JP4141099B2 - 情報提供装置及び情報提供プログラムを格納する記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上からアクセス可能な公開コンテンツに関する情報を提供し、その公開コンテンツに対するアクセスを提供する情報提供装置及び情報提供プログラムを格納する記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットは、その爆発的な普及に伴い、情報流通のための手段として重要度を増してきている。
【0003】
インターネットが情報流通のための手段として有効に機能するためには、情報検索機能の充実が不可欠である。このような情報検索機能については、検索エンジンと呼ばれる技術が開発され、広く普及している。このような情報検索エンジンは、一般的には、ある特定のキーワードを入力すると、そのキーワードを含む公開コンテンツ(ホームページ)の検索を実行するようになっている。
【0004】
一方、インターネットの普及によって生じた情報流通革命に着目し、インターネットを利用した各種の広告が急速な普及を遂げている。このような広告は、多くの場合、公開コンテンツの中に広告領域を設け、この広告領域に広告を添付するのが一般的である。つまり、インターネット上で公開されている公開コンテンツは、それが特定の会員等の特定人にだけ提供されるものであるか広く一般の不特定人に提供されるものであるかを問わず、一般的には、HTML言語で記述されているハイパーテキストであり、ここに広告を添付するのは容易である。そして、こうして広告が添付された公開コンテンツは、WWW(World Wide Web)技術によって配信され、ユーザーはブラウザを用いて公開コンテンツを閲覧することが可能である。そして、このような広告にはアンカーが付され、ユーザーが広告領域に添付されたテキストや画像である広告をマウスディバイス等によってその広告をクリックすることで、広告されているサービスが存在するインターネット上のロケーションをアクセスすることができるような仕組みになっている。このような仕組みは、一般的に、リンクが張られていると呼ばれている。つまり、その広告とその広告主のウエブサイトとがリンク付けられているわけである。
【0005】
また、インターネット上での広告に関しては、ホームページと呼ばれている公開コンテンツばかりでなく、電子メールのコンテンツにも添付されるような仕組みが普及しつつある。一例として、ユーザーがあるプロバイダとの間でインターネット接続に関する契約を交わした場合、そのプロバイダ経由で送信される電子メールに広告が添付されるという仕組みが実用化されている。このような契約では、たとえばインターネットの接続料金等について、ユーザーは利益を享受し得るようになっている。
【0006】
図23は、何らかのコンテンツに添付された広告の一例を模式的に示している。つまり、このコンテンツは、紀行文である読み物1001を本来的な内容としているが、その周囲に広告領域1002が設けられ、ここに2つの広告1003、1004が添付されている。これらの広告1003、1004には、それぞれ、広告主のウエブサイト1003a、1004aに対するアンカーが付されている。そこで、このコンテンツを閲覧した者がその広告1003又は1004をマウスディバイス等によってクリックすると、クリックした広告にリンクするウエブサイト1003a又は1004aの閲覧画面となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
〔情報検索機能〕
インターネットにおける情報検索機能として普及している情報検索エンジンは、ある特定のキーワードを入力すると、そのキーワードを含む公開コンテンツ(ホームページ)の検索を実行するようになっている。これは、ユーザーから見ると、キーワードの入力が不可欠であり、最適なキーワードが思いつかない場合には、望んでいる公開コンテンツに辿り着けないことになる。
【0008】
この点、特開平11−175628号公報には、情報検索についての新しい可能性が示されている。つまり、インターネット上の仮想空間であるサイバースペース上でのチャット内容からキーワードを抽出し、このキーワードに対応付けられた画像(メタファと称されている)を画面上に表示し、この画像をクリックすることで詳細内容を画面上に表示するというものである。この場合、詳細内容は、別のウエブサイト(ホームページ)にリンクさせて画面上に表示しても良いことが示されている。
【0009】
もっとも、特開平11−175628号公報では、キーワードに対応付けられた画像は広告であり、この公報に記載された発明は、新しい検索技術を提供するというものではない。
【0010】
また、特開平11−175628号公報に記載された発明では、キーワードに対応付けられた画像が画面上に表示されるため、本来のコンテンツ内容が見ずらくなってしまうという問題がある。
【0011】
〔広告〕
広告主にとっては、自らが提供するサービスにできるだけ多くのユーザーを呼び込むことができるような広告が望ましい。そのためには、
・コンテンツを閲覧したユーザーに好感を持ってもらう
・できるだけ多くのコンテンツに広告を出す
・自らのサービスに興味を持ちそうなユーザー層に広告を見てもらう
という面を向上させたい。ところが、特開平11−175628号公報に示されている例も含む従来のインターネット上での広告方法では、次に示すような問題がある。
【0012】
(1)コンテンツに添付された広告のために、本来の内容が妨げられ、広告がかえって逆効果となってしまう。
【0013】
以下、図24に基づいて、この問題を考える。図24は、電子メールに広告が添付された画面表示例を示す模式図である。
【0014】
図24(a)に示すように、このコンテンツでは、メール本文2001が本来的な内容を構成する。そして、その周囲に広告領域2002が設けられ、この広告領域2002に画像データによる複数個の広告2003〜2007が添付されている。このようなコンテンツは、インターネット上で一般的に見ることができるコンテンツである。
【0015】
ところが、一見しても分かるように、画面中を示す広告の割合が極めて大きい。このため、本来のコンテンツに集中しにくくなり、場合によっては、そのコンテンツの本来的な内容をなすメール本文2001がどこにあるのかが分からない場合も生ずる。このため、広告主の印象が悪くなってしまうことが予想される。
【0016】
