JP4134491B2 - 貯湯式温水器 - Google Patents
貯湯式温水器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4134491B2 JP4134491B2 JP2000171344A JP2000171344A JP4134491B2 JP 4134491 B2 JP4134491 B2 JP 4134491B2 JP 2000171344 A JP2000171344 A JP 2000171344A JP 2000171344 A JP2000171344 A JP 2000171344A JP 4134491 B2 JP4134491 B2 JP 4134491B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- water
- tank
- water storage
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Details Of Fluid Heaters (AREA)
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トイレなどの狭い場所に設置される小型の貯湯式温水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の貯湯式温水器としては、図3に示すようなものがあった(例えば実開平5−32958号公報)。
【0003】
図3において、11は貯湯槽であり、ステンレスの絞り加工により形成された2つの缶体が水密に接合固定された構成で、略円筒形の形状をしている。また、12は外装ケースであり、直方体の形状で、貯湯槽11を囲繞している。そして、貯湯槽11は外装ケース12に対して固定されている。なお、貯湯槽11の上部には入水部9と吐出部10が、外装ケース12の上部には給水口13と出湯口14が、それぞれ設けられている。かかる構成の貯湯式温水器において、給水源からの水は、給水口13および入水部9を通して貯湯槽11に導かれ、図示しないヒータで温められる。そして適温に温められた水は、吐出部10および出湯口14を通して図示しない蛇口等に供給され、手洗い等の用途に使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記した従来の構成では、貯湯槽の容量や高さ寸法を変更することなく、直方体形状である外装ケースの外形(縦×横×高さ)の縦(もしくは横)寸法を小さくすることはできない。なぜならば、立設された略円筒形状の貯湯槽を囲繞するため、外装ケースの縦横寸法はいずれも貯湯槽の外径寸法を下回ることができないからである。このため、外装ケースを薄型に構成することができず、トイレ内の狭い空きスペースなどに貯湯式温水器を設置するのは困難であるという問題があった。
【0005】
また、図3の例は上下方向に長い縦長型の貯湯式温水器であるが、設置現場によっては左右方向に長い横長型の製品が望まれるケースもある。この場合、仮に同じ貯湯槽を使用するとしても、貯湯槽を囲繞し固定する外装ケースは、サイズや取り付け位置が変わるため新作せざるを得ず、コストがかかっていた。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、薄型に構成してトイレ内の狭い空きスペースなどに設置でき、また、縦長型と横長型のいずれの製品形態においても貯湯槽と外装ケースを共用できる貯湯式温水器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用および効果】
上記目的を達成するために、請求項1では、上部に入水部と吐出部とを有する貯湯槽と、この貯湯槽を囲繞する外装ケースと、この外装ケースから突出し前記貯湯槽の入水部および吐出部にそれぞれ連通した給水口および出湯口とを備え、この貯湯槽に設けたヒータによって水を加熱し、加熱された水を前記出湯口から蛇口へと供給可能な貯湯式温水器において、前記貯湯槽は略直方体形状であり、この貯湯槽の底部は、前記外装ケースの第一の面に面して固定可能であるとともに、この第一の面とは異なる第二の面に対しても固定可能であって、
前記貯湯槽の底部を前記第一の面に固定したとき、前記入水部および前記吐出部が前記貯湯槽の上部に位置するとともに前記給水口および前記出湯口が前記外装ケースの上部に位置し、
前記貯湯槽の底部を前記第二の面に固定したとき、前記入水部および前記吐出部が前記貯湯槽の上部に位置するとともに前記給水口および前記出湯口が前記外装ケースの下部に位置することを特徴とする。
【0008】
上記発明によれば、貯湯槽と外装ケースの相対位置を変更できるため、例えば、縦長型と横長型の、いずれの製品形態の貯湯式温水器にも、貯湯槽と外装ケースを共用したまま対応することができる。
【0009】
また、請求項2では、前記給水口から前記入水部に至る給水経路に、蛇口に差し出された手を検知すると開き、手が遠ざかると閉じる通水開閉弁を備えたことを特徴とする。
【0010】
上記発明によれば、通水開閉弁により、蛇口から吐水するときにのみ貯湯槽に水が供給されるように制御して、貯湯槽の内部に給水圧力が直接かからないようにすることができるため、貯湯槽を、円筒形状に比べて耐圧性能が劣る直方体形状に構成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施例を示す縦長型貯湯式温水器の概略構成図である。また図2は、同じく横長型貯湯式温水器の概略構成図である。
【0013】
図1において、貯湯式温水器1は、略直方体形状の貯湯槽4と、貯湯槽4を囲繞する外装ケース8からなり、貯湯槽4の上部には入水部3と吐出部5が、外装ケース8の上部には給水口2と出湯口6が、それぞれ設けられている。なお、貯湯槽4は外装ケース8に固定されているが、この図1における固定位置を第一の固定位置と呼ぶ。
【0014】
図2において、貯湯式温水器1は、略直方体形状の貯湯槽4と、貯湯槽4を囲繞する外装ケース8からなり、貯湯槽4の上部には入水部3と吐出部5が、外装ケース8の下部には給水口2と出湯口6が、それぞれ設けられている。なお、貯湯槽4は外装ケース8に固定されているが、この図2における固定位置を第二の固定位置と呼ぶ。
【0015】
図1、図2の貯湯式温水器1において、給水源からの水は、給水口2および入水部3を通して貯湯槽4に導かれ、図示しないヒータで温められる。そして適温に温められた水は、吐出部5および出湯口6を通して図示しない蛇口に供給され、手洗い等の用途に使用される。
【0016】
ここで、貯湯槽4は、図1に示す第一の固定位置と図2に示す第二の固定位置のいずれにおいても外装ケース8に対して取り付け可能としているため、図1に示す縦長型貯湯式温水器と図2に示す横長型貯湯式温水器のいずれの製品形態においても、貯湯槽と外装ケースを共用することができる。
【0017】
また、図1、図2において、給水口2から入水部3に至る給水経路には、給水を制御する電磁弁方式の通水開閉弁7を設けている。この通水開閉弁7は、図示しない蛇口に取付けられた光電式センサーが、手洗いのために差し出された手などを検知すると開き、検知しなくなると閉じるよう制御されている。すなわち、使用者が蛇口に手を差し出すと、通水開閉弁7が開いて貯湯槽4に水が供給され、供給された水と同量の適温湯が貯湯槽4から押し出され、蛇口から吐水する。使用者が蛇口から手を遠ざけると、通水開閉弁7が閉じて吐水が停止する。
【0018】
貯湯槽4の下流で通水路が閉塞された場合には、貯湯槽4の内部に給水圧力が直接かかってしまうが、上記したように本実施例では、通水開閉弁7を設け、蛇口から吐水するときにのみ貯湯槽4に水が供給されるように制御しているため、貯湯槽4の内部に給水圧力が直接かかることがない。このため、貯湯槽4を、円筒形状に比べて耐圧性能が劣る薄型形状に構成することができる。したがって、外装ケース8も薄くでき、貯湯式温水器1を薄型コンパクトに構成できるため、トイレ内の狭い空きスペースなどにも設置することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す縦長型貯湯式温水器の概略構成図。
【図2】 同横長型貯湯式温水器の概略構成図。
【図3】 従来の貯湯式温水器の概略構成図。
【符号の説明】
1…貯湯式温水器
2…給水口
3…入水部
4…貯湯槽
5…吐出部
6…出湯口
7…通水開閉弁
8…外装ケース
9…入水部
10…吐出部
11…貯湯槽
12…外装ケース
13…給水口
14…出湯口
Claims (2)
- 上部に入水部と吐出部とを有する貯湯槽と、この貯湯槽を囲繞する外装ケースと、この外装ケースから突出し前記貯湯槽の入水部および吐出部にそれぞれ連通した給水口および出湯口とを備え、この貯湯槽に設けたヒータによって水を加熱し、加熱された水を前記出湯口から蛇口へと供給可能な貯湯式温水器において、前記貯湯槽は略直方体形状であり、この貯湯槽の底部は、前記外装ケースの第一の面に面して固定可能であるとともに、この第一の面とは異なる第二の面に対しても固定可能であって、
前記貯湯槽の底部を前記第一の面に固定したとき、前記入水部および前記吐出部が前記貯湯槽の上部に位置するとともに前記給水口および前記出湯口が前記外装ケースの上部に位置し、
前記貯湯槽の底部を前記第二の面に固定したとき、前記入水部および前記吐出部が前記貯湯槽の上部に位置するとともに前記給水口および前記出湯口が前記外装ケースの下部に位置することを特徴とする貯湯式温水器。 - 前記給水口から前記入水部に至る給水経路に、蛇口に差し出された手を検知すると開き、手が遠ざかると閉じる通水開閉弁を備えたことを特徴とする請求項1記載の貯湯式温水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000171344A JP4134491B2 (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 貯湯式温水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000171344A JP4134491B2 (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 貯湯式温水器 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349620A JP2001349620A (ja) | 2001-12-21 |
JP2001349620A5 JP2001349620A5 (ja) | 2006-08-31 |
JP4134491B2 true JP4134491B2 (ja) | 2008-08-20 |
Family
ID=18673908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000171344A Expired - Fee Related JP4134491B2 (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 貯湯式温水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4134491B2 (ja) |
-
2000
- 2000-06-08 JP JP2000171344A patent/JP4134491B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001349620A (ja) | 2001-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4134491B2 (ja) | 貯湯式温水器 | |
KR100486559B1 (ko) | 스팀 청소기의 유도 가열 장치 | |
JP7455194B2 (ja) | サイホン作用を防止する貯水装置、衛生給水装置及び衛生洗浄装置 | |
JPH0245715Y2 (ja) | ||
JP4622182B2 (ja) | 貯湯式温水器 | |
CN213721418U (zh) | 自动进水、净水恒温双胆开水器 | |
JPH0142757Y2 (ja) | ||
CN201318762Y (zh) | 加湿器放热体用保护装置和加湿器 | |
JPH0423477Y2 (ja) | ||
JP2011122333A (ja) | 衛生洗浄装置用温水タンクおよびこれを備える衛生洗浄装置 | |
JPS5813246Y2 (ja) | 自然循環型太陽熱温水器 | |
JP2574447B2 (ja) | 衛生洗浄装置の温水タンク | |
JP3564871B2 (ja) | ロータンクの手洗い用電気温水器 | |
JPS6020391Y2 (ja) | スチ−ムアイロン | |
JPH0711298Y2 (ja) | 蒸気発生装置 | |
JPS6231816Y2 (ja) | ||
JP2010119529A (ja) | 洗浄装置 | |
KR200175243Y1 (ko) | 물 탱크 | |
JPH0442381Y2 (ja) | ||
CN112089315A (zh) | 自动进水、净水恒温双胆开水器 | |
CN113339997A (zh) | 一种改进型文丘里效应多模热水器 | |
KR20240106593A (ko) | 비데 | |
JPS6010513Y2 (ja) | 湯沸し装置 | |
JP2005164077A (ja) | 貯湯式電気温水器及びその設置方法 | |
JPH0730924U (ja) | ジャーポット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060714 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060714 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070903 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071015 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080314 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080328 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080328 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080507 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080520 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140613 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |