JP4139485B2 - 表示画像評価方法および表示画像評価システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置が表示する画像の評価方法およびそのシステムに係り、特に時分割(フィールド)駆動を用いた表示装置に好適な駆動特性評価に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
表示装置の表示品位を評価する方法としては、試験用の静止映像や動画像を用いて、画面全体の解像度、コントラスト比、輝度分布、色度分布等を人間の目視によって主観的に評価する方法、あるいは表示画像を取り込むためのカメラと、画像処理装置やコンピュータのような演算装置とを組み合わせたシステムを用いて客観的に評価する方法が一般的である。後者の場合は、評価情報の保存や解析が簡便である。
【0003】
例えば、特開平5−27704号公報には、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の表示素子をセンサカメラで撮影し、撮影画像における個々の画素の光度を画像処理等によって評価する方法が開示されている。この方法は、具体的には、表示素子とセンサカメラとの位置関係と、表示素子の画素に対応するセンサの画素を特定する対応関係情報とに基づいて、表示素子の画素についての光度情報を検出する手法を採用している。
【0004】
また、特開平6−167682号公報には、液晶表示パネルの画素欠陥を評価する方法が開示されている。この方法は、具体的には、液晶表示パネルの正常画素の透過率が最高であるときの透過光の光量を基準輝度して記憶しておき、被検査画素を透過した光の光量(被検査画素輝度)の基準輝度に対する比を算出する手法を採用している。
【0005】
さらに、特開平8−338787号公報には、ディスプレイの画素とディスプレイの表示画像を撮影するカメラの検出画素とが正確に1対1に対応しないことにより発生する検出画像の歪曲(エイリアシング)を防止する方法が開示されている。この方法は、具体的には、表示画像の位置を様々な位置にシフトさせることによって、エイリアシングによるエラーを回避する手法を採用している。
【0006】
その他、特開平7−220083号公報には、デジタル表示画像の画像ノイズを評価する方法が開示されている。この方法は、具体的には、表示画像のスペクトル分析を行うことによって画像評価値としての色度情報または色差情報を算出することもできるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、CRTやネマティック液晶ディスプレイでは、アナログ的に表示を行っているため、表示画面を評価する基本的な単位時間は1フィールド単位の測定で十分であり、また、撮影装置として汎用のビデオカメラ等を用いることによって安価に評価を行うことができる。
【0008】
一方、デジタル的表示である時分割(フィールド)駆動方式を採り入れたプラズマディスプレイパネル(PDP)、強誘電性液晶ディスプレイ(FLCD)および反強誘電性液晶ディスプレイ(AFLCD)、フィールドシーケンシャル駆動を用いた液晶プロジェクタ等の表示素子では、1フィールド期間よりも短い各期間で数回の走査を行って発光または配向を制御する。
【0009】
この時、各サブフィールド期間で発光、配向、伝送の不良等があった場合、上記のような従来の1フィールド単位またはそれ以上の期間を計測単位とする測定方法では、表示不良個所の特定はできても、不良原因が、駆動回路上の問題であるのか、もしくは構成材料またはその駆動条件であるのかを判断することができない。また、このような不良が発生した場合には、解析が困難になることが予想される。
【0010】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、表示素子の表示特性の評価方法において、特に時分割駆動方式による表示素子の表示特性の評価を適切かつ簡便に行うことができる評価方法および評価システムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の表示画像評価方法は、上記の課題を解決するために、その表示画像が評価されるべき表示装置の表示部を撮影装置によって所定の画像入力期間に撮影し、その結果得られた撮影画像に対し所定の評価を行い、上記撮影装置の撮影フィールド周波数を上記表示装置の表示フィールド周波数と異ならせ、1フィールドを構成する複数のサブフィールド毎に走査を行う駆動方法で表示を行う表示装置を上記表示装置として用い、上記画像入力期間を上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定することを特徴としている。
【0012】
なお、ここでの1フィールド期間とは表示装置に一画像を表示できる期間を構成する単位周期のことを表している。
【0013】
上記の方法では、撮影フィールド周波数が表示フィールド周波数と異なっていることによって、撮影装置からの撮影画像(評価画像)が画面における上または下方向に移動する。このときの移動周期は、両フィールド周波数の差の周波数の逆数(周期)に等しい。それゆえ、表示装置の諸表示特性を表示画面の全位置およびフィールドの全期間において測定することができる。
【0014】
請求項1に記載の表示画像評価方法は、上記撮影フィールド周波数の設定を可変にすることが好ましい。これにより、撮影フィールド周波数が変化することによって、両フィールド周波数の差が変化するので、評価画像の移動周期を自在に変化させることができる。
【0015】
また、画像入力期間を1フィールド期間よりも短くすることで、撮影画像上に各フィールドの境界が現れるので、表示装置を1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割して駆動する場合、サブフィールド単位での画像が画面上に表示されるようになる。この際、撮影画像の光度が低下するが、撮影装置の感度を増加させれば問題はない。また、撮影画面上の各サブフィールドの境界付近の画像はぼやけてしまうが、中央部分の画像がそのサブフィールドでの状態を示しているため、画像を評価することは十分に可能である。
【0016】
請求項1に記載の表示画像評価方法は、画像入力期間を短く設定することによって、表示画像内に現れる各サブフィールドの境界がより明瞭になり、隣接するサブフィールド間での映像のかぶりを少なくすることができる。また、画像入力期間を最小サブフィールドよりも短く設定することによって、最小サブフィールドをより明瞭に撮影することができる。
【0017】
請求項1に記載の表示画像評価方法は、上記表示装置にランプ波形信号に基づく複数階調レベルの画像を評価用の画像として表示させることが好ましい。ランプ波形信号を用いることによって、表示画像の各階調レベルでの評価を行うことができる。
【0018】
また、上記ランプ波形信号を水平方向に移動させることが好ましい。ランプ波形信号を水平方向に移動させると、その移動にしたがって、上記の複数階調レベルを表示する画像が水平に移動していく。
【0019】
表示画像評価方法システムは、上記の課題を解決するために、その表示画像が評価されるべき表示装置と、該表示装置の表示部を所定の画像入力期間に撮影する撮影装置と、その結果得られた撮影画像に対し所定の評価を行う評価装置とを備え、上記撮影装置の撮影フィールド周波数が上記表示装置の表示フィールド周波数と異なるように設定され、上記表示装置が、1フィールドを構成する複数のサブフィールド毎に走査を行う駆動方法で表示を行い、上記画像入力期間が上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定されていることを特徴としている。
【0020】
一方、他の表示画像評価方法システムは、上記の課題を解決するために、その表示画像が評価されるべき表示装置と、該表示装置の表示部を所定の画像入力期間に撮影する撮影装置と、その結果得られた撮影画像に対し所定の評価を行う評価装置と、上記撮影装置の撮影フィールド周波数を上記表示装置の表示フィールド周波数と異なるように設定する周波数設定手段とを備え、上記表示装置が、1フィールドを構成する複数のサブフィールド毎に走査を行う駆動方法で表示を行い、上記画像入力期間が上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定されていることを特徴としている。
【0021】
上記の両システムでは、撮影フィールド周波数が表示フィールド周波数と異なっていることによって、撮影装置からの撮影画像(評価画像)が画面における上または下方向に移動する。それゆえ、表示装置の諸表示特性を表示画面の全位置およびフィールドの全期間において測定することができる。
【0022】
また、上記の他の表示画像評価方法システムは、上記周波数設定手段が、上記撮影フィールド周波数の設定を可変にすることが好ましい。これにより、撮影フィールド周波数が変化することによって、両フィールド周波数の差が変化するので、評価画像の移動周期を自在に変化させることができる。
【0023】
像入力期間を1フィールド期間よりも短くすることで、撮影画像上に各フィールドの境界が現れるので、表示装置を1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割して駆動する場合、サブフィールド単位での画像が画面上に表示されるようになる。この際、撮影画像の光度が低下するが、撮影装置の感度を増加させれば問題はない。また、撮影画面上の各サブフィールドの境界付近の画像はぼやけてしまうが、中央部分の画像がそのサブフィールドでの状態を示しているため、画像を評価することは十分に可能である。
【0024】
特に、上記の両表示画像評価システムは、上記画像入力期間が上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定されていることによって、表示画像内に現れる各サブフィールドの境界がより明瞭になり、隣接するサブフィールド間での映像のかぶりを少なくすることができる。また、画像入力期間を最小サブフィールドよりも短く設定することによって、最小サブフィールドをより明瞭に撮影することができる。
【0025】
上記の両表示画像評価システムは、上記評価装置が、上記撮影装置による撮影結果を保存し、かつ解析するコンピュータ装置を有することが好ましい。このように、撮影結果を保存し、かつ解析することは、大画面かつ高精彩の表示装置のように評価画像の詳細部分の多量の情報を評価する場合に有効である。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0027】
本実施の形態に係る表示画像評価システムは、図1に示すように、表示装置1と、映像出力装置2と、撮影装置3と、制御装置4と、評価装置5とを備えている。
【0028】
映像出力装置2は、所定パターンの階調画像のような評価用のテスト画像を映像信号として出力し、表示装置1に提供する装置である。表示装置1は、映像出力装置2から出力される映像信号を評価される画像として表示画面1aに表示する。表示装置1としては、後述するように、各種の装置が適用できる。
【0029】
