JP4142593B2 - 光ネットワークシステムにおいて電源断検出時の制御を行う制御装置 - Google Patents

光ネットワークシステムにおいて電源断検出時の制御を行う制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4142593B2
JP4142593B2 JP2004008843A JP2004008843A JP4142593B2 JP 4142593 B2 JP4142593 B2 JP 4142593B2 JP 2004008843 A JP2004008843 A JP 2004008843A JP 2004008843 A JP2004008843 A JP 2004008843A JP 4142593 B2 JP4142593 B2 JP 4142593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side device
subscriber
station
power
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004008843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005204113A (ja
Inventor
学 冨安
正道 笠
和宏 内田
政彦 岩切
道彦 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2004008843A priority Critical patent/JP4142593B2/ja
Publication of JP2005204113A publication Critical patent/JP2005204113A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4142593B2 publication Critical patent/JP4142593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Description

本発明は、PON(Passive Optical Network )システムのような光ネットワークシステムにおいて、加入者側装置に対する外部入力電源の電源断が発生した場合の制御を行う制御装置に関する。
PONシステムは、OLT(Optical Line Terminal )と呼ばれる局側装置とONU(Optical Network Unit)と呼ばれる加入者側装置の間に光カプラを挿入して、局側装置からの光ファイバを1:N(N≧1)に分岐し、N個の加入者側装置に接続するシステムである(例えば、特許文献1および2参照)。各加入者側装置には1つ以上の端末が接続され、局側装置と複数の端末間で通信が行われる。
局側装置は、接続された各加入者側装置の状態を監視するとともに、加入者側装置の接続距離遅延を測定して、パケット送出タイミングを調整し、上り通信帯域を制御する手順を有する。局側装置および加入者側装置は、それぞれ親機および子機と呼ばれることもある。
図12は、このような従来のPONシステムの構成図であり、図13は、図12のPONシステムで用いられるフレームフォーマットの例を示している。
図12のPONシステムは、局側装置1201、光カプラ1203、N個の加入者側装置1205−1乃至1205−Nから構成され、光カプラ1203は、局側装置1201からの光ファイバ1202を1:Nに分岐する。監視モニタ1204は、局側装置1201に接続されており、システム保守管理者がPONシステムを監視するために用いられる。外部電源1206は、加入者側装置1205−1に対して動作電力を供給する。
局側装置1201は、登録処理部1211、遅延測定部1212、遅延指示部1213、帯域設定部1214、上りデータフレーム処理部1215、電源断検出部1216、光入力断検出部1217、状態管理部1218、下りデータフレーム処理部1219、レンジング送出部1220、および光/電気変換部1221を備える。
加入者側装置1205−1は、内部電源生成部1251、外部入力電源断検出部1252、光/電気変換部1253、およびデータ処理部1254を備える。データ処理部1254は、電源断予告送出部1261、上りデータフレーム処理部1262、下りデータフレーム処理部1263、レンジング受信部1264、遅延処理帯域抽出部1265、および状態管理部1266を含む。他の加入者側装置の構成も、加入者側装置1205−1と同様である。
図13のフレームは、以下のビット列から構成される。
Gビット(Guard time):フレームの衝突を保護するためのビット(All“0”)
PRビット(Preamble):同期確立用(1010101010bのパターン)
DL−Sビット(Start Delimiter ):パケットの開始位置を示す区切りパターン(100010011b)
DAビット(Destination Address ):宛先アドレス(All“0”)
SAビット(Source Address):送信元アドレス(端末固有アドレス)
Typeビット(Type):プロトコルタイプ(9000h)
Codeビット(Code):パケットの種類(レンジング:02h)
PADビット(Padding ):調整用ダミーデータ領域(データパターンは01111b)
FCSビット(Frame Check Sequence):誤り検出用
DL−Eビット(End Delimiter ):パケットの終了位置を示す区切りパターン(1110010110b)
PONシステムは、上り側で時分割多重により帯域を共用しているため、運用開始時に各加入者側装置までの距離を測定し、遅延を付加することにより、各加入者側装置からの上りデータの位相を合わせる必要がある。
図14は、このような運用開始時のシーケンスを示している。局側装置1201は、既に登録されている加入者側装置1205−1に対して、遅延測定(レンジング)のための運用準備指示(レンジングコマンド)を発行する。加入者側装置1205−1は、それを受けて起動待ち状態から起動状態となり、運用準備指示応答(レンジング応答)を局側装置1201に対して返送する。
局側装置1201は、運用準備指示の発行から運用準備指示応答の受信までの差分を検出し、遅延時間を測定する。そして、その遅延測定の結果を通知する遅延指示を発行し、加入者側装置1205−1に対して使用帯域を割り付ける帯域設定を行う。加入者側装置1205−1は、遅延指示および帯域設定を受信して運用状態となり、帯域応答を局側装置1201に対して返送する。
