JP4131626B2 - 軒樋継手 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋外側壁面にその長手方向に沿った凹部を備えた軒樋同士を接続する軒樋継手に係り、特に該凹部に溜まった雨水を軒樋継手内へ導入しやすくした軒樋継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の軒樋継手としては、軒樋の外側と内側で挟み込むものが知られている(特開平9−88261号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記軒樋継手にあっては、上下で挟み込むため、軒樋がその長手方向に伸縮するのに対応できないでいた。ここで、特開平8−284338号公報記載の軒樋継手のように、自身に伸縮性を持たせた軒樋継手で対応しようとすると、上記軒樋の屋外側壁面にある凹部が詰まってしまい、この凹部にある雨水を軒樋内に流すことができないという新たな課題があった。
【0004】
したがって、本発明の目的は、伸縮型の軒樋継手であっても、軒樋の屋外側壁面にある凹部にある雨水を軒樋継手内に流すことができる軒樋継手を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記に鑑み鋭意検討を行った結果、屋外側壁面にその長手方向に沿った凹部を備えた軒樋同士を接続する軒樋継手において、その軒樋の長手方向の端部を嵌合して保持する保持部が、その軒樋の長手方向の端部を当接させる当接部と、該軒樋の長手方向の端部を挟み込む板部を備え、その当接部の前記凹部に対応する位置に、凹部の長手方向の端部を開口する側に板部を具備せず、雨水を軒樋継手内へ導入できる大きさの凹みを備えることで、上記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成させた。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明における軒樋継手は、その軒樋の長手方向の端部を嵌合して保持する保持部が、その軒樋の端部を当接させる当接部と、該軒樋の端部を挟み込む板部を備え、その当接部の前記凹部が当接する面に板部を具備しない凹みを備えたものである。この凹みは、上記凹部の端部を開口する側にあり、この開口により軒樋の屋外側壁面にある凹部にある雨水を軒樋内に流すために採用したものである。該凹みの形状は、前記凹部が当接する位置にあって、雨水を軒樋継手内へ導入できる程度の大きさであれば、適宜その形状を選択できるものである。
【0007】
本発明における軒樋継手の素材としては、軒樋同士を安定的に接続させることができるものであれば適宜選択でき、例えばステンレス、鉄、鋼、銅、アルミニウム、亜鉛、ニッケル等の単体又は合金等の金属、熱可塑性樹脂(例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、ポリカーボネート)や熱硬化性樹脂の単体又は複合体等の合成樹脂や、合成樹脂に補強繊維(例えばガラス繊維、アラミド繊維、金属繊維など)を含有させた繊維強化樹脂がある。なお、金属に合成樹脂やゴムを被覆又は積層するような複合体であっても良いのはもちろんである。
【0008】
また、軒樋継手に軒樋長手方向への伸縮性を持たせる場合には、前述の特開平8−284338号における軒樋継手のように、軒樋継手を2つの継手部材で形成し、その継手部材を蛇腹状のパッキングでつなぎ、該継手部材を該長手方向へ摺動させればよい。
【0009】
なお、本発明にかかる軒樋継手は、軒樋に接続される際、上記保持部に軒樋の端部を嵌合させるだけでなく、両者の間に従来公知の接着剤を介在させる等、施工後に軒樋と離脱しない手段であれば、適宜選択できる。
【0010】
本発明にあっては、屋外側壁面にその長手方向に沿った凹部を備えた軒樋同士を接続する軒樋継手において、その軒樋の長手方向の端部を嵌合して保持する保持部が、その軒樋の長手方向の端部を当接させる当接部と、該軒樋の長手方向の端部を挟み込む板部を備え、その当接部の前記凹部に対応する位置に、凹部の長手方向の端部を開口する側に板部を具備せず、雨水を軒樋継手内へ導入できる大きさの凹みを備えることで、伸縮型の軒樋継手であっても、軒樋の屋外側壁面にある凹部にある雨水を軒樋継手内に流すことができた。
【0011】
【実施例】
本発明にかかる一実施例を、図1を参照しつつ、詳細に説明する。ここで図1は本実施例にかかる軒樋継手と、その被接続体である軒樋を模式的に示した斜視図である。
【0012】
本実施例にかかる軒樋継手は、図1に表されるように、屋外側壁面6にその長手方向に沿った凹部7を備えた軒樋5を接続するものであり、図示の軒樋5と軒樋継手を挟んで反対側にある軒樋(図示省略)を直線的に連続させるものである。なお、図1における軒樋継手は、本実施例の軒樋継手の一部を開示したものであり、軒樋5のある側とは反対側に他方の軒樋(図示省略)を接続するための継手部材や該部材と図示した部材の水密性を高める蛇腹状のパッキング等を有するものである。
【0013】
本実施例にかかる軒樋継手は、その軒樋5の長手方向の端部を嵌合して保持する保持部1を有するものである。この保持部1は、その軒樋5の端部を当接させる当接部2と、該軒樋5の端部を挟み込む板部3を備え、その当接部2の前記凹部7に対応する位置に、凹部7の長手方向の端部を開口する側に板部3を具備せず、雨水を軒樋継手内へ導入できる大きさの凹み4を備えたものである。
【0014】
この図1は、図示した軒樋5とは反対側に接続される軒樋と、該「反対側に接続される軒樋」へ接続するための軒樋継手部材を省略したものである。この「軒樋継手部材」は、図示した軒樋継手に蛇腹状パッキング(図示省略)を介して摺動可能となるように接続されるものであり、図示した軒樋継手と同様の保持部1を有するものである。なお、本実施例にかかる軒樋継手はポリ塩化ビニル樹脂で形成した。
【0015】
本実施例の軒樋継手に軒樋5を接続する際には、本実施例にかかる軒樋継手をと軒樋5を図示のように配置し、該軒樋5の端部を保持部1の板部材3に当接させつつ当接部2に当たるように挿入すればよい。なお、この挿入の前には嵌合部にポリ塩化ビニル樹脂用接着剤を塗布することによって両者を接着固定させるのが好ましい。この挿入により、該凹部7が当接する位置に凹み4があるため、該凹部7に溜まる雨水は、凹み4を介して軒樋継手内に導入される。
【0016】
本実施例の軒樋継手にあっては、屋外側壁面にその長手方向に沿った凹部を備えた軒樋同士を接続する軒樋継手において、その軒樋の端部を嵌合して保持する保持部が、その軒樋の端部を当接させる当接部と、該軒樋の端部を挟み込む板部を備え、その当接部の前記凹部が当接する位置に、凹部の端部を開口するよう凹みを備えることで、伸縮型の軒樋継手であっても、軒樋の屋外側壁面にある凹部にある雨水を軒樋継手内に流すことができた。
【0017】
【発明の効果】
本発明にあっては、屋外側壁面にその長手方向に沿った凹部を備えた軒樋同士を接続する軒樋継手において、その軒樋の長手方向の端部を嵌合して保持する保持部が、その軒樋の長手方向の端部を当接させる当接部と、該軒樋の長手方向の端部を挟み込む板部を備え、その当接部の前記凹部に対応する位置に、凹部の長手方向の端部を開口する側に板部を具備せず、雨水を軒樋継手内へ導入できる大きさの凹みを備えることで、伸縮型の軒樋継手であっても、軒樋の屋外側壁位置にある凹部にある雨水を軒樋継手内に流すことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる軒樋継手と、その被接続体である軒樋を模式的に示した斜視図である。
【符号の説明】
1 保持部
2 当接部
3 板部
4 凹み
5 軒樋
6 屋外側壁面
7 凹部
Claims (1)
- 屋外側壁面(6)にその長手方向に沿った凹部(7)を備えた軒樋(5)同士を接続する軒樋継手において、その軒樋(5)の端部を嵌合して保持する保持部(1)が、その軒樋(5)の端部を当接させる当接部(2)と、該軒樋(5)の端部を挟み込む板部(3)を備え、その当接部(2)の前記凹部(7)に対応する位置に、凹部(7)の長手方向の端部を開口する側に板部(3)を具備せず、雨水を軒樋継手内へ導入できる大きさの凹み(4)を備えたことを特徴とする軒樋継手。
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JP2001379643A Expired - Fee Related JP4131626B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 軒樋継手 |
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2001
- 2001-12-13 JP JP2001379643A patent/JP4131626B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003184242A (ja) | 2003-07-03 |
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