JP4141998B2 - メモリタグおよびリーダ - Google Patents

メモリタグおよびリーダ Download PDF

Info

Publication number
JP4141998B2
JP4141998B2 JP2004276699A JP2004276699A JP4141998B2 JP 4141998 B2 JP4141998 B2 JP 4141998B2 JP 2004276699 A JP2004276699 A JP 2004276699A JP 2004276699 A JP2004276699 A JP 2004276699A JP 4141998 B2 JP4141998 B2 JP 4141998B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reader
memory
memory tag
data unit
sequence number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004276699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005108226A (ja
Inventor
ジョン・デリク・ウォーターズ
ウェン・ワー・ロー
フレーザー,ジョン・ディッキン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hewlett Packard Development Co LP
Original Assignee
Hewlett Packard Development Co LP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Development Co LP filed Critical Hewlett Packard Development Co LP
Publication of JP2005108226A publication Critical patent/JP2005108226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4141998B2 publication Critical patent/JP4141998B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/0723Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips the record carrier comprising an arrangement for non-contact communication, e.g. wireless communication circuits on transponder cards, non-contact smart cards or RFIDs
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/0008General problems related to the reading of electronic memory record carriers, independent of its reading method, e.g. power transfer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

本発明は、リーダで生成された信号によって電力供給を受けるメモリタグ、およびリーダに関する。
無線ICタグ(RFIDタグ)形態のメモリタグは、従来技術においてよく知られていて、また、その技術は十分に確立されている。例えば、非特許文献1を参照して欲しい。RFIDタグには多くの形態があるが、それらはすべて情報が記憶された集積回路と、コイルとを有し、一般にリーダと呼ばれる読み書きデバイスによってコイルを駆動することにより、集積回路に問合せすることができる。RFIDタグは、動作周波数(13.56MHz)と、それに応じて必要となるコイルのサイズが原因で、最近までサイズが非常に大きく、しかも記憶容量が非常に小さかった。それらのRFIDタグは、オフィス内でのファイル管理や、製品識別およびサプライチェーンマネージメント用のバーコードの代わりまたは補助といった、極めて単純な用途でしか使用されない傾向にあった。
種々の周波数で動作するはるかに小型のRFIDタグも開発されている。例えば、日立マクセルは、「コイルオンチップ」という技術を開発している。この技術では、誘導性結合に必要となるコイルを、チップに取り付けるのではなく、チップ上に作成する。それにより、13.56MHzで動作する2.5mm角のチップ形のメモリタグが得られる。また、日立は「ミューチップ」と呼ばれるメモリタグも開発している。このメモリタグは、0.4mm角のチップであり、2.45GHzで動作する。それらの小型メモリタグは、さまざまな用途に使用することができる。ものによっては、埋め込みによりペットのタグ付けにさえも使用することができる。