加入者側装置1205−1の電源がOFF状態になると、加入者側装置1205−1は、外部入力電源断を検出し、運用終了の手順として、内部電源が保持されている時間内に電源断予告情報を送出する。これにより、局側装置1201は、加入者側装置1205−1の電源断を認識し、運用を正常終了する。加入者側装置1205−1の内部電源は、電源OFFから一定時間を過ぎると自然に電源断となる。
次に、図12を参照しながら、図14のシーケンスをより詳細に説明する。
局側装置1201の登録処理部1211は加入者の登録管理を行い、状態管理部1218は、加入者側装置1205−1乃至1205−Nの状態を管理する。加入者側装置1205−1の状態管理部1266は、加入者側装置1205−1の状態を管理する。内部電源生成部1251は、外部電源1206から入力される電圧から内部電源電圧を生成し、動作電圧として光/電気変換部1253およびデータ処理部1254に供給する。
局側装置1201のレンジング送出部1220は、登録処理部1211の登録情報を基に状態管理部1218から転送される信号により、加入者側装置1205−1がレンジング可能な状態であるか否かを認識し、レンジング可能な状態であれば、下りデータフレーム処理部1219にレンジングの開始を要請する。下りデータフレーム処理部1219は、レンジング送出部1220からの要請を受けて、レンジングコマンドを発行し、光/電気変換部1221を介して加入者側装置1205−1に送信する。
加入者側装置1205−1の下りデータフレーム処理部1263は、光/電気変換部1253を介してレンジングコマンドのフレームを受信し、フレームの終端を行う。レンジング受信部1264は、受信したフレームからレンジングコマンドを抽出して、状態管理部1266に通知する。これにより、状態管理部1266の状態が起動待ち状態から起動状態に変更される。また、上りデータフレーム処理部1262は、レンジング受信部1264からの要請を受けてレンジング応答を発行し、光/電気変換部1253を介して局側装置1201に送信する。
局側装置1201の上りデータフレーム処理部1215は、光/電気変換部1221を介してレンジング応答のフレームを受信し、フレームの終端を行うとともに、レンジング応答を受信した旨を状態管理部1218に通知する。これにより、状態管理部1218の状態が起動状態に変更される。
遅延測定部1212は、レンジングコマンド発行からレンジング応答受信までの遅延時間を測定し、遅延指示部1213に通知する。遅延指示部1213および帯域設定部1214は、状態管理部1218より加入者側装置1205−1の状態が起動中であることを認識し、下りデータフレーム処理部1219に遅延指示および帯域設定を要請する。これを受けて、下りデータフレーム処理部1219は、遅延指示および帯域設定を発行し、光/電気変換部1221を介して加入者側装置1205−1に送信する。
加入者側装置1205−1の下りデータフレーム処理部1263は、光/電気変換部1253を介して遅延指示および帯域設定のフレームを受信し、フレームの終端を行う。さらに、遅延処理帯域抽出部1265は、受信したフレームからコマンドを抽出して、状態管理部1266に通知する。これにより、状態管理部1266の状態が起動状態から運用状態に変更される。また、上りデータフレーム処理部1262は、遅延処理帯域抽出部1265からの要請を受けて帯域応答を発行し、光/電気変換部1253を介して局側装置1201に送信する。
加入者側装置1205−1の外部電源1206がOFF状態になると、外部入力電源断検出部1252は、外部入力電源断を検出し、電源断予告送出部1261に通知する。内部電源生成部1251は、外部電源1206のOFF状態を受けて、内蔵コンデンサにより、一定時間、内部電源電圧を保持し、その後自然放電により電源断となる。
また、電源断予告送出部1261は、状態管理部1266からの状態通知がないため、運用終了の手順として、いかなる状態にあっても上りデータフレーム処理部1262に対して電源断予告の発行を要請する。これを受けて、上りデータフレーム処理部1262は、電源断予告を発行し、光/電気変換部1253を介して局側装置1201に送信する。
局側装置1201の上りデータフレーム処理部1215は、光/電気変換部1221を介して電源断予告のフレームを受信し、フレームの終端を行う。電源断検出部1216は、受信した電源断予告により加入者側装置1205−1の電源断を認識し、状態管理部1218に通知する。光入力断検出部1217は、上りデータフレーム処理部1215で終端されるフレームデータを監視し、加入者側装置1205−1からの応答を検出する。そして、応答なしであれば、状態管理部1218に異常状態であることを通知する。
なお、電源断検出部1216および光入力断検出部1217は、状態管理部1218において加入者側装置1205−1が運用状態であると認識しているときにのみ、電源断および光入力断の検出を行う。
ところで、加入者側装置を新規に設置する場合、局側装置は、登録作業が終了して加入者側装置が通信可能な状態となるまで待つ必要がある。この登録作業を回避するために、登録要求を送出する加入者側装置が用いられることもある。
図15は、このような従来のPONシステムの構成図であり、図16は、図15のPONシステムで用いられるフレームフォーマットの例を示している。
図15のPONシステムは、基本的に図12と同様の構成を有する。相違点は、局側装置1201および加入者側装置1205−1に、それぞれ登録要求受信部1501および登録要求送出部1502が追加されている点である。
また、図16のフレームフォーマットは、加入者側装置番号通知用のCTNビット(CT Number )が挿入されている点を除いて、図15のフレームフォーマットと同様である。
図17は、図15のPONシステムにおける登録要求時のシーケンスを示している。局側装置1201から運用準備指示を発行する前段階として、加入者側装置1205−1は、登録要求を発行する。これを受けて、局側装置1201は、登録可否判定を行い、登録に問題がなければ、加入者側装置1205−1の登録を行う。それ以降の手順は、図14のシーケンスと同様である。
次に、図15を参照しながら、図17のシーケンスをより詳細に説明する。
登録要求時において、加入者側装置1205−1の状態管理部1266の状態は起動待ち状態となっており、上りデータフレーム処理部1262は、登録要求送出部1502からの要請を受けて、加入者側装置番号情報を付加した登録要求を発行し、光/電気変換部1253を介して局側装置1201に送信する。
局側装置1201の上りデータフレーム処理部1215は、光/電気変換部1221を介して登録要求のフレームを受信し、フレームの終端を行う。登録要求受信部1501は、受信した登録要求を受け付けて登録処理部1211に通知し、登録処理部1211は、登録可否判定を行って、登録可能であれば登録処理を行う。それ以降の動作は、図12のPONシステムと同様である。
