JP4138206B2 - 番組配列情報生成送出システムの番組配列情報生成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送に使用する番組配列情報を生成及び送出するシステムの番組配列情報生成装置に関し、特に、受信機で電子番組ガイド(Electoronic Program Guide)を表示するための番組配列情報であるイベント情報[スケジュール]テーブルを生成する場合に、放送開始日時が未定または変更の可能性があるイベントのスケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させる時期を制御できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
番組配列情報生成送出システムは、受信機が電子番組ガイドを表示するために用いるイベント情報[スケジュール]テーブルを生成して送出する。このテーブルは、後述するARIBの規格書で「イベント情報[スケジュール]テーブル」と標記されているため、この明細書でも同じように表示することにする。
【0003】
従来の番組配列情報生成送出システムは、図2に示すように、放送スケジュール及びイベント情報を編集し、前記放送スケジュール及びイベント情報をデータサーバ102に入力する番組編成装置101と、番組編成装置101から入力された放送スケジュール及びイベント情報を保持し、前記放送スケジュール及びイベント情報を番組配列情報生成装置103に入力するデータサーバ102と、データサーバ102から入力された放送スケジュール及びイベント情報を用いてイベント情報[スケジュール]テーブルを生成する番組配列情報生成装置103と、番組配列情報生成装置103から入力されるイベント情報[スケジュール]テーブルをパケット化し、所定の周期で繰り返し送出する番組配列情報送出装置104とを備え、番組配列情報生成装置103は、データサーバ102から入力された放送スケジュールを保持する放送スケジュール管理部111と、データサーバ102から入力されたイベント情報を保持するイベント情報管理部112と、放送スケジュール管理部111が保持する放送スケジュール及びイベント情報管理部112が保持するイベント情報を参照し、番組配列情報であるイベント情報[スケジュール]テーブルを作成し、作成した前記イベント情報[スケジュール]テーブルを番組配列情報送出装置104に入力するイベント情報[スケジュール]テーブル作成部113とを具備している。
【0004】
この番組配列情報生成送出システムにおいて、運用者が作成した放送スケジュール及びイベント情報から、番組配列情報生成装置103により番組配列情報であるイベント情報[スケジュール]テーブルが作成され、番組配列情報送出装置104により前記イベント情報[スケジュール]テーブルが送出される処理について説明する。
【0005】
はじめに、運用者は、番組編成装置101により放送スケジュール及びイベント情報を編集する。編集作業が終わると、番組編成装置101は、放送スケジュール及びイベント情報をデータサーバ102に入力する。放送スケジュールは、放送すべき番組毎にスケジュール情報として、チャンネル識別子とイベント識別子と放送開始日時と放送終了日時とから構成される。一方、イベント情報は、放送すべき番組毎に番組の放送内容を表す情報として、チャンネル識別子とイベント識別子と番組名・番組記述・出演者等から構成される。
【0006】
データサーバ102は、番組編成装置101から放送スケジュール及びイベント情報が入力されると、前記放送スケジュール及びイベント情報を保持し、直ちに前記放送スケジュール及びイベント情報を番組配列情報生成装置103に入力する。
【0007】
なお、データサーバ102は、保持している放送スケジュール及びイベント情報と、番組編成装置101から入力された放送スケジュール及びイベント情報とを比較して、放送スケジュール及びイベント情報の変更部分についてのみ番組配列情報生成装置103に入力することもできる。
【0008】
番組配列情報生成装置103のイベント情報管理部112は、データサーバ102から入力されたイベント情報を保持する。また、放送スケジュール管理部111は、データサーバ102から入力された放送スケジュールを保持した後、放送スケジュール管理部111が保持している放送スケジュールが更新されたことをイベント情報テーブル作成部113に通知する。
【0009】
イベント情報テーブル作成部113は、放送スケジュール管理部111から放送スケジュールの更新の通知を受けると、放送スケジュール管理部111の保持する放送スケジュール及びイベント情報管理部112の保持するイベント情報を参照し、前記放送スケジュール及びイベント情報から、チャンネル識別子及びイベント識別子が一致する情報を取得し、各イベント識別子ごとに、開始時間・継続時間・番組名・番組記述などの情報をイベント情報[スケジュール]テーブルに配置する。イベント情報[スケジュール]テーブルには、例えば、1週間先までの番組についての情報を配置することができる。
【0010】
番組配列情報のイベント情報[スケジュール]テーブルに配置される情報及び、イベント情報[スケジュール]テーブルの伝送フォーマット等については、DVB/SI規格(EST300 468 Digital Broadcasting systems for television, sound ando data services; Specification for Service Information(SI) in Digital Video Broadcasting(DVB)systems(1998-2))または、ARIB(社団法人 電波産業界)規格「ARIB STD−B10」(平成9年6月19日1.0版策定)」で規格化されたものがある。
【0011】
イベント情報テーブル作成部113は、イベント情報[スケジュール]テーブルを作成した後、前記イベント情報[スケジュール]テーブルを番組配列情報送出装置104に入力する。
【0012】
番組配列情報送出装置104は、番組配列情報生成装置103からイベント情報[スケジュール]テーブルが入力されると、入力されたイベント情報[スケジュール]テーブルをパケット化し、現在送出中のイベント情報[スケジュール]テーブルと取り替えて、所定の伝送周期により繰り返し送出する。
【0013】
番組配列情報送出装置104によりパケット化されたイベント情報[スケジュール]テーブルは、図示せぬ多重化装置により、映像・音声のパケットと多重化された後、図示せぬアップリンク装置から回線に送出される。
【0014】
また、図示せぬ受信機は、送出されたイベント情報[スケジュール]テーブルを受信し、受信したイベント情報[スケジュール]テーブルから各チャンネルについて番組表を構成することができる。受信機は電子番組ガイドとして、放送予定の各番組について、放送開始日時・放送終了日時・番組名・番組記述等の情報を視聴者に対して提供することができる。視聴者は、前記電子番組ガイドを用いて視聴や録画の対象とする番組を選択することが可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図2に示す従来の番組配列情報生成送出システムは、次のような問題点を有している。
【0016】
例えば、生番組等を放送する場合、番組の放送開始日時及び放送終了日時が未定または変更の可能性がある状態で番組の放送スケジュール(以降、未決定放送スケジュールと呼ぶ)を作成することがある。この時、番組の進行状況により未決定放送スケジュールが頻繁に変更され、番組配列情報生成送出システムに入力される。
【0017】
このような場合、未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルへ直ちに反映させてしまうと、視聴者はたびたび番組の放送開始日時及び放送終了日時が変更されるため、混乱する可能性がある。また、放送開始日時及び放送終了日時が設定されていない状態、すなわち放送開始日時及び放送終了日時が日時未定の状態では、イベント情報[スケジュール]テーブルを正しく作成できないという問題がある。
【0018】
また、放送局では番組の映像・音声の送出は送出開始信号によって制御されるため、未決定放送スケジュール中のイベントの放送開始日時及び放送終了日時が日時未定のまま、番組の映像・音声の放送が開始されることがある。この時、実際に番組(映像・音声)が放送開始された日時と、イベント情報[スケジュール]テーブルに記載された番組の放送開始日時とが異なるという問題がある。
【0019】
さらに、未決定放送スケジュールの作成は、緊急度が高い状況のもとで運用者により手動で作成されるため、未決定放送スケジュール中のイベントについてイベント識別子を未定として登録することがある。
【0020】
そのため、番組配列情報生成送出システムは、未決定放送スケジュール中でイベント識別子が未定のイベントについて、イベント情報[スケジュール]テーブルの作成に必要となるイベント識別子を決定し、登録する仕組みが必要とされる。
【0021】
本発明は、このような従来の番組配列情報生成送出システムにおける問題点を解決することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は、外部又は内部からイベント送出スケジュールの作成開始を指示する命令を受けて、未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させる番組配列情報生成装置であって編集されたイベント情報と、編集された決定放送スケジュールと、編集された未決定放送スケジュールとを保持管理する管理部を備え、前記イベント情報は、イベント毎にイベントの内容を表す情報を含み、前記決定放送スケジュールは、1つのイベントについて少なくともイベント識別子とイベントの放送開始日時が登録された決定イベントエントリの1つ以上で構成され、前記未決定放送スケジュールは、未定範囲開始日時及び未定範囲終了日時、並びに、1つのイベントについて少なくともイベント識別子とイベントの放送開始日時と登録されイベントエントリの1つ以上で構成され、前記イベントエントリの放送開始日時は、日時未定として登録し、その後に前記未定範囲開始日時及び未定範囲終了日時の間の確定した放送開始日時を登録することが可能であり、更に、前記未決定放送スケジュールを参照して、日時未定が登録された前記イベントエントリの有無によりイベント送出スケジュールの作成の可否を示すスケジュール決定可否情報を出力するスケジュール決定判断部と、前記イベント送出スケジュールの作成開始の命令であるスケジュール決定情報が入力されると、前記スケジュール決定可否情報に基づいて前記イベント送出スケジュールを作成するか否かを決定し、作成する場合は前記未決定放送スケジュールと前記決定放送スケジュールとを参照して、前記未決定放送スケジュールを構成する、確定した放送開始日時が登録されたイベントエントリを前記決定放送スケジュールに組み入れて前記イベント送出スケジュールを作成し、作成した前記イベント送出スケジュールを出力するスケジュール決定処理部と、前記イベント送出スケジュールと前記イベント情報とを参照し、1つのイベントについて少なくともイベントの放送開始日時とイベント識別子とを登録した送出イベントエントリの1つ以上で構成されるイベント情報[スケジュール]テーブルを作成するイベント情報[スケジュール]テーブル作成部と、を備えることを特徴とする。
【0023】
そのため、イベントスケジュール作成手段によるイベント送出スケジュールの作成時期を制御することにより、未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させるタイミングを制御することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
第1の実施形態の番組配列情報生成送出システムは、図1に示すように、決定放送スケジュールと未決定放送スケジュールとイベント情報とを編集する番組編成装置201と、番組編成装置201で編集した決定放送スケジュールと未決定放送スケジュールとイベント情報とを管理するデータサーバ202と、イベント送出スケジュールの作成開始を命令するためのスケジュール決定情報を番組配列情報生成装置203に入力するスケジュール決定端末205と、データサーバ202から入力された決定放送スケジュール、未決定放送スケジュール及びイベント情報を用いてイベント情報[スケジュール]テーブルを生成する番組配列情報生成装置203と、番組配列情報生成装置203から入力されるイベント情報[スケジュール]テーブルを伝送路に送出する番組配列情報送出装置204とを備えており、番組配列情報生成装置203は、データサーバ202から入力される未決定放送スケジュールを保持する未決定スケジュール管理部211と、データサーバ202から入力される決定放送スケジュールの保持、及び、前記決定放送スケジュールをイベント送出スケジュールとしてイベント情報テーブル作成処理部216への入力を行う決定スケジュール管理部212と、データサーバ203から入力されるイベント情報を保持するイベント情報管理部213と、未決定スケジュール管理部211の保持する未決定スケジュールを参照してイベント送出スケジュールの作成の可否を示すスケジュール決定可否情報をスケジュール決定処理部215に入力するスケジュール決定判断部214と、スケジュール決定端末205からスケジュール決定情報が入力されると未決定スケジュール管理部211の保持する未決定放送スケジュール及び決定スケジュール管理部212の保持する決定放送スケジュールを参照してイベント送出スケジュールを作成し、作成したイベント送出スケジュールをイベント情報テーブル作成処理部216に入力するスケジュール決定処理部215と、決定スケジュール管理部212またはスケジュール決定処理部215から入力されるイベント送出スケジュール及びイベント情報管理部213の保持するイベント情報を参照し、イベント情報[スケジュール]テーブルを作成し、作成したイベント情報[スケジュール]テーブルを番組配列情報送出装置204に入力するイベント情報テーブル作成処理部216とを具備している。
【0025】
以上の番組配列情報生成送出システムの動作について説明する。
【0026】
第1に、運用者により番組編成装置201で作成された決定放送スケジュール及びイベント情報がデータサーバ202により番組配列情報生成装置203に入力され、番組配列情報生成装置203により番組配列情報のイベント情報[スケジュール]テーブルが生成され、番組配列情報生成装置203によりイベント情報[スケジュール]テーブルが番組配列情報送出装置204へ入力され、番組配列情報送出装置204によりイベント情報[スケジュール]テーブルが送出されるまでの処理について説明する。
【0027】
運用者は、番組編成装置201を用いてイベント情報及び決定放送スケジュールを編集し、前記イベント情報及び決定放送スケジュールをデータサーバ202へ入力する。
【0028】
データサーバ202は、番組編成装置201からイベント情報及び決定放送スケジュールが入力されると、前記イベント情報及び決定放送スケジュールを番組配列情報生成装置203に入力する。
【0029】
なお、運用者が番組編成装置201を用いてイベント情報及び決定放送スケジュールを編集する方法の詳細と、番組編成装置201がイベント情報及び決定放送スケジュールをデータサーバ202へ入力する方法の詳細と、データサーバ202が番組編成装置201から入力されたイベント情報及び決定放送スケジュールを保持する方法の詳細と、データサーバ202がイベント情報及び決定放送スケジュールを番組配列情報生成装置203に入力する方法の詳細については本発明の主眼ではないため説明を割愛する。
【0030】
データサーバ202から、イベント情報の一例である図3に示すイベント情報が、番組配列情報生成装置203のイベント情報管理部213に入力されると、イベント情報管理部213は図3に示すイベント情報を保持する。
【0031】
イベント情報は、イベント毎に、イベントの内容を表す情報として、イベントの属するチャンネルを示すチャンネル識別子301と、データサーバ202及び番組配列情報生成装置203においてイベントを一意に識別するための管理コード302と、1チャンネル内でイベントを一意に識別するためのイベント識別子303と、番組名304と、番組記述305と、詳細な番組記述306と、出演者307とから構成されるイベント情報エントリを1つ以上含んでいる。
【0032】
例えば、イベント情報エントリ312には、チャンネル識別子として「61」が、管理コードとして「8374−621―92」が、イベント識別子として「1234」が、番組名として「ワールドニュース」が、番組記述として「世界の出来事総まとめ」が、詳細な番組記述として「世界各地の主なトピックをお伝えします」が、出演者として「松下一郎」が登録されている。
【0033】
なお、イベント情報中の各イベント情報エントリは、番組配列情報を作成するために必要な他の情報を含むことができる。
【0034】
データサーバ202から、決定放送スケジュールの一例である図4に示す決定放送スケジュールが、番組配列情報生成装置203の決定スケジュール管理部212に入力されると、決定スケジュール管理部212は図4に示す決定放送スケジュールを保持する。
【0035】
決定放送スケジュールは、イベント毎に、イベントの放送スケジュールを表す情報として、イベントの属するチャンネルを示すチャンネル識別子401と、データサーバ202及び番組配列情報生成装置203においてイベントを一意に識別するための管理コード402と、1チャンネル内でイベントを一意に識別するためのイベント識別子403と、イベントの放送開始日時404と、イベントの放送終了日時405とから構成される決定イベントエントリを1つ以上含んでいる。
【0036】
なお、本実施形態における決定放送スケジュールは、チャンネル識別子毎に管理されるものとする。
【0037】
また、本実施形態における決定放送スケジュール中の各決定イベントエントリは、1チャンネル内で放送の早い順序に従って昇順の値が放送順序400に登録され、決定放送スケジュール中に配置される。
【0038】
例えば、決定イベントエントリ411は、放送順序として「1」が、チャンネル識別子として「61」が、管理コードとして「8374−621―92」が、イベント識別子として「1234」が、放送開始日時として「1999/12/02 06:00:00」が、放送終了日時として「1999/12/02 07:00:00」が登録されている。
【0039】
決定放送スケジュール中の全ての決定イベントエントリの放送開始日時及び放送終了日時には確定された日時が登録され、前記放送開始日時と、前記放送開始日時及び放送終了日時から求められる継続時間は、番組配列情報のイベント情報[スケジュール]テーブルに配置することにより、受信機に対して各イベントの放送スケジュールを提供することができる。
【0040】
決定放送スケジュールが決定スケジュール管理部212に入力されると、決定スケジュール管理部212は、前記決定放送スケジュールをイベント送出スケジュールとしてイベント情報テーブル作成処理部216に入力する。本実施形態では、決定放送スケジュールとイベント送出スケジュールのデータ構造は同一であり、図4に示す決定放送スケジュールがイベント送出スケジュールとしてイベント情報テーブル作成処理部216に入力される。
【0041】
イベント情報テーブル作成処理部216は、図4に示すイベント送出スケジュールが入力されると、前記イベント送出スケジュールとイベント情報管理部213の管理する図3に示すイベント情報からイベント情報[スケジュール]テーブルを作成する。
【0042】
以下に、イベント情報テーブル作成処理部216が、図4に示すイベント送出スケジュール中の送出イベントエントリ411について、イベント情報[スケジュール]テーブルを作成する場合について説明する。
【0043】
図9にイベント情報テーブル作成処理部216が作成するイベント情報[スケジュール]テーブルの伝送フォーマットであるイベント情報セクションの構造について示す。
【0044】
イベント情報テーブル作成処理部216は、送出イベントエントリ411のチャンネル識別子である「61」をイベント情報セクションのサービス識別901に設定し、送出イベントエントリ411のイベント識別子である「1234」をイベント情報セクションのイベント識別902に設定し、送出イベントエントリ411の放送開始日時である「1999/12/02 06:00:00」をイベント情報セクションの開始時間903に設定し、送出イベントエントリ411の放送終了日時と放送開始日時との差分値をイベント情報セクションの継続時間905に設定する。
【0045】
なお、この実施形態では、送出イベントエントリのチャンネル識別子に登録された値がサービス識別と同値であるものとする。また、イベント情報セクションの開始時間903及び継続時間904へ値を設定する際のエンコード方法については、標準規格ARIB STD−B10に従うものとする。
【0046】
さらに、イベント情報テーブル作成処理部216は、イベント情報セクションに配置する記述子の一例である図10に示す短形式イベント記述子を作成する。イベント情報テーブル作成処理部216は、送出イベントエントリ411のチャンネル識別子である「61」とイベント識別子である「1234」と同値のチャンネル識別子及びイベント識別子を有するイベント情報エントリ312を、イベント情報管理部213が保持する図3に示すイベント情報から取得する。
【0047】
そして、イベント情報テーブル作成処理部216は、取得したイベント情報エントリ312の番組名である「ワールドニュース」を短形式イベント記述子の番組名1001に設定し、イベント情報エントリ312の番組記述である「世界の出来事総まとめ」を短形式イベント記述子の番組記述1002に設定することにより、短形式イベント記述子を作成する。
【0048】
なお、短形式イベント記述子の番組名1001及び番組記述1002へ値を設定する際のエンコード方法については、標準規格ARIB STD−B10に従うものとする。
【0049】
また、イベント情報セクション及び短形式イベント記述子を構成する他の情報、例えば、テーブル識別やトランスポートストリーム識別やオリジナルネットワーク識別として登録すべき値については、イベント情報テーブル作成処理部216が得ているものとする。
【0050】
このように、イベント情報テーブル作成処理部216は、イベント情報[スケジュール]テーブルの伝送フォーマットであるイベント情報セクションを作成し、作成した前記イベント情報セクションを、番組配列情報送出装置204に入力する。
【0051】
番組配列情報送出装置204は、イベント情報テーブル作成処理部216から入力されたイベント情報セクションをパケット化し、所定の伝送周期により繰り返し送出するものとする。なお、番組配列情報送出装置204が、イベント情報テーブル作成処理部216から入力されたイベント情報セクションをパケット化し、所定の伝送周期により繰り返し送出する詳細な方法については本発明の主眼ではないため説明を割愛する。
【0052】
以上により、データサーバ202により入力された決定放送スケジュール及びイベント情報から、番組配列情報生成装置203により番組配列情報のイベント情報[スケジュール]テーブルが生成され、番組配列情報送出装置204により前記イベント情報[スケジュール]テーブルが受信機に対して送出される。
【0053】
なお、番組配列情報生成装置203が、番組配列情報を構成するイベント情報[スケジュール]テーブル以外のテーブルを作成する方法については、本発明の主眼ではないため割愛する。
【0054】
第2に、放送スケジュールの緊急の変更が発生し、放送開始日時が未定のイベントを含む未決定放送スケジュールを運用者が番組編成装置201で作成し、この未決定放送スケジュールがデータサーバ202により番組配列情報生成装置203に入力される処理について説明する。
【0055】
運用者は、番組編成装置201を用いて未決定放送スケジュールを編集し、前記未決定放送スケジュールをデータサーバ202へ入力する。
【0056】
データサーバ202は、番組編成装置201から未決定放送スケジュールが入力されると、前記未決定放送スケジュールを番組配列情報生成装置203に入力する。
【0057】
なお、運用者が番組編成装置201を用いて未決定放送スケジュールを編集する方法の詳細と、番組編成装置201が未決定放送スケジュールをデータサーバ202へ入力する方法の詳細と、データサーバ202が番組編成装置201から入力された未決定放送スケジュールを保持する方法の詳細と、データサーバ202が未決定放送スケジュールを番組配列情報生成装置203に入力する方法の詳細については本発明の主眼ではないため説明を割愛する。
【0058】
データサーバ202から、未決定放送スケジュールの一例である図6に示す未決定放送スケジュールが、番組配列情報生成装置203の未決定スケジュール管理部211に入力されると、未決定スケジュール管理部211は図6に示す未決定放送スケジュールを保持する。
【0059】
未決定放送スケジュールは、イベント毎に、イベントの放送スケジュールを表す情報として、イベントの属するチャンネルを示すチャンネル識別子601と、データサーバ202及び番組配列情報生成装置203においてイベントを一意に識別するための管理コード602と、1チャンネル内でイベントを一意に識別するためのイベント識別子603と、イベントの放送開始日時604と、イベントの放送終了日時605から構成される未決定イベントエントリを1つ以上と、未定範囲開始日時606と未定範囲終了日時607とを含んでいる。
【0060】
なお、本実施形態における未決定放送スケジュールは、チャンネル識別子毎に管理されるものとする。
【0061】
また、本実施形態における未決定放送スケジュール中の各未決定イベントエントリは、1チャンネル内で放送の早い順序に従って昇順の値が放送順序600に登録され、未決定放送スケジュール中に配置される。
【0062】
例えば、未決定イベントエントリ611は、放送順序として「1」が、チャンネル識別子として「61」が、管理コードとして「8374−621―92」が、イベント識別子として「1234」が、放送開始日時として「日時未定」が、放送終了日時として「日時未定」が登録されている。また、未決定放送スケジュールの未定範囲開始日時として「1999/12/02 06:00:00」が、未定範囲終了日時として「1999/12/02 10:00:00」が登録されている。
【0063】
このように、未決定放送スケジュールは、放送スケジュールが未定、すなわち、放送開始日時及び放送終了日時が未定であることを示す「日時未定」が登録された未決定イベントエントリを含むことができる。
【0064】
第3に、ここで、運用者がスケジュール決定端末205を用いて、番組配列情報生成装置203の未決定スケジュール管理部211が保持する図6に示す未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させる操作が行われる際の処理について説明する。
