JP4134493B2 - 高圧放電ランプ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イグナイタを用いて高圧放電ランプを始動させる高圧放電ランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高圧放電ランプを照明器具内に組み込み使用するに際しては、予めねじ形口金などの口金を装着した高圧放電ランプを用いるとともに、照明器具には口金ランプに適合するランプソケットを装備して、高圧放電ランプの口金を照明器具内に配設されたランプソケットに着脱自在に構成するのが一般的である。
【0003】
また、イグナイタを用いて高電圧パルスを発生させ、これを高圧放電ランプに印加することによって、高圧放電ランプを始動させることは、従来から一般的に行われている。この場合、イグナイタは安定器のケース内に配置されたり、安定器と高圧放電ランプとの間の空間的中間に配置されたり、高圧放電ランプを装着する照明器具内に配置されたりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、イグナイタとしては、発生する高電圧パルスが約30kVp-pに達するものも用いられるので、口金およびランプソケットを高電圧パルスに耐えるように構成する必要があり、必然的に大形化する。しかも、さらに加えて防水性能が要求される場合には、一層大形化、重量化を回避することが困難になる。このため、ハンディタイプの照明器具に小形の高圧放電ランプを使用しようとしても、小形、軽量化を図ることが困難であった。
【0005】
本発明は、イグナイタを一体的に備えるとともに構造が簡単で、小形化、軽量化および防水化を図ることが可能な高圧放電ランプ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】
請求項1の発明の高圧放電ランプ装置は、透光性放電容器、透光性放電容器内に離間して封装された一対の電極および透光性放電容器内に封入された放電媒体を備えた発光管、発光管を気密に収納している外管、ならびに外管の内部において発光管の一対の電極に接続するとともに外管の基端部から外部へ導出されたリード線を備えた高圧放電ランプと;高電圧パルスの出力端が高圧放電ランプのリード線に接続されたイグナイタと;イグナイタの少なくとも高電圧充電部、高圧放電ランプの外管の基端部、ならびにイグナイタの出力端および高圧放電ランプの間を接続する電気接続手段を一体的に被覆するとともに所定の位置関係に保持している合成樹脂絶縁物と;を具備していることを特徴としている。
【0007】
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
【0008】
〔高圧放電ランプについて〕
高圧放電ランプは、発光管、外管およびリード線を備えて構成されている。
【0009】
<発光管について>
発光管は、透光性放電容器、一対の電極および放電媒体を備えて構成されている。
【0010】
透光性放電容器は、一般的には石英ガラスまたは透光性セラミックスから形成され、放電空間を包囲する包囲部および包囲部から外方へ突出して後述する電極を封装するための封止部を備えている。封止部は、包囲部の対向する両端から反対側へ突出する両端封止構造および包囲部の一端側へのみ突出する片封止構造のいずれであってもよい。なお、「透光性」とは、透光性放電容器の全体が透光性を備えていることを要件とするものではなく、放電によって放射される光を透光性放電容器の所望の部位から透過させることができればよく、したがってその他の部位は光が不透過性であってもよいし、不透過性物質で被覆してあってもよい。
【0011】
一対の電極は、透光性放電容器の封止部を利用して透光性放電容器の包囲部に臨んで封装されている。また、ハンディタイプの照明装置に用いる場合には、ランプ電力50W以下の小形の高圧放電ランプが好適であり、このような高圧放電ランプにおいては、一対の電極の間に形成される電極間距離が7mm以下であるのが望ましい。さらに、電極間距離は、発光部の大きさに直接影響し、発光部を小さくして集光効率を高めるためには6mm以下が好適である。さらに、電極は、タングステンまたはタングステンを主体とする合金たとえばドープドタングステンを用いるなどを用いることができる。さらにまた、一対の電極は、交流点灯の場合、同一構造のものを用いることができる。直流点灯の場合には、陽極の熱容量および放熱面積を大きくするのがよい。
【0012】
放電媒体は、点灯時にほぼ1気圧以上の蒸気圧またはガス圧を呈するように封入する。メタルハライドランプの場合、希ガス、発光金属のハロゲン化物および蒸気圧維持媒体たとえば水銀を適量封入する。希ガス放電ランプの場合には、キセノンなどを適当圧封入する。高圧ナトリウムランプを場合、ナトリウムおよび希ガスを少なくとも封入するが、水銀をたとえばナトリウムアマルガムの形で封入することができる。要するに、所望の放電態様に応じて最適な放電媒体を封入することができる。
【0013】
<外管について>
外管は、発光管を気密に収納しているもので、発光管を機械的に保護したり、発光管の作動温度を所望の範囲に維持し、さらに発光管の充電部を絶縁するなどのために用いられる。そして、外管内は、排気されて真空ないし低圧または不活性ガスたとえば希ガスや窒素を封入することができる。しかし、電極間に印加する高電圧パルスがたとえば30kVp-pのようにすこぶる高い場合には、外管内に希ガスを封入すると、高電圧パルスを印加したときに外管内で不所望な放電が生じやすいので、真空にするのがよい。
【0014】
また、外管は、発光管から放射された光を外部へ導出するために透光性のガラスから形成されているのが好ましい。なお、上記した小形の高圧放電ランプに対しては、直径15mm以下程度のガラス管からなる外管が適している。外管を形成するガラスは、その材質が限定されるものではないが、硬質ガラスが好適である。さらに、硬質ガラスを用いて外管を形成することにより、その開口端をピンチシールすることによってリード線を外管のピンチシール部を気密に貫通して外部へ導出することができる。なお、ここでは「硬質ガラス」の用語は、アルミナシリケートガラスなどの他に、半硬質ガラスやパイレックスガラスを選択的に含む概念として用いている。外管の材料として上記ガラスを使用する場合、封着金属箔を用いないでリード線を直接封着することができる。このため、ピンチシール部の軸方向寸法、したがって容積を小さくしてピンチシール部の熱容量を最小化でき、ピンチシール時に発光管のシールに与える影響を低減することに寄与する。
【0015】