特開2002−359629号公報 特開2003−078539号公報
しかしながら、上述した従来のPONシステムには、次のような問題がある。
従来のPONシステムでは、運用開始後の電源断しか想定しておらず、加入者側装置は、運用開始まで電源断予告情報を送出することができない。このため、加入者側装置の起動途中で外部入力電源の電源断が発生した場合には、電源断予告情報が送出されない。
具体的には、局側装置が、一旦、運用準備指示応答を受け取り、その後運用に入る前(帯域割り付けを行なう前)に、加入者側装置の内部電源が電源断になると、電源断予告情報が送出されない。
電源断予告情報を送出せずに運用を開始した場合、局側装置は、PONシステムの状態を管理する際に、加入者側装置が応答なし状態であると認識してしまい、加入者側装置の電源がOFF状態(正常状態)なのか、光伝送路の異常による光入力断状態(異常状態)なのかの識別をすることができないという事態が起こり得る。このため、システム保守管理者は、正常状態であるにもかかわらず、異常状態とみなして障害の解析を行う必要が生じる。
図18は、このような電源断発生時の問題点を示している。局側装置は、既に登録されている加入者側装置に対して、運用準備指示を発行する。ここで、加入者側装置が起動待ち状態の間に電源断が発生する(電源がOFF状態になる)と、加入者側装置は、外部入力電源断を検出しているにもかかわらず、内部電源電圧が保持されているため、そのまま起動状態となる。そして、運用準備指示応答を局側装置に対して返送する。
局側装置は上述した手順に従って、運用準備指示の発行から運用準備指示応答の受信までの時間差を検出し、遅延測定を行う。そして、その遅延測定の結果に基づいて遅延指示および帯域設定を発行する。
加入者側装置は、通常であれば、遅延指示および帯域設定を受信して運用状態となるが、このときには内部電源断となっているため、局側装置に対して応答することができない。このため、局側装置は光入力断を検出し、システムが異常状態であると認識してしまう。
本発明の課題は、PONシステムのような光ネットワークシステムにおいて、加入者側装置の起動途中で外部入力電源の電源断が発生した場合に、局側装置が異常状態と認識することを防止するための制御を行う制御装置を提供することである。
図1は、本発明の制御装置の原理図である。図1の制御装置は、送信手段101および制御手段102を備え、局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う。
本発明の第1の局面において、送信手段101は、加入者側装置が局側装置から運用準備指示を受信したとき、その運用準備指示に対する応答を局側装置に返信する。制御手段102は、運用準備指示を受信する前に加入者側装置の電源断が検出されたとき、運用準備指示に対する応答の返信を抑止する。
加入者側装置が運用準備指示を受信する前に加入者側装置の電源断が検出されると、制御手段102の制御により、送信手段101による応答の返信が抑止される。したがって、加入者側装置の内部電源電圧が保持されていても、加入者側装置から局側装置に運用準備指示応答が返信されることはなく、局側装置は加入者側装置の電源がOFF状態であることを認識することができる。
本発明の第2の局面において、送信手段101は、加入者側装置が局側装置から運用準備指示を受信したとき、その運用準備指示に対する応答を局側装置に返信する。制御手段102は、運用準備指示を受信する前に加入者側装置の電源断が検出されたとき、運用準備指示に対する応答とともに電源断予告情報を局側装置に通知する。
加入者側装置が運用準備指示を受信する前に加入者側装置の電源断が検出されると、制御手段102の制御により、送信手段101が応答とともに電源断予告情報を返信する。したがって、加入者側装置の内部電源電圧が保持されていても、局側装置は加入者側装置の電源がOFF状態であることを認識することができる。
本発明の第3の局面において、送信手段101は、加入者側装置の登録要求を局側装置に送信する。制御手段102は、登録要求を送信する前に加入者側装置の電源断が検出されたとき、登録要求とともに電源断予告情報を局側装置に通知する。
加入者側装置が登録要求を送信する前に加入者側装置の電源断が検出されると、制御手段102の制御により、送信手段101が登録要求とともに電源断予告情報を送信する。したがって、加入者側装置の内部電源電圧が保持されていても、局側装置は加入者側装置の電源がOFF状態であることを認識することができる。
本発明の第4の局面において、送信手段101は、加入者側装置の登録要求を局側装置に送信する。制御手段102は、登録要求を送信する前に加入者側装置の電源断が検出されたとき、登録要求の送信を抑止する。
加入者側装置が登録要求を送信する前に加入者側装置の電源断が検出されると、制御手段102の制御により、送信手段101による登録要求の送信が抑止される。したがって、加入者側装置の内部電源電圧が保持されていても、加入者側装置から局側装置に登録要求が送信されることはなく、局側装置は光入力断を検出しない。
本発明の第5の局面において、送信手段101は、内部電源電圧により動作し、加入者側装置が局側装置から運用準備指示を受信したとき、運用準備指示に対する応答を局側装置に返信する。制御手段102は、運用準備指示を受信する前に加入者側装置の電源断が検出されたとき、内部電源電圧の出力を強制的にオフにする。
加入者側装置が運用準備指示を受信する前に加入者側装置の電源断が検出されると、制御手段102の制御により、内部電源電圧の出力がオフにされ、送信手段101の動作が停止する。したがって、加入者側装置の内部電源電圧がオフ状態の為、加入者側装置から局側装置に運用準備指示応答が返信されることはなく、局側装置は加入者側装置の電源がOFF状態であることを認識することができる。
本発明の第6の局面において、送信手段101は、内部電源電圧により動作し、加入者側装置の登録要求を局側装置に送信する。制御手段102は、登録要求を送信する前に加入者側装置の電源断が検出されたとき、内部電源電圧の出力を強制的にオフにする。
加入者側装置が登録要求を送信する前に加入者側装置の電源断が検出されると、制御手段102の制御により、内部電源電圧の出力がオフにされ、送信手段101の動作が停止する。したがって、加入者側装置の内部電源電圧がオフ状態の為、加入者側装置から局側装置に登録要求が送信されることはなく、局側装置は光入力断を検出しない。