各タグに独立した電源を設けることも知られているが、多くの応用形態において、タグは、リーダで生成された無線周波信号によって電力供給を受ける。そのような既知のシステムを図1に示す。図1は、リーダを符号10で、タグを符号12で示す。リーダ10は、無線周波数発生器13と共振回路部11とを有する。この例では、共振回路部11は、互いに並列に接続されたインダクタ14とコンデンサ15とを含む。インダクタ14はアンテナを含む。共振回路部11は、コンデンサ15の静電容量とインダクタ14のインダクタンスに応じた特定の共振周波数を有する。そして、周波数発生器13は、その共振周波数の信号を生成する。
同様にタグ12は、共振回路部16と、整流回路部17と、メモリ18とを含む。この例では、共振回路部16は、ループアンテナを含むインダクタ19と、コンデンサ20とを有する。したがって、共振回路部16は、インダクタ19とコンデンサ20によって決まる共振周波数を有する。共振回路部16の共振周波数は、リーダ10の共振周波数と等しくなるように選択される。整流回路部17は、順バイアスダイオード21とコンデンサ22とを有し、半波整流器として機能する。
リーダ10をタグ12に十分接近させると、周波数発生器13が生成する信号によって、共振回路部11に高周波電磁場を有するリーダ信号が発生する。共振回路部16をその電磁場の中に置くと共振回路部16に電流が発生し、共振回路部16は、リーダによって生成された時間変化するその電磁場から電力を取り出す。そして、整流回路部17が、共振回路部16の両端の電圧を平滑化し、電力を生成する。整流回路部17は、メモリ18を動作させるのに十分なくらい安定した電力をメモリ18に供給する。
タグからリーダへデータを送信するため、共振回路部16は更にスイッチ23を有する。この例では、スイッチ23は電界効果トランジスタ(FET)からなる。FETは、制御線24によってメモリに接続される。スイッチ23を閉じると、タグの共振回路部16に流れる電流が増加する。タグに流れる電流がそのように増加すると、リーダの共振回路部11に流れる電流も増加し、その電流の増加は、リーダのインダクタ14の両端の電圧降下の変化として検出することができる。従って、スイッチ23を制御することにより、タグ12のメモリ18に記憶されているデータをリーダ10へ送信することができる。
そのような既知のタグでは、タグに電力を供給すると、タグは、タグに記憶されているデータを「データカルーセル」と呼ばれる連続ループで送信する。リーダで受信されたデータが何らかの形で破損していたり、誤りがあった場合、リーダは、データが再送されてくるのを単に待機する。例えば日立マクセルのミューチップで保持される128ビットのように、タグが比較的少量のデータしか保持しない場合、そのことは特に不利にはならない。しかしながら、タグが大量のメモリを有する場合、データが再送されてくるのを単に待機すると、非常に時間がかかることがある。
パケットが正しく受信されなかったことを送信側装置に伝達する手段を持たないいわゆる単方向伝送システムでは、データを再送信することなく破損したデータであっても実質的に復元することが可能な、順方向誤り訂正符号(FEC)を使用することが知られている。しかしながら、FECを用いた場合、送信しなければならないデータ量は大幅に増加する。
データをパケットとして送信する場合、パケットの一部にチェックサムや巡回冗長検査符号のような有効性確認情報を入れておくことにより、受信側システムが受信データの有効性をチェックできるようにすることも知られている。しかしながら、そのためには、破損したパケットの再送信を送信側システムに対して要求するための何らかの手段が必要であり、それが不可能な場合は、やはりそのパケットがデータカルーセルの一部として再送信されてくるのを待機することになる。
John Wiley & Sons著、「RF ID Handbook」、Klaus Finkenzeller、1999年
本発明の1つの目的は、上記の問題点の1つまたは複数を軽減または克服する新規な、または改善されたタグおよびリーダを提供することである。
本発明の第1の態様によれば、共振回路部と不揮発性メモリとを有するメモリタグであって、前記共振回路部はリーダから受信したリーダ信号に応答して電力をメモリに供給するように動作し、前記メモリタグは、前記リーダからの信号に応答して、前記メモリを読み出し、該メモリに記憶されているデータを送信するように動作し、前記データは複数のデータユニットとして前記メモリに記憶され、該データユニットのそれぞれがシーケンス番号を有し、前記メモリタグは、送信すべきデータのシーケンス番号を前記不揮発性メモリ内のレジスタに記憶し、前記メモリに電力が供給されると、前記データユニットを順番に送信するように動作し、送信すべき最初のデータユニットが記憶されているシーケンス番号によって決まる、メモリタグが得られる。
前記メモリタグは、前記データユニットを有効性情報を含むパケットとして送信するように動作するものであってもよい。
