JP4134933B2 - 除塵用バ−スクリ−ン - Google Patents

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Description

この発明は、流水路を流れる塵芥類を捕捉するバ−スクリ−ンに関し、特に閉塞防止性に優れたバ−スクリ−ンに関するものである。
揚水ポンプや排水ポンプを配置した水処理設備においては、これらのポンプに塵芥類(以下、塵芥で代表する)が流入して、ポンプが損傷を受けるのを防止するために、水処理設備に流れ込む流水路の途中に自動除塵機を設置して、流水路を流れる塵芥のうち大きさのの大きいものを捕捉するようにしている。自動除塵機は塵芥を捕捉するために水路を遮るように配置されるスクリ−ンと、スクリ−ンに捕捉された塵芥を掻き揚げ排出するレ−キとから構成されている。
上記塵芥を捕捉するスクリ−ンは、一般的には一定長さに切断されたフラットバ−の長手方向を流れの深さ方向に、幅方向を流れの方向に平行にして、水路の幅方向に沿って複数本のフラットバ−を等間隔に配置したものであり、この形状のスクリ−ンをバ−スクリ−ン、バ−スクリ−ンを構成するフラットバ−をスクリ−ンバ−と称している。
このようなバ−スクリ−ンの製作は容易であるが、塵芥の大きさによっては、バ−スクリ−ンに流れ込んだ塵類が、スクリ−ンバ−とスクリ−ンバ−との間に嵌り込んで抜け出せなくなり、塵芥が溜まりすぎてレ−キでの処理が困難となり、遂にはスクリ−ンが閉塞するという大きな問題がある。
そこで、塵芥がスクリ−ンバ−とスクリ−ンバ−との間に嵌り込んで抜け出せなくなるのを防止するために、種々の対策が実施されてきた。その主なものは、図8(a)および(b)に示すように、スクリ−ンバ−の深さ方向の断面において、塵芥の流入側に平板部の板厚よりも大きい直径の円形部を設けたフラットバ−21または流入側の板厚を他の部分よりも厚くした段差付フラットバ−22や、図9(a)および(b)に示すように、フラットバ−23に他の部材24や25を接続したり、図10に示すように、フラットバ−26の流入部分に他の部材27を嵌め合わせたものである(例えば、特許文献1参照。)。なお、図10中、符号28はレ−キである。
このような断面形状にすることにより、大きい塵芥の進入がスクリ−ンバ−とスクリ−ンバ−との入口部分で遮られるとともに、スクリ−ンバ−とスクリ−ンバ−との間を通過した塵芥は、スクリ−ンバ−とスクリ−ンバ−との間の流路が下流側の方が広がっているので、スクリ−ンバ−とスクリ−ンバ−との間に嵌り込むことなしにバ−スクリ−ンを通過することができる。
また、細長い堅い物体を通過しないようにした除塵用スクリ−ンとして、スクリ−ンにカ−ブをもたせた除塵用三次元スクリ−ンがある(特許文献2参照)。
実開平6-85423号公報 実開昭62-160614号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示されたバ−スクリ−ンの嵌り込み防止対策には、次のような問題点があった。
スクリ−ンバ−として特殊な断面形状のフラットバ−を圧延したり、フラットバ−に他の形鋼等の部材を接続したりする嵌り込み防止対策は、特殊断面形状の圧延フラットバ−は市場性がなく、入手困難でかつ高価になり、フラットバ−に他の形鋼等の部材を接続するものも製作費が高くなり、いずれも抜本的な解決には至っていない。
また、フラットバ−の流入部分に他の部材を嵌合させたものは、比較的加工費は安く抑えることはできるが、嵌合部の嵌合力を保持するためには、被せ代を一定寸法に確保する必要があり、その結果嵌合部分は実質的に平行となって、この部分に塵芥が詰りやすくなる。これを嫌って被せ代を小さくすれば、嵌合力が低下して嵌合部材が抜け出ることになる。
また、特許文献2に開示されたバ−スクリ−ンは、細長い堅い物体をバ−スクリ−ンの流入側で捕捉して、バ−スクリ−ンの流出側以降に通過させない効果はあるが、バ−スクリ−ンの流入側を通過した物体がバ−スクリ−ンの流出側に至るまでに、スクリ−ンバ−間に嵌り込むのを防止する機能は何ら考慮されていないので、本発明で目的とするバ−スクリ−ンの閉塞を防止する効果は期待できない。
この発明は、従来技術の上述のような問題点を解消するためになされたものであり、製作費を高騰させることなく、塵芥の嵌り込みを防止することのできる除塵用バ−スクリ−ンを提供することを目的としている。
この発明に係る除塵用バ−スクリ−ンは、複数本の、平板部からなるフラットバ−をその長手方向を流れの深さ方向に、幅方向を流れ方向にして水路の幅方向に等間隔に配置した除塵用バ−スクリ−ンにおいて、前記フラットバ−、流出側端部または流出側端部から所定寸法分だけ流入側に遡った所を起点としてそれより上流側のフラットバ−を曲げ加工により曲面としたものである。
この発明に係る除塵用バ−スクリ−ンにおいては、バ−スクリ−ンを構成する各スクリ−ンバ−(フラットバ−)を、流出側端部または流出側端部から所定寸法分だけ流入側に遡った所を起点としてそれより上流側のスクリ−ンバ−を曲面としているので、隣り合うスクリ−ンバ−とスクリ−ンバ−間の塵芥の通路は、曲面としている流入部の先端が流入部に続く直線部よりも狭くなっている。
また、スクリ−ンバ−全体が曲面となっているものにおいても、流入部の通路の方が流出部の通路よりも小さくなっている。
したがって、流出部を通過できないでスクリ−ンバ−間に挟み込まれる程の大きさの塵芥は流入部で補足されるとともに、流入部を通過した塵芥は流出部でスクリ−ンバ−間に嵌り込むことなしに排出することができる。
また、この発明に係る除塵用バ−スクリ−ンは、直線のスクリ−ンバ−を曲げ加工するだけで製作できるので、スクリ−ンバ−に特殊な部材を使用するときに比較して、製作費が高騰することはない。
この発明により、除塵用バ−スクリ−ンの閉塞防止対策が、高額な費用を要することなしに実現できる。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の除塵用バ−スクリ−ンの第一の実施形態を示す図である。このバ−スクリ−ンは、水路の流れの方向Yと直交する方向(水路の幅方向)Xに沿って等間隔Aに配置された複数のスクリ−ンバ−1から構成されている。そして、各スクリ−ンバ−1の流れの方向Yに配置された直線部2の水の流入側には、流れの方向Yから同一方向に傾いた同一曲率の曲り部3が構成され、直線部2と曲り部3は滑らかに接続されている。
このように構成されているので、スクリ−ンバ−1の曲り部3を通過できる塵芥は、図に示す直径a程度の大きさ以下のものであり、隣り合う直線部2と2の間に挟まり込む大きさの塵芥の直径はbであり、a<bとなることから、スクリ−ンバ−1の曲り部3をすり抜けてスクリ−ンバ−1の直線部2と2の間に入った塵芥は、当該部に挟まり込むことなく水流によって流下する。
したがって、塵芥がスクリ−ンバ−1とスクリ−ンバ−1との間に嵌り込んで抜け出せなくことはない。
なお、曲り部3を形成させる範囲Lや曲り部3の曲率半径および間隔Bは、操業の実態に合わせて決定すればよい。
また、間隔Bは、曲り部3に捕捉された塵芥を排除するためのレ−キが入り込むだけの間隔が必要であることは言うまでもない。
図2は、本発明の除塵用バ−スクリ−ンの第二の実施形態を示す図である。この実施形態においては、各スクリ−ンバ−4の直線部5を水の流れの方向Yから曲り部6の曲りの方向とは逆方向に傾けたものであり、この場合も曲り部6は直線部5に滑らかに接続されている。したがって、第一の実施形態と同じ効果をもたらすことができる。
図3は、本発明の除塵用バ−スクリ−ンの第三の実施形態を示す図である。この実施形態においては、各スクリ−ンバ−7の直線部8を水の流れの方向Yから曲り部9の曲りの方向と同一方向に傾けたものであり、この場合も曲り部9は直線部8に滑らかに接続されている。したがって、第一および第二の実施形態と同じ効果をもたらすことができる。
図4は、本発明の除塵用バ−スクリ−ンの第四の実施形態を示す図である。この実施形態においては、各スクリ−ンバ−10を水の流れの方向Yから同一方向に傾いた曲り部のみで構成している。この場合も曲り部流入側の塵芥通路が流出側の塵芥通路の大きさよりも小さくなっているので、第一、第二および第三の実施形態と同じ効果をもたらすことができる。
上述したバ−スクリ−ンの曲り部の曲率は、曲り部全長にわたって同一でもよいし、曲率を徐々に変化させてもよい。
なお、本発明においては、スクリ−ンバ−の曲り部を直線ではなく曲線で構成するようにしているが、その理由は次のとおりである。すなわち、図5に示すように、スクリ−ンバ−11の直線部12に接続する曲り部13を水の流れの方向Yに対してθ傾けた直線で構成した場合には、曲り部13の塵芥通路の幅は、直線部12の塵芥通路の大きさより狭くすることができるが、曲り部13と13の間は平行部分となるので、当該部位に塵芥が挟まり込んで目詰まりが生じることになり、バ−スクリ−ンとしての閉塞防止効果はない。
図6に示すように、スクリ−ンバ−14の直線部15に接続する曲り部16を水の流れの方向Yに対して直角に傾けた直線で構成した場合には、水の抵抗が大きくなり実用に適さなくなる。
図7に示すように、スクリ−ンバ−17の直線部18に接続する曲り部19を水の流れの方向Yに対して直角以上に傾けた直線で構成した場合には、図6に示すバ−スクリ−ンに比べて水の抵抗は少なくなるが、塵芥が曲り部19に楔状に食い込んで取れなくなるという問題がある。
本発明の除塵用バ−スクリ−ンの第一の実施形態を示す図である。 本発明の除塵用バ−スクリ−ンの第二の実施形態を示す図である。 本発明の除塵用バ−スクリ−ンの第三の実施形態を示す図である。 本発明の除塵用バ−スクリ−ンの第四の実施形態を示す図である。 本発明に採用できない除塵用バ−スクリ−ンの一例を示す図である。 本発明に採用できない除塵用バ−スクリ−ンの他の例を示す図である。 本発明に採用できない除塵用バ−スクリ−ンの他の例を示す図である。 従来の除塵用バ−スクリ−ンの一例を示す図である。 従来の除塵用バ−スクリ−ンの他の例を示す図である。 従来の除塵用バ−スクリ−ンの他の例を示す図である。
符号の説明
1 スクリ−ンバ−
2 直線部
3 曲り部
4 スクリ−ンバ−
5 直線部
6 曲り部
7 スクリ−ンバ−
8 直線部
9 曲り部
10 スクリ−ンバ−
11 スクリ−ンバ−
12 直線部
13 曲り部
14 スクリ−ンバ−
15 直線部
16 曲り部
17 スクリ−ンバ−
18 直線部
19 曲り部

Claims (1)

  1. 複数本の、平板部からなるフラットバ−をその長手方向を流れの深さ方向に、幅方向を流れ方向にして水路の幅方向に等間隔に配置した除塵用バ−スクリ−ンにおいて、前記フラットバ−、流出側端部または流出側端部から所定寸法分だけ流入側に遡った所を起点としてそれより上流側のフラットバ−を曲げ加工により曲面としたことを特徴とする除塵用バ−スクリ−ン。
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