【0065】
スケジュール決定端末205は、番組配列情報生成装置203のスケジュール決定処理部215に対して、未決定スケジュール管理部211が保持する図6に示す未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させるために、イベント送出スケジュールの作成の開始を命令する、図7に例示するスケジュール決定情報701を入力する。
【0066】
スケジュール決定情報701には、イベント情報[スケジュール]テーブルに反映させるべき未決定放送スケジュールのチャンネル識別子として「61」が登録される。
【0067】
スケジュール決定処理部215は、図7に示すスケジュール決定情報701が入力されると、イベント送出スケジュールの作成の可否をスケジュール決定判断部214に問い合わせるため、スケジュール決定情報701のチャンネル識別子「61」を、スケジュール決定判断部214に入力する。
【0068】
スケジュール決定判断部214は、チャンネル識別子「61」が入力されると、前記チャンネル識別子「61」と同値のチャンネル識別子を有する未決定イベントエントリを含む図6に示す未決定放送スケジュールを取得する。
【0069】
スケジュール決定判断部214は、取得した図6に示す未決定放送スケジュール中に、放送開始日時として「日時未定」が登録された未決定イベントエントリが存在するか検査する。前記検査の結果、放送開始日時として「日時未定」が登録された未決定イベントエントリ611、612、613の存在することが明らかとなる。
【0070】
本実施形態では、スケジュール決定判断部214は、未決定放送スケジュール中に、放送開始日時として「日時未定」が登録された未決定イベントエントリが存在する場合、未決定スケジュール管理部211が保持する図6に示す未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させることができないと判断し、イベント送出スケジュールの作成が否であることを示す、図11に例示するスケジュール決定可否情報1101を、スケジュール決定処理部215に入力する。
【0071】
図11に示すスケジュール決定可否情報1101には、チャンネル識別子として「61」が、イベント送出スケジュール作成判断結果として「否」が登録される。スケジュール決定処理部215は、図11に示すスケジュール決定可否情報1101が入力されると、前記スケジュール決定可否情報1101のイベント送出スケジュール作成判断結果が「否」である場合には、イベント送出スケジュールの作成を行わず処理を終了する。
【0072】
上記の結果、番組配列情報生成装置203は、放送開始日時として「日時未定」が設定されている場合には、未決定放送スケジュールを用いることにより誤ったイベント情報[スケジュール]テーブルを作成することがないように制御することが可能となる。
【0073】
第4に、放送スケジュールの緊急の変更が終わり、放送開始日時が未定のイベントについて放送開始日時が確定した場合、運用者により番組編成装置201で作成された未決定放送スケジュールがデータサーバ202により番組配列情報生成装置203に入力される処理について説明する。
【0074】
なお、運用者が、番組編成装置201を用いて未決定放送スケジュールを編集し、前記未決定放送スケジュールをデータサーバ202へ入力する処理、及び、データサーバ202が番組配列情報生成装置203に未決定放送スケジュールを入力する処理は、前述した処理と同様である。
【0075】
ここで、データサーバ202から、未決定放送スケジュールの一例である図5に示す未決定放送スケジュールが、番組配列情報生成装置203の未決定スケジュール管理部211に入力されると、未決定スケジュール管理部211は図5に示す未決定放送スケジュールを保持する。
【0076】
第5に、ここで、運用者がスケジュール決定端末205を用いて、番組配列情報生成装置203の未決定スケジュール管理部211が保持する図5に示す未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させる操作が行われ、番組配列情報生成装置203のスケジュール決定処理部215によりイベント送出スケジュールが作成され、イベント情報テーブル作成処理部216により番組配列情報のイベント情報[スケジュール]テーブルが生成され、番組配列情報生成装置203によりイベント情報[スケジュール]テーブルが番組配列情報送出装置204へ入力され、番組配列情報送出装置204によりイベント情報[スケジュール]テーブルが送出されるまでの処理について説明する。
【0077】
なお、スケジュール決定端末205が、番組配列情報生成装置203のスケジュール決定処理部215に対して、スケジュール決定情報を入力する処理は、前述した処理と同様である。
【0078】
スケジュール決定処理部215は、図7に示すスケジュール決定情報701が入力されると、イベント送出スケジュールの作成の可否をスケジュール決定判断部214に問い合わせるため、スケジュール決定情報701のチャンネル識別子「61」を、スケジュール決定判断部214に入力する。
【0079】
スケジュール決定判断部214は、チャンネル識別子「61」が入力されると、前記チャンネル識別子「61」と同値のチャンネル識別子を有する未決定イベントエントリを含む図5に示す未決定放送スケジュールを取得する。
【0080】
スケジュール決定判断部214は、取得した図5に示す未決定放送スケジュール中に、放送開始日時として「日時未定」が登録された未決定イベントエントリが存在するか検査する。前記検査の結果、放送開始日時として「日時未定」が登録された未決定イベントエントリが存在しないことが明らかとなる。
【0081】
本実施形態では、スケジュール決定判断部214は、未決定放送スケジュール中に、放送開始日時として「日時未定」が登録された未決定イベントエントリが存在しない場合、未決定スケジュール管理部211が保持する図5に示す未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させることができると判断し、イベント送出スケジュールの作成が可であることを示す、図12に例示するスケジュール決定可否情報1201を、スケジュール決定処理部215に入力する。
【0082】
図12に示すスケジュール決定可否情報1201には、チャンネル識別子として「61」が、イベント送出スケジュール作成判断結果として「可」が登録される。スケジュール決定処理部215は、図12に示すスケジュール決定可否情報1201が入力されると、前記スケジュール決定可否情報1201のイベント送出スケジュール作成判断結果が「可」である場合には、イベント送出スケジュール作成処理を行う。
【0083】
イベント送出スケジュール作成処理について以下に説明する。
▲1▼ スケジュール決定情報701のチャンネル識別子「61」と同値のチャンネル識別子を有する決定イベントエントリを含む図4に示す決定放送スケジュールを決定スケジュール管理部212から取得する。
▲2▼ スケジュール決定情報701のチャンネル識別子「61」と同値のチャンネル識別子を有する未決定イベントエントリを含む図5に示す未決定放送スケジュールを未決定スケジュール管理部211から取得する。
▲3▼ ▲1▼で取得した図4に示す決定放送スケジュールの中から、▲2▼で取得した未決定放送スケジュールの未定範囲開始日時「1999/12/02 06:00:00」以上、未定範囲終了日時「1999/12/02 10:00:00」未満を満たす放送開始日時を有する決定イベントエントリを検索する。
▲4▼ ▲3▼における検索の結果、放送開始日時が「1999/12/02 06:00:00」である決定イベントエントリ411と、放送開始日時が「1999/12/02 07:00:00」である決定イベントエントリ412と、放送開始日時が「1999/12/02 08:25:00」である決定イベントエントリ413と、放送開始日時が「1999/12/02 09:00:00」である決定イベントエントリ414とが検出される。
▲5▼ 決定放送スケジュール中の決定イベントエントリについて、▲4▼で検出された決定イベントエントリ411、412、413、414を、▲2▼で取得した未決定放送スケジュール中の全ての未決定イベントエントリである、未決定イベントエントリ511、512、513で置換する。
▲6▼ ▲5▼の結果である決定放送スケジュール中の全ての決定イベントエントリについて、イベントの放送の早い順序に従って昇順の値を放送順序に再登録した後、前記決定放送スケジュールを、図8に示すイベント送出スケジュールとする。
【0084】
このように、スケジュール決定処理部215は、本実施形態において、決定スケジュール管理部212が保持する決定放送スケジュールの一部の決定イベントエントリを、未決定スケジュール管理部213が保持する未決定放送スケジュールの全ての未決定イベントエントリで置換することにより、イベント送出スケジュールを作成している。
【0085】
なお、スケジュール決定処理部215は、決定スケジュール管理部212が保持する決定放送スケジュールの一部または全ての決定イベントエントリを、未決定スケジュール管理部213が保持する未決定放送スケジュールの一部または全ての未決定イベントエントリで置換することにより、イベント送出スケジュールを作成することも可能である。
【0086】
スケジュール決定処理部215は、作成した、図8に例示するイベント送出スケジュールをイベント情報テーブル作成処理部216に入力する。
【0087】
なお、イベント情報テーブル作成処理部216が前記イベント送出スケジュールとイベント情報管理部213の保持するイベント情報とからイベント情報[スケジュール]テーブルの伝送フォーマットであるイベント情報セクションを作成し、前記イベント情報セクションを番組配列情報送出装置204に入力する処理、及び、番組配列情報送出装置204が前記イベント情報セクションを送出する処理は、前述した処理と同様である。
【0088】
このように、番組配列情報生成装置203が、スケジュール決定端末205からスケジュール決定情報が入力され、かつ、未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映できると判断した場合のみ、決定イベントスケジュール及び未決定放送スケジュールからイベント送出スケジュールを作成し、イベント情報[スケジュール]テーブルを作成することにより、頻繁に未決定放送スケジュールが入力された場合にも、運用者の指示により、未決定放送スケジュールのイベント情報[スケジュール]テーブルへの反映タイミングを制御することが可能となる。
【0089】
(第2の実施形態)
第2の実施形態の番組配列情報生成送出システムでは、未決定放送スケジュールをイベント[スケジュール]テーブルに反映させるタイミングが自動決定される。
【0090】
この番組配列情報生成送出システムは、図13に示すように、番組配列情報生成装置203が、イベント送出スケジュールの作成の開始を命令するスケジュール決定情報を作成して、スケジュール決定処理部215に入力するスケジュール決定日時管理部1301を備えている。その他の構成は第1の実施形態(図1)と変わりがない。
【0091】
以上の番組配列情報生成送出システムの動作について説明する。
【0092】
なお、図13における装置及び番組配列情報生成装置203の内、スケジュール決定日時管理部1301以外の各部の動作は、第1の実施形態における図1に示す番組配列情報生成送出システム中の同一番号の装置及び番組配列情報生成装置203の各部の動作と同様である。
【0093】
ここで、番組配列情報生成装置203において、決定スケジュール管理部212が決定放送スケジュールの一例である図4に示す決定放送スケジュールを保持し、イベント情報管理部213がイベント情報の一例である図3に示すイベント情報を保持しているものとする。
【0094】
データサーバ202から、番組配列情報生成装置203の未決定スケジュール管理部211に、未決定放送スケジュールの一例である図5に示す未決定放送スケジュールが入力されると、番組配列情報生成装置203のスケジュール決定日時管理部1301は、スケジュール決定処理部215に対して、未決定スケジュール管理部211が保持する図5に示す未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させるために、イベント送出スケジュールの作成の開始を命令するスケジュール決定情報の入力日時の決定処理を行う。
【0095】
スケジュール決定日時管理部1301による、スケジュール決定情報の入力日時の決定処理を以下に説明する。
▲1▼ データサーバ202から未決定スケジュール管理部211に入力された前記図5に示す未決定放送スケジュールの未定範囲終了日時507を参照することにより、未定範囲終了日時が「1999/12/02 10:00:00」であることが分かる。
▲2▼ 前記未定範囲終了日時「1999/12/02 10:00:00」を、スケジュール決定情報の入力日時と決定する。
【0096】
スケジュール決定日時管理部1301は、スケジュール決定情報の入力日時を「1999/12/02 10:00:00」と決定すると、現在日時が「1999/12/02 10:00:00」となった時点で、スケジュール決定処理部215に対して、スケジュール決定情報の一例である図7に示すスケジュール決定情報を入力する。
【0097】
なお、スケジュール決定処理部215に図7に示すスケジュール決定情報の入力後、スケジュール決定処理部215以降の処理は、第1の実施形態において説明した動作と同様である。
【0098】
このように、番組配列情報生成装置203のスケジュール決定日時管理部1301が、スケジュール決定情報の入力日時を決定し、前記スケジュール決定情報をスケジュール決定処理部215に入力することにより、運用者がスケジュール決定端末205を用いて、番組配列情報生成装置203の未決定スケジュール管理部211が保持する未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させる操作を自動化することが可能となる。
【0099】
なお、スケジュール決定日時管理部1301による、スケジュール決定情報の入力日時の決定処理において、現在日時が「1999/12/02 07:00:00」の時、データサーバ202から未決定スケジュール管理部211に入力された前記図5に示す未決定放送スケジュールの中で、前記現在日時以上でかつ前記現在日時に最も近い放送開始日時を有する未決定イベントエントリ512の放送開始日時「1999/12/02 08:25:00」をスケジュール決定情報の入力日時と決定することも可能である。
【0100】
この時には、スケジュール決定情報の入力日時として、未決定放送スケジュールの未定範囲終了日時よりも早い日時を決定することができ、未決定放送スケジュールの未定範囲終了日時よりも早く、未決定放送スケジュールのイベント情報[スケジュール]テーブルへの反映を行うことが可能となる。
【0101】
(第3の実施形態)
第3の実施形態の番組配列情報生成送出システムでは、未決定放送スケジュールの放送開始日時を確定しないまま実際の放送が行われた場合に、実際の放送開始日時に基づいてイベント[スケジュール]テーブルが作成される。
【0102】
この番組配列情報生成送出システムは、図14に示すように、送出済イベント情報を番組配列情報生成装置203に入力する放送済通知装置1402を備え、番組配列情報生成装置203が、送出済イベント情報に基づいて未決定放送スケジュールの放送開始日時を確定する放送開始日時確定処理部1401を備えている。その他の構成は第2の実施形態(図13)と変わりがない。
【0103】
以上の番組配列情報生成送出システムの動作について説明する。
【0104】
なお、図14における装置及び番組配列情報生成装置203の内、放送済通知装置1402と、番組配列情報生成装置203の放送開始日時確定処理部1401とを除く各部の動作は、第2の実施形態の図13に示す番組配列情報生成送出システム中の同一番号の装置及び番組配列情報生成装置203の各部の動作と同様である。
【0105】
ここで、番組配列情報生成装置203において、未決定スケジュール管理部211が未決定放送スケジュールの一例である図6に示す未決定放送スケジュールを保持し、決定スケジュール管理部212が決定放送スケジュールの一例である図4に示す決定放送スケジュールを保持し、イベント情報管理部213がイベント情報の一例である図3に示すイベント情報を保持しているものとする。
【0106】
放送済イベント通知装置1402から、番組配列情報生成装置203の放送開始日時確定処理部1401に対して、送出済イベント情報が入力された場合の、放送開始日時確定処理部1401の動作について以下に説明する。
【0107】
放送済通知装置1402は、番組の放送が開始されると、すなわち、番組を構成する映像・音声の送出が開始されると、前記番組に対応するイベントの送出が開始されたことを通知するための送出済イベント情報を、番組配列情報生成装置203の放送開始日時確定処理部1401に対して入力する。
【0108】
送出済イベント情報には、放送が開始されたイベントの属するチャンネル識別子と、イベント識別子と、実際にイベントの放送が開始された放送開始日時とが登録される。
【0109】
図15に送出済イベント情報の一例を示す。図15に示す送出済イベント情報には、チャンネル識別子として「61」が、イベント識別子として「1234」が、放送開始日時として「1999/12/02 06:02:00」が登録されている。
【0110】
放送開始日時確定処理部1401に、図15に示す送出済イベント情報が入力された場合、放送開始日時確定処理部1401は、以下に説明する放送開始日時確定処理を行う。
▲1▼ 図15に示す送出済イベント情報のチャンネル識別子「61」及びイベント識別子「1234」と同値のチャンネル識別子及びイベント識別子を有する未決定イベントエントリを、図6に示す未決定放送スケジュールの未決定イベントエントリの中から検索する。
