JP4128818B2 - 情報配信システムおよび情報配信方法、ならびに情報配信に用いる通信事業者サーバ - Google Patents

情報配信システムおよび情報配信方法、ならびに情報配信に用いる通信事業者サーバ Download PDF

Info

Publication number
JP4128818B2
JP4128818B2 JP2002211549A JP2002211549A JP4128818B2 JP 4128818 B2 JP4128818 B2 JP 4128818B2 JP 2002211549 A JP2002211549 A JP 2002211549A JP 2002211549 A JP2002211549 A JP 2002211549A JP 4128818 B2 JP4128818 B2 JP 4128818B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
mail
user
terminal
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002211549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004054625A (ja
Inventor
幸夫 児玉
治之 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2002211549A priority Critical patent/JP4128818B2/ja
Publication of JP2004054625A publication Critical patent/JP2004054625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4128818B2 publication Critical patent/JP4128818B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子メール機能を備えた携帯電話機等の携帯情報端末機を用いた情報配信システムおよび情報配信方法、ならびにこのような情報配信に用いられる通信事業者サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子メール送受信機能を備えた携帯電話機の普及により、携帯電話機への電子メール配信によるマーケティング活動が活発になってきている。しかし、電気通信事業者(いわゆるキャリア)のなかには、携帯電話機からの電子メールの送信時のみならず、携帯電話機宛の電子メールの受信時にも、その携帯電話機のユーザに対して、通信データ量に応じた通信料の課金を行うものがあるから、ユーザは、無用な広告メールを受信する場合でさえも、通信料を支払わなければならない。とくに、不特定のユーザに対して一斉に送りつけられる電子メール(いわゆる迷惑メール)の受信に対して発生する通信料に関して言えば、携帯電話機のユーザは、不利益を被るばかりで何の利益も得られないことが多く、憤りがつのるばかりである。
【0003】
一方、広告メールを発信する企業は、目的の顧客層に広告メールが届いているかどうかを確認することができず、また、必ずしも顧客のニーズに的確に対応した情報の提供を実現できているとは限らない。
つまり、携帯電話機の電子メール機能を利用したマーケティングは、企業にとっては、効果的な宣伝効果を必ずしも期待することができず、顧客である携帯電話機のユーザにとっては、通信料の負担が大きくなるばかりであり、電気通信事業者のみが利益を得る状態となっている。ただし、最近では、電気通信事業者は、携帯電話機のユーザに対して、所定の条件に当てはまる電子メールの受信を拒否できるオプションを提供して、ユーザの便宜を図っている。そのため、電気通信事業者の通信料収入が必ずしも順調に伸びているわけではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明の目的は、電子メール機能を有する携帯情報端末機を用いて効果的な情報配信を行うことができ、これにより、電気通信事業者、情報配信依頼者および携帯情報端末機のユーザのいずれもが利益を得ることができる情報配信システムおよび情報配信方法、ならびにこのような情報配信に用いられる通信事業者サーバを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、電気通信事業者が提供する通信網を介して電子メールを送受信することができる携帯情報端末機と、この携帯情報端末機との間で上記通信網を介してデータ通信を行うとともに、所定の通信回線(たとえば、インターネットなどのネットワーク)に接続された通信事業者サーバと、上記通信回線に接続され、上記通信事業者サーバに対して、上記携帯情報端末機宛の電子メールの配信を依頼する依頼者サーバとを含み、上記通信事業者サーバは、上記携帯情報端末機のユーザの属性情報が登録されるユーザ情報データベースと、上記ユーザ情報データベースに登録すべき属性情報を収集するための登録アンケートメールを携帯情報端末機に送信する登録アンケートメール送信手段と、上記登録アンケートメールに対する上記携帯情報端末機からの回答結果を、当該携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザの属性情報として上記ユーザ情報データベースに登録する属性情報登録手段と、上記ユーザ情報データベースに所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、特典情報を登録する特典情報登録手段と、上記依頼者サーバから所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースを参照して、所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出する配信先識別情報抽出手段と、この配信先識別情報抽出手段によって抽出された識別情報を有する携帯情報端末機を宛先として当該電子メールを配信する電子メール配信手段とを含むことを特徴とする情報配信システムである。
【0006】
