JP4129035B2 - シェーディング補正方法 - Google Patents

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Description

この発明は、電子スチルカメラやビデオカメラ等の光学系のレンズを有し、映像信号を得るための画像入力装置のレンズのシェーディング特性を補正するシェーディング補正方法に関する。
従来、この種の画像入力装置は、例えば、静止画像をメモリカードなどの蓄積メディアに記録する電子スチルカメラがある。
この電子スチルカメラは、図6に示すように、シェーディング補正係数が格納された光学レンズ601と、光電変換を行い撮像信号を得るための撮像素子としてのCCD602と、相関二重サンプリングや信号増幅などを行うアナログ信号処理603と、撮像信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器604と、CCD602から得られた撮像信号を各色信号ごとに同時化を行い映像信号を得るためのデジタル信号処理605と、CCD602を駆動するためのパルスを発生するドライブ回路606と、光学レンズ601から読み出されたシェーディング補正係数をA/D変換器604の基準電圧に変換するための基準電圧演算回路607と、基準電圧演算回路607から出力されたデジタル信号をアナログ量に変換しA/D変換器604の基準電圧として与えるためのD/A変換器608と、デジタル信号処理でえられた映像信号を格納するためのメモリカード609を備え、ドライブ回路606から発生されるアドレス信号によって光学レンズ601に格納されたシェーディング補正係数を読み出し、基準電圧演算回路607にてA/D変換器604に与える基準電圧を計算し、アナログ量としてA/D変換器604に基準電圧を与えシェーディング補正を行っていた。
すなわち、A/D変換器604に入力される撮像信号の入力ダイナミックレンジを変化させることでシェーディング補正を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−197266号公報
しかしながら、このような画像入力装置では、光学レンズ601を通して入力される光量が、レンズの中心部とその中心から距離が離れるにつれて光量が暗くなるというシェーディング特性を補正するのに、CCD602から得られた撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器604の基準電圧をアナログ量として変化させ、入力ダイナミックレンジを変化させることでシェーディング補正を行う構成であるため、D/A変換器608から出力される基準電圧が安定し、A/D変換器604が安定して動作し、適正なデジタル変換を行うための時間が必要で、CCD602の高画素化にともない高速にデジタル変換する画像入力装置では、高速かつ安定したデジタル変換が出来ず、精度の高いシェーディング補正を実現することが出来ない。
また、A/D変換器604の基準電圧をアナログ量で変化させるため、D/A変換器608のばらつきによって基準電圧の誤差が発生するため、画像入力装置ごとのシェーディング補正に違いが生じるという問題があった。
また、撮像素子に配置された異なる色フィルタに対応した撮像信号に一定のシェーディング補正データを乗じてしまうと、周辺に隣接する異なる色フィルタに対応した撮像信号との相関関係がくずれてしまい、撮像信号に色変調を行った状態になり、擬色を発生してしまうという問題があった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたもので、高速かつ正確なシェーディング補正を行うことができる画像入力装置のシェーディング補正方法を提供するものである。
また、この発明は、CCDから出力される撮像信号において、隣り合う異なる色フィルタに対応したシェーディング補正データを撮像信号に乗ずることで、擬色の発生を低減することが出来るシェーディング補正方法を提供するものである。
本発明の第1のシェーディング方法は、絞り値、ズーム位置、レンズの種類のいずれか一つもしくは複数の制御信号を出力することができる光学レンズと、光電変換を行う光電変換素子を2次元に配置し光電変換素子上に異なる色の色フィルタを配置した単板式の撮像素子と、この撮像素子を駆動するためのパルスを発生させる駆動パルス発生手段と、撮像素子から出力される撮像信号のアナログ−デジタル変換を行う信号変換手段と、撮像素子から出力された撮像信号を異なる色信号ごとに同時化し映像信号を得るための信号処理手段と、を備えた画像入力装置のシェーディング補正方法であって、光学レンズの絞り値、ズーム位置、レンズの種類のいずれか一つもしくは複数の条件に対応したシェーディング補正データを記録手段に格納し、光学レンズから出力される制御信号によってシェーディング補正データを切り換え手段により選択し、信号変換手段によりデジタル信号に変換した撮像信号を切り替え手段により選択されたシェーディング補正データと乗算することを特徴とするものである。
そのように構成することで、光学レンズから得られた制御信号によって、記録手段に記録されたシェーディング補正データを切り換え、光学レンズの絞り値、ズーム位置、レンズの種類が変更されても、最適な撮像光学系のシェーディング補正を自動的に行うことになる。さらに、シェーディング補正を行う手段としてデジタル変換された撮像信号にシェーディング補正データを乗算するデジタル演算を行うことで、D/A変換器などのデバイスのばらつきが発生せず、また経時変化の生じない、高速かつ正確なシェーディング補正を行うことができ、LSIにも用意に展開できる。
本発明の第2のシェーディング方法は、絞り値、ズーム位置、レンズの種類のいずれか一つもしくは複数の制御信号を出力することができる光学レンズと、光電変換を行う光電変換素子を2次元に配置し光電変換素子上に異なる色の色フィルタを配置した単板式の撮像素子と、この撮像素子を駆動するためのパルスを発生させる駆動パルス発生手段と、撮像素子から出力される撮像信号のアナログ−デジタル変換を行う信号変換手段と、撮像素子から出力された撮像信号を異なる色信号ごとに同時化し映像信号を得るための信号処理手段とを備えた画像入力装置のシェーディング補正方法であって、光学レンズの絞り値、ズーム位置、レンズの種類のいずれか一つもしくは複数の条件に対応したシェーディング補正データを書換え可能な記録手段に格納し、信号変換手段によりデジタル信号に変換した撮像信号を記録手段に記録されたシェーディング補正データと乗算する際に、撮像光学系のシェーディング補正データを演算により求めることができるCPUにより光学レンズから得られた制御信号によって撮像光学系に適したシェーディング補正データを記録手段に書き込ませることを特徴とするものである。
そのように構成することで、CPUによりシェーディング補正データを計算し、書き換え可能な記録手段、例えばRAMに書き込み、CCDから読み出される撮像信号に応じてシェーディング補正データを読み出し、撮像信号をA/D変換した後のデジタル信号で乗算してシェーディング補正を行うことで、高速かつ正確なシェーディング補正を行うことができる。さらにCPUで演算するプログラムを外部から変更できる構成にすることで、被写体のシーンに応じた、例えば、逆光補正や照度に応じた撮影などのシェーディング補正を可能にした画像入力装置を提供することができる。
本発明の第3のシェーディング方法は、各々に対応する色フィルタが配置された複数の光電変換素子から得られる複数の撮像信号をデジタル値に変換したものに、前記複数の光電変換素子が光学レンズに対して配置される位置に各々対応したシェーディング補正データを乗算することで、レンズのシェーディング特性を補正するシェーディング補正方法であって、前記複数の光電変換素子のうち特定の光電変換素子が配置された位置に対応するシェーディング補正データを予め記憶している記憶装置から読み出す工程(a)と、前記工程(a)で得られた前記特定の光電変換素子に対応するシェーディング補正データに、前記特定の光電変換素子上に配置された色フィルタの第1の色情報に対応する係数で補正をかける工程(b)と、前記工程(a)で得られた前記特定の光電変換素子に対応するシェーディング補正データに、前記特定の光電変換素子に隣接する第1の光電変換素子上に配置された色フィルタの第2の色情報に対応する係数で補正をかける工程(c)と、前記特定の光電変換素子から得られる撮像信号をデジタル値に変換したものに、前記工程(b)で得られた補正後のシェーディング補正データを乗算演算する工程(d)と、前記第1の光電変換素子から得られる撮像信号をデジタル値に変換したものに、前記工程(c)で得られた補正後のシェーディング補正データを乗算演算する工程(e)と、前記特定の光電変換素子が配置された位置に対して、前記工程(d)で得られた乗算演算後の第1の撮像データと前記工程(e)で得られた乗算演算後の第2の撮像データとを用いて色情報を同時化する工程(f)を備えたことを特徴とするものである。
そのように構成することで、撮像素子に配置された異なる色フィルタに対応した撮像信号に乗算するシェーディング補正データに、それぞれの色フィルタの色情報に対応した係数で予め補正をかけることで、擬色の発生を抑制し、良好なシェーディング補正が可能となる。
本発明の第3のシェーディング方法において、前記工程(a)で得られた前記特定の光電変換素子に対応するシェーディング補正データに、前記特定の光電変換素子に隣接し、前記第1の光電変換素子と異なる第2の光電変換素子上に配置された色フィルタの第3の色情報に対応する係数で補正をかける工程(g)と、前記第2の光電変換素子から得られる撮像信号をデジタル値に変換したものに、前記工程(g)で得られた補正後のシェーディング補正データを乗算演算する工程(h)をさらに備え、前記工程(f)において、前記第1の撮像データと前記第2の撮像データに加えて、前記工程(h)で得られた乗算演算後の第3の撮像データとを用いて色情報を同時化することにしても良い。
また、本発明の第3のシェーディング方法において、前記第3の色情報は、前記第1の色情報および前記第2の色情報と異なるものであることとしても良く、前記第1の色情報、前記第2の色情報及び前記第3の色情報は、赤色、緑色、青色のいずれか1つに対応するものとすることが可能である。
本発明の第1のシェーディング補正方法によれば、光学レンズから得られた制御信号によって、記録手段に記録されたシェーディング補正データを切り換え、光学レンズの絞り値、ズーム位置、レンズの種類が変更されても、最適な撮像光学系のシェーディング補正を自動的に行うことになる。さらに、シェーディング補正を行う手段としてデジタル変換された撮像信号にシェーディング補正データを乗算するデジタル演算を行うことで、D/A変換器などのデバイスのばらつきが発生せず、また経時変化の生じない、高速かつ正確なシェーディング補正を行うことができ、LSIにも用意に展開できる。
本発明の第2のシェーディング補正方法によれば、CPUによりシェーディング補正データを計算し、書き換え可能な記録手段、例えばRAMに書き込み、CCDから読み出される撮像信号に応じてシェーディング補正データを読み出し、撮像信号をA/D変換した後のデジタル信号で乗算してシェーディング補正を行うことで、高速かつ正確なシェーディング補正を行うことができる。さらにCPUで演算するプログラムを外部から変更できる構成にすることで、被写体のシーンに応じた、例えば、逆光補正や照度に応じた撮影などのシェーディング補正を可能にした画像入力装置を提供することができる。
本発明の第3のシェーディング補正方法によれば、撮像素子に配置された異なる色フィルタに対応した撮像信号に乗算するシェーディング補正データに、それぞれの色フィルタの色情報に対応した係数で予め補正をかけることで、擬色の発生を抑制し、良好なシェーディング補正が可能となる。
以下、この発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1に示すように、この発明の第1の実施の形態の画像入力装置は、絞り値、ズーム位置、レンズの種類のいずれか一つもしくは複数の制御信号を出力することが出来る光学レンズ101によって被写体像を、CCD102に結像する。CCD102は、光電変換を行う光電変換素子を2次元に配置し光電変換素子上に異なる色の色フィルタを配置した単板式の撮像素子であり、CCD駆動パルス発生器105にて発生する駆動信号によってCCD102の撮像信号を読み出す。その撮像信号をアナログ信号処理回路103で相関二重サンプリングや信号増幅を行った後、信号変換手段であるA/D変換器104でアナログ信号処理回路103から出力された撮像信号をデジタル信号に変換し、シェーディング補正データと乗算演算を演算手段である乗算器111にて行う。シェーディング補正を施した撮像信号を、異なる色信号ごとに同時化し映像信号を得るためのデジタル信号処理回路112へ入力し、映像信号出力113から映像信号を得る。
シェーディング補正データについて、画面の位置に対応したシェーディング補正データを読み出すために、CCD駆動パルス発生器105から出力される駆動パルスに同期したアドレスをアドレス発生器106にて発生し、絞り値、ズーム位置、レンズの種類に対応したシェーディング補正データを、あらかじめ格納した記録手段である、ROM107、ROM108、ROM109から読み出す。光学レンズ101からの制御信号によって最適なシェーディング補正データを選択するよう、ROMデータ切換器110にて切り換えて乗算器111へ入力し、デジタル信号とした撮像信号と乗算演算することでシェーディング補正を施す。シェーディング補正データを格納するROM107、ROM108、ROM109は、光学レンズ101から出力される制御信号よって選択できる手段であればROMでなくても良い。
ここで、シェーディング補正は、図5に示すように光学レンズ101の中心部付近の撮像信号レベルに対して、中心部から距離が離れるにしたがって信号レベルが低下するというシェーディング特性を補正するもので、CCD102から読み出されたシェーディング補正前のCCD信号501に、予めROMに格納して置いたシェーディング補正データ502を、乗算器111にて乗算演算し、シェーディング補正後のCCD信号503のように、あたかも平行光が撮像素子に入光したように補正することである。
以上のように、この発明の第1の実施の形態の画像入力装置は、光学レンズ101から出力される絞り値、ズーム位置、レンズの種類の制御信号をもとに、シェーディング補正データの種類を選択し、CCD駆動パルスに同期したアドレスによって画面の位置を検出し、乗算器111にて撮像信号と演算することによってシェーディング補正を行うことが出来るため、素子のばらつきや経時変化のない、高速かつ安定した正確なシェーディング補正を行うことが出来る。
図2は、この発明の第2の実施の形態の画像入力装置を示し、これは上記第1の実施の形態と比較して、そのROM107〜109およびROMデータ切換器110に代えて、絞り値、ズーム位置、レンズの種類のいずれか一つもしくは複数の条件に対応したシェーディング補正データを格納するための書き換え可能な記録手段であるRAM208と、撮像光学系のシェーディング補正データを演算により求めることができ光学レンズ201から得られた制御信号によって撮像光学系に適したシェーディング補正データをRAM208に書き込むCPU206と、を設けた点が相違している。CPU206は、光学レンズ201からの制御信号に応じてシェーディング補正データを算出するプログラムを有し、さらに外部からプログラムを入力できるプログラム入力212を有し、被写体のシーンに応じたプログラムを使用することができ、シェーディング補正データを算出するプログラムを自由に入れ替えることが可能になっている。
この画像入力装置のシェーディング補正は、光学レンズの絞り値、ズーム位置、レンズの種類のいずれか一つもしくは複数の条件に対応したシェーディング補正データをRAM208に格納し、A/D変換器204によりデジタル信号に変換した撮像信号をRAM208に記録されたシェーディング補正データと乗算する際に、撮像光学系のシェーディング補正データを演算により求めることができるCPU206により光学レンズ201から得られた制御信号によって撮像光学系に適したシェーディング補正データをRAM208に書き込ませるものである。
なお、図中、202はCCD、203はアナログ信号処理回路、204はA/D変換器、205はCCD駆動パルス発生器、207はアドレス発生器、209は乗算器、210はデジタル信号処理回路、211は映像信号であり、これらは第1の実施の形態と同様である。
第2の実施の形態によれば、CPU206によりシェーディング補正データを計算し、書き換え可能な記録手段、例えばRAM208に書き込み、CCD202から読み出される撮像信号に応じてシェーディング補正データを読み出し、撮像信号をA/D変換した後のデジタル信号で乗算してシェーディング補正を行うことで、高速かつ正確なシェーディング補正を行うことができる。さらにCPU206で演算するプログラムを外部から変更できる構成にすることで、被写体のシーンに応じた、例えば、逆光補正や照度に応じた撮影などのシェーディング補正を可能にし、さらに新しい種類の光学レンズを採用した場合でも、シェーディング補正データを算出するプログラムを更新できるのでフレキシブルな対応が可能になる。
なお、上記の第1の実施の形態および第2の実施の形態では、CCD102、202から出力された撮像信号をデジタル信号に変換し、乗算演算を行うことによりシェーディング補正を行うとしたが、乗算器111、209は加算機で構成しても構わない。また、CCD102、202から出力された撮像信号は、例えば、同時化するような信号処理が行われた後でシェーディング補正を行っても同様な効果を得ることが出来る。
図3および図4を用いて、第3の実施の形態に適用されるシェーディング補正方法の説明を行う。図3は、撮像素子に対応するCCD102(または202)の概要説明図で、光電変換素子上に異なる色フィルタが配置され、301は赤色のフィルタが配置された光電変換素子、302は緑色のフィルタが配置された光電変換素子、303は青色のフィルタが配置された光電変換素子303であり、光電変換された撮像信号は垂直CCD304を転送し、水平CCD305に転送され、さらに高速に水平CCDで転送され出力アンプ306で増幅され、CCD出力307より撮像信号を出力する。
図4に示されるように、CCD102から出力される撮像信号401は、1ラインごとR−Gライン402、G−Bライン403といった異なる色信号の点順次信号として出力される。CCD102から出力された信号をビデオ等で使用できる映像信号に変換するためには、各色情報を同時化する必要がある。例えば、緑色(第1の色情報)のフィルタが配置された撮像信号の位置には、上下、左右、斜めに隣接する異なる色のフィルタが配置された撮像信号をデジタル値に変換したものを用いて信号補間をかけ、青色(第2の色情報)、赤色(第3の色情報)に対応する色信号を生成する。この際、赤色、青色の色信号の比率が本来緑色の色フィルタに入光している赤色、青色の色信号の比率と同じでなければ擬色が発生してしまう。そこでシェーディング補正データは、緑色(第1の色情報)のフィルタが配置された撮像信号の位置に対して、色フィルタの色情報ごとに異なる係数で補正をかけることにより予めシェーディング補正データを調整して、例えば第1の実施の形態または第2の実施の形態に示す画像入力装置でシェーディング補正を行う。このことにより、例えば、緑色の色情報に対応した撮像信号しか無い場所に周辺の赤色、青色の色情報に対応した撮像信号を使って、赤色、青色、緑色の色情報を同時化させる場合でも擬色の発生しないシェーディング補正を施すことが出来る。
すなわち、このシェーディング補正方法は、撮像素子で得られる撮像信号の光学レンズに対して各々が異なる位置に配置される異なる色フィルタに対応したシェーディング補正データを算出する工程と、色信号を同時化する際に擬色が発生しないようそれぞれの色フィルタの色情報に対応した係数で予め補正をかけることでシェーディング補正データを調整する工程と、撮像信号にシェーディング補正データを乗算する工程とを含んでいる。
このように、撮像素子に配置された異なる色フィルタに対応した撮像信号をデジタル値に変換したものに乗算するシェーディング補正データに、それぞれの色フィルタの色情報に対応した係数で予め補正をかけることで、擬色の発生を抑制し、良好なシェーディング補正が可能になる。
本発明のシェーディング補正方法によれば、撮像素子に配置された異なる色フィルタに対応した撮像信号に乗算するシェーディング補正データに、それぞれの色フィルタの色情報に対応した係数で予め補正をかけることで、擬色の発生を抑制し、良好なシェーディング補正が可能となるので、電子スチルカメラやビデオカメラ等の光学系のレンズを有し、映像信号を得るための画像入力装置のレンズのシェーディング特性を補正するシェーディング補正方法として有用である。
第1の実施の形態の画像入力装置を示すブロック図である。 第2の実施の形態の画像入力装置を示すブロック図である。 第3の実施の形態のシェーディング補正方法を説明するためのCCDの概要説明図である。 第3の実施の形態のシェーディング補正方法を示すための信号波形図である。 第1の実施の形態および第2の実施の形態の画像入力装置のシェーディング補正を説明する信号波形図である。 従来例の画像入力装置を示すブロック図である。
符号の説明
101 光学レンズ
102 CCD
103 アナログ信号処理
104 A/D変換器
105 CCD駆動パルス発生器
106 アドレス発生器
107、108、109 ROM
110 ROMデータ切換器
111 乗算器
112 デジタル信号器
113 映像信号出力
201 光学レンズ
202 CCD
203 アナログ信号処理
204 A/D変換器
205 CCD駆動パルス発生器
206 CPU
207 アドレス発生器
208 RAM
209 乗算器
210 デジタル信号器
211 映像信号出力
212 プログラム入力
301 赤色フィルタを配置した光電変換素子
302 緑色フィルタを配置した光電変換素子
303 青色フィルタを配置した光電変換素子
304 垂直CCD
305 水平CCD
306 出力アンプ
307 CCD出力
401 撮像信号
402 R−Gライン
403 G−Bライン
501 シェーディング補正前のCCD信号
502 シェーディング補正データ
503 シェーディング補正後のCCD信号
601 光学レンズ
602 CCD
603 アナログ信号処理
604 A/D変換器
605 デジタル信号処理
606 ドライブ回路
607 基準電圧演算回路
608 D/A変換器
609 メモリカード

Claims (4)

  1. 各々に対応する色フィルタが配置された複数の光電変換素子から得られる複数の撮像信号をデジタル値に変換したものに、画面の位置に対応したシェーディング補正データを乗算することで、レンズのシェーディング特性を補正するシェーディング補正方法であって、
    前記画面の位置に対応するシェーディング補正データを予め記憶している読み出し専用記憶装置から読み出す工程(a)と、
    前記工程(a)で得られた前記画面の位置に対応するシェーディング補正データに、特定の光電変換素子上に配置された色フィルタの第1の色情報に対応する係数で補正をかける工程(b)と、
    前記工程(a)で得られた前記画面の位置に対応するシェーディング補正データに、前記特定の光電変換素子に隣接する第1の光電変換素子上に配置された色フィルタの第2の色情報に対応する係数で補正をかける工程(c)と、
    前記特定の光電変換素子から得られる撮像信号をデジタル値に変換したものに、前記工程(b)で得られた補正後のシェーディング補正データを乗算演算する工程(d)と、
    前記第1の光電変換素子から得られる撮像信号をデジタル値に変換したものに、前記工程(c)で得られた補正後のシェーディング補正データを乗算演算する工程(e)と、
    前記特定の光電変換素子が配置された位置に対して、前記工程(d)で得られた乗算演算後の第1の撮像データと前記工程(e)で得られた乗算演算後の第2の撮像データとを用いて色情報を同時化する工程(f)
    を備えたことを特徴とするシェーディング補正方法。
  2. 前記工程(a)で得られた前記画面の位置に対応するシェーディング補正データに、前記特定の光電変換素子に隣接し、前記第1の光電変換素子と異なる第2の光電変換素子上に配置された色フィルタの第3の色情報に対応する係数で補正をかける工程(g)と、
    前記第2の光電変換素子から得られる撮像信号をデジタル値に変換したものに、前記工程(g)で得られた補正後のシェーディング補正データを乗算演算する工程(h)をさらに備え、
    前記工程(f)において、前記第1の撮像データと前記第2の撮像データに加えて、前記工程(h)で得られた乗算演算後の第3の撮像データとを用いて色情報を同時化することを特徴とする請求項1に記載のシェーディング補正方法。
  3. 前記第3の色情報は、前記第1の色情報および前記第2の色情報と異なるものであることを特徴とする請求項2に記載のシェーディング補正方法。
  4. 前記第1の色情報、前記第2の色情報及び前記第3の色情報は、赤色、緑色、青色のいずれか1つに対応するものであることを特徴とする請求項3に記載のシェーディング補正方法。
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