JP4130161B2 - 電力消費量抑制方法及び電力消費量抑制プログラム - Google Patents

電力消費量抑制方法及び電力消費量抑制プログラム Download PDF

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Description

本発明は、任意に特定された期間での電力消費量を抑制するための電力消費量抑制方法と、このような電力消費量抑制方法を実現するための装置としてコンピュータを機能させる電力消費量抑制プログラムとに、関する。
周知のように、現在、我が国では、電力発電所を増設しにくい。水力発電所の設置や火力発電所の使用による自然環境への悪影響に対する批判があり、また、原子力発電所を使用する際の安全性に対する批判があるためである。
このような事情があるにも拘わらず、我が国の電力消費量は年々上昇している。特に夏期においては、全ての電力発電所が最大供給量を出力した場合の総供給量に対し、昼間の特定時間帯での全消費者による電力消費量が逼迫する事態が生じている。このため、その特定時間帯において大停電などの電力供給障害が発生する虞が高まっている。
このような虞を解消する方法として、電力消費量が最大供給量に接近すると見込まれる特定期間での節電への協力を消費者に対して呼び掛けることが、一般に行われているが、全く効果が無い。その効果を上げるためには、消費者に対し、節電に協力したことに対する何らかの見返りを施せばよいと考えられる。そして、消費者に見返りを施す方法として、各世帯の特定期間での節電量を調査してその節電量に応じて各世帯での電気料金を割り引く方法が、提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−117183号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような各世帯の特定期間での節電量を調査する作業には、それ用の人的費用や設備費用を投資せねばならない。然も、電力消費量が減ったうえに、電気料金を割り引かねばならなくなるので、結果的に、電力会社の得られる収入が減ることとなる。従って、節電量に応じた割引サービスを電力会社が率先して行うとは、考えにくい。
本発明は、上述したような従来の事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、投資や割り引き等を行わなくとも特定期間での節電協力への見返りを各世帯に施すことができ、その結果として、特定期間での電力消費量を抑えることができる電力消費量抑制方法と、このような電力消費量抑制方法を実現するための装置としてコンピュータを機能させる電力消費量抑制プログラムとを、提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明による電力消費量抑制方法は、以下のような構成を採用した。
すなわち、この電力消費量抑制方法は、コンピュータが、任意に特定された期間を指定する情報を入力装置を通じて受け付けると、一つ以上の世帯のそれぞれについてその世帯の通知先とその世帯の各構成員を識別するための構成員情報と各構成員の在宅期間とを記憶した第1の記憶装置から、その特定期間に在宅する構成員のいる世帯の通知先を読み出し、一つ以上の業者のそれぞれについてその業者を識別するための業者情報とその業者による利用者への優待の期間とを記憶した第2の記憶装置から、前記特定期間に利用者を優待する業者の業者情報を読み出し、前記特定期間での節電協力の依頼に関する情報とその特定期間に利用者を優待する業者の業者情報とを、前記第1の記憶装置から読み出した前記通知先へ、通信装置を通じて送信し、その送信の応答として何れかの通知先から業者情報と幾つかの構成員情報とを通信装置を通じて受信すると、それら業者情報と特定期間と構成員情報とを対応付ける対応情報を、受信した構成員情報毎に第3の記憶装置に記憶し、記憶した際に、その通知先の世帯の構成員であって前記特定期間に在宅する構成員の構成員情報と前記特定期間とを持つ対応情報が前記第3の記憶装置に所定数以上記憶されていた場合に、前記業者情報にて示される業者においてその特定期間に優待を受けられる旨を、応答のあった前記通知先へ通信装置を通じて通知することを、特徴としている。
このように構成されるので、特定の期間を指定する情報が入力装置に入力された場合には、その特定期間に在宅する構成員のいる世帯へ、特定期間での節電の協力依頼に関する情報とその特定期間に優待する業者の業者情報とが、通知される。そして、この通知を受けた世帯から、その業者情報と幾つかの構成員情報とが、応答として送られてきた場合には、それら情報を第3の記憶装置に記憶することによって予約を登録するとともに、優待が受けられるか否かを判別する。
その判別においては、その通知先の世帯の構成員であって前記特定期間に在宅する構成員の構成員情報と前記特定期間とを持つ対応情報が前記第3の記憶装置に所定数以上記憶されていた場合に、優待が受けられると判別する。つまり、世帯の構成員であって特定期間に在宅する構成員のうちの所定人数以上が、何れかの業者に対してその特定期間での予約を入れた者として第3の記憶装置に記憶されている場合に、優待が受けられると判別する。
従って、一世帯における在宅予定者のうちの所定数の者が、何れかの業者に対して特定期間での予約を行うことの見返りとして、その業者からの優待を受けられるようにすることにより、特定期間において在宅予定者を積極的に商業施設へ集中させることができる。これにより、一世帯での在宅予定者が所定数外出するようになるため、その特定期間での世帯の電力消費量は大幅に減ることとなる。そして、このような予約が複数の世帯において行われる結果、全体の電力消費量が抑えられることとなる。
また、上記の課題を解決するため、本発明による電力消費量抑制プログラムは、以下のような構成を採用した。
