JP2001093473A - 高圧放電ランプ点灯装置、高圧放電ランプ装置および照明装置 - Google Patents

高圧放電ランプ点灯装置、高圧放電ランプ装置および照明装置

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JP2001093473A
JP2001093473A JP27462499A JP27462499A JP2001093473A JP 2001093473 A JP2001093473 A JP 2001093473A JP 27462499 A JP27462499 A JP 27462499A JP 27462499 A JP27462499 A JP 27462499A JP 2001093473 A JP2001093473 A JP 2001093473A
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pressure discharge
small
lighting device
diameter cylindrical
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Hisashi Honda
久司 本田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電極スパッタを抑え、黒化を低減することので
きる高圧放電ランプ点灯装置およびこれを用いた照明装
置を提供する。 【解決手段】高圧放電ランプHDが始動する以前は、発
振周波数が限流インダクタL2およびコンデンサC6が
形成する直列共振回路の共振周波数に相対的に接近した
周波数でハーフブリッジ形高周波インバータが作動する
ため、その2次開放電圧は約550V(実効値)すなわ
ち約1.5kVp-pで、高圧放電ランプHDの放電開始
電圧とほぼ同じ値に設定されている。また、2次短絡電
流は約550mAである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透光性セラミックス
からなる放電容器を備えた高圧放電ランプ点灯装置、高
圧放電ランプ装置および照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の石英ガラス放電容器に比較
して、長寿命、高効率の利点を有する透光性セラミック
ス放電容器を備えた高圧放電ランプが開発され、広く普
及しつつある。高圧放電ランプは、蛍光ランプに比べ
て、ランプ自体を小型化することが可能だが、反対に点
灯回路が大きくため、一般に、点灯装置としてみた場合
の大きさは、蛍光ランプに劣る。ところが、上記従来電
極と、点灯回路を組み合わせて使用するとランプが次第
に黒化し、大幅な光束低下を招くことが判明した。調査
の結果、この黒化はランプの始動時及び点灯時に生じ
る、タングステンなどの電極物質のスパッタ、あるいは
蒸発によるものであることがわかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは詳細な研究
の結果、上記黒化を防止するには、グロー・アーク転移
時のスパッタリングを低減すること。すなわち、グロー
・アーク転移時間をできるだけ短くし、さらにグロー放
電時の電極電流密度を低下させるべく、電極表面積を大
きくすることを両立させる必要があることを突き止め
た。これは従来電極では実現できなかったものである。
すなわち、電極径を大きくして、電極表面積を大きくす
ると、電極熱容量が増大して、グローアーク転移時間が
長くなるからである。本発明は、簡単な構成でありなが
ら電極物質のスパッタが少なく、黒化の生じることが少
ない高圧放電ランプ点灯装置、高圧放電ランプ装置およ
び照明装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の高圧放
電ランプ点灯装置は、放電空間を包囲する包囲部および
包囲部に連通して配置された小径筒部を備えた透光性セ
ラミックス放電容器と; 透光性セラミックス放電容器
の小径筒部内に挿入されて耐火性部分と小径筒部の内面
との間にわずかな隙間を形成しながら延在する給電導体
と; 給電導体の耐火性部分の先端に配設された電極
と; 透光性セラミックス放電容器の小径筒部および給
電導体の封着性部分の間を少なくとも封着性部分が略球
状の面へ露出しないように包囲して封止しているシール
と; 透光性セラミックス放電容器内に封入されたイオ
ン化媒体と;を備えた高圧放電ランプと: 短絡電流I
Sとランプ定格電流ILとの比がIS/IL≦2.0と
なるように高圧放電ランプを点灯する安定器と:具備し
ている。
【0005】請求項2の発明の高圧放電ランプ点灯装置
は、放電空間を包囲する包囲部および包囲部に連通して
配置された小径筒部を備えた透光性セラミックス放電容
器と; 透光性セラミックス放電容器の小径筒部内に挿
入されて耐火性部分と小径筒部の内面との間にわずかな
隙間を形成しながら延在する給電導体と; 給電導体の
耐火性部分の先端に配設された電極と; 透光性セラミ
ックス放電容器の小径筒部および給電導体の封着性部分
の間を少なくとも封着性部分が略球状の面へ露出しない
ように包囲して封止しているシールと; 透光性セラミ
ックス放電容器内に封入されたイオン化媒体と;を備え
た高圧放電ランプと:2次開放電圧VSとランプ定格電
圧VLとの比がVS/VL≦10.0となるように高圧
放電ランプを点灯する安定器と:を具備している。
【0006】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0007】(透光性セラミックス放電容器について)
【0008】「透光性セラミックス放電容器」とは、単
結晶の金属酸化物たとえばサファイヤと、多結晶の金属
酸化物たとえば半透明の気密性アルミニウム酸化物、イ
ットリウム−アルミニウム−ガーネット(YAG)、イ
ットリウム酸化物(YOX)と、多結晶非酸化物たとえ
ばアルミニウム窒化物(AlN)のような光透過性およ
び耐熱性を備えた材料からなる放電容器を意味する。な
お、光透過性とは、放電による発光を放電容器を透過し
て外部に導出できる程度に透過すればよく、透明および
光拡散性のいずれであってもよい。
【0009】また、透光性セラミックス放電容器は、放
電空間を包囲する包囲部および電極を支持し、わずかな
隙間を形成するとともに、透光性セラミックス放電容器
を給電導体との間でシールするために、小径筒部を一体
に備えている。
【0010】さらに、透光性セラミックス放電容器の内
容積は制限されるものはないが、0.05cc以下好適
には0.04cc以下の小形のものにおいて特に効果的
である。このような小形の透光性セラミックス放電容器
は、その全長を30mm以下、好適には25mm以下に
形成することができる。さらに、定格ランプ電力を20
W以下にするのがよい。 (給電導体について)
【0011】給電導体は、透光性セラミックス放電容器
の少なくとも一方の小径筒部に対して用いられる。
【0012】「給電導体」とは、電源から安定器を介し
て電極間に電圧を印加して、高圧放電ランプを始動し、
電流を導入して点灯するために、機能するものであっ
て、透光性セラミックス放電容器の小径筒部内に後述す
るシールにより気密に封止される。
【0013】次に、「耐火性部分」とは、高圧放電ラン
プの作動中の高温に十分耐える高い融点を備えるととも
に、透光性セラミックス放電容器内に存在するイオン化
媒体に対する耐腐食性を備えている導電性物質からなる
部分であることを意味する。たとえば、タングステン、
モリブデンまたはこれらを主成分とする合金、さらには
白金などからなるが、単一種の金属だけでなく、上記の
複数の金属を接合して構成してもよい。さらにまた、サ
ーメットなどであってもよい。
【0014】(電極について)
【0015】電極は、給電導体の耐火性部分の先端に配
設されている。一般的に、電極は、透光性セラミックス
放電容器の包囲部の内部に位置するが、これは必須要件
ではなく、小径筒部内に位置していてもよい。すなわ
ち、電極は、包囲部に望むように配設されていればよ
い。
【0016】また、電極は、耐火性部分と別体に形成さ
れているだけでなく、必要に応じて給電導体の耐火性部
分と一体に形成されていること、たとえば耐火性部分の
先端が直接電極として作用する構成や、反対に電極軸が
耐火性部分を構成していて、直接封着性部分の先端に接
続されている構成などであることが許容される。その場
合、交流点灯形においては一対の電極を耐火性部分と一
体に形成することができるが、直流点灯形においては陰
極は一体に形成してもよい。しかし、陽極は、熱容量を
大きくすることが望ましいことから、別に形成すること
ができる。
【0017】さらに、電極を円筒体などの形状をなすタ
ングステンなどの板材によって構成することができる。
これにより、電極の表面積が増大し、グロー・アーク転
移においてグロー放電モードでスパッタリングの割合を
決定する要因の一つである電極表面電流密度が低下し、
これに伴い陰極降下電圧が低下するので、スパッタリン
グが軽減する。
【0018】(シールについて)
【0019】シールは、給電導体の封着性部分と、透光
性セラミックス放電容器の小径筒部との間において、少
なくとも封着性部分が透光性セラミックス放電容器内の
放電空間側に露出しないように封着性部分の先端を包囲
して透光性セラミックス放電容器を封止する。
【0020】また、シールは、点灯中高温になる透光性
セラミックス放電容器を給電導体とともに封止するため
に、一般的に融点が1500℃以上で、熱膨張係数が透
光性セラミックスのそれに接近しているセラミックス封
止用コンパウンドを用いて形成することができる。セラ
ミックス封止用コンパウンドは、フリットとも称される
が、予め調合されたガラス質の原料を成形して環状のペ
レットにされる。
【0021】(イオン化媒体について)
【0022】本発明において、イオン化媒体は、特に限
定されない。
【0023】イオン化媒体として、水銀および希ガスを
用いて高圧水銀蒸気放電ランプ(いわゆる水銀ランプ)
を得ることができる。
【0024】また、少なくとも発光金属を含む金属のハ
ロゲン化物を封入することにより、高圧メタルハライド
放電ランプ(いわゆるメタルハライドランプ)を得るこ
とができる。この場合、さらにバッファ媒体として水銀
および適当圧力の希ガスを封入することができる。
【0025】さらに、金属ハロゲン化物を構成するハロ
ゲンとしては、よう素I、臭素Br、塩素Clまたはフ
ッ素Fのいずれか一種または複数種を用いることができ
る。発光金属の金属ハロゲン化物は、発光色、平均演色
評価数Raおよび発光効率などについて所望の発光特性
を備えた放射を得るため、さらには透光性セラミックス
放電容器のサイズおよび入力電力に応じて、既知の金属
ハロゲン化物の中から任意所望に選択することができ
る。たとえば、ナトリウムNa、リチウムLi、スカン
ジウムSc、および希土類金属からなるグループの中か
ら選択された一種または複数種のハロゲン化物を用いる
ことができる。
【0026】(その他の構成について)
【0027】本発明の実施に際して、必要に応じて以下
に示す構成を付加することができる。しかし、これらの
構成は、全く任意に、しかも選択的に採用できることで
あって、採用によってさらに格別性を発揮し得るが、本
発明の技術的範囲を規制するものではない。
【0028】(1)わずかな隙間について
【0029】透光性セラミックス放電容器の小径筒部の
内面と給電導体との間に形成されるわずかな隙間の幅寸
法は、本発明において特段制限されないが、比較的小形
の高圧放電ランプすなわち透光性セラミックス放電容器
の内容積が0.1cc以下、好適には0.05cc以下
およびまたは定格消費電力が20W以下の場合には、
0.21mm以上であることが好ましい。
【0030】(本発明の作用について)
【0031】請求項1の発明の高圧放電ランプ点灯装置
は、短絡電流ISとランプ定格電流ILとの比がIS/
IL≦2.0のとなるように高圧放電ランプを点灯する
ので、グロー・アーク転移がし易くスパッタ等が生じに
くい黒化の少ない高圧放電ランプ点灯装置を提供するこ
とができる。上記範囲以外では、定格電流に対して短絡
電流が大きすぎてしまい、グロー・アーク転移がスムー
スに移行しないので電極スパッタが生じ易く黒化してし
まう。
【0032】請求項2の発明の高圧放電ランプ点灯装置
は、2次開放電圧VSとランプ定格電圧VLとの比がV
S/VL≦10.0となるように高圧放電ランプを点灯
するので、グロー・アーク転移がし易くスパッタ等が生
じにくい黒化の少ない高圧放電ランプ点灯装置を提供す
ることができる。上記範囲以外では、定格電圧に対して
2次開放電圧が大きすぎてしまい、グロー・アーク転移
がスムースに移行しないので電極スパッタが生じ易く黒
化してしまう。
【0033】次に、本発明において用いることができる
安定器について説明する。
【0034】本発明において、使用可能な安定器の負荷
特性は、いわゆる蛍光ランプ用安定器に代表される負荷
特性である。そして、本発明は、このような負荷特性を
備えた安定器を用いて既述の構成を加えた高圧放電ラン
プを点灯すると、始動時の黒化が発生しないという新規
な知見に裏打ちされている。
【0035】以上のように構成することにより、高圧放
電ランプの指導が一層容易になる。
【0036】ところで、安定器の基本的回路構成は、上
記負荷特性を備えていれば、どのようなものであっても
よい。たとえば、ハーフブリッジ形インバータ、フルブ
リッジ形インバータ、並列インバータ、一石式インバー
タたとえばブロッキング発振形インバータなどを主体と
する回路構成であってもよい。
【0037】本発明において、「照明装置」とは、高圧
放電ランプの発光を何らかの目的で用いるあらゆる装置
を含む広い概念である。たとえば、電球形高圧放電ラン
プ、照明器具、移動体用ヘッドライト、光ファイバー用
光源、画像投射装置、光化学装置、指紋判別装置などに
適用することができる。
【0038】なお、「照明装置本体」とは、上記照明装
置から高圧放電ランプを除いた残余の部分をいう。
【0039】さらにまた、高圧放電ランプの高い輝度を
低減するために、反射鏡に代えて、または反射鏡に加え
て光拡散性のグローブまたはカバーを備えることができ
る。
【0040】さらにまた、口金は、所望の仕様のものを
用いることができる。したがって、在来の光源ランプと
の代替を図る目的の場合には、在来の光源ランプの口金
と同じ口金を採用すればよい。
【0041】さらにまた、放電ランプ点灯装置を適当な
ケースに収納することにより、外観を良好に整えること
ができるとともに、取扱いが容易で、しかも安全にする
ことができる。
【0042】さらにまた、電球形高圧放電ランプにおい
ては、高圧放電ランプの点灯により、高圧放電ランプか
らの発熱による温度上昇が懸念されるが、熱反射性の反
射鏡を備えることにより、所要の集光を行いながら、熱
が放電ランプ点灯装置側に輻射されるのを軽減できる。
【0043】ところで、高圧放電ランプを点灯するのに
用いる放電ランプ点灯装置としては、インバータを用い
た高周波点灯回路および限流手段を備える構成のものが
小形化および軽量化の点で好ましい。この場合の限流手
段はインダクタ、抵抗器またはコンデンサを用いること
ができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0045】図1は、図面を参照しながら本発明の高圧
放電ランプの第1の実施形態を示す一部切欠正面図であ
る。
【0046】図2は、同じく上端部のみを封止した状態
を示す一部切欠縦断面図である。
【0047】各図において、CEは透光性セラミックス
放電容器、FCは給電導体、XWはクロスワイヤ、OL
は外部リード線、Eは電極、S1は第1のシール、CW
はセラミックスワッシャ、S2は第2のシールである。
【0048】透光性セラミックス放電容器CEは、YA
Gからなり、包囲部CEaおよび小径筒部CEb、CE
bを備えている。包囲部CEaの最大内径は4.5mm
最小内径は約4.3mm、小径筒部SEbの内径は0.
7mm、全長25mm、内容積は約0.03ccであ
る。
【0049】包囲部CEaは、両端が連続的な曲面によ
って絞られている中空のほぼ球状をなしている。小径筒
部CEbは、包囲部CEaと連続した曲面によってつな
がり一体成形によって透光性セラミックス放電容器CE
を形成している。なお、小径筒部と包囲部の境界はエッ
ジを設けてあってもよい。この場合、包囲部の面積が多
くなり、より球に近くなる。
【0050】給電導体FCは、封着性部分FCaおよび
耐火性部分FCbからなる。
【0051】封着性部分FCaは、コイル状部分FCa
1および外部突出部FCa2からなる。
【0052】コイル状部分FCa1は、直径0.15m
mのニオブの素線を10ターン巻回して、直径0.6m
m、内径0.30mm、全長1.7mmのコイルを形成
している。
【0053】外部突出部FCa2は、直径0.2mm、
長さ0.7mmのニオブ製の棒状体からなり、先端をコ
イル状部分FCa1の基端から全長の約半分を挿入し、
さらに溶接してコイル状部分FCa1に接続されてい
る。
【0054】耐火性部分FCbは、直径0.2mmのタ
ングステン棒からなり、基端をコイル状部分FCa1の
先端に挿入し、さらに溶接して封着性部分FCaに接続
されている。
【0055】そうして、給電導体FCは、外部突出部F
Ca2の基端側を透光性セラミックス放電容器CEから
外部に突出させて小径筒部CEb内に挿入され、後述す
る第1のシールS1によって封止されることにより、透
光性セラミックス放電容器CEに支持される。その結
果、透光性セラミックス放電容器CEの小径筒部CEb
の内面と、耐火性部分FCbの外面との間には、わずか
な隙間gが形成される。
【0056】外部リード線OLは、Fe−Ni−Co合
金からなり、その先端が封着性部分FCaの外部突出部
FCa2の基端に90゜交差して溶接されている。
【0057】電極Eは、肉厚約50μmのタングステン
の薄板を内径0.29mm、長さ1.2mmの円筒に湾
曲して、軸方向に平均約2μmのわずかな隙間を有する
接合線jlを備えた円筒状をなし、給電導体FCの耐火
性部分FCbの先端に嵌合により接続している。
【0058】第1のシールS1は、Al2O3−SiO
2−Dy2O3系のセラミックス封止用コンパウンドす
なわちフリットガラスからなり、融点が1550℃であ
る。
【0059】また、第1のシールS1は、透光性セラミ
ックス放電容器CEの小径筒部CEbと封着性部分FC
aおよび耐火性部分FCbの基端との間に形成されたわ
ずかな隙間内およびコイル状部分FCa1の内部に進入
させることにより、透光性セラミックス放電容器CEを
封止するとともに、給電導体FCを所定の位置に支持し
ている。そして、コイル状部分FCa1の中間部の内部
空間に厚いシールの膜S1aを形成する。
【0060】セラミックスワッシャCWは、アルミナセ
ラミックスからなり、外径が小径筒部CEbと同一で、
中心に軸孔CWaを備えている。
【0061】また、第2のシールS2は、セラミックス
ワッシャCWの軸孔CWaの内部において封着性部分F
Cbの基端および外部リード線OLの先端の接続部を被
覆して、これらが外部に露出しないように封止してい
る。
【0062】図3は、本発明の高圧放電ランプ装置の第
1の実施形態を示す中央断面正面図である。
【0063】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0064】また、図において、HDは高圧放電ラン
プ、11は反射鏡である。
【0065】反射鏡11は、基体11a、反射面11
b、一対の透孔11c、11c、支持台11dを備えて
いる。
【0066】基体11aは、支持台11dとともにガラ
スにより一体に成形されていて、頂部11a1および投
光開口11a2をそれぞれ備えている。
【0067】反射面11bは、回転放物面形状をなして
おり、基体11aの内面にアルミニウムを蒸着すること
により形成されていている。
【0068】一対の透孔11c、11cは、反射面11
bの側面のほぼ焦点位置に対向する位置に形成されてい
て、反射面11bの内側と基体11aの外側とを連通し
ている。
【0069】支持台11dは、反射面11bの頂部11
b1に対向して基体11aの背面に形成されており、筒
状をなしている。
【0070】そうして、高圧放電ランプHDの一対の小
径筒部CEbが反射鏡11の一対の透孔1cに挿入さ
れ、第1および第2のシールの主要部が反射鏡11の反
射面11b側には露出していない。
【0071】図4は、本発明の高圧放電ランプ装置の第
2の実施形態を示す中央断面正面図である。
【0072】図において、図3と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0073】本実施形態は、高圧放電ランプHDおよび
反射鏡11の支持構造が異なる。
【0074】すなわち、反射鏡11を支持するために支
持基板13が配設され、高圧放電ランプHDおよび反射
鏡11を保護するために保護手段14が配設されてい
る。
【0075】また、高圧放電ランプHDは、図1に示す
のと同様な構造を備え、外部リード線OLが透光性セラ
ミックス放電容器CEの軸方向に延在している。
【0076】支持基板13および保護手段14は、ステ
アタイトによって一体に成形されている。
【0077】支持基板13は、中央に凹窪部13aおよ
びリード線挿通孔13bを備え、その凹窪部13a内に
反射鏡11の支持台11dを収容し、かつ無機質接着剤
Bにより固定している。導体線挿通孔13bには、高圧
放電ランプHDの外部リード線OLに接続する導体(図
示しない。)を挿通する。
【0078】保護手段14は、高圧放電ランプHDの充
電部および反射鏡11の外側を包囲するように支持基板
13の周縁から筒状に起立しているとともに、外部リー
ド線OLの嵌合溝14aを一対備えている。
【0079】高圧放電ランプHDの外部リード線OL
は、嵌合溝14aに嵌合し、かつ無機質接着剤Bによっ
て保護手段14に固着されている。
【0080】次に、本発明の高圧放電ランプ点灯装置の
第1の実施形態について説明する。
【0081】高圧放電ランプは、図1に示す高圧放電ラ
ンプとほぼ同様であって、以下の仕様である。
【0082】透光性セラミックス放電容器:YAG製
で、全長24mm、中空部1aの外径が4.8mm、内
径4.5mm(肉厚0.5mm)、小径筒部1bが外径
1.7mm、内径0.75mm(肉厚0.50mm)
【0083】電極:直径0.20mm、電極間距離3m
【0084】導入導体:ニオブ、直径0.68m
【0085】わずかな隙間g:0.25mm。 本発明と従来電極2種(直径0.2mm、直径0.4m
m)との特性比較を行った結果が下記のとおり。
【0086】 グローアーク転移時間 2000時間光束維持率%
【0087】 (1)本発明 0.35秒 93
【0088】 (2)従来0.2mm 0.30秒 74
【0089】 (3)従来0.4mm 0.70秒 68 図5は、本発明の高圧放電ランプ点灯装置の第1の実施
形態における安定器を示す回路図である。
【0090】図は、ハーフブリッジ形高周波インバータ
を主体とする安定器を用いた高圧放電ランプ点灯装置を
示している。
【0091】また、図において、ASは交流電源、fは
過電流ヒューズ、NFはノイズフィルタ、RDは整流化
直流電源、Q1は第1のスイッチング手段、Q2は第2
のスイッチング手段、GDはゲートドライブ回路、ST
は始動回路、GPはゲート保護回路、LCは負荷回路で
ある。
【0092】交流電源ASは、商用100V電源であ
る。このものの動作周波数150kHzランプ電圧70
v、ランプ電流260mAである。
【0093】過電流ヒューズfは、配線基板に一体に形
成したパターンヒューズであり、過電流が流れた際に溶
断して回路が焼損しないように保護する。
【0094】ノイズフィルタNFは、インダクタL1お
よびコンデンサC1からなり、高周波インバータの動作
に伴って発生する高周波を電源側に流出しないように除
去する。
【0095】整流化直流電源RDは、ブリッジ形整流回
路BRおよび平滑コンデンサC2からなり、ブリッジ形
整流化色BRの交流入力端がノイズフィルタNFおよび
過電流ヒューズfを介して交流電源Aに接続し、また直
流出力端が平滑コンデンサC2の両端に接続していて、
平滑化直流を供給する。
【0096】第1のスイッチング手段Q1は、Nチャン
ネル形MOSFETからなり、そのドレインが平滑コン
デンサC2のプラス側に接続している。
【0097】第2のスイッチング手段Q2は、Pチャン
ネル形MOSFETからなり、そのソースが第1のスイ
ッチング手段Q1のソースに接続し、ドレインが平滑コ
ンデンサC2のマイナス側に接続している。
【0098】したがって、第1および第2のスイッチン
グ手段Q1、Q2は、順方向に直列接続されて、その両
端が整流化直流電源RDの出力端間に接続していること
になる。
【0099】ゲートドライブ回路GDは、帰還回路FB
C、直列共振回路SOCおよびゲート電圧出力回路GO
からなる。
【0100】帰還手段FBCは、後述する限流インダク
タL2に磁気結合している補助巻線からなる。
【0101】直列共振回路SOCは、インダクタL3お
よびコンデンサC3の直列回路からなり、その両端は帰
還手段FBCに接続している。
【0102】ゲート電圧出力手段GOは、直列共振回路
SOCのコンデンサC3の両端に現れる共振電圧をコン
デンサC4を介して取り出すように構成されている。そ
して、コンデンサC4の一端は、コンデンサC3とイン
ダクタL3との接続点に接続し、コンデンサC4の他端
は第1および第2のスイッチング手段Q1、Q2のそれ
ぞれのゲートに接続している。さらに、コンデンサC3
の他端が第1および第2のスイッチング手段Q1、Q2
のソースに接続している。その結果、コンデンサC3の
両端に現れた共振電圧は、ゲート電圧出力回路GOを介
して第1および第2のスイッチング手段Q1、Q2のゲ
ート・ソース間に印加される。
【0103】始動回路STは、抵抗器R1、R2、R3
からなる。
【0104】抵抗器R2は、その一端が平滑コンデンサ
C2のプラス側に接続し、他端が第1のスイッチング手
段Q1のゲートに接続しているとともに、抵抗器R2の
一端およびゲートドライブ回路GDのゲート電圧出力回
路GOのゲート側の出力端すなわちコンデンサC4の他
端に接続している。
【0105】抵抗器R2の他端は、直列共振回路SOC
のインダクタL3および帰還回路FBCの接続点に接続
している。
【0106】抵抗器R3は、その一端が第1および第2
のスイッチング手段Q1、Q2の接続点すなわちそれぞ
れのソースおよびゲート電圧出力回路GOのソース側に
接続し、他端が平滑コンデンサC2のマイナス側に接続
している。
【0107】ゲート保護回路GPは、一対のツェナーダ
イオードを逆直列接続してなり、ゲート電圧出力回路G
Oに並列接続している。
【0108】負荷回路LCは、高圧放電ランプHD、限
流インダクタL2および直流カットコンデンサC5の直
列回路と、高圧放電ランプHDに並列接続した共振コン
デンサC6とからなり、一端が第1および第2のスイッ
チング手段Q1、Q2の接続点に、他端が第2のスイッ
チング手段Q2のドレインに接続している。
【0109】高圧放電ランプHDは、図1に示す構成と
前記仕様を備えている。
【0110】限流インダクタL2と共振コンデンサC6
とは、直列共振回路を形成する。なお、直流カットコン
デンサC5は、容量が大きいので、直列共振に大きくは
影響しない。
【0111】Q2のドレイン・ソース間に接続されたコ
ンデンサC7は、第2のスイッチング手段Q2のスイッ
チング中の負荷を軽減する。
【0112】次に、回路動作について説明する。
【0113】交流電源ASを投入すると、整流化直流電
源RDにより平滑化された直流電圧が平滑コンデンサC
2の両端に現れる。そして、直列接続された第1および
第2のスイッチング手段Q1、Q2の両ドレイン間に直
流電圧が印加される。しかし、両スイッチング手段Q
1、Q2は、ゲート電圧が印加されてないので、オフし
ている。
【0114】上記直流電圧は、同時に始動回路STにも
印加されるので、抵抗器R2の両端には主として抵抗器
R1、R2、R3の抵抗値の案分比に応じた電圧が現れ
る。そして、抵抗器R2の端子電圧は、第1および第2
のスイッチング手段Q1、Q2のゲート・ソース間に正
極性の電圧として印加される。
【0115】その結果、第1のスイッチング手段Q1
は、スレッシュホールド電圧を超えるように設定されて
いるため、オンする。これに対して、第2のスイッチン
グ手段Q2のゲート・ソース間に印加される電圧は、所
要のゲート電圧とは逆極性であるため、オフ状態のまま
である。
【0116】第1のスイッチング手段Q1がオンする
と、整流化直流電源RDから第1のスイッチング手段Q
1を介して負荷回路LCに電流が流れる。これにより限
流インダクタL2および共振コンデンサC6の直列共振
回路が共振して共振コンデンサC6の端子間に高い共振
電圧が現れ、高圧放電ランプHDに印加される。
【0117】一方、限流インダクタL2に電流が流れた
ことにより、磁気結合している帰還回路FBCに電圧が
誘起される。これにより直列共振回路SOCが直列共振
して、コンデンサC3には昇圧された負電圧が発生する
ので、ゲート保護回路GPにより一定電圧にクリップさ
れ、ゲート電圧出力回路GOを介して第1および第2の
スイッチング手段Q1、Q2のゲート・ソース間に印加
される。
【0118】これにより、第2のスイッチング手段Q2
はスレッシュホールド電圧を超えるため、オンする。
【0119】これに対して、今までオンしていた第1の
スイッチング手段Q1は、ゲート電圧が逆極性になるの
で、オフする。
【0120】第2のスイッチング手段Q2がオンする
と、負荷回路LCの限流インダクタL2に蓄積されてい
る電磁エネルギーおよびコンデンサC6の電荷が放出さ
れて、限流インダクタL2から第2のスイッチング手段
Q2を介して負荷回路LC内を逆方向に電流が流れ、コ
ンデンサC6の両端には極性が反転した共振による高い
電圧が現れ、高圧放電ランプHDに印加される。以後、
以上説明した動作を繰り返す。
【0121】ところで、高圧放電ランプHDが始動する
以前は、発振周波数が限流インダクタL2およびコンデ
ンサC6が形成する直列共振回路の共振周波数に相対的
に接近した周波数でハーフブリッジ形高周波インバータ
が作動するため、その2次開放電圧は約550V(実効
値)すなわち約1.5kVp-pで、高圧放電ランプHD
の放電開始電圧とほぼ同じ値に設定されている。また、
2次短絡電流は約550mAである。
【0122】したがって、パルス電圧を発生するイグナ
イタを用いなくても、やがて高圧放電ランプHDは、始
動し、若干の時間を経てグロー・アーク転移が行われ
て、負荷特性曲線上の定格ランプ電流値の位置が動作点
となって安定に点灯する。なお、高圧放電ランプHD
は、始動時に黒化は殆ど生じない。
【0123】図6は、本発明の照明装置の第1の実施形
態としての電球形高圧放電ランプを示す正面図である。
【0124】図7は、同じく縦断面図である。
【0125】各図において、HDは高圧放電ランプ、L
Pは発光部、OCは点灯回路、CPはケース部である。
【0126】<高圧放電ランプHDについて>
【0127】高圧放電ランプHDは、図1に示すのと同
様構造である。
【0128】<発光部LPについて>
【0129】発光部LPは、反射鏡11、前面保護板1
2、支持台13および保護手段14を備えている。
【0130】反射鏡11は、基体11a、反射面11
b、挿通孔11cおよび支持部11dからなる。
【0131】基体11aは、ガラスなどの耐火性物質を
成形して凹形をなし、内面に回転放物面を形成してい
る。
【0132】反射面11bは、基体11aの内面の回転
放物面の上にアルミニウムを蒸着して形成されている。
【0133】挿通孔11cは、反射鏡11の焦点位置に
おいて反射鏡の光軸と直角な直線を中心として反射鏡1
1の両側面に形成されており、高圧放電ランプHDの透
光性セラミックス放電容器SEの小径筒部SEbの端部
近傍が挿通するためのものである。
【0134】高圧放電ランプHDは、反射鏡11にその
焦点が電極間に位置するように配設される。この状態で
高圧放電ランプHDの両端の小径筒部SEb、SEbお
よび外部リード線OLが挿通孔11cを貫通して反射鏡
11の外側に露出する。
【0135】支持部11dは、基体11aの背面に一体
成形されていて、反射鏡11を支持する際に用いられ
る。
【0136】前面保護板12は、透光性耐熱部材からな
り、反射鏡11の投光開口に耐熱性接着剤によって接着
されて、投光開口を閉塞している。
【0137】支持台13は、耐熱性合成樹脂などの耐熱
性物質からなり、盤状をなしているとともに、前面中央
に反射鏡11の支持部11dを受け入れる支持溝13a
および一対の導体挿通孔13b、13bを備えている。
そして、支持溝13aに嵌合された反射鏡11の支持部
11dは、無機接着剤Bによって固着される。
【0138】保護手段14は、耐熱物質からなり、支持
台13の外周から一体に起立して筒状に形成されてい
る。そして、保護手段14は、反射鏡11および高圧放
電ランプHDの外側への露出部を包囲して保護する。
【0139】高圧放電ランプHDの外部リード線OR
は、支持台13の導体挿通孔13bを貫通して支持台1
3の裏側へ導出されている。
【0140】<点灯回路OCについて>
【0141】点灯回路OCは、発光部LPの背面側に配
設され、その入力端は後述する受電手段に接続し、出力
端は高圧放電ランプHDの外部リード線OLに接続して
いる。
【0142】また、点灯回路OCは、配線基盤21に実
装された高周波インバータを主体として構成されてい
る。
【0143】<ケース部CPについて>
【0144】ケース部CPは、ケース31および受電手
段32からなる。ケース31は、耐熱性合成樹脂などの
耐熱物質を筒状に成形して形成され、下端に支持台13
により閉塞される開口31a、上端に受電手段装着部3
1bを備えている。また、ケース31の内部には、点灯
回路OCを収納するとともに、これを定置している。
【0145】受電手段32は、E26形の口金からな
り、ケース31の受電手段装着部31bに装着されてい
る。
【0146】図8は、本発明の照明装置の第2の実施形
態としてのスポットライトを示す正面図である。
【0147】図において、図7と同一部分についは同一
符号を付して説明は省略する。
【0148】21は照明器具本体、22は高圧放電ラン
プ装置である。
【0149】照明器具本体21は、基台21a、支柱2
1bおよび灯体21cを備えている。
【0150】基台21aは、天井に直付けまたはライテ
ィングダクトを介して天井に吊り下げるように構成さ
れ、内部に放電ランプ点灯装置(図示しない。)を収納
している。
【0151】支柱21bは、基台21aから垂下して灯
体21cを支持している。内部に放電ランプ点灯装置か
ら灯体21cに接続する絶縁被覆導線(図示しない。)
を収容している。
【0152】灯体21cは、内部にランプソケット(図
示しない。)を収納している。
【0153】高圧放電ランプ装置22は、高圧放電ラン
プHD、反射鏡22aおよび口金22bを備えている。
【0154】そうして、灯体21cのランプソケットに
高圧放電ランプ装置22の口金22bを装着すれば、高
圧放電ランプHDが高輝度で点灯し、反射鏡22aによ
り集光されるので、所望のシャープな配光特性を得て被
照体を良好に照明することができる。
【0155】なお、従来のハロゲンランプを用いるスポ
ットライトと同様にハロゲンランプを装着しても良好に
点灯することができる。
【0156】
【発明の効果】請求項1および2の発明によれば、簡単
な構成でありながら、グロー・アーク転移がスムースに
行え、電極スパッタを抑え黒化を低減することができる
高圧放電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0157】請求項3ないし6の各発明によれば、高圧
放電ランプの発光を集光するように反射鏡を配設したこ
とにより、高圧放電ランプが定格消費電力20W程度の
小形のものを用いることができるので、全体としてコン
パクトで、良好な集光作用を発揮する高圧放電ランプ装
置を得ることができる。
【0158】請求項7の発明によれば、請求項1または
2の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧放電ランプ点灯装置の第1の実施
形態を示す一部切欠正面図
【図2】同じく上端部のみを封止した状態を示す一部切
欠縦断面図
【図3】本発明の高圧放電ランプ装置の第1の実施形態
を示す中央断面正面図
【図4】本発明の高圧放電ランプ装置の第2の実施形態
を示す中央断面正面図
【図5】本発明の高圧放電ランプ点灯装置の第1の実施
形態における安定器を示す回路図
【図6】本発明の照明装置の第1の実施形態としての電
球形高圧放電ランプを示す正面図
【図7】同じく縦断面図
【図8】本発明の照明装置の第2の実施形態としてスポ
ットライトを示す正面図
【符号の説明】
CE…透光性セラミックス放電容器 CEa…膨出部 CEb…小径筒部 FC…給電導体 FCa2…外部突出部 FCb…耐火性部分 E…電極 jl…接合線 g…わずかな隙間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電空間を包囲する包囲部および包囲部に
    連通して配置された小径筒部を備えた透光性セラミック
    ス放電容器と;透光性セラミックス放電容器の小径筒部
    内に挿入されて耐火性部分と小径筒部の内面との間にわ
    ずかな隙間を形成しながら延在する給電導体と;給電導
    体の耐火性部分の先端に配設された電極と;透光性セラ
    ミックス放電容器の小径筒部および給電導体の封着性部
    分の間を少なくとも封着性部分が略球状の面へ露出しな
    いように包囲して封止しているシールと;透光性セラミ
    ックス放電容器内に封入されたイオン化媒体と;を備え
    た高圧放電ランプと:短絡電流ISとランプ定格電流I
    Lとの比がIS/IL≦2.0となるように高圧放電ラ
    ンプを点灯する安定器と:を具備していることを特徴と
    する高圧放電ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】放電空間を包囲する包囲部および包囲部に
    連通して配置された小径筒部を備えた透光性セラミック
    ス放電容器と;透光性セラミックス放電容器の小径筒部
    内に挿入されて耐火性部分と小径筒部の内面との間にわ
    ずかな隙間を形成しながら延在する給電導体と;給電導
    体の耐火性部分の先端に配設された電極と;透光性セラ
    ミックス放電容器の小径筒部および給電導体の封着性部
    分の間を少なくとも封着性部分が略球状の面へ露出しな
    いように包囲して封止しているシールと;透光性セラミ
    ックス放電容器内に封入されたイオン化媒体と;を備え
    た高圧放電ランプと:2次開放電圧VSとランプ定格電
    圧VLとの比がVS/VL≦10.0となるように高圧
    放電ランプを点灯する安定器と:を具備していることを
    特徴とする高圧放電ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の高圧放電ランプ点
    灯装置と;高圧放電ランプから発生した光を集光するよ
    うに配設された反射鏡と;を具備していることを特徴と
    する高圧放電ランプ装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の高圧放電ランプ点
    灯装置と;高圧放電ランプが、そのシールの主要部が実
    質的に内面側に露出しないとともに、高圧放電ランプの
    軸が光軸に対してほぼ直交するように配設されている凹
    形の反射鏡と;を具備していることを特徴とする高圧放
    電ランプ装置。
  5. 【請求項5】高圧放電ランプの作動中に透光性セラミッ
    クス放電容器の小径筒部および給電導体の間に形成され
    るわずかな隙間内に滞留する液相のイオン化媒体の放電
    空間側に位置する表面が反射鏡の内面側に位置している
    ことを特徴とする請求項4記載の高圧放電ランプ装置。
  6. 【請求項6】反射鏡は、そのほぼ焦点位置において光軸
    とほぼ直交する直線を中心とする一対の透孔を備えてお
    り;高圧放電ランプは、その透光性セラミックス放電容
    器の一対の小径筒部が反射鏡の一対の透孔に挿入されて
    いる;ことを特徴とする請求項4または5記載の高圧放
    電ランプ装置。
  7. 【請求項7】照明装置本体と;照明装置本体に支持され
    た請求項1または2記載の高圧放電ランプ点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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