JP4140846B2 - 携行型磁気処理装置 - Google Patents
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Description
このような障害を除去するための技術としては、例えば特許文献1に示すように、導管中を流れる液体(例えば、水)に磁気処理を施す技術が知られている。この磁気処理技術では、複数の永久磁石が導管の外周面に密接して対向配置されており、これら永久磁石は、導管の周りで全て同一磁極となっている。
また、従来の磁気処理技術では、複数の永久磁石を導管に対して正確に位置決めしなければならないため、固定装置の位置決め精度を高く維持させる必要がある。この場合、長年の使用により固定装置の位置決め精度が低下すると、導管中を流れる流体に効果的に磁気処理を施すことが困難になってしまう。
更に、従来の磁気処理技術では、長期間に亘って導管中を流れる流体に効果的に磁気処理を施すためには、定期的に修理やメンテナンスを行う必要があるが、そのためには、導管にセットした固定装置を取り外さなければならず、手間がかかり面倒であると共に、修理やメンテナンスの費用に加えて更に、取り外しのためのコストが別途かかってしまう。
また、従来の磁気処理技術では、複数の永久磁石に加えて、これら永久磁石を導管の周りに配列固定するための種々の固定装置が必要となり、そのため磁気処理装置全体が大型化し、簡単に移動させることができない。
磁気処理本体は、高剛性、高衝撃性、耐熱性を有する樹脂材料で成形されていると共に、磁気処理部は、相互に組み付けられた複数個の永久磁石ごとに1つの磁性体を介在させると共に、当該磁性体を挟んで両側の永久磁石の磁極を同極同士で対向させるように、これらの永久磁石及び磁性体を配列した構造を成しており、また、被覆体には、磁気漏れ防止機能が施されている。
このような構成によれば、磁気処理部を回避した部位に被覆体を位置付けた状態において、磁気処理部を内蔵した部分の磁気処理本体を飲み物に没入することにより、当該飲み物を構成する水の分子集団を細分化して、まろやかな口当たりで喉越しの良い飲み物が生成される。また、磁気処理部を覆う部位に被覆体を位置付けることにより、当該磁気処理部から生じる磁気が外部に漏れるのを防止できると共に、磁気処理部を内蔵した磁気処理本体の外側部分を外気から遮断して当該外側部分が汚染されるのを防止できる。
図1(a)に示すように、本実施の形態の携行型磁気処理装置2は、飲み物に磁気処理を施すための磁気処理部4を内蔵した磁気処理本体6と、磁気処理本体6の外側部分を覆うことが可能な被覆体8とを備えている。
磁気処理本体6は、高剛性、高衝撃性、耐熱性を有する樹脂材料で成形されており、全体が中空円筒状を成し、その両端(先端部6a、基端部6b)は密閉されている。
磁気処理部4は、磁気処理本体6の先端部6a寄りに内蔵されており、複数の永久磁石10を積層して構成されている。
また、被覆体8には、フック部8cが設けられており、例えば図1(a)のように被覆体8を磁気処理本体6に外装した状態において、フック部8cを例えば上着のポケット(図示しない)に引っ掛けることにより、携行型磁気処理装置2を装身して携行することができる。
この状態で例えば図3に示すように、磁気処理本体6の先端部6aを飲み物12に没入して例えば攪拌すると、複数の永久磁石10から生じた磁気の作用により飲み物12を構成する水の分子集団が細分化される。
なお、飲み物12としては、例えば、飲料水、コーヒー、紅茶、アルコール類、ジュース類、乳飲料などを想定することが可能である。
図1(d)に示すように、磁気処理本体6の内部には、磁気処理部4の両側の空間S1,S2に充填材(図示しない)が設けられており、磁気処理本体6の高剛性、高衝撃性が図られている。なお、充填材としては、例えば発砲スチロールなどを適用すれば良い。
図2(a)には、複数の永久磁石10の配列の一例が示されており、6個の永久磁石10の中間に1枚の磁性体14を介在させ、この磁性体を挟んで両側の永久磁石の磁極が同極(N極)同士で対向している。なお、同図では、N極同士を対向させているが、S極同士が対向するように永久磁石10を配列しても良い。
蓋体16を設けることにより、磁気処理本体6を被覆体8内に収納した状態において、被覆体8の内部が外界から完全に遮断された状態に維持されるため、磁気が外部に漏れるのを完全に且つ確実に防止することができると共に、外気も浸入しないため、磁気処理本体6の外側部分が汚染されることも無い。これにより、防磁及び防菌防黴効果を高めることが可能となる。
4 磁気処理部
6 磁気処理本体
8 被覆体
10 永久磁石
Claims (4)
- まろやかな口当たりで喉越しの良い飲み物を生成することが可能な携行型磁気処理装置であって、
飲み物に磁気処理を施すための磁気処理部を内蔵した磁気処理本体と、
磁気処理本体の外側部分を覆うことが可能な被覆体とを備え、
磁気処理本体は、高剛性、高衝撃性、耐熱性を有する樹脂材料で成形され、磁気処理部は、相互に組み付けられた複数個の永久磁石ごとに1つの磁性体を介在させると共に、当該磁性体を挟んで両側の永久磁石の磁極を同極同士で対向させるように、これらの永久磁石及び磁性体を配列した構造を成しており、また、被覆体には、磁気漏れ防止機能が施されおり、
磁気処理部を回避した部位に被覆体を位置付けた状態において、磁気処理部を内蔵した部分の磁気処理本体を飲み物に没入することにより、当該飲み物を構成する水の分子集団を細分化して、まろやかな口当たりで喉越しの良い飲み物を生成することが可能であり、
また、磁気処理部を覆う部位に被覆体を位置付けることにより、当該磁気処理部から生じる磁気が外部に漏れるのを防止可能であると共に、磁気処理部を内蔵した磁気処理本体の外側部分を外気から遮断して当該外側部分が汚染されるのを防止可能であることを特徴とする携行型磁気処理装置。 - 被覆体は、磁気処理本体に対して着脱自在に構成されており、被覆体を磁気処理本体に装着した状態において、装身しながら携行可能であることを特徴とする請求項1に記載の携行型磁気処理装置。
- 磁気処理本体は中空状を成しており、その内部には、当該磁気処理本体の高剛性、高衝撃性を図るための充填材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携行型磁気処理装置。
- 被覆体には、少なくとも磁気漏れ防止機能を発揮させる部分に、金属材料が適用されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の携行型磁気処理装置。
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