JP4131405B2 - オーミック電極の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、オーミック電極の製造方法に関し、より詳しくは、太陽電池、光電変換素子、薄膜トランジスタ、半導体集積回路、センサ、半導体レーザー、パワーデバイス等の半導体装置に用いられる半導体材料からなる基板上にオーミック電極を形成せしめる方法に関する。
太陽電池、光電変換素子、薄膜トランジスタ、半導体集積回路、センサ、半導体レーザー、パワーデバイス等の半導体装置には、それが適切な動作をするために、電力を供給するための電極、入力信号を供給するための電極、出力信号を取り出すための電極等を半導体材料からなる基板(以下、「半導体基板」という)上に設ける必要がある。一般に半導体装置はその機能に応じて構造が決定されるが、金属と半導体を接合すると一般的にショットキーバリアが形成され、整流特性が発生する。この整流特性は金属と半導体を接合する前の半導体表面の状態によって変化するので、半導体ウエハごと、あるいはひとつのウエハ内でも場所ごとに整流特性が微妙に異なる。したがって、半導体表面にショットキーバリアが形成された状態で金属電極が形成されると、たとえ金属電極と半導体との間の整流特性を考慮して半導体装置の構造を設計したとしても、電極と半導体との界面での整流特性のばらつきの影響を受けてウエハごと、あるいは半導体装置ごとで最終的な特性にばらつきが生じてしまうという問題があった。
そこで、このような問題を解決する方法として、特開平4−298028号公報(特許文献1)、特開平5−190488号公報(特許文献2)、特開2000−12486号公報(特許文献3)には、金属電極材料からなる金属膜を半導体表面に形成した後でシンタまたは合金化処理とよばれる半導体の種類に応じた高温での加熱処理を施し、オーミック接触(印加電圧と電流が比例する、すなわち整流特性がない接触)を得ることによりオーミック電極とする方法が開示されている。また、金属電極材料からなる金属膜を半導体表面に形成した後で加熱処理に代えてプラズマ処理やレーザーアニール処理を施してオーミック接触を得る方法も開示されている。
また最近では、薄膜トランジスタ、太陽電池等の半導体装置がガラス基板や樹脂基板の上に形成されるようになり、金属膜と半導体とのオーミック接触をできるだけ低温で形成する方法として、特開平10−275923号公報(特許文献4)には金属シリサイド層を、特開平6−342925号公報(特許文献5)には昇華性導電物質層をそれぞれ金属電極材料からなる金属膜と半導体基板との間に介在させることによりオーミック接触を得る方法が開示されている。
しかしながら、上記従来の半導体装置においてオーミック電極を得る方法はいずれも、半導体表面に金属電極材料からなる金属膜を形成する工程に加えて、加熱処理、プラズマ処理、レーザーアニール処理等の付加的な後処理を施す工程や、金属シリサイド層、昇華性導電物質層等の付加的な中間層を設ける工程が必要であり、電極形成の工程が複雑になり、半導体装置の製造コストが増加するという問題があった。
特開平4−298028号公報 特開平5−190488号公報 特開2000−12486号公報 特開平10−275923号公報 特開平6−342925号公報
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、従来は必要であった付加的な加熱処理等の後処理や付加的な中間層を設けることなく、半導体基板上に金属電極材料からなるオーミック電極を比較的低い基板温度で直接的に形成することが可能なオーミック電極の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、金属電極材料からなるターゲットに所定のパルス幅およびエネルギー密度のパルスレーザー光を照射して発生せしめた金属電極材料の飛散粒子を半導体基板上に堆積させることにより上記目的が達成可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、金属電極材料からなるターゲットにパルス幅が100ピコ秒〜100ナノ秒であり1パルスあたりのエネルギー密度が0.01J/cm〜50J/cmでありかつ照射強度が10W/cm〜1012W/cm(好ましくは5×10W/cm〜1012W/cm)であるパルスレーザー光を照射して金属電極材料の飛散粒子と波長50nm〜100nmの真空紫外光とを発生させ、半導体材料からなる基板の表面に前記真空紫外光を照射しつつ前記飛散粒子を堆積させて前記基板上にオーミック電極を形成せしめるオーミック電極の製造方法であり、前記金属電極材料と前記半導体材料との組み合わせが、下記(i)〜(iii):
