JP4139968B2 - 布保持装置 - Google Patents

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本発明は、刺繍ミシンの刺繍枠駆動機構によりX方向とY方向に夫々移動駆動され且つ加工布を保持する布保持装置に関するものである。
従来、家庭用のミシンにおいて、針棒を上下動させる針棒上下動機構と、針棒を左右に揺動させる針棒揺動機構と、加工布を保持する布保持部材と、布保持部材を前後方向に移動させる布保持移動機構とを備え、これらの機構及び部材等により、加工布にボタンホール縫目を形成可能なミシンが実用に供されており、本願出願人もこの種のボタンホール縫いミシンを実用化している(例えば、特許文献1参照)。このボタンホール縫いミシンでは、布保持部材が上下2つの矩形枠状の布挟持部を有し、これら布挟持部の間に加工布が挟持された状態で、布保持移動機構により布保持部材が移動駆動されて加工布が布送りされ、布保持部材の枠内側の布部分にボタンホール縫目が形成される。
一方、家庭用の刺繍ミシンは、一般に、針棒を上下動させる針棒上下動機構と、加工布を保持する刺繍枠と、この刺繍枠をX方向とY方向に夫々移動駆動する刺繍枠駆動機構とを備え、刺繍データに基づいて針棒上下動機構と刺繍枠駆動機構が制御されて、刺繍枠に保持された加工布に、前記刺繍データに応じた刺繍模様が形成される。また、刺繍枠に保持された加工布を押える押え足が設けられ、一般に、この押え足は針棒と同期して上下動し、1針縫う毎に加工布を押えるようにしてある。ところで、この刺繍ミシンを用いて、加工布にボタンホール縫目を形成することが考えられ、この場合、刺繍データの代わりに、ボタンホール縫目を形成する為の縫製データを用いて実現可能となる。
特開平8−141253号公報
特許文献1のボタンホール縫いミシンでは、布保持部材のサイズをそれ程大きくすることができないため、例えば、大きくても10円玉程度のボタンサイズに対応するボタンホール縫目しか形成することができず、コート等の加工布に大きなボタンホール縫目を形成することができない。更に、刺繍ミシンに比べると、加工布(布保持部材)の送りピッチが大きいため、ボタンホール縫目の糸密度を高くすることが難しく、それ故、このボタンホール縫目ではボタンホールを十分に補強できない場合もある。
また、このボタンホール縫いミシンでは、種々の刺繍模様を形成することは不可能であり、それ故、加工布に刺繍模様を形成したい場合には、ボタンホール縫いミシンと異なる刺繍ミシンが別途必要となるため非常に不合理である。そこで、前述のように、刺繍ミシンを用いて、加工布にボタンホール縫目を形成することが考えられ、こうした場合、ボタンホール縫目のサイズを大きくしてその糸密度も高めることができ、また、種々の刺繍模様も形成でき合理的にはなるが、次のような課題が想定される。
刺繍ミシンの刺繍枠は、通常、外枠とこの外枠に内嵌される内枠を有し、加工布を張った状態で外枠と内枠の間に挟み込んで保持するが、この刺繍枠では、加工布のうちボタンホール縫目を形成する部分よりも必要以上に外側部分を挟持することになるため、更に、ボタンホール縫目は糸密度が高く、縫製時に針が加工布に突き刺さるときの抵抗が大きくなるため、加工布のホールド性を十分に確保できず、加工布が撓んで位置ズレを起こし、加工布への針落ち精度、即ち、縫製品質が低下して綺麗なボタンホール縫目を形成することができない虞がある。
しかも、この刺繍枠では、厚手の加工布を外枠と内枠の間に挟み込んで保持し、その厚手の加工布にはボタンホール縫目を形成することが難しいし、また、加工布を着脱(保持/保持解除)する場合、外枠に対して内枠を着脱する比較的面倒な着脱作業が必要となり、しかも、加工布を張った状態で外枠と内枠とで挟持しなければならないため、結局、この刺繍枠に加工布を簡単に着脱することが難しいという問題がある。
本発明の目的は、刺繍ミシンを用いて、加工布にボタンホール縫目を形成するために、加工布を確実に保持し、加工布のホールド性を十分に確保して縫製品質を高めることができ、ボタンホール縫目のサイズを大きくして糸密度を高めることができて、加工布の着脱作業も簡単化できる、布保持装置を提供することである。
請求項1の布保持装置は、刺繍ミシンの刺繍枠駆動機構によりX方向とY方向に夫々移動駆動され且つ加工布を保持する布保持装置において、前記刺繍枠駆動機構の駆動部に着脱自在に装着され、加工布にボタンホール縫目を形成するためにボタンホール用針穴が形成されたベース板と、前記ベース板に設けられ、ベース板のボタンホール用針穴の周囲付近において加工布を押える押え枠と、前記押え枠で加工布をベース板に押えた状態となるように、押え枠を解除可能に固定するクランプ機構とを備え、前記ボタンホール用針穴は、X方向とY方向に夫々細長い2つの矩形穴を直交させた十字形状に形成されたものである。
この布保持装置は、ベース板と押え枠とクランプ機構を備えたものであり、ベース板に、押え枠とクランプ機構が設けられ、このベース板が刺繍枠駆動機構の駆動部に着脱自在に装着される。ベース板には、加工布にボタンホール縫目を形成するためにボタンホール用針穴がX方向とY方向に夫々細長い2つの矩形穴を直交させた十字形状に形成され、このベース板のボタンホール用針穴の周囲付近において押え枠により加工布が押えられる。
そして、押え枠で加工布をベース板に押えた状態となるように、クランプ機構により押え枠が解除可能に固定されて、布保持装置に加工布が保持される。刺繍枠駆動機構により、加工布を保持した布保持装置がX方向とY方向に夫々移動駆動されて加工布が布送りされ、針棒を上下動させる針棒上下動機構等の縫製機構が作動して、押え枠の枠内側の布部分にボタンホール縫目が形成される。この場合、針棒の下端に装着された縫針が、ボタンホール用針穴を通過するように加工布に落とされ、ミシンベッド部に設けた糸捕捉機構と協動して縫目が形成される。
請求項2の布保持装置は、請求項1の発明において、前記刺繍枠駆動機構の駆動部に解除可能に連結される連結部を設け、この連結部にベース板を固定したものである。ベース板に連結部が固定され、刺繍枠駆動機構の駆動部に連結部が解除可能に連結されることで、この刺繍枠駆動機構の駆動部にベース板が着脱自在に装着される。
請求項の布保持装置は、請求項の発明において、前記押え枠は、加工布を押える押え足との干渉を防止するために、ボタンホール用針穴から所定距離以上空けた略楕円枠形状に形成されたものである。押え枠と押え足とが干渉することなく、その押え足により押え枠の枠内側の布部分を押えることができる。
請求項の布保持装置は、請求項1〜の何れかの発明において、前記クランプ機構は、押え枠に対してミシン脚柱部側に設けられたものである。比較的大きな加工布の一部が押え枠によりベース板に押えられた状態で、この加工布をクランプ機構に対して脚柱部と反対側へ広く延ばしておくことができる。
請求項の布保持装置は、請求項1〜の何れかの発明において、前記クランプ機構は、押え枠をベース板側へ弾性付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗してベース板から押え枠をクランプ解除可能なクランプ解除操作部材とを有するものである。このクランプ機構において、付勢部材により押え枠がベース板側へ弾性付勢され、その押え枠により加工布を押えることができ、また、クランプ解除操作部材を操作することにより、付勢部材の付勢力に抗してベース板から押え枠をクランプ解除することができる。
請求項の布保持装置は、請求項1〜の何れかの発明において、前記押え枠とクランプ機構とを連結する枠連結部の下部側に、加工布のうち押え枠よりもクランプ機構側の布部分を逃す為の逃し部が形成されたものである。押え枠よりもクランプ機構側の布部分を逃し部に逃し、その加工布を押え枠によりベース板に押えることができる。
請求項の布保持装置は、請求項の発明において、前記枠連結部を1対設け、これら1対の枠連結部の間に、針棒に針を止める止めネジとの干渉を防止する為の凹部が形成されたものである。針棒から脚柱部側へ張り出している止めネジを凹部に入り込ませて、止めネジと布保持装置との干渉を防止することができる。
請求項1の布保持装置によれば、ベース板、押え枠、クランプ機構を設けたことにより、刺繍ミシンを用いて、加工布にボタンホール縫目を形成することができる。押え枠によりベース板のボタンホール用針穴の周囲付近において加工布を押え、押え枠で加工布をベース板に押えた状態となるように、クランプ機構により押え枠を解除可能に固定するので、加工布を確実に保持し、加工布のホールド性を十分に確保して縫製品質を高めることができ、また、ボタンホール縫目のサイズを大きくして糸密度を高めることもでき、しかも、加工布の着脱(保持/保持解除)作業も簡単化でき、厚手の加工布を張った状態で保持し、厚手の加工布も簡単・確実に装着することが可能となる。
