JP4129845B2 - 少なくとも一つのトランスポンダと無線通信するためのトランスポンダ通信装置及び少なくとも一つのトランスポンダ通信装置と無線通信するためのトランスポンダ - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも一つのトランスポンダと無線通信するのに適合したトランスポンダ通信装置であって、
問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムを発生させて、前記トランスポンダ通信装置の受信範囲内に存在する作動状態のトランスポンダに、応答情報を発生させ及び送信するように問い合わせることができる問合わせ手段と、
前記問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムを前記受信範囲内に存在するトランスポンダに送信する送信手段と、
前記問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムに応答して前記受信範囲内に存在するトランスポンダによって発生され及び送信された応答情報を受信する受信手段と、
不作動情報の少なくとも一つのアイテムを発生させ、これによって、前記受信範囲内に存在する作動状態のトランスポンダを、前記トランスポンダが前記問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムに応答して前記応答情報を発生させず及び送信しない状態に設定することかできる不作動手段とを有するトランスポンダ通信装置に関するものである。
また、本発明は、少なくとも一つのトランスポンダ通信装置と無線通信を行うように適合するとともに作動状態でトランスポンダ通信装置と通信するように作動するトランスポンダであって、
トランスポンダ通信装置から送信された問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムを受信する受信手段と、
受信した問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムを検出する問合わせ検出手段と、
前記問合わせ検出手段によって検出された受信した問合わせ情報に応答して応答情報を発生させるために前記問合わせ検出情報によって制御されるのに適合した応答手段と、
その応答手段によって発生した応答情報を送信する送信手段と、
前記トランスポンダを、前記トランスポンダが前記問合わせ情報に応答して応答情報を発生させず及び送信しない状態に設定することができる不作動手段とを有するトランスポンダに関するものである。
第1段落で規定したタイプのトランスポンダ通信装置及び第2段落で規定したタイプのトランスポンダは市販されており、したがって既知である。このような既知のトランスポンダ通信装置及びトランスポンダに対して、例えば、米国特許出願明細書第5,345,231号を参照すればよい。
既知のトランスポンダ通信装置及びトランスポンダに対して、上記米国特許出願明細書第5,345,231号は、複数の既知のトランスポンダが既知のトランスポンダ通信装置の受信範囲内に存在する場合、既知のトランスポンダの各々の個別の選択の問題が生じることを詳しく説明している。このような個別の選択を既知のトランスポンダ通信装置の選択手段によって行うことができ、このために、それは、問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムを発生させ及び送信することができる問合わせ手段を有し、これによって、既知のトランスポンダ通信装置の受信範囲内に存在するトランスポンダの各々に、応答情報を連続的に発生させるとともにそれを既知のトランスポンダ通信装置に連続的に送信するように要求することができる。既知のトランスポンダ通信装置において、各々が作動状態である複数のトランスポンダが存在することが存在プロトコルによって検出され、トランスポンダ通信装置は、トランスポンダ通信装置の受信範囲内に存在する複数のトランスポンダの検出後、トランスポンダの総数の半分のうちの一つがトランスポンダ通信装置の受信範囲内に存在するか否かの問合わせを開始する。これを、トランスポンダ通信装置が問合わせプロトコルを送信することによって行う。トランスポンダの総数の問い合わせた半分のうちの一つ以上のトランスポンダがトランスポンダ通信装置の受信範囲内に存在する場合、各々が作動状態のこれらトランスポンダは、個別のコード及びあるテストビットをトランスポンダ通信装置に送信することによって応答する。個別のコードの各々は、関連のトランスポンダに発生する応答情報を形成し、関連のトランスポンダによって送信される。トランスポンダが応答すると、トランスポンダが既に選択されている。しかしながら、複数のトランスポンダが応答する場合、応答情報が重なり合うようになり、それがテストビットと関連してトランスポンダ通信装置で検出される。次いで、トランスポンダ通信装置が別の問合わせを開始し、トランスポンダの総数の半分が更に半分にされる。このプロセスは、一つのトランスポンダのみが応答するまで繰り返される。トランスポンダが問合わせに応答しない場合、プロセスは補足的なトランスポンダ群の分割を行う。トランスポンダが選択されると、次の選択プロセス中の再選択が禁止され、トランスポンダ通信装置に設けられた不作動手段が不作動情報を発生させ、その結果、選択後、受信範囲内に存在するトランスポンダは、作動状態から、問合わせ情報に応答して任意の応答情報を発生せず及び送信しない状態に設定することができ、したがって、トランスポンダ通信装置の受信範囲内に存在する他の全てのトランスポンダを選択した後のみ既に選択したトランスポンダを確実に選択することができる。
既知のトランスポンダ通信装置及びトランスポンダにおいて、各トランスポンダがトランスポンダ通信装置の受信範囲内にはいると作動状態となり、トランスポンダが選択されるので作動状態であると仮定され、その後、膜は、問合わせ情報に応答して応答情報を発生させることができない状態に設定される。特に比較的多数のトランスポンダがトランスポンダ通信装置の受信範囲内に存在するとき、トランスポンダが選択前に作動状態となるためにトランスポンダ通信装置との通信が妨害され、このようなことは不所望なことである。給電用の統合された電源を有する能動トランスポンダの場合において、トランスポンダが作動状態となるがトランスポンダは比較的長い時間作動状態である必要がないために、不必要な電力消費が発生し、これも不所望なことである。
本発明の目的は、第1段落で説明したタイプのトランスポンダ通信装置及び第2段落で説明したタイプのトランスポンダの上記問題を除去するとともに、常に妨害及び問題のない通信を行うことができるとともにトランスポンダの操作モードを簡単かつ信頼性を持って相違する通信タスクに対して適合させることができる向上したトランスポンダ通信装置及びトランスポンダを提供することである。
本発明によれば、上記目的を達成するために、第1段落で規定したタイプのトランスポンダ通信装置は、前記不作動手段が、不作動情報を発生させるように適合した不作動段を有し、これによって、問合わせ情報に応答して問合わせ情報を既に送信した前記受信範囲内に存在する作動状態のトランスポンダを、作動状態から不作動状態に設定することができ、前記不作動手段が、他の不作動情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるのに適合した他の不作動段を有し、これによって、問合わせ情報に応答して応答情報を既に送信した前記受信範囲内に存在する作動状態のトランスポンダを、作動状態から待機状態に設定することができ、前記問合わせ手段が、前記問合わせ情報を発生させるのに適合した問合わせ段を有し、これによって、前記受信範囲内に存在するトランスポンダを、不作動状態から作動状態に設定することができ、かつ、必要な場合には、前記受信範囲内に存在するトランスポンダに、前記応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができ、
前記問合わせ手段が、他の問合わせ情報を発生させるのに適合した他の問合わせ段を有し、これによって、前記受信範囲内に存在するトランスポンダを、作動状態から不作動状態に設定することができ、かつ、前記受信範囲内に存在するトランスポンダに、前記応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができ、
前記問合わせ手段が、他の問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるのに適合した更に別の問合わせ段を有し、これによって、作動状態の問合わせ情報に応答して応答情報を既に送信した前記受信範囲内に存在するトランスポンダに、作動状態のままにすることなく応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができるようにしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、トランスポンダ通信装置によって複数の制御情報アイテムを発生させ及びトランスポンダ通信装置の受信範囲内に存在するトランスポンダの各々に送信して、各トランスポンダを、トランスポンダ通信装置とその受信範囲内に存在するトランスポンダのうちの任意のものとの間の通信における相違するタスクに対応する相違する作動モードに簡単に設定することができる。トランスポンダを待機状態に設定することができるので、例えば、個々のトランスポンダをトランスポンダ通信装置によって複数のトランスポンダから選び出す選択プロセス中に、このような選択プロセス中に必要のない全てのトランスポンダを待機状態に設定することができ、その結果、選択プロセスに悪影響が及ぼされないという利点を有する。このようなトランスポンダの待機状態は、適用可能な場合、待機状態におけるトランスポンダの電力消費を作動状態の場合に比べて個別に減少させることができるという利点も有する。
本発明によるトランスポンダ通信装置において、前記受信手段と協同する評価手段を設け、この評価手段が、トランスポンダから送信された応答情報の少なくとも一つの受信したアイテムの発生に依存して検出情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるのに適合した検出手段を有し、前記不作動手段の他の不作動段を、前記検出情報の発生に依存して前記他の不作動情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるよう作動させるようにした場合、有利であることが確認された。このようにしてトラブルなく簡単に他の不作動情報を発生させることができる。
本発明によるトランスポンダ通信装置において、前記受信手段と協同する評価手段を設け、この評価手段が、トランスポンダから送信された応答情報の少なくとも一つの受信したアイテムの発生に依存して検出情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるのに適合した検出手段を有し、前記問合わせ手段の更に別の問合わせ段を、前記検出情報の発生に依存して前記他の不作動情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるよう作動させるようにした場合、有利であることが確認された。このようにして、このようにしてトラブルなく簡単に更に別の不作動情報を発生させることができる。
二つの先行する段落で規定したような本発明によるトランスポンダ通信装置において、選択手段が前記評価手段と協同し、前記評価手段から供給された検出情報を前記選択手段に供給することができ、前記他の不作動段を、前記選択手段に供給された検出情報に対応して前記他の不作動情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるよう前記選択手段によって作動させることができるようにした場合、有利であることか確認された。選択手段によって、他の不作動情報を発生させる選択を簡単に行うことができる。
以前の段落で規定したようなトランスポンダ通信装置の一例において、選択手段が評価手段と共同し、評価手段から供給された検出情報を選択手段に供給することかでき、さらに別の問合わせ手段を、前記選択手段に供給された検出情報に対応してさらに別の問合わせ情報を発生させるために選択手段によって作動させることができる。選択手段によって、他の問合わせ情報を発生させる選択を簡単に行うことができる。
評価手段を有する本発明によるトランスポンダ通信装置において、前記評価手段が、一つのトランスポンダのみから送信された受信した応答情報の発生に依存して第1の制御情報を発生させるように適合した他の手段と協同し、その他の手段によって発生した第1の制御情報を前記不作動段に供給して、前記不作動情報を発生させることができるようにした場合、有利であることが確認された。その結果、他の手段によって、不作動情報の発生を相違する状態に対して簡単に適合させることができる。
以前の段落で規定したような本発明によるトランスポンダ通信装置において、他の手段を、一つのトランスポンダのみから送信された受信した応答情報の発生に依存して第2の制御情報を発生させるのにも適合させ、他の手段によって発生した第2の制御情報を問合わせ手段の他の問合わせ段に供給して、他の問合わせ情報を発生させることができる場合、有利であることが確認された。その結果、他の手段によって、他の問合わせ情報の発生を相違する状態に対して簡単に適合させることができる。
二つの先行する段落で規定した二つの例のような他の手段を有する本発明によるトランスポンダ通信装置の一例において、他の手段をデータ通信手段によって構成し、これによって、一つのトランスポンダのみから送信された受信した応答情報の発生に依存して、このトランスポンダのデータ通信手段とのデータ通信を行うことができ、これによって、制御情報をこのようなデータ通信の終了時に発生させる場合も、非常に有利であることが確認された。したがって、任意の存在するデータ通信手段を、制御情報の少なくとも一つのアイテムの発生に利用することもできる。
検出手段を有する評価手段を有する本発明によるトランスポンダ通信装置において、前記検出手段を、前記受信手段がトランスポンダから送信された任意の応答情報を受信しない作動状態を検出するのに適合させ、前記検出手段を、この作動状態の検出に応じて他の検出情報を発生させるように適合させ、前記問合わせ段を、前記他の検出情報の発生に依存して前記問合わせ情報を発生させるよう作動することができるようにした場合、非常に有利であることが確認された。したがって、応答情報を受信しない場合、応答問合わせ情報を簡単に再び自動的に発生させることができる。
以前の段落で規定したような本発明によるトランスポンダ通信装置において、作動手段を検出手段と問合わせ段の問合わせ段との間に配置し、検出手段から供給された他の検出情報を作動手段に供給することができ、作動手段を、前記作動手段に供給される他の情報に対応して問合わせ情報を発生させるために問合わせ段を作動させることができる場合、非常に有利であることも確認された。作動手段によって、問合わせ段を、相違する作動基準に依存して簡単に作動させることができる。
既に規定した本発明によるすべてのトランスポンダ通信装置において、個々のトランスポンダを複数のトランスポンダから選択することができる手段を設ける場合、有利であることが確認された。したがって、本発明によるトランスポンダ通信装置による本発明によるトランスポンダの個別の選択を、簡単かつ信頼性をもって行うことができる。
本発明によれば、上記目的を達成するために、第2段落で規定したタイプのトランスポンダは、前記不作動検出手段が、トランスポンダ通信時化団から送信された不作動情報を検出するのに適合した不作動検出段を有し、これによって、前記問合わせ情報に応答して応答情報を既に送信した作動状態のトランスポンダを、作動状態から不作動状態に設定することができ、前記不作動検出手段が、トランスポンダ通信装置から送信された他の不作動情報を検出するのに適合した他の不作動検出段を有し、これによって、前記問合わせ情報に応答して応答情報を既に送信した作動状態のトランスポンダを、作動状態から待機状態に設定することができ、
前記問合わせ検出手段が、トランスポンダ通信装置から送信された問合わせ情報を検出するのに適合した問合わせ検出手段を有し、これによって、前記トランスポンダを、不作動状態から作動状態に設定することができるとともに、必要な場合には、前記トランスポンダに、応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができるようにし、
前記問合わせ検出手段が、トランスポンダ通信装置から送信された他の問合わせ情報を検出するのに適合した他の問合わせ検出段を有し、これによって、前記トランスポンダを、待機状態から作動状態に設定することができるとともに、前記トランスポンダに、応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができるようにし、
前記問合わせ検出手段が、トランスポンダ通信装置から送信された更に別の問合わせ情報を検出するのに適合した更に別の問合わせ検出段を有し、これによって、問合わせ情報に応答して応答情報を既に送信した作動状態のトランスポンダに、作動状態のままにすることなく応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができるようにしたことを特徴とする。
本発明によるトランスポンダによれば、複数の制御情報アイテムを処理して、トランスポンダを、トランスポンダとトランスポンダ通信装置との間の通信の相違するタスクに対応する相違する動作モードに簡単に設定することができる。本発明によるトランスポンダを、作動状態に、作動状態から不作動状態に、作動状態から待機状態に、不作動状態から作動状態に及び待機状態から作動状態に設定することができる。本発明によるトランスポンダを待機状態に設定することができるので、例えば、個々のトランスポンダをトランスポンダ通信装置によって複数のトランスポンダから選び出す選択プロセス中、このような選択プロセス中に必要のない全てのトランスポンダを設定することができ、その結果、選択プロセスに悪影響が及ぼされない。このようなトランスポンダの待機状態は、適用できる場合、待機状態のトランスポンダの電力消費を作動状態の場合に比べて個別に減少させることができるという利点を有する。
本発明によるトランスポンダにおいて、前記不作動検出段を、不作動情報の検出後不作動状態情報を発生させ及び送信するように適合させ、その不作動状態情報によって、前記トランスポンダを作動状態から不作動状態に設定し、前記不作動状態情報を記憶することができる不作動状態メモリを設け、これによって前記トランスポンダを不作動状態に保持することができるようにした場合、有利であることが確認された。したがって、本発明によるトランスポンダを、作動状態から不作動状態に設定することができ、簡単かつ信頼性を持って作動状態に保持することができる。
以前の段落で規定した本発明によるトランスポンダにおいて、問合わせ情報の検出後不作動状態メモリを問合わせ検出段によって消去することができる場合、非常に有利であることが確認された。したがって、このようなトランスポンダを、非常に簡単に不作動状態から作動状態に設定することができる。
他の不作動検出段を有する本発明によるトランスポンダにおいて、前記他の不作動検出段が、前記不作動状態情報を発生させ及び送信する手段と協同し、その手段を、前記他の不作動検出段によって作動させることができるとともに、前記トランスポンダを作動状態から待機状態に設定することができ、前記不作動状態情報を記憶することができる不作動状態情報メモリを設け、これによって、前記トランスポンダを待機状態に保持することができるようにした場合、非常に有利であることも確認された。したがって、本発明によるトランスポンダを、作動状態から不作動状態に設定することができ、非常に簡単かつ信頼性をもって待機状態に保持することができる。
本発明によるトランスポンダにおいて、前記不作動検出段を、不作動情報の検出後不作動状態情報を発生させ及び送信するように適合させ、その不作動状態情報によって、前記トランスポンダを作動状態から不作動状態に設定し、前記不作動状態情報を記憶することができる不作動状態メモリを設け、これによって前記トランスポンダを不作動状態に保持することができるようにした場合、有利であることが確認された。したがって、本発明によるトランスポンダを、作動状態から不作動状態に設定することができるとともに、簡単かつ信頼性をもって不作動状態に保持することができる。
以前に規定したような本発明によるトランスポンダにおいて、問合わせ情報の検出後不作動状態メモリを問合わせ検出段によって消去することができる場合、有利であることが確認された。したがって、このようなトランスポンダを、不作動状態から作動状態に非常に簡単に設定することができる。
他の不作動検出段を有する本発明によるトランスポンダにおいて、前記他の不作動検出段が、前記不作動状態情報を発生させ及び送信する手段と協同し、その手段を、前記他の不作動検出段によって作動させることができるとともに、前記トランスポンダを作動状態から待機状態に設定することができ、前記不作動状態情報を記憶することができる不作動状態情報メモリを設け、これによって、前記トランスポンダを待機状態に保持することができるようにした場合、非常に有利であることが確認された。
したがって、本発明によるトランスポンダを、作動状態から待機状態に保持することができるとともに、非常に簡単かつ信頼性をもって待機状態に保持することができる。
他の問合わせ検出段を有する本発明によるトランスポンダにおいて、前記他の不作動検出段を前記更に別の問合わせ検出段によって構成し、前記更に別の問合わせ検出段が、待機状態情報を発生させる手段と協同し、その手段が、前記更に別の不作動検出段を作動させることができ、これによって、前記トランスポンダを作動状態から待機状態に設定することができ、前記待機状態情報を記憶することができる待機状態メモリを設け、これによって、前記トランスポンダを待機状態に保持することができるようにした場合、非常に有利であることも確認された。
以前の二つの段落で規定したような本発明によるトランスポンダにおいて、待機状態メモリを、問合わせ情報の検出後問合わせ検出段によって及び他の問合わせ情報の検出後他の問合わせ検出段によって消去することができる場合、非常に有利であることも確認された。したがって、このようなトランスポンダを、簡単に待機状態から作動状態に再び設定することができる。
以前に規定した本発明による全てのトランスポンダにおいて、トランスポンダ通信装置と共同して個々の複数のトランスポンダから選択することができる手段を設けた場合、有利であることが確認された。
本発明の上記及び他の態様を、後に例示して説明した実施の形態から明らかにし、これら実施の形態を参照して詳細に説明する。
本発明を、図示した実施の形態を参照して詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1は、トランスポンダを不作動状態にするために不作動情報を発生させる不作動手段及びトランスポンダを作動させるとともに応答情報の送信のためにトランスポンダを問い合わせる問合わせ情報を発生させる問合わせ手段を有する本発明の第1の実施の形態によるトランスポンダ通信装置を線図的に示す。
図1は、第2の実施の形態及び第3の実施の形態を本発明によるトランスポンダ通信装置の第1の実施の形態に基づいて構成することができる方法も説明する。
図2は、トランスポンダを不作動状態にする不作動手段及びトランスポンダを作動させるとともに応答情報の送信のためにトランスポンダを問い合わせる問合わせ検出手段を有する本発明の第1の実施の形態によるトランスポンダを示す。
図2は、本発明の第2の実施の形態及び第3の実施の形態を本発明によるトランスポンダの第1の実施の形態に基づいて構成することができる方法も示す。
図3A〜3Lは、図1に示したトランスポンダ通信装置及び図2に示したトランスポンダに発生する上鵜補及び時間窓の時間ダイヤグラムを線図的に示す。
図1は、少なくとも一つのトランスポンダ2を用いた無線通信を行うのに適合したトランスポンダ通信装置1を示す。この場合、トランスポンダ通信装置1は、複数の個別に選択可能なトランスポンダ2と無線通信を行うのに適合し、そのトランスポンダ2を図2に示す。先ず第1に、図1に示したトランスポンダ通信装置1の構成を以後詳細に説明する。
トランスポンダ通信装置1はマイクロコンピュータ3を有し、これによって複数の手段及び機能を実現し、その一部を後に説明する。以後、本文に関連するマイクロコンピュータ3よって実現される手段及び機能を詳細に説明する。
マイクロコンピュータ3を用いてトランスポンダ選択手段4を実現し、その選択手段は、トランスポンダ通信装置1の受信範囲内に存在する作動状態のトランスポンダ2を個別に連続的に選択する。トランスポンダ選択手段4は、問合わせ情報AFIの少なくとも一つのアイテムを発生させるように適合させて、トランスポンダ通信装置1の受信範囲内にある作動状態のトランスポンダ2に対して応答情報AWIを発生させ及び送信させるように要求することができる。問合わせ手段5によって発生した問合わせ情報AFIの少なくとも一つのタイプを、マイクロコンピュータ3の出力部6に供給することができる。
問合わせ手段5によって発生した問合わせ情報AFIを、出力部6から、問合わせ情報AFIを受信範囲内に存在するトランスポンダ2に送信するために設け及び送信するように適合させた送信手段7に供給することができる。送信手段7は、パルス幅変調器のような既知の方法で構成した変調器8を有する。しかしながら、この変調器を位相変調器又は周波数変調器とすることもできる。変調器8を、クロック信号TSを受信するように配置し、それを発生させるためにトランスポンダ通信装置1はクロック信号発生器9を有する。変調器8によって変調された問合わせ情報AFIを送信増幅器10に供給することができ、これは、増幅した変調問合わせ情報AFIを、既知の方法でトランスポンダ2の送信コイルともに誘導する送信コイル12を有するコイル段11に供給する。
トランスポンダ通信装置1は、以前にトランスポンダ通信装置1から送信された問合わせ情報AFIに応答してトランスポンダ通信装置1の受信範囲内に存在するトランスポンダ2によって発生させ及び送信した応答情報AWIを受信するために設け及び受信するのに適合した受信手段13も有する。受信手段13は、送信コイル12を具えるコイル段11も有し、これによってトランスポンダ2の送信コイルから送信された応答情報AWIを受信モードで受信することができる。送信コイル12によって受信した応答情報AWIを、受信手段13の受信増幅器14に供給することができる。受信増幅器14によって増幅された変調応答情報を、例えば同期復調器とする復調器15に供給することができ、この復調器15は、通常は振幅変調した供給された応答情報を復調する。変調器8と同様に、復調器もクロック信号発生器9からクロック信号TSを受信する。他の送信方法を用いる場合、他の適切な復調器を設けることができる。
マイクロコンピュータ3によって実現されるトランスポンダ選択手段4は、非作動手段16も有し、これによって、トランスポンダ通信装置1の受信範囲内に存在する作動中のトランスポンダ2は、非作動状態を選択した後に作動状態から非作動状態にセットすることができ、非作動状態では、トランスポンダ2は、少なくとも一つのタイプの問合わせ情報AFIに応答して応答情報を発生させず、かつ、送信しない。
トランスポンダ通信装置1において、トランスポンダ選択手段4は、好適にはK時間連続的な時間窓ZFのシリーズFを発生させるために設け及び適合させた時間窓発生手段17も有する。本例では、時間窓発生手段17を、時間窓ZF1,ZF2,ZF3及びZF4を連続的に発生させるのに適合させる。時間窓発生手段17の出力部18に、四つの時間窓ZF1,ZF2,ZF3及びZF4を規定する信号、すなわち、情報を発生させる。時間窓ZF1,ZF2,ZF3及びZF4を発生させるために、クロック信号発生器9からのクロック信号TSを、マイクロコンピュータ3の第1入力部19を通じて時間窓発生手段17に供給することができる。さらに、時間窓発生手段17に対する制御手段20を設けて、時間窓ZF1,ZF2,ZF3及びZF4の発生を制御する。好適には、制御手段20は問合わせ手段5及びゲート回路21を有し、このゲート回路21に対して、問合わせ手段5から発生させることができる問合わせ情報AFIを供給することができ、このゲート回路21は問合わせ情報AFKを発生させるように適合させる。問合わせ識別AFKを時間窓発生手段17に供給して、前記手段を制御することができる。したがって、問合わせ手段5が問合わせ情報を発生させるとき、制御手段20は、時間窓発生手段17を制御し及び駆動させて、一連のK=4の時間窓ZFを発生させる。また、複数の問合わせ情報AFIを連続的に発生させることによって、制御手段20は、時間窓発生手段17を連続的に複数回制御し及び駆動し、その結果、K=4の一連の時間窓ZFを連続的に複数回発生させる。
K=4の一連の時間窓ZFの各々の間、トランスポンダ通信装置1の受信手段13は、後に詳細に説明するように、少なくとも一つの時間窓ZF1,ZF2.ZF3又はZF4の応答情報AWIの少なくとも一つのアイテムを受信する。
トランスポンダ通信装置1において、選択手段4は、好適には時間窓発生手段17及び受信手段22と協同する評価手段22も有し、これによって、トランスポンダ2から受信するとともに連続的に3回送信した応答情報AWIの発生に依存して、トランスポンダ2を、連続的に複数回発生したK=4の一連の時間窓ZFの各シリーズFの少なくとも一つの時間窓ZF1,ZF2,ZF3又はZF4中で選択することができ、これも後に詳細に説明する。評価手段22は、時間窓発生手段17の出力部18から時間窓ZF1,ZF2.ZF3及びZF4を規定する信号又は情報及び受信手段13の復調器15からマイクロコンピュータ3の第2入力部24に供給される復調された応答情報AWIを受信するために配置した検出手段23を有し、この検出手段は、一連のK=4の時間窓ZFの少なくとも一つの時間窓ZF1,ZF2.ZF3又はZF4でトランスポンダから受信した応答情報AWIの少なくとも一つのタイプの発生に依存して検出情報のK=4のあり得るアイテムの検出情報の一つのアイテムを発生させる。本例では、検出情報とすることができる時間窓情報ZFIのK=4のアイテムの時間窓情報ZFI1,ZFI2,ZFI3又はZFI4を、検出情報として発生させるとともに検出手段23の出力部25に供給することができる。時間窓情報ZFI1,ZFI2,ZFI3又はZFI4のK=4の各々によって、所定のN番目の時間窓ZF1,ZF2.ZF3又はZF4を選択することができ、これについては後に説明する。問合わせ手段5を検出手段23によって制御し及び作動させることができ、これについても後に詳細に説明する。評価手段22は論理手段26を更に具え、この論理手段26に対して、検出手段23は、応答情報AWIの少なくとも一つのアイテムを受信したK=4の時間窓ZFの各シリーズの時間窓ZFの数についての情報IAZFを供給することができる。K=4の時間窓ZFの各シリーズFの検出手段23によって検出された情報IAZFの評価に応じて、論理手段26は、トランスポンダ2の選択に対して、K=4の時間窓ZFのM=3の連続的なシリーズにおいて応答情報AWIを一つの時間窓ZF1,ZF2,ZF3又はZF4を受信したことを検出する。論理手段26が、K=4の時間窓ZFのM=3の連続的なシリーズにおいて応答情報AWIを一つの時間窓ZF1,ZF2,ZF3又はZF4を受信したことを検出すると、他の時間窓ZFとすることができる単一時間窓ZFで受信した応答情報が常に同一のトランスポンダ2から発生する、すなわち、複数のトランスポンダのうちの一つが個別に選択される。この場合、論理手段26は、トランスポンダ2を選択したことを表す情報ITPSを発生させる。論理手段26は情報ITPSを出力部27に供給する。Mに対して他の値を選択することができる。例えば、M=2も可能である。しかしながら、M=4,5,6,7,,8,9又は10も可能であり、それより大きくてもよい。選択の正確さは、Mに対して選択した値が増大するに従って増大する。
トランスポンダ1において、評価手段22は、本例では好適にはデータ通信手段28によって構成された他の手段と協同し、これによって、選択したトランスポンダ2のデータ通信手段とのデータ通信が、一つのトランスポンダ2によって送信された受信した応答情報AWIの発生に応じて、すなわち、トランスポンダ2を選択した後に可能になる。このようなデータ通信を行うために、データ通信手段28は、マイクロコンピュータ3の出力部6に接続した出力部29を有し、これを通じて、データ通信手段28から供給された情報データIDAを、送信のために送信手段7に供給することができる。トランスポンダ2から受信した情報データIDAを、マイクロコンピュータ3の第2入力部24を通じて受信手段13からデータ通信手段28の入力部30に供給することができる。データ通信手段28は情報データメモリ31と協同し、データ通信手段28の助けを借りて情報データIDAを情報データメモリにロードすることができ、データ通信手段28の助けを借りて情報データIDAを情報データメモリから読み出すことができる。
本例では更に、他の手段として設けたデータ通信手段28を、一つのトランスポンダ2のみから送信された受信した応答情報AWIの発生に応じて、すなわち、トランスポンダ2を選択した後第1制御情報SI1を発生させるように適合させ、その応答情報を、データ通信手段28とのデータ通信を終了したときに発生させ、したがってその情報は、データ通信を終了したことを表す。
他の手段として設けたデータ通信手段28を、一つのトランスポンダ2のみから送信された受信した応答情報AWIの発生に応じて、すなわち、トランスポンダ2を選択した後第2制御情報SI2を発生させるように適合させ、その応答情報を、以前に選択したトランスポンダ2を既に非作動状態にセットしたときに発生させる。
非作動手段16に関して、非作動手段16は、データ通信手段28から発生した第1制御情報SI1を供給することができるとともに非作動情報DAIを発生させることができる非作動段32を有し、これによって、作動状態のときに問合わせ情報AFIに応答して既に応答情報AWIを送信した受信範囲内に存在する選択したトランスポンダ2を、そのような選択後に作動状態から非作動状態にセットすることができる。非作動情報を、例えば、データワード“1000”によって形成することができる。
非作動手段16は、他の非作動情報WDAI1,WDAI2,WDAI3及びWDAI4を発生させるように適合させた他の非作動段33も有し、これら他の非作動情報WDAI1,WDAI2,WDAI3及びWDAI4よって、作動状態中に検出手段23によって発生した時間窓ZF1,ZF2,ZF3又はZF4によって選択された所定のN番目の時間窓を除いてK=4の時間窓ZFのシリーズFの間に問合わせ情報AFIに応答して応答情報AWIを既に送信した受信範囲内に存在する全てのトランスポンダ2を、作動状態から待機状態にセットすることができ、これらトランスポンダ2は、後に詳細に説明する時間窓問合わせ情報ZFAFIに応答して応答情報を発生させず及び送信しない。他の非作動情報WDAI1,WDAI2,WDAI3及びWDAI4を、例えば、データワード“1001”,“1010”,“1011”及び“1100”によって形成することができる。
トランスポンダ通信装置1の問合わせ手段5に関して、問合わせ手段5は、後に初期問合わせ段34と称されるとともに問合わせ情報を発生させるのに適合した問合わせ情報を有し、この問合わせ情報は後に初期問合わせ情報IAFIと称され、それを用いて、一部を既に非作動状態にセットすることができるトランスポンダ通信装置1の受信範囲内に存在する全てのトランスポンダ2を、作動状態にセットすることができるとともに、K個の窓ZFのシリーズF中に所望の場合には応答情報AWIを再び発生させ及び送信するように問い合わせることができる。初期問合わせ情報IADIを、例えばデータワード“0000”によって形成することができる。
問合わせ手段5は、後にシリーズ問合わせ段35と称される別の問合わせ段を有し、その問合わせ段に、データ通信手段28から発生した第2制御情報SI2を供給することができ、その問合わせ手段を、後にシリーズ問合わせ情報FAFIと称する他の問合わせ情報を発生させるように適合させ、それを用いて、選択後に非作動状態にセットされたトランスポンダ2を除いてトランスポンダ通信装置1の受信範囲内に存在するとともに待機状態にセットされた全てのトランスポンダ2を、リセットすることができるとともに、Kの時間窓ZFの他のシリーズF中に再び問合わせ情報AWIを発生させ及び送信するように問い合わせることができる。シリーズ問合わせ情報FAFIを、例えばデータワード“0010”によって形成することができる。
問合わせ手段5は、後に時間窓問合わせ段36と称される他の問合わせ段も有し、この問合わせ段を、他の問合わせ情報、すなわち、既に簡単に称した時間窓問合わせ情報ZFAIを発生させるように適合させ、この情報を、時間窓情報ZF1,ZF2,ZF3及びZF4を発生させたときに検出手段23によって発生させる。時間窓問合わせ情報ZFAFIによって、Kの時間窓ZFのシリーズFから時間窓情報ZFI1,ZFI2,ZFI3又はZFI4によって選択した所定のN番目の時間窓ZFI1,ZFI2,ZFI3又はZFI4の問合わせ情報に応答して応答情報AWIを既に送信した受信範囲内に存在する作動状態の全てのトランスポンダ2を、Kの時間窓ZFの別のシリーズF中に応答情報AWIを再び発生させ及び送信した状態にする作動状態にすることなくそれぞれ問い合わせることができる。時間窓問合わせ情報ZFAFIを、例えばデータワード“0001”によって形成することができる。
トランスポンダ通信装置1のトランスポンダ選択手段4に関して、その選択手段4に時間窓選択手段37を検出手段23と問合わせ手段5との間に配置する。検出情報としての検出手段23の出力部25に生じた時間窓情報ZFI1,ZFI2,ZFI3及びZFI4を、時間窓選択手段37に供給することができる。時間窓選択手段37に供給される時間窓情報ZFI1,ZFI2,ZFI3及びZFI4に応じて、所定のN番目の時間窓を、Kの時間窓ZFのシリーズのKの時間窓ZFから選択することができる。時間窓選択手段37を、それに供給される時間窓情報ZFI1,ZFI2,ZFI3及びZFI4に応じて時間窓識別ZFK1,ZFK2,ZFK3及びZFK4を発生させるように適合させる。時間窓選択手段37を、時間窓情報ZFI1を供給すると時間窓識別ZFK2,ZFK3及びZFK4を発生させ、時間窓情報ZFI2を供給すると時間窓識別ZFK1,ZFK3及びZFK4を発生させ、時間窓情報ZFI3を供給すると時間窓識別ZFK1,ZFK2及びZFK4を発生させ、かつ、時間窓情報ZFI4を供給すると時間窓識別ZFK1,ZFK2及びZFK3を発生させるように構成する。発生した時間窓識別ZFK1,ZFK2,ZFK3及びZFK4は、時間窓選択手段37の第1入力部38上で利用できる。
時間窓選択手段37を、検出手段23から供給される時間窓情報ZFI1,ZFI2,ZFI3及びZFI4を問合わせ手段5、すなわち、その手段の時間窓問合わせ段36に転送するようにも適合させて、他の非作動情報WDAI1,WDAI2,WDAI3及びWDAI4によって待機状態に設定することができる全てのトランスポンダを作動状態に設定した後に時間窓問合わせ情報ZFAFIを発生させ始める。時間窓情報ZFI1,ZFI2,ZFI3及びZFI4を、時間窓選択手段37の第2出力部39を通じて時間選択手段37から転送する。
トランスポンダ選択手段4は、検出手段23と初期問合わせ段34との間に含まれる作動手段40を有する。作動手段40は選択プロセスを実行することができ、この場合、個々のトランスポンダ2を、実行される選択プロセスの連続的な選択ステップの各々においてトランスポンダ通信装置1の受信範囲内に存在する複数のトランスポンダ2から選択し、トランスポンダの各選択後に選択したトランスポンダ2を、このトランスポンダによる識別プロセス及びデータ交換後に利用できるときに非作動状態に設定する。
このような選択プロセスを実行するために、作動手段40は開始段41を有し、これによって、開始情報STIを、所定の規則的な一定の時間間隔で、例えば、100msと2sとの間の範囲の時間間隔で発生させることができる。さらに、このような開始段を、供給される個別の制御情報によって制御可能にして、情報信号を発生させることができる。発生した開始情報STIを初期問合わせ段34に供給することかでき、この初期問合わせ段34は、供給された開始情報STIに応答して、初期問合わせ情報IAFIを発生させ、これを出力部6を通じて送信手段7に供給する。作動手段40は他の論理段42も有し、これによって、他の開示情報WSTIを発生させることができ、これを初期問合わせ段34に供給して、初期問合わせ情報IAFIを発生させることもできる。作動手段40の他の論理段42を、シリーズ問合わせ段336からシリーズ問合わせ情報FAFIを受信するとともに、検出手段23によって検出手段23の他の出力部43に生じた他の検出情報、すなわち、他の時間窓情報WZFIを受信するように配置する。他の時間窓情報WZFIを、検出手段23によって発生させ、検出手段23が作動状態を検出すると他の出力部43に転送し、シリーズ問合わせ情報FAFIを発生させた後、応答情報は、以前に発生したシリーズ問合わせ情報FAFIに応答して発生したKの時間窓のシリーズFの任意の時間窓ZFで受信されず、これは、全てのトランスポンダ2が選択プロセスにおいて既に個別に選択され、したがって選択プロセスが完了したことを意味する。この場合、作動手段40の他の論理段42に供給される情報の二つのアイテム、すなわち、シリーズ問合わせ情報FAFI及び他の時間窓情報WZFIによって、他の論理段42は、他の開始情報WSTIを問合わせ手段5の初期問合わせ段34に供給し、その結果、必要な選択ステップを有する新たな選択プロセスが開始される。
図1に示したトランスポンダ通信装置1に基づいて、第2の実施の形態を成形するこのようなトランスポンダ通信装置の変形を線形的に示し、この場合、初期問合わせ段34を、初期問合わせ情報IAFIを発生させるように適合させ、これによって、時間窓発生手段17によって発生したKの時間窓ZFのシリーズFに時間窓ZFI1,ZFI2,ZFI3,ZFI4,...,ZFIKの個数Kを規定することもできる。図1で三つの一点鎖線44,45及び46で示したように、初期問合わせ段34は、この初期問合わせ情報IAFIを、マイクロコンピュータ3を通じて送信手段7に供給するとともに、時間窓発生手段17の制御入力部47及びゲート回路21に供給する。本例では、この時間窓発生手段17を、Kの時間窓のシリーズFを発生させるのに適合させ、個数Kを、制御入力部44を通じて初期問合わせ情報IAFIを時間窓発生手段17に供給することによって達成させる初期問合わせ情報IAFIによって規定される。
図2は、図1の変形として示した少なくとも一つのトランスポンダ通信装置1と無線通信を行うのに適合したトランスポンダ2を示し、これを、トランスポンダ通信装置1によって作動状態で選択することができる。
トランスポンダ2は、トランスポンダ通信装置1によって発生させ及び送信することができる問合わせ情報AFIの少なくとも一つのアイテムを受信するのに適合した受信手段50を具える。受信手段50は、送信コイル52を有するコイル段51を有する。送信コイル52によって受信された問合わせ情報AFIを、受信増幅器53に供給することができる。受信増幅器53によって増幅された情報及びデータを、受信した情報又はデータ信号からエネルギー信号を取り出すエネルギー供給手段54に供給することができ、その結果、電源電圧Vを、エネルギー供給手段54の出力部55に発生させ、その電源電圧を、電源電圧を必要とするトランスポンダ2の全ての素子に給電するのに用いることができる。エネルギー供給手段54の出力部55をリセット段56にセットすることができ、このリセット段は、エネルギー供給手段54によって得られた電圧Vが十分高い場合リセット情報RIを発生させることができる。リセット情報RIによって、これを必要とするトランスポンダ2のこれら素子を、十分規定された作動状態にセットすることができる。これを、それ自体は既知の手段によって行い、このために、これを本文では更に詳しく説明しない。
受信手段50によって受信された問合わせ情報AFI及び他の受信された情報を、クロック再発生段57に供給することができ、これによって、クロック信号TSを、受信した問合わせ情報AFI又はデータから再発生させることができ、このクロック信号を、クロック再発生段57から発生させるとともに、トランスポンダ通信装置1でクロック信号TSと同期をとる。
受信手段50は、パルス幅復調器によって形成された復調器58を有する。この復調器を、位相復調器又は周波数復調器とすることもできる。再発生したクロック信号TSを復調器58に供給することができる。復調器58によって復調された問合わせ情報AFI又は他のデータを、トランスポンダ2のマイクロコンピュータ60の第1入力部59に供給することができる。マイクロコンピュータ60によって、複数の手段及び機能を実現することができ、そのうちの一部を後に詳細に説明する。
マイクロコンピュータ60は、問合わせ情報AFIの少なくとも一つの受信したアイテムを検出するトランスポンダ2の問合わせ検出手段61を形成する。マイクロコンピュータ60は、問合わせ検出手段61によって制御可能な応答手段62も形成し、この応答手段を、問合わせ検出手段61によって検出された受信した問合わせ情報AFIに応答して応答手段AWIを発生させるために設けられ及び適合させる。応答手段62によって発生させた応答情報AWIを、マイクロコンピュータ60の出力部63に供給できるとともに、この出力部63からトランスポンダ2の送信手段64に供給することができる。
送信手段64を、応答手段62によって発生した応答情報AWIを送信するために設け及び適合させる。送信手段64は、再発生したたクロック信号TSを受信するように配置した変調器65を有し、これによって、変調されていない形態のトランスポンダ通信装置1の送信コイル12に供給されたクロック信号TSのロード変調を、トランスポンダ2の送信コイル52及びトランスポンダ通信装置1の送信コイル12を通じてこの変調器に供給される応答情報AWI及び他のデータに依存して実行することができ、これらコイルは互いに誘導的に結合され、その結果、このロード変調データは、トランスポンダ2からトランスポンダ通信装置1に送信される。
トランスポンダ2において、応答手段62は、好適には、Kの連続的な時間窓ZFのシリーズFを発生させるために設け及び適合させた時間窓発生手段66を有する。再発生したクロック信号TSを、マイクロコンピュータ60の第2入力部67を通じて時間窓発生手段66に供給することができる。本例では、時間窓発生手段66を、K=4の連続的な時間窓ZF1,ZF2,ZF3及びZF4を発生させるのに適合させることができる。各時間窓ZFを、所定の状態すなわち信号波形によって規定する。例えば、時間窓ZFの開始を矩形信号の正のエッジによって規定するとともに、時間窓ZFの終了を矩形信号の負のエッジによって規定することができる。時間窓ZFの開始を矩形信号の正のエッジによって規定するとともに、この時間窓ZFの終了を次の時間窓ZFの開始によってすなわちこの矩形信号の次の正のエッジによって規定することができる。これを、図1に示したトランスポンダ通信装置1の時間窓発生手段17に適用できることは明らかである。
応答手段62は、時間窓発生手段66に対する制御手段68も有する。制御手段68は、時間窓発生手段66を制御し及び作動させて、Kの時間窓ZFのシリーズFを複数回連続して発生させることができる。時間窓発生手段66に対する制御手段68は、好適には問合わせ検出手段61を有する。さらに、制御手段68を、問合わせ検出手段61による問合わせ情報AFIの受信に応答して制御手段68が時間窓発生手段66を制御し及び作動させてKの時間窓ZFのシリーズFを発生させるように実現する。このために、制御手段68は、問合わせ検出手段によって発生させた検出情報DI1,DI2及びDI3を三つの入力部で受信するように配置したゲート回路69を有し、このゲート回路は、その検出情報DI1,DI2及びDI3の受信に応答して検出識別DKを発生させることができ、その検出識別を時間窓発生手段66に供給して、時間窓発生手段66を作動させることかできる。
時間窓発生手段66に対する制御手段68に含まれる問合わせ検出手段61は、以後初期問合わせ検出段70と称するとともに、トランスポンダ通信装置1から送信された初期問合わせ情報IAFIを検出してトランスポンダ2を作動状態に設定するように適合させる問合わせ検出段を具え、この検出段によって、トランスポンダ2を、非作動状態から作動状態に設定するとともに、所望の場合には、後に詳細に説明する応答情報AWIを再び発生させ及び送信するように問い合わせることができる。初期応答検出段70を、第1検出情報DI1を発生させるように適合させる。
時間窓発生手段66に対する制御手段68に含まれる問合わせ検出手段61は、以後シリーズ問合わせ検出段71と称するとともにトランスポンダ通信装置1から送信されたシリーズ問合わせ情報FAFIを検出するのに適合した別の問合わせ検出段も具え、この検出段によって、待機状態のトランスポンダ2を、待機状態から動作状態に設定することができ、これを後に詳細に説明する。シリーズ問合わせ検出段72を、第3検出情報DI2を発生させるのに適合させる。
時間窓発生手段66に対する制御手段68に含まれる問合わせ検出手段は、後に時間窓問合わせ検出段72と称するとともにトランスポンダ通信装置1から送信された時間窓問合わせ情報ZFAFIを検出するように適合された他の問合わせ検出段を具え、この検出段によって、動作状態のトランスポンダ2を、動作状態によってKの時間窓ZFのシリーズF中に応答情報AWIを発生させ及び送信した状態にすることなく、すなわち、Kの時間窓ZFの他のシリーズF中に応答情報AWIを再び発生させ及び送信することなく問い合わせることができ、これについては後に詳細に説明する。時間窓問合わせ検出段71を、第2検出情報DI2を発生させるように適合させる。
トランスポンダ2のマイクロコンピュータ60は、トランスポンダ通信装置1から送信された検出不作動情報DAIの少なくとも一つのアイテムを検出するように適合させた不作動検出手段73も形成する。不作動検出手段73を、状態情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるように適合させ、これによって、トランスポンダ2を動作状態のままにすることかでき、応答手段62による応答情報AWIの発生を禁止することができる。
不作動検出手段73は、トランスポンダ通信装置1から送信された不作動情報DAIを検出して動作状態から不作動状態に設定するのに適合した不作動検出段74を有し、この段は、トランスポンダ2を作動状態から非作動状態に設定するとともに、不作動状態情報SZIを発生させることができる。また、不作動状態情報SZIを、検出した不作動情報DAIによって直接形成することができる。発生した不作動状態情報SZIを、応答手段62、すなわち、応答情報62の不作動状態メモリ75に供給することができ、このメモリに不作動状態情報SZIを記憶し、これによってトランスポンダ2を不作動状態に保持することができる。不作動状態メモリ75が不作動状態情報SZIを記憶する間、トランスポンダ2が不作動状態であるということをトランスポンダ2に記憶させる。所定の問合わせ情報を検出すると、不作動状態メモリ75を問合わせ検出手段61によって消去することができ、すなわち、不作動状態メモリ75を、初期問合わせ情報IAFIの検出後問合わせ検出手段61の初期問合わせ検出段70によって消去することができる。このために、初期問合わせ検出段70によって発生した第1検出情報DI1を、不作動状態メモリ75の消去入力部76に供給され、それが不作動状態メモリ75の消去入力部76に現れると、不作動状態メモリ75の内容が消去される。
不作動検出手段73は、トランスポンダ通信装置1から送信された他の不作動情報WDAI1,WDAI2,WDAI3及びWDAI4を検出してトランスポンダを作動状態から不作動状態に設定するのに適合した他の不作動検出段77も有し、この段によって、トランスポンダ2を動作状態から不作動状態に設定することができ、待機状態情報WZIの発生させはじめることができる。待機状態情報WZIの発生を後に詳細に説明する。発生した待機状態情報WZIを待機状態メモリ78に供給することができ、その待機状態情報WZIを記憶することができ、これによってトランスポンダを待機状態に保持することができる。待機状態メモリ78を、所定の問合わせ情報の検出に応答して問合わせ検出手段61によって消去することができる。本例では、待機状態メモリ78を、問合わせ検出手段61の初期問合わせ検出段70及び問合わせ検出手段61のシリーズ問合わせ検出段71によって消去することかできる。このために、初期問合わせ検出段70によって発生させることができる第1検出情報DI1及びシリーズ問合わせ検出段71によって発生させることかできる第3検出情報DI3を、待機状態メモリ78の消去入力部79に供給することができる。これらが待機状態メモリ78の消去入力部79に現れると、検出情報DI1及びDI3によって、待機状態メモリ78の内容が消去される。
トランスポンダ2において、マイクロコンピュータ60によって実現される応答手段62は、好適には乱数発生器80を有する。時間窓発生手段66と同様に、乱数発生器80を制御手段68によって作動させ、ゲート回路69によって発生した検出識別DKも乱数発生器80に供給される。乱数発生器80によって、1からKまでの範囲の乱数Zを発生させるとともに、乱数発生器80の出力部81に供給することができる。乱数発生器80によって任意に発生した各乱数によって、Kの時間窓のシリーズFの時間窓を選択し及び規定することができる。乱数メモリ82に記憶された乱数Zを、二つの検出器83及び84に供給することができる。第1の検出器83を、Kの時間窓ZFのシリーズFの時間窓ZFの窓数Nが乱数Zに一致したことを検出することができるように構成する。時間窓ZFの窓数Nが乱数Zに一致する場合、第1の検出器83は作動情報KTIを発生させ、この情報を応答段85の作動入力部86に供給することができる。
応答段85は、例えばデータワード“1111”によって形成した応答情報AWIを発生させることができる。応答段85によって発生した応答情報AWIを、マイクロコンピュータ60の出力部63に及びこの出力部からトランスポンダ2の送信手段64に供給することができ、その結果、応答情報AWIを、変調器65による上記ロード変調によってトランスポンダ通信装置1に送信することができる。応答段85は禁止入力部87を有し、これに対して、不作動状態メモリ75に記憶された不作動状態情報SZI及び待機状態メモリ78に記憶された待機状態情報WZI、すなわち、情報SZI及びWZIから取り出された制御情報を供給して、トランスポンダ2が不作動状態又は待機状態にあるときに応答段85をブロックするとともに応答情報の発生を禁止することができる。
既に説明したように、第1の検出器83は、時間窓数Nと瞬時の乱数Zとを比較し、これらが等しい場合には動作情報AKTIを発生させて応答段85を作動させる。これは、乱数Zによって規定された時間窓ZF中のみ応答段85が作動中であることを意味する。したがって、応答手段62を、時間窓ZF1,ZF2,ZF3又はZF4中に、すなわち、乱数Zによって規定されたKの時間窓ZFのシリーズFの時間窓F中に応答情報AWIを発生させるように適合させる。
説明したように、乱数メモリ82に記憶された乱数Zを第2の検出器84に供給することもできる。第2の検出器84を、他の不作動検出段77によって検出された他の不作動情報WDAI1,WDAI2,WDAI3及びWDAI4を受信するようにも配置する。第2の検出器84を、他の不作動情報WDAI1,WDAI2,WDAI3又はWDAI4の数Nが乱数メモリ82から読み出された乱数Zに一致することを検出するように適合させる。他の不作動情報WDAI1,WDAI2,WDAI3又はWDAI4の数Nが乱数メモリ82から読み出された乱数Zに一致することを検出すると、第2の検出器84は、上記待機状態情報WZIを発生させるとともに、待機状態情報WZIを待機状態メモリ78に供給し、その後待機状態情報WZIを記憶する。待機状態メモリ78が待機状態情報WZIを記憶する間、トランスポンダ2が待機状態であることをトランスポンダ2に記憶させる。
トランスポンダ2に関して、トランスポンダ2は、マイクロコンピュータ60によって実現されたデータ通信手段88を有し、この手段は、マイクロコンピュータ60の第1入力部59に接続するとともにこの第1入力部59を通じて受信手段50に接続した入力部89と、マイクロコンピュータ60の出力部63に接続するとともにこの出力部63を通じて送信手段64に接続した出力部90とを有する。トランスポンダ2のデータ通信手段88は情報データメモリ91と協同し、この情報データメモリ91に情報データIDAをデータ通信手段88の助けを借りて書き込むことができ、この情報データメモリ91から情報データIDAをデータ通信手段88の助けを借りて読み出すことができる。
図2に示したトランスポンダ2に基づいて、第2の実施の形態を形成するこのようなトランスポンダの変形を線図的に示し、この場合、初期問合わせ検出段70を、初期問合わせ情報IAFIを検出するように適合させ、これによって、時間窓発生手段66によって発生したKの時間窓ZFのシリーズFの時間窓ZFの数Kを規定することもでき、時間窓発生手段66を、Kの時間窓ZFのシリーズFを発生させるように適合させ、数Kを、検出した初期問合わせ情報IAFIに依存して初期情報検出段70によって規定することができる。図2に一点鎖線92で線図的に示したこのようなトランスポンダ2において、初期問合わせ検出段70によって検出されるとともに対応するトランスポンダ通信装置1から送信された初期問合わせ情報IAFIを、時間窓発生手段66の制御入力部69に供給し、このようにして、Kの時間窓ZFの発生したしリースFの各々に対する時間窓ZFの数Kを規定する。
以後、図1に示したようなトランスポンダ通信装置1を伴う選択プロセスを説明し、図2に示すように5個のトランスポンダ2を仮定し、これらトランスポンダ2を、以後TP1,TP2,TP3,TP4及びTP5で示す。選択プロセスを、図1及び2だけでなく図3A〜3Lも参照して説明する。
選択プロセスを、例えば、所定の規則的な時間間隔で開始情報STIを発生させる、トランスポンダ通信装置1の作動手段40の開始段41が開始情報STIを初期問合わせ段34に供給することによって自動的に開始する。次いで、初期問合わせ段34は、図3Aに線図的に示したように、初期問合わせ情報IAFAを発生させるとともにこれをその出力部に供給する。初期問合わせ段34から供給され、作動した選択プロセスの第1選択ステップを開始する初期問合わせ情報IAFIを、時間窓発生手段17に対する制御手段20のゲート回路21に供給する。これに応答して、ゲート回路21は、問合わせ識別AFKを時間窓発生手段17に供給する。さらに、発生した初期問合わせ情報IAFIを送信手段7に供給し、この送信手段7は、その初期問合わせ情報IAFIを、トランスポンダ通信装置1の受信範囲内に存在する5個全てのトランスポンダTP1〜TP5に送信する。送信手段7によって5個全てのトランスポンダTP1〜TP5に供給された初期問合わせ情報IAFIは、5個全てのトランスポンダTP1〜TP5の受信手段50によって受信され、マイクロコンピュータ60の第1入力部59に供給され、この入力部から初期問合わせ検出段70に供給される。次いで、各初期問合わせ検出段70は、供給された初期問合わせ情報IAFIを検出し、第1検出情報DI1を発生させる。第1検出情報DI1を、非作動状態メモリ75の消去入力部76及び待機状態メモリ78の消去入力部に供給され、非作動状態メモリ75に記憶された任意の非作動状態情報SZI及び待機状態メモリ78に記憶された任意の待機状態情報WZIは消去される。これは、トランスポンダのあり得る記憶された非作動状態及びあり得る記憶された待機状態が消去され、その結果、5個全てのトランスポンダTP1〜TP5は動作状態に設定される。第1の検出情報DI1は制御手段68のゲート回路69にも供給され、次いで検出識別DKを発生させ、これは、時間窓発生手段66及び乱数発生器80に供給される。
トランスポンダ通信装置1のゲート回路21の構成及び全てのトランスポンダTP1〜TP5のゲート回路69の構成を、ゲート回路21によって発生した問合わせ識別AFK及びゲート回路69によって発生した検出識別DKによってトランスポンダ通信装置1の時間窓発生手段17及び全てのトランスポンダTP1〜TP5の時間窓発生手段66の開始に対して同期をとることができるように互いに適合させる。トランスポンダ通信装置1の時間窓発生手段17及び全てのトランスポンダTP1〜TP5の時間窓発生手段66を、例えば、図3Aの瞬時T1での初期問合わせ情報IAFIの発生の終了後クロック信号TSの所定の数のパルスの後図3Bの瞬時T2で同期をとって始動させるできる。時間窓発生手段17及び66を瞬時T2で同期をとって始動させた後、同期をとって始動した時間窓発生手段17及び66はそれぞれ、図3Bに線図的に線図的に示したようにK=4の時間窓ZF1,Zf2,ZF3及びZF4の第1のシリーズFを発生させる。
既に説明したように、トランスポンダ通信装置1の受信範囲内に配置されたトランスポンダTP1〜TP5のゲート回路69は、検出識別DKを発生させ、それを関連の乱数発生器80に供給する。次いで、トランスポンダ1の受信範囲内に配置されたトランスポンダTP1〜TP5の各乱数発生器80は、時間窓ZFの数Kに一致して1と4との間の範囲の乱数Zを発生させる。二つのトランスポンダTP1及びTP5の二つの乱数発生器80を、番号Z=1を発生させる二つのトランスポンダTP1及びTP5の二つの乱数発生器80と仮定する。トランスポンダTP3の乱数発生器80が乱数Z=2を発生させると仮定する。さらに、二つのトランスポンダTP2及びTP4の二つの乱数発生器80はそれぞれ乱数Z=4を発生させると仮定する。
トランスポンダ通信装置1の受信範囲内に配置された5個のトランスポンダTP1〜TP5の各々において、発生した乱数Zは、乱数メモリ82に記憶される。さらに、5個のトランスポンダTP1〜TP5の各々に記憶された乱数Zは、第1検出器83に供給され、これは、供給された乱数Zを、K=4の時間窓ZFの第1のシリーズF1の連続的に発生した時間窓ZF1,ZF2,ZF3及びZF4の数N(“1”,“2”,“3”,“4”)と比較する。時間窓数N及び乱数Zが等しい場合、5個のトランスポンダTP1,TP2,TP3,TP4及びTP5の第1検出器83の各々は、作動情報AKTIを各トランスポンダ2の応答段85の作動入力部86に供給する。既に説明したように不作動状態メモリ75及び待機状態メモリ78が消去されているので、応答段85は、その禁止入力部87に不作動状態情報SZIも待機状態情報WZIも受信せず、その結果、応答段85は、応答情報AWIを発生させるようにイネーブルされる。時間窓ZFの数Nが乱数Zに一致するとすぐに応答段85は応答情報AWIを発生させる。
二つのトランスポンダTP1及びTP5の各々が乱数Z=1を発生させ、トランスポンダTP3が乱数Z=2を発生させ、かつ、二つのトランスポンダTP2及びTP4がそれぞれ乱数Z=4を発生させる上記例において、結果的には、図3Cに示すように、応答情報AWIを、第1シリーズF1の第1時間窓ZF1中で二つのトランスポンダTP1及びTP5の応答段85の各々で発生させ、図3Dに示すように、応答情報AWIを、第1シリーズF1の第2時間窓ZF2中にトランスポンダTP3の応答段85に発生させ、図3Eに示すように、応答情報AWIを、シリーズF1の第4時間窓ZF4中に二つのトランスポンダTP2及びTP4の応答段85の各々を発生させる。
トランスポンダTPに発生した応答情報AWIを、各トランスポンダTPの送信手段64によってトランスポンダ通信装置1の受信手段13に送信される。各ケースで発生した乱数Zを5個のトランスポンダTP1〜TP5の各乱数メモリ82に記憶するので、第1シリーズF1の時間窓ZFで関連のトランスポンダTPが応答情報AWIを発生させるとともにこの情報をトランスポンダ通信装置1に送信することを表す情報が、これら5個のトランスポンダTP1〜TP5の各々で利用することができる。
応答情報AWIが受信手段13によって受信され、復調器15によって復調された後、5個のトランスポンダTP1〜TP5からトランスポンダ通信装置1に送信された、図3C,3D及び3Eによる応答情報AWIは、マイクロコンピュータ3の第2入力部24に供給され、その後評価手段22の検出手段23に供給される。さらに、時間窓発生手段17によって発生するとともに時間窓発生手段17の出力部18で利用できるK=4の時間窓ZFの第1シリーズF1の時間窓ZF1,ZF2,ZF3及びZF4は、検出手段23に供給される。
この場合、検出手段23は、第1シリーズF1の四つの時間窓ZF1,ZF2,ZF3及びZF4のうちのいずれにおいて応答情報AWIを受信したかを検出する。本例では、検出手段23は、応答情報AWIを第1シリーズF1の第1時間窓ZF1、第2時間窓ZF2及び第4時間窓ZF4で受信したことを検出する。この検出結果に一致して、検出手段23は、その出力部25上に時間窓の形態の検出情報、すなわち、図3Fに線図的に示すような第1時間窓情報ZFI1、第2時間窓情報ZFI2及び第4時間窓情報ZFI4を発生させる。時間窓情報ZFI1,ZFI2及びZFI4のこれら三つのアイテムは時間窓選択手段37に供給される。
この場合、時間窓選択手段37は、供給された時間窓情報ZFI1,ZFI2及びZFI4に応じて第1シリーズF1の所定のN番目の時間窓ZFを選択する。時間窓選択手段37が所定のN番目の時間窓ZFとして第1シリーズF1の第1時間窓ZF1を選択すると仮定する。時間窓選択手段37によるこの選択に一致して、選択手段37は三つの時間窓識別を発生させ、その数は、選択した第1時間窓ZF1の数N=1と異なる。これは、時間窓選択手段37が第1シリーズF1の第1時間窓ZF1を選択する本例の場合、時間窓選択手段37が、図3Gに線図的に示すように第2時間窓識別ZFK2、第3時間窓識別ZFK3及び第4時間窓識別ZFK4を発生させることを意味する。三つの時間窓識別ZFK2,ZFK3及びZFK4は、他の不作動段33に供給され、これに応答して、図3Hに示すように第2の他の不作動情報WDAI2、第3の他の不作動情報WDAI3及び第4の他の不作動情報WDAI4を発生させる。他の不作動情報WDAI2,WDAI3及びWDAI4は、マイクロコンピュータ3の出力部6に転送され、この出力部6を通じて送信手段7に供給される。この結果、他の不作動情報WDAI2,WDAI3及びWDAI4は、トランスポンダ通信装置1の受信範囲内に配置された5個のトランスポンダTP1,TP2,TP3,TP4及びTP5に送信される。
5個のトランスポンダTP1〜TP5において、他の不作動情報WDAI2,WDAI3及びWDAI4は、他の不作動検出段77に供給される。5個のトランスポンダTP1〜TP5の他の不作動検出段77の各々は、図3Hに示すように供給された他の不作動情報WDAI2,WDAI3及びWDAI4を検出し、これら他の不作動情報WDAI2,WDAI3及びWDAI4を第2の検出器84に供給する。5個のトランスポンダTP1〜TP5の第2検出器84において、他の不作動情報WDAI2,WDAI3及びWDAI4の三つの数Nが、各乱数メモリ82に記憶された乱数Zと比較される。他の不作動情報WDAIの数が、記憶された乱数Zに一致すると、待機状態情報WZIを発生させるようになる。
乱数Z=1が二つのトランスポンダTP1及びTP5の乱数メモリ82に記憶されるとともに、第2、第3及び第3の他の不作動情報WDAI2,WDAI3及びWDAI4、すなわち、数N=2,3,4を生じる他の不作動情報WDAIがこれら二つのトランスポンダTP1及びTP5の第2検出器84に供給されると仮定される本例において、これら二つのトランスポンダ84は、他の不作動情報WDAIの三つの数Nのうちの任意のものと記憶された乱数Zとの一致を検出せず、その結果、これら二つの検出器84は待機状態情報WZIを発生させず、その結果、待機状態情報WZIは二つのトランスポンダTP1及びTP5の待機状態メモリ78に記憶されず、これは、二つのトランスポンダTP1及びTP5が作動状態であることを意味する。それに対して、トランスポンダTP3において、乱数メモリ82に記憶された乱数Z=2と第2検出器84に供給された第2、第3及び第4の他の不作動情報WDAI2,WDAI3及びWDAI4の数N=2,3,4とを比較することによって、乱数Z=2が第2の他の不作動情報WDAI2数N=2と一致することが明らかになり、その結果、トランスポンダTP3の第2検出器84が待機状態情報WZIを待機状態メモリ78に供給し、その結果、トランスポンダTP3は、応答段85が禁止入力部87を通じてブロックされる待機状態に設定される。同様に、二つのトランスポンダTP2及びTP4の各々の第2検出器84は、二つのトランスポンダTP2及びTP4の各々の乱数メモリ82に記憶された乱数Z=4が第2の検出器84の各々に供給された第4の他の不作動情報WDAI4の数N=4に一致したことを検出し、その結果、二つのトランスポンダTP2及びTP4も待機状態に設定される。
応答情報AWIを第1シリーズF1の第3時間窓で受信しないことを検出手段23が検出するために、検出手段23の出力部24の第3時間窓ZF3の転送を禁止することもでき、その結果、時間窓選択手段37が第3時間窓識別ZFK3を発生させなくすることも可能であり、その結果、他の不作動段33による第3の他の不作動情報WDAI3が発生しなくなる。
トランスポンダTP2,TP3及びTP4をこのように待機状態に設定した後、時間窓選択手段37は、選択した第1時間窓情報ZFI1をその第2出力部39から第1時間窓問合わせ段36に供給し、その結果、時間窓問合わせ段36は、図3Iで線図的に示したように時間窓問合わせ情報ZFAFIを発生させる。時間窓問合わせ情報ZFAFIをゲート回路21に供給し、それをトランスポンダ通信装置1によって転送するとともに、作動状態のままである二つのトランスポンダTP1及びTP5によって受信した後、それをこれら二つのトランスポンダTP1及びTP5のゲート回路69に供給し、その結果、既に説明したようにして、トランスポンダ通信装置1の時間窓発生手段17を作動させ、作動状態である二つのトランスポンダTP1及びTP5の時間窓発生手段66を作動させる。図3Iに示したような時間窓問合わせ情報ZFAFIが瞬時T3で終了したと仮定すると、時間窓発生手段17及び66が同期をとって作動し、その結果、K=4の時間窓ZF1,ZF2,ZF3及びZF4を発生させ、第2シリーズF2は、図3Jで示したように瞬時T4で開始する。
二つのトランスポンダTP1及びTP5は乱数発生器80も作動させ、その結果、二つの乱数発生器80の各々は乱数Zを再び発生させる。トランスポンダTP1の乱数発生器80は乱数Z=2を発生させ、トランスポンダTP5の乱数発生器80は乱数Z=4を発生させる。その結果、既に説明したのと同様に、図3Kに示すように、トランスポンダTP1の応答段ZF2は、第2シリーズF2の第2時間窓ZF2中応答情報AWIを発生させ、トランスポンダTP5の応答段85は、第2シリーズF2の第4時間窓ZF4中に応答情報AWIを発生させる。各応答情報AWIはトランスポンダ通信装置1に送信される。
次いで、トランスポンダ通信装置1の検出手段23は、既に説明したのと同様にして、応答情報AWIがK=4の第2シリーズFの第2時間窓ZF2及び第4時間窓ZF4で受信されたことを検出する。その後、検出手段23は、検出結果に対応して第2及び第4時間窓情報ZFI2及びZFI4を時間窓選択手段37に供給する。時間窓選択手段37は、この場合再び時間窓ZFを選択する。時間窓選択手段37が第2シリーズF2の第2時間窓ZF2を選択すると仮定する。したがって、時間窓選択手段37は最初にその出力部38に第1、第3及び第4時間窓識別ZFK1,ZFK3及びZFK4を発生させ、その結果、他の不作動段33は第1、第3及び第4の他の不作動情報WDAI1,WDAI3及びWDAI4を発生させ、これによって、第2シリーズF2の第4の時間窓ZF3に応答情報AWIが供給されたトランスポンダTP5は待機状態に設定され、その後、時間窓選択手段37は第2時間窓ZFI2をその第2出力部39に供給し、これによって時間窓問合わせ段36が作動して時間窓問合わせ情報ZFAFIを発生させ、その結果、Kの時間窓の新たなシリーズ、すなわち、Kの時間窓の第3シリーズF3を発生させる。
Kの時間窓の第3シリーズF3の発生後、応答情報AWIは、第3シリーズF3の単一時間窓ZFでトランスポンダTP1からのみ受信される。その理由は、この場合トランスポンダTP1のみが作動状態であるからである。トランスポンダTP1の乱数発生器80が乱数Z=3を発生させると仮定し、その結果、図3Lに示すように、応答情報AWIが第3シリーズF3の第3時間窓で送受信される。これは検出手段23によって検出され、これに応答して、検出手段23は、第3時間窓ZF3に対応する第3時間窓情報ZFI3を発生させ、応答情報AWIをトランスポンダTP1から受信し、これを時間窓選択手段37に供給する。次いで、時間窓選択手段37は、第1、第2及び第4時間窓識別ZFK1,ZFK2及びZFK4を発生させ、それに応じて第1、第2及び第4の他の不作動情報WDAI1,WDAI2及びWDAI4を発生させ、その結果、トランスポンダTP1は待機状態に設定されない。その理由は、それは、以前に第3時間窓ZF3で応答情報AWIを送信したからである。
次いで、時間窓選択手段37は、この場合時間窓情報ZFIのみである第3時間窓情報ZFI3を第2出力部39を通じて時間窓問合わせ段36に転送し、その結果、新たなシリーズF、すなわち、K=4の時間窓ZFの第4シリーズF4を発生させる。その後、作動状態のままであるトランスポンダTP1は応答情報AWIを再び取り出し、その結果、検出手段23は、応答情報を一つの時間窓のみ、すなわち、本例では第4シリーズF4の第2時間窓ZF2でのみ受信したことを再び検出する。
その後、既に説明したように、K=4の時間窓ZFの第5シリーズF5を発生させる。原理的には、Kの時間窓ZFの他のシリーズF6,F7,F8等を発生させ続けるが、後に説明するように、より適切には、これを適切なときに中断する。
応答情報AWIを一つの時間窓ZFのみで受信したことを検出手段23が複数回検出すると、これは、作動状態の単一のトランスポンダTPのみがトランスポンダ通信装置1の受信範囲内に存在し、トランスポンダTPが選択されたことの信頼性のある表示となる。
既に説明したように、検出手段23は、Kの時間窓ZFの各シリーズF1,F2,F3,F4等に対して検出動作を行い、時間窓ZFにおいて、応答情報AWIの少なくとも一つのアイテムが受信される。したがって、検出手段23に利用できる情報IAZFが常に存在し、それは、応答情報AWの少なくとも一つのアイテムを有するKの時間窓のシリーズFを受信した時間窓ZFの数を表す。応答情報AWIを受信した時間窓ZFの数についてのこの情報IAZFは、論理手段25に供給される。Kの時間窓ZFのM=3の連続的なシリーズFで一つの時間窓ZFのみで応答情報AWIを受信したことを論理手段25が検出すると、論理手段25はその出力部26に情報ITPSを発生させて、トランスポンダTPを選択したことを表す。この場合、それはトランスポンダTP1を選択したことを表す。
トランスポンダTP1の選択後、データ通信手段28は情報ITPSによって作動させられて、トランスポンダTP1のデータ通信手段28を有するデータ通信を可能にする。このデータ通信中、例えば、最初にトランスポンダTP1の識別コードをチェックし、次いで、情報データIDAの交換又は送信のためにデータ通信を継続する。
このデータ通信の完了後、データ通信手段28は最初に第1制御情報SI1を発生させ、これを不作動段32に供給する。次いで、不作動段32は不作動情報DAIを発生させ、これをトランスポンダTP1に送信するとともにトランスポンダTP1の不作動検出段74にによって検出する。この結果、不作動検出段74は不作動状態情報SZIを発生させ、それを不作動状態メモリ75に供給して、トランスポンダTP1を不作動状態に設定するとともに不作動状態メモリ75によってこの状態を保持する。これは、実行した選択プロセスの第1選択ステップを完了させる。
次いで、データ通信手段28は第2制御情報SI2を発生させ、これをシリーズ問合わせ段36に供給する。その後、シリーズ問合わせ段36はシリーズ問合わせ情報FAFIを発生させ、これによって、実行した選択プロセスの第2選択ステップを開始する。シリーズ問合わせ情報FAFIは、トランスポンダ通信装置1のゲート回路21及びトランスポンダ通信装置1の送信手段7供給される。送信手段7は、シリーズ問合わせ情報FAFIを、トランスポンダ通信装置1の受信範囲内に存在する全てのトランスポンダ2に送信する。しかしながら、トランスポンダTP1は、第1選択ステップで実行される不作動の結果不作動状態にあるので、トランスポンダTP1は、シリーズ問合わせ情報FAFIに応答することができず、その結果、不作動状態のままである。それに対して、本例ではトランスポンダ通信装置1の受信範囲内に配置され、実行した選択プロセスの先行する第1選択ステップで待機状態に設定された他のトランスポンダTP2,TP3,TP4及びTP5を、トランスポンダ通信装置1から送信されたシリーズ問合わせ情報FAFIによって待機状態から作動状態に設定することができる。これによって、送信されたシリーズ問合わせ情報FAFIを四つのトランスポンダTP2〜TP5の各々のシリーズ問合わせ段71によって検出することが可能となり、その結果、シリーズ問合わせ検出段71は、第3検出情報DI3を待機状態メモリ78の消去入力部79に供給して、待機状態メモリ78を消去し、その結果、四つのトランスポンダTP2〜TP5の各々を待機状態から作動状態に設定する。さらに、第3検出情報DI3を、四つのトランスポンダTP2〜TP5の各々のゲート回路69に供給する。
トランスポンダ通信装置1のゲート回路21に供給されるとともに第2選択ステップを開始するシリーズ問合わせ情報FAFIに依存するとともに、四つのトランスポンダTP2〜TP5の各々のゲート回路69に供給される第3検出情報DI3に依存して、時間窓発生手段17及び時間窓発生手段66は、既に説明したようにして互いに同期をとって始動し、その結果、K=4の時間窓ZFの第1シリーズF1を、実行した選択プロセスの第2選択ステップの開始時に再び発生させる。ここで、他のトランスポンダTPを、トランスポンダTP2,TP3,TP4及びTP5によって個々に選択する。第2選択ステップで選択したトランスポンダとトランスポンダ通信装置1との間のデータ通信を完了した後、このトランスポンダも不作動状態に設定される。この場合、これは第2選択ステップで選択したトランスポンダTP5であると仮定する。
次いで、第3選択ステップを、新たに発生したシリーズ問合わせ情報FAFIによって実行し、このステップでは、次のトランスポンダを選択し、その後残り三つのトランスポンダTP2,TP3及びTP4を用いてそれを不作動状態に設定する。この場合、これは第3選択ステップで選択したトランスポンダTP3であると仮定する。
次の第4選択ステップでは、選択すべき残り二つのトランスポンダTP2及びTP4の一つを選択し、その後そさを不作動状態に設定する。この場合、これは第4選択ステップで選択したトランスポンダTP4であると仮定する。
最後に、次に実行する第5選択ステップにおいて、選択すべき残りのトランスポンダTP2を選択し、最後にそれを不作動状態に設定する。
説明した五つの選択ステップを実行した後、五つ全てのトランスポンダTP1,TP2,TP3,TP4及びTP5を不作動状態に設定し、その後、シリーズ問合わせ情報FAFIによって実行される次の第6選択ステップにおいて、五つのトランスポンダTP1〜TP5のうちのいずれも応答情報をトランスポンダ通信装置1に送信しない。これを検出手段23によって検出し、その後、検出手段23はその出力部43に他の時間窓情報WZSFIを発生させ、その情報は、応答情報が受信されず、作動手段40の他の論理段42に応答情報が供給されないことを表す。既に説明したように、第6ステップを開始するとともにシリーズ問合わせ段35によって発生したシリーズ問合わせ情報FAFIも他の論理段42に供給される。情報WZFI及びFAFIの受信に応答して、他の論理段42は他の開始情報WSTIを発生させ、その結果、初期問合わせ段34を再び作動させて、新たな選択プロセスを実行する。
既に説明したことから明らかなように、本発明によるトランスポンダ通信装置1及び本発明によるトランスポンダ2は、非常に速く、かつ、信頼性のある一つのトランスポンダ2の個別の選択を保証する。その理由は、選択プロセスはトランスポンダ通信装置1の受信範囲内に存在するトランスポンダ2のみを許容するだけでよいからであり、受信範囲内に存在するトランスポンダ2に対する複数の時間窓ZFを割り当てることによって多数のトランスポンダ2を迅速に除去し、その結果、トランスポンダ2を少数の選択ステップだけで選択することができ、したがって、多くの時間を省略する。説明すべき他の利点は、信頼性のために仮に除去されるがまだ選択されていないトランスポンダ2を選択プロセスの各ステップ中に待機状態に設定することであり、その結果、これらは、継続された選択ステップを妨害せず、トランスポンダの選択後次の他のトランスポンダを選択するために非常に簡単に待機状態から作動状態に設定することができる。説明すべき他の利点は、選択プロセスの選択ステップ中に選択された各トランスポンダがその選択後に不作動状態に設定されることであり、その結果、それを無視することができ、選択プロセスの次の選択ステップ中に悪影響が及ぼされない。
図1に示したトランスポンダ通信装置1の変形において、他の不作動段を省略することができ、この場合、時間窓選択手段は全ての時間窓情報ZFI1,ZFI2,ZFI3及びZFI4から時間窓情報ZFIを選択し、それを、検出手段によって検出情報として発生させることができ、その情報を、時間窓問合わせ段36に供給し、その後、時間窓情報ZFAFI1,ZFAFI2,ZFAFI3及びZFAFI4の四つのアイテムを発生させるように適合させ、それを、図2に示したトランスポンダ2の変形であるとともに時間窓問合わせ情報ZFAFIのこれら四つのアイテムを処理するのに適切なトランスポンダに送信することができる。図2に示したトランスポンダ2と比較すると、これらトランスポンダの各々は、他の不作動段を具えないが、時間窓問合わせ情報ZFAFIの四つのアイテムを検出し及び発生させるのに適合した時間窓情報検出段72を有し、検出し及び発生した時間窓問合わせ情報ZFAFIは、他の不作動情報WDAIの代わりに、図2に一点鎖線93及び94で線図的に表したように第2の検出器84に供給される。本例では、第2の検出器84を、供給された時間窓問合わせ情報ZFAFI Nの数Nと乱数メモリ82からの乱数Zとを比較し、これらが等しい場合には待機状態情報WZIを発生させ、これを待機状態メモリ78に供給するように構成し、その結果、時間窓問合わせ情報ZFAFI Nに対応するN番目の時間窓ZF Nの任意の問合わせ情報AWIを送信しない全てのトランスポンダ2を、待機状態に設定する。
冒頭で簡単に説明した変形したトランスポンダ通信装置を時間窓問合わせ段によって形成する。冒頭で簡単に説明した変形したトランスポンダにおいて、他の不作動検出段を時間窓検出段によって形成する。
本発明は、これまで説明した変形に限定されるものではない。ここで説明したトランスポンダの変形は、必要なエネルギーを受信したデータ信号から得るいわゆる受動トランスポンダである。明らかに、本発明を、独立した電源、例えば、電池又は太陽電池を有するいわゆる能動トランスポンダにおいても好適に用いることができる。ここで説明した変形の場合のように、トランスポンダ通信装置と各トランスポンダとの間の両通信方向の通信を誘導的に行うことができ、クロック信号の周波数によってほぼ決定される両通信方向の通信周波数を約125kHzとする。しかしながら、本発明の範囲内で、約125kHzの通信周波数での誘導的な任意のトランスポンダに対するトランスポンダ通信装置の一方の通信方向の通信を行うだけでなく、433MHzの範囲の通信周波数を有するUHF無線システムでの他方の通信方向の通信も行うことができる。

Claims (10)

  1. 少なくとも一つのトランスポンダと無線通信するのに適合したトランスポンダ通信装置であって、
    問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムを発生させて、前記トランスポンダ通信装置の受信範囲内に存在する作動状態のトランスポンダに、応答情報を発生させ及び送信するように問い合わせることができる問合わせ手段と、
    前記問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムを前記受信範囲内に存在するトランスポンダに送信する送信手段と、
    前記問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムに応答して前記受信範囲内に存在するトランスポンダによって発生され及び送信された応答情報を受信する受信手段と、
    不作動情報の少なくとも一つのアイテムを発生させ、これによって、前記受信範囲内に存在する作動状態のトランスポンダを、前記トランスポンダが前記問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムに応答して前記応答情報を発生させず及び送信しない状態に設定することかできる不作動手段とを有するトランスポンダ通信装置において、
    前記不作動手段が、不作動情報を発生させるように適合した不作動段を有し、これによって、問合わせ情報に応答して応答情報を既に送信した前記受信範囲内に存在する作動状態のトランスポンダを、作動状態から不作動状態に設定することができ、前記不作動手段が、他の不作動情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるのに適合した他の不作動段を有し、これによって、問合わせ情報に応答して応答情報を既に送信した前記受信範囲内に存在する作動状態のトランスポンダを、作動状態から待機状態に設定することができ、前記問合わせ手段が、前記問合わせ情報を発生させるのに適合した問合わせ段を有し、これによって、前記受信範囲内に存在するトランスポンダを、不作動状態から作動状態に設定することができ、かつ、必要な場合には、前記受信範囲内に存在するトランスポンダに、前記応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができ、
    前記問合わせ手段が、他の問合わせ情報を発生させるのに適合した他の問合わせ段を有し、これによって、前記受信範囲内に存在するトランスポンダを、不作動状態から作動状態に設定することができ、かつ、前記受信範囲内に存在するトランスポンダに、前記応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができ、
    前記問合わせ手段が、更に他の問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるのに適合した更に別の問合わせ段を有し、これによって、問合わせ情報に応答して応答情報を既に送信した前記受信範囲内に存在する作動状態のトランスポンダに、作動状態のままで応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができるようにしたことを特徴とするトランスポンダ通信装置。
  2. 前記受信手段と協同する評価手段を設け、この評価手段が、トランスポンダから送信された応答情報の少なくとも一つの受信したアイテムの発生に依存して検出情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるのに適合した検出手段を有し、前記不作動手段の他の不作動段を、前記検出情報の発生に依存して前記他の不作動情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるよう作動させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のトランスポンダ通信装置。
  3. 前記受信手段と協同する評価手段を設け、この評価手段が、トランスポンダから送信された応答情報の少なくとも一つの受信したアイテムの発生に依存して検出情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるのに適合した検出手段を有し、前記問合わせ手段の更に別の問合わせ段を、前記検出情報の発生に依存して前記更に他の問合せ情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるよう作動させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のトランスポンダ通信装置。
  4. 選択手段が前記評価手段と協同し、前記評価手段から供給された検出情報を前記選択手段に供給することができ、前記他の不作動段を、前記選択手段に供給された検出情報に対応して前記他の不作動情報の少なくとも一つのアイテムを発生させるよう前記選択手段によって作動させることができるようにしたことを特徴とする請求項2記載のトランスポンダ通信装置。
  5. 前記評価手段が、一つのトランスポンダのみから送信された受信した応答情報の発生に依存して第1の制御情報を発生させるように適合した他の手段と協同し、その他の手段によって発生した第1の制御情報を前記不作動段に供給して、前記不作動情報を発生させることができるようにしたことを特徴とする請求項2記載のトランスポンダ通信装置。
  6. 前記検出手段を、前記受信手段がトランスポンダから送信された任意の応答情報を受信しない作動状態を検出するのに適合させ、前記検出手段を、この作動状態の検出に応じて他の検出情報を発生させるように適合させ、前記問合わせ段を、前記他の検出情報の発生に依存して前記問合わせ情報を発生させるよう作動することができるようにしたことを特徴とする請求項2記載のトランスポンダ通信装置。
  7. 少なくとも一つのトランスポンダ通信装置と無線通信を行うように適合するとともに作動状態でトランスポンダ通信装置と通信するように作動するトランスポンダであって、
    トランスポンダ通信装置から送信された問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムを受信する受信手段と、
    受信した問合わせ情報の少なくとも一つのアイテムを検出する問合わせ検出手段と、
    前記問合わせ検出手段によって検出された受信した問合わせ情報に応答して応答情報を発生させるために前記問合わせ検出手段によって制御されるのに適合した応答手段と、
    その応答手段によって発生した応答情報を送信する送信手段と、
    前記トランスポンダを、前記トランスポンダが前記問合わせ情報に応答して応答情報を発生させず及び送信しない状態に設定することができる不作動検出手段とを有するトランスポンダにおいて、
    前記不作動検出手段が、トランスポンダ通信装置から送信された不作動情報を検出するのに適合した不作動検出段を有し、これによって、前記問合わせ情報に応答して応答情報を既に送信した作動状態のトランスポンダを、作動状態から不作動状態に設定することができ、前記不作動検出手段が、トランスポンダ通信装置から送信された他の不作動情報を検出するのに適合した他の不作動検出段を有し、これによって、前記問合わせ情報に応答して応答情報を既に送信した作動状態のトランスポンダを、作動状態から待機状態に設定することができ、
    前記問合わせ検出手段が、トランスポンダ通信装置から送信された問合わせ情報を検出するのに適合した問合わせ検出段を有し、これによって、前記トランスポンダを、不作動状態から作動状態に設定することができるとともに、必要な場合には、前記トランスポンダに、応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができるようにし、
    前記問合わせ検出手段が、トランスポンダ通信装置から送信された他の問合わせ情報を検出するのに適合した他の問合わせ検出段を有し、これによって、前記トランスポンダを、待機状態から作動状態に設定することができるとともに、前記トランスポンダに、応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができるようにし、
    前記問合わせ検出手段が、トランスポンダ通信装置から送信された更に別の問合わせ情報を検出するのに適合した更に別の問合わせ検出段を有し、これによって、問合わせ情報に応答して応答情報を既に送信した作動状態のトランスポンダに、作動状態のままで応答情報を再び発生させ及び送信するように問い合わせることができるようにしたことを特徴とするトランスポンダ。
  8. 前記不作動検出段を、不作動情報の検出後不作動状態情報を発生させ及び送信するように適合させ、その不作動状態情報によって、前記トランスポンダを作動状態から不作動状態に設定し、前記不作動状態情報を記憶することができる不作動状態メモリを設け、これによって前記トランスポンダを不作動状態に保持することができるようにしたことを特徴とする請求項7記載のトランスポンダ。
  9. 前記他の不作動検出段が、待機状態情報を発生させ及び送信する手段と協同し、その手段を、前記他の不作動検出段によって作動させることができるとともに、前記トランスポンダを作動状態から待機状態に設定することができ、前記待機状態情報を記憶することができる待機状態情報メモリを設け、これによって、前記トランスポンダを待機状態に保持することができるようにしたことを特徴とする請求項7記載のトランスポンダ。
  10. 前記更に別の問合わせ検出段が、待機状態情報を発生させる手段と協同し、その手段によって、前記トランスポンダを作動状態から待機状態に設定することができ、前記待機状態情報を記憶することができる待機状態情報メモリを設け、これによって、前記トランスポンダを待機状態に保持することができるようにしたことを特徴とする請求項7記載のトランスポンダ。
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