撮影装置3は、ビデオカメラ等で構成されており、表示画面1aに表示された画像を撮影する。この撮影装置3のフィールド周波数およびシャッター時間は可変である。また、撮影装置3のフィールド周波数およびシャッター時間(画像入力期間)が固定されていてもよいが、撮影装置3のフィールド周波数は、少なくとも表示装置1のフィールド周波数と異なる値に設定されている。
【0030】
周波数設定手段としての制御装置4は、撮影装置3のフィールド周波数およびシャッター時間の設定値を撮影装置3に与えるとともに、これらの設定値を外部からの指示にしたがって変更する。制御装置4としては、種々の構成が考えられるが、操作者の入力によってフィールド周波数およびシャッター時間(シャッター速度)を変更しうるような構成を備えたコンピュータ装置等が適している。また、制御装置4は撮影装置3と一体化されていてもよい。
【0031】
なお、撮影装置3のフィールド周波数およびシャッター時間が固定されている場合は、制御装置4が省かれる。
【0032】
評価装置5は、コンピュータ装置等によって構成されており、撮影装置3に撮影された映像について所定の演算および解析を行うことによって、良否判定、表示異常箇所の特定、駆動条件の修正等を評価結果として出力する。また、評価装置5は、撮影装置による撮影結果を上記のような評価のために記憶装置等に保存する。
【0033】
上記の表示画像評価システムは、図2に示すアルゴリズムにしたがって画像の評価を行う。
【0034】
まず、撮影装置3によって表示装置1に表示された画像を取り込む(S1)。次に、評価装置5において、その画像に付加された、その画像についての表示画面1aにおける位置情報および時刻情報を抽出し(S2)、取り込まれた画像について輝度判定、透過率等の計測といった評価を行う(S3)。さらに、S3の結果である評価情報が全フィールドについて得られたか否かを判定し(S4)、得られない場合はS1に処理を戻す一方、得られた場合はこれらの情報を出力して(S5)、処理を終える。
【0035】
このような自動的に画像の評価を行うアルゴリズム(プログラム)は、ソフトウエアとしてCD−ROM、フロッピディスク等の記録媒体に記録されて提供される。
【0036】
続いて、制御装置4によって制御される撮影装置3の撮影方法について詳細に説明する。
【0037】
表示装置1は、時分割駆動方式で駆動され、表示画面1aを一定数のライン毎に順次走査して表示を行うようになっている。これは、PDPやFLCDの一般的な駆動方式である。時分割駆動においては、特開昭63−226178号公報に開示されたような駆動方式を用いると、ライン順次走査時におけるフィールド当たりの信号の表示効率が高い。ここでは、この先行技術を本発明の駆動例として適用する場合を考える。
【0038】
図3に示すように、1フィールド期間が、例えば1:2:4:8の比で分割された4つのサブフィールドF1 ・F2 ・F4 ・F8 毎に走査する場合を想定する。この走査方法は、画像の階調レベルをサブフィールドF1 ・F2 ・F4 ・F8の時間比を各ビットに割り当てたデジタル的な走査方法である。なお、各サブフィールドF1 ・F2 ・F4 ・F8 間には、ブランキング期間BLが設けられている。
【0039】
このような駆動方式で順次走査を行うと、隣の走査ラインでは走査タイミングが一定の期間遅延することになる。このため、表示装置1の各走査ラインに対しての走査タイミングはおおよそ図4のように表される。
【0040】
撮影装置3のフィールド周波数は、ここでは、例えば、表示装置1のフィールド周波数である60Hzより小さい59Hzに設定されている。また、撮影装置3は、図5に示すように、画像入力期間Ts のみ画像情報を取り込んで、フィールド毎に出力するようになっている。
【0041】
図5は、各フィールド(第1および第2フィールド)での撮影タイミング(時刻t1 ’・t2 ’)を示し、図6は、さらに第3フィールドまで含めた各撮影タイミング(時刻t1 ’・t2 ’・t3 ’)で得られる撮影画面を示している。図5および図6によれば、表示装置1と撮影装置3との間でフィールド周期が異なることによって、撮影された画像には各々の時刻t1 ’〜t3 ’での各サブフィールドの応答情報を表示することができ、また、撮影装置3のフィールド周期が更新される毎に表示画像が上方向に移動することが分かる。また、撮影装置3のフィールド周波数が表示装置1のフィールド周波数より大きい場合は、表示画像が下方向に移動する。このときの移動周期は、両フィールド周波数の差の周波数の逆数である周期(上記の例では1秒)に等しい。撮影装置3のフィールド周波数(換言すれば、両フィールド周波数の差)を変化させることによって、評価画像の移動周期を自在に変化させることができる。
【0042】
ここで、画像入力期間Ts を短く設定することによって、表示画像内に現れる各サブフィールドの境界がより明瞭になり、隣接するサブフィールド間での映像のかぶりを少なくすることができる。この際、最小サブフィールドを明瞭に撮影するためには、画像入力期間Ts を最小サブフィールドよりも十分短く設定する必要がある。
【0043】
しかしながら、画像入力期間Ts を短くすることによって、撮影画像の光度が低くなる。したがって、最小サブフィールドの表示情報が必要でない場合には、画像入力期間Ts を最小サブフィールドよりも長くしてもよいが、隣接サブフィールドの境界付近の画像がぼやけることを考慮する必要がある。この場合、その境界付近の画像はぼやけてしまうが、フィールドの中央の画像は明瞭であるので、画像を評価することは十分に可能である。
【0044】
このようにして、画像が1周期移動することで、表示画面1aの全ての位置およびサブフィールドの全ての期間における表示装置1の応答情報を得ることができる。
【0045】