これは、数値的にも、図24(b)に示すように、コンテンツ全体の面積は800×600=480000画素であるのに対して、コンテンツの本来的な内容をなすメール本文2001は400×200=80000画素しかなく、よって、広告領域2002の面積は、480000−8000=400000画素もあることになる。これは、広告面積比として見ると、400000/480000=0.83ということになり、コンテンツ全体の83パーセントもの領域を広告2003〜2007が占めていることになる。
【0017】
さらに問題なのは、その場合のデータ内容やデータサイズである。つまり、図24(c)に示すように、テキストデータであるメール本文2001のデータサイズは200バイトであるのに対し、広告2003〜2007のデータサイズは一つが4000バイトとしても、4000×5=20000バイトものデータサイズとなってしまう。これは、広告2003〜2007には画像データが用いられるのが普通だからである。そこで、データサイズ比として見ると、20000/200=100、つまり、広告2003〜2007がメール本文2001の100倍ものデータサイズとなっている。このため、ユーザーが使用するコンピュータにおいてコンテンツの読み込みに時間がかかり、肝心のメール本文2001をなかなか見ることができないという煩わしさが生ずる。これは、通信回線の品質が低くデータ転送速度が遅い環境では深刻な問題である。このため、ユーザーはコンテンツが開くまで待たなければならず、これによって、広告主に対する印象が悪くなる可能性がある。
【0018】
(2)コンテンツの作成者が広告の添付や更新を行なわなければならないため、コンテンツ作成者の負担が大きい。こうした作業を厭わない意欲的なコンテンツ作成者はインターネット利用者の中でそれほど多くなく、その結果、広告を出すことができるコンテンツの飛躍的な増加は期待できない。
【0019】
(3)自らのサービスに興味を持ちそうなユーザー層やそのようなユーザー層が閲覧する可能性が高いコンテンツを特定するのは困難である。
【0020】
この問題については、前述した特開平11−175628号公報に示された技術が解決策を提供する。しかしながら、この公報に記載された発明では、広告主のサービスへのリンクを持つメタファを本来のコンテンツである会話文と別に表示するため、依然として上記(1)の問題は解消されない。しかも、メタファを本来のコンテンツに混在させることは、例えば視覚障害者等の利用を考慮した場合、アクセシビィリティーへの配慮が不足するといわざるを得ない。しかも、サイバースペースに参加するユーザーに限定された広告では、上記(2)の問題を克服することもできない。
【0021】
本発明の目的は、情報検索の容易化を図ることである。
【0022】
本発明の別の目的は、望ましい広告方法を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
地域情報、およびキーワードを含む1次コンテンツから、公開コンテンツを取得するためのアンカーが付加された2次コンテンツを作成する情報提供装置であって、公開コンテンツのロケーション、地域情報、およびキーワードを対応付けて格納したデータベースと接続され、前記1次コンテンツから、キーワードを抽出するキーワード抽出手段と、前記1次コンテンツから地域情報を獲得する地域情報獲得手段と、抽出された前記キーワードと、獲得された前記地域情報とをキーとして、前記データベースから該キーワード、および該地域情報に対応付けられた公開コンテンツのロケーションを獲得するロケーション獲得手段と、前記1次コンテンツ中の前記キーワードに、獲得された前記ロケーションにアクセスするためのアンカーを付与することにより、2次コンテンツを作成する2次コンテンツ作成手段とを具備することを特徴とする。
【0044】
したがって、1次コンテンツ中のキーワードおよび地域情報に対して、このキーワードおよび地域情報と関係する公開コンテンツのロケーションにアクセスするためのアンカーが付与された2次コンテンツが作成される。したがって、1次コンテンツが指定する地域情報による情報の絞りがかけられ、2次コンテンツの閲覧者がより興味を持ちそうな公開コンテンツとキーワードとが関連付けられることになる。
【0047】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報提供装置において、前記1次コンテンツをネットワーク経由で受信する受信手段と、前記2次コンテンツを前記1次コンテンツの送信元にネットワーク経由で返信する返送手段と、を具備する。
【0048】
したがって、2次コンテンツが1次コンテンツの送信元に返信される。このような構成上、本請求項に係る発明は、情報検索のために用いるのに適している。
【0049】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の情報提供装置において、前記1次コンテンツをネットワーク経由で受信する受信手段と、前記2次コンテンツを前記1次コンテンツの送信元が指定する配信先にネットワーク経由で配信する配信手段と、を具備する。
【0050】
したがって、2次コンテンツが1次コンテンツの送信元が指定する配信先に配信される。このような構成上、本請求項に係る発明は、情報検索のためだけでなく、広告目的で用いるのにも適している。
【0051】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の情報提供装置において、前記2次コンテンツを公開コンテンツとしてネットワーク上で公開する公開手段を具備する。
【0052】
したがって、2次コンテンツが公開コンテンツとしてネットワーク上で公開され、閲覧可能となる。このような構成上、本請求項に係る発明は、情報検索のために用いるのにも、広告目的で用いるのにも適している。
【0083】
【発明の実施の形態】
〔全体の概略構成〕
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態は、インターネットを利用した構成例である。
【0084】
図1は、全体のシステム構成例を示す模式図である。図1中、電子データの通信網であるネットワークとして機能するインターネット101が仮想的に示されており、インターネット101を経由して、コンテンツ送信クライアント102、2次コンテンツ受信クライアント103、情報仲介サーバー104、情報提供サイト105及びサービス提供サイト106が接続可能となっている。
【0085】