前記有効性情報は巡回冗長検査データを含んでもよい。
前記パケットは、前記データユニットのシーケンス番号をさらに含んでもよい。
前記メモリタグは、前記記憶されているシーケンス番号を読み出し、該記憶されているシーケンス番号に関連するデータユニットを読み出し、該データユニットを送信し、該記憶されているシーケンス番号をインクリメントするように動作するものであってもよい。
前記メモリに電力が供給されると、前記記憶されているシーケンス番号がデクリメントされ、前記データユニットは、該デクリメントされたシーケンス番号に関連するデータユニットから開始して順番に送信されてもよい。
本発明の第2の態様によれば、メモリタグを読み出すためのリーダであって、前記リーダは、リーダ信号を前記メモリタグへ送信することにより電力を前記メモリタグに供給するとともに、前記メモリタグからデータユニットを含む信号を受信するように動作し、前記リーダは更に、前記データユニットの有効性を確認し、前記データユニットが有効でない場合、前記リーダ信号を変化させることにより前記メモリタグに供給される電力を変化させ、前記メモリタグから前記データユニットを含む次の信号を受信するように動作する、リーダが得られる。
前記データユニットは有効性情報を含むパケットとして受信され、前記リーダは、該有効性情報に従って前記データユニットの有効性を確認するように動作するものであってもよい。
前記有効性情報は巡回冗長検査情報を含んでもよい。
前記パケットは前記データユニットに関連するシーケンス番号を含んでもよく、前記リーダは、複数の受信データユニットを該シーケンス番号によって指定される順番で記憶するように動作するものであってもよい。
前記リーダは、前記リーダ信号の電力を減少させ、動作に不十分な電力が前記メモリタグに供給されるようにした後、前記リーダ信号の電力を増加させ、前記メモリタグに電力を供給することにより、前記メモリタグに供給される電力を変化させるように動作するものであってもよい。
本発明の第3の態様によれば、記憶されているデータを送信するようにメモリタグを動作させる方法であって、該データは複数のデータユニットを含み、該データユニットのそれぞれがシーケンス番号を有するものにおいて、不揮発性メモリにおけるシーケンス番号を記憶するレジスタを読み出し、記憶されているシーケンス番号に従って送信すべき最初のデータユニットを判定し、該最初のデータユニットから開始して前記データユニットを順番に送信することからなる初期ステップを含む方法が得られる。
本方法は、前記レジスタを読み出すステップと、前記記憶されているシーケンス番号に関連するデータユニットを読み出し、該データユニットを送信するステップと、前記レジスタに記憶されているシーケンス番号をインクリメントするステップと、を繰り返すことをさらに含んでもよい。
送信すべき最初のデータユニットを判定する前記初期ステップは、前記レジスタに記憶されているシーケンス番号をデクリメントすることを含んでもよい。
本方法は、前記データユニットとともに有効性確認情報を送信することを含んでもよい。
本発明の第4の態様によれば、メモリタグを読み出すためにリーダを動作させる方法であって、リーダ信号をメモリタグへ送信することにより、前記メモリタグに電力を供給することと、前記メモリタグからデータユニットを含む信号を受信することと、前記データユニットの有効性を確認することと、前記データユニットが有効でない場合、前記リーダ信号を変化させることにより前記メモリタグに供給される電力を変化させ、該メモリタグから前記データユニットを含む次の信号を受信することとを含む方法が得られる。
以下では、本発明の実施形態について、添付の図面を参照し、もっぱら例として説明する。
図2は、本発明を実施するメモリタグを30で示し、リーダを31で示している。メモリタグ30は、不揮発性メモリ34とともに、共振回路部32および整流回路部33を有する。共振回路部32は、35で示すインダクタL2および36で示すコンデンサC2を含み、それらが図1のタグ12と同様に並列に接続される。また、共振回路部32は、制御可能な容量性素子37をさらに含む。制御可能な容量性素子37は、図2の例では、38で示すコンデンサC3と、39で示すスイッチS1とを含む。整流回路部33は、共振回路部32に順バイアス方向に接続された40で示すダイオードD1と、共振回路部32の要素と並列に接続された41で示すコンデンサC4とを含む。整流回路部33は、図1の整流回路部17と同様に、メモリ34に電力を供給するための半波整流器として動作する。
不揮発性メモリ34は、複数のデータユニット46を含むデータ記憶部45を有する。各データユニット46にはそれぞれ、シーケンス番号47が関連付けられる。また、メモリ34は、シーケンス番号レジスタ48と、オペレーティングプログラム49とをさらに有する。タグ30がリーダ31からのリーダ信号を介して十分な電力を受け取ると、オペレーティングプログラム49が実行される。
リーダ31は共振回路部51を有する。共振回路部51は、52で示すインダクタL1(この例ではアンテナ)と、53で示すコンデンサC1とを含み、それらが並列に接続される。共振回路部51には、駆動信号を供給するための信号発生器54が接続される。
