JP4138332B2 - プリンタ、及び、その制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ及びその制御方法に関し、特に、CD−RやDVD−R等の記録媒体の表面に印刷を行うプリンタ及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CD−Rなどのコンパクトディスクを代表とする光記録媒体等の記録媒体の表面に印刷を行うことができるプリンタが市場に出回っている。このようなプリンタにより円板形状の記録媒体に印刷を行う場合、通常の用紙に印刷するときに印刷ヘッドがスキャンする領域を記録媒体が移動できるように専用トレーを使用する。この専用トレーは記録媒体を支持する支持部を備え、専用トレーがプリンタの用紙搬送方向、即ち副走査方向に移動することで印刷ヘッドにより記録媒体の表面に印刷を行うことができる。
【0003】
このような記録媒体への印刷では、プリンタが記録媒体の大きさ及び位置を認識しなければ正確な印刷が行えない。そこで従来は専用トレイの所定位置にマーカーを付しておき、このマーカーをセンサで読み取ると共に、このマーカーと記録媒体の支持部との位置関係から記録媒体の位置を間接的に求めるようにしてる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、記録媒体を専用トレイの支持部内にセットしても記録媒体が、この専用トレイの支持部内で微妙に動いてしまうことがあり、また前記マーカーと記録媒体の支持部との位置関係は精度的には製造公差に基づく限界があり、僅かにばらつくため、マーカーの位置が検出できても記録媒体の位置を必ずしも正確に認識できない場合がある。この状態で印刷動作を行えば、記録媒体の表面の所定位置に正確に印刷が行えず、低印刷品質の記録媒体となってしまう。
【0005】
また従来のようにマーカーのみを検出する方法では、記録媒体自体を検出していないため、記録媒体が存在していないときにトレイ上にいわゆる空打ちをしてしまうこともあり得る。
【0006】
このため、特願2002−014001号においては、専用トレイ上の記録媒体の副走査方向における両端と、主走査方向における両端を検出し、これら検出した2つの両端から、記録媒体の中心位置を精度よく検出する技術を開示している。そして、これにより、記録媒体が専用トレイ内で多少ずれていたとしても、高い精度で印刷の位置決めができるようにしている。
【0007】
主走査方向における記録媒体の両端を検出する際には、記録媒体の中心部分を外れた位置を通るライン上を、センサによるセンシングを行いながら、一定速度で連続的に移動させ、これにより記録媒体の両端を検出している。また、副走査方向における記録媒体の両端を検出する際には、センサを搭載したキャリッジを記録媒体の中央部分を外れた位置に静止させ、このセンサによるセンシングを行いながら、専用トレイを副走査方向に一定速度で連続的に移動させる。これにより、副走査方向における記録媒体の両端を検出している。
【0008】
記録媒体の中心部分を外れた位置に、センシング用のラインを設定するのは、光記録媒体等の記録媒体の中心部分は、透明な面で構成されており、また、記録媒体の中心部には支持部内でディスクトレイの位置決めをする突部があるため、これらを誤って記録媒体の縁であると検出してしまうのを回避する必要があるからである。しかし、センシング用のラインが記録媒体の中心部を外れていると、記録媒体が円板形状である場合、センシング用のラインと、記録媒体の縁との関係が、垂直ではなく斜めに傾いた関係になってしまい、センサによるセンシング精度が低下するという問題がある。このため、センシング精度を向上させるためには、センシング用のラインが、記録媒体の中心部を通る方が望ましい。
【0009】
また、特願2002−014001号においては、記録媒体の端から端までを一定速度でセンサによりセンシングしているので、記録媒体の両端を検出するための処理に、長い時間を必要とするという問題もある。
【0010】
さらには、記録媒体に何からの汚れが付着している場合等においては、この汚れの影響により、プリンタが誤った中心位置を算出してしまい、適正な位置に印刷を行わなくなってしまうという問題もある。また、記録媒体が円板形状であることを前提にして印刷データを作成している場合には、円板形状でない記録媒体がディスクトレイ上に載せられていると、記録媒体の存在しない位置にまで印刷を行ってしまうという問題もある。この結果、ディスクトレイがインクで汚れてしまうことになる。
【0011】
そこで本発明は、プリンタが検出した記録媒体の両端が、本来の記録媒体の両端であるかどうかを判断するとともに、ディスクトレイ上に載せられた記録媒体が、円板形状のものであるかを判断することにより、不適正な印刷が行われてしまうのを回避することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るプリンタは、
印刷する際に印刷ヘッドを第1方向に往復移動させて印刷を行うプリンタであって、