これらの応答情報をより詳細に効果的に得るためには、図7(a)および(b)に示すように、表示画像に全ての階調を表示させればよい。このような表示画像を得るにはランプ波形信号(図11参照)が用いられる。図7(a)は、画面の左側から右側にわたって、階調レベルが0から15まで1つずつ変化する場合の表示画像を表している。この表示画像に対応するランプ波形信号は、単調に増大する(右上がりに変化する)。一方、図7(b)は、画面の左側から中央部にわたって、階調レベルが15から0まで1つずつ変化し、画面の中央部から右側にわたって、階調レベルが0から15まで1つずつ変化する場合の表示画像を表している。この表示画像に対応するランプ波形信号は、単調に増大した後に単調に低下する(山形に変化する)。上記のランプ信号は、映像出力装置2から出力される。
【0046】
図8(a)および(b)は、時刻t1 ’において上記の2つの表示画像が撮影装置3によって撮影された結果として得られる情報を示している。図8(a)の画像情報は図7(a)に対応し、図8(b)の画像情報は図7(b)に対応している。
【0047】
また、上記のランプ波形信号を一定の周期で画面に対応して水平方向に移動させることで、それにしたがって図7(a)および(b)の各々に示す画像が水平に移動していく。その結果、表示画面1aの全ての位置およびサブフィールドの全ての期間において、全ての表示状態に対して表示装置1の応答情報を得ることができる。
【0048】
そして、これらの画像情報は、評価装置5によって評価され、その結果、表示状態の良否判定、表示不良原因および不良箇所の特定、駆動条件の修正を自動で行うことが容易になる。
【0049】
上記の駆動方法に限らず、アナログ駆動方法を用いる反強誘電性液晶ディスプレイ(AFLCD)、従来のTFT(薄膜トランジスタ)−LCDのような表示素子においても、フィールド期間の初期段階ないし最終段階の表示画像を評価することにより、フィールド期間の前後の輝度変化および配向状態を評価することができる。これにより、フィールド期間の光度の変化を評価することができ、フリッカ、階調エラー等を生じている表示画像を適切に評価することができる。
【0050】
【実施例】
続いて、各種の表示装置についての画像評価を具体的に示した各実施例について図1、図9ないし図27に基づいて説明する。
【0051】
〔実施例1〕
ここでは、表示装置1としての高品位テレビジョン(HDTV)仕様の強誘電性液晶表示装置(FLCD)において、本発明を適用した前述の画像評価システムを用いて画像の評価を行った例について説明する。
【0052】
本FLCDは、60Hzのフィールド周波数で動作し、特開昭63−226178号公報に開示された駆動方式用いて図9に示すような1:4:16:64の第1ないし第4サブフィールドF1 ・F4 ・F16・F64で1フィールドを構成するフィールド分割駆動を採用している。
【0053】
本FLCDにおける主画素6は、図10に示すように、R(赤)、G(緑)およびB(青)をそれぞれ表示する3つの副画素61〜63からなっている。副画素61は、1:2の面積比に分割された分割画素61a・61bからなっている。同様に、副画素62は分割画素62a・62bからなり、副画素63は分割画素63a・63bからなっている。
【0054】
本FLCDでは、上記のフィールド分割と画素分割とによって256階調の表示を可能にしている。また、本FLCDの表示は、図11に示すように、レベル“0”からレベル“255”までの256階調を表示するランプ波形を用いている。
【0055】
撮影装置3は、市販のビデオカメラであり、そのフィールド周波数がNTSC(National Television Systems Committee) 方式による59.94Hzに設定されている。また、撮影装置3のシャッター速度は、表示装置1(FLCD)の最小サブフィールド期間よりも短くなる1/4000秒に設定されている。このような条件で表示装置1に表示される画像を撮影装置3で撮影することによって、図12(a)に示す評価映像が得られた。図12(b)は、12(a)における階調の最小ビットを表すA部を拡大して示している。この評価画像は約17秒毎に下から上に周期的に移動した。この図から、ある駆動電圧条件の下で、画面の全ての位置および全てのサブフィールドF1 ・F4 ・F16・F64において十分なスイッチ特性が得られていることが分かる。
【0056】
一方、他の駆動電圧条件の下では、図13に示す評価画像が得られた。この評価画像も、図12(a)に示す評価画像と同様に移動した。この図から、階調信号がレベル“32”からレベル“60”までのサブフィールドF4 ・F16・F64、階調信号がレベル“192”からレベル“204”のときのサブフィールドF4 ・F16、ならびに階調信号がレベル“224”からレベル“255”のときのサブフィールドF1 およびその前後のブランキング期間において、不良スイッチが生じていることが分かる。黒表示の後の白表示または白表示の後の黒表示のように、特定の表示パターンにおいて液晶分子のスイッチの不良が生じているので、そのようなスイッチ不良がなくなるように電圧を調整すればよい。
【0057】
〔比較例1〕
図14は、実施例1に対して、従来の方法で表示画面1aの一領域を輝度計で測定した結果を示す。この図から、階調レベルに対する輝度値の特性線が、レベル“32”からレベル“72”、レベル“192”からレベル“200”およびレベル“224”からレベル“240”において、規定の直線から大きく逸脱していることが分かる。また、レベル“80”からレベル“180”においても、わずかな階調エラー(階調反転)が生じている。この図からは、各サブフィールドでどの程度の階調エラーが生じた結果、このような階調特性が得られたのかを判断することができない。
【0058】
〔実施例2〕
本実施例では、プラズマディスプレイ(PDP)に対して本発明を適用した。ここでのPDPは、60Hzのフィールド周波数で動作し、特開平8−254965号公報に開示されているライン順次書き込み表示を行う駆動例を利用する。このライン順次書き込み表示は、図15に示すように、1フィールド期間が複数のサブフィールドSF1 〜SF6 に分割され、書込走査および消去走査と維持放電とを組み合わせて行うようになっている。
【0059】
本実施例では、このようなライン順次書き込み表示に基づいて、図16に示すようなフィールド分割駆動を行っている。この場合、サブフィールドが1フィールド期間の先頭部分に集中して設けられ、サブフィールドに続く残余の期間に、ブランキング期間が設けられている。サブフィールドの時間分割比は、16:8:8:2:1:4:8:16に設定されている。また、各サブフィールド間にもブランキング期間が設けられている。
【0060】
このようなフィールド分割駆動によって全面で白色の画像を表示させた際、実施例1と同様の撮影装置3でシャッター速度を1/10000秒に設定することによって、図17の評価画像が得られた。この図から、各サブフィールドおよびブランキング期間で十分なスイッチングが得られていることが分かった。また、ランプ波形信号を用いて表示を行えば、各サブフィールドのスイッチングの状態が把握されることが予測できる。
【0061】
〔実施例3〕
本実施例では、プラズマディスプレイにおいて本発明を適用した。ここでのPDPは、60Hzのフィールド周波数で動作し、特開平8−254965号公報に開示されているライン順次書き込み後に全画面一斉表示を行う駆動例(図18)、または特開平8−278767号公報に開示されているライン順次書き込み後に全画面一斉表示を行う駆動例(図19)を利用する。
【0062】
図18に示す駆動例は、1フィールド期間が走査期間と維持放電期間とからなる複数のサブフィールドSF1 〜SF6 に分割されている。一方、図19に示す駆動例は、1フレーム期間が複数のサブフレームに分割されており、各サブフレームにおける異なる輝度の組み合わせで多階調表示を実現する。各サブフレームは、データの書き込みを行うアドレス期間と、そのサブフレームの輝度レベルを決めるサスティン期間とで構成されている。
【0063】
本実施例では、このような駆動例に基づいて、前述の図16に示すようなフィールド分割駆動を行っている。
【0064】
この駆動方式で駆動されるPDPでは、ブランキング期間に各セルに信号を書き込み、各フィールド期間で全画面を同時に発光させるため図17に示すような画像は得られない。このため、フィールド周期による各遅延時刻における映像情報として、実施例1で用いた同様の撮影装置1でシャッター速度が1/10000秒に設定されているとき、図20(a)ないし(c)に示すように、各評価画像が得られた。
【0065】
具体的には、図20(a)は、期間比8のサブフィールドにおける評価画像を示し、図20(b)は、ブランキング時における評価画像を示し、図20(c)は、期間比16のサブフィールドにおける評価画像を示している。
【0066】
これにより、各々のサブフィールドで全画面にわたって不良箇所なしにスイッチ動作していることが分かった。また、他の期間比のサブフィールドにおいても同様な結果を得ることができた。
【0067】
〔実施例4〕
本実施例では、フィールドシーケンシャル駆動を行っている投射型液晶表示装置に本発明を適用した。本投射型液晶表示装置において、画像情報の三原色(R,G,B)を得る方法として、例えば、以下の方法が適用できる。
(1)白色光源を三原色に変調した後、交差する2枚のダイクロイックミラーで選択的に色分離して得る方法(特開平6−343178号公報)。
(2)透過式のカラーフィルタを回転させて得る方法(特開平7−104294号公報)。
(3)白色光源をR,G,Bの光に分離して3枚の液晶パネルにそれぞれ導き、さらに混色を避けるためにR,G,Bフィールドを順次選択して表示を行う方法。
【0068】
上記いずれの方法を用いた場合でも、カラーフィルタの切り替わり周波数と走査周波数とが同調するように調整されている場合には、前述の図5に示す原理に基づいた評価画像を得ることができる。
【0069】
この実施例で挙げられた投射型液晶表示装置は、図21に示すようなフィールド分割駆動を行っている。この駆動においては、R、GおよびBに対応するサブフィールドFR ・FG ・FB の各期間が、白表示が得られるように設定されている。また、各サブフィールドFR ・FG ・FB 間には、所定の長さのブランキング期間BLが設けられている。
【0070】
実際の駆動においては、全面白の画像を表示し、実施例1で用いた撮影装置3でシャッター速度を1/4000秒に設定することによって、図22に示す評価画像が得られた。この図から、各サブフィールドで十分なスイッチングが得られていることが分かる。
【0071】
〔実施例5〕
本実施例では、実施例4と同様に、フィールドシーケンシャル駆動を行う投射型液晶表示装置においてR、G、Bの各光の切り替えが電子シャッター方式で行われる構成について本発明を適用した。カラーフィルタによるR、G、Bの各光がフィールド内の一定の期間に全画面に対して同時に作用するため、実施例3と同様な原理に基づいて時間情報としてのサブフィールド毎の評価画像が得られる。
【0072】