また、リーダ31は、復調器55をさらに有する。復調器55は、周波数発生器に接続されたスプリッタ56を含む。スプリッタ56は、駆動信号の一部を分離して基準信号を生成する。共振回路部51から反射された反射信号の一部を分離し、その反射信号を乗算器58に送るため、カプラ57を設ける。乗算器58は、カプラ57から受信した反射信号と、スプリッタ56から受信した基準信号とを乗算し、その出力をローパスフィルタ59に送る。ローパスフィルタ59は、基準信号と反射信号の位相差に対応する信号を出力60へ通過させる。振幅変調器61は、周波数発生器54から共振回路部51へ供給される駆動信号の振幅を制御するように動作する。
制御ユニット62は、ローパスフィルタ59から出力60を受信し、その受信データの有効性を確認するように動作する。また、制御ユニット62は、振幅変調器61を制御するように動作する。
図2に示す実施形態では、39で示すスイッチS1を操作することにより、データユニットを含む信号がリーダ31へ送信される。これにより、共振回路部32の共振周波数が変化する。この共振周波数の変化により、共振回路部51から反射される信号の位相が、信号発生器54によって供給される信号に対して変化する。本発明者等の先行する同時係属中の英国特許出願第0227203.7号に記載されているように、この相対的な位相のずれを乗算器58およびローパスフィルタ59で処理することにより、ディジタル出力63を生成することができる。
メモリタグ30は、図3および図4を参照して以下で説明するように動作する。共振回路部51と共振回路部32の間に誘導結合が生じるくらい十分に近くまでタグ30をリーダ31に近づけると、メモリ34に電力が供給され、プログラム49が実行される。図3のステップ70に示すように、プログラム49は、シーケンス番号レジスタ48に記憶されているシーケンス番号を読み出し、その値から、パケットの総数を法として1を減算する。ステップ71で、レジスタ48に記憶されているシーケンス番号47で指定されたデータユニット46をデータ記憶部45から読み出し、スイッチS1の操作により、そのデータユニット46をパケットの一部として送信する。図4に示すように、パケット64は、開始指示子65と、シーケンス番号47と、データユニット46と、有効性確認情報66とを含む。この例の場合、有効性確認情報66は、既知のタイプの巡回冗長検査データを含む。巡回冗長検査データは、データ記憶部45からデータユニット46を読み出すときに、簡単に生成することができる。あるいは、各データユニット46をそれに関連する巡回冗長検査データと一緒に記憶しておくこともできるが、そうすると、メモリ34の空き記憶空間の一部を不必要に消費する可能性がある。当然ながら、この有効性確認データは、必要に応じて任意の他の情報であってもよく、チェックサムやその他の有効性確認情報であってもよい。
ステップ72でパケット64を生成し、ステップ73でそれをリーダ31へ送信する。次にプログラム49は、ステップ74で、シーケンス番号レジスタ48に記憶されているシーケンス番号を1だけインクリメントした後、本方法はステップ71から繰り返される。当然ながら、プログラム49に中断がなければ、プログラム49は、記憶されているデータユニット46全体をシーケンス番号47によって指定される順番で連続的に巡回する。
送信されたパケットはリーダ31によって受信され、得られた出力60が有効性確認モジュール62に送られる。有効性確認モジュール62は、受信したパケット64に対し、有効性確認情報66を用いて有効性確認を実施する。有効性確認情報66が巡回冗長検査(CRC)データを含む場合、この有効性確認は、パケット64の値をそのCRC有効性確認情報66の生成に使用された所定の多項式で除算することによって実施される。その剰余がゼロであれば、そのパケットは有効であり、出力63へ送られる。剰余がゼロでなければ、そのパケットには誤りがあるので、そのパケットは破棄される。
パケットに誤りがある場合、すなわちパケットが有効でない場合、有効性確認モジュール62は、振幅変調器61を制御してリーダ信号の振幅を減少させ、タグ30で受信される電力がメモリ34を動作させるのに不十分なものになるようにする。次いで、有効性確認モジュール62は、振幅変調器61を調節し、リーダ信号の電力を元のレベルまで戻す。すると、メモリ34を動作させるのに十分なだけの電力が整流器33からメモリ34へ供給され、プログラム49は図3のステップ70から開始される。破損したパケット、すなわち無効なパケット64に対応するシーケンス番号は、不揮発性メモリ34内のシーケンス番号レジスタ48に保持されている。従って、プログラム49は、ステップ70でその値を1だけデクリメントし、ステップ71〜73でデータユニットを含む次の信号を生成する。プログラム49は、前の送信パケットに対応するデータユニットを読み出し、それを送出する。その後、プログラム49は再びステップ71〜74を繰り返し、正しく受信されなかったデータユニットを再送した後、後続のパケットのパケットを送信する。
