JP4140422B2 - 冷凍装置の更新方法及び冷凍装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、既設の冷凍装置を、そこに封入されている冷媒及び冷凍機油とは異なり、新規な冷媒と冷凍機油とを用いる新規な冷凍装置に更新する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
既存の冷凍装置を別の冷媒に置換する(あるいはリプレースする)技術の例としては、圧縮機から持ち出されるエステル油を高性能な油分離器で完全に分離し、冷媒と共に流れてきた異物を冷媒ガスラインに設けた異物回収器で捕獲分離するものがある。(例えば特許文献1,2参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2000−9368号公報
【特許文献2】
特開2000−146369号公報
【0004】
このような例では、圧縮機から持出されたエステル油を完全に分離する高性能油分離器が高価になり、また、高性能油分離器を流出してしまったエステル油は異物捕獲器で捕獲されてしまうので、圧縮機内の冷凍機油の量が低下し、潤滑不良になることもあり得るということがあった。
また、冷凍装置は、空調装置とは異なり、弁の開度が自在に制御できる電子式膨張弁は用いられておらず、膨張弁自身が機械的に弁の開度を調節する温度式膨張弁が採用されている。このため、膨張弁の開度を制御し、異物や残存している冷凍機油を効率的に回収できる冷凍サイクルの動作点を作り出すことができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、冷媒として例えばHCFC系もしくはCFC系冷媒と冷凍機油として例えば鉱油が用いられていた既設の冷凍装置を、冷媒として例えばHFCと冷凍機油例えばエステル油が用いられている新規の冷凍装置に交換する場合に、既設の配管を流用しても、既設配管中に残留していた鉱油を洗浄・回収することで、新規のエステル油の劣化を抑え、既設配管を使用する冷凍装置の施工を容易にし、冷凍装置の信頼性を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明による冷凍装置の更新方法は、蒸発器とこの蒸発器の出口に設けられた感温手段を有し前記蒸発器の入口に設けられて前記感温手段に応答して冷媒流量を制御する流量制御器とを含む同容量で複数台の冷却ユニットと、圧縮機及び凝縮器を含む熱源ユニットと、前記複数台の冷却ユニットと前記熱源ユニットとを接続して冷媒回路を形成する接続配管とを備えた冷凍装置において、低圧ガス配管に二相冷媒を流すようにして、所定時間運転した後、前記冷却ユニットと前記熱源ユニットとを新規冷媒を用いる冷却ユニットと熱源ユニットとに置換するものである。
【0007】
この発明において、上記のように低圧ガス配管に二相冷媒を流す方法としては、所定の冷却ユニットについて、前記感温手段を前記蒸発器出口から取り外すか、または、前記感温手段に発熱手段を取り付けて加熱するか、または、流量制御器により当該冷却ユニットの冷媒流量が正常量を超えるようにするか、または、前記冷却ユニットと並列に冷媒の気液二相を発生させる気液発生手段を含む冷媒回路を設けて気液二相を発生させるか、などのいずれかの方法を講じる。その他のこの発明の特徴と効果は以下に詳述する。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における冷凍装置の構成を示す図で、温度式膨張弁を用いた冷凍装置の更新方法を説明するための構成図である。
