JP4128852B2 - アクセルペダルユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両において、アクセルペダルの踏込みに伴うその回転ストロークを電気的に検出して、エンジンの出力を電子制御するようにしたアクセルペダルユニットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両におけるアクセルペダルユニットとして、下記特許文献1及び特許文献2に記載されたものが従来から知られている。
【0003】
【特許文献1】
実公平7−8288号公報
【特許文献2】
実公平7−10933号公報
【0004】
これらの場合には、アクセルペダルの踏込みストロークを検知するセンサとアクセルペダルとが直結されているので、乗員の降車時や座席移動時に、乗員がアクセルペダルを横方向へ極端に強く踏みつけるようなことがあると、センサが過大なこじり力等の予期しない負荷を受けることによりセンサ内部の検知部分が破壊、または、変形して、センサがアクセルペダルの踏込みストロークを検知した状態に保持され、戻しばねの付勢力によっては元の無負荷位置に戻ることができないおそれがあるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、車両におけるアクセルペダルの回転ストロークを電気的に検出するアクセルペダルセンサとアクセルペダルとが一体化されたアクセルペダルユニットの安全性を高めようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明にかかるアクセルペダルユニットは、アクセルペダルセンサの検知レバーとアクセルペダルとが一体化されて、支軸を中心とした上記アクセルペダルの回転ストロークを上記検知レバーが電気的に検出し、上記アクセルペダルの回転面と略垂直方向の負荷に対して支持断面積を狭めた弱点部が上記検知レバーに形成されている。
【0007】
すなわち、アクセルペダルと一体化されたアクセルペダルセンサの検知レバーに、アクセルペダルの回転面と略垂直方向の負荷に対して支持断面積を狭めた弱点部が形成されているので、アクセルペダルまたは検知レバーに対して何らかの原因によりアクセルペダルの操作方向と略垂直方向に過大な負荷が作用したときには、検知レバーが弱点部を起点として上記略垂直方向へ容易に変形することにより、アクセルペダルの異常な回転ストロークを検知レバーが検知することを予め防止することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施形態例について説明する。
【0009】
車両のアクセルペダル1は一端に踏面2が固定され、他端がアクセルペダルセンサ3の検知レバー4に溶着されて、アクセルペダル1及び検知レバー4が一体化されており、検知レバー4は支軸5により回動自在に保持されていると共に、ケース6内の戻しばねにより図示のアイドル位置へ付勢されている。
【0010】
従って、乗員が戻しばねの付勢力に抗してアクセルペダル1を踏み込めば、アクセルペダル1及び検知レバー4が支軸5を中心として図2の反時計方向へ回転するので、アクセルペダル1の回転ストローク量をアクセルペダルセンサ3が直接的、かつ、電気的に検出して、図示しないコントローラへ上記回転ストローク量に応じた電気信号を送り、それによってアクセルペダル1の踏み込み量に応じたエンジン出力がえられるように電子制御する機構となっていて、アクセルペダル1、アクセルペダルセンサ3等によりアクセルペダルユニット10が構成されている。
【0011】
一方、アクセルペダル1の上記他端に近接した検知レバー4の端部には、支軸5を中心としたアクセルペダル1の回転方向に略沿って延びる溝11が検知レバー4の側面に形成されていると共に、アクセルペダル1の上記回転方向における検知レバー4の両端縁にそれぞれ溝11の両端に接続して切欠き12が形成されていて、溝11及び両切欠き12により、アクセルペダル1の回転面と略垂直方向の負荷に対して支持断面積を狭めた弱点部13が形成されている。
【0012】
アクセルペダルユニット10をそなえた車両において、乗員の降車時や座席移動時に、乗員がアクセルペダル1を横方向へ極端に強く踏みつけたため、アクセルペダル1にアクセルペダル1の回転面と略垂直方向、例えば車幅方向へ、アクセルペダル1として通常は予期されない大きな負荷が作用した場合には、アクセルペダルセンサ3の検知レバー4が弱点部13を起点として同じ車幅方向へ比較的容易に折り曲げられ、このため、検知レバー4によってアクセルペダルセンサ3の内部における検知部分が破壊、または、変形することを回避させることができる。
【0013】
従って、アクセルペダル1に対する踏力がなくなれば、検知レバー4はケース6内の戻しばねの付勢力により元の無負荷位置に戻ることができるので、アクセルペダルセンサ3内部の故障によりアクセルペダルセンサ3がアクセルペダル1の踏込みストロークを検知した状態に保持されて、エンジンが乗員の意図しない高出力状態に維持されるといった事態を招くようなことは全くなく、アクセルペダルユニット10に関する安全性を確実に高めることが可能となる。
【0014】
しかも、アクセルペダルセンサ3の検知レバー4に設けられた弱点部13は極めて簡単な構造であって、その形成が容易であるため、弱点部13の採用によってとくにコスト上昇を招くこともない。
【0015】
なお、上記実施形態例においては、アクセルペダルセンサの検知レバーに設けられた弱点部が溝及び切欠きにより形成されているが、適宜いずれか一方のみを形成させることにより上記実施形態例と同様な作用を行わせることも可能であり、また、上記各実施形態例における弱点部の溝を、アクセルペダルの回転方向に略沿って延びるように検知レバーの側壁に孔部を形成するようにしても、上記各実施形態例と同等の作用効果を奏することができるものである。
さらに、上記各実施形態例のアクセルペダルを踏面部のみとし、アクセルペダルセンサにおける検知レバーの先端部を上記踏面部に連結するようにしても、上記各実施形態例と同等の作用効果を奏することができるのはいうまでもない。
【0016】
【発明の効果】
本発明にかかるアクセルペダルユニットにあっては、アクセルペダルと一体化されたアクセルペダルセンサの検知レバーに、アクセルペダルの回転面と略垂直方向の負荷に対して支持断面積を狭めた弱点部が形成されていて、アクセルペダルまたは検知レバーに対してアクセルペダルの操作方向と略垂直方向に過大な負荷が作用したときには、検知レバーが弱点部を起点として容易に変形することができるので、アクセルペダルセンサ内部に故障が生じることを回避して、アクセルペダルユニットに関する安全性を確実に高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略正面図。
【図2】上記実施形態例の概略側面図。
【図3】上記実施形態例の要部拡大図。
【図4】図3のIV−IV断面拡大図。
【符号の説明】
1 アクセルペダル
3 アクセルペダルセンサ
4 検知レバー
5 支軸
10 アクセルペダルユニット
11 溝
12 切欠き
13 弱点部
Claims (2)
- アクセルペダルセンサの検知レバーとアクセルペダルとが一体化されて、支軸を中心とした上記アクセルペダルの回転ストロークを上記検知レバーが電気的に検出し、上記アクセルペダルの回転面と略垂直方向の負荷に対して支持断面積を狭めた弱点部が上記検知レバーに形成されたアクセルペダルユニット。
- 請求項1において、上記弱点部が、上記アクセルペダルの回転方向に略沿って延びるように上記検知レバーに形成された溝または孔と、上記アクセルペダルの回転方向における上記検知レバーの端縁に形成された切欠きとの少なくともいずれか一方で構成されたアクセルペダルユニット。
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