すなわち、この電力消費量抑制プログラムは、コンピュータを、任意に特定された期間を指定する情報を入力装置を通じて受け付ける入力手段,一つ以上の世帯のそれぞれについてその世帯の通知先とその世帯の各構成員を識別するための構成員情報と各構成員の在宅期間とを記憶した第1の記憶装置から、前記入力手段において受け付けた特定期間に在宅する構成員のいる世帯の通知先を読み出す第1読出手段,一つ以上の業者のそれぞれについてその業者を識別するための業者情報とその業者による利用者への優待の期間とを記憶した第2の記憶装置から、前記入力手段において受け付けた前記特定期間に利用者を優待する業者の業者情報を読み出す第2読出手段,前記特定期間での節電協力の依頼に関する情報とその特定期間に利用者を優待する業者の業者情報とを、前記第2読出手段が読み出した前記通知先へ、通信装置を通じて送信する送信手段,前記送信手段による送信の応答として何れかの通知先から業者情報と幾つかの構成員情報とを通信装置を通じて受信する受信手段,前記業者情報と前記特定期間と前記構成員情報とを対応付ける対応情報を、前記受信手段が受信した構成員情報毎に第3の記憶装置に記憶する予約受付手段,及び、前記予約受付手段が記憶した際に、その通知先の世帯の構成員であって前記特定期間に在宅する構成員の構成員情報と前記特定期間とを持つ対応情報が前記第3の記憶装置に所定数以上記憶されていた場合に、前記業者情報にて示される業者においてその特定期間に優待を受けられる旨を、前記受信手段が受信した応答の通知元へ通信装置を通じて通知する通知手段として機能させることを、特徴としている。
従って、この電力消費量抑制プログラムによれば、上述した本発明の電力消費量抑制方法を実現するための装置としてコンピュータを機能させることができることになる。
以上に説明したように、本発明によれば、投資や割り引き等を行わなくとも特定期間での節電協力への見返りを各世帯に施すことができ、その結果として、特定期間での電力消費量を抑えることができる。
以下、図面に基づいて、本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態であるコンピュータネットワークシステムを概略的に示す構成図である。図1に示されるように、このコンピュータネットワークシステムは、1個以上の業者用端末装置10,1個以上の世帯用端末装置20,及び、サーバ装置30を、備えており、これら各装置10,20,30は、ネットワークNを介して相互に接続されている。
ここで、業者用端末装置10は、顧客からの予約を受け付けるとともにその予約に基づいて来店した顧客に対してサービスを提供する業者によって保有される端末装置であり、世帯用端末装置20は、一般家庭の家屋内に設置され、或いは、世帯主に保有される端末装置であり、サーバ装置30は、電力会社の社屋内、或いは、電力会社から委託を受けてサーバ装置30の運営を代行する代行業者の社屋内に、設置される。なお、以下では、「電力会社」は、その代行業者を含む概念とする。
業者用端末装置10は、一般に市販されるパーソナルコンピュータや携帯情報端末装置や携帯電話機であり、インターネットアクセス機能及び電子メール送受信機能を有している。具体的には、図2を用いて説明する。
図2は、業者用端末装置10を概略的に示す構成図である。図2に示されるように、業者用端末装置10は、CPU[Central Processing Unit]10a,RAM[Random Access Memory]10b,表示装置10c,入力装置10d,通信制御装置10e,及び、記憶装置10fを、備えており、これらハードウエア10a〜10fは、バスBを介して互いに接続されている。
CPU10aは、業者用端末装置10全体を制御するための中央処理装置である。RAM10bは、CPU10aが各種プログラムを実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。
表示装置10cは、CPU10aによって生成された画面データに基づいて各種画面を表示するための装置であり、具体的にはブラウン管ディスプレイや液晶ディスプレイである。入力装置10dは、操作者からの入力を受け付けるための装置であり、具体的にはキーボードやマウスやタッチスクリーンである。
通信制御装置10eは、ネットワークN上のルータとの間で有線通信又は無線通信にてデータの送受信を司る装置であり、具体的には、LAN[Local Area Network]接続ボード,ターミナルアダプタ,モデム,又は、ラジオフリークエンシー回路などである。
記憶装置10fは、各種のデータ及びプログラムが読み書きされる装置であり、具体的には、HDD[Hard Disk Drive]やフラッシュメモリなどである。この記憶装置10fが格納しているプログラムには、ハードウエアとソフトウエアとを統合的に管理するためのオペレーションシステムプログラムの他、ウェブブラウザ11及びメーラ12が含まれている。
ウェブブラウザ11は、インターネット上のウェブサイトからウェブページデータやイメージデータ等を取得してウェブページやイメージ等を表示装置10cに表示するためのプログラムである。メーラ12は、電子メールを編集するための機能や電子メールを送受信するための機能を業者用端末装置10上に実現させるためのプログラムである。
世帯用端末装置20も、業者用端末装置10と同様に、一般に市販されるパーソナルコンピュータや携帯情報端末装置や携帯電話機であり、インターネットアクセス機能及び電子メール送受信機能を有している。なお、世帯用端末装置20は、業者用端末装置10と同じ内部構成を有しているため、世帯用端末装置20の内部構成については、図2を代用して、説明する。
世帯用端末装置20は、CPU20a,RAM20b,表示装置20c,入力装置20d,通信制御装置20e,及び、記憶装置20fを、備えており、これらハードウエア20a〜20fは、バスBを介して互いに接続されている。そして、記憶装置20fには、業者用端末装置10の記憶装置10fと同様に、オペレーションシステムプログラムや、ウェブブラウザ21や、メーラ22が、格納されている。
図3は、サーバ装置30を概略的に示す構成図である。サーバ装置30は、CPU30a,RAM30b,表示装置30c,入力装置30d,通信制御装置30e,及び、HDD30fを、備えており、これらハードウエア30a〜30fは、バスBを介して互いに接続されている。
HDD30fには、オペレーションシステムプログラムとともに、ウェブサーバプログラム,及び、ウェブページデータやイメージデータ等が、格納されている。ウェブサーバプログラムは、インターネット上にウェブサイトを形成するためのプログラムであり、より具体的には、ウェブブラウザ11からの要求に応じてウェブページデータやイメージデータ等を送信するためのプログラムである。
さらに、このHDD30fには、本発明に係る各種のデータ及び各種のプログラムが、格納されている。HDD30fに格納されているデータには、業者マスタテーブル31,ユーザマスタテーブル32,エリアマスタテーブル33,及び、予約管理テーブル34が、含まれている。また、HDD30fに格納されているプログラムには、業者情報登録プログラム35,ユーザ情報登録プログラム36,優待情報提供プログラム37,予約受付通知プログラム38,及び、クーポン発行プログラム39が、含まれている。以下、これらテーブル31〜34及びプログラム35〜39について、順に説明する。
業者マスタテーブル31は、上記各業者の営業に関する情報とそれら各業者が顧客誘引のために行う優待に関する情報とを管理するためのテーブルである。図4は、この業者マスタテーブル31の内容を概念的に説明するためのデータ構造図である。
業者マスタテーブル31は、上記電力会社に登録された業者の数と同じ数のレコードを、有している。各レコードは、「業者番号」,「業者種別」,「業者名」,「業者住所」,「エリアコード」,「電話番号」,「営業時間」,「優待内容」,「優待時間帯」,「優待人数」,「電子メールアドレス」,「該当趣味1」,「該当趣味2」,及び、「該当趣味3」のフィールドを、有している。
「業者番号」には、各業者を全ての業者の中から個別に識別するための識別番号である業者番号が、記録される。「業者種別」には、各業者が行っている業務の内容の種別(レストラン,水泳プール,遊園地,ボーリング場など)が、記録される。「業者名」には、各業者の名称が、記録される。
「業者住所」には、各業者の所在地の住所が、記録される。「エリアコード」には、電力会社がその業務のために地図上に独自に定義した各区域を各々識別するためのエリアコードのうち、各業者の所在地の住所に対応するエリアコードが、記録される。「電話番号」及び「営業時間」には、各業者の電話番号及び営業時間が、それぞれ記録される。
「優待内容」には、各業者が顧客誘引のために行う優待の内容が、記録される。「優待時間帯」には、来店した顧客に対して各業者が優待を行う時間帯が、記録される。「優待人数」には、各業者が優待することのできる顧客の人数が、記録される。「電子メールアドレス」には、各業者の業者用端末装置10に設定されている電子メールアドレスが、記録される。
「該当趣味1」,「該当趣味2」及び「該当趣味3」には、各業者の種別に関連する人の趣味の種別が、それぞれ記録される。但し、「該当趣味1」に近付くほど、小分類の趣味(例えばゴルフ)が記録され、「該当趣味3」に近付くほど、大分類の趣味(例えばスポーツ全般)が記録される。また、業務の種別に関連する趣味が2つしかない場合には、「該当趣味3」は空欄となる。
ユーザマスタテーブル32は、上記各世帯の構成員であるユーザに関する情報を管理するためのテーブルである。図5は、このユーザマスタテーブル32の内容を概念的に説明するためのデータ構造図である。
ユーザマスタテーブル32は、上記電力会社に登録されたユーザの数と同じ数のレコードを、有している。各レコードは、「世帯番号」,「氏名」,「年齢」,「性別」,「職業」,「住所」,「エリアコード」,「趣味1」,「趣味2」,「車保有」,「電子メールアドレス」,「月曜日在宅時間帯」,「火曜日在宅時間帯」,…,「土曜日在宅時間帯」,及び、「日曜日在宅時間帯」のフィールドを、有している。
「世帯番号」には、各世帯を全ての世帯の中から個別に識別するための識別番号である世帯番号が、記録される。なお、同じ世帯に属するユーザのレコードの「世帯番号」フィールドには、同じ世帯番号が記録される。「氏名」,「年齢」,「性別」及び「職業」には、各ユーザの氏名,年齢,性別及び職業が、それぞれ記録される。
「住所」には、各ユーザの住所が、記録される。従って、同じ世帯に属するユーザのレコードの「住所」フィールドには、同じ住所が記録される。「エリアコード」には、各ユーザの住所に対応するエリアコードが、記録される。従って、同じ世帯に属するユーザのレコードの「エリアコード」には、同じエリアコードが記録される。
「趣味1」及び「趣味2」には、各ユーザの趣味が、記録される。但し、ユーザが1つしか趣味を持たない場合には、そのユーザのレコードの「趣味2」フィールドは空欄となる。「車保有」には、その世帯が車を所有しているか否かを示す情報(有又は無)が、記録される。従って、同じ世帯に属するユーザのレコードの「車保有」フィールドには、同じ情報が記録される。
「電子メールアドレス」には、各ユーザの属する世帯の世帯用端末装置20に設定されている電子メールアドレスが、記録される。従って、同じ世帯に属するユーザのレコードの「電子メールアドレス」フィールドには、同じ電子メールアドレスが記録される。「月曜日在宅時間帯」,「火曜日在宅時間帯」,…,「土曜日在宅時間帯」及び「日曜日在宅時間帯」には、各ユーザの各曜日における平均的な在宅時間帯が、それぞれ記録される。
エリアマスタテーブル33は、各エリアコードとそのエリアコードに属する地域から所定の交通手段によって所定時間移動したときに到達する地域のエリアコードとの関係を定義したテーブルである。図6は、そのエリアマスタテーブル33の内容を概念的に説明するためのデータ構造図である。
エリアマスタテーブル33は、全てのエリアコードの数と同じ数のレコードを、有している。各レコードは、「エリアコード」,「車60分圏」,及び、「交通機関60分圏」のフィールドを、有している。
「エリアコード」には、各エリアコードが記録される。「車60分圏」には、各エリアコードの属する地域から自動車で60分以内で移動したときに到達する地域のエリアコードが、記録される。なお、1つのエリアコードに属する地域から自動車で60分以内で移動したときに到達する地域が複数存在する場合、そのエリアコードを持つレコードには、「車60分圏」フィールドが複数含まれることとなる。
「交通機関60分圏」には、各エリアコードの属する地域から電車やバスや船などの交通機関を使って60分移動したときに到達する地域のエリアコードが、記録される。なお、1つのエリアコードに属する地域から交通機関を使って60分以内で移動したときに到達する地域が複数存在する場合、そのエリアコードを持つレコードには、「交通機関60分圏」フィールドが複数含まれることとなる。
予約管理テーブル34は、上記電力会社が各業者の代わりに受け付けたその業者への予約を管理するためのテーブルである。図7は、その予約管理テーブル34の内容を概念的に説明するためのデータ構造図である。
予約管理テーブル34は、上記電力会社が各業者の代わりに受け付けた予約の人数と同じ数のレコードを、有している。各レコードは、「予約番号」,「日にち」,「時間帯」,「業者番号」,「世帯番号」,及び、「予約者氏名」のフィールドを、有している。
「予約番号」には、業者への予約を各々個別に識別するための識別番号である予約番号が、記録される。「日にち」及び「時間帯」には、予約の日にち及び時間帯が、それぞれ記録される。「業者番号」には、各ユーザからの予約がなされた業者の業者番号が、記録される。「世帯番号」及び「予約者氏名」には、業者に予約した各ユーザの世帯番号及び氏名が、それぞれ記録される。
業者情報登録プログラム35は、業者に関する情報を業者用端末装置10から受け付けて業者マスタテーブル31へ格納するためのプログラムである。ユーザ情報登録プログラム36は、ユーザに関する情報を世帯用端末装置20から受け付けてユーザマスタテーブル32へ格納するためのプログラムである。
優待情報提供プログラム37は、各業者の優待に関する情報をユーザに対して提供するためのプログラムである。具体的な内容については、図10を用いて後述する。
予約受付通知プログラム38は、各ユーザから各業者への入店の予約を受け付けた際にその予約に関する情報を各業者の業者用端末装置10へ通知するためのプログラムである。
クーポン発行プログラム39は、各ユーザによる各業者への入店予約の状況に応じてそのユーザに対して優待を受けさせるか否かを決定するためのプログラムである。具体的な内容については、図14を用いて後述する。
以下、以上のように構成されるコンピュータネットワークシステムにおいて実行される処理について、説明する。
<業者登録処理>
上記電力会社に新規に登録しようとする業者は、その業者用端末装置10のウェブブラウザ11を立ち上げて、業者登録用画面を表示させるためにサーバ装置30に事前に用意されているウェブページデータへアクセスする。すると、その業者用端末装置10の表示装置10cには、業者登録用画面が表示される。図8は、この業者登録用画面41の画面例である。
図8の業者登録用画面41には、9個の入力欄が示されている。これら入力欄は、それぞれ、業者名,業者種別,業者住所,電話番号,営業時間,優待内容,優待時間帯,優待人数,及び、電子メールアドレスをそれぞれ入力するためのものである。また、図8の業者登録用画面41には、更新登録ボタン41aが示されている。更新登録ボタン41aは、上記9個の入力欄への入力が済んだ際に業者がクリックするためのボタンである。
このような業者登録用画面41が表示装置10cに表示された後、業者は、入力装置10dを操作することによって、業者登録用画面41における9個の入力欄に所定の情報を入力して、更新登録ボタン41aをクリックする。すると、クリック時に業者登録用画面41の各入力欄に入力されていた情報が、業者用端末装置10からサーバ装置30へ送られる。
その情報を受け取ったサーバ装置30では、業者情報登録プログラム35が起動される。その業者情報登録プログラム35に従ったCPU30aは、業者用端末装置10からの情報を受け取ると、その情報中の業者種別に関連する趣味を特定するとともに、その情報に新規の業者番号を付与した後、それら情報を、HDD30f内の業者マスタテーブル31に、その業者用の新規のレコードとして、記録する。
なお、この図8の業者登録用画面41は、上述したように、業者が電力会社に新規に登録する場合に用いられるものであるが、既に電力会社に登録している業者に対しても用いることができる。
この場合を簡単に説明すると、登録済の業者は、まず、図示せぬログイン画面において自身の業者番号を入力することによってサーバ装置30のウェブサイトへログインする。これを受けて、サーバ装置30は、その業者番号に対応するレコードを業者マスタテーブル31から読み出し、読み出した情報が各入力欄に入力された状態で業者登録用画面41を表示させるためのウェブページデータを生成して、業者用端末装置10へ送信する。
すると、登録済の業者の業者用端末装置10の表示装置10cには、その時点で登録されている情報が各入力欄に埋め込まれた業者登録用画面41が、表示される。登録済の業者は、入力装置10dを操作することによって、内容を変更したい情報の入力欄の内容を書き換えて、更新登録ボタン41aをクリックする。これを受けて、HDD30f内の業者マスタテーブル31におけるその業者のレコードの内容が、更新される。
<ユーザ登録処理>
上記電力会社に新規に登録しようとする世帯の世帯主は、その世帯用端末装置20のウェブブラウザ21を立ち上げて、世帯登録用画面を表示させるためにサーバ装置30に事前に用意されているウェブページデータへアクセスする。すると、その世帯用端末装置20の表示装置20cには、世帯登録用画面が表示される。図9は、この世帯登録用画面42の画面例である。
図9の世帯登録用画面42には、世帯主の個人的な情報(氏名,年齢,性別,職業,住所,趣味1,趣味2,車保有,及び、電子メールアドレス)を入力するためのものとして、9個の入力欄が示されている。また、図9の世帯登録用画面42には、世帯主の各曜日における平均的な在宅時間帯を入力するためのものとして、7個の入力欄が示されている。
また、図9の世帯登録用画面42には、世帯主と同居する同居人のうちの一人目の個人的な情報(氏名,年齢,性別,職業,趣味1,及び、趣味2)を入力するためのものとして、6個の入力欄が示されている。また、図9の世帯登録用画面42には、その一人目の同居人の各曜日における平均的な在宅時間帯を入力するためのものとして、7個の入力欄が示されている。
また、図9の世帯登録用画面42には、世帯主と同居する同居人のうちの二人目の個人的な情報(氏名,年齢,性別,職業,趣味1,及び、趣味2)を入力するためのものとして、6個の入力欄が示されている。また、図9の世帯登録用画面42には、その二人目の同居人の各曜日における平均的な在宅時間帯を入力するためのものとして、7個の入力欄が示されている。
なお、図9の世帯登録用画面42は、三人世帯の場合の例を示しているが、実際には、世帯登録画面42は、三人世帯に限られるものではない。例えば、この世帯登録用画面42を表示する前に、世帯の人数を入力するための画面を表示しておき、世帯主がその画面にその世帯の人数を入力することによって、世帯登録用画面42の入力欄が増減されても良い。或いは、世帯登録用画面42を始めに表示したときには、一人分の入力欄だけが表示され、それら一人分の入力欄への入力が済むと、もう一人分の入力欄を追加するか否かを選択させる画面が表示され、その画面において世帯主が追加を選択すると、世帯登録用画面42にもう一人分の入力欄が追加表示されても良い。何れにして、この世帯登録用画面42は、一つの世帯を構成する人数に応じて、入力欄が増減されるようになっている。
さらに、図9の世帯登録用画面42には、更新登録ボタン42aが示されている。更新登録ボタン42aは、各入力欄への入力が済んだ際に世帯主がクリックするためのボタンである。
このような世帯登録用画面42が表示装置20cに表示された後、世帯主は、入力装置20dを操作することによって、世帯登録用画面42の各入力欄に所定の情報を入力した後、更新登録ボタン42aをクリックする。すると、クリック時に世帯登録用画面42の各入力欄に入力されていた情報が、世帯用端末装置20からサーバ装置30へと送られる。
その情報を受け取ったサーバ装置30では、ユーザ情報登録プログラム36が起動され、そのユーザ情報登録プログラム36に従ったCPU30aが、受け取った情報に新規の世帯番号を付与した後、それら情報を、HDD30f内のユーザマスタテーブル32に、そのユーザ用の新規のレコードとして、記録する。
なお、この図9の世帯登録用画面42は、上述したように、各世帯がその世帯に関する情報を電力会社に新規に登録する場合に用いられるものであるが、既に電力会社に世帯に関する情報を登録している世帯に対しても用いることができる。
この場合を簡単に説明すると、登録済の世帯の世帯主は、図示せぬログイン画面において自身の世帯番号を入力することによってサーバ装置30のサイトへログインする。これを受けて、サーバ装置30は、その世帯番号に対応するレコードをユーザマスタテーブル32から読み出し、読み出した情報が各入力欄に入力された状態で世帯登録用画面42を表示させるためのウェブページデータを生成して、世帯用端末装置20へ送信する。
すると、登録済の世帯の世帯用端末装置20の表示装置20cには、その時点で登録されている各情報がその世帯の人数分の各入力欄にそれぞれ埋め込まれた世帯登録用画面42が、表示される。登録済の世帯の世帯主は、入力装置20dを操作することによって、内容を変更したい情報の入力欄の中身を書き換えて、更新登録ボタン42aをクリックする。これを受けて、HDD30f内のユーザマスタテーブル32におけるその業者のレコードの内容が、更新される。
<優待情報提供処理>
電力会社の担当者は、まず、電力消費量が電力需要量に接近すると見込まれる期間(日にち及び時間帯),並びに、その期間での節電に協力するように呼び掛けるべき人数の最大値を、特定すると、サーバ装置30の入力装置30dを操作して、優待情報提供プログラム37を起動させる。すると、サーバ装置30では、優待情報提供処理が開始される。図10は、この優待情報提供処理の内容を説明するためのフローチャートである。
優待情報提供処理の開始後、最初のステップS101では、CPU30aは、入力画面を表示装置30cに表示して、その入力画面中のOKボタンがクリックされるまで、待機する。なお、この入力画面は、上記の日にち,時間帯,及び、最大人数を入力するための入力欄を、有しており、電力会社の担当者は、OKボタンをクリックする前においては、それら入力欄への入力を、自由に行える。そして、入力画面中のOKボタンがクリックされると、CPU30aは、クリック時に入力欄に入力されていた日にち,時間帯,及び、最大人数を、RAM30bに記憶することによって受け付けて、ステップS102へ処理を進める。
ステップS102では、CPU30aは、変数nにゼロを代入し、ステップS103へ処理を進める。
ステップS103では、CPU30aは、当該日にちの曜日を特定し、特定した曜日における当該時間帯に在宅予定のユーザのレコードを、ユーザマスタテーブル32から読み出す。読み出した後、CPU30aは、ステップS104へ処理を進める。
ステップS104では、CPU30aは、ステップS103において読み出したレコードを世帯(番号)毎に纏めるとともに、人数の多い世帯の順にソートする。ソート後、CPU30aは、ステップS105へ処理を進める。
ステップS105では、CPU30aは、変数nを1だけインクリメントすることによって、ソート済レコード群の中のn番目のレコードを処理対象として特定し、ステップS106へ処理を進める。
ステップS106では、CPU30aは、処理対象レコードの「車保有」フィールドの内容に基づいて、n番目のユーザが自動車を保有しているか否かを、判別する。そして、n番目のユーザが自動車を保有していた場合(S106;YES)には、CPU30aは、ステップS107へ処理を進める。
ステップS107では、CPU30aは、処理対象レコードの「エリアコード」フィールドからエリアコードを読み出し、続いて、エリアマスタテーブル33における当該エリアコードに対応するレコードの各「車60分圏」フィールドから、エリアコードを読み出す。読み出した後、CPU30aは、ステップS109へ処理を進める。
一方、ステップS106において、n番目のユーザが自動車を保有していなかった場合(S106;NO)には、CPU30aは、ステップS108へ処理を進める。
ステップS108では、CPU30aは、処理対象レコードの「エリアコード」フィールドからエリアコードを読み出し、続いて、エリアマスタテーブル33における当該エリアコードに対応するレコードの各「交通機関60分圏」フィールドから、エリアコードを読み出す。読み出した後、CPU30aは、ステップS109へ処理を進める。
ステップS109では、CPU30aは、処理対象レコードの「趣味1」及び「趣味2」フィールドから、趣味を読み出す。読み出した後、CPU30aは、ステップS110へ処理を進める。
ステップS110では、CPU30aは、ステップS107又はS108において読み出したエリアコードを「エリアコード」フィールドに持つとともにステップS109において読み出した趣味を「該当趣味1」乃至「該当趣味3」の何れかのフィールドに持つレコードを、業者マスタテーブル31から抽出する。抽出後、CPU30aは、ステップS111へ処理を進める。
ステップS111では、CPU30aは、電子メールを生成して送信する。ここで生成される電子メールには、ステップS101においてRAM30bに記憶した期間(日にち及び時間帯)において節電に協力して欲しい旨が、記載されている。また、この電子メールには、ステップS110において抽出したレコードにより特定される業者の所在地を概略的に示した略地図が、記載されている。
図11は、このような節電協力依頼と略地図とが記載された電子メール43の一つを例示した図である。なお、略地図において業者名の示されている領域は、後述の予約受付画面を表示させるためのクリッカブルなリンクボタンとして機能するように、構成されている。また、その業者名の領域には、引数として引き渡される業者番号が、設定されている。このような電子メール43を生成した後、CPU30aは、この電子メールを、処理対象レコードの「電子メールアドレス」フィールドにある電子メールアドレス宛へ送信し、ステップS112へ処理を進める。
ステップS112では、CPU30aは、ステップS101において受け付けた最大人数に変数nが達しているか否かを、判別する。そして、変数nが最大人数に達していなかった場合(S112;NO)には、CPU30aは、ステップS105へ処理を進める。
ステップS105〜S112の処理ループの実行中、変数nが最大人数に達すると(S112;YES)、CPU30aは、ステップS112から処理を分岐させ、優待情報提供処理を終了する。
以上に説明した優待情報提供処理が実行されるので、電力会社が節電を行うことを希望する期間(日にち及び時間帯)に在宅する予定のユーザには、自身の世帯用端末装置20に届く電子メール43を通じて、節電への協力が呼び掛けられ、同時に、その期間(日にち及び時間帯)に優待を行う業者に関する情報が、提供される。
<予約受付通知>
ユーザは、自身の世帯用端末装置20の入力装置20dを操作して、メーラ12を起動し、サーバ装置30からの電子メール43を受信して、その内容を表示装置20cに表示させる。このとき、表示装置20cには、図11に示されるような電子メール43が表示されることとなる。
そして、ユーザは、表示装置20cに表示される電子メール43において、その期間(日にち及び時間帯)に予約を入れたい業者があった場合には、入力装置20dを操作することによって、その業者の業者名が含まれる領域を、クリックする。すると、ウェブブラウザ21が起動される。そのウェブブラウザ21に従ったCPU20aは、その領域に設定されている業者番号を引数としてサーバ装置30に引き渡して、予約受付画面を表示するためのウェブページデータをサーバ装置30から取得し、予約受付画面を表示装置20cに表示する。図12は、この予約受付画面44の画面例である。
図12の予約受付画面44には、図11の電子メールにおいてクリックされた領域に含まれる業者名と、節電への協力が呼び掛けられている期間(日にち及び時間帯)と一致する予約日時とが、示されている。また、この図12の予約受付画面44には、5個の入力欄が示されている。これら入力欄は、予約人数,世帯番号,本人氏名,一人目の同居人の氏名,及び、二人目の同居人の氏名をそれぞれ入力するためのものである。なお、この予約受付画面44には、予約人数の入力欄に入力される人数に応じて同居人氏名の入力欄が増減する機能が、付加されている。図12は、予約人数が3人である場合の例を示している。
また、この図12の予約受付画面44には、予約ボタン44aが示されている。この予約ボタン44aは、各入力欄への入力が済んだ際にユーザがクリックするためのボタンである。
このような予約受付画面44が表示装置20cに表示された後、ユーザは、入力装置20dを操作することによって、予約受付画面44の各入力欄に所定の情報を入力して、予約ボタン44aをクリックする。すると、クリック時に予約受付画面44の各入力欄に入力されていた情報が、世帯用端末装置20からサーバ装置30へと送られる。
その情報を受け取ったサーバ装置30では、予約受付通知プログラム38が起動され、その予約受付通知プログラム38に従ったCPU30aが、受け取った情報に新規の予約番号を付与した後、それら情報を、HDD30fの予約管理テーブル34に、その予約に関する新規のレコードとして、記録する。なお、図7の予約管理テーブル34では、1回の予約につき、予約人数と同じ数のレコードが記録される。すなわち、一ユーザにつき、1レコードが、記録される。
また、その予約受付通知プログラム38に従ったCPU30aは、予約管理テーブル34への記録の後、電子メールを生成する。ここで生成される電子メールには、予約日時(日にち及び時間帯),予約人数,世帯番号,及び、予約者全員の氏名が、記載されている。図13は、このような予約内容が記載された電子メール45の一つを例示した図である。
なお、この電子メール45には、予約受付可ボタン45a及び予約受付不可ボタン45bが、示されている。予約受付可ボタン45aは、この電子メール45に記載された内容で予約を受け付けることができる場合にその業者がクリックするためのボタンであり、予約受付不可ボタン45bは、この電子メール45に記載された内容で予約を受け付けることができない場合にその業者がクリックするためのボタンである。
そして、予約受付通知プログラム38に従ったCPU30aは、このような電子メール45を生成した後、予約管理テーブル34に記録した業者番号に対応する電子メールアドレスを、業者マスタテーブル31から読み出し、読み出した電子メールアドレス宛へ電子メール45を送信する。
業者は、自身の業者用端末装置10の入力装置10dを操作して、メーラ12を起動し、サーバ装置30からの電子メール45を受信して、その内容を表示装置10cに表示させる。このとき、表示装置10cには、図13に示されるような電子メール45が表示されることとなる。
そして、業者は、表示装置10cに表示される電子メール45を見て、その電子メール45中の予約日時(日にち及び時間帯)にその人数で予約を承諾することができるかできないかを判断し、その判断に応じて予約受付可ボタン45a及び予約受付不可ボタン45bの何れかをクリックする操作を入力装置10dにおいて行う。すると、電子メール45に記載されていた情報とともに、2つのボタン45a,45bのうちの何れか一方がクリックされた旨が、業者用端末装置10からサーバ装置30へ通知される。
<クーポン発行処理>
サーバ装置30では、業者用端末装置10から通知を受けると、クーポン発行プログラム39が起動され、クーポン発行処理が開始される。図14は、このクーポン発行処理の内容を説明するためのフローチャートである。
クーポン発行処理の開始後、最初のステップS201では、CPU30aは、予約受付可であるか否かを、判別する。そして、予約受付可でなかった場合(S201;NO)には、CPU30aは、ステップS202へ処理を進める。
ステップS202では、CPU30aは、電子メールを生成して送信する。ここで生成される電子メールには、ユーザが選択した業者では予約ができなかった旨(予約不可通知)と、その業者とは別の業者でも優待を行っている旨(予約催促)とが、記載されている。図15は、このような予約不可通知と予約催促とが記載された電子メール46の一つを例示した図である。このような電子メール46を生成した後、CPU30aは、業者用端末装置10から通知とともに受け取った世帯番号に対応する電子メールアドレスを業者マスタテーブル31から読み出し、生成した電子メール46をこの電子メールアドレス宛へ送信する。送信後、CPU30aは、クーポン発行処理を終了する。
一方、ステップS201において、予約受付可であった場合(S201;YES)には、CPU30aは、ステップS203へ処理を進める。
ステップS203では、CPU30aは、まず、業者用端末装置10から通知とともに受け取った世帯番号を持つユーザのレコードをユーザマスタテーブル32から読み出し、続いて、読み出したレコードの中から、当該日にちの曜日における当該時間帯に在宅予定であるユーザのレコードを、抽出する。抽出後、CPU30aは、ステップS204へ処理を進める。
ステップS204では、CPU30aは、ステップS203において抽出したレコードが2個以上あるか否かを、判別する。つまり、CPU30aは、当該日にちの曜日における当該時間帯に在宅予定のユーザがこの世帯に二人以上いるか否かを、判別する。そして、CPU30aは、当該レコードが2個未満であった場合(S204;NO)には、ステップS206へ処理を進め、当該レコードが2個以上あった場合(S204;YES)には、ステップS205へ処理を進める。
ステップS205では、CPU30aは、予約管理テーブル34を参照して、当該曜日における当該時間帯に在宅予定であるユーザのうちの二人以上が何れかの業者に予約済であるか否かを、判別する。つまり、CPU30aは、ステップS203において抽出されたレコード中の各氏名,この世帯の世帯番号,当該日にち,及び、当該時間帯を持つレコードが、予約管理テーブル34に2個以上存在するか否かを、判別する。そして、当該曜日における当該時間帯に在宅予定であるユーザのうちの二人未満しか予約済でなかった場合(S205;NO)には、CPU30aは、ステップS206へ処理を進める。
ステップS206では、CPU30aは、電子メールを生成して送信する。ここで生成される電子メールには、ユーザが選択した業者での予約を受け付けた旨(予約済通知)と、その世帯における予約者数が規定数に満たないために優待が受けられない旨(優待不可通知)とが、記載されている。図16は、このような予約済通知と優待不可通知とが記載された電子メール47の一つを例示した図である。このような電子メール46を生成した後、CPU30aは、業者用端末装置10から通知とともに受け取った世帯番号に対応する電子メールアドレスを業者マスタテーブル31から読み出し、生成した電子メール46をこの電子メールアドレス宛へ送信する。送信後、CPU30aは、クーポン発行処理を終了する。
一方、ステップS205において、当該曜日における当該時間帯に在宅予定であるユーザのうちの二人以上が予約済であった場合(S205;YES)には、CPU30aは、ステップS207へ処理を進める。
ステップS207では、CPU30aは、電子メールを生成して送信する。ここで生成される電子メールには、ユーザが選択した業者での予約を受け付けた旨と、その世帯における予約者数が規定数に達したために予約者全員が優待を受けられる旨とが、記載されている。このような電子メールを生成した後、CPU30aは、業者用端末装置10から通知とともに受け取った世帯番号に対応する電子メールアドレスを業者マスタテーブル31から読み出し、生成した電子メール46をこの電子メールアドレス宛へ送信する。送信後、CPU30aは、ステップS208へ処理を進める。
ステップS208では、CPU30aは、電子メールを生成して送信する。ここで生成される電子メールには、予約完了をユーザへ通知した旨が、記載されている。このような電子メールを生成した後、CPU30aは、通知元である業者用端末装置10へ、この電子メールを送信する。送信後、CPU30aは、このクーポン発行処理を終了する。
以上に説明したクーポン発行処理が実行されるので、図13の電子メール45を通じて予約の可不可が問われた業者によって予約受付可ボタン45aがクリックされると、その予約について優待を行うか否かが判別される(S203〜S208)。
その判別においては、その予約をした世帯に属するユーザであって節電協力の依頼があった期間に在宅するユーザのうちの二人以上が、その期間での予約を何れかの業者に対してしていた場合に、優待が受けられると判別される(S204;YES,S205;YES)。
上述したように、本実施形態によると、一世帯における節電協力期間での在宅予定者のうちの二人以上が、何れかの業者に対してその期間での予約を行うことの見返りとして、その業者からの優待を受けられる。これにより、その期間において在宅予定者を積極的に商業施設へ集中させることができるため、一世帯での在宅予定者が二人以上外出するようになり、その世帯の電力消費量はその期間において大幅に減ることとなる。そして、このような予約が複数の世帯において行われる結果、全体の電力消費量が抑えられることとなる。
なお、上述した実施形態では、図6及び図10を参照して明らかなように、ユーザに対しては、その世帯の所在地域から自動車又は交通機関で60分以内で移動した圏内にある地域にある優待業者を、紹介していた。しかしながら、本発明を実施するにあたっては、これに限定されるものではない。例えば、交通機関を利用した移動によって到達する圏内の代わりに、徒歩や自転車などの移動手段を利用した移動によって到達する圏内とすることも可能である。この場合、図6のエリアマスタテーブル33には、「交通機関60分圏」フィールドの代わりに、「徒歩30分圏」フィールドや「自転車15分圏」フィールドが含まれることとなり、図10の優待情報提供処理のステップS108では、これら「徒歩30分圏」や「自転車15分圏」のフィールドからエリアコードを読み出すこととなる。
また、上述した実施形態においては、在宅者人数が多い世帯から多数の在宅者を外出させるほど、その世帯での節電効果が高まる。そこで、図14のクーポン発行処理のステップS205において、二人以上と判断していたところを、三人以上や四人以上に変更しても良い。
また、上述した実施形態においては、図5のユーザマスタテーブル32は、一人から構成される世帯も登録できるように、示されているが、そうでは無くてもよい。例えば、二人以上や三人以上から構成される世帯しか登録できないようにしても良い。構成員の数が多い世帯ほど電力消費量が高いため、そのような世帯から在宅者を多数外出させるようにすれば、より一層節電効果が期待できるからである。
本実施形態であるコンピュータネットワークシステムを概略的に示す構成図 業者用端末装置及び世帯用端末装置を概略的に示す構成図 サーバ装置を概略的に示す構成図 業者マスタテーブルの内容を概念的に説明するためのデータ構造図 ユーザマスタテーブルの内容を概念的に説明するためのデータ構造図 エリアマスタテーブルの内容を概念的に説明するためのデータ構造図 予約管理テーブルの内容を概念的に説明するためのデータ構造図 業者登録用画面の画面例 世帯登録用画面の画面例 優待情報提供処理の内容を説明するためのフローチャート 節電協力依頼と略地図とが記載された電子メールの一つを例示した図 予約受付画面の画面例 予約内容が記載された電子メールの一つを例示した図 クーポン発行処理の内容を説明するためのフローチャート 予約不可通知と予約催促とが記載された電子メールの一つを例示した図 予約済通知と優待不可通知とが記載された電子メールの一つを例示した図
符号の説明
10 業者用端末装置
10a CPU
10b RAM
10c 表示装置
10d 入力装置
10e 通信制御装置
10f 記憶装置
11 ウェブブラウザ
12 メーラ
20 世帯用端末装置
20a CPU
20b RAM
20c 表示装置
20d 入力装置
20e 通信制御装置
20f 記憶装置
30 サーバ装置
30a CPU
30b RAM
30c 表示装置
30d 入力装置
30e 通信制御装置
30f HDD
31 業者マスタテーブル
32 ユーザマスタテーブル
33 エリアマスタテーブル
34 予約管理テーブル
35 業者情報登録プログラム
36 ユーザ情報登録プログラム
37 優待情報提供プログラム
38 予約受付通知プログラム
39 クーポン発行プログラム

Claims (5)

  1. コンピュータが、
    任意に特定された期間を指定する情報を入力装置を通じて受け付けると、一つ以上の世帯のそれぞれについてその世帯の通知先とその世帯の各構成員を識別するための構成員情報と各構成員の在宅期間とを記憶した第1の記憶装置から、その特定期間に在宅する構成員のいる世帯の通知先を読み出し、
    一つ以上の業者のそれぞれについてその業者を識別するための業者情報とその業者による利用者への優待の期間とを記憶した第2の記憶装置から、前記特定期間に利用者を優待する業者の業者情報を読み出し、
    前記特定期間での節電協力の依頼に関する情報とその特定期間に利用者を優待する業者の業者情報とを、前記第1の記憶装置から読み出した前記通知先へ、通信装置を通じて送信し、
    その送信の応答として何れかの通知先から業者情報と幾つかの構成員情報とを通信装置を通じて受信すると、それら業者情報と特定期間と構成員情報とを対応付ける対応情報を、受信した構成員情報毎に第3の記憶装置に記憶し、
    記憶した際に、その通知先の世帯の構成員であって前記特定期間に在宅する構成員の構成員情報と前記特定期間とを持つ対応情報が前記第3の記憶装置に所定数以上記憶されていた場合に、前記業者情報にて示される業者においてその特定期間に優待を受けられる旨を、応答のあった前記通知先へ通信装置を通じて通知する
    ことを特徴とする電力消費量抑制方法。
  2. コンピュータを、
    任意に特定された期間を指定する情報を入力装置を通じて受け付ける入力手段,
    一つ以上の世帯のそれぞれについてその世帯の通知先とその世帯の各構成員を識別するための構成員情報と各構成員の在宅期間とを記憶した第1の記憶装置から、前記入力手段において受け付けた特定期間に在宅する構成員のいる世帯の通知先を読み出す第1読出手段,
    一つ以上の業者のそれぞれについてその業者を識別するための業者情報とその業者による利用者への優待の期間とを記憶した第2の記憶装置から、前記入力手段において受け付けた前記特定期間に利用者を優待する業者の業者情報を読み出す第2読出手段,
    前記特定期間での節電協力の依頼に関する情報とその特定期間に利用者を優待する業者の業者情報とを、前記第2読出手段が読み出した前記通知先へ、通信装置を通じて送信する送信手段,
    前記送信手段による送信の応答として何れかの通知先から業者情報と幾つかの構成員情報とを通信装置を通じて受信する受信手段,
    前記業者情報と前記特定期間と前記構成員情報とを対応付ける対応情報を、前記受信手段が受信した構成員情報毎に第3の記憶装置に記憶する予約受付手段,及び、
    前記予約受付手段が記憶した際に、その通知先の世帯の構成員であって前記特定期間に在宅する構成員の構成員情報と前記特定期間とを持つ対応情報が前記第3の記憶装置に所定数以上記憶されていた場合に、前記業者情報にて示される業者においてその特定期間に優待を受けられる旨を、前記受信手段が受信した応答の通知元へ通信装置を通じて通知する通知手段
    として機能させる
    ことを特徴とする電力消費量抑制プログラム。
  3. 前記第1読出手段は、一つ以上の世帯のそれぞれについてその世帯の通知先と各構成員を識別するための構成員情報と各構成員の在宅期間と各構成員の趣味に関する趣味情報とを記憶した第1の記憶装置から、前記入力手段において受け付けた特定期間に在宅する構成員の趣味情報及びその世帯の通知先を読み出し、
    前記第2読出手段は、一つ以上の業者のそれぞれについてその業者を識別するための業者情報とその業者による利用者への優待の期間とその業者の業務の種別とを記憶した第2の記憶装置から、前記入力手段において受け付けた前記特定期間に利用者を優待する業者のうちの前記趣味情報に合致する種別を持つ業者の業者情報を読み出す
    ことを特徴とする請求項2記載の電力消費量抑制プログラム。
  4. 前記第1読出手段は、一つ以上の世帯のそれぞれについてその世帯の所在地の周辺地域を定義するエリア情報と通知先と各構成員を識別するための構成員情報と各構成員の在宅期間とを記憶した第1の記憶装置から、前記入力手段において受け付けた特定期間に在宅する構成員の世帯の通知先及びエリア情報を読み出し、
    前記第2読出手段は、一つ以上の業者のそれぞれについてその業者を識別するための業者情報とその業者による利用者への優待の期間とその業者の所在地に関する所在地情報とを記憶した第2の記憶装置から、前記入力手段において受け付けた前記特定期間に利用者を優待する業者のうちの前記第1読出手段によって読み出されたエリア情報に含まれる所在地情報を持つ業者の業者情報を読み出す
    ことを特徴とする請求項2記載の電力消費量抑制プログラム。
  5. 前記送信手段は、前記特定期間での節電協力の依頼に関するテキスト情報と、その特定期間に利用者を優待する業者の所在地が示された地図とが記載された電子メールを、前記第2読出手段が読み出した前記各通知先へ、通信装置を通じて送信する
    ことを特徴とする請求項4記載の電力消費量抑制プログラム。
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