JP4133739B2 - トナー供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やファクシミリ装置さらには各種のプリンタ等の画像形成装置における現像装置に対し、トナーを補給するべく着脱自在に装着されるトナーカートリッジを備えたトナー供給装置に関するものである。
各種画像形成装置の現像装置に対してトナーを補給する方式として、トナーを内部に貯留するトナーカートリッジを、画像形成装置の本体に対して着脱自在に装着する方式が汎用されている。通常トナーカートリッジは、その下面側に、貯留しているトナーの排出孔を有し、装置本体への装着時において該トナー排出孔と前記現像装置のトナー受入孔とが連通状態となるよう構成されている。この場合、前記トナー排出孔とトナー受入孔とが横方向(水平方向)、あるいは縦方向(高さ方向)に位置ズレするとトナー漏れが発生するので、トナーカートリッジを装着すると同時にトナー排出孔の位置決めがなされるよう、何らかのガイドを設ける必要がある。
このようなガイドとして、例えば特許文献1に開示された、図7及び図8に示すようなガイド機構が知られている。図7は一般的な複写機80の前面カバー82を開けた状態を示しており、複写機80の装置本体81に内装された現像装置96に対してトナーを補給するトナーカートリッジ90が、ガイド溝97に係合される態様で装着されている状態を表している。トナーカートリッジ90はガイド溝97に対して着脱自在とされており、トナーが消費されたならば、トナーカートリッジ90を前面側に引いて装置本体81から取り出し、新たなトナーカートリッジ90がガイド溝97に装着されるものである。
図8は上記ガイド機構の要部を示す分解斜視図である。トナーカートリッジ90は、奥行き方向に長い箱形を呈するトナー貯留容器91と、このトナー貯留容器91の底部に設けられた角形フランジ92と、この角形フランジ92に外嵌されたシャッタ部材93とを備えて構成されている。角形フランジ92の中心位置には、トナー貯留容器91内のトナーを排出するための上下方向に延びたトナー排出孔911が設けられている。なおトナー排出孔911は、トナーカートリッジ90が現像装置96に装着される前は、シャッタ部材93によって閉止されている。
一方、現像装置96(図8では上面のみを示している)には、その天板にトナーカートリッジ90のシャッタ部材93がスライド状態で嵌め込まれるガイド溝97が設けられている。さらにガイド溝97の溝底には、前記トナー排出孔911に対応したトナー受入孔971が設けられ、またトナー受入孔971の奥部および両側部の三方を囲むように係合側壁98が立設されている。そして、シャッタ部材93をガイド溝97へスライド挿入していくと、シャッタ部材93が係合側壁98に当接し、これによりシャッタ部材93の浸入は阻止されるのに対し、角形フランジ92は係合側壁98の両壁部間に嵌まり込んで行くことができ、その結果トナー排出孔911がトナー受入孔971と対向状態になり、トナー貯留容器91内のトナーがこれらトナー排出孔911およびトナー受入孔971を介して現像装置96に供給されることになる。
特開平10−142915号公報
上記特許文献1のガイド機構は、トナー排出孔911が設けられている角形フランジ92の部分を、トナー受入孔971を取り囲む如き係合側壁98にて直接的に抱き込む態様であるため、確かにトナー排出孔911とトナー受入孔971との縦方向の位置決め、及び横方向の位置決めの確実性という点においては優れている。しかしながら、トナーカートリッジ90やガイド溝97部分の成型加工性という点からは、必ずしも優れているとは言えない。すなわち、トナーカートリッジ等は通常樹脂成型品からなり、金型を用いた成型により作製されるが、シール性・密封性を良好にしてトナー漏れを防止するために、前記角形フランジ92や係合側壁98部分の成型精度を上げる必要があり、また当該部分の形状からしても、単純な2つ割れ金型による成型で作製することができないという不都合がある。
このため、角形フランジ92や係合側壁98部分の成型には、上下方向の金型に加え、横方向のスライド金型をも使用する3方向金型による成型が必須となるが、このような金型構成を取ると金型が複雑になると共に、金型費用が嵩んでしまうという問題が生じる。従って本発明は、トナーカートリッジの位置決めを確実に行える一方で、高価で複雑な金型構成を用いる必要がなく成型性の面においても優れるトナーカートリッジを備えたトナー供給装置を提供することを目的とする。
本発明トナー供給装置は、装置本体に内装された感光体にトナーを供給する現像装置に対し、トナーを補給するべく前記装置本体に着脱可能に装着されるトナーカートリッジと、装置本体側に設けられ、前記トナーカートリッジの装置本体への挿入空間を区画するフレーム部材とを備え、前記トナーカートリッジは、その下面側にトナー排出孔を有し、装置本体への装着時において該トナー排出孔と前記装置本体側に備えられたトナー受入孔とが連通状態とされるトナー供給装置において、前記トナーカートリッジは、その上面側に弾性変形可能な弾性付与部を備え、トナーカートリッジの装置本体への装着時において、前記弾性付与部と前記装置本体側のフレーム部材の一部とが互いに干渉してトナーカートリッジが下方向に弾発的に押圧されることで、前記トナー排出孔と前記トナー受入孔とが押圧状態で密に衝合され、トナーカートリッジの高さ方向の位置決めがなされるものであって、トナーカートリッジのケーシングが、容器本体部と蓋部とで構成されると共に、前記蓋部が前記弾性付与部として機能するよう弾性変形可能な弾性部材で構成されており、該トナーカートリッジの装置本体への装着時において、前記フレーム部材と対向する蓋部の所定部位に、トナーカートリッジの挿入方向に延在する突条が突設されている、ことを特徴とする。
本発明にかかるトナー供給装置によれば、トナーカートリッジの高さ方向の位置決めを、トナーカートリッジが備えている弾性付与部が装置本体への装着時にフレームと干渉することで発生する弾発力を利用し、該弾発力にてトナーカートリッジ全体が下方向へ押圧されることによる付勢力にて達成するので、トナーカートリッジのトナー排出孔部分や現像装置のトナー受入孔部分の形状をシンプル化することができる。すなわち、トナーカートリッジを装置本体に装着させるに際し、トナーカートリッジの水平方向の位置決めを行わせるガイド(かかるガイドはトナーカートリッジの外形形状を利用して比較的容易に設置できる)さえ設ければ、高さ方向の位置決めは弾性付与部が装置本体への装着時に発する弾発力にて位置決めできるので、従来のようにガイド溝と角形フランジとを用いた係合構造等を設ける必要はない。従って、高価で複雑な金型構成(2方向抜きのシンプルな金型構成で済む)を採用せずともトナーカートリッジ等を成型でき、結果として製造コストを低減することができる。また、トナーカートリッジ全体が下方向(つまり現像装置側)へ押圧された状態とされるので、極めて安定した状態で位置決めが行えるようになるという利点もある。さらに、トナー排出孔とトナー受入孔とが押圧状態で密に衝合されるので、トナー漏れが生じない。
さらに、トナーカートリッジの蓋部を弾性部材で構成したので、位置決めリブと装置本体のフレームとの当接によりトナーカートリッジの上部全体が弾性変形可能となり、大きな弾発力が発生するようになる。従って、装置本体へのトナーカートリッジ装着時における位置決め安定性がより向上するようになる。また、トナーカートリッジの挿入方向に延在する突条を設ける構成であるので、フレームとの当接態様は線接触となり、点接触の場合に比べてトナーカートリッジの蓋部をその幅方向全体に亘って緩やかに弾性変形させ易くなり、而してトナーカートリッジ全体に対する下方向押圧力をより効果的に発生できるようになり、この点からも位置決め安定性が向上するという効果を奏する。
図1は、本発明に係るトナー供給装置を搭載した画像形成装置1の一実施形態を示す全体概略図である。なお本実施形態では、本発明に係るトナー供給装置を複写機に搭載した場合について説明するが、この発明に係るトナー供給装置は、例えばプリンタ装置、ファクシミリ装置、そしてコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の各種機能を兼ね備えた複合機等に対しても勿論適用可能である。
この画像形成装置1は、装置本体2の下部に配設された給紙部100と、この給紙部100の上方に配設された用紙搬送部200と、給紙部100の上方に配設された画像形成部300と、この画像形成部300の上方に配設された定着部400と、これら画像形成部300及び定着部400の上方に配設された画像読取部500とが備えられている。
給紙部100は、給紙カセット101に積層載置された用紙の束を、給紙ローラ115の回転動作によって最上位の用紙から1枚ずつ用紙搬送部200に給紙するものである。用紙搬送部200は、給紙部100から給紙された用紙を、各種ローラ対202によって画像形成部300に搬送し、さらに画像形成部300及び定着部400において画像形成がなされた用紙を、排出ローラ対205によって装置本体2の側部に設けられた排出トレイ204に用紙を排出するよう構成されている。
画像読取部500は、コンタクトガラス上に載置された原稿に、露光ランプから光を照射し、反射鏡を介してその反射光をCCDラインセンサ等からなる光電変換部に導くことにより、原稿の画像情報を読み取るものである。画像形成部300は、上記画像読取部500の下方に配設され、電子写真プロセスによって、用紙上に所定のトナー像を形成するものであり、回転可能に軸支された光導電性を有する感光体ドラム301と、この感光体ドラム301の周囲にその回転方向に沿って、帯電装置302、露光装置303、現像装置304、転写装置305、クリーニング装置306および除電装置(図示せず)を備えている。定着部400は、上記画像形成部300の用紙搬送方向の下流側に配置され、画像形成部300においてトナー像が転写された用紙を、一対の定着ローラ401によって挟んで加熱し、用紙上にトナー像を定着させるものである。
この画像形成装置1の基本的な作動状態を簡単に説明すると、帯電装置302により図1で時計方向に回転する感光体ドラム301が一様に帯電され、上記画像読取部500で読み取られた画像情報に基づいて露光装置303(レーザー走査装置等)からの画像露光により感光体ドラム301上に静電潜像が形成され、現像装置304により静電潜像に現像剤が付着されてトナー像が形成される。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム301に向けて、給紙部100から用紙搬送部200を通って用紙が画像形成部300に搬送され、この画像形成部300において転写ローラ等からなる転写装置305により感光体ドラム301の表面におけるトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム301から分離され、定着部400に搬送されてトナー像が定着される。定着部400を通過した用紙は、排出ローラ205を経て用紙排出トレイ204に排出される。
そして、転写装置305による転写後に感光体ドラム301はクリーニング装置306及び除電装置で残留トナー、残留電荷を除去して、必要に応じて再び帯電装置302で帯電される。
このような基本動作が繰り返し実行されると、現像装置304に収納されているトナーが消費される。この消費されたトナーを補給するため、感光体ドラム301と反対側における現像装置304の側方にトナーカートリッジ10が着脱自在に取り付けられている。なお、現像装置304は、感光体ドラム301に対して平行配置される現像ローラとトナーを攪拌搬送する攪拌搬送ローラとを有し、トナーカートリッジ10から現像装置304内に補給されたトナーを前記攪拌搬送ローラで摩擦帯電させつつ、現像ローラに搬送し、該現像ローラ304aにより感光体ドラム301にトナーを供給する構成とされている。
本発明は、上記の如く構成された画像形成装置1において、トナーカートリッジ10の装置本体2への装着構造(すなわちトナー供給装置部分)乃至はトナーカートリッジ10の形態に特徴を有する。以下、かかる特徴点について詳述する。
図2は本実施形態にかかるトナーカートリッジ10の全体を示す斜視図であり、図3は該トナーカートリッジ10の装置本体(装置本体のフレーム部材21)への装着状態を示す側面図、図4は同装着状態を示す一部破断正面図、図5は同装着状態を示す一部破断斜視図である。
図2において、トナーカートリッジ10のケーシングは、上方に開口する細長い箱状の容器本体部11と、この容器本体部11の上方開口部を閉塞する蓋部12とで構成されている。容器本体部11の手前側対向壁111にはトナー充填口が設けられており、トナー充填口を通してトナーを補給する場合以外は、閉塞用蓋体113により常時閉塞されている。
一方容器本体部11の奥側対向壁112には、トナーカートリッジ10の内部110に内装される移送スクリュー150や攪拌搬送ブレード160(図4に示している)をそれぞれ駆動するためのギア列(図示省略)が設けられる。なお移送スクリュー150は、トナーカートリッジ10内に装填されるトナーを、容器本体部11の底面に設けられているトナー排出孔115に向けて搬送する送りネジ状を呈するスパイラルロッドであって、本実施形態では容器本体部11の前記対向壁111,112でその両端部151,152が回動可能に支持され、略中央の排出部153に向けてスパイラル方向を異ならせた態様の移送スクリュー150を例示している。また攪拌搬送ブレード160は、貯留されているトナーを攪拌すると共にトナーを搬送するもので、同様に対向壁111,112にて両端部が回動可能に支持された回転軸に搬送片が取り付けられてなる。
さらに、容器本体部11の底面にはシャッタ部材93が設けられており、該シャッタ部材93は、トナーカートリッジ10が装置本体2から取り外されているときは常時閉状態とされてトナー排出孔115を塞ぎ、トナーカートリッジ10が装置本体2に対して所定位置に位置決めして装着されているときは、図示省略の係合機構により開状態とされ、現像装置のトナー受入孔と前記トナー排出孔115とを連通状態とする働きをなす。
上記蓋部12は、容器本体部11の上方開口部を完全に閉塞する細長い皿状を呈しており、この実施例ではその周縁に設けられたフランジ部Fを容器本体部11の開口部周縁に同様に設けられているフランジ部に重ね合わせ、超音波溶着等の手法で両フランジ部を固着一体化することで容器本体部11の内部を密封した場合を示している。なお蓋部12の略中央部表面側には倒立可動式の取っ手17が取り付けられ、トナーカートリッジ10の持ち運びの際の便宜が図られている。
そして蓋部12の手前側(容器本体部11の手前側対向壁111)近くの表面には、トナーカートリッジ10の装置本体2への挿入方向(つまりトナーカートリッジ10の長手方向)に延在する突条からなる位置決めリブ13、13が突設されている。この位置決めリブ13、13は、トナーカートリッジ10の短辺方向に間隔を置いて2個配置されており、装置本体2に前記トナーカートリッジ10を装着したときに、当該トナーカートリッジ10の装置本体2への挿入空間を区画するフレーム部材21の一部と干渉し、トナーカートリッジ10全体を下方向へ押圧する付勢力を生成する起点としての役目を果たすものである。従って、前記位置決めリブ13、13の突設位置は、後述するようにフレーム部材21の存在位置に合わせて設定される。
トナーカートリッジ10のケーシングを構成する容器本体部11と蓋部12とは、各種の合成樹脂材料の成型品にて形成することができるが、蓋部12全体、あるいは少なくとも位置決めリブ13、13を突設している周辺部は弾性変形可能な部材で形成し、弾性付与部として機能せしめ、トナーカートリッジ10全体を下方向へ弾発的に押圧し得るよう構成する必要がある。つまり、蓋部12全体を弾性変形可能な部材で構成した場合は蓋部12そのものが本発明でいう「弾性付与部」となり、また蓋部12の一部分を弾性変形可能な部材で構成したときは当該一部分が「弾性付与部」となって、該弾性付与部が位置決めリブ13、13に施与される干渉力により弾性変形し、この弾性変形力がトナーカートリッジ10全体を下方向へ弾発的に押圧する押圧力を生成し、而してトナーカートリッジ10の高さ方向の位置決めが為される構成を本発明は採用しているからである。
なお、トナーカートリッジ10のケーシングを容器本体部と蓋部とで構成せず、一体成型品や半割れ品等で構成する場合は、そのトナーカートリッジの上面側(トナー排出孔が形成された面と対面側。本発明において上面側とはこの意味で用いている)を弾性変形可能な部材で構成すればよい。
上記の弾性変形可能な部材としては、例えばポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂などを用い、これを適宜な弾性変形をなし得る厚さにて所定の形状に成型することで作製することができる。
このようなトナーカートリッジ10の装置本体2への装着に当たっては、前記奥側対向壁112の方を先頭側にして、装置本体2の所定の挿入空間へ挿入される。図3は、該トナーカートリッジ10の装着が完了した状態を示す図(装置本体2の前カバーを開けた状態の図)であって、装置本体2においてトナーカートリッジ10の挿入空間を区画するフレーム部材21の枠内にトナーカートリッジ10が挿入装着され、その手前側対向壁111が表出している状態を表している。なお本実施形態において前記の挿入枠は、トナーカートリッジ10の対向壁111の輪郭形状に概ね沿うような内周形状を有し、蓋部12と対向する上枠211と、容器本体部11と対向する横枠212,213並びに下枠214と、及び側方への突出部分であるフランジ部Fが収納される部分となるフランジ枠215,215とから構成されている。
ここで、トナーカートリッジ10の水平方向(図3における左右方向)の大まかな位置決めは、前記フランジ枠215,215にて行われる。すなわち、フランジ枠215,215はトナーカートリッジ10のフランジ部Fが受容可能なように断面コ字型を呈し、フランジ枠215,215間の間隔寸法は、前記フランジ部Fの水平方向寸法と概ね一致する寸法とされている。そして水平方向の正確な位置決め、すなわちトナー排出孔115と図示省略の現像装置のトナー受入孔との正確な位置合わせは、例えば現像装置のトナー受入孔近傍に設けた突条ガイドにて行わせることができる。この場合の突条ガイドは、図8に示した如き袋状の係合側壁98とせずとも、後述のように高さ方向の位置決めは位置決めリブ13、13により行われるので、単純な突条ガイド(つまり3方向金型等を用いずとも成型し得る突条)で良い。このように構成することで、トナーカートリッジ10を、そのフランジ部Fがフランジ枠215,215に収まるように装置本体2へスライド挿入するだけで、前記水平方向の位置決めが事実上行い得るように為されている。
他方、トナーカートリッジ10の高さ方向(図3における上下方向)の位置決めは、フレーム部材21の上枠211と、蓋部12に突設されている位置決めリブ13、13との干渉によりなされる。すなわち、前記位置決めリブ13、13の突設高さを含めたトナーカートリッジ10の高さ寸法に対し、上枠211と下枠214との間の間隔寸法は若干大き目の寸法に設定される一方で、上枠211と図示省略の現像装置のトナー受入孔頂面との間の間隔寸法は一致する寸法(つまり遊びが全く無い状態)に設定されており、位置決めリブ13、13と上枠211とが接することによりトナー排出孔115と現像装置のトナー受入孔とが密接合されるよう構成されている。
換言すると、位置決めリブ13、13の突設高さを除いたトナーカートリッジ10の高さ寸法は、上枠211と現像装置のトナー受入孔頂面との間隔寸法に対して短く、トナーカートリッジ10の奥側対向壁112側から位置決めリブ13、13の存在位置までは寸法的余裕をもってトナーカートリッジ10の挿入が行い得ることになる。しかし、図4及び図5に示すように、フレーム部材21の上枠211の存在箇所までトナーカートリッジ10が挿入され、前記上枠211と位置決めリブ13、13とが当接(干渉)した状態になると、前記寸法的余裕は直ちに解消され、位置決めリブ13、13を介してトナーカートリッジ10が上枠211にて下方向に押圧される形で、トナーカートリッジ10の高さ方向の位置決めが行われることになる。従って、トナーカートリッジ10を所定位置に装着した状態では、上枠211と位置決めリブ13、13とが圧接状態で接し、該圧接力によりトナー排出孔115が現像装置のトナー受入孔に押し付けられる状態で接する一方で、トナーカートリッジ10の下面と下枠214との間には若干の隙間が存在することになる。
図6は、上述の高さ方向の位置決め状態を説明するための模式図である。位置決めリブ13、13がフレーム部材21の上枠211と干渉していない状態では、図中実線で示すように、蓋部12は特段変形することなく水平状態が保たれる。しかし、位置決めリブ13、13がフレーム部材21の上枠211と干渉すると、位置決めリブ13、13の頂部が上枠211にて押圧され、これにより図中点線で示すように、蓋部12が下方向に反るような形で湾曲変形(弾性変形)する(図6ではかかる弾性変形を誇張して描いており、実際はかように大きく変形しない)。
そして上記弾性変形により、蓋部12は元の水平状態に復元しようとする復元力に伴う弾発力が生じ、該弾発力がフランジ部Fを通して容器本体部11へ伝播されることで、図中矢印Aに示したような容器底部11Bに向けた下方向押圧力がトナーカートリッジ10全体に発生することになる。従って、トナーカートリッジ10のトナー排出孔115部分にも図中矢印aに示したような下方向押圧力が生じ、これによりトナー排出孔115と現像装置のトナー受入孔(図示省略)とが押圧状態で密に衝合され、而してトナーカートリッジ10の高さ方向の位置決めがなされるものである。
とりわけ本実施形態では、位置決めリブ13、13の形状を、トナーカートリッジ10の挿入方向に延在する突条からなる形状としているので、上枠211との当接態様は線接触となり、点接触等の場合に比べてトナーカートリッジ10の蓋部12をその幅方向(図6における水平方向)全体に亘って緩やかに弾性変形させ易くなり、特に蓋部12の幅方向に間隔を置いて2個位置決めリブ13、13を配置していることも相俟って、トナーカートリッジ全体に対する下方向押圧力をより効果的に発生できるようになり、トナーカートリッジ10の位置決め安定性がより向上する構成とされている。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、以下のような変形実施形態をとることができる。
(1)位置決めリブ13をトナーカートリッジ10側ではなく、装置本体2のフレーム部材21側に設け、該位置決めリブ13がトナーカートリッジ10の弾性付与部に当接されることで、該弾性付与部が弾性変形されるようにしても良い。
図3乃至図5を援用して具体的に説明すると、フレーム部材21の上枠211に、トナーカートリッジ10の挿入空間に対して突出する位置決めリブを突設し、該位置決めリブがトナーカートリッジ10の蓋部12と干渉することで、蓋部12が弾性変形されるように構成する。
この場合、蓋部12上表面を平坦な形状にすると、トナーカートリッジ10の装置本体2への装着時において、挿入始めから挿入完了まで前記位置決めリブが蓋部12に当接し続けることになり挿入性が悪化する懸念があるので、当該位置決めリブとの干渉箇所を限定する意味で、蓋部12に段状平面突出部を、トナーカートリッジ10の装着完了時に前記位置決めリブと対向する箇所に設けるようにすることが好ましい。
(2)位置決めリブ13の形状は種々変更可能である。上述の実施形態では、トナーカートリッジ10の装置本体2への挿入方向に延在する突条からなる2個の位置決めリブ13を設けた場合を例示したが、半球状の突起や鋸歯状の突起であっても良い。
但し、あまりに急峻な立ち上がり部を有する如き位置決めリブであると、フレーム部材の縁部に当該位置決めリブに引っ掛かり易くなり、トナーカートリッジ10の装置本体2への挿入性を悪化させることがある。また突設高さが高すぎる位置決めリブ(上枠211と下枠214との間の間隔寸法より、前記位置決めリブ13の突設高さを含めたトナーカートリッジ10の高さ寸法の方をかなり長くした場合)であると、フレーム部材との干渉度合いが大きくなって、トナーカートリッジ10を所定箇所まで挿入するのに大きな力を要してしまうことがある。さらに、位置決めリブの突設により蓋部の弾性変形が抑止される如き態様(例えば蓋部12の幅方向に延びる突条からなる形態であると、蓋部12の湾曲変形が抑制され弾発力が発生し難くなる)は好ましくない。
かかる観点に鑑みると、上述の実施形態で示した位置決めリブ13の形態、すなわちトナーカートリッジ10の装置本体2への挿入方向に延在する突条であって、突条の挿入先端側が図4及び図5で示されているようにテーパ状とされ、位置決めリブ13の突設高さを含めたトナーカートリッジの高さを上枠211と現像装置のトナー受入孔頂面との間の間隔寸法に一致させた態様が、本発明においては極めて好ましい態様である。
(3)位置決めリブ13の設置箇所は特に限定はないが、トナーカートリッジ10のトナー排出孔115の直上部分に配置されることが最も好ましい。
位置決めリブ13は、フレーム部材21の存在箇所に合わせて適宜設定されることになるが、トナー排出孔115の存在箇所の直上に配置すれば、位置決めリブ13が受ける押圧力がトナー排出孔115に最も効果的に伝播され、現像装置のトナー受入孔との衝合性が良好となるからである。上述の実施形態ではトナー排出孔115と位置決めリブ13との位置関係はずれているが、前記衝合性の観点からは、両者の位置を一致させることが好ましい。
本発明に係るトナー供給装置を搭載した画像形成装置の一実施形態を示す全体概略図である。 本実施形態に係るトナーカートリッジを示す斜視図である。 図2に示すトナーカートリッジの装置本体への装着状態を示す側面図である。 同じく装着状態を示す一部破断正面図である。 同じく装着状態を示す一部破断斜視図である。 トナーカートリッジの高さ方向の位置決め状態を説明するための模式図である。 一般的な複写機の前カバーを開けた状態を示す斜視図である。 従来のトナーカートリッジの位置決め機構を示す斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 トナーカートリッジ
11 容器本体部
12 蓋部(弾性付与部)
13 位置決めリブ
115 トナー排出孔
2 装置本体
21 フレーム部材
301 感光体ドラム
304 現像装置

Claims (1)

  1. 装置本体に内装された感光体にトナーを供給する現像装置に対し、トナーを補給するべく前記装置本体に着脱可能に装着されるトナーカートリッジと、装置本体側に設けられ、前記トナーカートリッジの装置本体への挿入空間を区画するフレーム部材とを備え、前記トナーカートリッジは、その下面側にトナー排出孔を有し、装置本体への装着時において該トナー排出孔と前記装置本体側に備えられたトナー受入孔とが連通状態とされるトナー供給装置において、
    前記トナーカートリッジは、その上面側に弾性変形可能な弾性付与部を備え、トナーカートリッジの装置本体への装着時において、前記弾性付与部と前記装置本体側のフレーム部材の一部とが互いに干渉してトナーカートリッジが下方向に弾発的に押圧されることで、前記トナー排出孔と前記トナー受入孔とが押圧状態で密に衝合され、トナーカートリッジの高さ方向の位置決めがなされるものであって、
    トナーカートリッジのケーシングが、容器本体部と蓋部とで構成されると共に、前記蓋部が前記弾性付与部として機能するよう弾性変形可能な弾性部材で構成されており、該トナーカートリッジの装置本体への装着時において、前記フレーム部材と対向する蓋部の所定部位に、トナーカートリッジの挿入方向に延在する突条が突設されている、
    ことを特徴とするトナー供給装置。
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