このようにすると、メモリタグ30から無効なパケットを受信した場合でも、リーダは、データカルーセルがやがてその無効パケットに戻ってくるのを待機する必要もなければ、特定の要求をメモリタグ30に送信する必要もない。メモリタグ30への供給電力をいったん低下させてから再び上昇させることにより、メモリタグ30は事実上、誤りのあったパケットよりも前のパケットからデータの再送信を開始する。もちろん、リーダ信号を変化させる方法は、必要に応じて他の方法であってもよい。例えば、リーダ信号の周波数を変化させることによりリーダとメモリタグの間の共振結合の強さを低下させ、メモリタグへ電力供給を減少させることもできる。
そして、有効性確認モジュール62またはその他の何らかモジュールは、2回以上受信したパケットを廃棄し、受信したパケットをシーケンス番号47に従った順番に組み立てることにより、完全に連続したデータユニット46の集合を生成するように動作する。
当然ながら、プログラム49は、起動時に記憶されていたシーケンス番号をデクリメントせずに、正常に受信されなかったパケットの送信から開始してもよいし、あるいは実際には、起動時に記憶されていたシーケンス番号を2以上デクリメントすることにより、もっと前のシーケンス番号のパケットから再送信を開始してもよい。
好ましい実施形態において、周波数発生器54によって生成される信号の周波数は約2.45GHzであり、共振回路部32、51の共振周波数、したがって共振回路部32の共振周波数は、その基準周波数の片側に約0.05GHzだけ変調される。この周波数だと、インダクタおよびコンデンサの値が小さいので、回路の集積化が容易になり、集積回路上のシリコンの面積が比較的小さくて済む。タグ30は、集積回路として作成するのが特に好ましく、例えばCMOS集積回路として作成するのが特に好ましい。そのような集積回路の概略図を図5に80で示す。この図では、35で示すインダクタL2は、巻数が1回だけのアンテナコイルとして図示されているが、巻き数は適宜、任意の巻数にしてよい。コンデンサC4は41で示され、共振回路部および整流回路部33の残りの要素はブロック81で示されている。メモリは34で示されている。メモリ34は、容量が1Mビットの不揮発性メモリであり、面積は約1mmであり、FRAM(強誘電体ランダムアクセスメモリ)やMRAM(磁気抵抗ランダムアクセスメモリ)、あるいはそれらと同様に消費電力が少ないメモリ技術を使用している。メモリタグ30の形は、平面図では、一辺の外寸Dが約1mmの実質的に正方形である。
当然ながら、本発明は、上で開示した以外の任意のタイプのメモリタグ30およびリーダ31とともに用いることができる。
本明細書において、「〜を含む」は、「〜を有する、または、〜からなる」ことを意味し、「〜含んでいる」は、「〜を有しているか、または、〜からなっている」ことを意味する。
上記の発明の詳細な説明、特許請求の範囲、または添付の図面に開示した特徴は、本発明を様々な実施形態で実施する上で適宜、開示した特定の形態で表現しても、開示した機能を実現する手段として表現しても、開示した成果を得るための方法や手順として表現してもよく、また、それらの特徴は単独で使用しても、組み合わせて使用してもよい。
従来タイプのタグおよびリーダを示す略回路図である。 本発明を実施するメモリタグおよびリーダを示す略回路図である。 図2のメモリタグの動作方法を示す図である。 図2のメモリタグによって送信されるデータパケットの構造を示す図である。 本発明により実現されるRFIDメモリタグを示す概略図である。
符号の説明
30 メモリタグ
31 リーダ
32 共振回路部
34 不揮発性メモリ
46 データユニット
47 シーケンス番号
48 シーケンス番号レジスタ

Claims (15)

  1. 共振回路部(32)および不揮発性メモリ(34)を備えるメモリタグ(30)であって、
    前記共振回路部(32)が、リーダ(31)から受信したリーダ信号に応答して電力を前記メモリ(34)に供給するように動作し、
    前記タグ(30)が、前記リーダ(31)からの信号に応答して前記メモリを読み出し、該メモリ(34)に記憶されているデータを送信するように動作し、
    前記データが複数のデータユニット(46)として前記メモリに記憶され、該データユニット(46)のそれぞれがシーケンス番号(47)を有し、
    前記メモリタグ(30)が、送信すべきデータユニット(46)のシーケンス番号(47)を前記不揮発性メモリ(34)内のレジスタ(48)に記憶するように動作し、
    前記メモリ(34)に電力が供給されると、記憶された前記シーケンス番号(47)を読み出し、該シーケンス番号(47)によって決まるデータユニット(46)を読み出して送信し、記憶されたシーケンス番号(47)をインクリメントするように動作する、メモリタグ。
  2. 前記データユニット(46)を有効性情報を含むパケットとして送信するように動作する、請求項1に記載のメモリタグ。
  3. 前記有効性情報が巡回冗長検査データを含む、請求項2に記載のメモリタグ。
