JP4132015B2 - 物品の受け渡し支援システム、物品の受け渡し支援方法 - Google Patents

物品の受け渡し支援システム、物品の受け渡し支援方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所持者から受取人への物品の受け渡し支援システム又は方法に関し、特に通信販売及びインターネットを利用して行われる電子商取引における商品の受け渡しに有効な物品の受け渡し支援システム及び物品の受け渡し支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりTVやカタログを利用した通信販売の他に、インターネットを利用して行う電子商取引が知られている。当該電子商取引では、ネット上に開設される仮想店舗をホームページ閲覧用のブラウザソフトを用いて閲覧し、所望の商品の購入を決定するのが一般的である。通信販売及び電子商取引では、商品購入者は、わざわざ店舗に出向く手間を省くことができるため、例えば、交通不便の地にいる者、病院に入院している患者等外出の困難な者、及び、仕事の都合上、店舗の営業時間内に出かけることが難しい者等にとって便利である。また、商品販売業者にとっては、実際の店舗を構えることなく商売ができるといった利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記通信販売及び電子商取引では、上記商品の販売業者が倉庫に保有する商品を小包郵便や宅配便を利用して購入者の手元に届けるのが一般的である。ところが、この場合、購入商品の配達時に受取り場所に購入者が居合わさなければならず、購入者の自由な活動が制限されてしまう。例えば、購入商品の配達時に購入者が不在の場合、当該購入商品は、一旦、最寄の郵便局又は宅配業者の商品配送センターにまで持ち帰られてしまう。不在通知を受け取った購入者は、上記最寄の郵便局に、その営業時間内に購入商品を受け取りに行くか、或いは、配送業者に再配送の連絡を行い、商品が届くまでの間、受け取り場所で待機しなければならず非常に不便である。
【0004】
そこで、本発明は、物品、特に商品受け渡し時に生じる上記の煩わしさを解消し得る,通信販売及び電子商取引に利用可能な物品の受け渡し支援システム及び物品の受け渡し支援方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の所持者から受取人への物品の受け渡しを支援するシステムは、物品収納室と、制御装置とを含んでいる、所持者から受取人への物品の受け渡し支援システムであって、上記物品収納室が、複数のエリアに1個以上設けられており、検出手段(404b)と、テンキー(405b)と、錠部(406b)と、キー管理部(408)と、を含んでおり、キー管理部が解錠キー No. を記憶しており、テンキーによって入力された解錠キー No. が記憶している解錠キー No. と一致した場合に、錠部を解錠するものであり、検出手段が、物品収納室への物品の収納を検知するものであり、上記制御装置が、ネットワーク回線を介して上記物品収納室に接続されており、コンピュータ読み取り可能なプログラムを記録している第1メモリ(202)と、第1中央演算処理装置(210)と、を含んでおり、上記第1中央演算処理装置(210)が、第1メモリ(202)に記録してあるプログラムを実行することによって、受付手段(ステップS1)と、特定手段(ステップS4)と、注文処理手段(ステップS8)と、受付確認手段(ステップS10)と、して機能するものであり、上記受付手段が、受取人が物品の受け取りを希望するエリアの指定を受け付けるものであり、上記特定手段が、受付手段によって受け付けたエリアに設けられている1個以上の物品収納室の内、上記検出手段からの検知結果の情報から空いていると確認された物品収納室を特定するものであり、上記注文処理手段が、所持者に、特定手段によって特定した物品収納室の場所の情報と第1解錠キー No. とを与え、受取人に渡す物品を特定した物品収納室に収納する旨の指示を出し、特定手段によって特定された物品収納室に、ネットワーク回線を介して第1解錠キー No. と、第1解錠キー No. と異なる値の第2解錠キー No. とを与えるものであり、上記受付確認手段が、受取人に、特定手段によって特定した物品収納室の場所の情報と第2解錠キー No. とを与えるものであり、更に、上記物品収納室が、コンピュータ読み取り可能なプログラムを記録している第2メモリ(409)と、第2中央演算処理装置(401)と、を含んでおり、上記第2中央演算処理装置(401)が、第2メモリ(409)に記録してあるプログラムを実行することによって、注文処理手段からネットワーク回線を介して与えられる第1、第2解錠キー No. の内、第1解錠キー No. をキー管理部に記憶させると共に、第2解錠キー No. をメモリに記憶させ、上記検出手段によって物品収納室への物品の収納が検知された場合に、第1解錠キー No. を使用したと判断し、メモリに記憶している第2解錠キー No. を、解錠キー No. としてキー管理部に記憶させる処理(ステップS46)を実行するものであり、第1、第2解錠キー No. が、物品の受け渡し毎に異なる値のものである、
ことを特徴とする、ことを特徴とする。
【0006】
本発明の請求項2記載の物品の受け渡し支援システムは、請求項1記載の物品の受け渡し支援システムであって、更に、ネットワーク回線を介して上記制御装置に接続されており、コンピュータ読み取り可能なプログラムを実行する端末であって、特定手段によって特定された物品収納室に物品が収納されたことを制御装置に報告する報告手段として機能する、所持者の端末(301a)を備え、制御装置が、更に、報告手段として機能している所持者の端末から、特定手段によって特定された物品収納室に物品が収納されたことの報告を受けた場合に、受取人に、納品完了を報告する配送完了報告手段として機能するものである、ことを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項3記載の物品の受け渡し支援システムは、請求項1又は請求項2に記載の物品の受け渡し支援システムであって、所持者が複数存在し、制御装置が機能する注文処理手段が、受取人の指定する物品の受け取りを希望するエリアに最寄の所持者に、特定手段によって特定した物品収納室の場所の情報及び第1解錠キー No. を与えると共に、該物品収納室に、受取人に渡す物品を収納する旨の指示を出すものである、ことを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項4記載の物品の受け渡し支援システムは、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の物品の受け渡し支援システムであって、更に、ネットワーク回線を介して制御装置に接続されており、コンピュータ読み取り可能なプログラムを実行する端末であって、制御装置が機能する受付手段に、受取人が物品の受け取りを希望するエリアの指定を行う指定手段(ステップS1)として機能する端末(100)、を備えているものである、ことを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項5記載の物品の受け渡し支援システムは、請求項1乃至4の何れかに記載の物品の受け渡し支援システムであって、所持者が商品の販売業者であり、受取人が商品の購入者であり、物品が購入者の購入した商品である、ことを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項6記載の物品の受け渡し支援方法は、請求項1に記載の物品の受け渡し支援システムを用いて行う、所持者から受取人への物品の受け渡し支援方法であって、受取人が、上記受付手段に、物品の受け取りを希望するエリアの指定を行う工程と、受付手段によって受け付けたエリアに設けられている1個以上の物品収納室の内、上記検出手段からの検知結果の情報から空いていると確認された物品収納室を、上記特定手段によって特定する工程と、所持者が、特定手段によって特定された物品収納室の場所の情報と、第1解錠キー No. とを受け取ると共に、特定した物品収納室に、受取人に渡す物品を収納する旨の指示を、上記注文処理手段によって受け取る工程と、受取人が、特定手段によって特定された物品収納室の場所の情報と第2解錠キー No. とを、受け取り確認手段によって受け取る工程と、所持者が、特定手段によって特定された物品収納室のテンキーに、第1解錠キー No. を入力して解錠し、受取人に渡す物品を収納する工程と、受取人が、特定手段によって特定された物品収納室のテンキーに、第2解錠キー No. を入力して解錠し、物品を受け取る工程と、を含むことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
(1)発明の概要
本発明の物品の受け渡し支援システムは、例えば、物品の引渡しを行う都度、例えば、商品購入の都度、購入者に与えられる鍵情報(キーNo.等の解錠のための情報をいう。)により、又は、予め登録した購入者に与えられるIDコードにより個別に解錠可能に設定できるタイプの複数の商品収納室で成るロッカーを複数のエリアに設けておき、購入者が受け取りを希望するエリアの契約店舗(いわゆるコンビニエンス・ストアやホームセンター等)に対して、購入商品を当該エリアのロッカーの所定の商品収納室に収納するように指示すると共に、納品後の商品収納室を解錠するための情報(例えば、解錠キーNo.)を購入者に知らせる、又は、納品後の商品収納室を購入者に予め与えられているIDコードにより解錠可能に設定することを特徴とする。
【0018】
上記システムを採用することで、商品収納室への納品後は、任意の時間に商品を受け取ることが可能になり、購入者が商品が配達されるのを受け取り場所で待機する必要がなくなる。例えば、病院では、入院している部屋にまで商品を届けてもらうことが困難な場合が多い。また、骨折等で入院している場合には、例え病院の受付け窓口まで配送業者が来ても直ぐに受け取りに行けないことがある。このような場合に、院内に上記複数の商品収納室で成るロッカーを設置するだけで、商品の販売業者が店舗を構える必要を無くすと共に、配送業者と購入者の商品受け取り時の便を向上することができる。
【0019】
また、所定の場所に個人専用のロッカー(私書箱的な物)を設けるのとは異なり、購入者が受け取りを希望する箇所に設置されたロッカーの商品収納室に納品を指定することができる。これにより、例えば、出張先に設置されているロッカーで商品の受け取りを行うことが可能になる。
【0020】
なお、本システムは、上記販売業者と購入者との間における商品の受け渡しの他、例えば、病院への薬剤、診療材料の納品、病院内の各部所間での薬剤や診療材料の受け渡し、レンタル業者による商品の引渡し等、物品の引渡しを必要とするあらゆる場面において利用可能である。
【0021】
(2)実施の形態
以下、添付の図面を用いて本発明の商品の受け渡し支援システムの実施の形態について説明する。
【0022】
(2-1)全体構成
図1は、本発明の商品受け渡し支援システムを採用するネットショップの全体構成を示す。当該ネットショップは、インターネットゾーン50にそれぞれ接続されている購入者(客)の端末100、サーバ(制御装置)200、エリアA内に配置されている,各々6つの商品収納室を備えるロッカーA1及びロッカーA2、上記ロッカーA1に最寄の契約店舗であるコンビニエンス・ストア300の端末300a、上記ロッカーA2に最寄の契約店舗であるコンビニエンス・ストア301の端末301a、上記ロッカーA1,ロッカーA2の何れに対しても配送を行う契約店舗であるホームセンター302の端末302a、エリアB内に配置されている合計で6つの商品収納室で成るロッカーB1、並びに、何れも上記ロッカーB1に近接する契約店舗であるコンビニエンス・ストア303の端末303a及びコンビニエンス・ストア304の端末304aで構成される。
【0023】
購入者の端末100は、例えば、いわゆるノート型のパーソナルコンピュータであり、インターネット上に開設される仮想店舗のホームページ閲覧用のブラウザソフトを備えるものである。
【0024】
サーバ200は、インターネット上に仮想店舗のホームページを開設するコンピュータ(制御装置)である。図2は、サーバ200の構成を示す図である。サーバ200は、中央演算処理装置(CPU)201を中心に、インターネット上に仮想店舗を開設し、当該仮想店舗による商取引の成立後、本発明に係る商品の受け渡し支援システムを作動するプログラムの格納されたROM202、作業領域として使用されるRAM203、マン・マシン・インターフェースとして機能するキーボード204、マウス205及びディスプレイ206、各商取引の情報履歴等を保存しておくハードディスク(図中、HDと記す。)207、並びに、当該サーバ200をインターネットゾーン50に接続するモデム208で構成される。
【0025】
再び図1を参照する。各契約店舗の端末(コンビニエンス・ストア300の端末300a、コンビニエンス・ストア301の端末301a、ホームセンター302の端末302a、コンビニエンス・ストア303の端末303a、コンビニエンス・ストア304の端末304a)は、モデムを内蔵する本体、ディスプレイ、キーボード及びマウスを備えるいわゆるパーソナルコンピュータ(特に図示せず)であって、以下に説明する各契約店舗用の商品受け取り処理のプログラムを実行する。なお、内部の従業員にサーバ200により指定されるロッカーの所定のNo.の商品収納室への納品作業の指示を用紙に印刷する場合にはプリンタを用意する。
【0026】
ロッカーA1、ロッカーA2及びロッカーB1は、それぞれNo.1〜No.6の管理番号の付された6個の商品収納室を備える。各商品収納室は、解錠キーNo.の入力用テンキー(図1には簡略化して示してある。)を備える。なお、解錠キーNo.の値mは、例えば、4桁から10桁までの整数とする。各商品収納室を解錠するための解錠キーNo.は、サーバ200より設定変更できる。上記解錠キーのNo.を商取引毎に変更することで、当該解錠キーNo.をサーバ200から通知される販売業者及び購入者以外の第三者により商品収納室が不正に解錠されるといった不都合を防止する。なお、解錠キーNo.は、予め登録した購入者に与えられるIDコードと同じ値に設定しても良い。
【0027】
上記解錠キーNo.は、商品購入時に、商品の納入を行う販売業者用と、納品された商品を受け取る購入者用に異なる値を用意するのが好ましい。具体的には、逆の場合も当然考えられるが、納品を行う業者用の解錠キーNo.に対して所定の演算又は変換を行うことで得られる数値、又は、上記販売業者用の解錠キーNo.とは全く無関係に特定される数値を購入者用の解錠キーNo.とする。好ましくは、上記演算や変換等を行う際に、乱数又は購入日時等の経時変化するパラメータを用いて購入者用の解除キーNo.の値が、上記業者用の解錠キーNo.に対して常に一定値とならないようにする。この場合、該当する商品収納室には、まず、業者用の解錠キーNo.を設定する。ロッカーは、当該業者用の解錠キーNo.で商品収納室が解錠されたことを確認した後、購入者用の解錠キーNo.を設定する。当該構成を採用することで、業者が納品する際に用いる解錠キーNo.を盗み見た第三者により納品後の収納室が不正に解錠されるといった不都合を一層効果的に防止することができる。
【0028】
なお、上記購入者用の解錠キーNo.の設定手法は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、サーバ200から予め業者用の解錠キーNo.及び購入者用の解錠キーNo.の情報を受け取っているロッカーが、商品の有無を検出するセンサ(404)の出力により納品を確認した後に購入者用の解錠キーNo.を設定する構成を採用する。この他、例えば、サーバ200が、ロッカーの出力する配送完了報告に応じて購入者用の解錠キーNo.を設定する構成を採用しても良いし、サーバ200から予め販売業者用の解錠キーNo.及び購入者用の解錠キーNo.の情報を受け取っている契約店舗(例えば、コンビニエンス・ストア)の端末が、ロッカーからの配送完了報告に応じて購入者用の解錠キーNo.を設定する構成を採用しても良いし、あるいは、業者用の解錠キーNo.の入力又は納品の有無を検出すセンサ(404)の出力により納品を確認したロッカーが自ら購入者用の解錠キーNo.を設定し、当該設定した購入者用の解錠キーNo.の情報を購入者の端末100に通知する構成を採用しても良い。
【0029】
(2-2)ロッカーの構成
図3は、エリアAに配置されているロッカーA1の構成を示す図である。ロッカーA1は、No.1〜No.6の管理番号の付された合計6個の商品収納室を備える。各商品収納室は、納品を行う際にサーバ200により解錠キーNo.が設定される。図には、No.1の商品収納室の斜視図を示す。残りのNo.2〜No.6の商品収納室については簡略化して示す。
【0030】
図示するように、No.1の商品収納室には、解錠キーNo.を入力するためのテンキー405a、当該テンキー405aを介してキー管理部408に接続される錠部406a、及び、商品収納室の扉を開け閉めする際に使用するノブ407aを備える。各商品収納室No.1〜No.6が備えるテンキー405a〜405fは、キー管理部408に接続されている。キー管理部408は、サーバ200により指定された各商品収納室の解錠キーNo.を記憶する。キー管理部408は、何れかのテンキー(405a〜405f)から入力された解錠キーNo.が、当該テンキーを備える商品収納室について記憶している解錠キーNo.と一致した場合、当該商品収納室の錠部(406a〜406f)を解錠する。
【0031】
各商品収納室No.1〜No.6は、商品の有無を検出するセンサ404a〜404fを備える。各センサ404a〜404fは、中央演算処理装置(図中、CPU)401に接続されている。CPU401は、サーバ200からの商品収納室の空き確認要求に応じて各センサ404a〜404fの出力を調べ、空き状況を確認する。
【0032】
上記の他、ロッカーA1は、中央演算処理装置(図中、CPUと記す。)401を中心に、サーバ200及び各契約店舗の端末(コンビニエンス・ストア300の端末300a,コンビニエンス・ストア301の端末301a、及び、ホームセンター302の端末302a)と情報のやり取りを行うプログラムを格納するROM402、作業領域として使用されるRAM403、納品日時等についての情報を記憶しておくメモリ409、並びに、当該ロッカーA1をインターネットゾーン50に接続するためのモデム410で構成される。
【0033】
なお、販売業者用の解錠キーNo.と購入者用の解錠キーNo.を別々に用意する場合、サーバ200から上記2つの解錠キーNo.の情報を受け取ったCPU401が、購入者用の解錠キーNo.について上記メモリ409に記憶させておく。CPU401は、該当する商品収納室に納品されたことをセンサ(404a〜404f)により検出した場合に解錠キーNo.を上記メモリ409に記憶しておいた購入者用の値に変更すると共に、キー管理部408に記憶させておく解錠キーNo.を、購入者用の値に更新する。
【0034】
(2-3)商品受け取り処理の流れ
図4は、左から順に、購入者の端末100、サーバ200、購入者が商品の受け取りを希望したエリアAにあるコンビニエンス・ストア300の端末300a、ロッカーA1、コンビニエンス・ストア301の端末301a及びロッカーA2の間で行われる処理手順を示す図である。これらの処理は、購入者が端末100を操作して、例えば、図5に示す商品購入画面10の「注文」ボタン11を押し、商品A,Bの注文、購入商品の受け取りを希望するエリアA、及び、受け取り希望時間(○時)の情報をサーバ200に対して送信することから始まる。
【0035】
サーバ200は、エリアA内に有るロッカーA1,ロッカーA2の内、優先度の高いロッカーA1に対して、商品収納室の空き状況についての情報を要求する。ロッカーA1は、当該要求に対して、空きがある場合にはその旨の、ない場合にはその旨の応答をする。ここで、空きがある場合、サーバは、次に、ロッカーA1に最寄のコンビニエンス・ストア300の端末300aに対して在庫の確認を行う。コンビニエンス・ストア300の端末300aは、在庫の有無について応答する。ここで、在庫がある場合には、サーバ200は、コンビニエンス・ストア300の端末300a及びロッカーA1に対して、商品の発注を行うと共に、使用する商品収納室のNo.nと当該商品収納室の解錠キーNo.mの情報を出力する。また、サーバ200は、購入者の端末100に対して、図6に示すような、上記商品収納室のNo.nと解錠キーNo.mの情報を含む受注画面12を出力する。
【0036】
上記サーバ200からの通知を受けたコンビニエンス・ストア300の端末300aは、当該コンビニエンス・ストア300の各スタッフに向けて、注文を受けた商品(商品A,商品B)を、(業者用の)解錠キーNo.mを用いてロッカーA1のNo.1の商品収納室を解錠し、納品することを要求する。
【0037】
上記コンビニエンス・ストア300の端末300aによる商品納品についての指示を確認したスタッフの手により、ロッカーA1のNo.1の商品収納室に商品が納められた場合、センサ404aがこれを検出する。当該センサ404aの検出信号を受けたCPU401は、コンビニエンス・ストア300の端末300aに対して配送完了の報告を行う。当該配送完了の報告を受けたコンビニエンス・ストア300の端末300aは、サーバ200に対して配送完了の報告を行う。当該配送完了の報告を受けたサーバ200は、購入者の端末100に対して、例えば、図7に示す配送完了報告画面13を出力する。
【0038】
再び図4を参照する。購入者の端末100から注文を受けた際に、ロッカーA1に商品収納室の空きが無かった場合(図中、「エラー1」と記す。)、及び、コンビニエンス・ストア300に商品の在庫が無かった場合(図中、「エラー2」と記す。)には、同じエリアA内に在るロッカーA2に商品収納室の空き情報について確認を行う(図中、「リトライ」と記す。)。ここで、ロッカーA2に空きがあり、かつ、最寄のコンビニエンス・ストア301に商品の在庫があった場合には、上述したのと同じ手順で、空いている商品収納室に納品する。
【0039】
購入者は、例えば、図7に示す配送完了画面13を確認した後、3日以内に通知を受けたロッカーA1のNo.1の商品収納室を、通知を受けた購入者用の解錠キーNo.mで解錠し、商品の受け取りを行う(図中、「商品受け取り」と記す。)。なお、図7の配送完了画面13に明記するように、上記の3日間が経過しても商品の受け取りがない場合には、コンビニエンス・ストア301の端末301aは、トラブルの発生による取引中止とみなして、店内のスタッフに商品の回収指示(有料)を出す。当該トラブル発生と判断するまでの期間は、取引の実情に合わせて変更すれば良い。
【0040】
(2-4)サーバの実行する処理
図8は、サーバ(制御装置)200のCPU201が実行する商品受け取り処理のフローチャートである。先ず、購入者の端末100に対して商品購入画面の表示を行う(ステップS1)。当該商品購入画面は、例えば、図5に示すように、購入者がホームページ上で選択した商品A,Bの値段と合計を表示すると共に、購入者が商品の受け取りを希望するエリアと商品の受け取り希望日時を受け付ける画面である。なお、上記エリアは、予め用意した2つのエリアA,Bから1つを選択してもらう。当該エリアの数は、多いほうが好ましい。各エリアには、少なくとも1つのロッカー、好ましくは1以上の契約店舗を備える。上記商品の受け取り希望日時は、注文受付時間に必要な配送時間を加えた時間より前の日時の指定は受け付けない。商品購入画面10には「注文」ボタン11が設けられており、購入者により選択されるのを待機する(ステップS2でNO)。
【0041】
購入者により商品購入画面10に設ける「注文」ボタン11が選択された場合(ステップS2でYES)、サーバ200は、購入者により指定されている受け取り希望エリア内に設けられているロッカー及び契約店舗の検索を行う(ステップS3)。例えば、受け取り希望エリアにエリアAが選択されている場合、ロッカーA1,A2、及び、契約店舗としてコンビニエンス・ストア300,301,302やホームセンター302が検索される。また、受け取り希望エリアとしてエリアBが選択されている場合、ロッカーB1、契約店舗としてコンビニエンス・ストア303,304が検索される。
【0042】
検索されたロッカーに対して空きの商品収納室があるか否かの確認を行う(ステップS4)。なお、検索されたロッカーが複数在る場合、予め決められた優先順位に従い1のロッカーを特定する。例えば、図5に示したように、商品の受け取り希望エリアとしてエリアAが指定されている場合、2つのロッカーA1,ロッカーA2が検索されるが、この場合、予め決められた優先順位に従いロッカーA1を選択し、当該ロッカーA1に対して空きの商品収納室があるかについての確認を行う。なお、このように、同一エリア内に複数のロッカーがある場合、購入者に使用するロッカーを選択させる構成を採用しても良い。
【0043】
以下、説明の便のため、図5に示す例に従いロッカーA1に対して空きの商品収納室があるかを確認した場合について説明する。ロッカーA1より空きの商品収納室が在るとの応答がきた場合には(ステップS5でYES)、エリアA内に位置する契約店舗の内、最寄のコンビニエンス・ストア300の端末300aに対して在庫の確認を要求する(ステップS6)。なお、購入商品の種類によっては、ホームセンター302の端末302aに対して在庫の確認を行う。
【0044】
上記コンビニエンス・ストア300の端末300aから在庫ありの応答がきた場合には(ステップS7でYES)、注文処理を実行する(ステップS8)。当該注文処理とは、空き確認をしたロッカーA1及び在庫確認を行ったコンビニエンス・ストア300の端末300aに対して、注文商品の情報と共に、商品を収納する商品収納のNo.n(但し、nは1〜6の整数である。)と当該商品収納室を解錠するためのキーNo.m(但し、mは4桁〜10桁の整数である。)の情報を送信することをいう。
【0045】
なお、上述したように、商品収納室に商品を納めるコンビニエンス・ストア300(業者)用の解錠キーNo.と、購入者用の解錠キーNo.を別々に用意してもよい。この場合、サーバ200は、上記ステップS8の注文処理時にコンビニエンス・ストア300の端末300aに対して業者用の解錠キーNo.を出力し、ロッカーA1には、上記業者用の解錠キーNo.と共に購入者用の解錠キーNo.の情報を出力する。
【0046】
次に、購入者の端末100に対して受注情報の送信を行う(ステップS10)。当該受注情報とは、使用するロッカーA1の場所、及び、商品を収納した室のNo.n、及び、当該商品収納室を解錠するのに使用する購入者用のキーNo.mについての情報である。図6は、当該受注情報の送信を受けて購入者の端末100に表示される受注画面12の一例を示す。
【0047】
コンビニエンス・ストア300の端末300aから配送完了報告が送られてくるのを待機する(ステップS11でNO)。当該配送完了報告を受けた場合(ステップS11でYES)、購入者の端末100に対して配送完了報告の画面13(図7を参照)を出力する(ステップS12)。
【0048】
次に、コンビニエンス・ストア300の端末300aから取引完了報告が送られてくるのを待機する(ステップS13でNO、及び、ステップS14でNO)。ここで、取引完了報告を受け取った場合には(ステップS13でYES)、処理を正常終了する。一方、取引完了報告を受け取る前にトラブル発生報告を受けた場合には(ステップS13でNO、ステップS14でYES)、トラブル処理を実行する(ステップS15)。当該トラブル発生処理では、購入者に対して、3日間中に商品の引取りが無かったため、有料にて商品の引き取りを行ったことを連絡する。上記送品の引き取りに際して発生する請求額は、商品が返品不可能な物の場合、例えば、生鮮食料品等、時間の経過と共に価値が低下する物の場合、購入金額にペナルティ料(配送に要した手間賃に相当する。)を加算した額とする。また、商品が書籍や文具等の返品可能な物の場合、ペナルティ料だけを請求額とする。
【0049】
(2-5)契約店舗の端末が実行する処理
図9は、契約店舗の一つであるコンビニエンス・ストア300の端末300aにおいて実行する処理のフローチャートである。他の契約店舗の端末(301b又は301a等)でも当該フローチャートに従う処理が実行される。サーバ200より在庫の確認要求がされるのを待機する(ステップS20でNO)。在庫確認の要求がされた場合(ステップS20でYES)、在庫確認を行う(ステップS21)。在庫有りの確認がされた場合(ステップS22でYES)、サーバ200に対して在庫有りの報告を行う(ステップS23)。在庫無しの確認がされた場合(ステップS22でNO)、サーバ200に対して在庫無しの報告を行う(ステップS24)。サーバ200より注文を受け付けた場合(ステップS25でYES)、店舗のスタッフに対してロッカーA1の指定されたNo.の商品収納室を通知された解錠キーNo.により解錠して商品を収めるように指示する(ステップS26)。なお、当該指示は、コンビニエンス・ストア300の端末300aのディスプレイに表示して行っても良いし、プリンタを備える場合には用紙に印刷しても良い。ロッカーA1から配送完了報告を受けた場合(ステップS27でYES)、サーバ200に対して配送完了報告を出力する(ステップS28)。
【0050】
上記配送完了報告の出力後、3日で終了するタイマーを始動させて期限管理を開始する(ステップS29)。上述したように、当該管理期間は、3日に限定されず、取引の実情に応じて種々変更すればよい。上記タイマーが終了するか、又は、上記タイマーの終了前にロッカーA1より取引完了報告を受け取るまでの間(ステップS30でNO、ステップS33でNO)、待機する。上記タイマーが終了した場合(ステップS30でYES)、店舗のスタッフに対して商品回収の指示を行う(ステップS31)。当該商品回収指示は、上記配送指示と同様に、コンビニエンス・ストア300の端末300aのディスプレイに表示しても良いし、プリンタを備える場合には用紙に印刷しても良い。上記商品回収指示を行うと共に、サーバ200に対してトラブル発生報告を行う。なお、上記タイマーの終了前に(ステップS30でNO)、ロッカーA1の上記納品を行ったNo.の商品収納室のセンサ(404a〜404f)が商品が引き取られたことを検出した場合、商品の受け取り完了とみなして(ステップS33でYES)、サーバ200に対して取引完了報告を出力する(ステップS34)。
【0051】
(2-6)ロッカーの実行する処理
図10は、ロッカーA1のCPU401の実行する処理のフローチャートである。他のロッカーA2,B1でも同じフローチャートに従う処理が実行される。サーバ200より空き確認要求を受けた場合(ステップS40でYES)、商品収納室の空き状況を確認する(ステップS41)。空きの商品収納室がある場合には(ステップS42でYES)、空き有りの応答として、空いている商品収納室のNo.を通知する(ステップS43)。他方、空きが無い場合には(ステップS42でNO)、空きなしの応答を行い(ステップS44)、処理を終了する。
【0052】
空き有りの応答をした場合であって(ステップS43)、サーバ200より注文を受けた場合(ステップS45でYES)、上記空き有りとして報告したNo.の商品収納室の解錠キーのNo.を、サーバ200より指定された設定値mに設定する(ステップS46)。なお、サーバ200から注文を受けなかった場合には(ステップS45でNO)、処理を終了する。
【0053】
なお、ステップS46では、販売業者用の解錠キーNo.と購入者用の解錠キーNo.を用意する場合には、まず、販売業者用の解錠キーNo.を設定する。この場合、CPU401は、商品収納室に備えるセンサ(404a〜404f)により当該商品収納室への納品が確認された場合(ステップS47でYES)に、上記購入者用の解錠キーNo.の設定を行う。
【0054】
該当する商品収納室のセンサ(404a〜404f)が納品を検出した場合、商品入荷と判断して(ステップS47でYES)、配送完了報告をコンビニエンス・ストア300の端末300aに出力する(ステップS48)。商品収納室が解錠され、センサ(404a〜404f)が商品の取り出しを検出した場合、商品の受け取りが行われたと判断して(ステップS49でYES)、取引完了報告を行う(ステップS50)。
【0055】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の物品の受け渡し支援システムは、複数のエリアの内、指定するエリアに設けた物品収納室を利用して、物品の受け渡しを行うことができる。これにより、任意の時間に指定するエリアで物品を受け取ることが可能となり、受取人が受け取り場所で待機する必要が無くなる。更に、物品収納室が、物品の受け渡し毎に異なる第1、第2解錠キー No. を用いて、所持者用の第1解錠キー No. の使用後、該物品収納室の解錠キー No. を、第1解錠キー No. とは異なる値の、受取人用の第2解錠キー No. に設定変更することによって、該システムを繰り返し利用している所持者、受取人だけでなく、所持者が物品収納室に物品を収納する際にテンキーを用いて入力した第1解錠キー No. を盗み見た者が、同じ番号を入力して物品を不正に取り出すことを、効果的に防止することができる。
【0056】
本発明の請求項2記載の物品の受け渡し支援システムは、請求項1記載のシステムであって、制御装置が備える配送完了報告手段が、所持者の端末の報告手段から、物品収納室に物品が収納されたことの報告を受けた場合に、受取人に、納品完了を報告することができる。
【0057】
本発明の請求項3記載の物品の受け渡し支援システムは、請求項1又は2に記載の物品の受け渡し支援システムであって、複数の所持者の内、使用する物品の収納室に最寄りの所持者に物品の収納を指示することができる。これにより、受取人は、より迅速に物品を受け取ることができる。
【0058】
本発明の請求項4記載の物品の受け渡し支援システムは、請求項1乃至3の何れかに記載のシステムであって、ネットワーク回線を介して制御装置に接続され、受取人が物品の受け取りを希望するエリアの指定を行う指定手段を有している端末を備えたことにより、制御装置から離れた場所からでも、ネットワーク回線を利用して納品エリアの指定を行うことができる。
【0059】
本発明の請求項5記載の物品の受け渡し支援システムは、請求項1乃至4の何れかに記載のシステムであって、所持者が販売業者、受取人が購入者、物品が購入者の購入した商品であるとするが、該構成を採用することにより、販売業者は、購入者が不在でも、商品の配送が可能となり、購入者は、物品収納室に物品(商品)が納められた後は、任意の時間に受け取ることが可能になる。また、納品エリアを選択することで、例えば、遠方への出張の際、出向先の物品収納室で必要なものを受け取ることが可能になる。
【0060】
本発明の請求項6の物品の受け渡し支援方法は、複数のエリアの内、指定するエリアに設けた物品収納室を利用して、物品の受け渡しを行うことができる。これにより、任意の時間に指定するエリアで物品を受け取ることが可能となり、受取人が受け取り場所で待機する必要が無くなる。更に、物品収納室が、物品の受け渡し毎に異なる第1、第2解錠キー No. を用いて、所持者用の第1解錠キー No. の使用後、該物品収納室の解錠キー No. を、第1解錠キー No. とは異なる値の、受取人用の第2解錠キー No. に設定変更することによって、該システムを繰り返し利用している所持者、受取人だけでなく、所持者が物品収納室に物品を収納する際にテンキーを用いて入力した第1解錠キー No. を盗み見た者が、同じ番号を入力して物品を不正に取り出すことを、効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品の受け渡し支援システムを採用するネットショップの全体構成図である。
【図2】 サーバの構成を示す図である。
【図3】 ロッカーの構成を示す図である。
【図4】 サーバ、ロッカー、購入者及び販売業者の間で行われる購入商品の受け取り処理のシーケンス
【図5】 商品購入画面の一例を示す図である。
【図6】 受注画面の一例を示す図である。
【図7】 配送完了報告画面の一例を示す図である。
【図8】 サーバの実行する商品受け取り処理のフローチャートである。
【図9】 契約店舗の実行する処理のフローチャートである。
【図10】 ロッカーの実行する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 商品購入画面、11 「注文」ボタン、12 受注画面、13 配送完了報告画面、50 インターネットゾーン、100 購入者の端末、200 サーバ、300,301,303,304 コンビニエンス・ストア、302 ホームセンター、300a,301a,302a,303a,304a コンビニエンス・ストアの端末、A1,A2,B1 ロッカー、No.1〜No.6 商品収納室。

Claims (6)

  1. 物品収納室と、制御装置とを含んでいる、所持者から受取人への物品の受け渡し支援システムであって、
    上記物品収納室が、複数のエリアに1個以上設けられており、検出手段(404b)と、テンキー(405b)と、錠部(406b)と、キー管理部(408)と、を含んでおり、キー管理部が解錠キー No. を記憶しており、テンキーによって入力された解錠キー No. が記憶している解錠キー No. と一致した場合に、錠部を解錠するものであり、検出手段が、物品収納室への物品の収納を検知するものであり、
    上記制御装置が、ネットワーク回線を介して上記物品収納室に接続されており、コンピュータ読み取り可能なプログラムを記録している第1メモリ(202)と、第1中央演算処理装置(210)と、を含んでおり、上記第1中央演算処理装置(210)が、第1メモリ(202)に記録してあるプログラムを実行することによって、受付手段(ステップS1)と、特定手段(ステップS4)と、注文処理手段(ステップS8)と、受付確認手段(ステップS10)と、して機能するものであり、上記受付手段が、受取人が物品の受け取りを希望するエリアの指定を受け付けるものであり、上記特定手段が、受付手段によって受け付けたエリアに設けられている1個以上の物品収納室の内、上記検出手段からの検知結果の情報から空いていると確認された物品収納室を特定するものであり、上記注文処理手段が、所持者に、特定手段によって特定した物品収納室の場所の情報と第1解錠キー No. とを与え、受取人に渡す物品を特定した物品収納室に収納する旨の指示を出し、特定手段によって特定された物品収納室に、ネットワーク回線を介して第1解錠キー No. と、
    第1解錠キー No. と異なる値の第2解錠キー No. とを与えるものであり、上記受付確認手段が、受取人に、特定手段によって特定した物品収納室の場所の情報と第2解錠キー No. とを与えるものであり、
    更に、上記物品収納室が、コンピュータ読み取り可能なプログラムを記録している第2メモリ(409)と、第2中央演算処理装置(401)と、を含んでおり、上記第2中央演算処理装置(401)が、第2メモリ(409)に記録してあるプログラムを実行することによって、注文処理手段からネットワーク回線を介して与えられる第1、第2解錠キー No. の内、第1解錠キー No. をキー管理部に記憶させると共に、第2解錠キー No. をメモリに記憶させ、上記検出手段によって物品収納室への物品の収納が検知された場合に、第1解錠キー No. を使用したと判断し、メモリに記憶している第2解錠キー No. を、解錠キー No. としてキー管理部に記憶させる処理(ステップS46)を実行するものであり、
    第1、第2解錠キー No. が、物品の受け渡し毎に異なる値のものである、
    ことを特徴とする、所持者から受取人への物品の受け渡し支援システム。
  2. 請求項1記載の物品の受け渡し支援システムであって、
    更に、ネットワーク回線を介して上記制御装置に接続されており、コンピュータ読み取り可能なプログラムを実行する端末であって、特定手段によって特定された物品収納室に物品が収納されたことを制御装置に報告する報告手段として機能する、所持者の端末(301a)を備え、
    制御装置が、更に、報告手段として機能している所持者の端末から、特定手段によって特定された物品収納室に物品が収納されたことの報告を受けた場合に、受取人に、納品完了を報告する配送完了報告手段として機能するものである、物品の受け渡し支援システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の物品の受け渡し支援システムであって、
    所持者が複数存在し、制御装置が機能する注文処理手段が、受取人の指定する物品の受け取りを希望するエリアに最寄の所持者に、特定手段によって特定した物品収納室の場所の情報及び第1解錠キー No. を与えると共に、該物品収納室に、受取人に渡す物品を収納する旨の指示を出すものである、物品の受け渡し支援システム。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の物品の受け渡し支援システムであって、
    更に、ネットワーク回線を介して制御装置に接続されており、コンピュータ読み取り可能なプログラムを実行する端末であって、制御装置が機能する受付手段に、受取人が物品の受け取りを希望するエリアの指定を行う指定手段(ステップS1)として機能する端末(100)、を備えているものである、物品の受け渡し支援システム。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の物品の受け渡し支援システムであって、
    所持者が商品の販売業者であり、受取人が商品の購入者であり、物品が購入者の購入した商品である、物品の受け渡し支援システム。
  6. 請求項1に記載の物品の受け渡し支援システムを用いて行う、所持者から受取人への物品の受け渡し支援方法であって、
    受取人が、上記受付手段に、物品の受け取りを希望するエリアの指定を行う工程と、
    受付手段によって受け付けたエリアに設けられている1個以上の物品収納室の内、上記検出手段からの検知結果の情報から空いていると確認された物品収納室を、上記特定手段によって特定する工程と、
    所持者が、特定手段によって特定された物品収納室の場所の情報と、第1解錠キー No. とを受け取ると共に、特定した物品収納室に、受取人に渡す物品を収納する旨の指示を、上記注文処理手段によって受け取る工程と、
    受取人が、特定手段によって特定された物品収納室の場所の情報と第2解錠キー No. とを、受け取り確認手段によって受け取る工程と、
    所持者が、特定手段によって特定された物品収納室のテンキーに、第1解錠キー No. を入力して解錠し、受取人に渡す物品を収納する工程と、
    受取人が、特定手段によって特定された物品収納室のテンキーに、第2解錠キー No. を入力して解錠し、物品を受け取る工程と、
    を含むことを特徴とする、所持者から受取人への物品の受け渡し支援方法。
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