実際の駆動においては、画像を全面白表示にし、実施例1で用いた撮影装置3でシャッター速度を1/4000秒にすることによって、図23(a)ないし(c)の評価画像が得られた。図23(a)は、サブフィールドFG における評価画像を示し、図23(b)は、ブランキング期間における評価画像を示し、図23(c)は、サブフィールドFB における評価画像を示す。この図から、各サブフィールドでの表示が十分に行われていることが分かる。
【0073】
〔実施例6〕
本実施例では、市販のアクティブマトリクス型液晶表示装置に本発明を適用した。この液晶表示装置は、N/2本の走査ラインをそれぞれ有する2つの領域に分割された画面を有しており、図24に示すように、2つの領域において順次走査を同時に行う。これは、いわゆるアナログ駆動であり、フィールド分割駆動ではない。
【0074】
実際の駆動においては、画像を全面白表示にし、表示装置1のフィールド周波数を前述の59.94Hz(NTSC方式)に設定し、撮影装置3のフィールド周波数を60Hzに設定するとともに、シャッター速度を1/2000秒に設定することによって、図25に示す評価画像が得られた。この図から、フィールドの始めと終わりとで輝度が若干異なっていることが分かる。
【0075】
アナログ駆動の表示装置でも、フィールドの始めと終わりとで輝度が大きく異なっていると、それが表示上でフリッカとして認識されるため、このようなフリッカの発生は画像の表示品位に関わる問題となる。したがって、フィールドの始めと終わりとの間の輝度の変化が、所定の範囲内であれば、その表示画像を正常(良好)と評価し、表示画像がフィールドの途中で突然発光したり、消失したりするような不安定な状態である場合には、その表示画像が異常であると評価することができる。
【0076】
〔実施例7〕
本実施例では、実施例1で用いたFLCDと同じFLCDに本発明を適用し、全面白画像を表示させた際、図26に示す評価画像が得られた。この図から、フィールドの前後での配向が異なっており、安定した輝度が得られていないことが分かる。また、画面右上部に、その周囲の部分と異なる配向の領域があることが分かる。
【0077】
一方、同じFLCDを黒表示させた場合、図27に示す評価画像が得られた。これも、図26と同様にフィールドの前後で輝度値が変動し、安定していない。
【0078】
また、図26および図27の評価画像を比較すると、画面右上部の配向の異常な領域が表示状態を変化させてもほとんど変化していないので、このFLCDの配向状態は駆動に適さないことが分かる。
【0079】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る表示画像評価方法は、その表示画像が評価されるべき表示装置の表示部を撮影装置によって所定の画像入力期間に撮影し、その結果得られた撮影画像に対し所定の評価を行い、上記撮影装置の撮影フィールド周波数を上記表示装置の表示フィールド周波数と異ならせ、1フィールドを構成する複数のサブフィールド毎に走査を行う駆動方法で表示を行う表示装置を上記表示装置として用い、上記画像入力期間を上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定する方法である。
【0080】
このように、撮影フィールド周波数が表示フィールド周波数と異なっていることによって、撮影装置からの撮影画像(評価画像)が画面における上または下方向に移動する。それゆえ、表示装置の諸表示特性を全画面の位置および全フィールドの時刻において測定することができる。したがって、表示画像の評価を適切かつ簡便に行うことができ、その結果、表示装置の良否判定、表示異常箇所の特定、駆動条件の調整等を容易かつ確実に行うことができるという効果を奏する。
【0081】
本発明によれば、表示装置、特に時分割駆動方法を用いる表示素子の諸表示特性を画面の全位置およびフィールドの全ての期間(時刻)において測定することができ、良否判定、表示異常箇所の特定や駆動条件の調整等の評価を簡便に行うことができる。
【0082】
上記表示画像評価方法において、上記撮影フィールド周波数の設定を可変にすることにより、両フィールド周波数の差が変化し、その結果、評価画像の移動周期を自在に変化させることができる。したがって、検査条件に応じて画像の移動速度を設定することができる。
【0083】
また、画像入力期間を1フィールド期間よりも短い期間に設定する、各フィールドの境界付近の画像がぼやけてしまうが、フィールドの中央の画像は明瞭であるので、画像を評価することは十分に可能である。したがって、このような評価方法は、必要最小限の評価を行う場合に適している。
【0084】
本発明の表示画像評価方法は、上記のように、上記画像入力期間が上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定するので、最小サブフィールドをより明瞭に撮影することができる。したがって、この評価方法は、評価画像のより詳細な部分を評価する場合に適している。
【0085】
本発明の表示画像評価方法は、上記表示装置にランプ波形信号に基づく複数階調レベルの画像を評価用の画像として表示させるので、表示画像の各階調レベルでの評価を行うことができる。したがって、階調表示に適したフィールド分割駆動法による表示画像の評価を、より適切に行うことができる。
【0086】
また、上記ランプ波形信号を水平方向に移動させる、ランプ波形信号の移動にしたがって、上記の複数階調レベルを表示する画像が水平に移動していく。したがって、表示装置における表示部の全ての位置およびサブフィールドの全ての期間において、全ての表示状態に対して表示装置の応答情報を得ることができる。
【0087】