  4. 前記パケットが前記データユニット(46)のシーケンス番号(47)をさらに含む、請求項2または請求項3に記載のメモリタグ。
  5. 前記メモリ(34)に電力が供給されると、前記記憶されているシーケンス番号(48)がデクリメントされ、前記データユニット(46)が、該デクリメントされたシーケンス番号(47)に関連するデータユニットから開始して順番に送信される、請求項1〜のうちのいずれか一項に記載のメモリタグ。
  6. 請求項1に記載のメモリタグ(30)を読み出すためのリーダ(31)であって、
    リーダ信号をメモリタグ(30)へ送信することにより該メモリタグ(30)に電力を供給するとともに、該メモリタグ(30)からデータユニットを含む信号を受信するように動作し、
    前記データユニットの有効性を確認するようにさらに動作し、前記データユニットが有効でない場合、
    前記リーダ信号を変化させることにより前記メモリタグ(30)に供給される電力を変化させ、前記メモリタグ(30)から前記データユニット(46)を含む次の信号を受信する、リーダ。
  7. 前記データユニット(46)が有効性情報を含むパケットとして受信され、前記リーダ(31)は、該有効性情報に従って前記データユニット(46)の有効性を確認するように動作する、請求項に記載のリーダ。
  8. 前記有効性情報が巡回冗長検査情報を含む、請求項に記載のリーダ。
  9. 前記パケットが前記データユニット(46)に関連するシーケンス番号(47)を含み、前記リーダ(31)は、複数の受信データユニット(46)を該シーケンス番号(47)によって指定される順番で記憶するように動作する、請求項または請求項に記載のリーダ。
  10. 前記リーダ信号の電力を減少させ、前記メモリタグ(30)に供給される電力を動作させるのに不十分なものにした後、前記リーダ信号の電力を増加させ、前記メモリタグ(30)に電力を供給することで、前記リーダ信号を変化させることにより前記メモリタグ(30)に供給される電力を変化させるように動作する、請求項のうちのいずれか一項に記載のリーダ。
  11. 請求項1〜のうちのいずれか一項に記載のメモリタグ(30)と、請求項10のうちのいずれか一項に記載のリーダとを備える、情報取得システム。
  12. 記憶されているデータを送信するようにメモリタグ(30)を動作させる方法であって、前記データが複数のデータユニットを含み、該データユニットのそれぞれがシーケンス番号を有するものにおいて、
    前記メモリタグ(30)に電力が供給されたとき、前記メモリタグ(30)の不揮発性メモリ(34)内のシーケンス番号(47)を記憶しているレジスタ(48)を読み出すステップとシーケンス番号(47)に関連するデータユニット(46)を読み出て送信するステップと前記レジスタ(48)に記憶されたシーケンス番号(47)をインクリメントするステップとを繰り返すことからなる方法。
  13. 前記初期ステップにおいて、前記メモリタグ(30)に電力が供給されたとき、送信すべき最初のデータユニット(46)を判定することは、前記レジスタ(48)に記憶されているシーケンス番号(47)をデクリメントすることを含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記データユニットとともに有効性確認情報を送信することを含む、請求項12または請求項13に記載の方法。
  15. 請求項1に記載のメモリタグ(30)を読み出すためのリーダ(31)を動作させる方法であって、
    リーダ信号をメモリタグ(30)へ送信することにより、前記メモリタグ(30)に電力を供給することと、
    メモリタグ(30)からデータユニットを含む信号を受信することと、
    前記データユニット(46)の有効性を確認することと、
    前記データユニット(46)が有効でない場合、前記リーダ信号を変化させることにより前記メモリタグ(30)に供給される電力を変化させ、該メモリタグ(30)から前記データユニット(46)を含む次の信号を受信することと
    を含む方法。
JP2004276699A 2003-09-27 2004-09-24 メモリタグおよびリーダ Expired - Fee Related JP4141998B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB0322694.1A GB0322694D0 (en) 2003-09-27 2003-09-27 A memory tag and a reader

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005108226A JP2005108226A (ja) 2005-04-21
