JP4130137B2 - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ピックアップの対物レンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスク等の信号記録媒体に対して光学的に信号の読み取り、あるいは書き込みを行う光学ヘッドは、通常、発光素子である半導体レーザー及び受光素子である光検出器が組み込まれるハウジングには、鋼板製のフレームと一体化されたアクチュエータフレームが可動部の両側面の近傍に沿って配置され、前記フレームの下部には前記ハウジングに取り付けられるように成型されている。
【0003】
また、可動部のレンズホルダーには、左右の側面の上部と下部に支持部を設け、該支持部をサスペンションワイヤーにて支持するとともに前記サスペンションワイヤーの他端にはサスペンションワイヤーを保持する保持部を設け、該保持部をフレームにネジにて取り付けられている。サスペンションワイヤーにて支持されるレンズホルダーはコイルボビンと共通に成型されるとともに、前記コイルボビンの上面には突起状の当接部が設けられている。
【0004】
前記アクチュエータフレームには可動部全体を覆う鋼板製のカバーを左右に配置されるアクチュエータフレームの上部にカバーの両上端部を折り曲げた板バネにより覆設し、動作時、前記カバーの内面と当接部とが当接し、可動部はディスク方向へ、規定以上の動作を制限するストッパー機構として構成されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−251298号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
通常の対物レンズ駆動装置は前述したようにコイルボビンの上部に設けられた当接部と、サスペンションワイヤーの両外側の近傍に配置されたアクチュエータフレームに可動部全体を覆うストッパー機能を有する鋼板製のカバーを張着し、該ストッパーと、前記当接部が当接するように構成されていたが、超薄型光学ピックアップにおいては、ディスクとピックアップカバー間のクリアランス量と、レンズ可動量を確保しながら磁気回路上部へのピックアップカバー配置によるストッパー構成は困難なものであった。
【0007】
ピックアップ全体を覆うカバーをストッパーとして構成された対物レンズ可動範囲制限においては、レンズ姿勢制御と取付けバラツキの影響で、可動範囲のバラツキにつながるものであり、可動範囲のバラツキは、必要以上にレンズホルダーを上下させ、サスペンションワイヤーへのストレス増加につながり、極端な場合は、外力(衝撃)が加わった際にストッパーへの接触状態が左右アンバランスとなり、サスペンションワイヤーの変形につながる恐れがあった。
【0008】
本発明は、斯かる問題を解決した対物レンズ駆動装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、対物レンズを保持するレンズホルダーより成るアクチュエータ可動部をフレームに対して変位可能に支持させる対物レンズ駆動装置であって、ピックアップ可動部に当接部を設け、該当接部は、前記レンズホルダーの左右両側面の上部と下部の支持部の間に一体的に成型されて配置され、該ピックアップ可動部の左右両側面の近傍にフレームと一体化されたアクチュエータフレームを配置し、該アクチュエータフレームの上部にストッパーを各々設け、該ストッパーの上端部と下端部とに爪を設け、各爪により該ストッパーが該アクチュエータフレームに張着され、該当接部に該ストッパーが当接することにより、可動部は、ディスク方向へ、規定以上の動作を制限することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る対物レンズ駆動装置の一実施の形態を示す斜視図、図2は、図1に示す対物レンズ駆動装置の要部の一部を取り外した状態を示す斜視図、図3は、図1に示す対物レンズ駆動装置の異なる方向から眺めた状態を示す斜視図である。
【0011】
対物レンズ1はレンズホルダー2に保持されるとともに、端部にはボビン2aが一体成型され、該ボビン2aにはフォーカスコイル3が内周に巻回されて装着されており、トラッキングコイル4、5は、ボビン2a内に前記フォーカスコイル3と接して所定の位置に巻回されている。
【0012】
また、レンズホルダー2の左右の側面には、上下に各2本がお互い平行にそれぞれ弾性支持体となるサスペンションワイヤー6の上部に配置される一端は、前記レンズホルダー2と一体成型された支持部2bと、該支持部2bの延長線に副支持部2cがレンズホルダー2に配置され、下部に配置されるサスペンションワイヤー6の一端は、前記レンズホルダー2と一体成型された支持部2dと、該支持部2dの延長線には副支持部2eが前記副支持部2cよりも短い位置に支持されている。
【0013】
そして、前記4本の各サスペンションワイヤー6の他端は、保持部材7と該保持部材7に貼り付けられたプリント基板8に半田付けされるとともに、プリント基板8および保持部材7は鋼板製のフレーム9にネジ10により固定され、対物レンズ駆動部は変位可能に弾性的に支持される。また、レンズホルダー2を挟んだ両側面に配置された支持部2b及び支持部2dの間には、外方向に突起する当接部2fが一体成型されて設けられている。
【0014】
前記フレーム9には、前記フォーカスコイル3とトラッキングコイル4、5を挟んで同一磁極面(N極)が対向した一対のマグネット11及び12がフレーム9と一体に成型される対向ヨーク13及び14に取り付けられている。また、フレーム9と一体化されたアクチュエータフレーム15はサスペンションワイヤー6の両側面の外側に沿った近傍に配置されている。
【0015】
そして、アクチュエータフレーム15の上端と下端に張着される鋼板製のストッパー17が設けられ、上端部には張力を有する爪17a、17bと下端部には爪17c、17dによりアクチュエータフレーム15に張着されるとともに、該ストッパー17の上部には、鍔を設け、前記当接部2fと当接する当接面17eが設けられている。
【0016】
マグネット11及び12から発生される磁束は、フォーカスコイル3及び各トラッキングコイル4、5の有効領域に作用し、フォーカスコイル3にフォーカスエラー信号を供給することによりディスクの信号面にレンズホルダー2と共に対物レンズ1が駆動されて光ビームを合焦させるフォーカス制御が行われ、また、各トラッキングコイル4、5にはトラッキングエラー信号を供給することによりディスクの信号トラックに光ビームを追従させるトラッキング制御が行われることによりレンズホルダー2と共に対物レンズ1がディスクに記録された信号をトレース駆動することができる。
【0017】
このように構成された対物レンズ駆動装置は、フレーム9と一体化された左右のアクチュエータフレーム15にストッパー17を設けた当接面17eと、可動部に設けられた当接部2fとが当接する位置精度が高いものである。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、対物レンズを保持するレンズホルダーより成るアクチュエータ可動部をフレームに対して変位可能に支持させる対物レンズ駆動装置であって、ピックアップ可動部に当接部を設け、当接部は、レンズホルダーの左右両側面の上部と下部の支持部の間に一体的に成型されて配置され、ピックアップ可動部の左右両側面の近傍にフレームと一体化されたアクチュエータフレームを配置し、該アクチュエータフレームの上部にストッパーを各々設け、ストッパーの上端部と下端部とに爪を設け、各爪によりストッパーがアクチュエータフレームに張着され、当接部にストッパーが当接することにより、可動部は、ディスク方向へ、規定以上の動作を制限するようにしたので、超薄型ピックアップにおいては、ピックアップ全体とディスクとのクリアランスは、ピックアップ上部全体をカバーにて覆う構成においてクリアランスは少ししか確保できなかったが、本発明によると、クリアランスを余裕を持って確保することができる。
また、当接部はレンズホルダーの左右両側面の上部と下部の支持部の間に一体的に成型されたので、強度的に優れている。
【0019】
また、本発明は、従来ストッパーは、鋼板の両端を折り曲げ、該折り曲げ部を板バネとし、トラッキングコイル及びフォーカシングコイルを覆うようにフレームに取り付けられ、取り付け不具合によっては、カバーの浮きが発生し、ストッパーへの接触状態が左右アンバランスとなっていたが、本発明では左右の指定位置に確実に張着されるので、左右のストッパーへの基準点が変ることなく当接位置が同一なことから、カバーの浮きによるワイヤーのストレスにつながる危険性がないという効果を有している。
【0020】
また、タンジェンシャル方向のレンズ姿勢調整時には、フレームと一体で変位するため、レンズホルダーのストッパー部と常に平行な位置関係を確保することが出来、ワイヤー変形の発生を防止する効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る対物レンズ駆動装置の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す対物レンズ駆動装置の要部の一部を取り外した状態を示す斜視図である。
【図3】 図1に示す対物レンズ駆動装置の異なる方向から眺めた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ
2 レンズホルダー
2b、2d 支持部
2c、2e 副支持部
2f 当接部
6 サスペンションワイヤー
9 フレーム
15 アクチュエータフレーム
17 ストッパー
17a、17b,17c、17d 爪
Claims (3)
- 対物レンズを保持するレンズホルダーより成るアクチュエータ可動部をフレームに対して変位可能に支持させる対物レンズ駆動装置であって、ピックアップ可動部に当接部を設け、該当接部は、前記レンズホルダーの左右両側面の上部と下部の支持部の間に一体的に成型されて配置され、該ピックアップ可動部の両外側の近傍にフレームと一体化されたアクチュエータフレームを配置し、該アクチュエータフレームの左右上部にストッパーを各々設け、該ストッパーの上端部と下端部とに爪を設け、各爪により該ストッパーが該アクチュエータフレームに張着され、該当接部に該ストッパーが当接することにより、可動部は、ディスク方向へ、規定以上の動作を制限することを特徴とする対物レンズ駆動装置。
- 前記アクチュエータ可動部を前記フレームに対して変位可能に直線状のサスペンションワイヤーにて支持する前記レンズホルダーの前記左右両側面に、前記当接部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
- 前記ストッパーは、鋼板製を使用するとともに、張力を有する前記爪を設け、該爪により前記アクチュエータフレームに張着したことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
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