印刷するためにディスクトレイ上に載せられた円板形状の記録媒体の前記第1方向における直径を測定する、第1測定手段と、
前記第1方向と交差し、当該プリンタが前記ディスクトレイを搬送する方向である第2方向における前記記録媒体の直径を測定する、第2測定手段と、
前記第1方向における直径と、前記第2方向における直径との差を算出する、算出手段と、
前記差が所定値以下であれば印刷を行い、前記差が所定値より大きければ印刷を行わない、判断手段と、
を備えることを特徴とする。
【0014】
さらにこの場合、前記判断手段において、前記差が所定値より大きいと判断した場合には、前記ディスクトレイを排出するエラー処理手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0015】
また、前記記録媒体が円板形状であることを前提に作成された印刷データに基づいて、印刷を行う印刷手段を、さらに備えるようにしてもよい。
【0017】
この場合、前記第1測定手段及び前記第2測定手段で直径を測定する際に用いられるセンサが、前記印刷ヘッドに設けられているようにしてもよい。
【0018】
この場合、前記第1測定手段は、前記円板形状の記録媒体の中心部を通り、且つ、前記第1方向に沿ったライン上で、前記センサを移動させながらセンシングを行うことにより、前記記録媒体の両端を検出し、この両端の位置に基づいて、前記第1方向における直径を算出するようにしてもよい。
【0019】
この場合、前記第2測定手段は、前記円板形状の記録媒体の中心部を通り、且つ、前記第2方向に沿ったライン上に、前記センサを静止させ、この状態で前記ディスクトレイを前記第2方向に移動させながら、前記センサによるセンシングを行うことにより、前記記録媒体の両端を検出し、この両端の位置に基づいて、前記第2方向における直径を算出するようにしてもよい。
【0020】
なお、本発明は、上述したようにプリンタを制御する制御方法として、実現することもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態は、ディスクトレイ上にある記録媒体の中心部を通るライン上を、センサにより主走査方向及び副走査方向にセンシングするとともに、このセンサによるセンシングの際に、記録媒体の中心部分近傍をセンサによるセンスを行わずにスキップすることにより、記録媒体の両端の位置を高い精度で検出することができるようにしたものである。さらに、本実施形態は、記録媒体の主走査方向の直径と副走査方向の直径とを測定算出し、これらの差が所定値より大きければ印刷を行わないようにすることにより、不適正な印刷が行われてしまうのを回避しようとしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
【0022】
図1は本実施形態に係る記録媒体の位置検出装置を備えるインクジェットプリンタの斜視図であり、図2はインクジェットプリンタのキャリッジ周辺を示す側断面図であり、図3は、ディスクトレイ上に記録媒体の一例であるCD−Rが載せられた状態を示す正面図である。
【0023】
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、給紙ボタン2を備えるプリンタ本体3と、プリンタ本体3の前方側に形成される排紙部7とを備えている。尚、インクジェットプリンタ1は通常は用紙に印刷するためのものであり、用紙を印刷媒体とする場合にはプリンタ本体3の後方側に用紙をストックするための給紙トレイを取り付けることができるようになっている。
【0024】
図2に示すように、プリンタ本体3の内部にはキャリッジ9が設けられている。キャリッジ9は、印刷動作を行わないときにはプリンタ1の図1右側のホームポジションに位置し、印刷時にはプリンタ本体3の幅方向、即ち主走査方向に往復移動できるようになっている。キャリッジ9の下端には印刷ヘッド11が設けられるとともに、記録媒体の一例であるCD−R(コンパクトディスク レコーダブル(Compact Disk Recordable)の略)を検出するためのセンサ10が設けられている。本実施形態においては、ディスクトレイ23は黒色で構成されており、CD−Rの表面は白色で構成されていることを想定している。このため、本実施形態においては、センサ10として、光反射型のセンサを用いており、センサ10から発せられた光を、ディスクトレイ又はCD−Rの表面で反射させ、この反射した光の量をセンサ10で検出することにより、CD−Rがその位置に存在するか否かを検出している。換言すれば、センサ10は、色の明度を検出し、明度の変化によって物体の存在を検知する。
【0025】
印刷ヘッド11と対向する位置には、印刷時に用紙を下側から支持するプラテン14が設けられている。また印刷ヘッド11の上流側には搬送駆動ローラ13aと搬送従動ローラ13bと有する搬送ローラ13が設けられ、印刷ヘッド11の下流側には排紙駆動ローラ15aと排紙従動ローラ15bとを有する排紙ローラ15が設けられている。搬送駆動ローラ13aは、搬送駆動モータ16を正転または逆転することにより後述するディスクトレイをインクジェットプリンタ1の前後方向に駆動することができる。