JP4141998B2 true JP4141998B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=29286980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004276699A Expired - Fee Related JP4141998B2 (ja) 2003-09-27 2004-09-24 メモリタグおよびリーダ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7555616B2 (ja)
EP (1) EP1519306B1 (ja)
JP (1) JP4141998B2 (ja)
GB (1) GB0322694D0 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7818572B2 (en) 2003-12-09 2010-10-19 Dominic Kotab Security system and method
FR2888976B1 (fr) 2005-07-25 2007-10-12 Oberthur Card Syst Sa Entite electronique avec moyens de communication par contact et a distance
US9727812B2 (en) 2007-07-23 2017-08-08 Avery Dennison Retail Information Services, Llc RFID device wtih control logic, and method
US7652578B2 (en) * 2007-10-29 2010-01-26 Motorola, Inc. Detection apparatus and method for near field communication devices
EP2257890B1 (en) * 2008-03-27 2019-12-11 Global Life Sciences Solutions USA LLC A gamma sterilizable rfid system that prevents unauthorized operation of associated disposable bioprocess components
EP2521072A1 (fr) * 2011-05-06 2012-11-07 Gemalto SA Dispositif de communication radiofréquence comportant une alimentation d'origine radiofréquence assistée
CN103902940A (zh) * 2012-11-08 2014-07-02 冀京秋 集成电路标识自检验
CN112799331B (zh) * 2021-01-26 2022-09-20 芜湖中科思萌特物联网科技有限公司 一种fpga解卡程序的解调方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4818855A (en) 1985-01-11 1989-04-04 Indala Corporation Identification system
JPH03171384A (ja) 1989-11-30 1991-07-24 Sony Corp 情報読取装置
JPH05250523A (ja) 1992-03-06 1993-09-28 Toshiba Corp 処理方式
US5354975A (en) 1992-07-01 1994-10-11 Tokimec Inc. Contactless data processing apparatus
US5414833A (en) * 1993-10-27 1995-05-09 International Business Machines Corporation Network security system and method using a parallel finite state machine adaptive active monitor and responder
JP3201157B2 (ja) * 1994-07-26 2001-08-20 松下電器産業株式会社 Icカード装置
FR2741979B1 (fr) 1995-12-01 1998-01-23 Raimbault Pierre Procede d'interrogation a distance d'etiquettes station et etiquette pour sa mise en oeuvre
US6404325B1 (en) * 1998-01-08 2002-06-11 Intermec Ip Corp. Method and system for storage and recovery of vital information on radio frequency transponders
US6150948A (en) * 1999-04-24 2000-11-21 Soundcraft, Inc. Low-power radio frequency identification reader