また、ボタンホール用針穴を、X方向とY方向に夫々細長い2つの矩形穴を直交させた十字形状に形成したので、布保持装置に保持された加工布に、直交する2つの矩形穴の何れかを利用し、その矩形穴の長さ方向に長いボタンホール縫目を形成することができ、例えば、加工布の縁近傍部分に縦ボタンと横ボタンの何れでも簡単に形成することが可能となる。
請求項2の布保持装置によれば、刺繍枠駆動機構の駆動部に解除可能に連結される連結部を設け、この連結部にベース板を固定したので、刺繍枠駆動機構の駆動部に連結部を解除可能に連結することで、この刺繍枠駆動機構の駆動部にベース板を着脱自在に装着することができる。
請求項の布保持装置によれば、押え枠を、加工布を押える押え足との干渉を防止するために、ボタンホール用針穴から所定距離以上空けた略楕円枠形状に形成したので、押え枠と押え足との干渉を確実に防止したうえで、その押え足により加工布のうちの押え枠の枠内側の布部分を確実に押えることが可能になる。また、押え枠のサイズを小型化でき形状も比較的簡単になるため製作コスト的に有利になる。
請求項の布保持装置によれば、クランプ機構を、押え枠に対してミシン脚柱部側に設けたので、比較的大きな加工布の一部を押え枠によりベース板に押え、この加工布をクランプ機構に対して脚柱部と反対側へ広く延ばしておくことができ、つまりは、比較的大きな加工布をセットする場合に便利になる。
請求項の布保持装置によれば、クランプ機構は、押え枠をベース板側へ弾性付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗してベース板から押え枠をクランプ解除可能なクランプ解除操作部材とを有するので、この付勢部材の付勢力により押え枠で加工布をベース板に確実に押えることができ、また、クランプ解除操作部材を操作して、付勢部材の付勢力に抗してベース板から押え枠を簡単且つ確実にクランプ解除することができる。
請求項の布保持装置によれば、押え枠とクランプ機構とを連結する枠連結部の下部側に、加工布のうち押え枠よりもクランプ機構側の布部分を逃す為の逃し部を形成したので、押え枠よりもクランプ機構側の布部分を逃し部により逃すことにより、押え枠により加工布をベース板に確実に押えて保持でき、それ故、加工布の略所望の位置にボタンホール縫目を形成可能に装着することができる。
請求項の布保持装置によれば、連結部を1対設け、これら1対の枠連結部の間に、針棒に針を止める止めネジとの干渉を防止する為の凹部を形成したので、針棒から脚柱部側へ張り出している止めネジを凹部に止めネジを入り込ませて、止めネジと布保持装置との干渉を確実に防止することができる。
本発明の布保持装置は、刺繍枠をX方向とY方向に夫々移動駆動する刺繍枠駆動機構を備えた刺繍ミシンを用いて、加工布にボタンホール縫目を形成するためにその加工布を保持するものであり、その刺繍ミシンの刺繍枠駆動機構の駆動部に着脱自在に装着され、加工布にボタンホール縫目を形成するためにボタンホール用針穴が形成されたベース板と、ベース板のボタンホール用針穴の周囲付近において加工布を押える押え枠と、押え枠で加工布をベース板に押えた状態となるように、押え枠を解除可能に固定するクランプ機構とを備え、ボタンホール用針穴は、X方向とY方向に夫々細長い2つの矩形穴を直交させた十字形状に形成されたものである。
図1に示すように、刺繍ミシンである電子制御ミシンMは、ベッド部1と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、脚柱部2の上部からベッド部1に対向するように左方へ延びるアーム部3と、アーム部3の左端部分の頭部4とを有し、ベッド部1に刺繍機30が着脱可能に装着されている。刺繍機30に図3に示す刺繍枠35が装着されて、この刺繍枠35に保持された加工布に刺繍縫製が可能になり、刺繍機30に図1、図2等に示す本願特有の布保持装置50が装着されて、この布保持装置50に保持された加工布にボタンホール縫目を縫製可能になる。尚、刺繍機30をベッド部1から取外すと、通常縫製(直線縫いやジグザグ縫い等の実用縫い等々)が可能になる。
ベッド部1の上面には針板が設けられ、その針板の下側のベッド部1の内部に回転釜(糸輪捕捉器)が設けられている。アーム部3の右前面部に液晶ディスプレイ5(LCD5)が設けられ、そのLCD5の表面に複数の透明電極を有するタッチパネル6が設けられている。尚、アーム部3の後上端部分に糸駒7が取外し可能に取付けられている。頭部4に針棒10が上下動可能に設けられ、針棒10にはその右側へ突出する止めネジ12が装着され、その止めネジ12により、針棒10の下端部に縫針11が止められ装着されている。針棒10の近傍に加工布を押える押え足13が設けられ、その押え足13の下端部は縫針11が挿通する環状部13aに形成されている。
頭部4とアーム部3の前面部に、起動・停止スイッチ15と速度ボリューム16等が設けられている。また、針棒10を上下動させる針棒駆動機構、回転釜を回転駆動する釜駆動機構、天秤を針棒10の上下動に調時して上下動させる天秤駆動機構が設けられ、縫針11(針棒10)と天秤と回転釜が同期駆動されて加工布に縫目が形成される。尚、針棒駆動機構、釜駆動機構、天秤駆動機構はミシンモータ20(図2参照)で駆動される。
刺繍機30は、本体ケース31と、刺繍枠35又は布保持装置50をY方向(前後方向)へ駆動するY方向駆動機構を内蔵した可動体32と、本体ケース31内に収容され可動体32をX方向(左右方向)へ駆動するX方向駆動機構等で構成され、Y方向駆動機構で直接駆動されるキャリッジ33に刺繍枠35又は布保持装置50が着脱自在に装着される。X方向駆動機構は第1ステッピングモータ34aで駆動され、Y方向駆動機構は第2ステッピングモータ34bで駆動される(図2参照)。これらX方向駆動機構とY方向駆動機構が、布保持装置50をX方向とY方向に夫々移動駆動する刺繍枠駆動機構48を構成し、そのキャリッジ33が刺繍枠駆動機構48の駆動部に相当する。
ここで、刺繍枠35について簡単に説明すると、図3に示すように、刺繍枠35は、外枠36と外枠36に内嵌される内枠37と、内枠37に外枠36を締め付ける締付ネジ38を有する。外枠36に連結部39が固定され、キャリッジ33に、この連結部39が解除可能に連結され、刺繍枠35が着脱自在に装着される。刺繍枠35としては、サイズ/形状の異なる少なくとも2つの刺繍枠35が備えられ、各刺繍枠35の連結部39には、そのサイズ/形状に応じた形状の被検出部39aが形成されている。そして、連結部39をキャリッジ33に連結することで、制御ミシンMは、キャリッジ33に装着された刺繍枠35の種類を検知できるようになっている。
この電子制御ミシンMの制御系については、図2に示すように、制御装置Cが設けられ、この制御装置Cは、入力インターフェース40と、CPU41とROM42とRAM43とを含むコンピュータと、出力インターフェース44とを有し、これらはデータバス等のバス45で互いに接続されている。
入力インターフェース40に、起動・停止スイッチ15、タッチパネル6、ミシン主軸の回転位相を検出するタイミング信号発生器46、キャリッジ33に装着された刺繍枠35又は布保持装置50の種類を検出する枠検出センサ47が接続され、出力インターフェース44に、ミシンモータ20、LCD5の為のディスプレイコントローラ(LCDC)5aが接続され、刺繍機30の第1,第2ステッピングモータ34a,34bがコネクタ39を介して接続されている。刺繍機30のベッド部1への着脱により、第1,第2ステッピングモータ34a,34bと制御装置Cとの接続/解除がなされる。尚、枠検出センサ47はキャリッジ33に取付けられている。
前記ROM42には、複数種類の刺繍模様の縫製データ(一針毎の刺繍枠35の移動方向及び移動量を規定するデータ)と、複数種類のボタンホール縫目の縫製データ(一針毎の布保持装置50の移動方向及び移動量を規定するデータ)と、縫製可能な複数種類の刺繍模様又は複数種類のボタンホール縫目から所望の刺繍模様又はボタンホール縫目を選択する為の模様縫目選択プログラムと、選択された縫製データ等に基づいてミシンモータ20、第1,第2ステッピングモータ34a,34bを制御するモータ制御プログラム等が記憶されている。
布保持装置50について説明する。尚、布保持装置50を電子制御ミシンMに装着した状態における方向、即ち、図4の前方左方を前方左方として説明する。
図1、図4〜図11に示すように、布保持装置50は、電子制御ミシンMの刺繍枠駆動機構48によりX方向(左右方向)とY方向(前後方向)に夫々移動駆動され且つ加工布を保持するものであり、この布保持装置50は、加工布にボタンホール縫目を形成するためにボタンホール用針穴51が形成されたベース板52と、ベース板52の左端部に固定された連結部53と、ベース板52のボタンホール用針穴51の周囲付近において加工布を押える押え枠54と、押え枠54で加工布をベース板52に押えた状態となるように、押え枠54を解除可能に固定するクランプ機構55等で構成されている。
この布保持装置50において、刺繍枠駆動機構48のキャリッジ33に、連結部53が解除可能に連結されて、ベース板52が着脱自在に装着され、このベース板52に、押え枠54及びクランプ機構55が設けられている。布保持装置50は、刺繍枠駆動機構48のキャリッジ33に装着されて、刺繍枠駆動機構48によりX方向とY方向に夫々移動駆動されるが、その際、脚柱部2と干渉しないサイズに構成されている。
ベース板52は、例えばステンレス等の金属又は合成樹脂で、ほぼ左側程前後方向幅が少し幅広となる矩形板状に形成されている。ベース板52の左端部側に、段上がり状の水平取付部52aが設けられ、この水平取付部52aが連結部53の板挿入穴53aに挿入された状態で、連結部53の右端部下側から前後1対のビス56が螺合されて、水平取付部52aが連結部53に固定されている。連結部53をキャリッジ33に連結した状態では、その連結部53がベッド面よりも上側に位置し、ベース板52がベッド面と摺動可能な位置となる。尚、連結部53には、1対のビス56を螺合させる部分に上方へ突出する1対のネジ取付突出部53bが形成されている。
ここで、ベース板52の下面のうちボタンホール用針穴51の右側部分にテープ状の低摩擦材57が固着(粘着)され、連結部53をキャリッジ33に連結した状態では、主に、その低摩擦材57がベッド面と摺動して、布保持装置50がXY方向に移動駆動される。また、ベース板52の前後両端及び右端は、外側に向けて斜め上側へ曲げた曲部52bに形成されると共に、ベース板52には、その断面凸状の環状凸部52cが形成され、これにより、ベース板52の強度・剛性を高めている。尚、環状凸部52cの内側にボタンホール用針穴51が形成され、この環状凸部52cの内側において、押え枠54により加工布がベース板52に押えられる。
連結部53は例えば合成樹脂で形成され、この連結部53には、板挿入穴53aと1対のネジ取付突出部53bが形成されると共に、左部にキャリッジ33と係合して連結される係合部53cが形成され、この係合部53cの左端部に被検出部53dが形成されている。被検知部53dは、この布保持装置50に特有の形状をなし、連結部53がキャリッジ33に連結されると、キャリッジ33に設けられた枠検出センサ47によりこの被検出部53dが検出されて、電子制御ミシンMの制御装置Cにより、キャリッジ33に布保持装置50を装着したことが検知される。尚、連結部53をステンレス等の金属で形成してもよい。また、ベース板52と連結部53とを金属又は合成樹脂で一体形成してもよい。
ここで、以上のように、連結部53に被検出部53dを設け、布保持装置50が装着されたことを電子制御ミシンMの制御装置Cが検知できるため、これに基づいて、布保持装置50を装着した状態で、ユーザーが縫製に供する縫目を選択する場合、刺繍模様については選択できず、この布保持装置50で縫製可能なボタンホール縫目のみしか選択できないように、制御装置Cを構成することができる。
押え枠54は例えば合成樹脂で形成されて、ベース板52の上側の中央部分に設けられて、加工布を押える押え足13との干渉を防止するために、十時形状のボタンホール用針穴51から所定距離以上空けた略楕円枠形状に形成されている。ここで、図5等に鎖線示すように、ボタンホール用針穴51の内側において縫製可能な十時形状の縫製領域が設定されており、前記所定距離については、この縫製領域にボタンホール縫目を形成する際に、押え足13が押え枠54と干渉することのない略最小距離としてある。
押え枠54の下面部には、加工布との摩擦抵抗を大きくするために、多数の徴小凸起が形成されている。尚、多数の徴小凸起の代わりにゴム部材等を固着してもよい。押え枠54の上面には、複数のメモリ54aが前後対称に印されている。これらメモリ54aは、押え枠54で加工布をベース板52に押える際に、その加工布を位置決めする為に使用され、例えば、加工布の直線状の端縁を前後同じ位置のメモリ54aに合わせて位置決めして、加工布の所望の位置にボタンホール縫目を確実に形成可能となる。
