JP4133261B2 - 飲み口付き水筒 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、飲み口付き水筒に関し、特に飲み口部材のストッパーに関するものである。なお、飲み口付き水筒はストロー付き水筒と呼ばれる場合もある。
【0002】
【従来の技術】
蓋付きの栓に出没自在の飲み口を設けた飲み口付き水筒が一般に普及している。この水筒は、一般に、水筒本体の開口部に嵌合された栓に貫通部を設け、該貫通部に飲み口部材を一定のストロークをもって上下動可能に挿通し、その飲み口部材の下端部にチューブを接続し、そのチューブの下端部を水筒本体内部に垂下している。上記の飲み口部材の外周に嵌合したコイルばねの上端部を上記飲み口部材のばね受け部で支持するとともに、その下端部を上記貫通部で支持することにより該飲み口部材に突出方向の付勢力を付与し、上記栓に取付けた蓋によりその付勢力に抗して該飲み口部材を没入させるようにしている。使用者が蓋を開けると、飲み口部材がコイルばねの付勢力により一定ストロークだけ上昇するので、使用者はその先端の飲み口に直接口をつけて水筒本体内部の飲料を吸引して飲むことができる。
【0003】
上記の飲み口部材をそのストロークの上限で停止させるストッパーとして、以下のようなストッパーを設けることが従来から行われている。即ち、上記チューブの途中にリング状の弾性部材を挿通して取付けること(特許文献1参照)、また、栓の外部において飲み口部材に挿通したキャップ状のストッパーを栓に係止し、飲み口部材のつばをそのストッパー内面に当てること(特許文献2参照)、さらに、蓋のロック解除ボタンにストッパー機能をもたせ、押し込まれたロック解除ボタンの先端部に飲み口部材の突起を係合させること(特許文献3参照)等の手段が知られている。
【0004】
また、上記の飲み口部材の下端の接続口にチューブの上端部を接続する構造としては、チューブの上端部を飲み口部材下端部の外周面に差し込む構造(特許文献2参照)や、チューブの上端部を飲み口部材下端部の内周面に差し込む構造(特許文献3参照)が採られる。
【0005】
【特許文献1】
実公平6−6739号公報(第3欄30〜31行目、第1図)
【特許文献2】
登録実用新案第3033661号公報(段落0011、図3)
【特許文献3】
特開2000−106947号公報(段落0033、図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特許文献1の場合のストッパーは、リング状の弾性部材をチューブに挿通しているだけであるので、分解洗浄の際にそのストッパーの位置がずれ易く、ずれた場合は正規の位置に戻さなければならない不便がある。特許文献2の場合のストッパーは外部から操作できるので、子供などが不用意にこれを外してしまうことがあり、内部の液体をこぼしてしまうようなことが起こりうる。また、蓋を開けた際にそのストッパーが外部から見えるため、外観を損なう問題もある。特許文献3の場合は構造が複雑であり、ロック解除ボタンがストッパーであることが分かり難くいため、使用者が行う分解洗浄時の分解・再組立が困難になる問題がある。
【0007】
また、従来の飲み口部材とチューブの接続構造は、飲み口部材の下端部のストレート部の外周面又は内周面にチューブの上端部を差し込んだ構造であった。この構造によるとチューブの差込みの確実性とシール性を維持するため、差込み部におけるチューブの締付力を大きくする必要があった。しかし、チューブの締付力を大きくすると、逆に分解・再組立の際におけるチューブの着脱性が悪くなる不具合があった。
【0008】
そこで、この発明は、分解・再組立に伴う上記のような不具合を解消した飲み口付き水筒を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、水筒本体の開口部に嵌合された栓に貫通部を設け、該貫通部に水筒本体内部に連通した飲み口部材を一定のストロークをもって上下動可能に挿通し、該飲み口部材の外周に嵌合したコイルばねの上端部を上記飲み口部材のばね受け部で支持するとともに、その下端部を上記貫通部で支持することにより該飲み口部材に突出方向の付勢力を付与し、上記栓に取付けた蓋によりその付勢力に抗して該飲み口部材を押し下げるようにした飲み口付き水筒において、上記貫通部の内径面にガイド用の切欠き部を設け、上記飲み口部材の外径面に設けた長さ方向のガイドリブを上記切欠き部に嵌合させ、該飲み口部材がそのストロークの上限に達した時点で上記貫通部底面に当たるストッパーを該飲み口部材に取付け、そのストッパーの取付け位置を上記ガイドリブの下端に設定した構成を採用した。
【0010】
上記ストッパーとしては、上記飲み口部材にねじ止めされたナット或いは、飲み口部材に挟持されたクリッパーによってその機能を発揮させることができる。
【0011】
上記のようなストッパーを設けることにより、ストッパーは所定位置に位置決めされ、栓の外部からは見えず、また、外部からそのストッパーを外すことはできない。
【0012】
さらに、飲み口部材とチューブの接続構造としては、上記飲み口部材に上記ナットを螺合するねじ部とその下部にチューブの上端部を差し込む接続口を設け、該接続口に差し込まれたチューブを締め付ける締付部を上記ナットの下部に設けた構成を採用することができる。この構成によると、チューブ自体に締付力は不要であり、代わりにナットに設けた締付部によりチューブを締め付けることができる。
【0013】
さらに、接続構造の具体的構成としては、上記接続口の外周面中程部分にそれより先端までの径より若干大きい大径部を設け、その中程部分において上記接続口に嵌合されたチューブの外周面を上記ナットの締付部により締め付けた構成や、上記飲み口部材の下端部に上記ねじ部より小径となる段差部を介して上記の接続口を設け、上端につば部を設けたチューブの上端部を上記接続口に差し込み、上記つば部をナットの締付部により上記段差部に対して締め付けた構成を採ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1に示すように、実施形態の飲み口付き水筒は、真空二重容器でなる水筒本体1と、その水筒本体1の肩部2から開口部3の範囲にわたりこれらの部分をカバーする肩部材4を嵌合一体化し、その肩部材4に栓5を着脱自在に螺合している。栓5は、肩部材4の外周部に嵌合された栓リング6と、その栓リング6の内側に嵌合された栓体7とにより構成される。
【0015】
上記の栓リング6の下端部内周面にねじ条8が設けられ、肩部材4のねじ条9と螺合される。栓リング6の上端に開口11が設けられ(図2参照)、その開口11の後端部にヒンジ受け部12が設けられる。上記開口11の内周面に周方向のリブ13が設けられるとともに、ヒンジ受け部12下方の開口11の内面下端に位置決め凹部14が設けられる。また、ヒンジ受け部12に半径方向の一対のガイド壁15、15が設けられる。
【0016】
前記の栓体7の下端外周面には、図1、図2に示すようにパッキン16が装着され、また上端面に開口17を有する深いガイド凹部18が設けられる。そのガイド凹部18の下端に貫通部19が設けられる。ガイド凹部18はその中心線が栓5の前方に傾斜した状態に設けられることから、開口17は図2に示すように、前方に傾斜している。また、下端の貫通部19に近い内周部に段部21が設けられ、その段部21から上端の開口17までの部分が若干大径に形成される。貫通部19の内径面には対向一対のガイド用の切欠き部22、22が設けられる(図2参照)。また、開口17の後端部に半径方向の一対のガイド壁23,23が設けられる。このガイド壁23、23は後述のように、前記栓リング6のガイド壁15、15と突き合わされ、ロックボタン24のガイド部25を構成する。また、開口17の外周部下方において水平の上端面26が設けられ、さらに、その上端面26の下方の外周面に中間段部27が設けられる。
【0017】
上記の栓体7は栓リング6の下方から挿入され、栓リング6の開口11に栓体7の上端部を差し込むとともに、その上端面26の外周面をリブ13に若干の抵抗をもって嵌合させる。即ち、スナップフィットさせる。また、これと同時に、中間段部27が開口11の下端面に対向して、上方への抜け出しを防止して上下方向の位置決めを行う。また、前記のガイド部25下方に設けた位置決め突片28(図1、図2参照)を、開口11の位置決め凹部14に嵌合させ、栓体7の周方向の位置決めを行う。
【0018】
上記栓体7のガイド凹部18に飲み口部材31が上下方向にスライド可能に挿通される。飲み口部材31はパイプ状の部材で形成され、図4(a)(b)に示すように、中間部につば32が設けられ、そのつば32とその下部に設けたばね受け部33との間にパッキン34が嵌合される。そのつば32から上端までの間が飲み口35となる。つば32とパッキン34は段部21より上部のガイド凹部18の大径部に収納され、つば32が飲み口部材31のスライドを案内する。パッキン34は、飲み口部材31が下端位置にある場合において段部21上に密着しシールを図る。
【0019】
上記ばね受け部33の下方に、飲み口部材31の上下動ストロークより若干長い案内部38が設けられ、さらにその案内部38の下部にねじ部39、そのねじ部39の下部に接続口41が設けられる。上記の案内部38には、その全長にわたり対向一対のガイドリブ42、42が設けられる。このガイドリブ42、42は、ガイド凹部18下端の貫通部19に設けられた前記の切欠き部22、22(図2参照)に嵌合され、これにより飲み口部材31の中心線周りの回り止めが図られる。
【0020】
上記の案内部38の周りに前記のコイルばね36が嵌合される。コイルばね36の内径は、その自然な状態で前記のガイドリブ42、42を含む案内部38の外径より大に形成され、コイルばね36は案内部38の長さ方向に自由に移動することができる。
【0021】
上記のコイルばね36は、その下端部を貫通部19に係合させることにより、飲み口部材31に上向きの付勢力を与え上方にスライドさせるが、そのスライドストロークの上限を定めるためのストッパーとしてナット44が前記のねじ部39に螺合される。その螺合位置は、飲み口部材31がそのストロークの上限に達した時点で貫通部19の底面に当たる位置に設定され、図1に示したように、ナット44はガイドリブ42の下端に当たる位置に螺合される。
【0022】
また、前記の接続口41に柔軟なチューブ45の上端が差し込まれる。チューブ45の下端部は、図1に示すように、水筒本体1の内壁に接触してわん曲され下端部が底面に達する。これにより飲み口部材31が水筒本体1の内部に連通される。
【0023】
前述のヒンジ受け部12に回動自在に取付けられた蓋46は、栓5の上部を閉鎖すると同時にその内面に装着したシール部材47により飲み口35の上端面を押し込み、コイルばね36を圧縮させつつパッキン34が段部21に当たるまで、即ち飲み口部材31のスライドストロークの下限まで押し込む。蓋46を閉鎖状態にロックするために前述のロックボタン24がガイド部25に挿入される。ロックボタン24は、その先端上部にロック爪48が設けられるとともに、コイルばね50により外向きに付勢される。ロックボタン24が押し込まれると、ロック爪48が蓋46の係合部49に係合され、蓋46を閉鎖状態にロックする(図1の実線の状態参照)。このロックボタン24をさらに押し込むとロックが解除され、蓋46は飲み口部材31を上向きに押上げるコイルばね36の付勢力により押し開かれる。また、飲み口部材31はナット44が貫通部19の底面に当たることにより、ストロークの上限で停止される(図1の二点鎖線参照)。
【0024】
実施形態の飲み口付き水筒は以上のようなものであり、これを分解洗浄する場合は、蓋46を開けて栓5を肩部材4から外し、その栓5を栓リング6と栓体7に分解するとともに、チューブ45、ナット44を外して飲み口部材31をガイド凹部18から抜き出す。再組立時はその逆の手順による。
【0025】
上記の実施形態においては、ストッパーとしてナット44を用い、飲み口部材31がそのストロークの上限に達した時点で貫通部19の底面にこれを当てるようにしているが、そのナット44に代えて、図3の(a1)(a2)から(d1)(d2)に示すような弾性のある合成樹脂で形成されたクリッパー44’を用いることができる。
【0026】
図3(a1)(a2)に示したクリッパー44’は、一対のクリッパー片51、51の中間部を連結部52により連結一体化するとともに、それらの一端部に対向した円弧状の挟持部53、53を設け、他端部に指掛け部54、54を設けたものであり、指掛け部54、54を指先で把持して挟持部53、53を開放し、飲み口部材31(図4(a)(b)参照)の案内部38の下端に挟持させる。この場合の飲み口部材31には前記のようなねじ部39は不要であり、これに代えて案内部38の下端部、即ち、図示のようにガイドリブ42の下端に係合溝40を設けている。挟持部53、53はその係合溝40に係合するように、断面L字形に形成される。
【0027】
図3(b1)(b2)に示したクリッパー44’は、リング部55の外周面の対象位置に指当て部56、56を設け、一方の指当て部56の両端部内側から他方の指当て部56の両端部内側に渡るアーム57、57を設け、各アーム57の中間部に対向した円弧状の挟持部53、53を設けたものである。指当て部56,56を指で押さえてリング部55を扁平状態に弾性変形させるとともに、挟持部53,53間も扁平状態に変化させて、飲み口部材31の接続口41に通し、指当て部56、56から指先を離し、強制的に案内部38の下端にまで押上げる。このとき、挟持部53、53が円滑に係合溝40の部分にまでスライドできるように、接続口41と係合溝40の間は、接続口41側が細くなるテーパー状に形成される。
【0028】
図3(c1)(c2)に示したクリッパー44’は、半円筒状の一対のクリッパー片59、59を対向状に設け、その中間部を細い連結部61で連結し、各クリッパー片59、59の一端部に内向きの挟持部53、53を対向状に設け、他端部に指掛け部62、62を設けたものである。指掛け部62、62を指先で押さえて挟持部53、53を開放して飲み口部材31の接続口41から差込み、挟持部53、53を係合溝40に係合させる(図4参照)。
【0029】
図3(d1)(d2)に示したクリッパー44’は、円筒体63に切離し端部64、64を設け、各切離し端部64、64の中間部にL形の屈曲部65、65を設けることにより、円周方向の凸部66と凹部67を相補的に形成し、その凸部66にそれぞれ外向き径方向の指掛け部68、68を設けたものである。両方の指掛け部68、68に指を掛け、相互に接近する方向にひねると円筒体63が拡径されるので、これを飲み口部材31の接続口41から差し込んで、円筒体63の一端部に設けられた挟持部53を係合溝40に係合させる。
【0030】
以上の各クリッパー44’は、前記のナット44と同様に、飲み口部材31が上昇した際、そのストロークの上限で貫通部19の底面に当たり、飲み口部材31の上昇を停止させる。
【0031】
次に、図5及び図6に基づいて、前記ナット44を変形したナット44aと、飲み口部材31とチューブ45の接続構造の変形例を説明する。この場合にナット44aは、上端部外周面が膨出するとともにその上端面が拡径されたストッパー部71となっている。また、その下端部内周面に内向きつば部72が形成され、ユニオンナットのようになっている。このナット44aは、図5及び図6のいずれにおいても共通のものである。ストッパー部71の上端面を拡径したのは、主として補強のためである。
【0032】
図5の場合の飲み口部材31は、下端部に前述の場合と同様のねじ部39と接続口41が設けられる。その接続口41の中程の全周に微小なリブ74が形成され、そのリブ74から先端までは僅かなテーパが付けられ、また、リブ74から上端の段差部73(接続口41側が小径となる段差部)までの間はストレートになっている。上記のリブ74は、特許請求の範囲にいうところの、接続口41の外周面中程部分にそれより先端までの径より若干大きい径をもって形成された大径部に相当するものである。
なお、接続口41にリブ74を設ける代わりに、図5(c)に示すように、接続口41の全体を先端側が細くなるテーパ状に形成する場合がる。この場合は、その中程部分の径差のある部分が特許請求の範囲にいう中程部分の大径部に相当する。また同図(d)に示すように、接続口41の中間部から先端側をテーパ部、後端側をストレート部に形成する場合もある。この場合はそのテーパ部の中程部分又はテーパ部とストレート部の境界部分が、同様に中程部分の大径部に相当する。
【0033】
チューブ45の上端部を接続口41に差し込んで段差部73に押し当てると、チューブ45は上記のリブ74の部分で若干の抵抗を受け抜け止めされる。そのうえでナット44aをチューブ45に挿通してねじ部39に螺合すると、内向きつば部72の内周面がリブ74の外周においてチューブ45を締め付ける(図5(b)参照)。ナット44aの内向きつば部72がリブ74に達しないと締め付け不足であり、またリブ74を越えると締め過ぎであるので、丁度リブ74のうえに達した時点でナット44aが停止するよう、ナット44aの上端を前記のガイドリブ42の下端で規制するようにしている。
【0034】
図7の場合の飲み口部材31は、ねじ部39と接続口41の間の段差部73が前記の場合より大きく形成される。接続口41は全長に渡りストレートであるように図示しているが、前述のように先端側にテーパを付けてもよい。チューブ45の上端に外向きに突き出したつば部75を設けている。このチューブ45の上端部を接続口41に差し込んでつば部75を段差部73に当てた状態でナット44aをねじ部39に螺合すると、チューブ45のつば部75が段差部73とナット44aの内向きつば部72との間で締め付けられる(図7(b)参照)。この場合も、ナット44aの上端をガイドリブ42の下端で規制することにより、ナット44aの締め付け量に過不足を来たさないようにすることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、この発明は飲み口部材のストロークの上限においてその上昇を停止させるストッパーを、栓の貫通部に挿通された飲み口部材のガイドリブの下端に取付けるようにしたので、ストッパーの取付け位置が一定し、使用者が再組立する場合にも正規の位置に容易に取付けることができる。また、上記のストッパーは栓の内部に設けられるので、水筒の外観形状に影響を与えることがない。さらに、外部から操作することはできないので、不用意にストッパーを外すような事態を防ぐことができる。
【0036】
また、飲み口部材に上記のナットを螺合するねじ部とその下部に接続口を設け、該接続口に差し込まれたチューブを締め付ける締付部を上記ナットに設けた接続構造をとることにより、ナットは前記のストッパー機能を有するとともに、そのナットの操作によるだけでチューブの着脱を行うことができる便利さがある。また、そのナットの締め付けによりチューブのシール性が確保され、同時にその締め付けに伴うチューブの弾性により、ナットの緩みが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の断面図
【図2】同上の一部分解斜視図
【図3】(a1) ストッパーの変形例の斜視図
(a2) (a1)図の平面図
(b1) ストッパーの変形例の斜視図
(b2) (b1)図の平面図
(c1) ストッパーの変形例の斜視図
(c2) (c1)図の平面図
(d1) ストッパーの変形例の斜視図
(d2) (d1)図の平面図
【図4】(a)飲み口部材にクリッパーを取付けた状態の正面図
(b)(a)図の断面図
【図5a】他の実施形態の接続部における締め付け前の断面図
【図5b】同上の締め付け後の断面図
【図5c】同上の接続口の変形例を示す断面図
【図5d】同上の接続口の他の変形例を示す断面図
【図6】(a)図5a〜図5dの場合のナットの正面図
(b)同上の底面図
(c)図5a、図5bの場合の接続口部分の正面図
【図7】(a)その他の実施形態の接続部における締め付け前の断面図
(b)同上の締め付け後の断面図
【符号の説明】
1 水筒本体
2 肩部
3 開口部
4 肩部材
5 栓
6 栓リング
7 栓体
8 ねじ条
9 ねじ条
11 開口
12 ヒンジ受け部
13 リブ
14 位置決め凹部
15 ガイド壁
16 パッキン
17 開口
18 ガイド凹部
19 貫通部
21 段部
22 切欠き部
23 ガイド壁
24 ロックボタン
25 ガイド部
26 上端面
27 中間段部
28 位置決め突片
31 飲み口部材
32 つば
33 ばね受け部
34 パッキン
35 飲み口
36 コイルばね
38 案内部
39 ねじ部
40 係合溝
41 接続口
42 ガイドリブ
44 ナット
44’ クリッパー
45 チューブ
46 蓋
47 シール部材
48 ロック爪
49 係合部
50 コイルばね
51 クリッパー片
52 連結部
53 挟持部
54 指掛け部
55 リング部
56 指当て部
57 アーム
59 クリッパー片
61 連結部
62 指掛け部
63 円筒体
64 切離し部
65 屈曲部
66 凸部
67 凹部
68 指掛け部
71 ストッパー部
72 内向きつば部
73 段差部
74 リブ
75 つば部

Claims (6)

  1. 水筒本体の開口部に嵌合された栓に貫通部を設け、該貫通部に水筒本体内部に連通した飲み口部材を一定のストロークをもって上下動可能に挿通し、該飲み口部材の外周に嵌合したコイルばねの上端部を上記飲み口部材のばね受け部で支持するとともに、その下端部を上記貫通部で支持することにより該飲み口部材に突出方向の付勢力を付与し、上記栓に取付けた蓋によりその付勢力に抗して該飲み口部材を押し下げるようにした飲み口付き水筒において、
    上記貫通部の内径面にガイド用の切欠き部を設け、上記飲み口部材の外径面に設けた長さ方向のガイドリブを上記切欠き部に嵌合させ、該飲み口部材がそのストロークの上限に達した時点で上記貫通部底面に当たるストッパーを該飲み口部材に取付け、そのストッパーの取付け位置を上記ガイドリブの下端に設定したことを特徴とする飲み口付き水筒。
  2. 上記ストッパーが上記飲み口部材にねじ止めされたナットであることを特徴とする請求項1に記載の飲み口付き水筒。
  3. 上記ストッパーが上記飲み口部材に挟持されたクリッパーであることを特徴とする請求項1に記載の飲み口付き水筒。
  4. 上記飲み口部材に上記ナットを螺合するねじ部とその下部にチューブの上端部を差し込む接続口を設け、該接続口に差し込まれたチューブを締め付ける締付部を上記ナットの下部に設けたことを特徴とする請求項2に記載の飲み口付き水筒。
  5. 上記接続口の外周面中程部分にそれより先端までの径より若干大きい大径部を設け、その中程部分において上記接続口に嵌合されたチューブの外周面を上記ナットの締付部により締め付けたことを特徴とする請求項4に記載の飲み口付き水筒。
  6. 上記飲み口部材の下端部に上記ねじ部より小径となる段差部を介して上記の接続口を設け、上端につば部を設けたチューブの上端部を上記接続口に差し込み、上記つば部をナットの締付部により上記段差部に対して締め付けたことを特徴とする請求項4に記載の飲み口付き水筒。
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