JP4130217B2 - 多灯式照明装置および投写型映像表示装置 - Google Patents

多灯式照明装置および投写型映像表示装置 Download PDF

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Description

この発明は、光混合部材及び多灯式照明装置及び投写型映像表示装置に関する。
従来より、大画面映像を表示する装置として、照明装置からの光を液晶パネルに照射し、この液晶パネルに表示されている画像をスクリーン上に拡大投写する液晶プロジェクタが知られており、その照明装置として複数の光源を用いる多灯式照明装置を用いるものが在る(特許文献1参照)。図9に示しているように、多灯式照明装置50は、第1光源51及び第2光源52から出射された光束を、反射混合部材53にて合成するように構成されたものである。前記反射混合部材53は、図7にも示しているように、第1の反射面53aと第2の反射面53bとを交互に備えている。反射混合部材53はプリズムアレイとも呼ばれている。かかる多灯式照明装置50は、小さな光源を複数用いることにより、個々の光源のアーク長を短くして長寿命化や集光の高効率化を図ると共に、光源の寿命による発光停止(ランプ切れ)が生じた場合でも投写の続行が可能となる。
ところで、前記反射混合部材53の光出射側にインテグレータレンズが配置される構成が多くの場合に採用される。前記インテグレータレンズは、一対のフライアイレンズから成り個々の凸レンズ対が光源からの光を液晶表示パネルの全面に照射するように設計され、光源から出射された光に存在する部分的な輝度ムラを平均化して画面中央と周辺部とでの光量差を低減するものである。
特開2002−296679号公報 特開2001−166274号公報 特開平11−149061号公報 特開2001−268588号公報 特開平11−271668号公報 特開平6−308485号公報
しかしながら、上記反射混合部材53の光出射側にインテグレータレンズを配置する構成において、図6に示したように、反射混合部材53における第1の反射面53a及び第2の反射面53bから成る三角柱部のピッチWpとインテグレータレンズにおける光入射側フライアイレンズ55のレンズピッチWfとの比が例えば1:1となるときには、前記フライアイレンズ55の各レンズ部55aに同一パターンの光束が入射されることになり、この同一パターンの光束が液晶表示パネル55に集光され、液晶パネルに入射する光に輝度ムラが生じてしまう。
また、上記反射混合部材53の光出射側にインテグレータレンズを配置する構成においては、図8に示すように、当然のことではあるが、インテグレータレンズの入射側フライアイレンズ55の入射面には、その上部領域及び下部領域ともに同一の輝度ムラパターンで前記反射混合部材53から光が導かれる。従って、前記上部領域上の各レンズ対で液晶パネル(LCD)に導かれる光束パターンが図において「上半分」と表記された枠内のパターンであるとすれば、前記下部領域上の各レンズ対で液晶パネル(LCD)に導かれる光束パターンも同じパターンとなる(図の「下半分」参照)。このため、液晶パネル(LCD)上では前記パターンが強調され、投写映像に輝度ムラが生じてしまう。
特に、液晶パネルを3枚用いたプロジェクタでは、色分離合成系の小型化のために3原色のうち1色のみ光路長が異なる構成を採用し、光学的に光路長を一致させるためにリレー光学系を用いている。このため、上記1色のみが他の2色に対して上下左右に反転した状態で液晶パネルに光が入射することになり、他の2色と輝度分布に差が発生することになる。この各色での輝度分布の差により、スクリーン上の投写映像に輝度ムラや色ムラが発生する。人間の目にとって、色ムラは輝度ムラより感知しやすいため、この色ムラは表示映像品質を大きく劣化させることになる。
この発明は、この発明は、上記の事情に鑑み、輝度ムラおよび色ムラを生じさせない照明が行える光混合部材及び多灯式照明装置及び投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
この発明にかかる多灯式照明装置は、上記の課題を解決するために、略平行光を出射する第1光源及び第2光源と、前記第1光源からの出射光を特定方向に導く第1光学要素と前記第2光源からの出射光を前記特定方向と平行な方向に導く第2光学要素とが交互に配置された光混合部材と、前記光混合部材の光出射側に設けられたフライアイレンズ対と、を備えた多灯式照明装置であって、前記フライアイレンズ対における光入射側のフライアイレンズの各レンズ部に、それぞれ異なった光強度分布の光束が入射されるように第1光学要素と第2光学要素との配置が設定されたことを特徴とする。
上記の構成であれば、フライアイレンズの各レンズ部に同一パターンの光束が入射されてしまうことがなくなるので、照明対象物に入射される光に輝度ムラが生じるのを防止でき、同時にスクリーン上の映像に色ムラを発生することを防止できる。
前記フライアイレンズのレンズピッチに対する第1光学要素及び第2光学要素から成る部分間のピッチの比が、1±0.2にならない範囲に設定されていてもよい。また、前記フライアイレンズのレンズピッチに対する第1光学要素及び第2光学要素から成る部分のピッチの比が、1/N(Nは自然数)にならない範囲に設定されていてもよい。また、第1光学要素及び第2光学要素から成る部分のピッチに変化を持たせることとしてもよい。
また、この発明の投写型映像表示装置は、照明装置から出射された光をライトバルブにより変調して投写する投写型映像表示装置において、前記照明装置として上述したいずれかの多灯式照明装置を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる光混合部材は、第1の方向から受けた光を特定方向に導く第1光学要素と第2の方向から受けた光を前記特定方向と平行な方向に導く第2光学要素とが交互に配置された形状を有する光混合部材であって、前記第1光学要素と第2光学要素との接合線に垂直な線を境に少なくとも二領域に分割され、各領域の前記接合線が互いに不一致となるように構成されたことを特徴とする。
上記構成の光混合部材において、複数の光学パーツを互いにずらして接合して成り、各光学パーツは第1光学要素と第2光学要素とが交互に配置された形状を有し、第1の方向からの入射光を第1光学要素によって特定方向に導き、第2の方向からの入射光を第2光学要素によって前記特定方向と平行な方向に導くように構成してもよい。また、これら構成の光混合部材と、前記第1の方向上に設けられて照明光を第1光学要素に向けて出射する第1の光源と、前記第2の方向上に設けられて照明光を第2光学要素に向けて出射する第2の光源と、を備えて多灯式照明装置を構成してもよい。
また、この発明の投写型映像表示装置は、照明装置から出射された光をライトバルブにより変調して投写する投写型映像表示装置において、前記照明装置として上記多灯式照明装置を備え、この多灯式照明装置の光出射側にフライアイレンズ対を備えたことを特徴とする。
このよう光混合部材が領域分割される構成では、各領域の接合線が互いに不一致とされるため、フライアイレンズの入射面には、例えば上部領域と下部領域とで異なった輝度ムラパターンで光混合部材から光が導かれる。従って、前記上部領域上の各フライアイレンズ対によってライトバルブに導かれる光束パターンと、前記下部領域上の各フライアイレンズ対によってライトバルブに導かれる光束パターンは異なるものとなり、輝度ムラが相殺されやすくなり投写映像上での輝度ムラが軽減される。
また、かかる構成の投写型映像表示装置において、前記フライアイレンズ対の入射側レンズ群におけるレンズ間谷部に前記光混合部材の領域境界線の像が導かれるように構成するのがよい。これによれば、領域境界線の像である暗線が各レンズ対にてライトバルブに導かれてしまうのを防止することができる。
この発明によれば、輝度ムラおよび色ムラを生じさせない照明を行うことができ、投写型映像表示装置において高品質な映像投影が行えるという効果を奏する。
(実施形態1)
以下、この発明の実施形態1の多灯式照明装置及び投写型映像表示装置を図1乃至図3に基づいて説明していく。
図1は、この発明の実施形態の多灯式照明装置及び投写型映像表示装置を示した概略の構成図である。この実施形態の多灯式照明装置及び投写型映像表示装置は、従来項でも示した特開2002−296679号公報に開示の構成と基本的に略同じものとしている。多灯式照明装置1は、第1光源11と、第2光源12と、反射混合部材13と、インテグレータレンズ(フライアイレンズ対)14と、偏光変換装置15と、を備えて成る。そして、投写型映像表示装置10は、上記多灯式照明装置1と、コンデンサレンズ2,3,4と、液晶表示パネル5と、投写レンズ6とを備えて成る。なお、かかる図では、説明の簡略化のために単板構成的に光学系を示しているが、いわゆる三板式構成においては、例えば、色分離光学系(ダイクロイックミラー等)と色混合系(クロスダイクロイックプリズム等)とが加わる構成となる。
上記光源11,12における発光部は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等から成り、その照射光はパラボラリフレクタによって略平行光となって出射される。反射混合部材13は、例えばガラス基板表面に多数の三角柱部が形成され、前記三角柱部における斜面に高反射率を有する金属を蒸着し、当該斜面を第1,第2反射面13a,13bとした構造を有する。
図1においては、反射光の光軸と反射混合部材13の法線Oを共通化して示している。前記光源11から出射される光束の光軸と前記法線Oとは所定の角度αをなすように配置されている。同様に、前記光源12から出射される光束の光軸と前記法線Oとは所定の角度αをなすように配置されている。なお、所定の角度αは、反射面13a,13bに対して垂直な平面内で形成される角度である。そして、第1光源11から出射された光は反射面13aに反射されて法線Oに平行な方向に反射され、第2光源12から出射された光は反射面13bに反射されて法線Oに平行な方向に反射されるように、前記三角柱部における傾斜面(反射面13a,13b)の角度(頂角)及び第1光源11及び第2光源12の位置(向き)が調整されている。
前記インテグレータレンズ14は、前記反射混合部材13に平行に(前記法線Oに対して垂直に)配置されている。インテグレータレンズ14は、従来項でも説明したが、一対のフライアイレンズ14a,14bから成り個々の凸レンズ対が光源11,12からの光を液晶表示パネル5の全面に照射するように設計され、光源11,12から出射された光に存在する部分的な輝度ムラを平均化して画面中央と周辺部とでの光量差を低減するものである。
偏光変換装置15は、偏光ビームスプリッタアレイ(以下、PBSアレイと称する)によって構成される。PBSアレイは、偏光分離膜と位相差板(1/2λ板)とを備える。PBSアレイの各偏光分離膜は、インテグレータレンズ14からの光のうち例えばP偏光を通過させ、S偏光を90°光路変更する。光路変更されたS偏光は隣接の偏光分離膜にて反射され、その前側(光出射側)に設けてある前記位相差板によってP偏光に変換されて出射される。一方、偏光分離膜を透過したP偏光は、そのまま出射される。すなわち、この場合には、ほぼ全ての光はP偏光に変換される。上記の例では、全ての光をP偏光に変換する構成に関して説明を行ったが、位相差板位置をP偏光出射位置に設けることで、全てS偏光に変換する構成にしてもよい。
上記多灯式照明装置1から出射された光は、コンデンサレンズ2,3,4を経て液晶表示パネル5に至る。この液晶表示パネル5に入射した光は、各画素において設定された光透過率に従って光強度変調を受けて映像光となり、投写レンズ6によって図示しないスクリーンに投影される。
図2は、反射混合部材13と光入射側のフライアイレンズ14aとの配置関係を示した説明図である。反射混合部材13における三角柱部(反射面13a及び反射面13bから成る部分)のピッチWpは、フライアイレンズ14aのレンズピッチWfと略同じ大きさであるが、同一ではないように設定している。
すなわち、従来項で示した図6の構成では、Wp/Wf=1となっていたが、図2に示す実施例では、Wp/Wf≠1となるようにしている。これにより、フライアイレンズ14aの各レンズ部に、それぞれ異なった分布の光束が入射されるようにピッチWpとレンズピッチWfとの関係が設定されたことになり、フライアイレンズ14aの各レンズ部に同一パターンの光束が入射されてしまうのが回避され、液晶表示パネル5に入射される光に輝度ムラが生じるのを防止できる。
図3は、シミュレーションによって得られたグラフであり、光源11,12におけるランプのアーク長を1.3mmとし、ピッチWpとレンズピッチWfとの比(ピッチ比)を横軸にとり、縦軸に色ムラの度合い(Δu′v′)をとり、ピッチ比に対する色ムラの変化を示している。このグラフにおいて、Wp/Wf=1のとき、上記ピッチ比は100%として表されることになる。また、液晶表示パネル5を縦横3×3の9エリアに分けて、各エリアの平均光量を算出し、各色の代表的な色座標と平均光量から各点での白の色座標(u′,v′)を導出し、9点間の(u′,v′)座標間の距離の最大値を上記Δu′v′としている。また、このグラフにおいて、一つの光源(ここではアーク長を1.3mmとしている)を用いる既存の単灯照明装置におけるΔu′v′(0.0050近傍)を併記している。このグラフから分かるように、多灯式照明装置が前記既存の単灯照明装置と同等の色ムラの低さを示すのは、ピッチ比が80%〜120%以外の範囲、すなわち、Wp/Wf=1±0.2以外の範囲となるので、Wp/Wf=1±0.2以外の範囲となるようにWp及びWfを設定するのがよい。
ところで、光源11,12における出射光の平行度は、ランプのアーク長に依存することになる。アーク長が極めて短い理想的な光源においては、Wp/Wf=1±0.2以外の範囲であっても、Wp/Wf=1/2或いはWp/Wf=1/3のごとく、分母が自然数となる場合において色ムラを生じてしまうと予想される。
そこで、Wp/Wf≠1/2或いはWp/Wf≠1/3のごとく、分母が自然数以外の値となるようにWp及びWfを設定する。これにより、フライアイレンズ14aの各レンズ部に、それぞれ異なった分布の光束が入射されるようにピッチWpとレンズピッチWfとの関係が設定されたことになり、フライアイレンズ14aの各レンズ部に同一パターンの光束が入射されてしまうのが回避され、たとえアーク長が極めて短い理想的な光源においても、液晶表示パネル5に入射される光に輝度ムラが生じるのを防止でき、同時にスクリーン上での色ムラを防止できることになる。
また、ピッチWpを全体に渡って同じとするのではなく、ピッチWpを部分的に異ならせる(ピッチWpに変化を持たせる)ようにしてもよいものである。例えば、三角柱部(反射混合部材13における反射面13a及び反射面13bから成る部分)の間隔がピッチWp′(ピッチWp′≠ピッチWp)となる箇所を5ピッチ毎に設定するなどのようにすればよい。この場合、ピッチWpについては、Wp/Wf=1/2のごとく、分母が自然数となる場合でもよいことになる。このような構成とする場合も、フライアイレンズ14aの各レンズ部に、それぞれ異なった分布の光束が入射されるようにピッチWpとレンズピッチWfとの関係が設定されたことになり、フライアイレンズ14aの各レンズ部に同一パターンの光束が入射されてしまうのが回避され、液晶表示パネル5に入射される光に輝度ムラが生じるのを防止でき、同時にスクリーン上での色ムラを防止できる。
(実施形態2)
以下、この発明の実施形態2の光混合部材(反射混合部材)及び多灯式照明装置及び投写型映像表示装置を図4及び図5に基づいて説明していく。なお、多灯式照明装置及び投写型映像表示装置の基本構成は、実施形態1と同様であり、図1も参照して説明していく。
反射混合部材13′は、図4(a)の平面図及び同図(b)の側面図にも示しているように、領域Aと領域Bを有して構成される。すなわち、三角柱部の稜線に垂直な線を境に二領域A,Bに分割され、二領域A,Bは三角柱部の稜線間ピッチの1/2の距離だけ互いにずれている。そして、各領域A,Bは、必要な受光領域の1/2の大きさを有する二つの反射型光学パーツ(以下、反射型光学パーツについても符号A,Bを付すことがある)によって構成され、反射混合部材13′はこれら二つの反射型光学パーツA,Bを組み合わせたものとなっている。
反射型光学パーツA,Bは、例えばガラス基板表面に多数の三角柱部が形成され、前記三角柱部における斜面に高反射率を有する金属を蒸着し、当該斜面を第1,第2反射面13′a,13′bとした構造を有する。第1光源11から出射された光は反射面13′aに反射されて法線Oに平行な方向に反射され、第2光源12から出射された光は反射面13′bに反射されて法線Oに平行な方向に反射されるように、反射型光学パーツA,Bにおける傾斜面(反射面13′a,13′b)の角度(頂角)及び第1光源11及び第2光源12の位置(向き)が調整されている。
この実施形態では、反射混合部材13′が上記のごとく領域分割され、各領域A,Bの三角柱部の稜線(接合線)が互いに不一致であるため、入射側フライアイレンズ14aの入射面には、図5に示しているように、上部領域と下部領域とで異なった輝度ムラパターンで反射混合部材13′から光が導かれる。従って、前記上部領域上の各フライアイレンズ対によって液晶表示パネル5に導かれる光束パターンと、前記下部領域上の各フライアイレンズ対によって液晶表示パネル5に導かれる光束パターンは異なるものとなり、輝度ムラが相殺されやすくなり投写映像上での輝度ムラが軽減される。
また、この実施形態では、各フライアイレンズは縦10×横12個のレンズセルを有してなり、上部領域と下部領域の境界はレンズセルの谷間に位置する。すなわち、前記フライアイレンズ対の入射側レンズ群におけるレンズ間谷部に反射混合部材13′の領域境界線の像が導かれる。これによれば、領域境界線の像である暗線が各レンズ対にて液晶表示パネル5に導かれてしまうのを防止することができる。
上記の構成では、反射混合部材13′はこれら二つの反射型光学パーツA,Bを互いにずらして接合したものとしたが、一枚の基台(ガラス基台等)を加工することによって、当該一枚の基台上に領域A,Bを形成することができる。ただし、二つの反射型光学パーツA,Bを接合する構成の方が製造容易である。また、二領域に限らず、三領域以上に領域分けしてもよいものである。三領域とする場合には、三角柱部の稜線間ピッチの1/3の距離ずつ互いにずらせばよい。
なお、これら実施例では、透過型の液晶表示パネル5を用いたが、これに代えて反射型の液晶表示パネルを用いてもよいし、或いは、液晶表示パネルに代えて例えば微小ミラーを個別に駆動するタイプの光変調素子を用いても用いてもよいものである。また、反射混合部材13,13′を用いて第1,第2光源11,12の両光を混合するようにしたが、例えばガラス基板表面に多数の三角柱部を形成した透明部材を用い、第1,第2光源11,12の両光を透過屈折させて混合するようにしてもよいものである。
この発明の実施形態1の多灯式照明装置及び投写型映像表示装置の光学系を示した説明図である。 図1の構成における反射混合部材と光入射側のフライアイレンズとの配置関係を示した説明図である。 多灯式照明装置におけるピッチ比に対する色ムラの変化を示したシミュレーションによるグラフである。 この発明の実施形態2を示した図であって、同図(a)は反射混合部の平面図であり、同図(b)は同側面図である。 この発明の実施形態2を示した図であって、入射側フライアイレンズ上での輝度パターン及び液晶表示パネル上での輝度パターンを示した説明図である。 従来構成における反射混合部と光入射側のフライアイレンズとの配置関係を示した説明図である。 従来例を示した図であって、同図(a)は反射混合部の平面図であり、同図(b)は同側面図である。 従来例を示した図であって、入射側フライアイレンズ上での輝度パターン及び液晶表示パネル上での輝度パターンを示した説明図である。 従来の多灯式照明装置を示した説明図である。
符号の説明
1多灯式照明装置
11第1光源
12第2光源
13反射合成部
14インテグレータレンズ
5液晶表示パネル
6投写レンズ

Claims (4)

  1. 第1の方向から受けた光を特定方向に導く第1光学要素と第2の方向から受けた光を前記特定方向と平行な方向に導く第2光学要素とが交互に配置された形状を有する光混合部材であって、前記第1光学要素と前記第2光学要素との接合線に垂直な線を境に少なくとも二領域に分割され、各領域の前記接合線が互いに不一致となるように構成された光混合部材と、
    前記第1の方向上に設けられて照明光を前記第1光学要素に向けて出射する第1の光源と、
    前記第2の方向上に設けられて照明光を前記第2光学要素に向けて出射する第2の光源と、
    を備えたことを特徴とする多灯式照明装置。
  2. 第1の方向から受けた光を特定方向に導く第1光学要素と第2の方向から受けた光を前記特定方向と平行な方向に導く第2光学要素とが交互に配置された形状を有する光混合部材であって、前記第1光学要素と前記第2光学要素との接合線に垂直な線を境に少なくとも二領域に分割され、各領域の前記接合線が互いに不一致となるように構成され、複数の光学パーツを互いにずらして接合して成り、各光学パーツは前記第1光学要素と前記第2光学要素とが交互に配置された形状を有し、前記第1の方向からの入射光を前記第1光学要素によって前記特定方向に導き、前記第2の方向からの入射光を前記第2光学要素によって前記特定方向と平行な方向に導く光混合部材と、
    前記第1の方向上に設けられて照明光を前記第1光学要素に向けて出射する第1の光源と、
    前記第2の方向上に設けられて照明光を前記第2光学要素に向けて出射する第2の光源と、
    を備えたことを特徴とする多灯式照明装置。
  3. 請求項1または2記載の多灯式照明装置を備え、前記多灯式照明装置から出射された光をライトバルブにより変調して投写する投写型映像表示装置において、
    前記多灯式照明装置の光出射側にフライアイレンズ対を備えたことを特徴とする投写型映像表示装置。
  4. 請求項3に記載の投写型映像表示装置において、
    前記フライアイレンズ対の入射側レンズ群におけるレンズ間谷部に前記光混合部材の領域境界線の像が導かれることを特徴とする投写型映像表示装置。
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