図1において、この冷凍装置は、熱源ユニットとして冷凍機100と、冷却ユニットとしてショーケース200を接続配管18、16で接続して構成されている。(なお、この例では、ショーケース200は、第1〜第4のショーケース200a〜200dの4台ある。これを個別に示すときは符号に添字a〜dを付すが、総称または代表で示すときは符号の添字を除く。その構成部品に関しても同様とする。また、以下の実施の形態でも同様とする。)この4台のショーケース200は並列に接続されており、しかもこの実施の形態では同容量である。熱源機100は、圧縮機1、油分離器2、凝縮器3、液だめ4、アキュムレータ5から構成されており、また、ショーケース200は、開閉弁6、温度式膨張弁7、蒸発器8から構成されている。温度式膨張弁8は蒸発器出口を検知する感温筒9を有している。なお、油分離器2からアキュムレータ5の上流へ返油回路10が設けられている。また、冷媒配管に沿った矢印19は冷凍時の冷媒の流れ方向を示している。
【0009】
以上のように、この実施の形態では、感温手段としての感温筒9が蒸発器8の入口に設けられ、感温筒9に応答して冷媒流量を制御する流量制御器としての温度式膨張弁7が蒸発器8の出口に設けられている。
【0010】
このような冷凍装置の構成において、既設の冷凍装置を、冷凍機油と冷媒を新規なものに置換して冷凍装置を更新する方法について説明する。
図2は、このような冷凍装置の更新方法のフローを示す図である。本フローは、大きく分けて9個の工程から構成されており、以下に各工程について説明する。なお、既設の冷凍機100は、冷媒にR22、冷凍機油に鉱油が用いられているとする。
第一工程:運転している既設冷凍機100と既設ショーケース200を停止させる。なお、止める前の運転状態は、蒸発温度が高い状態(負荷が大きい)が良い。蒸発温度が高ければ、冷媒流量が大きくなり、低圧のガス配管に滞留する冷凍機油が低減されるからである。
第二工程:低圧ガス配管に二相冷媒を流すための作業を行う。
第三工程:既設冷凍機(冷媒R22)と既設ショーケース(冷媒R22)を運転させ、所定時間、洗浄運転をして鉱油を回収する。
この第二工程と第三工程は、配管16に気液二相冷媒を流し、配管16に残存している鉱油量を低減させるものである。具体的な気液二相冷媒を発生させる方法は、この実施の形態1では、膨張弁の感温筒を外すという方法による。その他の方法については、実施の形態2以降に説明する。
【0011】
第四工程:冷凍装置を所定時間運転させた後、停止させる。配管16の鉱油が冷凍機のアキュムレータ5等に回収される。
第五工程:既設の冷凍機100と既設のショーケース200に封入されている冷媒(R22)を、冷媒回収装置等を用いて回収する。フロン回収破壊法により、大気への冷媒の放出が禁止されているため、この工程を行う。
第六工程:既設冷凍機100と既設ショーケース200を冷却装置から取り外す。このとき、接続配管16,18は再利用するので、そのままにしておく。
第七工程:既設の接続配管に、新規冷媒を用いる新規冷凍機100'と新規ショーケース200'を接続する。新規冷凍機にはエステル油が用いられている。また新規冷凍機油はエーテルでも良い。そして、冷媒配管に鉱油の回収装置を取り付ける。
図3は、この実施の形態において、新規な冷凍機100’の出口に鉱油回収装置24を接続した例を示す。図3に示す鉱油回収装置24は、冷媒配管に開閉弁28を設け、これをバイパスするように鉱油回収手段25、開閉弁26,27を設けたものである。
【0012】
第八工程:真空引きを行い、新規冷媒を封入する。本実施の形態では、新規冷媒としてR404Aを封入する。新規冷媒はR407C、R507、R410A等の他のHFC冷媒を用いても良い。そして所定時間、洗浄運転としての冷却運転を行い、配管16に残存している鉱油を鉱油回収装置24で回収する。
第九工程:鉱油回収装置24の開閉弁26と開閉弁27を閉じ、開閉弁28が閉じられている場合は開状態にした後、冷凍装置から鉱油回収手段25を取り外す。以後は通常の冷却運転を行う。
【0013】
上記のように、第二工程は、低圧ガス配管に二相冷媒を流すための作業を行うものであるが、この実施の形態では次のように行う。