本発明の表示画像評価システムは、その表示画像が評価されるべき表示装置と、該表示装置の表示部を所定の画像入力期間に撮影する撮影装置と、その結果得られた撮影画像に対し所定の評価を行う評価装置とを備え、上記撮影装置の撮影フィールド周波数が上記表示装置の表示フィールド周波数と異なるように設定され、上記表示装置が、1フィールドを構成する複数のサブフィールド毎に走査を行う駆動方法で表示を行い、上記画像入力期間が上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定されている構成である。
【0088】
一方、本発明の他の表示画像評価システムは、その表示画像が評価されるべき表示装置と、該表示装置の表示部を所定の画像入力期間に撮影する撮影装置と、その結果得られた撮影画像に対し所定の評価を行う評価装置と、上記撮影装置の撮影フィールド周波数を上記表示装置の表示フィールド周波数と異なるように設定する周波数設定手段とを備え、上記表示装置が、1フィールドを構成する複数のサブフィールド毎に走査を行う駆動方法で表示を行い、上記画像入力期間が上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定されている構成である。
【0089】
このように、上記の両システムでは、撮影フィールド周波数が表示フィールド周波数と異なっていることによって、撮影装置からの撮影画像(評価画像)が画面における上または下方向に移動する。それゆえ、表示装置の諸表示特性を画面の全位置およびフィールドの全期間(時刻)において測定することができる。したがって、請求項1の表示画像評価方法と同様、表示画像の評価を適切かつ簡便に行うことができ、その結果、表示装置の良否判定、表示異常箇所の特定、駆動条件の調整等を容易かつ確実に行うことができるという効果を奏する。
【0090】
また、上記の他の表示画像評価システムは、上記周波数設定手段が、上記撮影フィールド周波数の設定を可変にするので、両フィールド周波数の差が変化する結果、評価画像の移動周期を自在に変化させることができる。したがって、検査条件に応じて画像の移動速度を設定することができる。
【0091】
像入力期間が1フィールド期間よりも短い期間に設定されると、各フィールドの境界付近の画像がぼやけることがあるが、フィールドの中央の画像は明瞭であるので、画像を評価することは十分可能である。したがって、このような評価システムは、必要最小限の評価を行う場合に適している。
【0092】
特に、上記の両表示画像評価システムにおいて、上記画像入力期間が上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定されているので、最小サブフィールドをより明瞭に撮影することができる。したがって、この評価システムは、評価画像のより詳細な部分を評価する場合に適している。
【0093】
上記の両表示画像評価システムにおいて、上記評価装置が、上記撮影装置による撮影結果を保存し、かつ解析するコンピュータ装置を有するので、大画面かつ高精彩の表示装置のように評価画像の詳細部分の多量の情報を評価する場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係る評価システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 上記評価システムが行う画像評価のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図3】 上記の評価システムにおける表示装置が採用するフィールド分割駆動法で用いられる1フィールド期間におけるサブフィールドの構成を示す説明図である。
【図4】 表示装置の各走査ラインに対する走査タイミングを示す説明図である。
【図5】 上記の走査タイミングに対応する表示装置の表示フィールド周期および撮影装置の撮影フィールド周期を示す説明図である。
【図6】 撮影フィールドにおける時刻t1 ’・t2 ’・t3 ’で撮影装置から出力された各評価画像を示す説明図である。
【図7】 (a)および(b)は、表示装置が表示する、画面の左側から右側にわたって階調レベルが1つずつ変化する異なる2つの画像をディスプレイ上に表示した中間調画像として示す図面代用写真である。
【図8】 (a)および(b)は、時刻t1 ’に撮影装置から出力された画像情報であって、図7(a)および(b)にそれぞれ対応する画像情報を示す説明図である。
【図9】 本発明の実施例1に係る画像評価において評価する画像をフィールド分割駆動法で表示する場合に用いられる1フィールド期間におけるサブフィールドの構成を示す説明図である。
【図10】 上記の実施例1に係る画像評価システムにおける表示装置(FLCD)の一画素の構成を示す平面図である。
【図11】 上記FLCDに階調画像を表示させるためのランプ波形信号を示す波形図である。
【図12】 (a)は上記FLCDが表示した画像を撮影装置が撮影した結果としての出力画像をディスプレイ上に表示した中間調画像として示す図面代用写真であり、(b)はその一部を拡大して示す図面代用写真である。
【図13】 液晶にスイッチ不良がある場合の上記FLCDが表示した画像を撮影装置が撮影した結果としての出力画像をディスプレイ上に表示した中間調画像として示す図面代用写真である。
【図14】 実施例1に対する比較例で用いた従来の方法によって測定された階調レベルに対する輝度を示す特性図である。
【図15】 本発明の実施例2および3に係る画像評価システムにおいて表示装置として用いられるPDPをフィールド分割駆動法で駆動する場合に基礎となる従来の1フィールド期間におけるサブフィールドの構成および各走査ラインに対する走査タイミングを示す説明図である。
【図16】 実施例2において上記PDPで用いる1フィールド期間におけるサブフィールドの構成を示す説明図である。