【0026】
図1に戻り、プリンタ本体3の前方側にはディスクトレイ受入部17が形成されており、ディスクトレイ受入部17にはトレイアッタチメント19を前側からストッパーに当接するまで一杯に挿入できるようになっている。トレイアッタチメント19は、左右両側に設けられるトレイ支持体21と、このトレイ支持体21の内側に形成されたガイドに沿って前後方向にスライド可能に支持されるディスクトレイ23とを備えている。本実施形態においては、ディスクトレイ23は、平板状で黒色のプラスチックで構成されている。
【0027】
ディスクトレイ23上には、CD−Rなどの印刷対象物となる記録媒体の収納部25が形成されており、その中央には記録媒体の中央に形成された穴と実質的に同径の突部26が形成されている。この突部26に、12cmのCD−R12や、8cmのCD−R8などの異なる大きさの記録媒体の穴を挿入することにより、記録媒体を収納部25に対して同心的に配置できるようになっている。またディスクトレイ23には、所定の位置に白色で矩形の位置マーカー27が印刷されている。位置マーカー27の作用については後述する。
【0028】
ディスクトレイ受入部17は、トレイアッタチメント19を挿入したときに、平板状のディスクトレイ23が排紙駆動ローラ15aと排紙従動ローラ15bとの間および搬送駆動ローラ13aと搬送従動ローラ13bとの間に挟持されるように構成されている。これにより、ディスクトレイ23は、搬送駆動ローラ13a及び排紙駆動ローラ15aの駆動力を受けて、トレイ支持体21の間でプリンタの前後方向に移動できるようになっている。
【0029】
また、インクジェットプリンタ1は、記録媒体の位置を検出するためのフローが記憶され、座標系演算等を行うことができる制御装置29(図2参照)を備えている。
【0030】
次に、記録媒体の一例であるCD−R8、12に印刷を行う手順について説明し、併せて本実施形態に係る記録媒体の位置検出装置及び位置検出方法について説明する。なお、以下の説明ではインクジェットプリンタ1の後方、即ちトレイアタッチメント19を押し込む方向を+Y方向、その反対方向を−Y方向とし、図1においてプリンタ1の右方向、即ちキャリッジ9のホームポジション側を+X方向、その反対方向を−X方向とする。ここで+Y方向、−Y方向はプリンタにおける用紙の搬送方向、即ち副走査方向に対応し、+X方向、−X方向はキャリッジ9の走査方向、即ち主走査方向に対応する。
【0031】
(1)まず、ユーザが、トレイアタッチメント19のトレイ支持体21をディスクトレイ受入部17からプリンタ本体3内へ押し込んで装着するとともに、搬送ローラ13と排紙ローラ15等の用紙用の搬送駆動系をレリース状態にする。
【0032】
(2)次に、ユーザは、ディスクトレイ23上にCD−Rを載せ、ディスクトレイ23をプリンタ本体3内へ一杯に押し込む。そして、搬送ローラ13のレリース状態を解除してディスクトレイ23を搬送可能な状態にする。
【0033】
(3)この状態で、ユーザは、給紙ボタン2を押す。
【0034】
これにより、インクジェットプリンタ1の制御装置29において、記録媒体位置検出処理が起動される。図4乃至図6は、本実施形態に係る記録媒体位置検出処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。
【0035】
まず図4に示すように、この記録媒体位置検出処理においては、制御装置29は、キャリッジ9をホームポジションから位置マーカー27付近まで移動する(ステップS10)。続いて、制御装置29は、搬送ローラ13を正転または逆転させることにより、ディスクトレイ23を−Y方向または+Y方向に移動させ、キャリッジ9に設けられたセンサ10を用いて、位置マーカー27を検索する(ステップS12)。
【0036】
本実施形態においては、上記(2)において、ユーザがディスクトレイ23を正しくプリンタ本体3内部へ押し込んでいる場合には、位置マーカー27のY方向の座標が、センサ10のY方向の座標と同じになるように設定されている。このため、キャリッジ9を位置マーカー27付近に移動させるだけで、センサ10は、位置マーカー27を検出する。
【0037】
したがって、制御装置29は、センサ10を用いて、位置マーカー27が検出できたか否かを判断する(ステップS14)。位置マーカー27が検出できない場合(ステップS14:No)は、ユーザによるディスクトレイ23の押し込み具合が適正でないことを意味するので、ディスクトレイ23を前後(+Y方向及び−Y方向)に移動し、センサ10が位置マーカー27を検出した位置で、ディスクトレイ23を停止させる(ステップS16)。
【0038】
このステップS16の処理が終了した場合、又は、ステップS14において位置マーカー27を検出したと判断した場合(ステップS14:Yes)には、制御装置29は、ディスクトレイ23を−Y方向に移動させて、位置マーカー27の上流側(+Y方向側)の辺28を検出する(ステップS18)。この辺28の検出は、白色の位置マーカー27と黒色のディスクトレイ23との明度差により、その境界を求めることにより行われる。