送信手段101は、例えば、後述する図2および図6の上りデータフレーム処理部262に対応し、制御手段102は、例えば、図2および図6の内部電源生成部251、電源断予告送出部261、レンジング受信部264、状態管理部266、および登録要求送出部602に対応する。
本発明によれば、光ネットワークシステムの状態を管理する際に、加入者側装置の起動途中で外部入力電源の電源断が発生した場合でも、加入者側装置の電源がOFF状態(正常状態)なのか、光伝送路の異常による光入力断状態(異常状態)なのかを正しく識別することができる。したがって、正常状態であるにもかかわらず、システム保守管理者が異常状態とみなし、誤った情報により現地に行って障害調査をするようなこともなくなり、障害解析を行う上でも信頼性の向上につながる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
本実施形態では、システム立ち上げシーケンスの状態に応じて、局側装置が受信する電源断予告情報または加入者側装置が送出する電源断予告情報の通知方法について、取り決めを行うことにする。
図2は、本実施形態のPONシステムの構成図であり、図3は、図2のPONシステムで用いられるフレームフォーマットの例を示している。
図2のPONシステムは、局側装置201、光カプラ203、N個の加入者側装置205−1乃至205−Nから構成され、光カプラ203は、局側装置201からの光ファイバ202を1:Nに分岐する。監視モニタ204は、局側装置201に接続されており、システム保守管理者がPONシステムを監視するために用いられる。外部電源206は、加入者側装置205−1に対して動作電力を供給する。
局側装置201は、登録処理部211、遅延測定部212、遅延指示部213、帯域設定部214、上りデータフレーム処理部215、電源断検出部216、光入力断検出部217、状態管理部218、下りデータフレーム処理部219、レンジング送出部220、および光/電気変換部221を備える。
加入者側装置205−1は、内部電源生成部251、外部入力電源断検出部252、光/電気変換部253、およびデータ処理部254を備える。データ処理部254は、電源断予告送出部261、上りデータフレーム処理部262、下りデータフレーム処理部263、レンジング受信部264、遅延処理帯域抽出部265、および状態管理部266を含む。他の加入者側装置の構成も、加入者側装置205−1と同様である。
図3のフレームフォーマットは、以下の2種類のビット列が挿入されている点を除いて、図13に示したフレームフォーマットと同様である。
RSVビット(Reserve ):予約領域(データパターンは01111b)
PPOビット(Pre Power Off ):電源断予告(01h)
図4は、図2のPONシステムにおける第1の運用開始時のシーケンスを示している。局側装置201は、既に登録されている加入者側装置205−1に対して、運用準備指示(レンジングコマンド)を発行する。ここで、加入者側装置205−1が起動待ち状態の間に電源断が発生する(電源がOFF状態になる)と、加入者側装置205−1は、外部入力電源断を検出し、運用準備指示応答(レンジング応答)を局側装置201に対して送出しない。これにより、加入者側装置205−1の運用準備が完了していないことが、局側装置201に対して伝達される。
局側装置201は、運用準備が未完了であると認識し、運用準備が完了するまで運用準備指示の発行を繰り返す。この場合、まだ運用が開始されていないため、局側装置201は、加入者側装置205−1から応答がなくても、光入力断を誤検出することはない。
次に、図2を参照しながら、図4のシーケンスをより詳細に説明する。以下で説明する動作以外の動作については、基本的に図12のPONシステムと同様である。
局側装置201の登録処理部211は加入者の登録管理を行い、状態管理部218は、加入者側装置205−1乃至205−Nの状態を管理する。加入者側装置205−1の状態管理部266は、加入者側装置205−1の状態を管理する。内部電源生成部251は、外部電源206から入力される電圧から内部電源電圧を生成し、動作電圧として光/電気変換部253およびデータ処理部254に供給する。
局側装置201の下りデータフレーム処理部219は、加入者側装置205−1に対してレンジングコマンドを発行する。加入者側装置205−1が起動待ち状態の間に外部電源206がOFF状態になると、外部入力電源断検出部252は、外部入力電源断を検出し、状態管理部266に通知する。レンジング受信部264は、状態管理部266より起動待ち状態の間に外部入力電源断が検出されたことを認識し、上りデータフレーム処理部262に対してレンジング応答を要請せず、上りデータフレーム処理部262は、レンジング応答を発行しない。
局側装置201の上りデータフレーム処理部215は、光/電気変換部221を介してフレームの終端を行った結果、レンジング未応答を認識し、その旨を状態管理部218に通知する。しかし、登録処理部211の情報が登録状態であるため、レンジング送出部220は、再度、状態管理部より加入者側装置205−1がレンジング可能な状態であると認識し、下りデータフレーム処理部219に対してレンジング開始を要請する。これを受けて、下りデータフレーム処理部219は、再度、レンジングコマンドを発行する。
加入者側装置205−1の内部電源生成部251は、外部電源206のOFF状態を受けて、内蔵コンデンサにより、一定時間、内部電源電圧を保持するが、その後自然放電により電源断となる。このため、上りデータフレーム処理部262は、局側装置201への応答を行うことができない。
しかし、まだ運用が開始されていないため、局側装置201は、加入者側装置205−1から応答がなくても、光入力断を誤検出することはない。また、局側装置201は、運用準備が完了するまで、加入者側装置205−1に対するレンジングコマンドの発行を繰り返す。
図5は、図2のPONシステムにおける第2の運用開始時のシーケンスを示している。局側装置201は、既に登録されている加入者側装置205−1に対して、運用準備指示を発行する。ここで、加入者側装置205−1が起動待ち状態の間に電源断が発生すると、加入者側装置205−1は、外部入力電源断を検出し、運用準備指示応答に電源断予告情報を付加して局側装置201に返送する。これにより、加入者側装置205−1が電源断状態であることが、局側装置201に対して通知される。
局側装置201は、電源断予告情報付きの運用準備指示応答を受信し、加入者側装置205−1に対して帯域設定を行うことなく、正常な電源断として処理する。
次に、図2を参照しながら、図5のシーケンスをより詳細に説明する。以下で説明する動作以外の動作については、基本的に図12のPONシステムと同様である。
局側装置201の下りデータフレーム処理部219は、加入者側装置205−1に対してレンジングコマンドを発行する。加入者側装置205−1が起動待ち状態の間に外部電源206がOFF状態になると、外部入力電源断検出部252は、外部入力電源断を検出し、状態管理部266に通知する。電源断予告送出部261は、状態管理部266より起動待ち状態の間に外部入力電源断が検出されたことを認識し、上りデータフレーム処理部262に対して電源断予告の発行を要請する。
また、レンジング受信部264は、受信したフレームからレンジングコマンドを抽出して、状態管理部266に通知するとともに、上りデータフレーム処理部262に対してレンジング応答の発行を要請する。これにより、状態管理部266の状態が起動待ち状態から起動状態に変更される。上りデータフレーム処理部262は、電源断予告送出部261およびレンジング受信部264からの要請を受けて、電源断予告情報を付加したフォーマットでレンジング応答を発行し、光/電気変換部253を介して局側装置201に送信する。
局側装置201の上りデータフレーム処理部215は、光/電気変換部221を介してフレームの終端を行い、受信したレンジング応答に含まれる電源断予告情報を電源断検出部216に通知する。これを受けて、電源断検出部216は、加入者側装置205−1の電源断を認識し、状態管理部218に通知する。
遅延指示部213および帯域設定部214は、状態管理部218より加入者側装置205−1が外部入力電源断状態であることを認識し、下りデータフレーム処理部219に対して遅延指示および帯域設定を要請しない。したがって、下りデータフレーム処理部219は、遅延指示および帯域設定を発行しない。
また、運用が開始されていないため、局側装置201は、光入力断を誤検出することはなく、運用準備が完了するまで、加入者側装置205−1に対してレンジングコマンドを発行することもない。
図6は、加入者側装置から登録要求が送出される場合のPONシステムの構成図であり、図7は、図6のPONシステムで用いられるフレームフォーマットの例を示している。
図6のPONシステムは、基本的に図2と同様の構成を有する。相違点は、局側装置201および加入者側装置205−1に、それぞれ登録要求受信部601および登録要求送出部602が追加されている点である。
また、図7のフレームフォーマットは、電源断予告を示すPPOビット(Pre Power Off )が挿入されている点を除いて、図16のフレームフォーマットと同様である。
図8は、図6のPONシステムにおける第1の登録要求時のシーケンスを示している。局側装置201から運用準備指示を発行する前の加入者側装置205−1が起動待ち状態の間に電源断が発生すると、加入者側装置205−1は、外部入力電源断を検出し、電源断予告情報を付加した登録要求を発行する。これにより、加入者側装置205−1が電源断状態であることが、局側装置201に対して通知される。
局側装置201は、電源断予告情報を受信し、加入者側装置205−1の登録を行わない。このため、局側装置201は、加入者側装置205−1に対して運用準備指示を発行することはなく、運用が開始されていないため、光入力断を誤検出することもない。
次に、図6を参照しながら、図8のシーケンスをより詳細に説明する。以下で説明する動作以外の動作については、基本的に図15のPONシステムと同様である。
加入者側装置205−1が起動待ち状態の間に外部電源206がOFF状態になると、外部入力電源断検出部252は、外部入力電源断を検出し、状態管理部266に通知する。電源断予告送出部261は、状態管理部266より起動待ち状態の間に外部入力電源断が検出されたことを認識し、上りデータフレーム処理部262に対して電源断予告の発行を要請する。また、登録要求送出部602は、上りデータフレーム処理部262に対して登録要求の発行を要請する。
上りデータフレーム処理部262は、電源断予告送出部261および登録要求送出部602からの要請を受けて、電源断予告情報と加入者側装置番号情報を付加したフォーマットで登録要求を発行し、光/電気変換部253を介して局側装置201に送信する。
局側装置201の上りデータフレーム処理部215は、光/電気変換部221を介してフレームの終端を行い、受信した登録要求に含まれる電源断予告情報を電源断検出部216に通知する。これを受けて、電源断検出部216は、加入者側装置205−1の電源断を認識し、状態管理部218に通知する。
登録要求受信部601は、状態管理部218より加入者側装置205−1が外部入力電源断状態であることを認識し、登録要求を受け付けず、登録処理部211にも通知しない。また、運用が開始されていないため、光入力断を誤検出することはなく、登録要求を受け付けて登録が完了するまで、加入者側装置205−1に対してレンジングコマンドを発行することもない。
図9は、図6のPONシステムにおける第2の登録要求時のシーケンスを示している。局側装置201から運用準備指示を発行する前の加入者側装置205−1が起動待ち状態の間に電源断が発生すると、加入者側装置205−1は、外部入力電源断を検出し、登録要求を発行しない。
局側装置201は、登録要求を受信することがないため、特に加入者側装置205−1に対する処理を行うことはなく、また、運用が開始されていないため、光入力断を誤検出することもない。局側装置201において加入者側装置205−1の登録が行われないため、加入者側装置205−1は監視対象から除外され、システム障害とは認識されない。
次に、図6を参照しながら、図9のシーケンスをより詳細に説明する。以下で説明する動作以外の動作については、基本的に図15のPONシステムと同様である。
加入者側装置205−1が起動待ち状態の間に外部電源206がOFF状態になると、外部入力電源断検出部252は、外部入力電源断を検出し、状態管理部266に通知する。登録要求送出部602は、状態管理部266より起動待ち状態の間に外部入力電源断が検出されたことを認識し、上りデータフレーム処理部262に対して登録要求の発行を要請しない。したがって、上りデータフレーム処理部262は、登録要求を発行しない。
局側装置201は、運用が開始されていないため、光入力断を誤検出することはなく、加入者側装置205−1からの登録要求を受信しないため、特に処理を行うこともない。
以上説明したシーケンスでは、加入者側装置の内部電源電圧が一定時間保持されることを想定しているが、外部入力電源断を検出したときに、即座に内部電源を電源断にすることも可能である。
図10は、このような内部電源生成部251の構成図である。図10の内部電源生成部は、直流電源1001およびスイッチ1002を含む。スイッチ1002としては、例えば、FET(Field-Effect Transistor )スイッチが用いられる。