【図17】 上記PDPに全面が白い画像を表示させたときに撮影装置から出力される評価画像を示す説明図である。
【図18】 本発明の実施例3に係る画像評価システムにおいて表示装置として用いられるPDPをフィールド分割駆動法で駆動する場合に基礎となる従来の1フィールド期間におけるサブフィールドの構成および各走査ラインに対する走査タイミングを示す説明図である。
【図19】 本発明の実施例3に係る画像評価システムにおいて表示装置として用いられるPDPをフィールド分割駆動法で駆動する場合に基礎となる従来の1フレーム期間におけるサブフレームの構成および各走査ラインに対する走査タイミングを示す説明図である。
【図20】(a)ないし(c)は、実施例3におけるPDPの期間比8のサブフィールドにおける表示画像、ブランキング期間における表示画像、期間比16のサブフィールドにおける表示画像にそれぞれ対応する評価画像を示す説明図である。
【図21】 本発明の実施例4に係る画像評価システムにおいて表示装置として用いられる投射型液晶表示装置をフィールドシーケンシャル駆動方法で駆動する場合に基礎となる従来の1フィールド期間におけるサブフィールドの構成を示す説明図である。
【図22】 上記投射型液晶表示装置に全面が白い画像を表示させたときに撮影装置から出力される評価画像をディスプレイ上に表示した中間調画像として示す図面代用写真である。
【図23】 (a)ないし(c)は、上記投射型液晶表示装置を電子シャッタ式のフィールドシーケンシャル駆動法で駆動させる実施例5において、全面が白い画像を表示させたときの、G(緑)のサブフィールドにおける表示画像、ブランキング期間における表示画像、B(青)のサブフィールドにおける表示画像にそれぞれ対応する評価画像をディスプレイ上に表示した中間調画像として示す図面代用写真である。
【図24】 本発明の実施例6に係る画像評価システムにおいて表示装置として用いられるアクティブマトリクス型液晶表示装置を順次走査で駆動する場合の1フィールド期間におけるサブフィールドの構成を示す説明図である。
【図25】 上記アクティブマトリクス型液晶表示装置に全面が白い画像を表示させるときに得られる評価画像をディスプレイ上に表示した中間調画像として示す図面代用写真である。
【図26】 本発明の実施例7に係る画像評価システムにおいて表示装置として用いられる実施例1のFLCDと同様なFLCDに全面が白い画像を表示させるときに得られる評価画像をディスプレイ上に表示した中間調画像として示す図面代用写真である。
【図27】 本発明の実施例7に係る画像評価システムにおいて表示装置として用いられる実施例1のFLCDと同様なFLCDに全面が黒い画像を表示させるときに得られる評価画像をディスプレイ上に表示した中間調画像として示す図面代用写真である。
【符号の説明】
1 表示装置
1a 表示画面(表示部)
2 映像出力装置
3 撮影装置
4 制御装置(周波数設定手段)
5 評価装置
Ts 画像入力期間

Claims (8)

  1. その表示画像が評価されるべき表示装置の表示部を撮影装置によって所定の画像入力期間に撮影し、その結果得られた撮影画像に対し所定の評価を行い、上記撮影装置の撮影フィールド周波数を上記表示装置の表示フィールド周波数と異ならせ
    1フィールドを構成する複数のサブフィールド毎に走査を行う駆動方法で表示を行う表示装置を上記表示装置として用い、上記画像入力期間を上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定することを特徴とする表示画像評価方法。
  2. 上記撮影フィールド周波数の設定を可変にすることを特徴とする請求項1に記載の表示画像評価方法。
  3. 上記表示装置にランプ波形信号に基づく複数階調レベルの画像を評価用の画像として表示させることを特徴とする請求項1に記載の表示画像評価方法。
  4. 上記ランプ波形信号を水平方向に移動させることを特徴とする請求項に記載の表示画像評価方法。
  5. その表示画像が評価されるべき表示装置と、
    該表示装置の表示部を所定の画像入力期間に撮影する撮影装置と、
    その結果得られた撮影画像に対し所定の評価を行う評価装置とを備え、
    上記撮影装置の撮影フィールド周波数が上記表示装置の表示フィールド周波数と異なるように設定され
    上記表示装置が、1フィールドを構成する複数のサブフィールド毎に走査を行う駆動方法で表示を行い、上記画像入力期間が上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定されていることを特徴とする表示画像評価システム。
  6. その表示画像が評価されるべき表示装置と、
    該表示装置の表示部を所定の画像入力期間に撮影する撮影装置と、
    その結果得られた撮影画像に対し所定の評価を行う評価装置と、
    上記撮影装置の撮影フィールド周波数を上記表示装置の表示フィールド周波数と異なるように設定する周波数設定手段とを備え
    上記表示装置が、1フィールドを構成する複数のサブフィールド毎に走査を行う駆動方法で表示を行い、上記画像入力期間が上記サブフィールドのうち最小サブフィールドよりも短い期間に設定されていることを特徴とする表示画像評価システム。
  7. 上記周波数設定手段が、上記撮影フィールド周波数の設定を可変にすることを特徴とする請求項に記載の表示画像評価システム。
  8. 上記評価装置が、上記撮影装置による撮影結果を保存し、かつ解析するコンピュータ装置を有することを特徴とする請求項またはに記載の表示画像評価システム。
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