JPS6020391Y2 - スチ−ムアイロン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は給水用の水タンクる有するスチームアイロンに
関し、上記水タンクの注、排水性を向上するとともに、
注水口からの熱湯流出を防止したものである。

従来のスチームアイロンにあって、アイロン作業時の水
タンク内の水面動揺による注水口からの熱湯流出を防ぐ
ために、波止板を上記水タンクに内設したものであった
。

そして、注排水時の通水性を確保する上から、波止板外
周とタンク内面との間に間隙が設定されていたが、この
間隙が大きいと同間隙を介して熱湯が流出し、反対に小
さいと注、排水時のタンク内の空気置換がスムーズに行
われず時間がかかる欠点があった。

本考案はこのような従来の欠点を解消したもので、以下
その実施例を添付図面とともに説明する。

図において、１はヒータを埋設するとともに、気化室お
よびスチーム噴出通路を有するベース、２はベースカバ
ー、３は把手、４はこの把手３の前方に設けた水タンク
で、その前方上部に注水口５をもつ。

６，７は水タンク４からの気化室への給水制御およびス
チーム流動制御のためのそれぞれのロッド、８は注水口
５へごみなどが入るのを防止する開閉自在なる蓋、そし
て、９が波止板である。

上記波止板９は注水口５より下方の水タンク４内に横設
されており、同注水口５と近接した前方部にには比較的
大きな開口面積をもつ通水口１０が形威しである。

また１１は上記通水口１０とオーバラップする突起を示
し、注水口５と通水口１０との間のタンク内壁より一体
的に突設しである。

上記の構成において、通水口１０が大なる開口面積に設
定してあっても、その上方にオーバラップ状態で突起１
１があるために、水面動揺によりとび上ったタンク水は
上記突起１１で遮断され、注水口５から流出することが
ない。

また通水口１０の開口面積が大であるところから、注、
排水時の空気置換もスムーズとなり、その分、時間を短
縮化できるものである。

以上のように本考案は、波止板の通水部の構造に改良を
加えることにより、タンク水、特に熱湯の注水口からの
流出防止と、タンクの注、排水特性の向上とを図ったも
ので、その実用的効果は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す一部欠截側面図、第２図
は要部斜視図である。 １・・・・・・ベース、４・・・・・・水タンク、５・
・・・・・注水口、９・・・・・・液止板、１０・・・
・・・通水口、１１・・・・・・突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ベースの気化室へ給水するための水タンクを有するもの
   において、上記水タンクには注水口を形成するとともに
   、同注水口より下方の内部に波止板を横設し、かつ上記
   注水口と近接した波止板の一部に通水口を形威し、さら
   にこの通水口と注水口との間に位置し、同通水口とオー
   バラップした突起を水タンク内面側より突設してなるス
   チームアイロン。