ここで、コンテンツ送信クライアント102は、コンテンツの作成者が利用するクライアント端末である。情報仲介サーバー104は、情報仲介者が運営する情報仲介用のサーバーであり、コンテンツ送信クライアント102からインターネット101を経由して送信された電子メール等の1次コンテンツ201を加工して2次コンテンツ202を作成するのに用いる(図6〜図8参照)。2次コンテンツ受信クライアント103は、情報仲介サーバー104で作成されたコンテンツが配信されるクライアント端末であり、システム構成によっては、コンテンツ送信クライアント102と2次コンテンツ受信クライアント103とが同一のクライアント端末であることがあり得る。情報提供サイト105及びサービス提供サイト106は、公開コンテンツ203(図8参照)を提供するインターネット101上で公開されている情報提供者及びサービス提供者が運営するウエブサイトである。公開コンテンツ203は、会員向にクローズされたものであっても、広く一般に公開されたものであっても、インターネット101上で閲覧可能なものであれば、その種類を問わない。
【0086】
ここで、情報仲介サーバー104は、コンテンツ送信クライアント102からインターネット101を経由して送信された電子メール等のコンテンツを加工して2次コンテンツを作成する。このような処理を実行するために、情報仲介サーバー104は、データベースとしてのキーワードデータベース108に接続されており、このキーワードデータベース108から必要なデータを得る。情報仲介サーバー104における2次コンテンツ202の作成処理については後述するが、図1には、その処理を実行するための機能ブロック図が示されている。つまり、情報仲介サーバー104は、キーワード抽出部109及び2次コンテンツ作成部110を有し、キーワードデータベース108はキーワード検索部111、データ保存部112及びデータ登録部113を有する。
【0087】
図2は、各部で用いられるコンピュータの基本構成を示すブロック図である。前述したコンテンツ送信クライアント102、2次コンテンツ受信クライアント103、情報仲介サーバー104、キーワードデータベース108、情報提供サイト105及びサービス提供サイト106は、すべてコンピュータである。その概略構造としては、図2に示すように、各種演算処理を実行して各部を集中制御するCPU114及びメモリ115を基本構成とするマイクロコンピュータを主体として、このマイクロコンピュータに、通信装置116、ハードディスク117、表示装置118、入力装置119、及びCD−ROMドライブ120がバス接続された構成となっている。そして、ハードディスク117には、CPU114及びメモリ115を基本構成とするマイクロコンピュータに所定の処理を実行させるためのデータコードを記述するプログラム121がインストールされている。このプログラム121は、一般的にはCD−ROM等に格納された形態でパッケージングされており、CD−ROMドライブ120でのリード動作によってハードディスク117にインストールされる。もっとも、CD−ROMというのは一例であり、プログラムを格納する記憶媒体としては、フロッピーディスク等の磁気的な記録媒体でも、CD−RやDVD−ROM、DVD−RAM等の光学的な記憶媒体でも、どのようなものであっても良い。更には、プログラム121は、インターネット101等のネットワークを経由して通信装置116を介して取り込まれ、ハードディスク117にインストールされたものであっても良い。プログラム121を記憶するものは、如何なるものであってもプログラムを格納する記憶媒体になり得る。
【0088】
図3は、データベースの一例を示す模式図である。このデータベース122は、キーワードデータベース108中のデータ保存部112に保存されており、キーワード122aに対応させて公開コンテンツ203のロケーションとしてのURL122bが格納されている。ここで、キーワード122aとURL122bとの対応関係は、本システムの使用用途に応じて適宜規定し得る。例えば、検索用の情報提供システムとして構築する場合には、キーワード122aのメタファとなり得る情報を含む公開コンテンツ203のURL122bが格納される。一例として、「タンチョウ」というキーワード122aに対しては、「WEB動物図鑑」のURL122bが格納されるという具合である(図3及び図8参照)。これに対して、広告用の情報提供システムとして構築する場合には、キーワード122aに対して広告に関する公開コンテンツ203のURL122bが格納される。この場合、キーワード122aと公開コンテンツ203との関係は、公開コンテンツ203がキーワード122aのメタファをなすような関係であっても、広告主が所望のキーワード122aを購入したというような動機付けで関連付けられるような関係であっても、どのような関係であっても良い。例えば、「ツアー」というキーワード122aに対しては「ABC観光(株)」の公開コンテンツ203、「スキー」というキーワード122aに対しては「新潟スキー場」の公開コンテンツ203、「夜行バス」というキーワード122aに対しては「XYZ交通」の公開コンテンツ203がそれぞれメタファを構成する(図12参照)。
【0089】
図9は、データベース122の別の一例を示す模式図である。このデータベース122では、キーワード122aにURL122b及び地域情報122cが対応付けられて格納されている。例えば、「野鳥」というキーワード122aに対して、「鎌倉/湘南」という地域情報122cが格納されている場合には、公開コンテンツ203として、「鎌倉野鳥愛好会」の公開コンテンツ203のURL122bが格納されている。
【0090】
ここで、図1中に、情報仲介サーバー104において2次コンテンツ202の作成処理を実行するための機能ブロック図を示したが、この機能ブロック図に示されている機能は、実際には、図2に示すハードウエア構成によって実現される。具体的には、キーワード抽出部109は、コンテンツ送信クライアント102から送信された1次コンテンツ201であるメール本文からキーワードを抽出する(キーワード抽出手段、キーワード抽出機能)。この際、情報仲介サーバー104のハードディスク117にインストールされたプログラム121に従い情報処理を行なうCPU114及びメモリ115は、メール本文に対して形態素解析を施し、キーワードを抽出する。そして、キーワードデータベース108も、そのハードディスク117にインストールされたプログラム121に従い情報処理を行なうCPU114及びメモリ115が所定の処理を実行する。つまり、キーワードデータベース108は、そのデータ保存部112に、データ登録部113を経て登録された図3又は図9に示すようなデータベース122を保存している。