図11は、図2のPONシステムにおける第3の運用開始時のシーケンスを示している。局側装置201は、既に登録されている加入者側装置205−1に対して、運用準備指示を発行する。ここで、加入者側装置205−1が起動待ち状態の間に電源断が発生すると、加入者側装置205−1は、外部入力電源断を検出し、内部電源を保持せず即座に電源断にする。したがって、運用準備指示応答は局側装置201に対して送出されない。これにより、加入者側装置205−1の運用準備が完了していないことが、局側装置201に対して伝達される。
局側装置201は、運用準備が未完了であると認識し、運用準備が完了するまで運用準備指示の発行を繰り返す。この場合、まだ運用が開始されていないため、局側装置201は、加入者側装置205−1から応答がなくても、光入力断を誤検出することはない。
次に、図2および図10を参照しながら、図11のシーケンスをより詳細に説明する。以下で説明する動作以外の動作については、基本的に図12のPONシステムと同様である。
直流電源1001は、入力端子1003から入力される100Vの交流電圧から、加入者側装置205−1の内部電源として3.3Vの直流電圧を生成する。生成された直流電圧は、スイッチ1002を介して出力端子1004から出力される。スイッチ1002は、通常、ON状態となっている。
局側装置201の下りデータフレーム処理部219は、加入者側装置205−1に対してレンジングコマンドを発行する。加入者側装置205−1が起動待ち状態の間に外部電源206がOFF状態になると、外部入力電源断検出部252は、外部入力電源断を検出し、状態管理部266に通知する。内部電源生成部251は、状態管理部266から転送される信号により、起動待ち状態の間に外部入力電源断が検出されたことを認識する。このとき、状態管理部266からの信号によりスイッチ1002がOFF状態となり、内部電源生成部251の出力がOFFになる。
これにより、光/電気変換部253およびデータ処理部254の動作電源が電源断になるため、加入者側装置205−1は、レンジングコマンドに対してレンジング応答を返すことはない。局側装置201は、運用が開始されていないため、光入力断を誤検出することはないが、加入者側装置205−1が登録されているため、その運用準備が完了するまで、加入者側装置205−1に対するレンジングコマンドの発行を繰り返す。
図10の構成では、外部入力電源断検出部252が外部入力電源断を状態管理部266に通知した後、状態管理部266からの信号によりスイッチ1002が制御されているが、外部入力電源断検出部252からの信号により、直接、スイッチ1002を制御するようにしてもよい。
また、図6のPONシステムにおいても、図10と同様の内部電源生成部を採用することにより、起動待ち状態の間に外部入力電源断が検出されたときに、加入者側装置205−1からの登録要求の送信を抑止することができる。
(付記1) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御装置であって、
前記加入者側装置が前記局側装置から運用準備指示を受信したとき、該運用準備指示に対する応答を該局側装置に返信する送信手段と、
前記運用準備指示を受信する前に前記加入者側装置の電源断が検出されたとき、前記運用準備指示に対する応答の返信を抑止する制御手段と
を備えることを特徴とする制御装置。
(付記2) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御装置であって、
前記加入者側装置が前記局側装置から運用準備指示を受信したとき、該運用準備指示に対する応答を該局側装置に返信する送信手段と、
前記運用準備指示を受信する前に前記加入者側装置の電源断が検出されたとき、前記運用準備指示に対する応答とともに電源断予告情報を前記局側装置に通知する制御手段と
を備えることを特徴とする制御装置。
(付記3) 前記送信手段は、前記運用準備指示に対する応答のフレームに前記電源断予告情報を付加して前記局側装置に返信することを特徴とする付記2記載の制御装置。
(付記4) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御装置であって、
前記加入者側装置の登録要求を前記局側装置に送信する送信手段と、
前記登録要求を送信する前に前記加入者側装置の電源断が検出されたとき、該登録要求とともに電源断予告情報を前記局側装置に通知する制御手段と
を備えることを特徴とする制御装置。
(付記5) 前記送信手段は、前記登録要求のフレームに前記電源断予告情報を付加して前記局側装置に送信することを特徴とする付記4記載の制御装置。
(付記6) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御装置であって、
前記加入者側装置の登録要求を前記局側装置に送信する送信手段と、
前記登録要求を送信する前に前記加入者側装置の電源断が検出されたとき、該登録要求の送信を抑止する制御手段と
を備えることを特徴とする制御装置。
(付記7) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御装置であって、
前記内部電源電圧により動作し、前記加入者側装置が前記局側装置から運用準備指示を受信したとき、該運用準備指示に対する応答を該局側装置に返信する送信手段と、
前記運用準備指示を受信する前に前記加入者側装置の電源断が検出されたとき、前記内部電源電圧の出力を強制的にオフにする制御手段と
を備えることを特徴とする制御装置。
(付記8) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御装置であって、
前記内部電源電圧により動作し、前記加入者側装置の登録要求を前記局側装置に送信する送信手段と、
前記登録要求を送信する前に前記加入者側装置の電源断が検出されたとき、前記内部電源電圧の出力を強制的にオフにする制御手段と
を備えることを特徴とする制御装置。
(付記9) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御方法であって、
前記加入者側装置が前記局側装置から運用準備指示を受信する前に、該加入者側装置の電源断を検出し、
電源断が検出された後に前記加入者側装置が前記運用準備指示を受信したとき、該運用準備指示に対する応答を前記局側装置に返信しない
ことを特徴とする制御方法。
(付記10) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御方法であって、
前記加入者側装置が前記局側装置から運用準備指示を受信する前に、該加入者側装置の電源断を検出し、