▲2▼ ▲1▼における検索の結果、未決定イベントエントリ611が該当する未決定イベントエントリとして検出される。
▲3▼ ▲2▼で検出した未決定イベントエントリ611の放送開始日時に対して、前記送出済イベント情報の放送開始日時「1999/12/02 06:02:00」の値を登録する。
▲4▼ ▲3▼により、図6に示される未決定放送スケジュールは、図16に示す未決定放送スケジュールに変更される。
【0111】
なお、放送済通知装置1402から、図6に示す未決定放送スケジュール中の未決定イベントエントリ613に対応する送出済イベント情報が入力されると、図6に示される未決定放送スケジュールは、例えば、図17に示す未決定放送スケジュールに更新され、未決定放送スケジュール中の各未決定イベントエントリの放送開始日時が確定される。
【0112】
このように、番組配列情報生成装置203の放送開始日時確定処理部1401が、放送済通知装置1402から入力される送出済イベント情報に登録されたイベントの放送開始日時を、未決定放送スケジュール中でチャンネル識別子及びイベント識別子が一致する未決定イベントエントリの放送開始日時に登録することにより、未決定イベントエントリの放送開始日時を「日時未定」から、確定された日時に更新することが可能となるため、データサーバ202から全ての未決定イベントエントリの放送開始日時が確定されている未決定放送スケジュールが入力されない場合にも、運用者がスケジュール決定端末205を用いて、番組配列情報生成装置203の未決定スケジュール管理部211が保持する未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させる操作を行うことが可能となる。
【0113】
(第4の実施形態)
第4の実施形態の番組配列情報生成送出システムでは、未決定放送スケジュールの未決定イベントエントリに含まれる未定のイベント識別子を補完する。
【0114】
この番組配列情報生成送出システムは、図18に示すように、番組配列情報生成装置203が、決定放送スケジュールの決定イベントエントリに基づいて未決定イベントエントリに含まれる未定のイベント識別子を補完するイベント識別子補完処理部1801を備えている。その他の構成は第2の実施形態(図13)と変わりがない。
【0115】
イベント識別子補完処理部1801は、イベントエントリに含まれる管理コードに着目して、イベント識別子の補完を実行する。
【0116】
管理コードは、例えば「8887−898−88」のように表され、この内、先頭の8桁「8887−898」で番組の内容を表し、後の3桁「−88」で通常番組かどうかの区別などを表すように運用されている。先頭の8桁のコードは、番組の内容を表すために、チャンネルやイベント識別子に依らずにユニークに付けられる。同一内容の番組が異なるチャンネルで放送される場合、イベント識別子は異なるが、この8桁のコードは同じになる。
【0117】
以上の番組配列情報生成送出システムの動作について説明する。
【0118】
なお、図18の装置及び番組配列情報生成装置203の内、番組配列情報生成装置203のイベント識別子補完処理部1801を除く各部の動作は、第2の実施形態の図13に示す番組配列情報生成送出システム中の同一番号の装置及び番組配列情報生成装置203の各部の動作と同様である。
【0119】
ここで、番組配列情報生成装置203において、決定スケジュール管理部212が決定放送スケジュールの一例である図4に示す決定放送スケジュールを保持し、イベント情報管理部213がイベント情報の一例である図3に示すイベント情報を保持しているものとする。
【0120】
運用者は、放送スケジュールの緊急の変更が発生すると、番組編成装置201によりイベント識別子として「未定」が登録された未決定イベントエントリを含む未決定放送スケジュールを作成する。緊急の変更が行われる場合、番組編成装置201は、イベント識別子の未決定イベントエントリへの登録を簡略して未決定放送スケジュールを作成する機能を有する。
【0121】
運用者によって作成された前記未決定放送スケジュールは、番組編成装置201からデータサーバ202に入力される。データサーバ202は入力された前記未決定放送スケジュールを保持するとともに、前記未決定放送スケジュールを番組配列情報生成装置203の未決定スケジュール管理部211に対して入力する。
【0122】
データサーバ202から、未決定スケジュール管理部211に対して、未決定放送スケジュールの一例である図19に示す未決定放送スケジュールが入力された場合、イベント識別子補完処理部1801がイベント情報[スケジュール]テーブルの作成に必要となるイベント識別子を補完するイベント識別子補完処理について説明する。
【0123】
イベント識別子補完処理部1801は、未決定放送スケジュール中のすべての未決定イベントエントリについて、前記未決定イベントエントリの放送順序の昇順に従い、以下に示すイベント識別子補完処理を行う。
【0124】
第1に、イベント識別子補完処理部1801は、放送順序として「1」が登録された未決定イベントエントリ1911のイベント識別子が「未定」に設定されているか検査する。前記検査の結果、未決定イベントエントリ1911のイベント識別子が「未定」に設定されている場合、イベント識別子補完処理部1801は、決定スケジュール管理部212が保持する図4の決定放送スケジュールの中から、未決定イベントエントリ1911のチャンネル識別子「61」及び管理コードの先頭8桁「8887−898」と同値のチャンネル識別子及び管理コードの先頭8桁を有し、且つ、図19に示す未決定放送スケジュールの未定範囲開始日時「1999/12/02 06:00:00」以上で、未定範囲終了日時「1999/12/02 12:00:00」未満の条件を満たす放送開始日時を有する決定イベントエントリを取得する。
【0125】
その結果として、イベント識別子補完処理部1801は、チャンネル識別子として「61」を、管理コードとして「8887−898−88」を、放送開始日時として「1999/12/02 10:00:00」を有する決定イベントエントリ415と、チャンネル識別子として「61」を、管理コードとして「8887−898−90」を、放送開始日時として「1999/12/02 11:00:00」を有する決定イベントエントリ416を取得する。
【0126】
イベント識別子補完処理部1801は、取得した決定イベントエントリ415及び416のうち、最も小さい放送開始日時を有する決定イベントエントリ415を、決定イベントエントリとして決定する。
【0127】
イベント識別子補完処理部1801は、決定した前記決定イベントエントリ415のイベント識別子「0124」と同値のイベント識別子を有する未決定イベントエントリが未決定放送スケジュールを構成する未決定イベントエントリに存在するか検査する。前記検査の結果、前記決定イベントエントリ415のイベント識別子「0124」と同値のイベント識別子を有する未決定イベントエントリが存在しないため、前記決定イベントエントリ415のイベント識別子「0124」を、未決定イベントエントリ1911のイベント識別子として登録する。
【0128】
以上のイベント識別子補完処理の結果、未決定イベントエントリ1911のイベント識別子は「未定」から「0124」に補完される。
【0129】
なお、イベント識別子補完処理部1801は、決定した前記決定イベントエントリ415のイベント識別子「0124」と同値のイベント識別子を有する未決定イベントエントリが未決定放送スケジュールを構成する未決定イベントエントリに存在する場合には、他方の決定イベントエントリ416のイベント識別子「0125」と同値のイベント識別子を有する未決定イベントエントリが未決定放送スケジュールを構成する未決定イベントエントリに存在するか検査し、前記検査の結果、前記決定イベントエントリ416のイベント識別子「0125」と同値のイベント識別子を有する未決定イベントエントリが存在しないときは、前記決定イベントエントリ416のイベント識別子「0125」を、未決定イベントエントリ1911のイベント識別子として登録する。
【0130】
第2に、イベント識別子補完処理部1801は、放送順序として「2」が登録された未決定イベントエントリ1912のイベント識別子が「未定」に設定されているか検査する。前記検査の結果、未決定イベントエントリ1912のイベント識別子が「未定」に設定されている場合、イベント識別子補完処理部1801は、決定スケジュール管理部212が保持する図4の決定放送スケジュールの中から、未決定イベントエントリ1912のチャンネル識別子「61」及び管理コードの先頭8桁「8887−899」と同値のチャンネル識別子及び管理コードの先頭8桁を有し、且つ、図19に示す未決定放送スケジュールの未定範囲開始日時「1999/12/02 06:00:00」以上で、未定範囲終了日時「1999/12/02 12:00:00」未満の条件を満たす放送開始日時を有する決定イベントエントリを取得する。
【0131】
図4に示す決定放送スケジュールの決定スケジュールエントリ417及び418は、チャンネル識別子「61」及び管理コードの先頭8桁「8887−899」を有するが、放送開始日時が未定範囲開始日時以上かつ未定範囲終了日時未満を満たさないため、イベント識別子補完処理部1801は、決定イベントエントリを取得することができない。
【0132】
イベント識別子補完処理部1801は、決定イベントエントリを取得することができない場合、未決定イベントエントリ1912のイベント識別子として、新規となるイベント識別子、例えばイベント識別子「60000」を登録する。
【0133】
この時、新規となるイベント識別子「60000」は、同一チャンネル識別子を有する、決定放送スケジュール中のすべての決定イベントエントリ及び未決定放送スケジュール中のすべての未決定イベントエントリのイベント識別子として割り当てられていないものとする。
【0134】
以上のイベント識別子補完処理の結果、未決定イベントエントリ1912のイベント識別子は「未定」から「60000」に補完される。
【0135】
第3に、イベント識別子補完処理部1801は、放送順序として「3」が登録された未決定イベントエントリ1913のイベント識別子が「未定」に設定されているか検査する。前記検査の結果、未決定イベントエントリ1913のイベント識別子が「未定」に設定されている場合、イベント識別子補完処理部1801は、決定スケジュール管理部212が保持する図4の決定放送スケジュールの中から、未決定イベントエントリ1913のチャンネル識別子「61」及び管理コードの先頭8桁「8374−621」と同値のチャンネル識別子及び管理コードの先頭8桁を有し、且つ、図19に示す未決定放送スケジュールの未定範囲開始日時「1999/12/02 06:00:00」以上で、未定範囲終了日時「1999/12/02 12:00:00」未満の条件を満たす放送開始日時を有する決定イベントエントリを取得する。
【0136】
その結果として、イベント識別子補完処理部1801は、チャンネル識別子として「61」を、管理コードとして「8374−621−92」を、放送開始日時として「1999/12/02 06:00:00」を有する決定イベントエントリ411を取得する。
【0137】
イベント識別子補完処理部1801は、決定した前記決定イベントエントリ411のイベント識別子「1234」と同値のイベント識別子を有する未決定イベントエントリが未決定放送スケジュールを構成する未決定イベントエントリに存在するか検査する。前記検査の結果、前記決定イベントエントリ411のイベント識別子「1234」と同値のイベント識別子を有する未決定イベントエントリが存在しないため、前記決定イベントエントリ411のイベント識別子「1234」を、未決定イベントエントリ1913のイベント識別子として登録する。
【0138】
以上のイベント識別子補完処理の結果、未決定イベントエントリ1913のイベント識別子は「未定」から「1234」に補完される。
【0139】
第4に、イベント識別子補完処理部1801は、放送順序として「4」が登録された未決定イベントエントリ1914のイベント識別子が「未定」に設定されているか検査する。前記検査の結果、未決定イベントエントリ1914のイベント識別子が「未定」に設定されている場合、イベント識別子補完処理部1801は、決定スケジュール管理部212が保持する図4の決定放送スケジュールの中から、未決定イベントエントリ1914のチャンネル識別子「61」及び管理コードの先頭8桁「8374−621」と同値のチャンネル識別子及び管理コードの先頭8桁を有し、且つ、図19に示す未決定放送スケジュールの未定範囲開始日時「1999/12/02 06:00:00」以上で、未定範囲終了日時「1999/12/02 12:00:00」未満の条件を満たす放送開始日時を有する決定イベントエントリを取得する。
【0140】
その結果として、イベント識別子補完処理部1801は、チャンネル識別子として「61」を、管理コードとして「8374−621−92」を、放送開始日時として「1999/12/02 06:00:00」を有する決定イベントエントリ411を取得する。
【0141】
イベント識別子補完処理部1801は、決定した前記決定イベントエントリ411のイベント識別子「1234」と同値のイベント識別子を有する未決定イベントエントリが未決定放送スケジュールを構成する未決定イベントエントリに存在するか検査する。前記検査の結果、決定イベントエントリ411のイベント識別子「1234」と同値のイベント識別子を有する未決定イベントエントリ1913が存在することが判明した場合、イベント識別子補完処理部1801は、未決定イベントエントリ1914のイベント識別子として、新規となるイベント識別子、例えばイベント識別子「60001」を登録する。
【0142】
この時、新規となるイベント識別子「60001」は、同一チャンネル識別子「61」を有する、決定放送スケジュール中のすべての決定イベントエントリ及び未決定放送スケジュール中のすべての未決定イベントエントリのイベント識別子として割り当てられていないものとする。
【0143】
以上のイベント識別子補完処理の結果、未決定イベントエントリ1914のイベント識別子は「未定」から「60001」に補完される。
【0144】
上記の結果、図19に示す未決定放送スケジュールは図20に示す未決定放送スケジュールに更新される。
【0145】
なお、イベント識別子補完処理部1801は、イベント識別子に「未定」が登録されていない未決定イベントエントリについては、何も処理しないものとする。
【0146】
このように、イベント識別子補完処理部1801が、未決定放送スケジュールを構成する未決定イベントエントリのうち、イベント識別子として「未定」が登録されている未決定イベントエントリのイベント識別子を補完することにより、イベント情報[スケジュール]テーブルの作成に必要となるイベント識別子を決定することができる。
【0147】
なお、ここでは、管理コードの先頭の8桁を照合する場合について説明したが、管理コードの全桁を用いて番組の内容を表すように運用される場合には、前記照合において、管理コードの全桁で一致するかどうかを判定することになる。
【0148】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の番組配列情報生成送出システムでは、番組配列情報生成装置において、スケジュール決定端末からスケジュール決定情報が入力され、かつ、未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映できると判断した場合にのみ、決定イベントスケジュール及び未決定放送スケジュールからイベント送出スケジュールを作成し、イベント情報[スケジュール]テーブルを作成している。そのため、頻繁に未決定放送スケジュールが入力された場合でも、運用者の指示により、未決定放送スケジュールのイベント情報[スケジュール]テーブルへの反映タイミングを制御することが可能となる。
【0149】
また、番組配列情報生成装置は、番組配列情報生成装置の保持する未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させる日時を前記未決定放送スケジュールから決定し、未決定放送スケジュールのイベント情報[スケジュール]テーブルへの反映を自動化することが可能である。
【0150】
また、番組配列情報生成装置は、放送済通知装置から入力される送出済イベント情報に登録されたイベントの放送開始日時を、未決定放送スケジュール中でチャンネル識別子及びイベント識別子が一致する未決定イベントエントリの放送開始日時に登録することにより、未決定イベントエントリの放送開始日時を「日時未定」から、確定された日時に更新することが可能となるため、未決定イベントエントリの放送開始日時が確定されていない場合にも、運用者がスケジュール決定端末を用いて、番組配列情報生成装置の保持する未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させる操作を行うことが可能となる。
【0151】
また、番組配列情報生成装置は、未決定放送スケジュールを構成する未決定イベントエントリのうち、イベント識別子として「未定」が登録されている未決定イベントエントリのイベント識別子を補完することにより、イベント情報[スケジュール]テーブルの作成に必要となるイベント識別子を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における番組配列情報生成送出システムの構成を示すブロック図、
【図2】従来の番組配列情報生成送出システムの構成を示すブロック図、
【図3】イベント情報の例、
【図4】決定放送スケジュールの例、
【図5】放送日時を設定した未決定放送スケジュールの例、
【図6】放送日時が未定の未決定放送スケジュールの例、
【図7】スケジュール決定情報の例、
【図8】イベント送出スケジュールの例、
【図9】イベント情報セクションの構造、
【図10】短形式イベント記述子の構造、
【図11】イベント送出スケジュール作成の否を示すスケジュール決定可否情報の例、
【図12】イベント送出スケジュール作成の可を示すスケジュール決定可否情報の例、
【図13】第2の実施形態における番組配列情報生成送出システムの構成を示すブロック図、
【図14】第3の実施形態における番組配列情報生成送出システムの構成を示すブロック図、
【図15】送出済イベント情報の例、
【図16】未決定放送スケジュールの例、
【図17】放送開始日時が登録された未決定放送スケジュールの例、
【図18】第4の実施形態における番組配列情報生成送出システムの構成を示すブロック図、
【図19】未決定放送スケジュールの例、
【図20】イベント識別子が補完された未決定放送スケジュールの例である。
【符号の説明】
101、201 番組編成装置
102、202 データサーバ
103、203 番組配列情報生成装置
104、204 番組配列情報送出装置
111 放送スケジュール管理部
112、213 イベント情報管理部
113、216 イベント情報テーブル作成部
205 スケジュール決定端末
211 未決定スケジュール管理部
212 決定スケジュール管理部
214 スケジュール決定判断部
215 スケジュール決定処理部
1301 スケジュール決定日時管理部
1401 放送開始日時確定処理部
1402 送出済通知装置
1801 イベント識別子対応処理部

Claims (12)

  1. 外部又は内部からイベント送出スケジュールの作成開始を指示する命令を受けて、未決定放送スケジュールをイベント情報[スケジュール]テーブルに反映させる番組配列情報生成装置であって
    編集されたイベント情報と、編集された決定放送スケジュールと、編集された未決定放送スケジュールとを保持管理する管理部を備え、
    前記イベント情報は、イベント毎にイベントの内容を表す情報を含み、
    前記決定放送スケジュールは、1つのイベントについて少なくともイベント識別子とイベントの放送開始日時が登録された決定イベントエントリの1つ以上で構成され
    前記未決定放送スケジュールは、未定範囲開始日時及び未定範囲終了日時、並びに、1つのイベントについて少なくともイベント識別子とイベントの放送開始日時と登録されイベントエントリの1つ以上で構成され、前記イベントエントリの放送開始日時は、日時未定として登録し、その後に前記未定範囲開始日時及び未定範囲終了日時の間の確定した放送開始日時を登録することが可能であり、
    更に、
    前記未決定放送スケジュールを参照して、日時未定が登録された前記イベントエントリの有無によりイベント送出スケジュールの作成の可否を示すスケジュール決定可否情報を出力するスケジュール決定判断部と、
    前記イベント送出スケジュールの作成開始の命令であるスケジュール決定情報が入力されると、前記スケジュール決定可否情報に基づいて前記イベント送出スケジュールを作成するか否かを決定し、作成する場合は前記未決定放送スケジュールと前記決定放送スケジュールとを参照して、前記未決定放送スケジュールを構成する、確定した放送開始日時が登録されたイベントエントリを前記決定放送スケジュールに組み入れて前記イベント送出スケジュールを作成し、作成した前記イベント送出スケジュールを出力するスケジュール決定処理部と、
    前記イベント送出スケジュールと前記イベント情報とを参照し、1つのイベントについて少なくともイベントの放送開始日時とイベント識別子とを登録した送出イベントエントリの1つ以上で構成されるイベント情報[スケジュール]テーブルを作成するイベント情報[スケジュール]テーブル作成部と、
    を備えることを特徴とする番組配列情報生成装置。
  2. 前記スケジュール決定処理部は、前記未決定放送スケジュールを構成するイベントエントリの全てについて確定した放送開始日時が登録されている場合に、前記未定範囲開始日時及び未定範囲終了日時の間に放送開始日時が登録された前記決定放送スケジュールを構成する決定イベントエントリの全てを、前記未決定放送スケジュールを構成する全てのイベントエントリで置換し、前記未決定放送スケジュールを構成するイベントエントリの一部について確定した放送開始日時が登録されている場合に、前記決定イベントエントリの一部を、前記未決定放送スケジュールを構成する前記一部のイベントエントリで置換することにより、前記イベント送出スケジュールを作成することを特徴とする請求項1に記載の番組配列情報生成装置。
  3. 前記イベントスケジュール作成は、前記未決定放送スケジュールを構成する、確定した放送開始日時が登録されたイベントエントリを、前記決定放送スケジュールに挿入することにより、前記イベント送出スケジュールを作成することを特徴とする請求項1に記載の番組配列情報生成装置。
  4. 前記スケジュール決定判断は、前記未決定放送スケジュールを構成する全てのイベントエントリの放送開始日時に日時未定が登録されているか否かに基づいて、イベント送出スケジュールの作成を示す前記スケジュール決定可否情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の番組配列情報生成装置。
  5. 前記未決定放送スケジュールが入力されると、前記イベント送出スケジュールの作成の開始を命令するスケジュール決定情報を出力するスケジュール決定日時管理、更に具備することを特徴とする請求項に記載の番組配列情報生成装置。
  6. 前記スケジュール決定日時管理は、前記未決定放送スケジュールを構成する未定範囲終了日時を、前記イベントスケジュール作成に前記スケジュール決定情報を入力する日時として決定することを特徴とする請求項に記載の番組配列情報生成装置。
  7. 前記スケジュール決定日時管理は、前記未決定放送スケジュールを構成するイベントエントリの中から、放送開始日時が現在日時よりも後で、かつ、前記放送開始日時が現在日時に最も近いイベントエントリを選択し、前記放送開始日時を、前記イベントスケジュール作成部に前記スケジュール決定情報を入力する日時として決定することを特徴とする請求項に記載の番組配列情報生成装置。
  8. 放送が開始されたイベントのイベント識別子と放送開始日時とから構成される送出済イベント情報が入力すると、前記送出済イベント情報を用いて、前記未決定放送スケジュールを構成するイベントエントリの放送開始日時を登録する放送開始日時確定を、更に具備し、
    前記放送開始日時確定は、前記未決定放送スケジュールを構成するイベントエントリの中から、前記送出済イベント情報を構成するイベント識別子と一致するイベント識別子が登録されたイベントエントリを選択し、当該イベントエントリの放送開始日時に、前記送出済イベント情報を構成する放送開始日時を登録することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の番組配列情報生成装置。
  9. 前記決定放送スケジュールを構成する決定イベントエントリ及び前記未決定放送スケジュールを構成するイベントエントリの各々に管理コードが登録されており、前記管理コードは、番組内容を示すコードと通常番組か否かを示すコードとを含み、
    前記未決定放送スケジュールを構成するイベントエントリのイベント識別子が未定として登録されているとき、当該イベントエントリの前記管理コードの番組内容を示すコードと前記決定イベントエントリの前記管理コードの番組内容を示すコードとを照合して、前記番組内容を示すコードが一致する前記決定イベントエントリを選択し、選択した前記決定イベントエントリのイベント識別子を、未定として登録された前記イベントエントリのイベント識別子として登録するイベント識別子補完部を、更に具備することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の番組配列情報生成装置。
  10. 前記イベント識別子補完は、前記決定放送スケジュールから、前記番組内容を示すコードが一致し、且つ、放送開始日時が前記未決定放送スケジュールを構成する未定範囲開始日時以後かつ未定範囲終了日時より前である決定イベントエントリを選択することを特徴とする請求項に記載の番組配列情報生成装置。
  11. 前記イベント識別子補完は、管理コードの番組内容を示すコードが一致する前記決定イベントエントリが前記決定放送スケジュールに複数存在する場合に、前記複数の決定イベントエントリの中から、放送開始日時が最も小さい決定イベントエントリを選択することを特徴とする請求項9または10に記載の番組配列情報生成装置。
  12. 前記イベント識別子補完は、管理コードの番組内容を示すコードが一致する前記決定イベントエントリが前記決定放送スケジュールに複数存在する場合に、前記複数の決定イベントエントリの中から、前記未決定放送スケジュールを構成するイベントエントリの登録されたイベント識別子と同一でないイベント識別子を有する決定イベントエントリを選択することを特徴とする請求項9または10に記載の番組配列情報生成装置。
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