そこで、キーワードデータベース108は、キーワードを抽出した情報仲介サーバー104からの指示によって、キーワード検索部111がデータ保存部112に格納されたデータベース122から情報仲介サーバー104において抽出されたキーワード122aを検索し、そのキーワード122aに対応付けられたURL122bを獲得する(ロケーション獲得手段、ロケーション獲得機能)。そして、キーワードデータベース108は、獲得したURL122bを情報仲介サーバー104に送信する。情報仲介サーバー104は、その2次コンテンツ作成部110において、コンテンツ送信クライアント102から送信された1次コンテンツ201であるメール本文に対して、受信したURL122bを付与する。ここでの処理は、メール本文をHTMLテキストに変換し、その中にアンカーとしてURL122bを付与するという処理を実行する(図7参照)。こうして、2次コンテンツ202が作成される(2次コンテンツ作成手段、2次コンテンツ作成機能)。
【0091】
情報仲介サーバー104は、作成した2次コンテンツ202をインターネット101上で公開することもできるし(公開手段、公開機能)、インターネット101を介してコンテンツ送信クライアント102に返送することも(返送手段、返送機能)、インターネット101を介して2次コンテンツ受信クライアント103に配信することもできる(配信手段、配信機能)。これらの公開、返送及び配信の各機能は、周知技術によって実現されるため、その説明は省略する。
【0092】
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図8に基づいて説明する。
【0093】
図4は、データ及び貨幣の交換を伴うビジネス方法を示す模式図である。本実施の形態は、コンテンツ送信クライアント102を用いて1次コンテンツを作成するコンテンツ作成者に対して、情報仲介サーバー104が検索情報を提供する情報提供システムとして構築されている。つまり、本実施の形態では、コンテンツ作成者は2次コンテンツの受信者であり、この者は、情報仲介サーバー104を用いたビジネスを行なう情報仲介者に会費を支払う。ここでの会費の支払いは、情報処理を利用した銀行からの振込み処理、情報処理を利用したデポジット金額の引き落とし処理等、データ処理によって実現することもできる(第1の課金手段、第1の課金機能)。情報仲介者は、情報提供サイト105を用いたビジネスを行なう情報提供者に対して、報償金を支払い、情報提供者によるその者のウエブサイトの維持と質の向上を支援する。そして、情報仲介者は、コンテンツ作成者から送信された1次コンテンツに基づいて2次コンテンツを作成し、これをコンテンツ作成者でもあるコンテンツ受信者に返信する。
【0094】
これにより、コンテンツ作成者兼コンテンツ受信者は、自分が作成した1次コンテンツ201であるメール本文に対して、そのメール本文からキーワードとして抽出された名詞にURLにアクセスすることができるアンカーが付与された2次コンテンツ202を受け取ることができ、この2次コンテンツ202のキーワードを、入力装置119である例えばマウスディバイスによってクリックすることで、そのキーワードに付与されたアンカーが指定するURLにアクセス可能となる。
【0095】
このようなシステム構成上、情報仲介サーバー104と組で使用されるキーワードデータベース108のデータ保存部112には、情報提供サイト105のURL122bがキーワード122aと対応付けられたデータベース122が格納される(図3参照)。この場合、情報提供を目的としているため、キーワード122aとURL122bによってロケーション指定される公開コンテンツ203とは、公開コンテンツ203がキーワード122aに対してメタファの関係を構成するように選択される。例えば、「北海道」というキーワード122aに対しては「北海道振興協会のページ」のURL122bが対応付けられ、「釧路湿原」というキーワード122aに対しては「道東観光情報」のURL122bが対応付けられ、「タンチョウ」というキーワード122aに対しては「WEB動物図鑑」のURL122bが対応付けられている。
【0096】
図5は2次コンテンツの作成処理の流れを示すフローチャート、図6はキーワード抽出処理の流れを示す模式図、図7は2次コンテンツの作成時におけるHTML文書作成手順を示す模式図、図8は完成した2次コンテンツの一例を示す模式図である。
【0097】
ここで、図5を参照しながら情報仲介サーバー104がそのハードディスク117にインストールされたプログラム121に従い実行する処理の流れを説明する。まず、情報仲介サーバー104は、インターネット101を経由してコンテンツ送信クライアント102から送信された原文、つまり、1次コンテンツ201(図6(a)参照)を受信し、これをメモリ115に保存する(ステップS101)。この原文は、例えば、
「今度の休みは北海道を旅行したい。特に釧路湿原を回って、タンチョウを見たい。」
というようなテキスト文である。そして、その原文に対して公知の形態素解析を施し(ステップS102)、テキストデータを分割して品詞情報を持つ小さな語句とする。つまり、上記のテキスト文であれば、
「今度/の/休み/は/北海道/を/旅行/し/たい/。/特に/釧路湿原/を/回っ/て/、/タンチョウ/を/見/たい/。」
という語句が得られる(図6(b)参照)。そこで、これらの語句からキーワード候補を抽出するために(図6(c)参照)、分割された語句から最初の語句を取り出し(ステップS103)、その語句が名詞であるかどうかを判定する(ステップS104)。その語句が名詞であるとの判定は、その後句がキーワード候補であることの判定を意味する。そこで、その語句がキーワード候補であると判定されたら(ステップS104のY)、次に、それがキーワード122aであるかどうかの判定処理を行なう(ステップS105)。ここでのキーワード122aかどうかの判定は、そのキーワード候補である語句が図3に示すデータベース122に登録されているかどうかを判定することを意味する。そこで、このステップS105での処理は、キーワードデータベース108のキーワード検索部111に対して検索指示をかけることによる。情報仲介サーバー104は、キーワードデータベース108からの返答によってその語句がキーワード122aであるかどうかを認識する。キーワードデータベース108からの返答には、そのキーワード122aに対応付けられたURL122bが含まれている。そこで、キーワード122aであった場合には(ステップS105のY)、その語句をHTMLのアンカータグで挟み、そのアンカータグにキーワード122aと共にキーワードデータベース108から送信されたURL122bを挿入し、これをメモリ115中のバッファ領域に出力する(ステップS107)。これに対して、ステップS104でキーワード候補が名詞では無いと判定された場合(ステップS104のN)、又は、ステップS105でキーワード候補がキーワード122aではないと判定された場合(ステップS105のN)には、その後句をそのままメモリ115中のバッファ領域に出力する(ステップS106)。その後、キーワード候補中における次の語句の有無が判定され(ステップS108)、次の語句がある場合には次の語句を取り出して(ステップS109)、ステップS104の判定処理にリターンする。