【0039】
位置マーカー27の上流側の辺28を検出することで、CD−R8、12のX方向の両端を検出するために移動させるY方向の位置(図3におけるラインmの位置)が決まる。このため、制御装置29は、ラインm上の位置PS1にセンサ10が位置するように、ディスクトレイ23を移動し、キャリッジ9を移動する(ステップS20)。なお、本実施形態においては、ラインmは、CD−R8、12の中心部を通るように設定される。また、図7に示すように、位置PS1は、このディスクトレイ23が収納可能な最大のCD−Rの大きさである12cmのCD−R12の外周側の縁よりも、5mmだけ外側に位置している。これは、12cmのCD−R12がディスクトレイ23に載せられている場合でも、センサ10がCD−Rの外周側の縁を検出できるように、マージンを確保するためである。
【0040】
次に、制御装置29は、キャリッジ9を移動させることにより、センサ10によるセンシングを行いながら、センサ10の位置を図7の位置PS1から位置PS2まで移動させる(ステップS22)。この図7に示すように、位置PS2は、このディスクトレイ23が収納可能な最小のCD−Rの大きさである8cmのCD−R8の外周側の縁よりも、5mmだけ内側に位置している。これは、8cmのCD−R8がディスクトレイ23に載せられている場合でも、センサ10がCD−Rの外周側の縁を検出できるように、マージンを確保するためである。
【0041】
次に、制御装置29は、キャリッジ9を移動させることにより、センサ10の位置を図7の位置PS2から位置PS3に移動させる(ステップS24)。この位置PS2から位置PS3への移動の際には、センサ10によるセンシングは行わない。通常、CD−Rは、その外周側に位置する白色の印刷面31と、その中心側に位置する印刷面31ではない透明な面TSPを有している。したがって、CD−Rの中心部分には透明な面TSPや突部26が存在することになる。このため、センサ10によりCD−Rの中心部分をセンシングすると、これらをノイズとして検出してしまい、誤ってCD−Rの外周側の縁であると判断してしまう恐れがあるからである。
【0042】
さらに、本実施形態においては、位置PS2から位置PS3へのキャリッジ9の移動速度を、位置PS1から位置PS2へのキャリッジ9の移動速度よりも、速くしている。これは、センサ10によるセンシングを行わないので、キャリッジ9を速い速度で移動しても何ら問題が生じないからである。また、このように速い速度でキャリッジ9を移動することにより、この記録媒体位置検出処理に要する時間を短縮することができるからである。
【0043】
また、図7に示すように、位置PS3は、上述した位置PS2と同様の理由により、このディスクトレイ23が収納可能な最小のCD−Rの大きさである8cmのCD−R8の外周側の縁よりも、5mmだけ内側に位置している。この位置PS3は、位置PS2に対してCD−Rの中心部を挟んで、反対側の位置にある。
【0044】
次に、制御装置29は、キャリッジ9を移動させることにより、センサ10によるセンシングを行いながら、センサ10の位置を図7の位置PS3から位置PS4まで移動させる(ステップS26)。この図7に示すように、位置PS2は、上述した位置PS1と同様の理由により、このディスクトレイ23が収納可能な最大のCD−Rの大きさである12cmのCD−R12の外周側の縁よりも、5mmだけ外側に位置している。また、この位置PS4は、位置PS1に対してCD−Rの中心部を挟んで、反対側の位置にある。
【0045】
次に、図5に示すように、制御装置29は、キャリッジ9を移動させることにより、センサ10によるセンシングを行いながら、センサ10の位置を図7の位置PS4から位置PS3まで移動させる(ステップS30)。
【0046】
次に、制御装置29は、キャリッジ9を移動させることにより、センサ10の位置を図7の位置PS3から位置PS2に移動させる(ステップS32)。この位置PS3から位置PS2への移動の際にも、センサ10によるセンシングは行わない。また、位置PS3から位置PS2へのキャリッジ9の移動速度は、位置PS4から位置PS3へのキャリッジ9の移動速度よりも、速くしている。したがって、本実施形態においては、次のようなキャリッジ9の移動速度の関係が成立する。
【0047】
位置PS1から位置PS2への移動速度V1=位置PS3から位置PS4への移動速度V3=位置PS4から位置PS3への移動速度V4=位置PS2から位置PS1への移動速度V6である。また、位置PS2から位置PS3への移動速度V2=位置PS3から位置PS2への移動速度V5である。そして、V2=V5>V1=V3=V4=V6である。
【0048】
次に、制御装置29は、キャリッジ9を移動させることにより、センサ10によるセンシングを行いながら、センサ10の位置を図7の位置PS2から位置PS1まで移動させる(ステップS34)。
【0049】
次に、制御装置29は、ディスクトレイ23に載せてあるCD−RのX軸方向の中心位置CXを算出する(ステップS36)。本実施形態においては、ステップS22で検出された外周側の縁の位置をDPS1とし、ステップS26で検出された外周側の縁の位置をDPS2とし、ステップS30で検出された外周側の縁の位置をDPS3とし、ステップS34で検出された外周側の縁の位置をDPS4とする。そして、位置DPS1のX軸方向の値と、位置DPS3のX軸方向の値とに基づいて、1つ目のX軸方向の中心位置CX1を算出する。続いて、位置DPS2のX軸方向の値と、位置DPS4のX軸方向の値とに基づいて、2つ目のX軸方向の中心位置CX2を算出する。そして、中心位置CX1と中心位置CX2との平均を算出することにより、中心位置CXを特定することとしている。
【0050】
このようにするのは、センサ10が、ディスクトレイ23を検出している状態からCD−Rを検出している状態になる場合のセンシング特性と、CD−Rを検出している状態からディスクトレイ23を検出している状態になる場合のセンシング特性とに、違いがあるからである。このため、本実施形態においては、センサ10のセンシング特性が同一条件となるように、位置DPS1と位置DPS3に基づいて1つ目の中心位置CX1を算出し、位置DPS2と位置DPS4とに基づいて2つ目の中心位置CX2を算出しているのである。
【0051】
これにより、X軸方向の中心位置CXが定まったので、制御装置29は、次にY軸方向の中心位置CYを特定する。具体的には、制御装置29は、キャリッジ9を移動して、センサ10を図3に示すラインnの位置に移動する(ステップS38)。本実施形態においては、ラインnのX軸方向の位置は、ステップS36で算出した中心位置CXの位置としている。但し、このX軸方向の位置は、トレイアタッチメント19をディスクトレイ受入部17に挿入する時点で機械的に決定することもできるので、この機械的に定まる位置をラインnの位置として予め記憶しておくようにしてもよい。また、このラインnは、上述したラインmと交差する方向に延びるラインであり、特に本実施形態においては、これらラインnとラインmは直交している。
【0052】
次に、制御装置29は、ディスクトレイ23を+Y方向に移動させることにより、キャリッジ9におけるセンサ10の位置が、図8に示す位置PS5に合うようにする(ステップS40)。続いて、制御装置29は、ディスクトレイ23を−Y方向に移動させつつ、センシングを行うことにより、センサ10の位置が位置PS6に合うようにする(ステップS42)。
【0053】
次に、制御装置29は、センシングを行うことなく、ディスクトレイ23を−Y方向に移動させることにより、センサ10の位置を図8に示す位置PS7に合わせる(ステップS44)。位置PS6から位置PS7までのディスクトレイ23の移動速度は、位置PS5から位置PS6までのディスクトレイ23の移動速度と、同等である。これは、ディスクトレイ23の移動速度を変化させると、このディスクトレイ23上に載せられているCD−Rが、僅かであるが移動してずれてしまう恐れがあるためである。
【0054】
次に、制御装置29は、ディスクトレイ23を−Y方向に移動させつつ、センシングを行うことにより、センサ10の位置が図8に示す位置PS8に合うようにする(ステップS46)。
【0055】
次に、図6に示すように、制御装置29は、ディスクトレイ23を+Y方向に移動させつつ、センシングを行うことにより、センサ10の位置が図8に示す位置PS7に合うようにする(ステップS50)。続いて、制御装置29は、センシングを行うことなく、ディスクトレイ23を+Y方向に移動させることにより、センサ10の位置が図8に示す位置PS6に合うようにする(ステップS52)。
【0056】
次に、制御装置29は、ディスクトレイ23を+Y方向に移動させつつ、センシングを行うことにより、センサ10の位置が図8に示す位置PS5に合うようにする(ステップS54)。
【0057】
上述したように、本実施形態においては、ディスクトレイ23の−Y方向への移動速度及び+Y方向への移動速度は、一定である。このため、次のようなディスクトレイ23の移動速度の関係が成立する。
【0058】
位置PS5から位置PS6への移動速度V7=位置PS6から位置PS7への移動速度V8=位置PS7から位置PS8への移動速度V9=位置PS8から位置PS7への移動速度V10=位置PS7から位置PS6への移動速度V11=位置PS6から位置PS5への移動速度V12である。
【0059】
次に、制御装置29は、Y軸方向の中心位置CYを算出する(ステップS56)。本実施形態においては、ステップS42で検出された外周側の縁の位置をDPS5とし、ステップS46で検出された外周側の縁の位置をDPS6とし、ステップS50で検出された外周側の縁の位置をDPS7とし、ステップS54で検出された外周側の縁の位置をDPS8とする。そして、上述した中心位置CXを算出した際と同様の理由により、位置DPS5のY軸方向の値と、位置DPS7のY軸方向の値とに基づいて、1つ目のY軸方向の中心位置CY1を算出する。続いて、位置DPS6のX軸方向の値と、位置DPS8のY軸方向の値とに基づいて、2つ目のY軸方向の中心位置CY2を算出する。そして、中心位置CY1と中心位置CY2との平均を算出することにより、中心位置CYを特定することとしている。
【0060】
次に、制御装置29は、CD−RのX軸方向の長さLXを算出する(ステップS58)。中心位置CX及び中心位置CYを算出した際と同様の理由により、本実施形態においては、位置DPS1のX軸方向の位置と、位置DPS3のX軸方向の位置との差分により、1つめのX軸方向の長さLX1を算出し、位置DPS2のX軸方向の位置と、位置DPS4のX軸方向の位置との差分により、2つめのX軸方向の長さLX2を算出する。そして、長さLX1と長さLX2との平均を求めることにより、CD−RのX軸方向の長さLXを算出している。図9に示すように、例えば、ディスクトレイ23に載せてあるCD−Rが、直径12cmのCD−R12である場合には、X軸方向の長さLXはおよそ12cmとなるはずである。すなわち、本実施形態においては、長さLXは円板形状のCD−RのX軸方向における直径に相当する。
【0061】
次に、制御装置29は、CD−RのY軸方向の長さLYを算出する(ステップS60)。中心位置CX及び中心位置CYを算出した際と同様の理由により、本実施形態においては、位置DPS5のY軸方向の位置と、位置DPS7のY軸方向の位置との差分により、1つめのY軸方向の長さLY1を算出し、位置DPS6のY軸方向の位置と、位置DPS8のY軸方向の位置との差分により、2つめのY軸方向の長さLY2を算出する。そして、長さLY1と長さLY2との平均を求めることにより、CD−RのY軸方向の長さLYを算出している。図9に示す例では、Y軸方向の長さLYもおよそ12cmとなるはずである。すなわち、本実施形態においては、長さLYは円板形状のCD−RのY軸方向における直径に相当する。
【0062】
次に、制御装置29は、X軸方向の長さLXと、Y軸方向の長さLYとの差が、所定値以下であるかどうかを判断する(ステップS62)。本実施形態においては、長さLXと長さLYとの差が5mm以下であるかどうかを判断している。この値は、例えば、センサ10の取り付け位置の誤差と、搬送駆動モータ16の停止位置の誤差と、任意のマージンとを加算することにより、決定することができる。
【0063】
長さLXと長さLYとの差が、5mm以下である場合(ステップS62:Yes)には、制御装置29は、印刷を実行する(ステップS64)。具体的には、これまでの処理により、中心位置CX、CYと、CD−Rの直径(即ち、CD−Rの種類)とを、特定することができるので、制御装置29は、これらの中心位置CX、CYとCD−Rの直径とに基づいて、印刷開始位置PST(図9参照)である−Y方向の先端を算出する。そして、この印刷開始位置PSTから印刷を開始する。印刷するデータは、印刷面31の形状に合わせて、ドーナッツ状に加工されている。この印刷データの加工は、印刷データを生成したコンピュータ又はこのインクジェットプリンタ1において行われる。
【0064】
一方、長さLXと長さLYとの差が、5mmより大きい場合(ステップS62:No)には、制御装置29は、エラー処理を行い、印刷は実行しない(ステップS66)。なぜなら、ディスクトレイ23上に載せられているCD−Rは、円板形状のものではない可能性があり、円板形状のCD−Rでないと、正常な印刷結果が得られないばかりか、ディスクトレイ23上に印刷を行ってしまう恐れもあるからである。また、ディスクトレイ23上に載せられているCD−Rが円板形状のものであっても、何らかの理由により、適正にCD−Rが載せられていない恐れもあるからである。さらには、ディスクトレイ23上に載せられているCD−Rが円板形状のものであっても、このCD−Rに付着している汚れにより、誤った中心位置CX、CYを算出してしまっている恐れもあるからである。本実施形態においては、このエラー処理において、ディスクトレイ23をこのインクジェットプリンタ1から排出して、ユーザに再度の確認を促すこととしている。
【0065】
以上により、本実施形態に係る記録媒体位置検出処理が終了する。なお、図3、図7及び図8においては、12cmのCD−R12と8cmのCD−R8とが両方示されているが、これは説明の便宜のためであり、実際にはいずれか一枚のCD−Rだけが、ディスクトレイ23に載せられることは云うまでもない。
【0066】
以上のように、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1における記録媒体の位置検出装置によれば、X軸方向におけるCD−Rの外周側の縁をセンシングする際には、CD−Rの中心部分である位置PS2から位置PS3までの間を、センシングしないこととした。また、Y軸方向におけるCD−Rの外周側の縁をセンシングする際には、CD−Rの中心部分である位置PS6から位置PS7までの間を、センシングしないこととした。このため、センサ10が、誤って、透明な面TSPや、CD−Rを挿入するための突部26を、CD−Rの縁であるとして、検出してしまうことを回避することができる。
