、ヘッドキャップ213内には、一端がヘッドカバー4の貫通孔30に開口する第1清掃用通路231が、半径方向に延びて形成され、第1清掃用通路231の一端側には縮径部をなす弁座232が設けられ、球状の逆止弁33が弁座232に着座可能に設けられる。また、第1清掃用通路231の半径方向内端側は閉鎖され、この内端と逆止弁33との間には圧縮コイルスプリング34が介装されて、逆止弁33を常時弁座232に着座する方向に付勢している。
ヘッドキャップ213に形成される第1シール材23を収容するOリング溝213aは、断面が矩形であり、Oリング溝213aのシリンダ20軸方向の長さLは、第1シール材23の直径より僅かに大きい。ヘッドキャップ213内には、一端が第1清掃用通路231から分岐する第2清掃用通路235が形成される。第2清掃用通路235の他端は、Oリング溝213aの底面であって下側溝壁部と同じ高さ位置にOリング213a溝内に連通している。逆止弁33と圧縮コイルスプリング34は、貫通孔30から第2清掃用通路235への流体の流れを可能とし,その逆の方向の流れを遮断する。また、圧縮コイルスプリング34は、燃焼室27が熱真空状態になったときにも、逆止弁33を弁座32に着座させるだけのバネ力を有する。
図5に示されるように、工具201の動作状態では、逆止弁33が弁座32に着座しており、清掃用通路231、235を通じての燃焼室27と外気との連通は遮断される。図6、図7は清掃の状態を示している。この状態では、ガスボンベ5を外した後にプッシュレバー10(図1)を介して燃焼室枠11を上昇させ、第1、第2シール材23、24と燃焼室枠11の内周面とをシールした状態にしておく。そして、加圧式洗浄液ボンベ36のノズル36Aを貫通孔30に挿通させ、加圧洗浄液を噴射させると、洗浄液の圧力により逆止弁33が圧縮コイルスプリング34の付勢力に抗して移動して弁座232から離間し、洗浄液は第1、第2清掃用通路231、235を通過して、Oリング溝213aの底面下部からOリング溝213a内に噴出する。洗浄液は円環状の第1シール材23とOリング溝213a間の隙間に充満し、第1シール材23やOリング溝213a内が清掃される。
洗浄液は、第1シール材23の下側から第1シール材23外周面に接触している燃焼室枠11の内周面に噴出してシール部分を清掃する。更に洗浄液は燃焼室枠11の内周面を伝って下降し、下側の第2シール材24に達する。燃焼室枠11の上下移動と洗浄液の注入を繰り返し行うことにより,第1、第2シール材23,24や、これらリング溝の汚れが洗浄液と共に主ハウジング部2Aの外部に流れ、シール部は清掃される。このように第3の実施の形態における燃焼式打込み工具201では、洗浄液を清掃用通路に供給することにより、第1シール材23や第2シール材24のシール部の清掃を容易に実行することができる。
本発明による燃焼式動力工具は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば上述した実施の形態では、スパーク発生部であるベース電極と対極に関し、点火プラグ側に対極を備え、ベース電極を対極と離間してヘッドカバーと一体に設けているが、ベース電極と対極とを点火プラグ側に設けてもよい。また、第2の実施の形態において、洗浄ブラシ136の代わりに綿棒を用いたり、洗浄液を塗布後に高圧のエアガンで汚れを吹き飛ばすことも可能である。
本発明の燃焼式動力工具は、建築、土木分野で、優れた技術的効果を発揮でき、その利用価値は大きい。
本発明の燃焼式動力工具を燃焼式打込み工具に適用した第1の実施の形態を示す断面図であって、打込み動作のため工具が工作物を押圧した状態を示す。 本発明の第1の実施の形態による燃焼式打込み工具の部分断面図であり清掃状態を示す図。 本発明の第2の実施の形態による燃焼式打込み工具の打ち込み動作状態を示す部分断面図。 本発明の第2の実施の形態による燃焼式打込み工具の清掃状態を示す部分断面図。 本発明の第3の実施の形態による燃焼式打込み工具の打込み動作状態を示す部分断面図。 本発明の第3の実施の形態による燃焼式打込み工具の清掃状態を示す部分断面図。 本発明の第3の実施の形態による燃焼式打込み工具の清掃状態を示す要部拡大断面図。
符号の説明
1、101、201:燃焼式打込み工具、 2:ハウジング、 2A:主ハウジング部、 2B:ボンベ室部、 3:モータ、 4、104:ヘッドカバー、 5:ガスボンベ、 6:トリガスイッチ、 10:プッシュレバー、 11:燃焼室枠、 12:連結部材、 13、113、213:ヘッドキャップ、 14:ファン、 15:点火プラグ、 15A:ベース電極、 15B:対極、 20:シリンダ、 21:排気穴、22:圧縮コイルスプリング、23:第1シール材 24:第2シール材、 26:ピストン、 27:燃焼室、 29:ドライバブレード、 30:貫通口、 31、231:第1清掃用通路、131:清掃用通路 32、232:弁座、 33:逆止弁、133:栓部材、 34:圧縮コイルスプリング、 35、235:第2清掃用通路、213a:リング溝

Claims (4)

  1. ハウジングと、
    ハウジングから延び、トリガスイッチが設けられたハンドルと、
    該ハウジングの一端を塞ぎ、可燃性ガス通路が形成されたヘッド部と、
    該ヘッド部に設けられたモータと、
    該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、
    該ハウジング内に固定して設けられ、排気穴が形成されたシリンダと、
    該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダをシリンダ内ピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、
    該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該シリンダ内ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、
    該ピストンから反燃焼室方向に延び該ピストンと共に往復動するドライバブレードと、
    該燃焼室枠がヘッド部に当接したとき、該燃焼室枠と該ヘッド部間をシールする第1シール材及び、該燃焼室枠がヘッド部に当接したとき、該燃焼室枠と該シリンダ間をシールする第2シール材と、
    該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、
    該燃焼室内の可燃性ガスと空気との混合気を着火するため、該ヘッド部に支持されてスパーク発生部が該燃焼室に臨む点火プラグと、
    該排気穴を開閉するように設けられた排気逆止弁と、
    該ハウジングの下方に位置し止め具を収容保持するマガジンと、
    該マガジンに収容されている止め具を該ドラバブレードの下方に給送すると共に、該ドライバブレードの先端部が侵入するテールカバーとを有し、
    該点火プラグのスパーク発生部、該第1シール材、該第2シール材の少なくとも一部が非動作時に清掃対象物となる燃焼式動力工具において、
    該ヘッド部には、一端が外気に開口し他端が該清掃対象物の何れかに臨む清掃用通路が形成され、
    該止め具の打ち込み動作中は該清掃用通路を外気と遮断する遮断手段が該清掃用通路内に設けられることを特徴とする燃焼式動力工具。
  2. 該遮断手段は、該清掃用通路内に配置され、該清掃用通路を閉鎖する方向に付勢される一方向弁により構成されることを特徴とする請求項1記載の燃焼式動力工具。
  3. 該第1のシール材はシールリングにより構成され、該ヘッド部には該シールリングを装着する環状溝が形成され、該清掃用通路は該環状溝の底面に連通していることを特徴とする請求項1乃至2記載の燃焼式動力工具。
  4. 該清掃用通路の内周面には雌ネジが形成され、該遮断手段は、外周面に雄ネジが形成され該雌ネジに着脱可能に螺着する栓部材であることを特徴とする請求項1記載の燃焼式動力工具。
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