【0098】
ここで、ステップS106及びステップS107の実行によってメモリ115中のバッファ領域に出力された語句及びアンカータグで挟まれたキーワード122aは、図7に示すように、HTML文書を構成する。そこで、図5に示す処理が終了した場合には、メモリ115中のバッファ領域に図7に例示するようなHTML文書が完成し、これによって、1次コンテンツ201に基づいて2次コンテンツ202が作成される。
【0099】
情報仲介サーバー104は、こうして作成した2次コンテンツ202をインターネット101経由で2次コンテンツ受信クライアント103に配信する。本実施の形態では、2次コンテンツ受信クライアント103は、コンテンツ送信クライアント102である。もっとも、2次コンテンツ受信クライアント103とコンテンツ送信クライアント102とは別のコンピュータであっても良い。これは、コンテンツ送信クライアント102から情報仲介サーバー104への1次コンテンツ201の送信に際し、2次コンテンツ202の配信先を指示する配信先指示情報を送信情報に含ませておけば容易に実現される。
【0100】
2次コンテンツ受信クライアント103では、配信された2次コンテンツ202をブラウザで表示した場合、2次コンテンツ202中のアンカータグで挟まれたキーワード122aがアンダーラインや別色表示等の手法で強調表示される(図8参照)。そして、これらのキーワード122aをマウスディバイス等でクリックすると、アンカータグで挟まれたURL122bがインターネット101を経由してインターネットプロバイダに送信され、そのURL122bを持つ公開コンテンツ203にアクセスすることができ、その公開コンテンツ203の内容を2次コンテンツ受信クライアント103においてブラウズすることが可能となる。こうして、コンテンツ作成者兼2次コンテンツ受信者に情報の提供がなされる。
【0101】
ここで、図8より明らかなように、2次コンテンツ202は、図6(a)に示す1次コンテンツ201に対して外見上大きく変化しない。このため、コンテンツの表示内容が見易いものとなる。また、2次コンテンツ202は、1次コンテンツ201に対してURL122bを指定するアンカーが付加されているに過ぎないため、1次コンテンツ201と比較してデータサイズが激増するようなことがない。したがって、見易さ及びデータサイズの両面から、2次コンテンツ202の閲覧者であるコンテンツ作成者兼2次コンテンツ受信者に、不愉快な思いをさせることを防止することができる。
【0102】
また、情報検索という側面からは、単純なキーワード検索と異なり、自然言語中のキーワードにURLが付加されるという検索手法が採用されるため、情報検索希望者により希望に沿う情報を提供することが可能となる。
【0103】
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態を図9及び図10に基づいて説明する。図9はデータベース122の一例を示す模式図、図10は1次コンテンツ201と完成した2次コンテンツ202との一例を示す模式図である。なお、第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
【0104】
本実施の形態では、前述した地域情報122cを含むデータベース122が用いられる。そこで、キーワード122aに基づくURL122bの検索に当たり、地域情報122cが考慮される。
【0105】
つまり、コンテンツ送信クライアント102から情報仲介サーバー104に送信する1次コンテンツ201としての送信テキストには、「local:」に続けて地域の名称を書き込む。すると、情報仲介サーバー104においては、キーワード122aにURL122b及び地域情報122cを対応付けられて格納する図9に例示するデータベース122を検索し、キーワード122aと地域情報122cとの両面からキーワード122aを検索する(地域情報獲得手段、地域情報獲得機能)。例えば、図9中、「野鳥」というキーワード122aには、「新横浜/港北」という地域情報122cと「鎌倉/湘南」という地域情報122cとが含まれている。そこで、1次コンテンツ201中に「local:新横浜」という地域指定名称が含まれているとすると、情報仲介サーバー104は、「新横浜/港北」という地域情報122cを含んでいる「野鳥」というキーワード122aのみを検索する。これにより、情報仲介サーバー104は、1次コンテンツ201中の「野鳥」というキーワード122aに、「新横浜/港北」という地域情報122cを含んでいる「野鳥」というキーワード122aに対応付けられたURL122bのみのアンカーを付与して2次コンテンツ202を作成する(図10参照)。その結果、本実施の形態では、2次コンテンツ202の閲覧者がより興味を持ちそうな公開コンテンツ203のアンカーをキーワードに付加することができ、したがって、公開コンテンツ203の利用価値をより一層高めることができる。
【0106】
〔第3の実施の形態〕
本発明の第3の実施の形態を図11及び図12に基づいて説明する。図11はデータ及び貨幣の交換を伴うビジネス方法を示す模式図、図12は1次コンテンツと完成した2次コンテンツとの一例を示す模式図である。なお、第1〜第2の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
【0107】