(i)前記半導体材料がシリコンでありかつ前記金属電極材料がアルミニウム、アルミニウムシリコン合金、アルミニウムシリコン銅合金、チタン、ニッケルおよびコバルトからなる群から選択される1種である組み合わせ、
(ii)前記半導体材料が砒化ガリウムでありかつ前記金属電極材料が金ゲルマニウム合金、金亜鉛合金、金マンガン合金、ニッケル、チタン、白金、亜鉛、クロムおよびマグネシウムからなる群から選択される1種である組み合わせ、
(iii)前記半導体材料が炭化珪素でありかつ前記金属電極材料がアルミニウム、金、ニッケル、白金、パラジウム、チタン、タングステン、モリブデン、タンタル、クロム、コバルトおよびハフニウムからなる群から選択される1種である組み合わせ、
のうちのいずれか1つであることを特徴とするオーミック電極の製造方法にある。
なお、上記本発明の方法によって、付加的な加熱処理等の後処理や付加的な中間層を設けることなく、半導体基板上に比較的低い基板温度で直接的にオーミック電極が形成される理由は必ずしも定かではないが、本発明者らは以下のように推察する。すなわち、金属電極材料からなるターゲットにパルス幅が10ヘムト秒〜100ナノ秒でかつ1パルスあたりのエネルギー密度が0.01J/cm〜50J/cmであるパルスレーザー光が照射されると、ターゲット表面に高温のプラズマが形成され、そのターゲット表面から金属電極材料を構成する分子が高いエネルギーをもって飛散するほか、上記プラズマ内部もしくはプラズマにより加熱された上記金属電極材料からなるターゲット表面では、金属電極材料を構成する分子が分解することにより形成された中性原子、イオン、並びに前記の分子、中性原子およびイオンのうちのいくつかが結合して形成されたクラスタが高いエネルギーをもって飛散する。そして、このような条件下でいわゆるレーザーアブレーションによって発生した飛散粒子の運動エネルギーは、単に金属電極材料が蒸発したときの金属原子の運動エネルギーに比べて数10倍から10万倍程度である。そのため、これらの飛散粒子が半導体基板上に到達すると半導体基板の表面に衝突し、金属電極材料を構成する原子が半導体材料を構成する原子と原子層レベルの混合を起こして数原子層の混合層が形成される。そして、さらにその上に飛散粒子が到達すると、高いエネルギーをもっている飛散粒子は基板上に堆積して欠陥の少ない、したがって電気抵抗の小さい金属電極として再構成される。このようにして形成された混合層内では半導体材料を構成する原子と金属電極材料を構成する原子とが原子層レベルで十分混合されているので、単に金属と半導体とを接合したときのように整流特性を示すことはなく、半導体基板上に形成された金属膜がオーミック電極として作用する。そのため、本発明の方法によれば、比較的低い基板温度であっても、付加的な加熱処理等の後処理や付加的な中間層を設けることなく、半導体基板上に直接的にオーミック電極が形成されるものと本発明者らは推察する。
また、パルス幅が100ピコ秒〜100ナノ秒でかつ照射強度が10W/cm〜1012W/cmであるパルスレーザー光が金属電極材料からなるターゲットに照射されると、ターゲット表面に形成された高温のプラズマから波長50nm〜100nmの真空紫外光が発生する。そして、特に炭化珪素のごとき炭素を含有する半導体基板上にこの真空紫外光が照射されると該半導体基板の表面が活性化されるため、活性化された上記半導体基板上に到達した飛散粒子は上記基板表面の原子に強固に結合し、上記半導体基板に対して十分な付着強度をもって強固に密着したオーミック電極が形成される傾向にある。
なお、ここでいう波長50nm〜100nmの真空紫外光とは、50nm〜100nmの波長領域における少なくとも一部の波長を有する真空紫外光のことをいうが、以下の条件のうちの少なくとも一つの条件を満たしていることが好ましい。
(i)50nm〜100nmの波長領域に少なくとも一つの光強度のピークを有すること、
(ii)50nm〜100nmの波長領域の光の全エネルギーが100nm〜150nmの波長領域の光の全エネルギーより高いこと、
(iii)50nm〜100nmの波長領域の光の全エネルギーが50nm以下の波長領域の光の全エネルギーより高いこと
(iv)50nm〜100nmの波長領域の光のエネルギー密度が基板上で0.1μJ/cm〜10mJ/cm(より好ましくは1μJ/cm〜100μJ/cm)であること。なお、基板上における前記エネルギー密度が0.1μJ/cmより低くなると処理に要する時間が過度に長くなってしまう傾向にあり、他方、10mJ/cmより高くなると基板が分解されてしまう傾向にある。
前記本発明のオーミック電極の製造方法においては、内部が減圧状態となっている容器内、或いは内部が水素ガス、ヘリウムガス、ネオンガスおよびアルゴンガスからなる群から選択される少なくとも一種のガスを含有するシールドガス雰囲気となっている容器内において前記基板上にオーミック電極を形成せしめることが好ましい。このように内部が減圧状態となっている容器を用いると、真空紫外光が空気中の酸素等の真空紫外光吸収物質に吸収されることなく半導体基板表面に照射され、半導体基板表面がより効率良く活性化される傾向にある。また、内部がシールドガス雰囲気となっている容器を用いると、容器内を減圧状態とせずとも真空紫外光が真空紫外光吸収物質に吸収されることなく半導体基板表面に照射され、半導体基板表面がより効率良く活性化される傾向にある。さらに、後者の場合、前者の場合に比べて真空ポンプや耐圧容器を用いる必要がなくなるため、装置の簡便性および低コストという点でより好ましい傾向にある。
本発明によれば、従来は必要であった付加的な加熱処理等の後処理や付加的な中間層を設けることなく、半導体基板上に金属電極材料からなるオーミック電極を比較的低い基板温度で直接的に形成することが可能となる。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して詳細に説明する。先ず、本発明の方法を実施するのに好適なオーミック電極の製造装置の一実施形態について説明する。
図1は、本発明に好適なオーミック電極の製造装置の好適な一実施形態の基本構成を示す模式図であり、図1に示すオーミック電極の製造装置はいわゆるレーザーアブレーション装置1として構成されている。すなわち、図1に示すレーザーアブレーション装置1は、レーザー光源2と、レーザー光源2から発せられたレーザー光Lが導入される処理容器3とを備えており、処理容器3の内部にはレーザー光Lが照射されるターゲット4と、表面にオーミック電極5が形成されるべき半導体基板6とが配置されている。
レーザー光源2は、パルス幅が10ヘムト秒〜100ナノ秒でかつ1パルスあたりのエネルギー密度が0.01J/cm〜50J/cmであるパルスレーザー光を照射することができるレーザー光発生装置であればよく、特に制限されないが、例えばヘムト秒レーザー装置、エキシマレーザー装置、YAGレーザー装置によって構成され、中でもヘムト秒レーザー装置またはYAGレーザー装置によって構成されることが好ましい。そして、レーザー光源2は、処理容器3の内部に配置されているターゲット4に向かってレーザー光Lを照射する位置に配置されている。また、図示はしていないが、レーザー光Lをターゲット4に照射した際にターゲット4の表面から飛散粒子aが効率的に発生するように、レーザー光Lの光路の途中にレンズ、鏡等を適宜配置してレーザー光のエネルギー密度や照射角度を調整してもよい。特に、集光レンズ(図示せず)を処理容器3の内部または外部に配置して、ターゲット4に照射されるパルスレーザー光Lの照射強度が10W/cm〜5×1015W/cmとなるようにすることが好ましく、10W/cm〜1012W/cmとなるようにすることがより好ましい。
処理容器3は、少なくともターゲット4と基板6とを内部に収容するための容器(例えばステンレス製の容器)であり、レーザー光Lを容器3内に配置されたターゲット4の表面に導入するための窓9(例えば石英製の窓)を備えている。また、処理容器3には真空ポンプ(図示せず)が接続されており、容器3の内部を所定圧力の減圧状態に維持することが可能となっている。このように内部が減圧状態となる容器3を用いると、真空紫外光Lが空気中の酸素等の真空紫外光吸収物質に吸収されることなく基板6の表面に照射され、基板6の表面がより効率良く活性化される。なお、容器3の内部を減圧状態に維持する際の圧力としては、4×10Pa(300Torr)以下の圧力が好ましく、7.5×10−3Pa(1×10−4Torr)以下の圧力が特に好ましい。
ターゲット4は、後述する基板6上にオーミック電極5を構成するための金属電極材料からなるものであり、具体的には目的の半導体装置を構成しかつオーミック電極と接合する半導体材料の種類によって適宜決定される。このような金属電極材料としては、各種の遷移金属またはそれらの合金を用いることができ、例えば、半導体材料がシリコンの場合にはアルミニウム、アルミニウムシリコン合金、アルミニウムシリコン銅合金、チタン、ニッケル、コバルト等が好適に用いられ、半導体材料が砒化ガリウムの場合には金ゲルマニウム合金、金亜鉛合金、金マンガン合金、ニッケル、チタン、白金、亜鉛、クロム、マグネシウム等が好適に用いられ、半導体材料が炭化珪素の場合にはアルミニウム、金、ニッケル、白金、パラジウム、チタン、タングステン、モリブデン、タンタル、クロム、コバルト、ハフニウム等が好適に用いられる。なお、ターゲット4の形状等は特に制限されず、板状、ロッド状等に成形された金属電極材料からなるバルク材や、金属電極材料をテープ上に蒸着したテープ状ターゲット等を用いることができる。
また、オーミック電極5を構成する金属電極材料として合金を採用する場合、(i)合金を構成すべき金属を混合し、目的とする合金からなるオーミック電極が堆積するように適宜組成を調整したもの、或いは(ii)目的とする合金からなるオーミック電極が得られるように主成分である金属上に適正量の合金化されるべき金属を配置(または貼付)したものを金属電極材料として用いることができる。
基板6は、その表面にオーミック電極5が形成されるべき半導体材料からなる基板であり、具体的には適用する半導体装置等によって適宜決定される。このような半導体材料からなる基板としては、各種の半導体物質からなる基板を用いることができ、例えば、シリコン、ゲルマニウム、炭化珪素等のIV族元素または化合物、砒化ガリウム、InP等のIII−V族化合物、ZnTe等のII−VI族化合物からなる基板が好適に用いられる。
このような半導体材料からなる基板6の厚さは特に制限されず、適用する半導体装置等によって適宜決定されるが、一般的には0.1〜1mm程度が好ましい。また、その表面に形成されるオーミック電極5の厚さも特に制限されず、その用途等によって適宜決定されるが、一般的には0.1〜5μm程度が好ましい。
また、半導体基板6の裏面(オーミック電極5が形成される面と反対側の面)には対電極7が設けられていてもよい。このような対電極7の材料は特に制限されず、オーミック電極5と同一であっても異なっていてもよいが、前述の金属電極材料からなる電極が好適に用いられる。また、対電極7もオーミック電極となっていることが好ましく、本発明の方法によって形成されたオーミック電極であることが特に好ましい。
上述の基板6とターゲット4との位置的関係は特に限定されず、基板6の表面にターゲット4の表面から発生した飛散粒子aが効率良く堆積するようにターゲット4に対して基板6が適宜配置され、図1においてはターゲット4の法線に対する角度Θが45°となる位置に基板6が配置されている。また、ターゲット4にはターゲット駆動装置(図示せず)が接続され、レーザー光Lの照射位置にターゲットの新鮮な面(レーザー光未照射面)が順次繰り出されるようになっている。
以上、本発明の方法を実施するのに好適なオーミック電極の製造装置の一実施形態について説明したが、本発明に好適な装置は上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、例えば、上記実施形態では処理容器3が真空ポンプ(図示せず)に接続されているが、水素ガス、ヘリウムガス、ネオンガスおよびアルゴンガスからなる群から選択される少なくとも一種のシールドガスを導入するためのガスボンベ(図示せず)に接続されていてもよく、その場合は容器3の内部を所定のシールドガス雰囲気に維持することが可能となる。このように内部がシールドガス雰囲気となっている容器3を用いると、容器3内を減圧状態とせずとも真空紫外光Lが真空紫外光吸収物質に吸収されることなく基板6の表面に照射され、基板6の表面がより効率良く活性化される。また、処理容器3に真空ポンプ(図示せず)およびガスボンベ(図示せず)の双方を接続し、容器3の内部を所定のシールドガス雰囲気にすると共に所定圧力の減圧状態に維持するようにしてもよい。
また、上記実施形態ではレーザー光源2が処理容器3の外部に配置されているが、処理容器3の内部に配置されていてもよく、その場合はレーザー光Lを容器3内に導入するための窓9は不要となる。
更に、上記実施形態ではターゲット4の法線に対する角度Θが45°となる位置に基板6が配置されているが、このような位置関係に限定されるものではなく、例えば半導体材料からなる基板6としてレーザー光Lを透過可能なものを用い、基板6をレーザー光源2とターゲット4との間にターゲット4に対して対向配置せしめ、基板6を透過したレーザー光Lがターゲット4に照射されるようにしてもよい。
また、金属電極材料からなるターゲット4としてレーザー光Lを透過可能なものを用い、ターゲット4をレーザー光源2と基板6との間に配置せしめ、ターゲット4の裏面から表面に透過したレーザー光Lによってターゲット4の表面から透明導電膜材料の飛散粒子a(或いは透明導電膜材料の飛散粒子aおよび真空紫外光L)が発生し、それらが基板6の表面に供給されるようにしてもよい。このような構成にすると、比較的大型の基板に対するオーミック電極の形成がより容易になる傾向にある。また、このような構成に用いるターゲットとしては、レーザー光に対して透明なフィルム(例えばPETフィルム)上に金属電極材料を蒸着、貼着等により積層したテープ状ターゲットが好ましい。
次に、本発明のオーミック電極の製造方法の好適な一実施形態について、図1を参照しつつ説明する。
本発明のオーミック電極の製造方法においては、前述の金属電極材料からなるターゲット4にパルス幅が10ヘムト秒〜100ナノ秒でかつ1パルスあたりのエネルギー密度が0.01J/cm〜50J/cmであるパルスレーザー光Lがレーザー光源2から照射される。すると、ターゲット4の表面に高温のプラズマPが形成され、レーザー光Lが照射されたターゲット4の表面からは金属電極材料を構成する分子が高いエネルギーをもって飛散するほか、上記プラズマP内部もしくはプラズマPにより加熱されたターゲット4の表面からは、金属電極材料を構成する分子が分解することにより形成された中性原子、イオン、並びに前記の分子、中性原子およびイオンのうちのいくつかが結合して形成されたクラスタが高いエネルギーをもって飛散する。
そして、このような条件下でいわゆるレーザーアブレーションによって発生した各種飛散粒子(アブレータ)aの運動エネルギーは、単に金属電極材料が蒸発したときの金属原子の運動エネルギーに比べて数10倍から10万倍程度である。そのため、これらの飛散粒子aが半導体基板6の表面に到達すると半導体基板6の表面に衝突し、金属電極材料を構成する原子が半導体材料を構成する原子と原子層レベルの混合を起こして数原子層の混合層8が形成される。そして、さらにその上に飛散粒子aが到達すると、高いエネルギーをもっている飛散粒子aは基板6上に堆積して欠陥の少ない、したがって電気抵抗の小さい金属電極5として再構成される。このようにして形成された混合層8内では半導体材料を構成する原子と金属電極材料を構成する原子とが原子層レベルで十分混合されているので、単に金属と半導体とを接合したときのように整流特性を示すことはなく、半導体基板6上に形成された金属膜がオーミック電極5として作用する。このようにして、比較的低い基板温度であっても、付加的な加熱処理等の後処理や付加的な中間層を設けることなく、半導体基板6上に直接的にオーミック電極が形成される。
なお、パルスレーザー光Lのパルス幅が10ヘムト秒未満ではごく短時間にレーザーのエネルギーが集中するため飛散粒子aの運動エネルギーが過大となり、該飛散粒子aが半導体基板6上に到達したときに半導体基板6の結晶性を破壊してしまい、他方、100ナノ秒を超えるとエネルギーが時間的に集中しないために十分大きなエネルギーをもった飛散粒子aが発生せず、そのため該飛散粒子aが半導体基板6上に到達したときにオーミック接触を生じない。また、ターゲット4に照射されるパルスレーザー光Lの1パルスあたりのエネルギー密度が0.01J/cm未満では高いエネルギーをもっている飛散粒子aが十分に発生しないため、半導体基板6と電極5との間のオーミック接触が達成されず、他方、50J/cmを超えると飛散粒子aの運動エネルギーが過大となり、該飛散粒子aが半導体基板6上に到達したときに半導体基板6の結晶性を破壊してしまい、良好なオーミック接触を生じない。
また、ターゲット4に照射されるパルスレーザー光Lのパルス幅が100ピコ秒〜100ナノ秒でかつ照射強度が10W/cm〜1012W/cmであることが好ましい。このような条件を満たすパルスレーザー光Lがターゲット4に照射されると、ターゲット4の表面に形成された高温のプラズマPから波長50nm〜100nmの真空紫外光Lが発生する。そして、半導体基板6上にこの真空紫外光Lが照射されると半導体基板6の表面が活性化されるため、活性化された半導体基板6上に到達した飛散粒子aは基板6の表面の原子に強固に結合し、半導体基板6に対して十分な付着強度をもって強固に密着したオーミック電極5が形成される傾向にある。
なお、パルスレーザー光Lのパルス幅が100ピコ秒未満では波長50nm〜100nmの真空紫外光Lが十分に発生しない傾向にある。また、パルスレーザー光Lの照射強度が10W/cm未満では波長50nm〜100nmの真空紫外光Lが十分に発生しない傾向にあり、他方、1012W/cmを超えるとターゲットに照射されたときに発生する電磁波の主たる波長域が50nm以下の波長域になるため、波長50nm〜100nmの真空紫外光Lの光量が減少してしまう傾向にある。
なお、上述の本発明のオーミック電極の製造方法においては、半導体基板6上にオーミック電極5を形成せしめる際に基板を高温に加熱する必要はなく、室温であってもよいが、電極と半導体材料との密着性をより向上させ、また界面応力を緩和させるために基板を50〜200℃程度に加熱した状態としてもよい。
さらに、前述の本発明の方法によって半導体基板6上にオーミック電極5を形成せしめた後に、得られた半導体装置を実装して配線するのに好適な他の金属膜を、ワイヤーボンディング、はんだ付け等によってオーミック電極5上に更に積層してもよい。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
レーザー光源2としてYAGレーザー装置(スペクトラフィジックス社製、商品名:PRO−290)、処理容器3として石英窓付の真空容器(ステンレス鋼製、容量30リットル)、ターゲット4としてアルミニウム板(直径40mm、厚さ3mm)、基板として比抵抗0.05Ωcmのn型シリコン基板(直径100mm、厚さ0.5mm)6の裏面に対電極7として本発明の方法によってアルミニウム電極(直径90mm、厚さ1μm)を形成してある基板、をそれぞれ用いて図1に示すオーミック電極の製造装置を作製した。なお、基板6はターゲット4の法線に対する角度Θが45°となる位置に配置し、基板6とターゲット4との間の距離(中心間の距離)は150mmとした。
次に、作製された装置を用い、容器3の内部を圧力が2×10−3Paの真空状態とし、レーザー光源2から波長532nm、パルス幅7ナノ秒、1パルスあたりのエネルギー密度が3.5J/cm、照射強度5×10W/cmのパルスレーザー光Lをターゲット4に照射した。容器3内部が真空状態のためパルスレーザー光Lは減衰することなくターゲット4に到達し、ターゲット4の表面からアルミニウム原子、アルミニウムイオン、およびこれらアルミニウム原子、アルミニウムイオンのうちのいくつかが結合して形成されたクラスタ等の飛散粒子(アブレータ)aが高いエネルギーをもって飛散した。そして、n型シリコン基板6の表面に飛散粒子aが高いエネルギーをもって到達してシリコン原子とアルミニウム原子が原子層レベルで混合し、さらにその表面に堆積した飛散粒子aによってアルミニウム電極5が再構成された。
約20分の反応時間で得られたアルミニウム電極5の膜厚は0.3μmであり、基板温度は約25℃であった。また、得られたアルミニウム電極5とn型シリコン基板6との界面を透過型電子顕微鏡によって観察したところ、シリコン原子とアルミニウム原子が原子層レベルで混合して形成された数原子層の混合層8の存在が確認された。
(比較例1)
真空蒸着装置として電子ビーム蒸着装置(日電アネルバ社製、商品名:EVD500B)を用い、実施例1と同様の対電極付きのn型シリコン基板の表面に以下に示す条件下で真空蒸着法によりアルミニウム電極(膜厚0.3μm)を形成せしめた。
[真空蒸着条件]
蒸発源 アルミニウム
圧力 2×10−6Torr
基板温度 25℃
(実施例2)
ターゲット4としてニッケル板(直径40mm、厚さ2mm)、基板としてキャリア濃度2×1018cm−3のn型炭化珪素基板(直径15mm、厚さ0.7mm)6の裏面に対電極7として本発明の方法によってニッケル電極(直径10mm、厚さ0.5μm)を形成してある基板をそれぞれ用い、パルスレーザー光Lのパルス幅を100ピコ秒、1パルスあたりのエネルギー密度を0.1J/cm、照射強度を1.0×10W/cmとした以外は実施例1と同様にしてn型炭化珪素基板6上にニッケル電極5を形成せしめた。なお、本実施例においてはターゲット4の表面には高温のプラズマPが形成され、ターゲット4の表面には高温のプラズマPが形成され、波長が50nm〜100nmの範囲にある真空紫外光Lが発生し、同時に、ターゲット4の表面からニッケル原子、ニッケルムイオン、およびこれらニッケル原子、ニッケルイオンのうちのいくつかが結合して形成されたクラスタ等の飛散粒子(アブレータ)aが高いエネルギーをもって飛散した。そして、n型炭化珪素基板6の表面にプラズマPから発生した真空紫外光Lが照射されて十分に活性化され、そこに飛散粒子aが高いエネルギーをもって到達してシリコン原子と炭素原子とニッケル原子が原子層レベルで混合し、さらにその表面に堆積した飛散粒子aによってニッケル電極5が再構成された。
約20分の反応時間で得られたニッケル電極5の膜厚は0.3μmであり、基板温度は約25℃であった。また、得られたニッケル電極5とn型炭化珪素基板6との界面を透過型電子顕微鏡によって観察したところ、シリコン原子と炭素原子とニッケル原子が原子層レベルで混合して形成された数原子層の混合層8の存在が確認された。
(比較例2)
真空蒸着装置として電子ビーム蒸着装置(日電アネルバ社製、商品名:EVD500B)を用い、実施例2と同様の対電極付きのn型炭化珪素基板の表面に以下に示す条件下で真空蒸着法によりニッケル電極(膜厚0.3μm)を形成せしめた。
[真空蒸着条件]
蒸発源 ニッケル
圧力 2×10−6Torr
基板温度 25℃
(電流電圧特性試験)
実施例1〜2および比較例1〜2で得られた電極付きの半導体基板の電流電圧特性を、エレクトロメータ(ケースレー社製)を用いて測定した。実施例1および比較例1で得られた電極付きの半導体基板の電流電圧特性を図2に、実施例2および比較例2で得られた電極付きの半導体基板の電流電圧特性を図3にそれぞれ示す。
図2に示した結果から明らかなように、本発明の製造方法により得られた実施例1のアルミニウム電極5はn型シリコン基板6との間でオーミック接触が達成されており、実施例1のアルミニウム電極5はオーミック電極となっていることが確認された。また、図3に示した結果から明らかなように、本発明の製造方法により得られた実施例2のニッケル電極5もn型炭化珪素基板6との間でオーミック接触が達成されており、実施例2のニッケル電極5もオーミック電極となっていることが確認された。
これに対して、従来の真空蒸着法で形成した比較例1のアルミニウム電極は、ショットキーバリアが電極とn型シリコン基板との界面に形成され、整流特性が発現することが確認された。このような整流特性を解消するためには、例えば420℃で30分程度の加熱処理を施すといった後処理が必要であった。
さらに、従来の真空蒸着法で形成した比較例2のニッケル電極は、ショットキーバリアが電極とn型炭化珪素基板との界面に形成され、整流特性が発現することが確認された。このような整流特性を解消するためには、例えば1000℃で5分程度の加熱処理を施すといった後処理が必要であった。
以上説明したように、本発明の製造方法によれば、従来は必要であった付加的な加熱処理等の後処理や付加的な中間層を設けることなく、半導体基板上に金属電極材料からなるオーミック電極を比較的低い基板温度で直接的に形成することが可能となる。従って、本発明の方法は、太陽電池、光電変換素子、薄膜トランジスタ、半導体集積回路、センサ、半導体レーザー、パワーデバイス等の半導体装置に用いられる半導体材料からなる基板上にオーミック電極を形成せしめる方法として非常に有用である。
本発明に好適なオーミック電極の製造装置の好適な一実施形態の基本構成を示す模式図である。 実施例1および比較例1で得られた電極付きの半導体基板の電流電圧特性を示すグラフである。 実施例2および比較例2で得られた電極付きの半導体基板の電流電圧特性を示すグラフである。
符号の説明
1…オーミック電極の製造装置、2…レーザー光源、3…処理容器、4…ターゲット、5…オーミック電極、6…半導体基板、7…対電極、8…混合層、9…窓、L…パルスレーザー光、L…真空紫外光、a…飛散粒子、P…プラズマ。

Claims (3)

  1. 金属電極材料からなるターゲットにパルス幅が100ピコ秒〜100ナノ秒であり1パルスあたりのエネルギー密度が0.01J/cm〜50J/cmでありかつ照射強度が10W/cm〜1012W/cmであるパルスレーザー光を照射して金属電極材料の飛散粒子と波長50nm〜100nmの真空紫外光とを発生させ、半導体材料からなる基板の表面に前記真空紫外光を照射しつつ前記飛散粒子を堆積させて前記基板上にオーミック電極を形成せしめるオーミック電極の製造方法であり、
    前記金属電極材料と前記半導体材料との組み合わせが、下記(i)〜(iii):
    (i)前記半導体材料がシリコンでありかつ前記金属電極材料がアルミニウム、アルミニウムシリコン合金、アルミニウムシリコン銅合金、チタン、ニッケルおよびコバルトからなる群から選択される1種である組み合わせ、
    (ii)前記半導体材料が砒化ガリウムでありかつ前記金属電極材料が金ゲルマニウム合金、金亜鉛合金、金マンガン合金、ニッケル、チタン、白金、亜鉛、クロムおよびマグネシウムからなる群から選択される1種である組み合わせ、
    (iii)前記半導体材料が炭化珪素でありかつ前記金属電極材料がアルミニウム、金、ニッケル、白金、パラジウム、チタン、タングステン、モリブデン、タンタル、クロム、コバルトおよびハフニウムからなる群から選択される1種である組み合わせ、
    のうちのいずれか1つであることを特徴とするオーミック電極の製造方法。
  2. 前記パルスレーザー光の照射強度が5×10W/cm〜1012W/cmであることを特徴とする請求項1記載のオーミック電極の製造方法。
  3. 内部が減圧状態となっている容器内、或いは内部が水素ガス、ヘリウムガス、ネオンガスおよびアルゴンガスからなる群から選択される少なくとも一種のガスを含有するシールドガス雰囲気となっている容器内において前記基板上にオーミック電極を形成せしめることを特徴とする請求項1又は2記載のオーミック電極の製造方法。
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