クランプ機構55は、ベース板52の上側において、押え枠54に対してミシン脚柱部2側、即ち、押え枠54の右側に設けられている。このクランプ機構55は、クランプケース60と、押え枠54をベース板52側(下側)へ弾性付勢する前後1対の付勢部材である圧縮コイルバネ61と、これら圧縮コイルバネ61の付勢力に抗してベース板52から押え枠54をクランプ解除可能なクランプ解除操作部材62等を有する。
クランプケース60は、例えば合成樹脂で、前後左右の壁及び上壁を有する下方開口状のケースに形成され、このクランプケース60の内部に、クランプ機構55の大部分の構成が収容されている。このクランプケース60と押え枠54が前後1対の枠連結部80で連結されている。1対の枠連結部80は、例えば合成樹脂で形成され、これら枠連結部80とクランプケース60と押え枠54は一体形成されている。
クランプケース60の左壁60cはやや厚肉に形成され、この左壁60cに前後1対の孔60aが形成され、これら1対の孔60aに、孔60aの約1/2の径の1対の軸状部材63が夫々挿通されている。各軸状部材63の下端部がベース板52に固着され、上端部に孔60aよりも少し小径のバネ受けリング64がビス65で固定され、このバネ受けリング64は孔60aに収容された状態となっている。孔60aの下端は軸状部材63と略同形の小径穴となっており、各孔60aにおいて小径穴の外周側の底壁部とバネ受けリング64の間に圧縮コイルバネ61が収容され軸状部材63に外装されている。
ここで、押え枠54と一体的にクランプケース60は上下動するが、各孔60aに内嵌される軸状部材63及びバネ受けリング64によりクランプケース60がガイドされ、クランプケース60は殆ど姿勢を変えずに上下動される。また、クランプケース60の上壁右端部分に前後1対のピン部材66が固着されて下方へ延び、これらピン部材66にはコイルバネ67が外装されている。このコイルバネ67は、クランプケース60が上昇した状態から下降する際の、圧縮コイルバネ61の弾性力を緩衝する為のものであるが、省略可能である。また、このコイルバネ67をクランプケース60を下方へ弾性付勢する為の引っ張りコイルバネとなるように構成してもよい。
クランプ解除操作部材62は、例えば金属製の回動プレート70と、この回動プレート70に連結された例えば合成樹脂製の操作部71とを有する。回動プレート70は後側の軸状部材63に回動自在に外嵌されて鉛直軸心回りに回動自在に枢支され、この回動プレート70の一部がクランプケース60の下側に位置し、クランプケース60の後側において回動プレート70に操作部71に連結されている。クランプ解除操作部材62は、図7と図8に示す非解除位置と図9と図10に示す解除位置とに亙って回動可能であり、捩じりバネ72により非解除位置側(平面視にて反時計回り方向)に弾性付勢されている。
捩じりバネ72は、その一端部が前側の軸状部材63に巻付けられ、途中部がベース板52の切起部73に巻付けられ、他端部が回動プレート70のバネ掛け部70aに掛けられた状態で装着されている。回動プレート70には、その先端部分を傾斜させた押上部70bが形成され、クランプ解除操作部材62を非解除位置から解除位置へ回動させると、押上部70bがクランプケース60の左壁60cの下側へ入り込み、押上部70bの傾斜により、左壁60c(クランプケース60)を上方へ持ち上げることで、圧縮コイルバネ61の付勢力に抗してベース板52から押え枠54をクランプ解除できる。
ここで、クランプケース60の左側には、ベース板52の一部を切り起こして前後方向に少し長い布ガード部75が形成されている。この布ガード部75は、押え枠54よりも右側の加工布がクランプケース60の下側に入り込まないようにガードするためのものである。クランプケース60の下側に加工布が入り込んだ場合、その加工布により上昇したクランプケース60が下限位置まで下降することができず、押え枠54で加工布をベース板52に押えることができない虞があるが、この布ガード部75を設けたことにより、こうした不具合を極力防止することができる。
ところで、前述のように、押え枠54とクランプ機構55のクランプケース60とを連結する前後1対の枠連結部80が設けられているが、これら枠連結部80の下部側には、加工布のうち押え枠54よりもクランプ機構55側の布部分を逃す為の逃し部81が形成されている。この逃し部81は、押え枠54とクランプケース60の間において、ベース板52側から上側へ凹設されている。また、これら1対の枠連結部80の間には、針棒10に縫針11を止める止めネジ12との干渉を防止する為の凹部82が形成されている。