図11に示すように、本実施の形態では、情報仲介者は、例えばインターネットプロバイダである。コンテンツ作成者は、インターネットプロバイダである情報仲介者とインターネット接続契約を結ぶ。この契約としては、インターネット接続料を無料にする等の特典をコンテンツ作成者に付与する代わりに、その者の電子メールに広告を付するという契約である。この場合、情報仲介サーバー104がデータ処理による課金システムを備えているとすると、ここでは、情報仲介サーバー104は、コンテンツ作成者の接続料を無料とするようなデータ処理を実行することになる(特典付与手段、特典付与機能)。広告は、情報仲介者に広告料を支払っているサービス提供者の広告である。つまり、情報仲介者はサービス提供者から広告料を受け取り、その代わりにコンテンツ作成者と無料のインターネット接続契約を結び、このコンテンツ作成者の電子メールを必ず情報仲介者経由で2次コンテンツ受信者に配信されるようにする、というシステム構成である。ここでの広告料の支払いは、情報処理を利用した銀行からの振込み処理、情報処理を利用したデポジット金額の引き落とし処理等、データ処理によって実現することもできる(第2の課金手段、第2の課金機能)。したがって、情報仲介者は、コンテンツ作成者から送信された電子メールという1次コンテンツにサービス提供者の広告を付与し、2次コンテンツ受信者に配信するという処理が行なわれる。この場合、コンテンツ作成者と2次コンテンツ受信者とは、基本的には異なる人である。
【0108】
より具体的な例としては、図12に示すように、コンテンツ作成者が、
「スキーへいく件ですが、良いツアーは見つかりましたか?夜行バスを利用すれば、安くあがりそうですね。」
というメール本文を作成し、これを1次コンテンツとしてコンテンツ送信クライアント102から情報仲介サーバー104に送信した場合を想定する。この場合、図5に示すステップS105において、「スキー」、「ツアー」及び「夜行バス」がキーワード122aとして検索された場合、情報仲介サーバー104では、それぞれのキーワード122aに対応付けられた「新潟スキー場」、「ABC観光(株)」及び「XYZ交通」という公開コンテンツ203にアクセスするためのURL122bがそれらのキーワード122aにそれぞれアンカーとして付与された2次コンテンツ202が作成され、これが2次コンテンツ受信者の2次コンテンツ受信クライアント103にインターネット101経由で送信される。この場合、コンテンツ送信クライアント102と2次コンテンツ受信クライアント103とは、基本的に異なる所有者に所有されたコンピュータである。
【0109】
そこで、そのような2次コンテンツ202を受信した2次コンテンツ受信クライアント103の表示装置118では、図12に広告付きメールとして示すような表示をブラウズすることが可能となる。そして、2次コンテンツ受信クライアント103では、「スキー」、「ツアー」及び「夜行バス」のそれぞれのキーワードをクリックすることで、それぞれにアンカーとして付与されたURL122bによって指定される公開コンテンツ203をブラウズできる。
【0110】
以上の処理がハードウエア上でどのように実行されるかについては、前述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態で説明した通りなので、その説明は省略する。
【0111】
〔第4の実施の形態〕
本発明の第4の実施の形態を図13及び図14に基づいて説明する。図13はデータ及び貨幣の交換を伴うビジネス方法を示す模式図、図14は報償金ファイルの一例を示す模式図である。なお、第1〜第3の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
【0112】
本実施の形態は、基本的には第3の実施の形態と同様である。第3の実施の形態との相違点は、コンテンツ作成者に情報仲介者から与える特典の内容だけである。つまり、第3の実施の形態では、インターネット接続料を無料にする等の特典をコンテンツ作成者に付与する代わりに、その者の電子メールに広告を付するという契約内容である。これに対して、本実施の形態では、インターネット接続料の無料サービスに代え、あるいは、インターネット接続料を無料にするという特典に加えて、コンテンツ作成者が電子メールを送信する度に、情報仲介者からコンテンツ作成者に報償金を与えるようなシステム構成となっている。情報仲介者では、その報償金を、サービス提供者から得る広告料で充当することになる。
【0113】
報償金の与え方としては、各種の手法が考えられる。例えば、コンテンツ送信クライアント102から電子メールが情報仲介サーバー104経由で1通送信される毎に規定額の報償金を与えるという手法や、コンテンツ送信クライアント102から電子メールが情報仲介サーバー104経由で1通送信される毎にnポイントの報償ポイントを加算するという手法が実現可能である。この場合、情報仲介サーバー104において、そのような報奨金や報償ポイントのデータは、図示しないファイルでファイル管理することが必要である。そして、コンテンツ作成者に報償ポイントとして特典を付与する場合には、例えば、図14に示すような報償ファイルを情報仲介サーバー104に設けておき、ポイント数に応じて商品をコンテンツ作成者に与えるというような運用が実施可能である。
【0114】
〔第5の実施の形態〕
本発明の第5の実施の形態を図15ないし図18に基づいて説明する。図15は情報仲介サーバー104の機能ブロック図、図16は頻度テーブルの一例を示す模式図、図17はキーワードの頻度を求める処理の流れを示すフローチャート、図18はキーワードの頻度を求める処理の流れを示す模式図である。なお、第1〜第4の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
【0115】
本実施の形態では、サービス提供サイト106を管理するサービス提供者の公開コンテンツ203に対してアンカーが付与される頻度を求め、アンカーが付与される頻度に応じて広告料についての課金額を設定するようにしている。これにより、広告効果に応じて広告料が設定されることになる。
【0116】
具体的には、情報仲介サーバー104では、そのハードディスク117にインストールされたプログラム121によってキーワード頻度の算出処理が実行され、この処理によって算出されたキーワード頻度がハードディスク117中のキーワード頻度情報記憶部123(図15及び図18参照)に格納されるようになっている。そして、情報仲介サーバー104では、キーワード頻度情報記憶部123の他、頻度に応じて広告料を決定するための頻度テーブル124が設けられ、この頻度テーブル124を参照してキーワード頻度情報記憶部123に格納されたキーワード頻度に基づく広告料を算出するという処理が実行される(頻度検出手段、頻度検出機能)。こうして、キーワード毎に広告料が算出される。
【0117】