さらに、外管は、その内部を排気するために、必要に応じて排気チップオフ部を適当な位置に備えることができる。排気チップオフ部は、たとえば外管のトップ部に形成することができる。さらにまた、外管には、その内面および外面のいずれか一方または両方に所望により可視光透過・赤外光反射性の干渉膜、光拡散処理、ならびにカラーフィルタ膜のいずれか一または任意の複数を施すことができる。なお、可視光透過・赤外光反射性の干渉膜の可視光透過特性を制御して特定波長域をカットすることにより、カラーフィルタ機能をも付与することができる。
【0016】
<リード線について>
リード線は、先端側が発光管の電極に接続し、外管の基端部から外部に露出している。リード線の発光管の電極への接続は、直接またはたとえば給電導体やブリッジ導体などを介して間接的に行うことができる。また、リード線は、外管を気密に貫通して外部に導出され、イグナイタの高電圧パルスの出力端および点灯回路手段に接続する。さらに、リード線の外管から外部へ導出された部分は、外管の基端部を通過する部分と別の部材で構成することができる。この場合、外管の外部へ導出された部分が無口金構造などの雄形コネクタを構成していることを許容する。
【0017】
また、リード線の少なくとも外管の基端部を通過する部分は、基端部に良好に封着するために、外管を構成するガラスの熱膨張係数に近似した熱膨張係数を有する導電体を用いるべきである。たとえば、外管のガラスがアルミナシリケートガラスの場合には、一対のリード線にモリブデン線を用いるのがよい。また、モリブデン線は、0.3mm以下の線径が好適である。
【0018】
<高圧放電ランプのその他の構成について>
以下の態様のいずれかによって発光管を外管内の所定の位置に支持することができる。
【0019】
(1) リード線のみで発光管を支持する。
【0020】
(2) 発光管を支持するリード線に外管の内壁に当接する支持枠を付設する。
【0021】
(3) リード線を湾曲させて外管の内壁に当接させる。
【0022】
(4) 外管のチップオフ部の内面に発光管に接続したリード線を直接または他の部材を介して間接的に係止させる。
【0023】
(5) リード線に代えて、発光管の透光性セラミックス放電容器をたとえば弾性を備えた支持バンドなどによって直接支持する。
【0024】
〔イグナイタについて〕
イグナイタは、高圧放電ランプの始動時に高電圧パルスを発生して、高圧放電ランプに印加することにより、高圧放電ランプの始動を促進する手段であり、その回路構成は、高圧放電ランプに対する接続の態様を含めて問わない。すなわち、高電圧パルスの出力端の高圧放電ランプに対する接続は、高圧放電ランプおよび点灯回路手段の間に直列に接続する態様および高圧放電ランプに並列接続する態様のいずれであってもよい。また、イグナイタに供給される電源は、点灯回路手段の出力端から得る態様および点灯回路手段とは別に電源を得る態様のいずれであってもよい。さらに、高電圧パルスを発生する手段は、どのような回路方式であってもよいが、瞬時再始動を可能にするためには、30kVp-p程度の高電圧パルスを発生するように構成する。
【0025】
また、高圧放電ランプのリード線とイグナイタの高電圧パルスの出力端との間を電気的に接続する電気接続手段は、どのようなものであってもよい。たとえば、以下の各態様のいずれかを選択して採用することができる。
【0026】
1 高圧放電ランプのリード線を直接イグナイタの高電圧パルスの出力端に直接接続する態様
2 イグナイタの出力端から接続線を導出して、その接続線を高圧放電ランプのリード線に接続する態様
3 高圧放電ランプのリード線を雄形コネクタをもって構成するとともに、イグナイタの高電圧パルスの出力端を雌形コネクタをもって構成し、両コネクタを結合することにより、高圧放電ランプをイグナイタに電気的に接続すると同時に機械的に保持する態様
〔合成樹脂絶縁物について〕
合成樹脂絶縁物は、まずイグナイタの高電圧充電部、高圧放電ランプの外管の基端部、ならびにイグナイタの出力端および高圧放電ランプの間を接続する電気接続手段を一体的に被覆して、電気的に絶縁するために寄与する。したがって、少なくとも高電圧パルス電圧が充電されている導電性部分は、合成樹脂絶縁物によって被覆されているものとする。なお、イグナイタの比較的電圧の低い回路部分たとえば直流電源部分は、露出した状態であってもよい。このような構成にすることにより、合成樹脂絶縁物の使用量を削減して軽量化を図ることができる。しかし、要すれば、比較的電圧の低い回路部分を含めてイグナイタ全体を合成樹脂絶縁物で被覆することができる。
【0027】
また、合成樹脂絶縁物は、上述した電気絶縁とともに高圧放電ランプ、イグナイタおよび電気接続手段を所定の位置関係に保持するのに寄与している。したがって、高圧放電ランプは、ねじ形口金などの充電部が大きい口金を用いることなく、合成樹脂絶縁物に基端部が埋設された状態で、合成樹脂絶縁物に直接固定されている。
【0028】
次に、合成樹脂絶縁物の種類は、特段限定されないが、たとえばウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などを用いることができる。また、合成樹脂絶縁物を上述のように構成するには、たとえばイグナイタおよび高圧放電ランプを接続し、かつ高圧放電ランプの頭部を外部に露出させた状態にして金型内に置き、金型内に合成樹脂絶縁物を充填して成形すればよい。また、金型に代えて合成樹脂製のケースを用意して、ケースの中にイグナイタおよび高圧放電ランプの基端部を接続状態にして収納し、ケース内に合成樹脂絶縁物を充填すればよい。
【0029】
また、合成樹脂絶縁物を照明装置の所望の位置に固定するため、必要に応じて合成樹脂絶縁物に適当な取付手段を形成することができる。
【0030】
さらに、イグナイタの電源への接続手段またはおよび高圧放電ランプの点灯回路手段への接続手段を合成樹脂絶縁物から導出できる。これらの接続手段は、コネクタを備えていることが許容されるが、要すれば接続線のみであってもよい。
【0031】
〔本発明の作用について〕
本発明においては、イグナイタおよび高圧放電ランプが所定の位置関係を保持して合成樹脂絶縁物により被覆されているので、イグナイタを照明装置に取り付けることによって、高圧放電ランプを照明装置の所定の位置に配置することができる。あるいはまた、高圧放電ランプを照明装置に取り付けることによって、イグナイタを所定の位置に配置することもできる。したがって、高圧放電ランプにねじ形口金などの口金を装着しておく必要がなくなる。これに伴って、照明装置にランプソケットを配設する必要もない。このため、口金、ランプソケットおよびそれらの取付部品が不要になるので、構造が簡単化し、また照明装置の小形化およびコスト低減を図ることができる。
【0032】
また、イグナイタの高電圧充電部、高圧放電ランプの基端部およびそれらの間の接続手段が合成樹脂絶縁物によって被覆されるので、高電圧に耐え得る電気絶縁が容易になるとともに、そのままで防水構造にすることもできる。
【0033】
請求項2の発明の高圧放電ランプ装置は、透光性放電容器、透光性放電容器内に離間して封装された一対の電極および透光性放電容器内に封入された放電媒体を備えた発光管、発光管を気密に収納している外管、ならびに外管の内部において発光管の一対の電極に接続するとともに外管の基端部から外部へ導出されたリード線を備えた高圧放電ランプと;高電圧パルスの出力端が高圧放電ランプのリード線に接続されたイグナイタと;イグナイタを収納するとともに取付部を備えた合成樹脂製のイグナイタケースと;イグナイタケース内に充填されてイグナイタの少なくとも高電圧充電部、高圧放電ランプの外管の基端部、ならびにイグナイタの出力端および高圧放電ランプの間を接続する電気接続手段を一体的に被覆するとともに所定の位置関係に保持している合成樹脂絶縁物と;を具備していることを特徴としている。
【0034】
本発明は、合成樹脂製のイグナイタケース内に合成樹脂絶縁物を充填する構成であることにより、金型が不要になる。さらに、常温硬化性の合成樹脂を用いることができる。これにより、合成樹脂絶縁物を成形する作業が容易になる。
【0035】
また、高圧放電ランプの基端部のみをケース内に収納し、残余の部分をケースの外部へ露出させることが容易なので、作業性が良好である。
【0036】
さらに、取付手段は、ケースの成形時にケースと一体に容易に形成することができる。取付手段は、たとえばケースに取付孔を有するフランジ部の形態をとることができる。
【0037】
さらにまた、イグナイタや高圧放電ランプの電源線をケースから導出した状態で合成樹脂絶縁物をケース内に充填することができる。
【0038】
請求項3の発明の高圧放電ランプ装置は、請求項1または2記載の高圧放電ランプ装置において、高圧放電ランプは、放電空間を包囲する包囲部および包囲部に連通して配置され包囲部より内径が小さい小径筒部を有する透光性セラミックス放電容器、少なくとも一方が透光性セラミックス放電容器の小径筒部の内面との間にわずかな隙間を形成しながら小径筒部内に挿通されて先端が包囲部に臨んでいる一対の電極、ならびに透光性セラミックス放電容器内に封入された放電媒体を備えていることを特徴としている。
【0039】
本発明は、発光管が透光性セラミックス放電容器を備えた高圧放電ランプを具備した構成を規定している。以下、透光性セラミックス放電容器を備えた高圧放電ランプについて分説する。
【0040】
<透光性セラミックス放電容器について>
「透光性」とは、放電によって発生した光を透過して外部に導出できる程度に光透過性であることをいい、透明ばかりでなく、光拡散性であってもよい。透光性セラミックス放電容器が小径筒部を有している場合、少なくとも包囲部が利用しようとする放射に対して透光性を有していればよく、要すれば小径筒部など放電による放射を主としては導出しない部分は、遮光性であってもよい。
【0041】
したがって、「透光性セラミックス放電容器」とは、少なくとも包囲部が単結晶の金属酸化物たとえばサファイヤと、多結晶の金属酸化物たとえば半透明の気密性アルミニウム酸化物(アルミナセラミックス)、イットリウム−アルミニウム−ガーネット(YAG)、イットリウム酸化物(YOX)と、多結晶非酸化物たとえばアルミニウム窒化物(AlN)のような光透過性および耐熱性を備えた材料からなる放電容器を意味する。
【0042】
また、透光性セラミックス放電容器を製作するには、中央の包囲部と、包囲部の両端または一端の小径筒部とを最初から一体に形成することができる。しかし、たとえば包囲部を形成する中空の球形部と、この球形部の両端に接続して小径筒部を形成する小径筒体とを、それぞれ別に仮焼結してから所要に接合させて、全体を焼結することにより、一体の透光性セラミックス放電容器を形成することもできる。さらに、たとえば包囲部を形成する円筒と、円筒の両端面に嵌合して閉鎖する一対の端板と、端板の中心孔に嵌合して小径筒部を形成する小径筒体とを、それぞれ別に仮焼結して所要に嵌合させて、全体を焼結することにより、一体の放電容器を形成することもできる。
【0043】
さらに、本発明において、透光性セラミックス放電容器の内容積は制限されるものではないが、小形の高圧放電ランプを得るためには、透光性セラミックス放電容器を0.05cc以下、好適には0.04cc以下にするとよい。この場合、透光性セラミックス放電容器は、その全長が35mm以下、好適には10〜30mmである。
【0044】
<一対の電極について>
一対の電極は、透光性セラミックス放電容器に封装されていて、材料にタングステンまたはドープドタングステンを用いている。なお、電極は、透光性セラミックス放電容器の小径筒部内に挿通し、さらに先端が包囲部内に位置しているか、あるいは先端も小径筒部内に位置しているが、包囲部を望む位置にあって包囲部内に放電を形成するように配設されていてもよい。
【0045】
また、電極は、細長くて小径筒部内に挿通された状態で、小径筒部の内面との間にいわゆるキャピラリーと称されるわずかな隙間を形成している。この場合、電極の中間部は、透光性セラミックス放電容器の小径筒部の内面との間になるべく均一なわずかな隙間を形成するために、一定の太さであることが望ましい。しかし、電極を小径筒部内に同心的に挿入しやすくするために、要すれば電極軸部の中間にタングステンコイルを巻装することができる。
【0046】
さらに、電極の先端部は、表面積を大きくして放熱を良好にするために、必要に応じてタングステンのコイルを巻装することができる。
【0047】
さらにまた、電極の基端部は、透光性セラミックス放電容器に対して所要の位置に固定するとともに、外部から電流を導入するために機能する。
【0048】
さらにまた、電極の基端部は、溶接などによって給電導体などに固着されることで電気的および機械的に支持し得る。この場合、要すれば給電導体などは、電極の基端部の固着に際して電極の基端との間にモリブデン、サーメットなどの部材を介在していることが許容される。
【0049】
<放電媒体について>
放電媒体は、少なくとも始動ガスおよび緩衝ガスとして希ガスを含むものとし、点灯中約1気圧以上の圧力を呈するように透光性セラミックス放電容器内に封入される。
【0050】
また、放電媒体は、発光物質またはその化合物たとえば金属ハロゲン化物やアマルガムなどを含む。
【0051】
さらに、放電媒体は、バッファ蒸気として水銀を含むことができる。
【0052】
一方、希ガスは、本質的に特定のガスに限定されないが、たとえばアルゴンを封入することができる。しかし、正規グロー放電から異常グロー放電に遷移する際のグロー電流を小さくしたり、放電開始電圧を低下させたりしたい場合などの所要時に、ネオンおよびアルゴンを混合して封入することができる。なお、この場合、アルゴンは、ネオンに対して分圧で0.1〜15%、好適には10%までの範囲で混合することができる。また、ネオンおよびアルゴンは、一般的に10〜70kPa、好適には13〜27kPaの封入圧で用いることができる。なお、封入圧が10kPa未満であると、グロー・アーク転移時間が長くなって、電極物質のタングステンのスパッタや蒸発による黒化が多くなる。一方、封入圧が70kPaを超えると、高圧放電ランプの始動電圧が高くなり、グロー電力が増加する。
【0053】
さらに、ネオンやアルゴンに加えて、必要に応じてその他の希ガスを封入することができる。
【0054】
高圧放電ランプがメタルハライドランプの場合において、放電媒体に発光金属の金属ハロゲン化物を用いるときに、金属ハロゲン化物を構成するハロゲンとしては、ヨウ素、臭素、塩素またはフッ素のいずれか一種または複数種を用いることができる。
【0055】
発光金属の金属ハロゲン化物は、発光色、平均演色評価数Raおよび発光効率などについて所望の発光特性を備えた放射を得るため、さらには透光性セラミックス放電容器のサイズおよびランプ電力に応じて、既知の金属ハロゲン化物の中から任意所望に選択することができる。
【0056】
また、バッファ蒸気として適量の水銀に代えて蒸気圧が比較的高くて可視光領域における発光が少ないか、発光しない金属たとえばアルミニウムなどのハロゲン化物を封入することもできる。
【0057】
<発光管のその他の構成について>
1 給電導体について
電極に給電するために、透光性セラミックス放電容器の少なくとも一方の小径筒部に対して給電導体を用いることができる。給電導体は、電源から点灯回路手段およびイグナイタを介して電極間に始動時に高電圧パルスおよび電源電圧を印加して、高圧放電ランプを始動し、点灯後は所要の電源電圧を印加するとともに、ランプ電流を導入して継続的に点灯するために機能する。
【0058】
また、給電導体の構成は、透光性封止セラミックス放電容器の封止構造に応じて異なる構造であることを許容する。すなわち、給電導体封止構造および釦封止構造のいずれであってもよい。
【0059】
2 給電導体封止構造について
給電導体封止構造は、給電導体の一部を透光性セラミックス放電容器の小径筒部内に挿入して、前述のシールにより小径筒部と給電導体との間を気密に封止するとともに、電極を所定の位置に支持する。そして、この封止構造における給電導体は、封着性部分および封着性部分の先端に接続した耐火性部分を備えている。
【0060】
「封着性部分」とは、後述するシールにより透光性セラミックス放電容器を、その小径筒部と封着性部分との間で、または要すればさらにセラミックスチューブをそれらの間に介在させて封止するのに適した材料の部分であればよく、ニオブ、タンタル、チタン、ジルコニウム、ハフニウムおよびバナジウムなどを用いることができる。透光性セラミックス放電容器の材料にアルミニウム酸化物を用いる場合、ニオブおよびタンタルは、平均熱膨張係数がアルミニウム酸化物とほぼ同一であるから、封着性部分として好適である。イットリウム酸化物およびYAGの場合も差が少ない。窒化アルミニウムを透光性セラミックス放電容器に用いる場合には、封着性部分にジルコニウムを用いるのがよい。
【0061】
また、「耐火性部分」とは、高圧放電ランプの作動中の高温に十分耐える高い融点を備えるとともに、透光性セラミックス放電容器内に存在する放電媒体に対する耐腐食性を備えている導電性物質からなる部分であることを意味する。たとえば、タングステン、モリブデンまたはこれらを主成分とする合金、さらには白金またはその合金などからなるが、単一種の金属だけでなく、上記の複数の金属を接合して構成してもよいし、サーメットなどであってもよい。さらに、耐火性部分は、内部が充実した無空の棒状や肉厚10〜300μmの中空の筒状すなわちパイプ状であってもよい。小形たとえば定格消費電力が30W以下、好ましくは20W程度の高圧放電ランプにおいては、耐火性部分が棒状の場合、0.25mm以下の直径が適当している。また、筒状の場合、肉厚10〜100μmが適当している。さらにまた、筒状の場合、完全なパイプだけでなく、薄板を湾曲してわずかな隙間のある接合部が形成された筒状であってもよい。耐火性部分は、電極と別体に形成されているだけでなく、必要に応じて電極が給電導体の耐火性部分と一体に形成されていること、たとえば耐火性部分の先端が直接電極として作用する構成や、反対に電極軸が耐火性部分を兼ねていて、直接封着性部分の先端に接続されている構成などが許容される。
【0062】
そうして、耐火性部分の基端には後述するシールが接着するが、耐火性部分を以上のように構成することにより、シールの熱膨張係数が明らかに小さくても、熱膨張差によって生じる応力を耐火性部分が吸収する。
【0063】
3 釦封止構造について
釦封止構造は、透光性セラミックス放電容器の小径筒部の端面にサーメットの釦を当接して、それらの間にセラミックス封止用コンパウンドのシールを進入させて封止する構造であって、給電導体封止構造に代えて釦封止構造を採用することができる。そして、サーメットの釦の内面側に電極を、外面側に給電導体を、それぞれ固定している。また、シールの一部は、透光性セラミックス放電容器の小径筒部の端面側の部分と、これに対向する電極との間に侵入して透光性セラミックス放電容器を封止する。
【0064】
4 ランプ電力について
高圧放電ランプのランプ電力は、特段制限されないが、50W以下の小電力たとえば35Wであれば、点灯回路手段の小形化が比較的容易である。
【0065】
なお、「ランプ電力」とは、高圧放電ランプを点灯回路手段に接続した場合に、高圧放電ランプが安定に点灯している状態で高圧放電ランプの部分で消費される電力をいう。
【0066】
5 わずかな隙間について
給電導体封着構造における給電導体の耐火性部分または電極と小径筒部の内面との間には、いわゆるキャピラリーと称されるわずかな隙間が形成される。このわずかな隙間の小径筒部の端部側に位置する一部はシールによって埋められるが、残余の部分には余剰の放電媒体が点灯中液相状態になって滞留する。そして、放電空間側の液面の温度が最冷部となるが、隙間の幅寸法および長さならびに放電媒体の封入量を適当に設定することにより、所望の最冷部温度にするとともに、シールの温度を所望に設定することができる。
【0067】
透光性セラミックス放電容器の小径筒部の内面と給電導体との間に形成されるわずかな隙間の幅寸法は、本発明において特段制限されないが、比較的小形の高圧放電ランプすなわち透光性セラミックス放電容器の内容積が0.1cc以下、好適には0.05cc以下およびまたは定格消費電力が20W以下の場合には、0.21mm以上であることが好ましい。
【0068】
6 始動補助導体について
高圧放電ランプの始動電圧を低下させるために、透光性セラミックス放電容器の小径筒部に始動補助導体たとえば金属製コイルを配設し、かつ始動補助導体に対向電極の電圧を印加することができる。しかし、始動補助導体を配設すると、イグナイタから供給する高電圧パルスのエネルギーが始動補助導体を介してバイパスしやすいので、電極間に高いパルス電圧を印加して瞬時再始動を行わせる場合には、始動補助導体を配設しない方がよい。
【0069】
<本発明の作用について>
本発明の高圧放電ランプ装置においては、透光性放電容器に透光性セラミックス放電容器を備えた高圧放電ランプを用いているので、石英ガラス放電容器を備えた高圧放電ランプに比較して、長寿命、高効率が得られる。
【0070】
また、透光性セラミックス放電容器の包囲部に連通している小径筒部内に挿入された電極と小径筒部の内面との間にキャピラリーと称されるわずかな隙間が形成される。そして、そのわずかな隙間内に余剰の放電媒体が液相状態で滞留し、その放電媒体の放電空間側の表面に発光管の最冷部が形成される。この最冷部は、石英ガラス放電容器を備えた高圧放電ランプと異なり、高圧放電ランプの点灯姿勢が点灯中に変化しても、その位置が変化しない。そのため、たとえばハンディタイプの照明装置のように点灯姿勢が不規則に変化し得る場合であっても、発光の色温度に変化を生じないという利点がある。
【0071】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0072】
図1は、本発明の高圧放電ランプ装置の第1の実施形態を示す一部断面正面図である。
【0073】
図2は、同じく平面断面図である。
【0074】
図3は、同じく高圧放電ランプを示す一部断面正面図である。
【0075】
図4は、同じく高圧放電ランプを示す拡大要部断面正面図である。
【0076】
図5は、同じくイグナイタを示す回路図である。
【0077】
各図において、HPLは高圧放電ランプ、IGはイグナイタ、SRIは合成樹脂絶縁物、RCはケースである。
【0078】
〔高圧放電ランプHPLについて〕
高圧放電ランプHPLは、特に図3および図4に詳細に示すように、発光管IB、第1のリード線CC1、第2のリード線CC2、外管OB、一対の外部接続端子OCT1、OCT2およびゲッタGTからなる。
【0079】
<発光管IBについて>
発光管IBは、図4に示すように、透光性セラミックス放電容器1、第1および第2の電極2A、2B、給電導体3、シール4および滞留状態の放電媒体5を備えており、上下対称構造である。
【0080】
透光性セラミックス放電容器1は、包囲部1aおよび一対の小径筒部1b、1bを備えている。包囲部1aは、両端が連続的な曲面によって絞られていて、ほぼ球状をなしている。 小径筒部1bは、包囲部1aと連続した曲面によってつながり一体成形によって透光性セラミックス放電容器1を形成している。
【0081】
第1および第2の電極2A、2Bは、それぞれドープドタングステンからなり、棒状をなしている軸部2aおよびコイル部2bを備えている。軸部2aは、先端が包囲部1a内に突出して小径筒部1b内に挿通され、小径筒部1bと、第1および第2の電極2A、2Bとの間にわずかな隙間gが、それぞれ形成されている。コイル部2bは、軸部2aの先端に装着されている。また、軸部2aの中間には、タングステン線のコイル2cが巻装されていて、軸部2aをセンタリングしやすくしている。
【0082】
給電導体3は、封着性部分3aおよび耐火性部分3bからなる。封着性部分3aは、ニオブからなる棒状をなしていて、先端が小径筒部1b内に挿入されるとともに、基端が透光性セラミックス放電容器1の外部に突出している。耐火性部分3bは、第1および第2の電極2A、2Bの軸部2aが兼ねていて、基端が封着性部分3aの先端に突き合せて放電溶接されている。
【0083】
シール4は、セラミックス封止用コンパウンドを溶融し、固化することにより、透光性セラミックス放電容器1の小径筒部1bおよび封着性の部分2aの間に介在して透光性セラミックス放電容器1を気密に封止するとともに、給電導体3が透光性セラミックス放電容器1の内部に露出しないように被覆している。以上の封止により、第1および第2の電極2A、2Bを透光性セラミックス放電容器1の所定の位置に固定している。
【0084】
また、シール4を形成するには、透光性セラミックス放電容器1を縦位置にセットし、さらにセラミックス封止用コンパウンドのリング状ペレット(図示しない。)を小径筒部1bの端面の上に載置して、リング状ペレットを加熱溶融させて給電導体3の封着性部分3aおよび小径筒部1b内面の間の隙間に進入させて小径筒部1b内に挿入されている封着性部分3aの全体を被覆するとともに、さらに耐火性部分3bの基端部をも被覆する。
【0085】
放電媒体は、ネオンおよびアルゴンを含む始動ガスおよびバッファガス、発光金属としての金属ハロゲン化物、ならびにバッファ蒸気としての水銀からなり、透光性セラミックス放電容器1内に封入されている。
【0086】
また、金属ハロゲン化物および水銀は蒸発する分より過剰に封入されているので、その一部5が安定点灯時にわずかな隙間g内に液相状態で滞留している。そして、液相状態で滞留している放電媒体5の界面は、最冷部を形成している。
【0087】
<第1および第2のリード線CC1、CC2について>
第1のリード線CC1は、モリブデン線からなり、その先端が電極2A側の給電導体3に接続し、中間が透光性セラミックス放電容器1の軸方向に対してほぼ平行に、かつ離間して延在している。
【0088】
第2のリード線CC2は、モリブデンからなり、その先端が電極2B側の給電導体3に接続している。
【0089】
<外管OBについて>
外管OBは、硬質ガラス製のT形バルブからなり、基端部psにピンチシール部が、先端に排気チップオフ部tが、それぞれ形成され、内部が排気されて10−4Pa程度の高真空状態になっている。
【0090】
基端部psは、T形バルブの開口端を加熱して軟化状態のときにピンチして形成する。
【0091】
排気チップオフ部tは、外管OBを封止した後に外管OBの内部を排気して排気管(図示しない。)を封し切った跡である。
【0092】
<一対の外部接続端子OCT1、OCT2について>
一対の外部接続端子OCT1、OCT2は、第1および第2のリード線CC1、CC2を延長してこれらと一体に形成され、外管OBから外方へそのまま突出している。
【0093】
<ゲッタGTについて>
ゲッタGTは、ZrAl合金からなり、第1のリード線CC1に溶接により支持されている。なお、ゲッタGTは、図において下側の小径筒部1bに対向する位置で第1のリード線CC1に溶接されているが、第2のリード線CC2との間で放電しにくくするには、図において上側の小径筒部1bに対向する位置で第1のリード線CC1に溶接するのがよい。
【0094】
〔イグナイタIGについて〕
イグナイタIGは、その回路を図5に示すように、入力端子t11、t12、昇圧直流電源部BDC、パルス発生部PGおよび出力端子t21、t22からなる。
【0095】
入力端子t11、t12は、図2に示すように、絶縁被覆導線iwの先端に接続された雌形コネクタcnの内部に収納されているが、後述する点灯回路手段の高周波出力端子に接続する。
【0096】
昇圧直流電源部BDCは、後述する点灯回路手段の高周波出力電圧を多段整流して高周波出力電圧のピーク値の整数倍に昇圧する多倍圧整流回路によって構成されている。すなわち、コンデンサCbおよびダイオードDbの直列回路からなる半波整流回路を6段交互極性に縦属接続していて、最終段のコンデンサCbfの両端管に点灯回路手段の高周波出力電圧のピーク値の6倍の電圧の直流電源を得る構成となっている。そして、入力端が図2に示す絶縁被覆導線iwに接続している。
【0097】
パルス発生部PGは、昇圧トランスBTおよびエアーギャップAGからなる。昇圧トランスBTは、1次巻線wpおよび2次巻線wsが同極性に直列接続され、1次巻線wpの一端がコンデンサCbfの一極に、また他端はエアーギャップAGの一端に、それぞれ接続している。エアーギャップAGの他端は、コンデンサCbfの他極に接続している。
【0098】
出力端子t21、t22は、高電圧パルスおよび後述する点灯回路手段の出力電圧が重畳してここから出力されるので、高圧放電ランプHPLに接続されている。出力端子t21は、入力端子t11に直結している。出力端子t22は、昇圧トランスBTの2次巻線wsの他端に接続している。
【0099】
そうして、昇圧直流電源部BDCの最終段のコンデンサCbfの両端の昇圧直流電圧は、昇圧トランスBTの1次巻線wpおよびエアーギャップAGの直列回路に印加される。そして、エアーギャップAGに印加される電圧がブレークダウン電圧を超えると、エアーギャップAGがブレークダウンして昇圧トランスにパルス電圧が現れ、1次巻線wpおよび2次巻線wsの巻数比により昇圧されて出力端子t21、t22間に高電圧パルスが出力される。高圧放電ランプHPLは、瞬時に始動して点灯する。
【0100】
〔合成樹脂絶縁物SRIについて〕
合成樹脂絶縁物SRIは、ウレタン樹脂からなり、イグナイタIGおよび高圧放電ランプHPLの外管OBの基端部psを被覆している。イグナイタIGは、その入力端子t11、t12を除いて全体すなわち昇圧直流電源部BDC、パルス発生部PGおよび出力端子t21、t22が合成樹脂絶縁物SRIによって被覆されている。高圧放電ランプHPLは、基端部pcが合成樹脂絶縁物SRIに被覆されていることで所定の位置に保持されている。
【0101】
〔ケースRCについて〕
ケースRCは、有底角筒状をなしていて、合成樹脂絶縁物SRIを成形し、かつ取付手段ffを提供するために用いられている。取付手段ffは、ケースRCの底部に一体成形されて突出するフランジ部に取付孔th1を形成することによって構成されている。また、ケースRCの側壁に貫通孔th2が形成され、ブッシングbを介して絶縁導線iwが導出されている。
【0102】
そうして、イグナイタIGおよび高圧放電ランプHPLを所定の位置関係に保持してケースRC内に収納してケースRC内常温硬化性のウレタン樹脂を充填して硬化させる。なお、図示を省略しているが、イグナイタIGおよび高圧放電ランプHPLを所定の位置関係に保持するために、適当な保持手段を用いている。
【0103】
ケースRCの取付手段ffを照明装置に取り付けると、高圧放電ランプHPLは、照明装置内の所定の位置に固定することができる。
【0104】
図6は、本発明の高圧放電ランプ装置の第2の実施形態を示す平面断面図である。
【0105】
図において、図2と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、ケースRCの内部を仕切り壁pwによって2室に分離し、昇圧トランスBTおよび出力端子t21、t22を合成樹脂絶縁物SRIにより被覆し、昇圧直流電源部BDCを露出状態にしてケースRC内に収納したものである。
【0106】
図7は、本発明の高圧放電ランプ装置を用いた照明装置の一例を示す回路ブロック図である。
【0107】
図において、Bはバッテリー、OCは点灯回路手段、SPは照明器具、CB1、CB2はケーブルである。
【0108】
〔バッテリーB〕について
バッテリーBは、12Vのニッケル水素電池からなる。
【0109】
〔点灯回路手段OCについて〕
点灯回路手段OCは、バッテリーBを直流電源として2次無負荷電圧380Vの高周波交流電圧を出力する。また、点灯回路手段OCは、昇圧チョッパBUT、ハーフブリッジ形インバータHFI、負荷回路LC、負荷状態検出回路LD、電源電圧検出回路SDおよび制御回路CCから構成されている。
【0110】
昇圧チョッパBUTは、バッテリーBの直流電圧を昇圧された直流電圧に変換する。ハーフブリッジ形のインバータHFIは、昇圧チョッパBUTの直流出力電圧を周波数一定の高周波交流電圧に変換する。負荷回路LCは、インダクタL1およびコンデンサC1の直列共振回路からなる。インダクタL1は、直列共振のみでなく、高圧放電ランプHPLの限流インダクタンスとしても作用する。なお、高圧放電ランプHPLは、コンデンサC1の両端間に接続して、コンデンサC1の両端電圧に現れる正弦波交流電圧が印加されて点灯する。負荷状態検出回路LDは、コンデンサC1の両端電圧を検出することにより、高圧放電ランプHPLの異常を検出して、制御回路CCに制御入力する。電源電圧検出回路SDは、バッテリー電圧を検出して制御回路CCに制御入力する。制御回路CCは、負荷状態検出回路LDの検出出力の制御入力を受けて昇圧チョッパBUTおよびハーフブリッジ形のインバータHFIを所要に制御して、高圧放電ランプHPLの異常に適切に対処する。
【0111】
すなわち、高圧放電ランプHPLのオープンモード異常に対しては、以下のように保護動作を行う。負荷状態検出回路LDは、所定レベル以上に高い電圧が負荷回路LCのコンデンサC1に現れたときに、これを検出して制御回路CCに制御入力する。このとき制御回路CCは、昇圧チョッパBUTおよびハーフブリッジ形のインバータHFIを瞬時に動作を停止させる。なお、オープンモード異常の場合、高圧放電ランプHPLの寿命末期か、無負荷状態と判断することができる。
【0112】
次に、高圧放電ランプHPLの短絡モード異常に対しては、以下のように保護動作を行う。負荷状態検出回路LDは、所定レベル以下に低い電圧が負荷回路LCのコンデンサC1に現れたときに、これを検出して制御回路CCに制御入力する。このとき制御回路CCは、一定時間後に昇圧チョッパBUTおよびハーフブリッジ形のインバータHFIの動作をさせる。これによって高圧放電ランプHPLの正常な始動時との区別を行うので、誤動作を回避することができる。なお、短絡モード異常の場合、高圧放電ランプへの配線不良などと判断することができる。
【0113】
また、制御回路CCは、電源電圧検出回路の検出出力の制御入力を受けて昇圧チョッパBUTおよびハーフブリッジ形のインバータHFIを停止する。
【0114】
〔照明器具SPについて〕
照明器具SPは、照明器具本体SPaおよび高圧放電ランプ装置SPbからなる。
【0115】
照明器具本体SPaは、反射鏡mおよび前面ガラスfgを備えている。反射鏡mは、照明器具本体SPaの投光開口に対面して照明器具本体SPa内に固定されている。前面ガラスfgは、照明器具本体SPaの投光開口を覆っている。
【0116】
高圧放電ランプ装置SPbは、照明器具本体SPa内において、発光管IBの電極間中心が反射鏡mの焦点位置および焦点の前方または後方に移動可能に配設されている。
【0117】
〔ケーブルCB1、CB2について〕
ケーブルCB1は、バッテリーBおよび点灯回路手段OCの入力端の間を接続している。ケーブルCB2は、点灯回路手段OCの出力端および高圧放電ランプ装置SPbの間を接続している。
【0118】
本照明装置をハンディタイプとして使用する場合、バッテリーBおよび点灯回路手段OCをそれぞれ分離構成として、たとえば人の腰に取り付ける。そして、照明器具SPを手に持つ。高圧放電ランプHPLがランプ電力35Wで、150Wハロゲン電球と同等の明るさの照明を行うことが可能になる。なお、本照明装置をビデオ撮影の補助照明用のハンディタイプとして使用する場合、屋外用であれば相関色温度5600K、また屋内用であれば同じく3200Kの高圧放電ランプをその電気特性を大きく変えることなく、用意することができる。
【0119】
図8は、本発明の高圧放電ランプ装置を用いた照明装置の一例における点灯回路手段を示す回路図である。
【0120】
図において、図7と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0121】
<付加回路について>
バッテリーBおよび昇圧チョッパBUTの間に過電流ヒューズfおよびノイズフィルタNFが直列的に介在している。ノイズフィルタNFは、ツェナーダイオードZD1、インダクタL2およびコンデンサC2からなり、昇圧チョッパBUTおよびハーフブリッジ形インバータHFIの動作に伴って発生する高周波を電源側に流出しないように除去する。
【0122】
<昇圧チョッパBUTについて>
昇圧チョッパBUTは、インダクタL3、スイッチング手段Q1、ダイオードD1、平滑コンデンサC3、ゲートドライブ信号発生回路GDC1、増加電流検出回路ID、減少電流検出回路IDおよび制御回路CCを主体として構成されている。スイッチング手段Q1は、MOSFETからなる。ゲートドライブ信号発生回路GDC1は、トランジスタQ2、Q3を用いて制御回路CCからのオン・オフ制御信号に基づき、スイッチング手段Q1のゲートドライブ信号およびオフ信号を発生して、スイッチング手段Q1をオン・オフさせる。増加電流検出回路IDは、スイッチング手段Q1に流れる増加電流を検出して、制御回路CCに制御入力する。制御回路CCは、これを受けて、ゲートドライブ信号発生回路GDC1を制御し、ゲートドライブ信号発生回路GDC1はスイッチング手段Q1のオフ制御信号を発生する。減少電流検出回路IDは、インダクタL3に流れる減少電流を検出して、制御回路CCに制御入力する。制御回路CCは、これを受けて、ゲートドライブ信号発生回路GDC1を制御し、ゲートドライブ信号発生回路GDC1はスイッチング手段Q1のゲートドライブ信号を発生する。
【0123】
制御回路CCは、TB1025AF形からなるICで構成されている。
【0124】
そうして、スイッチング手段Q1がオンすると、バッテリーBの正極、インダクタL2、スイッチング手段Q1およびバッテリーBの負極の経路を増加電流が流れ、インダクタL2に電磁エネルギーが蓄積される。次に、スイッチング手段Q1がオフすると、インダクタL2に蓄積されていた電磁エネルギーが放出されてインダクタL2、ダイオードD1、平滑コンデンサC3、コンデンサC4およびインダクタL2の経路を減少電流が流れ、平滑コンデンサC3は昇圧された直流電圧により充電され、平滑化された昇圧直流電圧を得ることができる。
【0125】
<インバータHFIについて>
インバータHFIは、第1および第2のスイッチング手段Q4、Q5、ゲートドライブ回路GDC2ならびに制御回路CCから構成されている。
【0126】
第1および第2のスイッチング手段Q4、Q5は、それぞれエンハンスメント形のNチャンネル形MOSFETからなり、直流電源すなわち昇圧チョッパBUTの平滑コンデンサC3に対して直列接続している。ゲートドライブ回路GDC2は、トランジスタQ6、Q7および極性転換用トランスPTを用いて制御回路CCからのオン制御信号に基づき、第1のスイッチング手段Q4および第2のスイッチング手段Q5のゲートドライブ信号を交互に発生する。その結果、第2のスイッチング手段Q5の両端間に高周波交流電圧が発生する。
【0127】
<負荷回路LCについて>
負荷回路LCは、インダクタL1およびコンデンサC1に加えて直流カットコンデンサC5が直列接続している。
【0128】
<負荷状態検出回路LDについて>
負荷状態検出回路LDは、可変抵抗器を介して負荷回路LCのコンデンサC1の両端電圧を検出するように構成され、検出レベルを調整可能になっている。
【0129】
<電源電圧検出回路VDについて>
電源電圧検出回路VDは、分圧回路VDC、トランジスタQ8および基準電圧源ZD2を主体として構成されていて、直流電源電圧が基準電圧より低下したときに点灯回路手段全体を動作停止するように制御回路CCに制御入力する。
【0130】
<制御回路CCについて>
制御回路CCは、前記したようにICにより構成され、インバータHFIを他励制御する。
【0131】
図9は、本発明の高圧放電ランプ装置を用いた照明装置の一例における照明器具を示す正面図である。
【0132】
図10は、同じく右側面図である。
【0133】
図11は、同じく高圧放電ランプ装置の位置調整機構を説明する機構説明正面図である。
【0134】
図12は、同じく機構説明平面図である。
【0135】
各図において、図1、図2および図7と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。照明器具SPは、配光可変形のスポットライトであり、照明器具本体SPa内に高圧放電ランプ装置SPbに加えて位置調整機構SPcを内蔵している。
【0136】
照明器具本体SPaは、図7に示す構成に加えて、灯体SPa1、ハンドルSPa2および点滅スイッチSPa3を備えている。灯体SPa1は、円筒状をなし、内部が空洞になっている。ハンドルSPa2は、灯体SPa1に取り付けられ、ハンドルを片手で握って使用できるように構成されている。ハンドルSPa2の底面には第2のケーブルCB2の端部が導入され、灯体SPa1内において高圧放電ランプ装置SPbに点滅スイッチSPa3を直列に介して接続している。点滅スイッチSPa3は、タンブラスイッチからなり、ハンドルSPa2の背面に埋設され、その操作部が外部に露出している。
【0137】
位置調整機構SPcは、図11および図12に主として示すように、取付板SPc1、スライド駒SPc2、スライド軸SPc3、配光調整レバーSPc4および摘みSPc5を備えて構成されている。取付板SPc1は、高圧放電ランプ装置SPbを支持している。スライド駒SPc2は、取付板SPc1の下面に取り付けられていて、下面にピンpを有している。スライド軸SPc3は、スライド駒SPc2に挿入し、スライド駒SPc2がスライド軸SPc3に沿ってスライドできるように灯体SPa1に固定されている。配光調整レバーSPc4は、くの字状に屈曲していて、中間の屈曲部が灯体SPa1内に枢支され、先端に長孔溝sが形成されている。長孔溝sは、スライド駒SPc2のピンpに係合している。また、配光調整レバーSPc4の他端は、灯体SPa1の背面から後方へ突出している。摘みSPc5は、灯体SPa1の外部において配光調整レバーSPc4の他端に装着されている。
【0138】
そうして、摘みSPc5を摘んで配光調整レバーSPc4を図12において反時計方向へ回動させると、長溝sに係合しているピンpが長溝sに沿って移動し、スライド駒SPc2がスライド軸SPc3に沿って図12において上方へスライドして移動する。このため、取付板SPc1が同じく上方へ移動するので、高圧放電ランプHPLも上方へ移動する。これにより、図7に示すように、反射鏡mに対する高圧放電ランプHPLの発光管IBの位置が変化するので、照明器具SPの配光が変化する。
【0139】
【発明の効果】
請求項1ないし3の各発明によれば、発光管、発光管を気密に収納している外管および外管の基端部から外部へ導出されたリード線を備えた高圧放電ランプと、高電圧パルスの出力端が高圧放電ランプに接続されたイグナイタと、イグナイタの少なくとも高電圧充電部、高圧放電ランプの外管の基端部および両者間を接続する電気接続手段を一体的に被覆するとともに所定の位置関係に保持している合成樹脂絶縁物とを具備していることにより、構造が簡単で、小形化、軽量化および防水化を図ることが可能な高圧放電ランプ装置を提供することができる。
【0140】
請求項2の発明によれば、加えてイグナイタケースを備え、その内部に充填されて合成樹脂絶縁物が成形されていることにより、製造が容易な高圧放電ランプ装置を提供することができる。
【0141】
請求項3の発明によれば、加えて高圧放電ランプの発光管が放電空間を包囲する包囲部に連通する小径筒部を有する透明セラミックス放電容器を備えることにより、小径筒部の内面と電極との間に形成されるわずかな隙間に最冷部が形成されるので、点灯姿勢の如何にかかわず発光色の変化が少ない高圧放電ランプ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧放電ランプ装置の第1の実施形態を示す一部断面正面図
【図2】同じく平面断面図
【図3】同じく高圧放電ランプを示す一部断面正面図
【図4】同じく高圧放電ランプを示す拡大要部断面正面図
【図5】同じくイグナイタを示す回路図
【図6】本発明の高圧放電ランプ装置の第2の実施形態を示す平面断面図
【図7】本発明の高圧放電ランプ装置を用いた照明装置の一例を示す回路ブロック図
【図8】本発明の高圧放電ランプ装置を用いた照明装置の一例における点灯回路手段を示す回路図
【図9】本発明の高圧放電ランプ装置を用いた照明装置の一例における照明器具を示す正面図
【図10】同じく右側面図
【図11】同じく高圧放電ランプ装置の位置調整機構を説明する機構説明正面図
【図12】同じく機構説明平面図
【符号の説明】
HPL…高圧放電ランプ
IB…発光管
1…透光性セラミックス放電容器
1a…包囲部
1b…小径筒部
3…給電導体
3a…封着性部分
4…シール
CC1…第1のリード線
CC2…第2のリード線
GT…ゲッタ
OB…外管
ps…基端部
IG…イグナイタ
BDC…昇圧直流電源部
PG…パルス発生部
iw…絶縁導線
cn…雌形コネクタ
SRI…合成樹脂絶縁物
RC…ケース
ff…取付手段
th1…取付孔
th2…貫通孔
b…ブッシング

Claims (3)

  1. 透光性放電容器、透光性放電容器内に離間して封装された一対の電極および透光性放電容器内に封入された放電媒体を備えた発光管、発光管を気密に収納している外管、ならびに外管の内部において発光管の一対の電極に接続するとともに外管の基端部から外部へ導出されたリード線を備えた高圧放電ランプと;
    高電圧パルスの出力端が高圧放電ランプのリード線に接続されたイグナイタと;
    イグナイタの少なくとも高電圧充電部、高圧放電ランプの外管の基端部、ならびにイグナイタの出力端および高圧放電ランプの間を接続する電気接続手段を一体的に被覆するとともに所定の位置関係に保持している合成樹脂絶縁物と;
    を具備していることを特徴とする高圧放電ランプ装置。
  2. 透光性放電容器、透光性放電容器内に離間して封装された一対の電極および透光性放電容器内に封入された放電媒体を備えた発光管、発光管を気密に収納している外管、ならびに外管の内部において発光管の一対の電極に接続するとともに外管の基端部から外部へ導出されたリード線を備えた高圧放電ランプと;
    高電圧パルスの出力端が高圧放電ランプのリード線に接続されたイグナイタと;
    イグナイタを収納するとともに取付部を備えた合成樹脂製のイグナイタケースと;
    イグナイタケース内に充填されてイグナイタの少なくとも高電圧充電部、高圧放電ランプの外管の基端部、ならびにイグナイタの出力端および高圧放電ランプの間を接続する電気接続手段を一体的に被覆するとともに所定の位置関係に保持している合成樹脂絶縁物と;
    を具備していることを特徴とする高圧放電ランプ装置。
  3. 高圧放電ランプは、放電空間を包囲する包囲部および包囲部に連通して配置され包囲部より内径が小さい小径筒部を有する透光性セラミックス放電容器、少なくとも一方が透光性セラミックス放電容器の小径筒部の内面との間にわずかな隙間を形成しながら小径筒部内に挿通されて先端が包囲部に臨んでいる一対の電極、ならびに透光性セラミックス放電容器内に封入された放電媒体を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の高圧放電ランプ装置。
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