この情報配信システムに対応した情報配信方法の発明は、請求項に記載されており、電気通信事業者が提供する通信網を介して電子メールを送受信することができる携帯情報端末機と、この携帯情報端末機との間で上記通信網を介してデータ通信を行うとともに、所定の通信回線に接続された通信事業者サーバと、上記通信回線に接続され、上記通信事業者サーバに対して、上記携帯情報端末機宛の電子メールの配信を依頼する依頼者サーバとを含むシステムにより、上記携帯情報端末機に電子メールを配信する情報配信方法であって、ユーザ情報データベースに登録すべき属性情報を収集するための登録アンケートメールを携帯情報端末機に送信する登録アンケートメール送信ステップと、上記登録アンケートメールに対する上記携帯情報端末機からの回答結果を、上記携帯情報端末機のユーザの属性情報としてユーザ情報データベースに登録する属性情報登録ステップと、上記ユーザ情報データベースに所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、特典情報を登録する特典情報登録ステップと、上記依頼者サーバから所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースを参照して、所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出する配信先識別情報抽出ステップと、上記抽出された識別情報を有する携帯情報端末機を宛先として当該電子メールを配信する電子メール配信ステップとを含むことを特徴とする。
【0007】
また、これらのシステムまたは方法において用いられる通信事業者サーバの発明は、請求項に記載されており、電気通信事業者が提供する通信網を介して電子メールを送受信することができる携帯情報端末機との間で上記通信網を介してデータ通信を行うとともに、所定の通信回線に接続され、この通信回線に接続された依頼者サーバからの配信依頼を受けて上記携帯情報端末機に電子メールを配信する通信事業者サーバであって、上記携帯情報端末機のユーザの属性情報が登録されるユーザ情報データベースと、上記ユーザ情報データベースに登録すべき属性情報を収集するための登録アンケートメールを携帯情報端末機に送信する登録アンケートメール送信手段と、上記登録アンケートメールに対する上記携帯情報端末機からの回答結果を、当該携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザの属性情報として上記ユーザ情報データベースに登録する属性情報登録手段と、上記ユーザ情報データベースに所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、特典情報を登録する特典情報登録手段と、上記依頼者サーバから所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースを参照して、所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出する配信先識別情報抽出手段と、この配信先識別情報抽出手段によって抽出された識別情報を有する携帯情報端末機を宛先として当該電子メールを配信する電子メール配信手段とを含むことを特徴とする。
【0008】
これらの発明によれば、通信事業者サーバから登録アンケートメールを携帯情報端末機に送信し、携帯情報端末機から当該登録アンケートメールに対して回答することにより、ユーザ情報データベースに属性情報が登録される。これにより、ユーザの属性情報を効率的に登録することができる。
そして、ユーザ情報データベースに所定の属性情報が登録されていることを条件に、依頼者サーバから配信依頼された電子メール(たとえば広告メールまたはアンケートメールなどのように、配信先を具体的に特定せずに配信依頼される電子メール)が、その属性情報が登録されている識別情報の携帯情報端末機を宛先として配信される。その一方で、ユーザ情報データベースに所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、特典情報が登録される。すなわち、ユーザに対して特典が与えられる。
【0009】
このように、依頼者サーバからの電子メールは、特定の属性情報が登録されている携帯情報端末機のユーザに対してのみ選択的に配信されるから、目的のユーザ層に対して確実に電子メールを配信することができる。また、ユーザに対して特典が与えられるので、携帯情報端末機のユーザは、積極的に属性情報を登録することになり、これによって、依頼者サーバから配信依頼された電子メールを多数のユーザに対して配信できることが期待される。
【0010】
このようにして、配信依頼者は情報の効率的な配信を期待でき、電気通信事業者はそれに伴う通信料収入の増加を期待でき、携帯情報端末機のユーザは特典を得ることができる。
上記特典情報登録手段により、登録アンケートメールに対して回答した携帯情報端末機の識別情報に関連づけて所定の特典を登録することとしておけば、登録アンケートメールに対する回答率を向上でき、ユーザ情報データベースへの属性情報の登録を促進することができる。
なお、登録アンケートメールは、登録すべき属性情報に関連するアンケート項目を含んでいてもよいし、所定のネットワーク(たとえばインターネット)上における登録アンケートページの場所を表す情報(たとえば、URL)を含んでいてもよい。登録アンケートメールに属性情報に関連するアンケート項目が含まれている場合には、これに対する回答は、当該登録アンケートメールに対する返信の形式で行われてもよい。また、登録アンケートメールに登録アンケートページの場所を表す情報が含まれている場合には、これに対する回答は、携帯情報端末機によって当該登録アンケートページにアクセスし、この登録アンケートページ上で、携帯情報端末機を用いて回答情報(属性情報)を記入することによって行われてもよい。
請求項2記載の発明は、上記ユーザ情報データベースは、上記依頼者サーバから配信依頼される電子メールの受信を許可することを表す受信許可情報を上記属性情報として登録可能なものであり、上記特典情報登録手段は、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するものであり、上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するものであることを特徴とする請求項1記載の情報配信システムである。
【0011】
この情報配信システムに対応した情報配信方法の発明は、請求項に記載されており、上記属性情報登録ステップは、上記ユーザ情報データベースに、上記依頼者サーバから配信依頼される電子メールの受信を許可することを表す受信許可情報を上記属性情報として登録するステップを含み、上記特典情報登録ステップは、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するステップを含み、上記配信先識別情報抽出ステップは、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するステップを含むことを特徴とする。
【0012】
また、これらのシステムまたは方法において用いられる通信事業者サーバの発明は、請求項10に記載されており、上記ユーザ情報データベースは、上記依頼者サーバから配信依頼される電子メールの受信を許可することを表す受信許可情報を上記属性情報として登録可能なものであり、上記特典情報登録手段は、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するものであり、上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するものであることを特徴とする。
【0013】
これらの発明によれば、ユーザ情報データベースに依頼者サーバから配信依頼される電子メールの受信を許可する受信許可情報を登録しておくことができるので、この受信許可情報が登録されている携帯情報端末機に対してのみ、依頼者サーバから配信依頼された電子メールが送信されることになる。これによって、広告メール等の配信によりユーザに不快感を与える機会を、著しく減少させることができる。
【0014】
その一方で、受信許可情報がユーザ情報データベースに登録されているユーザに対しては、所定の特典を与えるための特典情報が特典情報登録手段によって登録されるから、ユーザによる受信許可情報の登録を促すことができる。これにより、多数のユーザが受信許可情報を登録することを期待できるので、依頼者サーバから配信依頼された電子メールを多数のユーザに対して配信することができる。これに応じて通信データ量が増大するから、電気通信事業者は十分な収益を得ることができる。
【0015】
請求項3記載の発明は、上記ユーザ情報データベースは、上記依頼者サーバから配信されるアンケートメールの受信を許可することを表すアンケートメール受信許可情報を上記属性情報として登録可能なものであり、上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定のアンケートメールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記アンケートメール受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するものであり、上記通信事業者サーバは、上記アンケートメールに対する回答がされた携帯情報端末機の識別情報を特定する回答端末特定手段をさらに含み、上記特典情報登録手段は、上記回答端末特定手段によって特定された識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するものであることを特徴とする情報配信システムである。
【0016】
この情報配信システムに対応した情報配信方法の発明は、請求項7に記載されており、上記属性情報登録ステップは、上記ユーザ情報データベースに、上記依頼者サーバから配信されるアンケートメールの受信を許可することを表すアンケートメール受信許可情報を上記属性情報として登録するステップを含み、上記配信先識別情報抽出ステップは、上記依頼者サーバから、所定のアンケートメールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記アンケートメール受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するステップを含み、上記特典情報登録ステップは、上記アンケートメールに対する回答がされた携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するステップを含むことを特徴とする。
【0017】
また、これらのシステムまたは方法において用いられる通信事業者サーバの発明は、請求項11に記載されており、上記ユーザ情報データベースは、上記依頼者サーバから配信されるアンケートメールの受信を許可することを表すアンケートメール受信許可情報を上記属性情報として登録可能なものであり、上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定のアンケートメールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記アンケートメール受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するものであり、上記アンケートメールに対する回答がされた携帯情報端末機の識別情報を特定する回答端末特定手段をさらに含み、上記特典情報登録手段は、上記回答端末特定手段によって特定された識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するものであることを特徴とする。
【0018】
これらの発明によれば、ユーザ情報データベースにアンケートメールの受信を許可するアンケートメール受信許可情報を登録しておくことができるので、回答の意志があると期待されるユーザの携帯情報端末機に対してのみアンケートメールを配信できる。
一方、ユーザが携帯情報端末機を操作してアンケートメールに対して回答すると、当該携帯情報端末機の識別情報に関連づけて特典情報が登録されることになる。これにより、ユーザによるアンケートメール受信許可情報の登録を促すことができるから、依頼者サーバから配信依頼されたアンケートメールを多数の携帯情報端末機宛に配信できることが期待され、かつ、アンケートメールに対する高確率での回答を期待できる。
【0019】
このようにして、依頼者サーバを運営する事業者等は、たとえばマーケティング情報の収集を効率的に行うことができる。一方、携帯情報端末機のユーザは、アンケートメールに回答することによる特典の利益を得ることができる。さらに、電気通信事業者は、通信データ量の増大による収益を上げることができる。
なお、アンケートメールは、アンケート項目を含んでいてもよいし、所定のネットワーク(たとえばインターネット)上におけるアンケートページの場所を表す情報(たとえば、URL:Uniform Resource Locator)を含んでいてもよい。アンケートメールにアンケート項目が含まれている場合には、これに対する回答は、当該アンケートメールに対する返信の形式で行われてもよい。また、アンケートメールにアンケートページの場所を表す情報が含まれている場合には、これに対する回答は、携帯情報端末機によって当該アンケートページにアクセスし、このアンケートページ上で、携帯情報端末機を用いて回答情報を記入することによって行われてもよい。
【0020】
アンケートメールに対する回答がメールの返信によって行われる場合には、この返信元の携帯情報端末機を特定することによって、回答した携帯情報端末機の識別情報を特定できる。また、アンケートメールに対する回答がアンケートページにアクセスすることによって行われる場合には、たとえば、このアンケートページにアクセスした携帯情報端末機を特定することによって、回答した携帯情報端末機の識別情報を特定できる。
【0026】
請求項記載の発明は、上記依頼者サーバは、所定の属性を指定して、電子メールの配信を上記通信事業者サーバに依頼するものであり、上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記指定される属性に適合する属性情報が関連づけて登録されている識別情報を抽出するものであることを特徴とするである。
この情報配信システムに対応した情報配信方法の発明は、請求項に記載されており、上記依頼者サーバから、所定の属性を指定して、電子メールの配信を上記通信事業者サーバに依頼するステップをさらに含み、上記配信先識別情報抽出ステップは、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記指定される属性に適合する属性情報が関連づけて登録されている識別情報を抽出するステップを含むことを特徴とする。
【0027】
また、これらのシステムまたは方法において用いられる通信事業者サーバの発明は、請求項12に記載されており、上記依頼者サーバは、所定の属性を指定して、電子メールの配信を上記通信事業者サーバに依頼するものであり、上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記指定される属性に適合する属性情報が関連づけて登録されている識別情報を抽出するものであることを特徴とする。
【0028】
これらの発明によれば、依頼者サーバから指定された属性に適合する属性情報が登録された携帯情報端末機に対してのみ、依頼者サーバから配信依頼された電子メールが配信される。これにより、依頼者サーバを運用する事業者等は、たとえば、目的のユーザ層に対して、いわばピンポイントでマーケティング活動を行うことが可能になる。また、携帯情報端末機の個々のユーザに、それぞれが必要とする情報を選択的に配信できるから、各ユーザは効率的に情報の収集を行うことができる。
【0029】
なお、上記通信事業者サーバは、依頼者サーバに対して手数料を課金するサーバ課金手段を含んでいてもよい。このサーバ課金手段は、依頼者サーバから配信依頼された電子メールを携帯情報端末機に配信するためのデータ通信の通信料を依頼者サーバに対して課金するものであってもよい。また、このサーバ課金手段は、通信事業者サーバから携帯情報端末機への電子メールの配信サービスのための手数料を依頼者サーバに課金するものであってもよい。さらに、このサーバ課金手段は、携帯情報端末機から通信事業者サーバへのアンケートメールに対する回答のための通信(返信メールまたはアンケートページへのアクセス等)に要する通信料を依頼者サーバに対して課金するものであってもよい。
【0030】
また、上記特典情報登録手段は、通信料の割引特典情報を登録するものであってもよいし、所定の特典(商品やサービスなど)と交換可能なポイント情報を特典情報として登録するものであってもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る情報配信システムの構成を説明するためのブロック図である。この情報配信システムは、電気通信事業者(いわゆるキャリア)が提供する無線通信網である通信網1を介して電子メールの送信および受信を行うことができる携帯情報端末機としての携帯電話機2に対して、広告メールやアンケートメールを配信するためのシステムである。
【0032】
通信網1には、上記電気通信事業者のサーバである通信事業者サーバ3が接続されており、この通信事業者サーバ3は、さらに、インターネット4に接続されている。このインターネット4には多数のサーバが接続されているが、それらのサーバの中には、電気通信事業者に対して、広告メールまたはアンケートメールの配信を依頼する依頼者(たとえば企業)のサーバである依頼者サーバ5が含まれている。
【0033】
図2は、上記の情報配信システムによる情報配信態様の一参考例を示す図である。携帯電話機2のユーザは、通信事業者サーバ3を運営する電気通信事業者が提供する通信サービスの加入者であり、携帯電話機2を操作することによって、通信事業者サーバ3に対し、広告メールの受信を許可する受信許可情報を登録しておくことができる。この登録は、たとえば、通信事業者サーバ3が運営する所定のウェブサイト上で行うようにしてもよいし、電気通信事業者がその加入者に対して提供するページ(たとえば、iモードメニュー)上での操作によって行うようにしてもよい。
【0034】
電気通信事業者は、受信許可情報を登録したユーザに対し、通信料の割引(たとえば定額割引または定率割引)や、商品またはサービスなどの特典と交換可能なポイント等の特典を付与する。
一方、通信事業者サーバ3は、インターネット4を介し、依頼者サーバ5から広告メールの配信依頼を受け付けて、この広告メールを、受信許可情報が登録された携帯電話機2に対して選択的に配信する。広告メールの配信依頼の受け付けは、配信依頼電子メールの受信によって行われてもよいし、電子通信事業者がインターネット4上において運営する所定の配信受付ウェブサイトにおいて配信依頼を受け付けてもよい。
【0035】
通信事業者サーバ3は、広告メールの配信の見返りとして、所定の手数料を依頼者サーバ5に対して課金する。この手数料には、受信許可情報が登録された携帯電話機2に広告メールを配信するために要したデータ通信のための通信料が含まれていてもよい。
また、通信事業者サーバ3は、携帯電話機2のユーザに対して、通信料に応じた手数料を課金するが、ユーザに与えられる特典が通信料の割引である場合には、課金される手数料は、その割引分を差し引いた額となる。さらに、広告メールの配信のためのデータ通信料を依頼者サーバ5に課金することとしている場合には、ユーザに対する請求額からは、広告メールの配信のための通信料は除かれる。
【0036】
このようにして、依頼者サーバ5を運営する企業等は、携帯電話機2のユーザに対して、通信料を負担させたりすることなく、広告メールを配信することができる。また、受信許可情報が登録されたユーザ以外には広告メールが配信されないので、ユーザに不快感を与えることがない。また、広告メールがいわゆる迷惑メールとなって、ユーザに被害を与えたりすることもない。
一方、広告メールの配信を受ける携帯電話機2のユーザは、通信料の割引やポイント加算等の特典が与えられるため、受信許可情報を積極的に通信事業者サーバ3に登録することになる。その結果、通信事業者サーバ3は、広告メールを多数のユーザに配信することになるから、電気通信事業者は通信料収入を増加させることができる。
【0037】
ユーザが携帯電話機2を用いて通信事業者サーバ3に登録手続を行うとき、属性情報として、上記の受信許可情報だけでなく、たとえば、生年月日、性別、配偶者の有無、子供の有無、職業、年収、興味分野、趣味、興味のある音楽分野および興味のあるスポーツ分野等を併せて登録できるようにしてもよい。このようにしておけば、依頼者サーバ5から、特定の属性を有するユーザを指定して、この選択されたユーザの携帯電話機2に対して、当該広告メールを配信するように依頼することができる。これにより、広告メールを、確実に、目的のユーザ層に対してピンポイントで配信することができる。
【0038】
再び図1を参照して、上記のような情報配信システムを実現するために通信事業者サーバ3において準備される構成について説明する。
通信事業者サーバ3は、携帯電話機2からの所定の登録操作に応じて、ユーザ情報データベース32に個々のユーザの属性情報を、そのユーザの携帯電話機2の識別番号と対応づけて登録する属性登録部31を備えている。さらに、通信事業者サーバ3は、特典情報データベース34に、個々のユーザの携帯電話機2の識別情報に対応づけて、特典情報を登録するための特典情報登録部33を備えている。また、通信事業者サーバ3は、電子メールを配信すべき携帯電話機2の識別情報を抽出する配信先識別情報抽出部36と、この配信先識別情報抽出部36によって抽出された識別情報に対応した携帯電話機2を宛先として電子メールを配信する電子メール配信部35とを備えている。
【0039】
さらに、通信事業者サーバ3は、依頼者サーバ5(すなわち、当該依頼者サーバ5を運営する依頼者)に対して手数料を課金するためのサーバ課金部37と、携帯電話機2のユーザである加入者に対して通信料を課金するための加入者課金部38と、個々の携帯電話機2ごとの通信料を算出する通信料演算部39とを備えている。
依頼者サーバ5から、インターネット4を介して、広告メールの配信依頼を受け付けると、配信先識別情報抽出部36は、ユーザ情報データベース32を参照し、属性情報として受信許可情報が登録されている携帯電話機2の識別情報を抽出する。この抽出された識別情報の携帯電話機2を宛先として、電子メール配信部35が、依頼者サーバ5から配信依頼された広告メールを配信する。この電子メールの配信に要する通信料は、通信料演算部39において演算されることになる。
【0040】
広告メールの配信に要する通信料を依頼者が負担することとしている場合には、この演算された通信料が、サーバ課金部37によって依頼者サーバ5に課金されることになる。広告メールの通信料をユーザが負担することとしている場合には、通信料演算部39が演算した通信料は加入者課金部38によって個々の携帯電話機2のユーザに課金される。
受信許可情報をユーザ情報データベース32に登録することによる特典が、通信料の割引である場合には、加入者課金部38は、特典情報データベース34を参照して、当該割引分を差し引いた請求額を、ユーザに対して課金することになる。特典情報データベース34に登録された特典情報は、電気通信事業者から携帯電話機2のユーザに定期的に送付されるステートメント(請求書)内に付記するようにしてもよい。
【0041】
ユーザ情報データベース32に、受信許可情報だけでなく、上記のような種々の属性を登録できるようにしている場合には、依頼者サーバ5は、特定の属性(年齢層、職業など)を指定して、広告メールの配信を通信事業者サーバ3に依頼することができる。この場合、配信先識別情報抽出部36は、受信許可情報が登録されているユーザであって、かつ、依頼者サーバ5から指定された属性に該当する属性情報がユーザ情報データベース32に登録されたユーザの識別情報を抽出する。この抽出された識別情報に対応する携帯電話機2を宛先として、電子メール配信部35から、その広告メールが配信されることになる。
【0042】
図3は、この発明の実施形態に係る情報配信システムの概要を説明するためのブロック図である。この実施形態の説明では、上述の図1を再び参照する。
図2の参考例では、携帯電話機2のユーザが、携帯電話機2を用いて通信事業者サーバ3に対して所定の登録手続を自発的に行うこととしているが、これに対して、この実施形態では、通信事業者サーバ3の電子メール配信部35から任意の(たとえばすべての)携帯電話機2に対して、登録手続のための登録アンケートメールを送信し、ユーザが、携帯電話機2を用いて、この登録アンケートメールに対して回答(返信)することにより、通信事業者サーバ3において、属性情報の登録が行われるようになっている。
【0043】
すなわち、通信事業者サーバ3から携帯電話機2に登録アンケートメールが送信されると、携帯電話機2のユーザは、必要に応じて、この登録アンケートメールに対して回答する。
登録アンケートメールには、アンケート項目を含ませることができる。この場合、登録アンケートに対する回答は、当該登録アンケートメールに対する返信の形式で行うことができる。また、登録アンケートメールには、電気通信事業者がインターネット4上で運営する所定の登録アンケートページの場所(URL)を含ませることができる。この場合、ユーザは、携帯電話機2によってその登録アンケートページにアクセスし、この登録アンケートページ上で携帯電話機2を用いて回答内容を記入することによって、アンケートに対する回答を行うことができる。
【0044】
登録アンケートの内容は、広告メールの受信を許可するか拒否するか、生年月日、性別、配偶者の有無、子供の有無、職業、年収、興味分野、趣味、興味のある音楽分野および興味のあるスポーツ分野などの属性情報に関連するアンケート項目を含んでいてもよい。これらの質問項目の一部または全部に対して携帯電話機2を用いて回答することにより、通信事業者サーバ3の属性登録部31の働きにより、回答内容に対応する属性情報が、ユーザ情報データベース32に、その携帯電話機2の識別情報と対応づけて登録される。
【0045】
これ以外の点については、上記の図2の情報配信システムと同様である。
このように、この実施形態では、通信事業者サーバ3から、携帯電話機2のユーザに対して、属性情報の登録を働きかけることができるので、広告メールのより効果的な配信が可能になる。
図4は、この発明のさらに他の実施形態に係る情報配信システムの概要を説明するためのブロック図である。この実施形態では、依頼者サーバ5からは、通信事業者サーバ3に対して、たとえばマーケティング情報の収集を目的としたアンケートメールの配信が依頼され、通信事業者サーバ3が、そのアンケートメールを携帯電話機2に配信する。
【0046】
通信事業者サーバ3は、予め、ユーザの携帯電話機2に対して登録アンケートメールを送信し、この登録アンケートメール内の質問事項に、企業等からのアンケートメールの受信を許可するか拒否するかを尋ねる項目を含ませておく。ユーザが、携帯電話機2を用いて、アンケートメールの受信を許可する旨の回答をすると、属性登録部31の働きにより、アンケートメール受信許可情報が、ユーザ情報データベース32に、当該携帯電話機2の識別情報と対応づけて登録される。
【0047】
依頼者サーバ5から、インターネット4を介して、通信事業者サーバ3に対してアンケートメールの配信依頼がされると、配信先識別情報抽出部36は、ユーザ情報データベース32を参照し、アンケートメール受信情報が登録されているユーザの携帯電話機2の識別情報を抽出する。この抽出された識別情報に対応する携帯電話機2を宛先として、電子メール配信部35によって、アンケートメールが配信されることになる。
【0048】
アンケートメールには、アンケート項目を含ませることができる。この場合、アンケートに対する回答は、当該アンケートメールに対する返信の形式で行うことができる。また、アンケートメールには、依頼者サーバ5を運営する企業等がインターネット4上で運営する所定のアンケートページの場所(URL)を含ませることができる。この場合、ユーザは、携帯電話機2によってそのアンケートページにアクセスし、このアンケートページ上で携帯電話機2を用いて回答内容を記入することによって、アンケートに対する回答を行うことができる。
【0049】
アンケートメールに対して、携帯電話機2から回答のための返信メールが通信事業者サーバ3に送られてきた場合には、通信事業者サーバ3は、そのアンケート回答メールを依頼者サーバ5へと転送する。
通信料演算部39は、アンケートメールの配信に要する通信料、アンケート回答メールの受信に要する通信料、アンケート回答メールの依頼者サーバ5への転送に要する通信料、ならびにアンケートページへのアクセスおよびその回答のために要する通信料を演算する。これらの通信料の一部または全部を依頼者が負担することとしている場合には、サーバ課金部37は、その負担分の通信料を加算した手数料を依頼者サーバ5に対して課金する。一部または全部の通信料の負担がユーザによりなされることとされているときは、通信料演算部39によって演算された負担分の通信料が、加入者課金部38により、ユーザに対して課金されることになる。
【0050】
一方、通信事業者サーバ3には、アンケートメールに対して回答した携帯電話機2を特定するための回答端末特定部40が設けられている。この回答端末特定部40は、アンケートメールに対して回答してきた携帯電話機2の識別情報を特定する。回答した携帯電話機2の識別情報は、アンケートメールに対する回答がメールの返信によって行われた場合には、その返信メールの送信元の携帯電話機2の識別情報によって特定できる。また、アンケートメールに対する回答がアンケートページにアクセスすることによって行われる場合には、たとえば、当該アンケートページにアクセスした携帯電話機2の識別情報を特定すればよい。
【0051】
特典情報登録部33は、回答端末特定部40によって特定された識別情報部に関連づけて、特典情報データベース34に所定の特典情報を登録する。
この特典情報の登録処理は、たとえば、アンケートメールに回答する毎に、予め定めるポイントを加算していく処理であってもよい。
また、特典情報の登録処理は、アンケートメールに回答する毎に、所定の割引通信料を特典情報データベース34に登録する処理であってもよい。この場合、加入者課金部38は、特典情報データベース34に登録された割引通信料を差し引いた額をユーザに対して課金する。
【0052】
依頼者サーバ5は、通信事業者サーバ3に対して、配信対象のユーザの属性を指定してアンケートメールの配信を依頼することもできる。この場合、配信先識別情報抽出部36は、ユーザ情報データベース32を参照し、アンケートメール受信許可情報が登録されているユーザであって、依頼者サーバ5から指定された属性に適合する属性情報が登録されているユーザの携帯電話機2の識別情報を抽出する。この抽出された識別情報の携帯電話機2を宛先として、電子メール配信部35から、当該アンケートメールが配信されることになる。
【0053】
以上のように、この実施形態によれば、アンケートメール受信許可情報が登録されているユーザに対してのみアンケートメールが配信されるから、アンケートメールの受信者が不快感を抱くことがない。また、アンケートメールの配信に要する通信料を依頼者が負担することとしておけば、携帯電話機2のユーザの通信料負担が増えることもない。
さらに、電気通信事業者からユーザに対して特典が付与されることにより、ユーザによるアンケートメール受信許可情報の登録を促すことができる。このようにして、アンケートメールを発信する依頼者は、受信者に不快感を与えることなくアンケートメールの配信を達成することができる。また、アンケートメールに対して回答することにより、電気通信事業者から特典が付与されるので、アンケートメールに対する回答を効率的に収集することができる。
【0054】
このように、アンケートメールの配信およびその回答の収集を効率的に行える結果として、電気通信事業者を介する通信データ量が増大し、これにより電気通信事業者は十分な収益をあげることができる。
なお、図4に示されたシステムを図2に示されたシステムのように修正することもできる。すなわち、通信事業者サーバ3から携帯電話機2に対して登録アンケートメールを送信するのではなく、ユーザが携帯電話機2を用いて通信事業者サーバ3に対し、積極的にアンケートメール受信許可情報を登録するようにしてもよい。
【0055】
以上、この発明のつの実施形態について説明したが、この発明は他の形態で実施することもできる。たとえば、上記の実施形態では、アンケートメールに回答することによる特典の付与が、電気通信事業者によって行われるようにしているが、この特典の付与がアンケートメール配信依頼者によって、携帯電話機2のユーザに対して直接的に行われるようにしてもよい。
また、図3および図4の実施形態において、登録アンケートメールに対する回答に対して、所定の特典を与えることとしてもよい。すなわち、登録アンケートメールに対して回答した携帯電話機2の識別情報を回答端末特定部40において特定し、この特定された識別情報に関連づけて所定の特典情報を特典情報登録部33によって特典情報データベース34に登録すればよい。これにより、登録アンケートメールに対する回答を促すことができ、ユーザの属性情報を効率的に収集することができる。
【0056】
さらに、図2の構成において、依頼者サーバ5から配信依頼される電子メールは、アンケートメールであってもよい。すなわち、ユーザ情報データベース32に受信許可情報が登録されているユーザに対しては、広告メールであるかアンケートメールであるかを問わずに配信することとしてもよい。
また、受信許可情報とアンケート受信許可情報とを併用することによって、アンケートメールの受信を制限する一方で広告メールを受信したりすることができる。また、アンケートメール以外の広告メールの受信を制限することもできる。
【0057】
さらに、上記の実施形態では、ユーザ情報データベース32に、受信許可情報および/またはアンケート受信許可情報が登録されることとしたが、広告メール等の受信を拒否する受信拒否情報や、アンケートメールの受信を拒否するアンケートメール受信拒否情報を登録するようにしてもよい。すなわち、受信拒否情報が登録されていない状態は受信許可情報が登録されている状態と実質的に等価であり、アンケート受信拒否情報が登録されていない状態はアンケート受信許可情報が登録されている状態と実質的に等価であるとみなして、同様のメール配信処理を行ってもよい。
【0058】
また、上記の実施形態では、携帯情報端末機として携帯電話機を例にとったが、携帯電話機以外でも、電気通信事業者が提供する通信網を介して電子メールを送受信することができる携帯情報端末機であれば、この発明に係る情報配信システムに組み込んで用いることができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報配信システムの構成を説明するためのブロック図である。
【図2】一参考例に係る情報配信システムによる情報配信態様の一例を示す図である。
【図3】この発明の実施形態に係る情報配信システムの概要を説明するためのブロック図である。
【図4】この発明のさらに他の実施形態に係る情報配信システムの概要を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 通信網
2 携帯電話機
3 通信事業者サーバ
4 インターネット
5 依頼者サーバ
31 属性登録部
32 ユーザ情報データベース
33 特典情報登録部
34 特典情報データベース
35 電子メール配信部
36 配信先識別情報抽出部
37 サーバ課金部
38 加入者課金部
39 通信料演算部
40 回答端末特定部

Claims (12)

  1. 電気通信事業者が提供する通信網を介して電子メールを送受信することができる携帯情報端末機と、
    この携帯情報端末機との間で上記通信網を介してデータ通信を行うとともに、所定の通信回線に接続された通信事業者サーバと、
    上記通信回線に接続され、上記通信事業者サーバに対して、上記携帯情報端末機宛の電子メールの配信を依頼する依頼者サーバとを含み、
    上記通信事業者サーバは、
    上記携帯情報端末機のユーザの属性情報が登録されるユーザ情報データベースと、
    上記ユーザ情報データベースに登録すべき属性情報を収集するための登録アンケートメールを携帯情報端末機に送信する登録アンケートメール送信手段と、
    上記登録アンケートメールに対する上記携帯情報端末機からの回答結果を、当該携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザの属性情報として上記ユーザ情報データベースに登録する属性情報登録手段と、
    上記ユーザ情報データベースに所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、特典情報を登録する特典情報登録手段と、
    上記依頼者サーバから所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースを参照して、所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出する配信先識別情報抽出手段と、
    この配信先識別情報抽出手段によって抽出された識別情報を有する携帯情報端末機を宛先として当該電子メールを配信する電子メール配信手段とを含むことを特徴とする情報配信システム。
  2. 上記ユーザ情報データベースは、上記依頼者サーバから配信依頼される電子メールの受信を許可することを表す受信許可情報を上記属性情報として登録可能なものであり、
    上記特典情報登録手段は、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するものであり、
    上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するものであることを特徴とする請求項1記載の情報配信システム。