以上述べたような処理を図17のフローチャートに基づいてより詳細に説明する。この図17に示すルーチンは、図5に示す2次コンテンツ202の作成処理に際して並列処理される。まず、図5中のステップS105においてキーワード122aが抽出されると、この処理によって得られたキーワード122aが図17のルーチンにおいて利用される。この処理は、図17に示すルーチンにおいて、最初のキーワードを取り出すという処理として実行される(ステップS201)。次いで、キーワード頻度情報記憶部123からそのキーワード122aに関する頻度(N)をメモリ115上にロードし(ステップS202)、N=N+1というインクリメント処理を実行する(ステップS203)。そして、インクリメント処理により更新されたNの値をハードディスク117上のキーワード頻度情報記憶部123に保存する(ステップS204)。その後、次のキーワード122aがあれば(ステップS205のY)、次のキーワード122aを取り出し(ステップS206)、ステップS202の処理にリターンし、同一の処理を繰り返す。このような処理は、次のキーワード122aがなくなるまで(ステップS205のN)繰り返される。
【0118】
以上説明したような図17のルーチンによって、キーワード122aの頻度、つまり、サービス提供サイト106を管理するサービス提供者の公開コンテンツ203に対してアンカーが付与される頻度が求められる。例えば、図18に示すように、「おすすめの美容院はどこ?」というテキスト文が情報仲介サーバー104において形態素解析され、「おすすめ/の/美容院/は/どこ/?」という語句に分解されたと想定する(図5のフローチャート中のステップS102〜104参照)。そして、これらの語句中、「おすすめ」「美容院」がキーワードとして抽出されたとすると(図5のフローチャート中のステップS105参照)、図17のルーチンが実行されることによって、キーワード頻度情報記憶部123中、「おすすめ」というキーワードの頻度が13304から13305に更新され、「美容院」というキーワードの頻度が2250から2251に更新される。
【0119】
そこで、情報仲介サーバー104は、キーワード頻度情報記憶部123の更新処理を例えば1ヶ月単位で締め、頻度テーブル124を参照して各キーワード122aの頻度から各キーワード122aについての広告料を算出する。こうして算出された広告料が、情報仲介者からサービス提供者に請求されることになる。
【0120】
〔第6の実施の形態〕
本発明の第6の実施の形態を図19ないし図21に基づいて説明する。図19はオークションにおける指値入力画面の一例を示す模式図、図20はオークション処理の流れを示す模式図、図21はオークション処理の流れを示すフローチャートである。なお、第1〜第5の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
【0121】
本実施の形態では、キーワード122aの価格をオークション(せり)によって決定するというものである。まず、情報仲介サーバー104では、キーワード122aに関するオークションの公開コンテンツ203をインターネット101上に公開する。そこで、サービス提供サイト106を提供するコンピュータにおいて、あるキーワード122aについてオークションの参加を宣言すると、図19に示すような画面がブラウズされる。この画面は、オークションにおける指値入力画面であり、連絡先125と候補額126とに必要事項を記入して送信ボタン127をクリックすると、連絡先125と候補額126とに入力された情報がインターネット101を経由して情報仲介サーバー104にフォーム送信される。そこで、図20に示すように、連絡先125と候補額126とを受信した情報仲介サーバー104では、そのハードディスク117にインストールされたプログラムの一部であるせり処理プログラムが起動し、受信情報に基づくオークション処理を実行する(金額受信手段、金額受信機能)。図20に示す例では、あるキーワード122aについて、メーカーA〜Dより5500円、6200円、6000円、5800円という指値が送信されている例を示す。せり処理プログラムは、それらの指値から、最高額であるメーカーBの6200円を取得する(金額確定手段、金額確定機能)。
【0122】
図21は、せり処理プログラムでの処理の流れを示すフローチャートである。まず、情報仲介サーバー104は、インターネット101経由でフォーム送信された指値としての候補額(P)を受信し、これをメモリ115上に保持する(ステップS301)。そして、ハードディスク117から現時点までの最高候補額(M)を呼び出し、メモリ115上にロードする(ステップS302)。そして、フォーム送信された指値としての候補額(P)と現在までの最高候補額(M)とを比較し(ステップS303)、候補額(P)が最高候補額(M)を上回れば(ステップS303のY)、候補額(P)を最高候補額(M)に書き替え(ステップS304)、更新された最高候補額(M)の値をハードディスク117上に保存する(ステップS305)。このような処理を例えば1週間、1ヶ月というような期間のタイムアップまで続行する(ステップS306)。
【0123】
図22に示すように、情報仲介サーバー104を管理する情報仲介者は、最高候補額である6200円をつけたメーカーBにそのキーワード122aに関する権利を付与する。つまり、データベース122中、そのキーワード122aである「デジタルカメラ」について、メーカーBの公開コンテンツ203へのアクセスを許容するURL122bを設定する。そして、情報仲介者は、サービス提供者であるメーカーBに、1ヶ月当たり6200円の広告料を請求する。
【0124】
このように、本実施の形態では、キーワード122aをオークション(せり)にかけることができる。この場合、出現頻度が高く広告効果が高いと思われるキーワード122aには、自然と高い金額が付けられるであろうことから、公平なシステムを構築することができる。また、より関係が深いキーワード122aと公開コンテンツ203とが対応付けられる可能性が高くなることから、2次コンテンツ202の閲覧者がより興味を持ちそうな公開コンテンツ203のアンカーをキーワード122aに付加することができ、したがって、公開コンテンツ203の利用価値をより一層高めることができる。このため、キーワード122aと関連付けられる公開コンテンツ203が広告である場合には、広告主側からすると広告効果をより一層向上させることができ、2次コンテンツの閲覧者側からするとより有益な情報を得ることができる。
【0125】
【発明の効果】