冷凍装置が停止している状態で、第1のショーケース200a、第2のショーケース200bに取り付けられている温度式膨張弁7a,7bの感温筒9a、9bを蒸発器8a,8bの出口の配管から取り外し、ショーケース200a、200bの周囲温度を検知するようにする。残り2台のショーケース200c、200dの温度式膨張弁7c,7dの感温筒9c、9dは、そのまま(取り付けた状態)にしておく。
【0014】
次に、ショーケース200a、200bの温度式膨張弁7a,7bの感温筒9a、9bを外す根拠について、説明する。
図4は、温度式膨張弁7の感温筒9を蒸発器8出口の配管に取り付けて運転をしている状態でのモリエル線図である。圧縮機1で圧縮された冷媒ガスは、高温、高圧の状態1となる。状態1の冷媒は、油分離器2を通り凝縮器3に流れ込み、周囲空気に熱を放出しながら、凝縮し、液となり、状態2となる。状態2の冷媒液は液だめ4を通り、接続配管18を通り、ショーケース200に送り込まれる。ショーケース200に送り込まれた冷媒は、開閉弁(電磁弁)6を通り、温度式膨張弁7で減圧され、気液二相の状態3の冷媒となる。
状態3の冷媒は、蒸発器8に流れ込み、そこで周囲空気から熱を吸収し、蒸発して状態4のガス冷媒となる。その後、接続配管16を通り、再び圧縮機1へと送り込まれる。
【0015】
この様に、温度式膨張弁7の感温筒9が蒸発器8の出口の配管に取り付けられ、蒸発器出口温度を正確に検知しているときは、蒸発器出口は過熱ガス冷媒となる。低圧ガスが通る接続配管16には、冷凍機100より持ち出された冷凍機油の大部分が滞留しており、1メートル当たり、数グラムから数十グラムが滞留している。
接続配管16にガス冷媒を流した場合、冷凍機油は冷媒ガスのせん断力で移動する。しかも、その移動速度は、冷凍機油の粘性係数が大きいため、小さい。これが原因でガス配管には冷凍機油が残存してしまう。
【0016】
次に、2台のショーケース200a、200bの温度式膨張弁7a,7bの感温筒9a、9bを取り外した時の状態を、図5に示すモリエル線図を用いて説明する。
蒸発器8の入口の状態3までは、前記の温度式膨張弁7の感温筒9を蒸発器出口配管に取り付けた場合と同じである。感温筒9a、9bを取り外したショーケース200a、200bは、周囲空気を検知してしまうため、膨張弁7の開度が適正値より大きくなり、蒸発器出口の冷媒の状態は、図3に示すように気液二相の状態4'となる。
一方、温度式膨張弁7c,7dの感温筒9c、9dを取り付けたままのショーケース200c、200dでは、感温筒9c、9dが蒸発器8c,8dの出口温度を検知し、膨張弁7c,7dの開度を適正に制御しているため、冷媒はSH=5(℃)程度のガス冷媒の状態4となる。
【0017】
感温筒9a、9bを外したショーケース200a、200bからの冷媒と、感温筒9c、9dを取り付けたままのショーケース200c、200dからの冷媒が合流した後の状態5を計算する。
ここでは、計算条件は蒸発温度−10℃を例にあげて説明する。感温筒9a、9bを外したショーケース200a、200bからの冷媒は、乾き度がおおよそ0.95程度であり、蒸発温度−10℃における飽和ガス、飽和液のエンタルピーを、それぞれhv、hlとすると、状態4'のエンタルピーh4'は、(1)式で表される。
h4' = hl + 0.9(hv - hl) (1)
ここで、refpropより、hl=32.96(kJ/kg) hv=246.98(kJ/kg)
h4' = 32.96 + 0.9(246.98 - 32.96) = 236.3(kJ/kg)
【0018】
感温筒9c、9dを蒸発器出口に取り付けたままのショーケース200c、200dからの冷媒のエンタルピーh4は、refpropより、250.4(kJ/kg)である。合流後の冷媒の状態5のエンタルピーは、(2)式で表される。
hmix=(1-R)・h4 + R・h4' (2)
ここで、R = G4 '/ (G4 + G4')
G4 感温筒を取り付けたままのショーケースの冷媒流量合計(kg/h)
G4' 感温筒を取り外したショーケースの冷媒流量合計(kg/h)
【0019】
後で説明するが、既設配管中に残存している鉱油を低減するためには、気液二相状態で冷媒を流す必要があり、(3)式を満足する必要がある。
hmix < hv (3)
(2)式を(3)式に代入すると
(1-R)・h4 + R・h4' < hv (4)
(4)式に、上記で求めたエンタルピーの値を代入すると(5)式になる
250.24・(1 - R) + 236.3・R < 246.98 (5)
【0020】
(5)式よりRを求めると、R > 0.23となる。すなわち、同容量のショーケース200が用いられている場合は、最低、全台数のなかの1台の感温筒9を外せばよいことになる。
ただ、冷媒流量が適正に制御されているショーケースのSHが5℃であるとは限らない。SH=10℃で制御されているショーケースや、いろいろな現場で液バックを阻害する要因が考えられる。
そこで、いろいろな阻害要因を考慮して、安全率を2程度にすると、Rは約0.5となる。このように、半数台のショーケース200a、200bの感温筒9a、9bを外すことによって、安定的に気液二相冷媒を発生させることができるようになり、既設配管16に残留している鉱油を大幅に低減することができる。
【0021】
以上のように、この実施の形態では、同容量で複数台の冷却ユニット200を備えた冷凍装置において、複数台の冷却ユニット200のうち半数以上の冷却ユニット200の感温筒9(感温手段)を蒸発器8の出口から取り外し、所定時間運転した後、冷却ユニット200と熱源ユニット100とを新規冷媒を用いる冷却ユニットと熱源ユニットとに置換する。
【0022】
次にこの実施の形態で用いる温度式膨張弁の一例についてその構造と動作について説明をする。図6に温度式膨張弁の構造概略を示す。図6に示すように、温度式膨張弁7は感温筒9、ダイヤフラム11、弁12、押し棒13、スプリング14、調節ネジ15から構成されている。
感温筒9は蒸発器の出口配管に設置され、蒸発器出口温度によって感温筒内の圧力が変化するようになっており、これを受けたダイヤフラム11が膨張したり、収縮したりする。ダイヤフラム11の力が押し棒13を介して弁12に伝わり、蒸発圧力とスプリング14の力が釣り合い、冷媒流路の断面積が一定となる。これにより、冷媒流量は一定に制御され、蒸発器出口は過熱度がおおよそ5℃に制御され、蒸発器が有効に利用される。
【0023】
次に、感温筒9を蒸発器出口配管から取り外し、周囲の空気温度を検知した場合を説明する。周囲空気温度は、蒸発器出口配管の温度より高いため、感温筒内の圧力は上昇し、ダイヤフラム11は膨張し、押し棒13を介して弁12は下がる。冷媒流路面積は大きくなり、冷媒流量は増大する。これによって、蒸発器出口は二相状態となり、液バックが発生する。
【0024】
次に、このようにして低圧ガス配管に二相冷媒を流して洗浄する気液二相洗浄の効果について、実験結果を用いて説明する。図7、図8は接続配管Φ19.05(径)における約1分間の洗浄効果を実験的に明らかにしたものであり、図7は水平管、図8は上昇管での結果である。図7より、水平管では洗浄前の9.4%までに残存油量を低減することが分かる。また、図8より、上昇管(冷媒が下から上に流れている)では、洗浄前の17.1%まで、残存油量を低減することが分かる。
以上の結果から、僅か1分間、気液二相流を接続配管16に流すことは、残存する鉱油を大幅に低減できることが明らかとなった。この理由は、鉱油はR22とよく溶け合うため、残存する冷凍機油と冷媒液がミックスされ、大幅に粘度が低下して、油残存量が低下したものと考えられる。なお、この実験結果は接続配管16の長さが5m程度のものであり、接続配管長が長くなれば、洗浄時間も長くする必要がある。
【0025】
次に、乾き度と洗浄効果の定性的な傾向を図9に示す。図9より、僅かな液量(大きな乾き度)で洗浄効果が得られることが分る。これは冷媒R22で洗浄運転を行うメリットである。前述したようにR22と鉱油は非常によく溶け合うため、図9のような特性を示す。図9より、液量が多いほど洗浄効果は大きい。しかし、液量を増やし、洗浄運転を行うことは、圧縮機の信頼性を低下させてしまう。このような背景から、本実施の形態では、圧縮機の信頼性を確保することを最優先にしたため、乾き度を0.95とした。
以上説明したように、全台数のうち半数以上、すなわち2台以上のショーケース200a、200bの感温筒9a、9bを外し、ショーケースの周囲空気温度を検知することで、接続配管16に残留している鉱油を効率的に洗浄することができる。
【0026】
次に以上のような洗浄の効果を説明する。データは図7のデータを用いている。接続配管長が100m、水平管の場合、洗浄前の低圧ガス配管に残留する鉱油量は、100m×2g/m=200gとなる。新しい冷凍機の初期油量(エステル油)は2000gである。この既設配管を洗浄しないで、既設の冷凍機から新規の冷凍機にリプレースした場合、鉱油の全油量に占める割合は、200g/(200g+2000g)=9%となり、冷凍装置の信頼性が低下する。
しかし、所定時間、二相洗浄を行うと、鉱油は18.9gまで低減され、全油量に占める鉱油の割合は、18.9g/(18.9g+2000g)=0.9%にまで低減され、鉱油の影響は無視できるレベルとなり、冷凍装置は従来の信頼性と同等レベルとなる。
以上述べた工事手順を行うことで、既設配管の再利用が可能となり、工事日数、工事コストの低減が図れるとともに、従来の冷凍装置と同等の信頼性を得ることができる。
【0027】
以上のように、この実施の形態では、熱源ユニットに、温度式膨張弁と蒸発器等を含む同容量の冷却ユニットがN台接続された冷凍装置において、N/2台以上の冷却ユニットに備えられている温度式膨張弁の感温筒を取り外し、所定時間運転した後、既設熱源ユニットと既設冷却ユニットから新規熱源ユニットと新規冷却ユニットに交換する。
【0028】
実施の形態2.
図10は、この発明の実施の形態2における冷凍装置の構成を示す図で、冷凍装置の更新方法を説明するための構成図である。
冷凍装置の構成は実施の形態1と同じであり、冷却ユニットとして、ショーケース200が4台、配管18、16にて接続されている。また、ショーケース200a、200bの温度式膨張弁7a,7bの感温筒9a,9bに発熱手段17a,17bを巻き付けている。
図11は、この場合の温度式膨張弁7、蒸発器8、感温筒9及び発熱手段17の配置を示している。図11に示すように、温度式膨張弁7の感温筒9に発熱手段17を巻き付けている。ここでは、発熱手段17a、17bとして電気ベルトヒータを用いている。
【0029】
感温筒9a、9bに電気ベルトヒータ17a、17bを巻きつけた時の温度式膨張弁7の動作を、図4を用いて説明する。電気ベルトヒータ17a、17bの温度は蒸発器出口配管の温度より高いため、感温筒内の圧力は上昇する。ダイヤフラム11は膨張し、押し棒13を介して弁12は下がる。冷媒流路面積は大きくなり、冷媒流量は増大する。これによって、蒸発器出口は二相状態となり、液バックが発生する。この液バックにより、既設配管中に残留する鉱油は洗浄され、R22冷凍機100からR404A冷凍機100'にリプレースする際に、既設配管16の流用が可能となり、冷凍装置の信頼性を確保しつつ、工事コストの削減が可能となる。
【0030】
以上のように、この実施の形態では、同容量で複数台の冷却ユニット200を備えた冷凍装置において、複数台の冷却ユニット200のうち半数以上の冷却ユニット200の感温筒9(感温手段)に発熱手段17を取り付けて加熱し、所定時間運転した後、冷却ユニット200と熱源ユニット100とを新規冷媒を用いる冷却ユニットと熱源ユニットとに置換する。
【0031】
また、表現を変えれば、熱源ユニットに、温度式膨張弁と蒸発器を含む同容量の冷却ユニットがN台接続された冷凍装置において、N/2台以上の冷却ユニットに備えられている温度式膨張弁の感温筒に発熱手段を取り付け、所定時間運転させ後、既設熱源ユニットと既設冷却ユニットから新規熱源ユニットと新規冷却ユニットに交換する。
【0032】
実施の形態3.
この実施の形態3は、実施の形態1の図1で示した冷凍装置を例として説明する。
冷凍装置の構成は実施の形態1と同じであり、冷却ユニット200として、ショーケース200が4台、配管18、16にて接続されている。実施の形態1と同じように、2台のショーケース200において、液バックを発生させる必要がある。液バックを発生させる手段として、温度式膨張弁7を用いる。
温度式膨張弁7の一例の構造概略は、図6に示したとおりで、感温筒9、ダイヤフラム11、弁12、押し棒13、スプリング14、調節ネジ15から構成されている。液バックを発生させる手段として、温度式膨張弁7に備えられている調節ネジ15を調節し、開度が全開になるように設定する。
【0033】
次に、図6を用いて、温度式膨張弁7に備えられている調節ネジを全開にした時の温度式膨張弁の動作を説明する。ここで、スプリング14は自然長より縮んでいるとする。調節ネジ15を緩める方向(図6では調節ネジ15が下へ移動)に、限界まで緩めた時、スプリング14による力は低下し、ダイヤフラム11は膨張し、押し棒13を介して弁12は、初期の位置より下の位置でバランスする。冷媒流路面積は増大し、冷媒流量は増加するため、液バックが発生する。
この液バックにより、既設配管中に残留する鉱油は洗浄され、R22冷凍機100'からR404A冷凍機100'にリプレースする際に、既設配管18、16の流用が可能となり、冷凍装置の信頼性を確保しつつ、工事コストの削減が可能となる。
【0034】
以上のように、この実施の形態では、同容量で複数台の冷却ユニット200を備えた冷凍装置において、複数台の冷却ユニット200のうち半数以上の冷却ユニット200の温度式膨張弁7(流量制御器)により当該冷却ユニット200の冷媒流量が正常量を超えるようにし、(具体的には温度式膨張弁7の調節ネジ15による容量調節手段を最大にし)、所定時間運転した後、冷却ユニット200と熱源ユニット100とを新規冷媒を用いる冷却ユニットと熱源ユニットに置換する。
【0035】
また、表現を変えれば、熱源ユニットに、温度式膨張弁と蒸発器とを含む同容量の冷却ユニットがN台接続された冷凍装置において、N/2台以上の冷却ユニットに備えられている温度式膨張弁の容量調節手段を最大にし、所定時間運転させ後、既設熱源ユニットと既設冷却ユニットから新規熱源ユニットと新規冷却ユニットに交換する。
【0036】
実施の形態4.
この実施の形態4は、実施の形態1の図1、及び実施の形態2の図9で示した冷凍装置を援用して説明する。
冷凍装置の構成は実施の形態1、2、3と同じであるが、冷却ユニットとしての複数のショーケース200の容量が同じではない。この例では、冷却ユニットとしてショーケース200が4台、配管18、16にて接続されている。ショーケースの容量は、それぞれ異なり、第1のショーケース200aが0.5HP、第2のショーケース200bが1HP、第3のショーケース200cが2HP、第4のショーケース200dが1.5HPである。冷凍装置(冷凍機)の全容量は5HPである。
【0037】
実施の形態1で説明したように、効率的に既設配管16を洗浄するためには、液バックを発生させる必要がある。前記実施の形態では、接続されているショーケースが等容量であったため、単純に半数台以上(2台以上)のショーケースに対して、液バックさせる対策を講じればよかった。
本実施の形態のように、接続されているショーケース200の容量が異なる場合は、(6)式を満たす必要がある。
R=(液バックさせるショーケースの容量合計/ショーケースの容量合計)>0.5 (6)
(6)式の根拠について説明する。一般に、容量Qは冷媒流量Gに比例するため、実施の形態1で示したように、R>0.23を満たせば良い。この条件下(R>0.23)では、接続配管16が気液二相状態となり、効率的に残留する鉱油を洗浄することができる。
【0038】
ただ、冷媒流量が適正に制御されているショーケースのSHが5℃であるとは限らいない。SH=10℃で制御されているショーケースや、いろいろな現場で液バックを阻害する要因が考えられるため、それらの効果をすべて含めて、安全率を2程度にすると、Rは約0.5となり、ショーケースの容量合計が全容量の50%以上になるように、(1)温度式膨張弁7の感温筒9を外す、(2)温度式膨張弁7の感温筒9に電気ベルトヒータを巻く、(3)温度式膨張弁7の調節ネジ14を調節する(全開になるように)等のいずれかの対策を講じると、安定的に気液二相冷媒を発生させることができるようになり、既設配管に残留している鉱油を大幅に低減することができる。
例えば、本実施の形態で(6)式を満たす組み合わせは、第1のショーケース200aと第4のショーケース200d、第2のショーケース200bと第3のショーケース200c、第2のショーケース200bと第3のショーケース200c等が考えられる。
以上のように、既設配管16を気液二相状態にすることで、効率的に洗浄が可能となる。これにより、R404A冷凍装置にリプレースさせる際、R22システムで用いていた接続配管を流用できるため、工事負荷を低減できると同時に、従来と同等の信頼性を確保できる。
【0039】
以上のように、この実施の形態では、容量が互いに同じとは限らない複数台の冷却ユニット200を備えた冷凍装置において、容量の合計が複数台すべての冷却ユニット200の合計容量の半分を超えるだけの台数の冷却ユニット200について、実施の形態1〜3で説明したように、(1)感温手段としての感温筒9を蒸発器8の出口から取り外し、又は、(2)感温手段に発熱手段17を取り付けて加熱し、又は、(3)流量制御器としての膨張弁7により当該冷却ユニット200の冷媒流量が正常量を超えるようにし(具体的には温度式膨張弁7の調節ネジ15による容量調節手段を最大にし)、その後、所定時間運転した後、冷却ユニット200と熱源ユニット100とを新規冷媒を用いる冷却ユニットと熱源ユニットとに置換する。
【0040】
また、表現を変えれば、熱源ユニットに、温度式膨張弁と蒸発器とを含む冷却ユニットが複数台接続され、その冷却ユニットの容量合計がQの冷凍装置において、冷却ユニットの容量の合計がQ/2以上になる台数の冷却ユニットについて、(1)冷却ユニットに備えられている温度式膨張弁の感温筒を取り外し、又は(2)冷却ユニットに備えられている温度式膨張弁の感温筒に発熱手段を取り付け、又は(3)冷却ユニットに備えられている温度式膨張弁の容量調節手段を全開にし、その後、所定時間運転させた後、既設熱源ユニットと既設冷却ユニットから新規熱源ユニットと新規冷却ユニットに交換する。
【0041】
実施の形態5.
この実施の形態5は、実施の形態1の図1で示した冷凍装置の冷媒回路に、図12で示す二相発生手段を含む冷媒回路を加えたものである。
図11に示すように、この実施の形態の二相発生手段23の冷媒回路はショーケース200をバイパスするように接続されている。二相発生手段23として最低限必要なものは、絞り装置20である。本実施の形態では絞り装置の上流に開閉弁22、下流に開閉弁21が設けられている。これらの開閉弁22、21は二相発生させないときに回路を遮断するためである。
【0042】
二相発生手段23での動作を説明する。凝縮器3で凝縮された高圧の液冷媒は、開閉弁22を通り、絞り装置20にて減圧されて、低圧の気液二相流となる。この気液二相流は開閉弁21を通り、低圧の配管16に流れ込む。このとき、配管16に残存している鉱油を洗浄しながら、冷凍機へと流れ込む。この洗浄運転により、配管16に残存する鉱油の低減を図ることができる。
絞り装置20の開度制御は、絞り装置20の下流の圧力あるいは温度を検知することで行う。あるいは、乾き度を測定する手段を用いて絞り装置20の開度を制御しても良い。
【0043】
以上のようにこの実施の形態では、蒸発器8と流量制御器7とを含む冷却ユニット200と、圧縮機1と凝縮器3とを含む熱源ユニット100と、冷却ユニット200と熱源ユニット100とを接続して冷媒回路を形成する接続配管18,16とを備えた冷凍装置において、冷却ユニット100と並列に冷媒の気液二相を発生させる二相発生手段23を含む冷媒回路を設け、二相発生手段23により気液二相を発生させて所定時間運転した後、冷却ユニット200と熱源ユニット100とを新規冷媒を用いる冷却ユニットと熱源ユニットに置換する。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、蒸発器を含む冷却ユニットと、圧縮機及び凝縮器を含む熱源ユニットと、これを接続して冷媒回路を形成する接続配管とを備えた冷凍装置において、低圧ガス配管に二相冷媒を流すようにして所定時間運転した後、冷却ユニットと熱源ユニットとを新規冷媒を用いる冷却ユニットと熱源ユニットとに置換する。これにより既設の接続配管等を使用して、既設の冷凍装置を新規冷媒を使用する新規な冷凍装置に更新することができる。またこれにより、工事負荷を低減できるとともに、従来と同等の信頼性を確保した冷凍装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による冷凍装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
【図2】 本発明のリプレース作業の全体フロー図である。
【図3】 鉱油回収装置を取り付けた冷凍装置の概略図である。
【図4】 過熱運転時のPh線図上の冷凍サイクル動作点である。
【図5】 感温筒を外したときのPh線図上の冷凍サイクル動作点である。
【図6】 温度式膨張弁の構造概略図である。
【図7】 水平管における二相洗浄前後の実験データである。
【図8】 上昇管における二相洗浄前後の実験データである。
【図9】 洗浄効果と乾き度の関係を示す図である。
【図10】 実施の形態2による冷凍装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
【図11】 発熱手段の取り付け状態を示す図である。
【図12】 実施の形態3による二相発生手段を示す図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 油分離器、3 凝縮器、4 液だめ、5 アキュムレータ、6開閉弁、7 温度式膨張弁、8 蒸発器、9 温度式膨張弁の感温筒、10 返油回路、11 ダイヤフラム、12 弁、13 押し棒、14 スプリング、15 調節ネジ、16 接続配管(ガス管)、17 発熱手段、18 接続配管(液管)、19 冷媒の流れ、20 絞り装置、21 開閉弁、22 開閉弁、23 二相発生手段、24 鉱油回収装置、25 鉱油回収手段、26 開閉弁、27 開閉弁、28 開閉弁。
Claims (4)
- 蒸発器とこの蒸発器の出口に設けられた感温手段を有し前記蒸発器の入口に設けられて前記感温手段に応答して冷媒流量を制御する流量制御器とを含む複数台の冷却ユニットと、圧縮機及び凝縮器を含む熱源ユニットとを、前記熱源ユニットから前記複数台の冷却ユニットへ冷媒を流す液管と、前記複数台の冷却ユニットから前記熱源ユニットへ冷媒を流すガス管とにより接続して冷媒回路を形成する冷凍装置の更新方法において、
前記複数台の冷却ユニットのうちの一部の冷却ユニットの前記感温手段を前記蒸発器出口から取り外して該感温手段に周囲空気温度を検知させることにより、前記ガス管に更新前の冷媒の気液二相冷媒を流して該ガス管を洗浄する運転を所定時間行った後、
前記冷却ユニットと前記熱源ユニットとを新規冷媒を用いる冷却ユニットと熱源ユニットとに置換するようにしたことを特徴とする冷凍装置の更新方法。 - 前記複数台の冷却ユニットのうち、容量の合計が前記複数台すべての冷却ユニットの合計容量の少なくとも半分となる台数の冷却ユニットについて、前記感温手段を前記蒸発器出口から取り外すことを特徴とする請求項1記載の冷凍装置の更新方法。
- 前記感温手段として感温筒を用い、前記流量制御器として温度式膨張弁を用いることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の冷凍装置の更新方法。
- 蒸発器とこの蒸発器の出口に設けられた感温手段を有し前記蒸発器の入口に設けられて前記感温手段に応答して冷媒流量を制御する流量制御器とを含む複数台の冷却ユニットと、圧縮機及び凝縮器を含む熱源ユニットとが、前記熱源ユニットから前記複数台の冷却ユニットへ冷媒を流す液管と、前記複数台の冷却ユニットから前記熱源ユニットへ冷媒を流すガス管とにより接続された冷媒回路を有する冷凍装置から、前記熱源ユニットと前記複数台の冷却ユニットが新規冷媒に対応した新熱源ユニットと新冷却ユニットに置換された冷凍装置であって、
前記ガス管は、各ユニット置換前の前記冷媒回路において、前記複数台の冷却ユニットのうちの一部の冷却ユニットの前記感温手段を前記蒸発器出口から取り外して該感温手段に周囲空気温度を検知させることにより、該ガス管に更新前の冷媒の気液二相冷媒を流す運転を行って洗浄されたものである、ことを特徴とする冷凍装置。
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