【0067】
また、X軸方向における位置PS2から位置PS3までの間をセンシングしないとしたことにより、この間におけるキャリッジ9の移動を速い速度で行うことができる。このため、記録媒体位置検出処理に要する時間を、短くすることができる。
【0068】
さらに、本実施形態においては、ラインm、ラインnの位置を、CD−Rの中心部を通るように設定することとしたので、センサ10がCD−Rの縁を検出する精度を向上させることができる。より詳しくは、図3に示すように、中心部よりずれているラインoの上及びラインpの上を、センサ10を用いてセンシングしようとする場合、ラインqに示すように、斜めになっているCD−Rの縁をセンサ10が検出することとなり、センシングの精度が低下してしまう。これに対して、本実施形態のように、中心部を通るラインmの上及びラインnの上を、センサ10を用いてセンシングしようとする場合、ラインrに示すように、ラインm又はラインnとおよそ垂直になっているCD−Rの縁をセンサ10が検出することとなる。このため、より高い精度でCD−Rの縁を検出することができるようになる。
【0069】
また、CD−RのX軸方向の長さLXとY軸方向の長さLYとの差が、所定値以下であるかどうかを判断し、所定値より大きい場合には、印刷を行わないこととした。このため、円板形状でない形状のCD−Rがディスクトレイ23上に載せられているのに、円板形状であることを前提として生成された印刷データを印刷してしまい、ディスクトレイ23が汚れてしまうのを回避することができる。また、ディスクトレイ23上に載せられているのが、円板形状のCD−Rであっても、その表面に汚れが付着しており、この汚れにより誤った中心位置CX、CYが算出されてしまったような場合でも、誤った位置にそのまま印刷が行われてしまうのを回避することができる。
【0070】
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態における図8において、センサ10を位置PS6から位置PS7へ移動する際のディスクトレイ23の移動速度V8と、センサ10を位置PS7から位置PS6へ移動する際のディスクトレイ23の移動速度V11とを、他の移動速度V7、V9、V10及びV12よりも、速くしてもよい。この場合、図10に示すように、CD−Rをディスクトレイ23に固定的に装着できるようにするために、固定キャップ40をCD−Rの上から突部26に填め込むようにしておくとよい。
【0071】
また、上述した実施形態における図7において、センサ10を位置PS2から位置PS3へ移動する際のキャリッジ9の移動速度V2と、センサ10を位置PS3から位置PS2へ移動する際のキャリッジ9の移動速度V5とを、他の移動速度V1、V3、V4及びV6と、同じ速度にしてもよい。
【0072】
さらに、上述した実施形態においては、センサ10をラインm上で1往復させて、X軸方向におけるCD−Rの両端を2回測定することとしたが、センサ10をラインm上で一方向に移動させるだけで、1回だけ測定するようにしてもよい。同様に、上述した実施形態においては、センサ10をラインn上で1往復させて、Y軸方向におけるCD−Rの両端を2回測定することとしたが、センサ10をラインn上で一方向に移動させるだけで、1回だけ測定するようにしてもよい。この場合、1回だけ測定したX軸方向の2つの縁の位置に基づいて、中心位置CXを算出し、1だけ測定したY軸方向の2つの縁の位置に基づいて、中心位置CYを算出することとなる。
【0073】
また、上述した実施形態においては、記録媒体のX軸方向の長さLXとY軸方向の長さLYとを比較し、その差が所定値より大きい場合には、印刷を行わないこととしたが、このような判断処理をしないようにしてもよい。すなわち、図6におけるステップS58、ステップS60、ステップS62及びステップS66の処理は、省略することが可能である。
【0074】
一方、この判断処理を行う場合においては、記録媒体のX軸方向の長さLXとY軸方向の長さLYとの測定手法は、上述した手法に限定されるものではない。すなわち、何らかの手法で、記録媒体のX軸方向の長さLXとY軸方向の長さLYとが測定できれば足りる。
【0075】
また、上述した実施形態では、記録媒体として、光記録媒体であるCD−Rを例にとって説明したが、この他コンパクトディスク・リードオンリー・メモリ(CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory))、コンパクトディスク・リライタブル(CD−RW(Compact Disc ReWritable))、ディヴィディ(DVD(Digital Versatile Disc))などのディスク状記録済媒体やディスク状記録可能媒体も記録媒体に含まれる。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るプリンタによれば、ディスクトレイ上に載せられた円板形状の記録媒体の第1方向における直径と第2方向における直径とを測定し、両者の差が所定値より大きければ印刷を行わないようにしたので、不適正な印刷が記録媒体に対して行われてしまうのを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る記録媒体の位置検出装置を備えるインクジェットプリンタの斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェットプリンタのキャリッジ周辺を示す側断面図である。
【図3】ディスクトレイ上にCD−Rが載せられた状態を模式的に示す図である。
【図4】本実施形態に係る制御装置が実行する記録媒体位置検出処理の内容を説明するフローチャートである(その1)。
【図5】本実施形態に係る制御装置が実行する記録媒体位置検出処理の内容を説明するフローチャートである(その2)。
【図6】本実施形態に係る制御装置が実行する記録媒体位置検出処理の内容を説明するフローチャートである(その3)。
【図7】ディスクトレイ上に載せられたCD−RのX軸方向両端の位置を検出する際における、センサの位置と記録媒体の位置関係を説明する図である。
【図8】ディスクトレイ上に載せられたCD−RのY軸方向両端の位置を検出する際における、センサの位置と記録媒体の位置関係を説明する図である。
【図9】12cmのCD−RにおけるX軸方向の長さとY軸方向の長さと算出する場合に、その算出の基礎となる検出した両端の位置を説明する図。
【図10】上記実施形態の変形例を説明するための図であり、図8に対応する図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ
2 給紙ボタン
3 プリンタ本体
8 8cmのCD−R
9 キャリッジ
10 センサ
11 印刷ヘッド
12 12cmのCD−R
13 搬送ローラ
15 排紙ローラ
16 搬送駆動モータ
17 ディスクトレイ受入部
19 トレイアッタチメント
21 トレイ支持体
23 ディスクトレイ
25 収納部
27 位置マーカー
28 位置マーカーの上流側の辺
29 制御装置
31 印刷面

Claims (7)

  1. 印刷する際に印刷ヘッドを第1方向に往復移動させて印刷を行うプリンタであって、
    印刷するためにディスクトレイ上に載せられた円板形状の記録媒体の前記第1方向における直径を測定する、第1測定手段と、
    前記第1方向と交差し、当該プリンタが前記ディスクトレイを搬送する方向である第2方向における前記記録媒体の直径を測定する、第2測定手段と、
    前記第1方向における直径と、前記第2方向における直径との差を算出する、算出手段と、
    前記差が所定値以下であれば印刷を行い、前記差が所定値より大きければ印刷を行わない、判断手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記判断手段において、前記差が所定値より大きいと判断した場合には、前記ディスクトレイを排出するエラー処理手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記記録媒体が円板形状であることを前提に作成された印刷データに基づいて、印刷を行う印刷手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記第1測定手段及び前記第2測定手段で直径を測定する際に用いられるセンサが、前記印刷ヘッドに設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプリンタ。
  5. 前記第1測定手段は、前記円板形状の記録媒体の中心部を通り、且つ、前記第1方向に沿ったライン上で、前記センサを移動させながらセンシングを行うことにより、前記記録媒体の両端を検出し、この両端の位置に基づいて、前記第1方向における直径を算出する、ことを特徴とする請求項4に記載のプリンタ。
  6. 前記第2測定手段は、前記円板形状の記録媒体の中心部を通り、且つ、前記第2方向に沿ったライン上に、前記センサを静止させ、この状態で前記ディスクトレイを前記第2方向に移動させながら、前記センサによるセンシングを行うことにより、前記記録媒体の両端を検出し、この両端の位置に基づいて、前記第2方向における直径を算出する、ことを特徴とする請求項5に記載のプリンタ。
  7. 印刷する際に印刷ヘッドを第1方向に往復移動させて印刷を行うプリンタの制御方法であって、
    印刷するためにディスクトレイ上に載せられた円板形状の記録媒体の前記第1方向における直径を測定する、第1測定工程と、
    前記第1方向と交差し、当該プリンタが前記ディスクトレイを搬送する方向である第2方向における前記記録媒体の直径を測定する、第2測定工程と、
    前記第1方向における直径と、前記第2方向における直径との差を算出する、算出工程と、
    前記差が所定値以下であれば印刷を行い、前記差が所定値より大きければ印刷を行わない、判断工程と、
    を備えることを特徴とするプリンタの制御方法。
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