請求項1、5記載の発明は、1次コンテンツ中のキーワードに対して、このキーワードに関連する公開コンテンツのロケーションにアクセスするためのアンカーを付与し、これによって2次コンテンツを作成するようにしたので、1次コンテンツ中のキーワードに対して、このキーワードと関係する公開コンテンツのロケーションにアクセスするためのアンカーを付与した2次コンテンツを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体のシステム構成例を示す模式図である。
【図2】各部で用いられるコンピュータの基本構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態として、データベースの一例を示す模式図である。
【図4】データ及び貨幣の交換を伴うビジネス方法を示す模式図である。
【図5】2次コンテンツの作成処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】キーワード抽出処理の流れを示す模式図である。
【図7】2次コンテンツの作成時におけるHTML文書作成手順を示す模式図である。
【図8】完成した2次コンテンツの一例を示す模式図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態として、データベースの一例を示す模式図である。
【図10】1次コンテンツと完成した2次コンテンツとの一例を示す模式図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態として、データ及び貨幣の交換を伴うビジネス方法を示す模式図である。
【図12】1次コンテンツと完成した2次コンテンツとの一例を示す模式図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態として、データ及び貨幣の交換を伴うビジネス方法を示す模式図である。
【図14】報償ファイルの一例を示す模式図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態を示す情報仲介サーバーの機能ブロック図である。
【図16】頻度テーブルの一例を示す模式図である。
【図17】キーワードの頻度を求める処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】キーワードの頻度を求める処理の流れを示す模式図である。
【図19】本発明の第6の実施の形態を示すオークションにおける指値入力画面の一例を示す模式図である。
【図20】オークション処理の流れを示す模式図である。
【図21】オークション処理の流れを示すフローチャートである。
【図22】広告が添付されたコンテンツの一例を示す模式図である。
【図23】従来の一例として、広告が添付されたコンテンツ例を示す模式図である。
【図24】従来の一例として、電子メールに広告が添付された画面表示例を示す模式図である。
【符号の説明】
121 プログラム
122 データベース
122a キーワード
122b ロケーション(URL)
122c 地域情報
201 1次コンテンツ
203 公開コンテンツ
202 2次コンテンツ
Claims (8)
- 地域情報、およびキーワードを含む1次コンテンツから、公開コンテンツを取得するためのアンカーが付加された2次コンテンツを作成する情報提供装置であって、
公開コンテンツのロケーション、地域情報、およびキーワードを対応付けて格納したデータベースと接続され、
前記1次コンテンツから、キーワードを抽出するキーワード抽出手段と、
前記1次コンテンツから地域情報を獲得する地域情報獲得手段と、
抽出された前記キーワードと、獲得された前記地域情報とをキーとして、前記データベースから該キーワード、および該地域情報に対応付けられた公開コンテンツのロケーションを獲得するロケーション獲得手段と、
前記1次コンテンツ中の前記キーワードに、獲得された前記ロケーションにアクセスするためのアンカーを付与することにより、2次コンテンツを作成する2次コンテンツ作成手段と、
を具備することを特徴とする情報提供装置。 - 前記1次コンテンツをネットワーク経由で受信する受信手段と、
前記2次コンテンツを前記1次コンテンツの送信元にネットワーク経由で返信する返送手段と、
を具備する請求項1記載の情報提供装置。 - 前記1次コンテンツをネットワーク経由で受信する受信手段と、
前記2次コンテンツを前記1次コンテンツの送信元が指定する配信先にネットワーク経由で配信する配信手段と、
を具備する請求項1記載の情報提供装置。 - 前記2次コンテンツを公開コンテンツとしてネットワーク上で公開する公開手段を具備する請求項1記載の情報提供装置。
- 地域情報、およびキーワードを含む1次コンテンツに基づいて、公開コンテンツを取得するためのアンカーが付加された2次コンテンツを作成する情報提供装置としてコンピュータを機能させるプログラムを格納した記憶媒体であって、
前記情報提供装置は、公開コンテンツのロケーション、地域情報、およびキーワードを対応付けて格納したデータベースと接続されており、
前記1次コンテンツから、キーワードを抽出するキーワード抽出機能と、
前記1次コンテンツから地域情報を獲得する地域情報獲得機能と、
抽出された前記キーワードと、獲得された前記地域情報とをキーとして、前記データベースから該キーワード、および該地域情報に対応付けられた公開コンテンツのロケーションを獲得するロケーション獲得機能と、
前記1次コンテンツ中の前記キーワードに、獲得された前記ロケーションにアクセスするためのアンカーを付与することにより、2次コンテンツを作成する2次コンテンツ作成機能と、
をコンピュータに実行させるプログラムを記憶したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - 前記プログラムは、コンピュータに、
前記1次コンテンツをネットワーク経由で受信する受信機能と、
前記2次コンテンツを前記1次コンテンツの送信元にネットワーク経由で返信する返送機能と、
を実行させる請求項5記載の記憶媒体。 - 前記プログラムは、コンピュータに、
前記1次コンテンツをネットワーク経由で受信する受信機能と、
前記2次コンテンツを前記1次コンテンツの送信元が指定する配信先にネットワーク経由で配信する配信機能と、
を実行させる請求項5記載の記憶媒体。 - 前記プログラムは、コンピュータに、
前記2次コンテンツを公開コンテンツとしてネットワーク上で公開する公開機能を実行させる請求項5記載の記憶媒体。
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