電源断が検出された後に前記加入者側装置が前記運用準備指示を受信したとき、該運用準備指示に対する応答とともに電源断予告情報を前記局側装置に返信する
ことを特徴とする制御方法。
(付記11) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御方法であって、
前記加入者側装置の登録要求を前記局側装置に送信する前に、前記加入者側装置の電源断を検出し、
電源断が検出された後に、前記登録要求とともに電源断予告情報を前記局側装置に送信する
ことを特徴とする制御方法。
(付記12) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御方法であって、
前記加入者側装置の登録要求を前記局側装置に送信する前に、前記加入者側装置の電源断を検出し、
電源断が検出された後は、前記登録要求を送信しない
ことを特徴とする制御方法。
(付記13) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御方法であって、
前記加入者側装置が前記局側装置から運用準備指示を受信する前に、該加入者側装置の電源断を検出し、
電源断が検出されたとき、前記内部電源電圧の出力を強制的にオフにして、前記加入者側装置が前記局側装置から受信した運用準備指示に対する応答を該局側装置に返信する動作を停止させる
ことを特徴とする制御方法。
(付記14) 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御方法であって、
前記加入者側装置の登録要求を前記局側装置に送信する前に、前記加入者側装置の電源断を検出し、
電源断が検出されたとき、前記内部電源電圧の出力を強制的にオフにして、前記加入者側装置の登録要求を前記局側装置に送信する動作を停止させる
ことを特徴とする制御方法。
本発明は、PONシステムのような光ネットワークシステムにおいて、加入者側装置の電源断を監視するシステムに適用することができる。また、局側装置から加入者側装置に対して遠隔操作を行い、加入者側装置の起動時に、局側装置と加入者側装置の間で特定のシーケンスに従って通信が行われるようなシステムにも適用可能である。
本発明の制御装置の原理図である。 第1のPONシステムの構成図である。 第1のフレームフォーマットを示す図である。 第1の運用開始時のシーケンスを示す図である。 第2の運用開始時のシーケンスを示す図である。 第2のPONシステムの構成図である。 第2のフレームフォーマットを示す図である。 第1の登録要求時のシーケンスを示す図である。 第2の登録要求時のシーケンスを示す図である。 内部電源生成部の構成図である。 第3の運用開始時のシーケンスを示す図である。 従来の第1のPONシステムの構成図である。 従来の第1のフレームフォーマットを示す図である。 従来の運用開始時のシーケンスを示す図である。 従来の第2のPONシステムの構成図である。 従来の第2のフレームフォーマットを示す図である。 従来の登録要求時のシーケンスを示す図である。 電源断発生時の問題点を示す図である。
符号の説明
101 送信手段
102 制御手段
201、1201 局側装置
202、1202 光ファイバ
203、1203 光カプラ
204、1204 監視モニタ
205−1、205−2、205−3、1205−1、1205−2、1205−3 加入者側装置
206、1206 外部電源
211、1211 登録処理部
212、1212 遅延測定部
213、1213 遅延指示部
214、1215 帯域設定部
215、262、1215、1262 上りデータフレーム処理部
216、1216 電源断検出部
217、1217 光入力断検出部
218、266、1218、1266 状態管理部
219、263、1219、1263 下りデータフレーム処理部
220、1220 レンジング送出部
221、253、1221、1253 光/電気変換部
251、1251 内部電源生成部
252、1252 外部入力電源断検出部
254、1254 データ処理部
261、1261 電源断予告送出部
264、1264 レンジング受信部
265、1265 遅延処理帯域抽出部
601、1501 登録要求受信部
602、1502 登録要求送出部
1001 直流電源
1002 スイッチ
1003 入力端子
1004 出力端子

Claims (5)

  1. 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御装置であって、
    前記加入者側装置が前記局側装置から運用準備指示を受信したとき、該運用準備指示に対する応答を該局側装置に返信する送信手段と、
    前記運用準備指示を受信する前に前記加入者側装置の電源断が検出されたとき、前記運用準備指示に対する応答の返信を抑止する制御手段と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御装置であって、
    前記加入者側装置が前記局側装置から運用準備指示を受信したとき、該運用準備指示に対する応答を該局側装置に返信する送信手段と、
    前記運用準備指示を受信する前に前記加入者側装置の電源断が検出されたとき、前記運用準備指示に対する応答とともに電源断予告情報を前記局側装置に通知する制御手段と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  3. 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御装置であって、
    前記加入者側装置の登録要求を前記局側装置に送信する送信手段と、
    前記登録要求を送信する前に前記加入者側装置の電源断が検出されたとき、該登録要求とともに電源断予告情報を前記局側装置に通知する制御手段と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  4. 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御装置であって、
    前記加入者側装置の登録要求を前記局側装置に送信する送信手段と、
    前記登録要求を送信する前に前記加入者側装置の電源断が検出されたとき、該登録要求の送信を抑止する制御手段と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  5. 局側装置と1つ以上の加入者側装置が光カプラを介して接続された光ネットワークシステムにおいて、電源断が発生した後でも内部電源電圧が保持されている間は動作可能な加入者側装置の電源断検出時の制御を行う制御装置であって、
    前記内部電源電圧により動作し、前記加入者側装置が前記局側装置から運用準備指示を受信したとき、該運用準備指示に対する応答を該局側装置に返信する送信手段と、
    前記運用準備指示を受信する前に前記加入者側装置の電源断が検出されたとき、前記内部電源電圧の出力を強制的にオフにする制御手段と
    を備えることを特徴とする制御装置。

JP2004008843A 2004-01-16 2004-01-16 光ネットワークシステムにおいて電源断検出時の制御を行う制御装置 Expired - Fee Related JP4142593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004008843A JP4142593B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 光ネットワークシステムにおいて電源断検出時の制御を行う制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004008843A JP4142593B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 光ネットワークシステムにおいて電源断検出時の制御を行う制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005204113A JP2005204113A (ja) 2005-07-28
JP4142593B2 true JP4142593B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=34822051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004008843A Expired - Fee Related JP4142593B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 光ネットワークシステムにおいて電源断検出時の制御を行う制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4142593B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009232077A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Nec Corp 局側終端装置、通信システム、加入者装置管理方法、および局側終端装置のプログラム
JP5176830B2 (ja) * 2008-09-29 2013-04-03 沖電気工業株式会社 同期符号分割多重通信方法及び同期符号分割多重通信システム
CN102342045B (zh) * 2009-03-02 2015-05-20 住友电气工业株式会社 光传送监视装置
CN102710325A (zh) * 2012-05-16 2012-10-03 上海斐讯数据通信技术有限公司 电压报警装置
JP5824119B1 (ja) * 2014-07-25 2015-11-25 東日本電信電話株式会社 光回線終端装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005204113A (ja) 2005-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101286011B1 (ko) 통신 방법, 광통신 시스템, 이용자측 광회선 종단 장치, 국측 광회선 종단 장치 및 제어 장치
EP2164189B1 (en) Passive optical network system and fault determination method
US10033459B2 (en) System, method and apparatus for a rogue optics network unit
US20120033963A1 (en) Optical subscriber terminating device, pon system, and abnormality detecting method
KR101961053B1 (ko) 불량 광 네트워크 유닛을 검출하는 방법, 장치 및 시스템
KR101383370B1 (ko) 다잉 개스프를 이용한 전송 시스템
JP4827651B2 (ja) 光伝送方法及び装置
KR100765471B1 (ko) 광망 종단 장치와 광 회선 단말장치 및 광망 종단장치의 광송신단 제어방법
JP4142593B2 (ja) 光ネットワークシステムにおいて電源断検出時の制御を行う制御装置
JP5536116B2 (ja) 光加入者通信システムおよび異常復旧方法
JP2009065341A (ja) Ponシステム
JP5578023B2 (ja) 局側装置、宅側装置、光通信システム、および光通信システムの制御方法
JP5434461B2 (ja) 障害onu特定方法及び障害onu特定装置
KR100887927B1 (ko) 자체 진단 기능을 가지는 광망 종단장치
JP2011229094A (ja) 光伝送路終端装置
JP4509398B2 (ja) 光バースト送受信制御システムおよびその方法
KR101088630B1 (ko) 광 망 종단장치 및 광 망 종단장치가 광 송신 오류를 검출하는 방법
JP2016143950A (ja) Ponシステム
JP2014154992A (ja) 光通信システム、光通信装置および監視装置、並びに故障検出方法
JP2019004261A (ja) 伝送装置及び通信方法
JP2018113584A (ja) 光伝送装置及び故障検出方法
KR100819265B1 (ko) 수동형 광 가입자망의 광 가입자 장치 및 제어 방법
US20220224595A1 (en) Optical communication device and control method
JP5456131B2 (ja) 通信方法、光通信システム、利用者側光回線終端装置、局側光回線終端装置および制御装置
JP5078596B2 (ja) 光通信システム及び子局装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080612

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4142593

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees