JP4143559B2 - 掃除機用床ノズルの回転ロータ - Google Patents

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本発明は、掃除機用床ノズルに使用されている回転ロータに関するものである。
掃除機用床ノズルに使用されている回転ロータに関しては、さまざまな改良がなされ、例えば、金属製あるいは合成樹脂製のロータの外周にブラシを植毛する方法を採用した技術が、掃除機用吸込ノズルとして、特許3295744号に開示されている。また、ブラシを使用した清掃体を、ロータの支持溝に挿入固定する方法を採用した技術が、掃除機用床ノズルの回転ロータとして、特開2003−493号に開示されている。
従来の回転ロータは、上記の如くの開示がなされているが、上記の、金属製あるいは合成樹脂製のロータの外周にブラシを植毛する方法においては、ブラシを植毛する為の穴の加工が必要であり、かつ植毛工程が穴数分増加するという課題を有していた。
また、上記の、ブラシを使用した清掃体を、ロータの支持溝に挿入固定する方法においては、ブラシを連続的に配列することは可能であるが、基布等にブラシを植毛する間隔に限界が有り、ブラシの植毛密度を充分に確保することができない為、毛腰の強いブラシを連続的に配列することが困難であるという課題を有していた。
特許3295744号公報 特開2003−493号公報
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、被清掃面にたいする清掃効果が極めて高く、かつ、耐久性の高い掃除機用床ノズルの回転ロータを提供することを目的としている。
本発明の掃除機用床ノズルの回転ロータは、上記の目的を達成するため次のように構成した。すなわち、概円柱形状のロータと該ロータの外周に螺旋状に設けられたチャンネルブラシとからなる掃除機用床ノズルの回転ロータにおいて、該ロータは捩り押出し成形によってその外周に螺旋状で開口幅が底部幅に比べて狭く設定された溝部が形成されており、該チャンネルブラシは芯線を挟んで中央部から折りたたんだブラシ片を断面が概コの字形状の長尺の帯状体で挟み付けて形成され、該チャンネルブラシが該溝部に装着されて螺旋状に形成されたことを特徴としている。
チャンネルブラシのブラシ片は、複数種類の材質を組み合わせて使用してもよい。
ロータの材質としては、使用する目的に応じて設定した強度を満足すると共に、概円柱形状等を形成可能な材質であるならば、いずれの材質でも使用することができる。例えば、アルミニウム、マグネシウム、鉄、ステンレス、セラミック、モリブデン、発泡アルミニウム、又は前記材質の合金、天然繊維、化学繊維、天然樹脂発泡体、合成樹脂発泡体、天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム、木、竹、紙等である。また、例えば、各種抗菌剤、金属不活性剤、各種金属粉、各種金属繊維、タルク、ウオラスナイト、珪藻土、クレー、カオリン、ケイ酸カルシウム、ガラス粉、石英粉末、シリカ、カーボンブラック等のケイ酸塩、チタン酸カリウム、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄等の金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸バリウム等の金属炭酸塩、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の金属水酸化物、カーボン繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維等の無機質繊維、マイカ、難燃剤、有機あるいは無機顔料等を少なくとも1種類以上添加することもできる。
また、帯状体に使用する材質としては、使用する目的に応じて設定した強度を満足すると共に、概コの字形状の断面を有する長尺形状等を形成可能な材質であるならば、いずれの材質でも使用することができる。例えば、アルミニウム、マグネシウム、鉄、ステンレス、セラミック、又は前記材質の合金、天然繊維、化学繊維、天然樹脂発泡体、合成樹脂発泡体、天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム、木、竹、紙等である。
また、芯線の断面形状については、丸形以外にも、三角、四角、五角、六角等の矩形断面形状、各種異形断面形状等を使用することができる。前記断面形状の芯線を使用した場合には、丸形断面形状の芯線を使用した場合に比べて、帯状体、及び芯線に挟み付けられて折り込まれたブラシ片を、より強く保持することができるので、ブラシ片の脱落、位置ずれ等をより防止することができる。また、複数本の鋼線等を撚ることにより形成された撚線を芯線として使用した場合にも、前記と同様の効果を得ることができる。
また、ブラシ片に使用する材質としては、使用する目的に応じて設定した強度を満足すると共に、チャンネルブラシに形成可能な材質であるならば、いずれの材質でも使用することができる。例えば、アルミニウム、マグネシウム、鉄、ステンレス、セラミック等の線材、又は前記材質の合金線材、天然繊維、化学繊維、天然樹脂発泡体、合成樹脂発泡体、織布、不織布、編物、天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ゲル材、フィルム材、メッシュ材、馬毛、豚毛等の天然毛材であり、前記材質を、組み合わせて使用するか、あるいは混合させて使用することもできる。
本発明の掃除機用床ノズルの回転ロータは、ロータの外周に螺旋状で開口幅を底部幅に比べて狭く設定した溝部を形成し、この溝に芯線を挟んで中央部から折りたたんだブラシ片を断面が概コの字形状の長尺の帯状体で挟み付けたチャンネルブラシを装着したので、被清掃面にたいする清掃効果が極めて高く、かつ、耐久性の高いものとなった。
すなわち、毛腰の強いブラシ片を密集かつ連続的に形成したものとすることができる。また、チャンネルブラシが、ロータの軸の周りに捩りを加えた螺旋状に形成されている為、ブラシ片が、連続的かつ強力に被清掃面に接触し、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、強力に掻き出すことができる。
また、チャンネルブラシは、ブラシ片を帯状体、及び芯線に挟み付けて折り込んで形成されているので、ブラシ片が、帯状体、及び芯線から脱落あるいは位置ずれすることが、ほとんど無い。その為、回転ロータは、極めて高い耐久性を有することができる。
また、チャンネルブラシを、開口する溝部に挿入固定することができる為、ロータにたいしてチャンネルブラシを、迅速かつ容易に組み付けすることができる。その為、回転ロータの価格を低減することができる。また、溝部は、開口幅が、底部幅に比べて狭く設定されている為、チャンネルブラシが、ロータから脱落あるいは位置ずれすることが無い。その為、被清掃面上に、さまざまな塵埃、ごみ等がある場合であっても、回転ロータは、塵埃、ごみ等を強力に掻き出すことができ、極めて高い清掃効果を有することができると共に、極めて高い耐久性を有することができる。
また、ロータの軸の周りに捩りを加えて螺旋状に形成されたロータの溝部にたいして、チャンネルブラシを挿入固定させて装着する方法を採用しているので、ロータのみを軸の周りに捩りを加えることができ、回転時の芯ぶれがほとんど無いロータを製造することができる。
軸の周りに捩りを加えて螺旋状に形成された溝部を有するロータを、捩り押出成形によって製造しているので、捩り加工の工程が必要無く、ロータの製造コストを低減できる。
本発明の実施の形態を添付図面に示した実施例に基づいて説明する。
図1から図6にて実施例1を示す。図1は、本発明の回転ロータを前面側から見た斜視図である。図1において、1は回転ロータ、2はロータ、3はチャンネルブラシ、4は止め金具である。図2は、図1に記載の回転ロータの使用状態を示す断面図である。図2において、8は掃除機用床ノズル、38は開口である。図3は、図1に使用するチャンネルブラシを前面側から見た斜視図である。図3において、5は帯状体、6は芯線、7はブラシ片である。図4は、図1に使用するロータを、前面側から見た斜視図である。図4において、9は爪、10はネジである。図5は、図1に使用するチャンネルブラシの製造方法を、前面側から見た斜視図である。図5において、18は縦ロール、28は横ロールである。図6は、本発明の他の実施の形態を前面側から見た斜視図である。図6において、11は回転ロータ、12はロータ、13はチャンネルブラシ、15は帯状体、16は芯線、17はブラシ片である。
回転ロータ1は、図1の如く、ロータ2、チャンネルブラシ3、及び止め金具4より構成されている。ロータ2は、概円柱形状からなり、外周の両端部には、図4の如く、爪9を有する止め金具4が、ロータ2にたいして、ネジ10にて組みつけられて形成されている。ロータ2の外周には、チャンネルブラシ3が巻き付けられて形成されてあり、チャンネルブラシ3は、止め金具4に形成された爪9を折り込むことにより、固定されている。また、回転ロータ1は、図2の如く、掃除機用床ノズル8に形成されている開口38の近傍に内蔵されている。また、チャンネルブラシ3は、図3の如く、帯状体5、芯線6、及びブラシ片7より形成されている。
次に、回転ロータ1の製造方法を説明する。まず、図5の如く、断面が概コの字形状の長尺の帯状体5にたいして、所定本数のブラシ片7の中央部が、帯状体5の上部になるように、重ね合わせて設置し、縦ロール18を使用して、芯線6にてブラシ片7を挟み付けると共に、芯線6を概コの字形状の帯状体5の内部に押し込む。次に、帯状体5の両側に形成された横ロール28を使用して、帯状体5を両側から、かしめる。その結果、中央部が帯状体5、及び芯線6に挟み付けられて折り込まれたブラシ片7を有するチャンネルブラシ3が、形成される。次に、図1の如く、チャンネルブラシ3を、ロータ2の外周にたいして巻き付け、止め金具4にて固定する。上記の如くの方法により、ロータ2の外周に、チャンネルブラシ3が装着された回転ロータ1が、形成される。
実施例1の回転ロータ1は、上記の如くの構成となっているので、ブラシ片7の材質として、毛腰の強い材質を使用する場合であっても、密集かつ連続的に形成されているブラシ片7を有するチャンネルブラシ3を製造することができる。その為、毛腰の強い材質のブラシ片7を有するチャンネルブラシ3を、ロータ2の外周にたいして巻き付けて装着させた回転ロータ1を製造することができる。その為、回転ロータ1の使用時においては、密集かつ連続的に形成されている毛腰の強い材質のブラシ片7が、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、強力に掻き出すことができ、回転ロータ1は、極めて高い清掃効果を有することができる。
さらにまた、チャンネルブラシ3は、ブラシ片7を帯状体5、及び芯線6に挟み付けて折り込んで形成されている為、ブラシ片7が、帯状体5、及び芯線6から脱落あるいは位置ずれすることが、ほとんど無い。その為、回転ロータ1は、極めて高い耐久性を有することができる。
また、実施例1の回転ロータ1は、チャンネルブラシ3を、ロータ2の外周にたいして装着する方法として、止め金具4を使用して固定する方法が採用されているが、装着する方法は、前記以外にも、例えば、止め金具4を使用する事無く、溶接、溶着、接着等の方法を採用することもできる。
次に、図6にて、本発明の実施例1の他の実施の形態の回転ロータを説明する。実施例1の他の実施の形態の回転ロータ11は、図6の如く、ロータ12、及びチャンネルブラシ13より構成されている。ロータ12は、概円柱形状からなり、外周には、ロータ12の長手方向にたいして平行になるように、チャンネルブラシ13が装着されている。装着する方法としては、接着する方法が採用されている。
本発明の実施例1の他の実施の形態の回転ロータ11は、上記の如くの構成となっているので、ロータ12、及びチャンネルブラシ13の組み付けを、迅速かつ容易にすることができる。その為、回転ロータ11の価格を安く設定することができる。
実施例1の他の実施の形態の回転ロータ11は、上記の如くの構成となっているが、ロータ12に、チャンネルブラシ13を装着する方法としては、上記の如くの接着する方法以外にも、例えば、溶接、溶着等を採用することもできる。また、回転ロータ11は、ロータ12の長手方向にたいして平行になるように、チャンネルブラシ13が装着されているが、装着後、ロータ12の軸の周りに捩りを加えて、チャンネルブラシ13が螺旋状になるように形成することもできる。
さらにまた、チャンネルブラシ13の構成については、例えば、帯状体15として概コの字形状の断面を有する樹脂押出成形材、あるいは、ばね材等を使用して、帯状体15にたいしてブラシ片17を押込み、帯状体15の反力にて保持する方法を採用することにより、芯線16を使用しない構成とすることもできる。前記の方法を採用した場合においては、回転ロータ11の組立が、容易かつ迅速にできると共に、芯線16が必要ない為、回転ロータ11の価格を低減できる。
図7から図9にて実施例2を示す。図7は、本発明の回転ロータを前面側から見た斜視図である。図7において、14は端部、19は溝部、21は回転ロータ、22はロータ、23はチャンネルブラシ、25は帯状体、26は芯線、27はブラシ片、60は開口幅、70は底部幅である。図8は、本発明の他の実施の形態の回転ロータの断面図である。図8において、29は溝部、31は回転ロータ、32はロータ、33はチャンネルブラシ、35は帯状体、36は芯線、37はブラシ片である。図9は、本発明の他の実施の形態の回転ロータの断面図である。図9において、24は端部、39は溝部、41は回転ロータ、42はロータ、43はチャンネルブラシ、45は帯状体、46は芯線、47はブラシ片、80は底部幅、90は帯状体幅である。
回転ロータ21は、図7の如く、ロータ22、及びチャンネルブラシ23より構成されている。ロータ22は、概円柱形状からなり、外周には、ロータ22の長手方向にたいして平行に、開口する溝部19が形成されている。チャンネルブラシ23は、開口する溝部19にたいして挿入固定することにより、ロータ22に装着されている。溝部19は、開口幅60が、底部幅70に比べて狭く設定されている。また、チャンネルブラシ23は、帯状体25、芯線26、及びブラシ片27より形成されている。
実施例2の回転ロータ21は、上記の如くの構成となっているので、チャンネルブラシ23を、開口する溝部19に挿入固定することができる為、ロータ22にたいしてチャンネルブラシ23を、迅速かつ容易に組み付けすることができる。その為、回転ロータ21の価格を低減することができる。また、溝部19は、開口幅60が、底部幅70に比べて狭く設定されている為、チャンネルブラシ23が、ロータ22から脱落あるいは位置ずれすることが無い。その為、被清掃面上に、さまざまな塵埃、ごみ等がある場合であっても、回転ロータ21は、塵埃、ごみ等を強力に掻き出すことができ、極めて高い清掃効果を有することができると共に、極めて高い耐久性を有することができる。
実施例2の回転ロータ21は、上記の如くの構成となっているが、ロータ22にたいしてチャンネルブラシ23を装着する方法については、上記の方法以外にも、使用する目的に応じて、例えば、開口幅60が、底部幅70に比べて狭く設定されている溝部19にたいして、チャンネルブラシ23を圧入しつつ挿入固定する方法、あるいは挿入後、ロータ22の外周の端部14、あるいは外周の所定箇所を、かしめる事により固定する方法、あるいは挿入後、接着、溶着、溶接する方法等を採用することもできる。また、溝部19を形成する方法についても、成形、切削加工等の方法を、適時、採用して使用することができる。
次に、図8にて、本発明の実施例2の他の実施の形態の回転ロータを説明する。実施例2の他の実施の形態の回転ロータ31は、図8の如く、ロータ32、及びチャンネルブラシ33より構成されている。ロータ32の外周には、丸形形状の断面を有する溝部29が形成されている。また、帯状体35は、溝部29の断面形状に沿うような丸形形状の断面形状にて形成されている。また、チャンネルブラシ33は、溝部29にたいして、可動自在に挿入されて装着されている。
実施例2の他の実施の形態の回転ロータ31は、上記の如くの構成となっているので、チャンネルブラシ33は、回転ロータ31の回転方向にたいして、揺動をすることができる。その為、回転ロータ31の使用時には、ブラシ片37が、被清掃面を揺動しつつ強力に叩くことができ、極めて高い清掃効果を有することができる。
また、図9にて、本発明の実施例2の他の実施の形態の回転ロータを説明する。実施例2の他の実施の形態の回転ロータ41は、図9の如く、ロータ42、及びチャンネルブラシ43より構成されている。ロータ42の外周には、概矩形形状の断面を有する溝部39が形成されている。チャンネルブラシ43は、溝部39にたいして、挿入固定する方法にて、装着されている。また、帯状体45は、所定角度を有して外側に屈曲するよう上部に形成された端部24が、溝部39の断面形状の一部に沿うような断面形状にて形成されている。両側の端部24にて形成された帯状体幅90は、底部幅80にたいして、所定寸法だけ広く設定する方法、狭く設定する方法、あるいはほぼ同一寸法に設定する方法を、適時、選択して、設定されている。
実施例2の他の実施の形態の回転ロータ41は、上記の如くの構成となっているので、帯状体幅90を、底部幅80にたいして、所定寸法だけ広く設定した場合には、チャンネルブラシ43を、溝部39にたいして挿入固定した時に、帯状体幅90が底部幅80まで圧縮される為、チャンネルブラシ43を、溝部39にたいして、位置ずれすること無く、確実に挿入固定することができる共に、挿入固定後においても、がたつき等が発生することが無い。
また、帯状体幅90を、底部幅80にたいして、所定寸法だけ狭く設定した場合には、チャンネルブラシ43を、溝部39にたいして、迅速かつ容易に挿入固定することができる。また、挿入固定した後であっても帯状体幅90が変化する事がない為、ブラシ片47を傷つけることが無い。その為、ブラシ片47の耐久性を高める事ができ、回転ロータ41の耐久性を高めることができる。
また、帯状体幅90を、底部幅80にたいして、ほぼ同一寸法に設定した場合には、例えば、ブラシ片47の材質として、吸水、吸油等により、膨潤する材質等を使用した場合には、ブラシ片47が膨潤すると共に、帯状体幅90が、所定寸法だけ、広がろうとする為、底部幅80にたいする端部24の押し付け力が、発生する。その為、チャンネルブラシ43が、溝部39にたいして、位置ずれすること無く、確実に挿入固定されると共に、がたつき等が発生することが無い。
実施例2の他の実施の形態の回転ロータ41は、上記の如くの構成となっているが、帯状体45の上部に形成された端部24の所定角度については、使用する目的に応じて、例えば、端部24を、ほぼ水平方向になるように外側に屈曲させることもできる。前記の場合には、溝部39の上部に、端部24の形状に沿うように、ほぼ水平方向に挿入部を形成することにより、より正確かつ迅速に、チャンネルブラシ43を、溝部39にたいして、挿入固定することができる。
図10にて実施例3を示す。図10は、本発明の回転ロータを前面側から見た斜視図である。図10において、49は溝部、51は回転ロータ、52はロータ、53はチャンネルブラシ、55は帯状体、56は芯線、57はブラシ片である。
回転ロータ51は、図10の如く、ロータ52、及びチャンネルブラシ53より構成されている。ロータ52は、概円柱形状からなり、外周には、ロータ52の軸の周りに捩りを加えて溝部49が、螺旋状に形成されている。また、チャンネルブラシ53は、溝部49にたいして、挿入固定されて装着されてあり、ロータ52の軸の周りに捩りを加えて、チャンネルブラシ53が、螺旋状に形成されている。
次に、回転ロータ51の製造方法を説明する。まず、前記実施例1に記載の如くの要領にて、チャンネルブラシ53を製造する。ロータ52は、押出し成形、射出成形、鋳造、あるいは切削加工等の方法を採用することにより、長手方向にたいして平行に形成された溝部49を有するロータ52を製造する。次に、ロータ52の溝部49にたいしてチャンネルブラシ53を挿入固定させて装着後、ロータ52を軸の周りに捩りを加えることにより、螺旋状に形成されたチャンネルブラシ53を有する回転ロータ51が、形成される。
また、回転ロータ51の他の製造方法を説明する。まず、前記実施例1に記載の如くの要領にて、チャンネルブラシ53を製造する。ロータ52は、押出し成形、射出成形、鋳造、あるいは切削加工等の方法を採用することにより、長手方向にたいして平行に形成された溝部を有するロータ52を製造した後、ロータ52の軸の周りに捩りを加えることにより、螺旋状に形成された溝部49を有するロータ52を製造する。次に、溝部49にたいして、チャンネルブラシ53を挿入固定させて装着することにより、螺旋状に形成されたチャンネルブラシ53を有する回転ロータ51が、形成される。
実施例3の回転ロータ51は、上記の如くの構成となっているので、チャンネルブラシ53が、ロータ52の軸の周りに捩りを加えた螺旋状に形成されている。その為、回転ロータ51の使用時には、ロータ52の軸の周りに捩りを加えた螺旋状に形成されたチャンネルブラシ53に形成されているブラシ片57が、連続的かつ強力に被清掃面に接触し、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、強力に掻き出すことができる為、回転ロータ51は、極めて高い清掃効果を有することができる。
また、上記の回転ロータ51の製造方法の如く、ロータ52の溝部49にたいしてチャンネルブラシ53を挿入固定させて装着後、ロータ52を軸の周りに捩りを加える方法を採用した場合においては、チャンネルブラシ53の挿入固定が、容易、簡便、かつ迅速にできる為、回転ロータ51の製造に要するコストを低減できる。
また、上記の回転ロータ51の他の製造方法の如く、ロータ52の軸の周りに捩りを加えて螺旋状に形成されたロータ52の溝部49にたいして、チャンネルブラシ53を挿入固定させて装着する方法を採用した場合においては、ロータ52のみを軸の周りに捩りを加えることができる為、回転時の芯ぶれがほとんど無いロータ52を、製造することができ、回転ロータ51の回転時の芯ぶれ等を、ほとんど無くすることができる。
実施例3の回転ロータ51は、上記の如くの構成となっているが、ロータ52の溝部の形成状態については、使用目的に応じて、軸の周りに捩りを加えた螺旋状以外にも、中央部から両端に向かって概V字形状の螺旋状、概波形形状の螺旋状、あるいは前記形状の組合せ等を、適時、設定することができる。
また、ロータ52の形状、及び製造方法についても、概円柱形状のみならず、概円筒形状を採用し、概円柱形状の軸を概円筒形状のロータ52に勘合するように貫通させた後、ロータ52のみを軸の周りに捩りを加える製造方法を採用することもできる。前記の製造方法を採用した場合においては、ロータ52は、概円柱形状の軸にたいして勘合すると共に捩りが加えられる為、捩りを加えた後のロータ52の芯ぶれを、ほとんど無くすることができる。
図11から図12にて実施例4を示す。図11は、本発明の回転ロータを前面側から見た斜視図である。図11において、59は溝部、61は回転ロータ、62はロータ、63はチャンネルブラシ、65は帯状体、66は芯線、67はブラシ片である。図12は、図11に使用するロータの製造方法を、前面側から見た斜視図である。図12において、20は押出機、30は金型、40は出口、50はロータ材である。
回転ロータ61は、図11の如く、ロータ62、及びチャンネルブラシ63より構成されている。ロータ62は、概円柱形状からなり、外周には、ロータ62の軸の周りに捩りを加えて溝部59が、螺旋状に形成されている。また、チャンネルブラシ63は、溝部59にたいして、挿入固定されて装着されてあり、ロータ62の軸の周りに捩りを加えて、チャンネルブラシ63が、螺旋状に形成されている。
次に、回転ロータ61の製造方法を説明する。回転ロータ61は、ロータ62を、図12の如く、押出機20の先端に取り付けられた金型30を通して、軸の周りに捩りを加えて螺旋状に形成されている溝部59を有するロータ材50として、押出成形される。通常、前記製造方法は、捩り押出成形と呼ばれている。また、金型30には、捩りダイスが使用されている。次に、ロータ材50を、所定長さに切断することによりロータ62とし、ロータ62の溝部59にたいして、チャンネルブラシ63を挿入固定して装着する。
実施例4の回転ロータ61は、上記の如くの構成となっているので、軸の周りに捩りを加えて螺旋状に形成されている溝部59を有するロータ62を、捩り押出成形にて製造できる為、捩り加工の工程が必要無い。その為、ロータ62の製造に要するコストを低減でき、回転ロータ62の価格を低減できる。
本発明の回転ロータを前面側から見た斜視図である。 図1に記載の回転ロータの使用状態を示す断面図である。 図1に使用するチャンネルブラシを前面側から見た斜視図である。 図1に使用するロータを前面側から見た斜視図である。 図1に使用するチャンネルブラシの製造方法を、前面側から見た斜視図である。 本発明の他の実施の形態を前面側から見た斜視図である。 本発明の回転ロータを前面側から見た斜視図である。 本発明の他の実施の形態の回転ロータの断面図である。 本発明の他の実施の形態の回転ロータの断面図である。 本発明の回転ロータを前面側から見た斜視図である。 本発明の回転ロータを前面側から見た斜視図である。 図11に使用するロータの製造方法を、前面側から見た斜視図である。
符号の説明
1、11、21、31、41、51、61 回転ロータ
2、12、22、32、42、52、62 ロータ
3、13、23、33、43、53、63 チャンネルブラシ 4 止め金具
5、15、25、35、45、55、65 帯状体
6、16、26、36、46、56、66 芯線
7、17、27、37、47、57、67 ブラシ片 8 掃除機用床ノズル 9 爪
10 ネジ 14、24 端部 18 縦ロール
19、29、39、49、59 溝部 20 押出機 28 横ロール 30 金型
38 開口 40 出口 50 ロータ材 60 開口幅 70、80 底部幅
90 帯状体幅

Claims (1)

  1. 概円柱形状のロータと該ロータの外周に螺旋状に設けられたチャンネルブラシとからなる掃除機用床ノズルの回転ロータにおいて、該ロータは捩り押出し成形によってその外周に螺旋状で開口幅が底部幅に比べて狭く設定された溝部が形成されており、該チャンネルブラシは芯線を挟んで中央部から折りたたんだブラシ片を断面が概コの字形状の長尺の帯状体で挟み付けて形成され、該チャンネルブラシが該溝部に装着されて螺旋状に形成されたことを特徴とする掃除機用床ノズルの回転ロータ
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