以上説明した布保持装置50の作用・効果について説明する。
布保持装置50は、ベース板52と押え枠54とクランプ機構55を備えたものであり、ベース板52に、押え枠54とクランプ機構55が設けられ、このベース板52が刺繍枠駆動機構48のキャリッジ33に着脱自在に装着される。ベース板52には、加工布にボタンホール縫目を形成するためにボタンホール用針穴51が形成され、このベース板52のボタンホール用針穴51の周囲付近において押え枠54により加工布が押えられる。
そして、押え枠54で加工布をベース板52に押えた状態となるように、クランプ機構55により押え枠54が解除可能に固定されて、この布保持装置50に加工布が保持される。刺繍枠駆動機構48により、加工布を保持した布保持装置50がX方向とY方向に夫々移動駆動されて加工布が布送りされ、針棒10を上下動させる針棒上下動機構等の縫製機構が作動して、押え枠54の枠内側の布部分にボタンホール縫目が形成される。この場合、縫針11が、ボタンホール用針穴51を通過するように加工布に落とされ、ベッド部1に設けた糸捕捉機構と協動して縫目が形成される。
以上のように、この布保持装置50によれば、ベース板52、押え枠54、クランプ機構55を設けたことにより、電子制御ミシンMを用いて、加工布にボタンホール縫目を形成することができる。押え枠54によりベース板52のボタンホール用針穴51の周囲付近において加工布を押え、押え枠54で加工布をベース板52に押えた状態となるように、クランプ機構55により押え枠54を解除可能に固定するので、加工布を確実に保持し、加工布のホールド性を十分に確保して縫製品質を高めることができ、また、ボタンホール縫目のサイズを大きくして糸密度を高めることもでき、しかも、加工布の着脱(保持/保持解除)作業も簡単化でき、厚手の加工布を張った状態で保持し、厚手の加工布も簡単・確実に装着することが可能となる。
刺繍枠駆動機構48のキャリッジ33に解除可能に連結される連結部53を設け、この連結部53にベース板52を固定したので、刺繍枠駆動機構48のキャリッジ33に連結部53を解除可能に連結することで、このキャリッジ33にベース板52を着脱自在に装着することができる。ボタンホール用針穴51を、X方向とY方向に夫々細長い2つの矩形穴51a,51bを直交させた十字形状に形成したので、布保持装置50に保持された加工布に、直交する2つの矩形穴51a,51bの何れかを利用し、その矩形穴の長さ方向に長いボタンホール縫目を形成することができ、例えば、加工布の縁近傍部分に縦ボタンと横ボタンの何れでも簡単に形成することが可能となる。
押え枠54を、加工布を押える押え足13との干渉を防止するために、ボタンホール用針穴51から所定距離以上空けた略楕円枠形状に形成したので、押え枠54により加工布がベース板52に押えられた状態で、ボタンホール縫目を形成する際、押え枠54と押え足13との干渉を確実に防止したうえで、その押え足13により加工布のうちの押え枠54の枠内側の布部分を確実に押えることが可能になる。また、押え枠54のサイズを小型化でき形状も比較的簡単になるため製作コスト的に有利になる。
クランプ機構55を、押え枠54に対して柱部側2に設けたので、比較的大きな加工布の一部を押え枠54によりベース板52に押え、この加工布をクランプ機構55に対して脚柱部2と反対側(左側)へ広く延ばしておくことができ、つまりは、比較的大きな加工布をセットする場合に便利になる。クランプ機構55は、押え枠54をベース板52側へ弾性付勢する圧縮コイル61と、この圧縮コイルバネ61の付勢力に抗してベース板52から押え枠54をクランプ解除可能なクランプ解除操作部材62とを有するので、この圧縮コイルバネ61の付勢力により押え枠54で加工布をベース板52に確実に押えることができ、クランプ解除操作部材62を操作して、圧縮コイルバネ61の付勢力に抗してベース板52から押え枠54を簡単且つ確実にクランプ解除することができる。
押え枠54とクランプ機構55とを連結する1対の枠連結部80の下部側に、加工布のうち押え枠54よりもクランプ機構55側の布部分を逃す為の逃し部81を形成したので、加工布を押え枠54によりベース板52に押える場合、押え枠54よりもクランプ機構55側の布部分を折り曲げた状態にして逃し部81により逃し、押え枠54により加工布をベース板52に確実に押えて保持でき、それ故、加工布の略所望の位置にボタンホール縫目を形成可能に装着することができる。1対の枠連結部80の間に、針棒10に縫針11を止める止めネジ12との干渉を防止する為の凹部82を形成したので、この凹部82に止めネジ12を入り込ませて、止めネジ12と布保持装置50との干渉を防止できる。