GB2363498B (en) 2000-06-16 2005-06-01 Marconi Caswell Ltd Transponder device for generating a data bearing output
US6727803B2 (en) * 2001-03-16 2004-04-27 E-Tag Systems, Inc. Method and apparatus for efficiently querying and identifying multiple items on a communication channel
GB2377341A (en) * 2001-06-01 2003-01-08 George L Powell Signal sampling to reduce noise effects in an identification system

Also Published As

Publication number Publication date
US7555616B2 (en) 2009-06-30
EP1519306A2 (en) 2005-03-30
EP1519306A3 (en) 2006-03-15
JP2005108226A (ja) 2005-04-21
US20050078498A1 (en) 2005-04-14
EP1519306B1 (en) 2011-06-29
GB0322694D0 (en) 2003-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9646239B2 (en) Combination full-duplex and half-duplex electronic identification tag
JP4766437B2 (ja) マルチモードタグとマルチモードタグの作製方法および使用方法
JP2001501391A (ja) 無線周波数識別システムにおいてデータを伝送する方法
US20070164864A1 (en) Method of annotating an item with electronic data and apparatus therefor
US8193910B2 (en) Interrogator, transponder and transponder identification method
JP2012185834A (ja) タグトークファースト(ttf)プロトコルを用いた印刷無線周波数識別(rfid)タグ
JP2009060736A (ja) 受電装置、および電力伝送システム
JP4141998B2 (ja) メモリタグおよびリーダ
JP2008085649A (ja) Rfid通信システム及びrfid通信方法
KR100988813B1 (ko) 멀티 모드 알에프아이디 리더 구조
JP2008071281A (ja) Rfタグリーダ及び方法
JP4575067B2 (ja) Icタグ用半導体装置、icタグ及びicタグの制御方法
US8698599B2 (en) Reader/writer, communication processing device, communication processing method, data management system and communication system
US7068169B2 (en) Use of a subcarrier in an organic semiconductor radio frequency identification system
JP4985239B2 (ja) Rfタグシステム,rfタグ及びタグリーダ
US8766776B2 (en) Transponder unit
JP2004507137A (ja) トランスポンダに対して電磁界を発生させるアンテナ
KR100831898B1 (ko) 트랜스폰더, 부하 변조 신호 발생 방법, 및 상기트랜스폰더를 포함하는 rfid 시스템
JP2010198208A (ja) 非接触型携帯可能電子装置および非接触型icカード
JP2012090175A (ja) 送信装置、および受信装置
US20060192656A1 (en) Transmission of data to or from transponder devices
JP2010224690A (ja) 非接触型携帯可能電子装置、非接触型icカードおよび非接触型icカードシステム
JP2011082818A (ja) 周波数調整回路及び受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070131

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071204

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080611

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees