JP2011023117A - 照明装置および投影表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑な調芯作業を必要とせず、小型な構成で出射光の強度分布を一様化することを可能とする照明装置およびこの照明装置を用いた投影表示装置を提供する。
【解決手段】照明装置10は、互いに異なる波長の光を発光する複数のLEDからなる光源部1と、各LEDの側面から発光する光を反射する第1リフレクタ201と、各LEDで発光した光を混色するライトトンネル202と、ライトトンネル202で混色された光を出射する第2リフレクタと203を備える。一のLEDの上面から発光した光が、第1リフレクタ201、ライトトンネル202および第2リフレクタ203で反射しないで出射する領域を第1の領域としたとき、該LEDの側面から発光する主な光は、第1リフレクタ201、ライトトンネル202および第2リフレクタ203で反射し、第1の領域以外の第2の領域から出射する。
【選択図】図2
【解決手段】照明装置10は、互いに異なる波長の光を発光する複数のLEDからなる光源部1と、各LEDの側面から発光する光を反射する第1リフレクタ201と、各LEDで発光した光を混色するライトトンネル202と、ライトトンネル202で混色された光を出射する第2リフレクタと203を備える。一のLEDの上面から発光した光が、第1リフレクタ201、ライトトンネル202および第2リフレクタ203で反射しないで出射する領域を第1の領域としたとき、該LEDの側面から発光する主な光は、第1リフレクタ201、ライトトンネル202および第2リフレクタ203で反射し、第1の領域以外の第2の領域から出射する。
【選択図】図2
Description
本発明はLEDを光源とする照明装置および投影表示装置に関する。
LED(発光ダイオード)は、消費電力が少ない、長寿命、応答速度が速い、省スペースであるなどの特徴を有することから、投影表示装置(プロジェクタ)に用いられる照明用装置への応用が進んでいる。
またプロジェクタでは、光の強度分布を一様化させるために、フライアイレンズの組合せにより光束を分割し光変調素子上で重畳させる構成、ライトパイプにて光源像を重畳させる構成(例えば、特許文献1参照)がある。
図10は、特許文献1に記載の投影表示装置の構成を示す説明図である。図10に示すように、特許文献1に記載の投影表示装置は、ランプ106と、ランプ106から出射された光束を分割するライトパイプ107とを備える。また特許文献1に記載の投影表示装置は、ライトパイプからの出射光束をライトバルブ103に集光させる第1の集光レンズ108および第2の集光レンズ109を備える。
しかし、上述した従来技術では、以下のような問題がある。
LEDは面発光光源であるため、点光源のように凹面反射鏡により容易に平行性の高い出射光を作り出すことが困難である。また、LEDを点光源として扱い多くの光を取りし平行性良く使うためには、LEDに対して十分大きな光学レンズを用いる必要があり、装置が大型化してしまう。
LEDは面発光光源であるため、点光源のように凹面反射鏡により容易に平行性の高い出射光を作り出すことが困難である。また、LEDを点光源として扱い多くの光を取りし平行性良く使うためには、LEDに対して十分大きな光学レンズを用いる必要があり、装置が大型化してしまう。
さらに、ライトパイプからの出射光束の平行性をあげるため、ライトパイプからの出射光束をライトバルブに集光させる集光レンズを複数用いる必要があり、組み立て時に複雑な調芯作業が必要となる問題がある。
そこで本発明は、上記課題を解決し、複雑な調芯作業を必要とせず、小型な構成で出射光の強度分布を一様化することを可能とする照明装置およびこの照明装置を用いた投影表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる照明装置および投影表示装置は、下記記載の構成を採用するものである。
本発明にかかる照明装置は、互いに異なる波長の光を発光する複数のLEDと、各LEDの側面から発光する光を反射する第1リフレクタと、各LEDで発光した光を混色するライトトンネルと、ライトトンネルで混色された光を出射する第2リフレクタと、を備え、一のLEDの上面から発光した光が、第1リフレクタ、ライトトンネルおよび第2リフレクタで反射しないで出射する領域を第1の領域としたとき、該LEDの側面から発光す
る主な光は、第1リフレクタ、ライトトンネルおよび第2リフレクタで反射し、第1の領域以外の第2の領域から出射することを特徴とする。
る主な光は、第1リフレクタ、ライトトンネルおよび第2リフレクタで反射し、第1の領域以外の第2の領域から出射することを特徴とする。
また、本発明にかかる照明装置は、上述した構成に加えて、各LEDは、それぞれの中心がライトトンネルの中心線から離れて位置し、一のLEDにおいて、ライトトンネルの中心線から離れた側の側面から発光する主な光が、第1リフレクタ、ライトトンネルおよび第2リフレクタで反射し、第2の領域から出射することを特徴とする。
また、本発明にかかる投影表示装置は、上述した照明装置と、照明装置からの出射光を変調するライトバルブと、ライトバルブで変調された光を投影する投影レンズと、を備えることを特徴とする。
本発明の照明装置は、第1リフレクタ、ライトトンネルおよび第2リフレクタにより各LEDから発光する光を反射することで、各LEDから発光した光を混色するとともに、平行光として出射する。よって、平行光に変換するためにレンズを用いる従来技術に比べて、複雑な調芯作業を必要とせず、容易に組み立てを行うことが可能となる。
また、本発明の照明装置は、一のLEDの上面から発光した光が第1の領域から出射し、該LEDの側面から発光する主な光が第1の領域以外の第2の領域から出射する。これにより、LEDの上面から発光する光とLEDの側面から発光する光とが補完し合い、出射する光の強度分布の不均一を低減し、一様化することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<構成の説明:図1−図3>
本実施形態の照明装置および投影表示装置の構成について、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態の照明装置10を備える投影表示装置20の全体構成を示す図面である。
<構成の説明:図1−図3>
本実施形態の照明装置および投影表示装置の構成について、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態の照明装置10を備える投影表示装置20の全体構成を示す図面である。
図1に示す投影表示装置20は、LED1と、LED1から発光する光を反射するリフレクタ2とを有する本実施形態の照明装置10を備える。さらに図1に示す投影表示装置20は、照明装置10からの光を画像パターンに応じて変調するライトバルブ3と、ライ
トバルブ3により形成された画像パターンをスクリーン5上に映し出す投影レンズ4を備える。
トバルブ3により形成された画像パターンをスクリーン5上に映し出す投影レンズ4を備える。
図1に示す例では、ライトバルブとして透過型液晶デバイスを用いている。透過型液晶デバイスは透明な駆動基板と透明な対向基板との間に液晶を封入して構成されている。駆動基板の表面には複数の画素電極がマトリクス状に配置されており、この各画素へ任意の駆動電圧が印加されることにより光量調整を行い、画像を生成する。また透過型液晶デバイス以外に、ライトバルブとして反射型液晶デバイスやデジタルマイクロミラーなどの画像形成方法を用いても良い。
次に、本実施形態の照明装置10の構成について詳細に説明する。図2は照明装置10の構成を示す図面である。図2に示すように、照明装置10は、複数のLEDを有する光源部1と、光源部1の各LEDからの出射光を反射するリフレクタ2とを備える。
光源部1の各LEDはリフレクタ2の底面200に配置される。またリフレクタ2は、第1リフレクタ201、ライトトンネル202および第2リフレクタ203を備える。リフレクタ2は樹脂材料などで成型し鏡面に仕上げられ、その内部にはAgやAlなどを蒸着した反射膜が形成されている。
図2に記載された寸法および角度は、設計例を示す。図2に示す例では、第2リフレクタ203は、20°、10°、5°と傾斜の異なる反射部分を3箇所備えて形成される。
図2に記載された寸法および角度は、設計例を示す。図2に示す例では、第2リフレクタ203は、20°、10°、5°と傾斜の異なる反射部分を3箇所備えて形成される。
図3は光源部1の近傍の構成を示す図面である。図3(a)は、光源部1の各LEDの配置を示す平面図である。図3(b)は、光源部1、第1リフレクタ201およびライトトンネル202の断面図である。
図3(a)に示すように、光源部1として、青色LED101、緑色LED102および赤色LED103が、リフレクタ2の底面200に配置される。図3(a)に示す例では、各色のLEDは同色が対となるように配置されている。各色のLEDの出力は調整され、ホワイトバランスが最適化されている。
図3(a)に示すように、光源部1として、青色LED101、緑色LED102および赤色LED103が、リフレクタ2の底面200に配置される。図3(a)に示す例では、各色のLEDは同色が対となるように配置されている。各色のLEDの出力は調整され、ホワイトバランスが最適化されている。
図示していないが各LEDはダイボンド材により接着され、各LEDのアノード、カソードへワイヤーボンディングなどの方法により適切に電力が供給されている。
図2の設計例に示すリフレクタ2に用いられるLEDのサイズの例を、以下に、長さ×幅×高さで示す。
青色LED101(0.3mm×0.3mm×0.1mm)、緑色LED102(0.3mm×0.3mm×0.1mm)、赤色LED103(0.23mm×0.23mm×0.2mm)
図2の設計例に示すリフレクタ2に用いられるLEDのサイズの例を、以下に、長さ×幅×高さで示す。
青色LED101(0.3mm×0.3mm×0.1mm)、緑色LED102(0.3mm×0.3mm×0.1mm)、赤色LED103(0.23mm×0.23mm×0.2mm)
また図3(b)に示すように、各LEDは上面および側面から発光する。図3(b)では、LEDの上面の中心部から、LEDの上面に垂直な方向に発光した光の光線を実線の矢印で示している。また、LEDの側面の中心部から、LEDの側面に垂直な方向に発光した光の光線を破線の矢印で示している。
図3(b)に示すように、LEDの側面の中心部からLEDの側面に垂直な方向に発光した光は、第1リフレクタ201で反射し、ライトトンネル202で反射した後、第2リフレクタ203の方向へ向かう。
<動作の説明:図4−図9>
図3(b)に示すように、LEDの側面の中心部からLEDの側面に垂直な方向に発光した光は、第1リフレクタ201で反射し、ライトトンネル202で反射した後、第2リフレクタ203の方向へ向かう。
<動作の説明:図4−図9>
次に、本実施形態の照明装置の動作について、図面を用いて説明する。
図4は、本実施形態の照明装置の動作の説明で用いる面についての説明図である。以下の説明では、第1リフレクタ201の出射面、ライトトンネル202の出射面、第2リフレクタ203の出射面、および仮ライトバルブ面(第2リフレクタ203の出射面から5
mm離れた面)について、光の指向性、光の強度分布および混色性について説明する。
図4は、本実施形態の照明装置の動作の説明で用いる面についての説明図である。以下の説明では、第1リフレクタ201の出射面、ライトトンネル202の出射面、第2リフレクタ203の出射面、および仮ライトバルブ面(第2リフレクタ203の出射面から5
mm離れた面)について、光の指向性、光の強度分布および混色性について説明する。
[出射光の指向性について:図5−図6]
まず、照明装置10から出射する光の指向性の向上(角度分布の狭帯化)について説明する。第2リフレクタ203の入射面(ライトトンネル202の出射面)の中心から、10°、20°、30°、50°、70°、90°で入射する光線を考える。
まず、照明装置10から出射する光の指向性の向上(角度分布の狭帯化)について説明する。第2リフレクタ203の入射面(ライトトンネル202の出射面)の中心から、10°、20°、30°、50°、70°、90°で入射する光線を考える。
図5は、図2に示す本実施形態の照明装置10において、第2リフレクタ203の入射面の中心Pより入射する光線の経路を示す図面である。
図5(a)は、第2リフレクタ203の入射面の中心Pより、10°で入射する光線の経路La1および20°で入射する光線の経路La2を示す。図5(b)は、第2リフレクタ203の入射面の中心Pより、30°で入射する光線の経路La3および50°で入射する光線の経路La4を示す。図5(c)は、第2リフレクタ203の入射面の中心Pより、70°で入射する光線の経路La5および90°で入射する光線の経路La6を示す。
図5(a)は、第2リフレクタ203の入射面の中心Pより、10°で入射する光線の経路La1および20°で入射する光線の経路La2を示す。図5(b)は、第2リフレクタ203の入射面の中心Pより、30°で入射する光線の経路La3および50°で入射する光線の経路La4を示す。図5(c)は、第2リフレクタ203の入射面の中心Pより、70°で入射する光線の経路La5および90°で入射する光線の経路La6を示す。
図2に示す本実施形態の照明装置10は、第2リフレクタ203が20°、10°、5°と傾斜の異なる反射部分を3箇所備えて形成され、出射する光の多くが−10°〜+10°の範囲内となるように設計されている。
図5(a)のLa1に示すように、第2リフレクタ203の入射面の中心Pより0°〜10°で入射する光線は、第2リフレクタ203で反射することなく、第2リフレクタ203の出射面より出射する。この光線の経路La1により、第2リフレクタ203の出射面の大きさおよび第2リフレクタ203の長さが定まる。
図5(a)のLa2に示すように、10°〜20°の光線は第2リフレクタ203の5°の反射面により1回反射され、0°〜−10°の角度分布となり出射される。また、図5(b)のLa3に示すように、20°〜30°の光線は第2リフレクタ203の10°の反射面により1回反射され、0°〜10°の角度分布となり出射される。さらに、図5(b)のLa4に示すにように、30°以上の光線は、第2リフレクタ203の20°の反射面により反射され、0°〜10°の角度分布となり出射される。
さらに、図5(c)のLa5およびLa6に示すように、第2リフレクタ203の入射面中心から、70°〜90°で入射する光線は、第2リフレクタ203の反射面で複数回反射され、0°〜−10°の角度分布となり第2リフレクタ203の出射面から出射される。
図6は、図2および図3に示す設計例の照明装置の出射光の角度分布のシミュレーション結果を示す図面であり、第1リフレクタ201の出射面、ライトトンネル202の出射面、第2リフレクタ203の出射面での出射光の角度分布を示す。
図6に示すように、第1リフレクタ201の出射面、ライトトンネル202の出射面において、出射光は広い角度分布を持っている。しかし、上述した構成の第2リフレクタ203により、第2リフレクタ203の出射面では非常に狭帯化された角度分布が得られた。図2に示す設計例では、第2リフレクタ203の出射面において±10°以内に90%の光線が得ることが確認できた。
[出射光の強度分布について:図7−図8]
次に、本実施形態の照明装置10から出射する光の強度分布の一様化について説明する。図7は、光源部1を構成するLEDの一つに着目し、このLEDから発光する光の光線の経路を示す説明図である。図7では、LEDの上面から発光した光の光線を実線の矢印で示し、LEDの側面の中心部からLEDの側面に垂直な方向に発光した光の光線を破線の矢印で示している。
次に、本実施形態の照明装置10から出射する光の強度分布の一様化について説明する。図7は、光源部1を構成するLEDの一つに着目し、このLEDから発光する光の光線の経路を示す説明図である。図7では、LEDの上面から発光した光の光線を実線の矢印で示し、LEDの側面の中心部からLEDの側面に垂直な方向に発光した光の光線を破線の矢印で示している。
図7(a)は、LEDの上面から発光した光の光線を示し、図7(b)は、LEDの側面の中心部からLEDの側面に垂直な方向に発光した光の光線を示す。図7(c)は、LEDの上面から発光した光の光線およびLEDの側面の中心部からLEDの側面に対して垂直方向に発光した光の光線を示す。
図7(a)に示すように、第2リフレクタ203の出射面で、LEDの上面から発光した光がリフレクタ2(第1リフレクタ201、ライトトンネル202および第2リフレクタ203)で反射しないで出射する領域を第1の領域A1とする。また、第2リフレクタ203の出射面で、第1の領域A1以外を第2の領域A2とする。
図7(a)に示すように、図2に示す設計例では、−4°(経路Lb1)から8°(経路Lb2)の範囲の角度の光線が、リフレクタ2で反射することなく第2リフレクタ203の出射面の第1の領域A1から出射する。
また、図7(b)に示すように、LEDの側面の中心部からLEDの側面に垂直な方向に発光した光は、第1リフレクタ201、ライトトンネル202および第2リフレクタ203で反射し、第2リフレクタ203の第2の領域A2から出射する。このような構成とすることにより、LEDの側面から発光する主な光は、第1リフレクタ201、ライトトンネル202および第2リフレクタ203で反射し、第2リフレクタ203の第2の領域A2から出射する。
また、図7(b)に示すように、LEDの側面の中心部からLEDの側面に垂直な方向に発光した光は、第1リフレクタ201、ライトトンネル202および第2リフレクタ203で反射し、第2リフレクタ203の第2の領域A2から出射する。このような構成とすることにより、LEDの側面から発光する主な光は、第1リフレクタ201、ライトトンネル202および第2リフレクタ203で反射し、第2リフレクタ203の第2の領域A2から出射する。
よって、図7(c)に示すように、LEDの上面から発光する光とLEDの側面から発光する光とが補完し合い、第2リフレクタ203の出射面から出射する光の強度分布の不均一を低減し、一様化することができる。
図8は、図2および図3に示す設計例の照明装置において、角部に配置された一つのLEDに着目し、このLEDから発光する光の第2リフレクタ203の出射面の強度分布のシミュレーション結果を示す説明図である。
図8(a)は、LEDの上面から発光した光の強度分布であり、図8(b)は、LEDの側面から発光した光の強度分布である。図8(c)は、LEDの上面から発光した光および側面から発光した光の強度分布である。
図8(a)は、LEDの上面から発光した光の強度分布であり、図8(b)は、LEDの側面から発光した光の強度分布である。図8(c)は、LEDの上面から発光した光および側面から発光した光の強度分布である。
図8(a)のBaで示すように、LEDの上面から発光した光に着目すると、図7の領域A2(LEDの上面から出射した光がリフレクタ2で反射しないで出射する領域以外の領域)では、出射光の強度が弱い。
これに対して、LEDの側面から発光した光に着目すると、本実施形態の照明装置では、LEDの側面の中心部からLEDの側面に垂直な方向に出射した光が図7の領域A2から出射するため、図8(b)のBbに示すように、図7の領域A2で出射光の強度は弱くならない。
これに対して、LEDの側面から発光した光に着目すると、本実施形態の照明装置では、LEDの側面の中心部からLEDの側面に垂直な方向に出射した光が図7の領域A2から出射するため、図8(b)のBbに示すように、図7の領域A2で出射光の強度は弱くならない。
よって、図8(c)のBcに示すように、LEDの上面から発光する光とLEDの側面から発光する光とが補完し合い、第2リフレクタ203の出射面から出射する光の強度分布の不均一を低減し、一様化することができる。
また、上述したLEDの上面から発光する光とLEDの側面から発光する光とが補完し合う構成に加えて、図3(a)に示すように各色のLEDの同色が対となるように配置されることで、各色(R,G,B)において強度分布をより一様化することができる。
[出射光の混色性について:図9]
次に、本実施形態の照明装置10から出射する光の混色性についいて説明する。
図9は、図2および図3に示す設計例の照明装置における混色のシミュレーション結果を示す図面である。図9(a)は第1リフレクタ201の出射面の混色状態を示し、図9(b)はライトトンネル202の出射面の混色状態を示す。図9(c)は第2リフレクタ203の出射面の混色状態を示し、図9(d)は仮想ライトバルブ面の混色状態を示す。
次に、本実施形態の照明装置10から出射する光の混色性についいて説明する。
図9は、図2および図3に示す設計例の照明装置における混色のシミュレーション結果を示す図面である。図9(a)は第1リフレクタ201の出射面の混色状態を示し、図9(b)はライトトンネル202の出射面の混色状態を示す。図9(c)は第2リフレクタ203の出射面の混色状態を示し、図9(d)は仮想ライトバルブ面の混色状態を示す。
図9(a)に示すように、第1リフレクタ201の出射面では、各LEDから発光した光は混色されず、出射光は、各LEDの配置がほぼそのまま反映された状態である。これに対して、各LEDのから発光した光がライトトンネル202で混色されることにより、図9(b)−(d)に示すように、ライトトンネル202の出射面、第2リフレクタ203の出射面および仮ライトバルブ面では、出射光は十分に混色された状態となる。
なお、上述した設計例では、図3(a)に示すように、同色のLEDが対となるように配置されることで、ライトトンネル202で十分に混色された状態となる。
また、図2に示す第1リフレクタ201の角度を小さくし過ぎると、第1リフレクタ201の反射光の指向性が上がりすぎ、ライトトンネル202による混色が起こらなくなるため、注意が必要である。
また、図2に示す第1リフレクタ201の角度を小さくし過ぎると、第1リフレクタ201の反射光の指向性が上がりすぎ、ライトトンネル202による混色が起こらなくなるため、注意が必要である。
上述したように、本発明の照明装置は、第1リフレクタ、ライトトンネルおよび第2リフレクタにより各LEDから発光する光を反射することで、各LEDから発光した光を混色するとともに、平行光として出射する。よって、平行光に変換するためにレンズを用いる従来技術に比べて、複雑な調芯作業を必要とせず、容易に組み立てを行うことが可能となる。また、レンズを使用しないため、小型化が可能になるとともに、部材費が削減され低コスト化かが可能となる
また、本発明の照明装置は、一のLEDの上面から発光した光が、第2リフレクタの出射面の第1の領域から出射し、該LEDの側面から発光する主な光が第1の領域以外の第2の領域から出射する。これにより、LEDの上面から発光する光とLEDの側面から発光する光とが補完し合い、出射する光の強度分布の不均一を低減し、一様化することが可能となる。
さらに、上述した照明装置を用いることで、投影画像の光の強度むらおよび色むらを抑えた投影表示装置(プロジェクタ)を小型に構成することが可能となる。
1 光源部
101 青色LED
102 緑色LED
103 赤色LED
2 リフレクタ
200 底面
201 第1リフレクタ
202 ライトトンネル
203 第2リフレクタ
3 ライトバルブ
4 投影レンズ
5 スクリーン
10 照明装置
20 投影表示装置
103 ライトバルブ
104 投影レンズ
105 スクリーン
106 ランプ
107 ライトパイプ
108 第1の集光レンズ
109 第2の集光レンズ
101 青色LED
102 緑色LED
103 赤色LED
2 リフレクタ
200 底面
201 第1リフレクタ
202 ライトトンネル
203 第2リフレクタ
3 ライトバルブ
4 投影レンズ
5 スクリーン
10 照明装置
20 投影表示装置
103 ライトバルブ
104 投影レンズ
105 スクリーン
106 ランプ
107 ライトパイプ
108 第1の集光レンズ
109 第2の集光レンズ
Claims (3)
- 互いに異なる波長の光を発光する複数のLEDと、
前記各LEDの側面から発光する光を反射する第1リフレクタと、
前記各LEDで発光した光を混色するライトトンネルと、
前記ライトトンネルで混色された光を出射する第2リフレクタと、を備え、
一の前記LEDの上面から発光した光が、前記第1リフレクタ、前記ライトトンネルおよび前記第2リフレクタで反射しないで出射する領域を第1の領域としたとき、
該LEDの側面から発光する主な光は、前記第1リフレクタ、前記ライトトンネルおよび前記第2リフレクタで反射し、前記第1の領域以外の第2の領域から出射する
ことを特徴とする照明装置。 - 前記各LEDは、それぞれの中心が前記ライトトンネルの中心線から離れて位置し、
一の前記LEDにおいて、前記ライトトンネルの中心線から離れた側の側面から発光する主な光が、前記第1リフレクタ、前記ライトトンネルおよび前記第2リフレクタで反射し、前記第2の領域から出射する
ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 請求項1または2に記載の照明装置と、
前記照明装置からの出射光を変調するライトバルブと、
ライトバルブで変調された光を投影する投影レンズと、を備える
ことを特徴とする投影表示装置。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009164455A Pending JP2011023117A (ja) | 2009-07-13 | 2009-07-13 | 照明装置および投影表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011023117A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017526112A (ja) * | 2014-07-01 | 2017-09-07 | フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ | 複数の光源からの混合光を提供する照明デバイス |
CN109872350A (zh) * | 2019-02-18 | 2019-06-11 | 重庆市勘测院 | 一种新的点云自动配准方法 |
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2009
- 2009-07-13 JP JP2009164455A patent/JP2011023117A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017526112A (ja) * | 2014-07-01 | 2017-09-07 | フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ | 複数の光源からの混合光を提供する照明デバイス |
CN109872350A (zh) * | 2019-02-18 | 2019-06-11 | 重庆市勘测院 | 一种新的点云自动配准方法 |
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