その他、本実施形態では次のように部分的に変更可能である。
1]ボタンホール用針穴をX方向又はY方向に細長い1つの矩形穴で構成し、この場合、押え枠を矩形枠状に構成してもよい。
2]クランプ機構として、比較的強力な磁力を発生するマグネットからなる押え枠を設け、この押え枠を加工布を挟んで金属性のベース板に磁着させて、加工布を押え保持するように構成してもよい。
3]ボタンホール用針穴のサイズが異なる複数の布保持装置を用意し、形成予定のボタンホール縫目のサイズに応じた布保持装置を使用できるようにしてもよい。
4]クランプ機構を、押え枠に対してミシン脚柱部と反対側に設けてもよい。
5]その他、本発明の技術思想を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施可能である。
本発明の実施形態に係る布保持装置を装着した電子制御ミシンの斜視図である。 電子制御ミシンの制御系のブロック図である。 刺繍枠の平面図である。 布保持装置の斜視図である。 布保持装置の平面図である。 布保持装置の正面図である。 布保持装置(クランプ状態)の要部の平面図である。 布保持装置(クランプ状態)の要部の縦断面図である。 布保持装置(クランプ解除状態)の要部の平面図である。 布保持装置(クランプ解除状態)の要部の縦断面図である。 図5のXI−XI線断面図である。
符号の説明
M 電子制御ミシン
2 脚柱部
12 止めネジ
13 押え足
33 キャリッジ
48 刺繍枠駆動機構
50 布保持装置
51 ボタンホール用針穴
51a,51b 矩形穴
52 ベース板
53 連結部
54 押え枠
55 クランプ機構
61 圧縮コイルバネ
62 クランプ解除操作部材
80 枠連結部
81 逃し部
82 凹部

Claims (7)

  1. 刺繍ミシンの刺繍枠駆動機構によりX方向とY方向に夫々移動駆動され且つ加工布を保持する布保持装置において、
    前記刺繍枠駆動機構の駆動部に着脱自在に装着され、加工布にボタンホール縫目を形成するためにボタンホール用針穴が形成されたベース板と、
    前記ベース板に設けられ、ベース板のボタンホール用針穴の周囲付近において加工布を押える押え枠と、
    前記押え枠で加工布をベース板に押えた状態となるように、押え枠を解除可能に固定するクランプ機構とを備え、
    前記ボタンホール用針穴は、X方向とY方向に夫々細長い2つの矩形穴を直交させた十字形状に形成されたことを特徴とする布保持装置。
  2. 前記刺繍枠駆動機構の駆動部に解除可能に連結される連結部を設け、この連結部にベース板を固定したことを特徴とする請求項1に記載の布保持装置。
  3. 前記押え枠は、加工布を押える押え足との干渉を防止するために、ボタンホール用針穴から所定距離以上空けた略楕円枠形状に形成されたことを特徴とする請求項に記載の布保持装置。
  4. 前記クランプ機構は、押え枠に対してミシン脚柱部側に設けられたことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の布保持装置。
  5. 前記クランプ機構は、押え枠をベース板側へ弾性付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗してベース板から押え枠をクランプ解除可能なクランプ解除操作部材とを有することを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の布保持装置。
  6. 前記押え枠とクランプ機構とを連結する枠連結部の下部側に、加工布のうち押え枠よりもクランプ機構側の布部分を逃す為の逃し部が形成されたことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の布保持装置。
  7. 前記枠連結部を1対設け、これら1対の枠連結部の間に、針棒に針を止める止めネジとの干渉を防止する為の凹部が形成されたことを特徴とする請求項に記載の布保持装置。
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