  3. 上記ユーザ情報データベースは、上記依頼者サーバから配信されるアンケートメールの受信を許可することを表すアンケートメール受信許可情報を上記属性情報として登録可能なものであり、
    上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定のアンケートメールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記アンケートメール受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するものであり、
    上記通信事業者サーバは、上記アンケートメールに対する回答がされた携帯情報端末機の識別情報を特定する回答端末特定手段をさらに含み、
    上記特典情報登録手段は、上記回答端末特定手段によって特定された識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するものであることを特徴とする請求項1または2記載の情報配信システム。
  4. 上記依頼者サーバは、所定の属性を指定して、電子メールの配信を上記通信事業者サーバに依頼するものであり、
    上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記指定される属性に適合する属性情報が関連づけて登録されている識別情報を抽出するものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の情報配信システム。
  5. 電気通信事業者が提供する通信網を介して電子メールを送受信することができる携帯情報端末機と、この携帯情報端末機との間で上記通信網を介してデータ通信を行うとともに、所定の通信回線に接続された通信事業者サーバと、上記通信回線に接続され、上記通信事業者サーバに対して、上記携帯情報端末機宛の電子メールの配信を依頼する依頼者サーバとを含むシステムにより、上記携帯情報端末機に電子メールを配信する情報配信方法であって、
    ユーザ情報データベースに登録すべき属性情報を収集するための登録アンケートメールを携帯情報端末機に送信する登録アンケートメール送信ステップと、
    上記登録アンケートメールに対する上記携帯情報端末機からの回答結果を、上記携帯情報端末機のユーザの属性情報として上記ユーザ情報データベースに登録する属性情報登録ステップと、
    上記ユーザ情報データベースに所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、特典情報を登録する特典情報登録ステップと、
    上記依頼者サーバから所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースを参照して、所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出する配信先識別情報抽出ステップと、
    上記抽出された識別情報を有する携帯情報端末機を宛先として当該電子メールを配信する電子メール配信ステップとを含むことを特徴とする情報配信方法。
  6. 上記属性情報登録ステップは、上記ユーザ情報データベースに、上記依頼者サーバから配信依頼される電子メールの受信を許可することを表す受信許可情報を上記属性情報として登録するステップを含み、
    上記特典情報登録ステップは、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するステップを含み、
    上記配信先識別情報抽出ステップは、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するステップを含むことを特徴とする請求項記載の情報配信方法。
  7. 上記属性情報登録ステップは、上記ユーザ情報データベースに、上記依頼者サーバから配信されるアンケートメールの受信を許可することを表すアンケートメール受信許可情報を上記属性情報として登録するステップを含み、
    上記配信先識別情報抽出ステップは、上記依頼者サーバから、所定のアンケートメールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記アンケートメール受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するステップを含み、
    上記特典情報登録ステップは、上記アンケートメールに対する回答がされた携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するステップを含むことを特徴とする請求項または記載の情報配信方法。
  8. 上記依頼者サーバから、所定の属性を指定して、電子メールの配信を上記通信事業者サーバに依頼するステップをさらに含み、
    上記配信先識別情報抽出ステップは、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記指定される属性に適合する属性情報が関連づけて登録されている識別情報を抽出するステップを含むことを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の情報配信方法。
  9. 電気通信事業者が提供する通信網を介して電子メールを送受信することができる携帯情報端末機との間で上記通信網を介してデータ通信を行うとともに、所定の通信回線に接続され、この通信回線に接続された依頼者サーバからの配信依頼を受けて上記携帯情報端末機に電子メールを配信する通信事業者サーバであって、
    上記携帯情報端末機のユーザの属性情報が登録されるユーザ情報データベースと、
    上記ユーザ情報データベースに登録すべき属性情報を収集するための登録アンケートメールを携帯情報端末機に送信する登録アンケートメール送信手段と、
    上記登録アンケートメールに対する上記携帯情報端末機からの回答結果を、当該携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザの属性情報として上記ユーザ情報データベースに登録する属性情報登録手段と、
    上記ユーザ情報データベースに所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、特典情報を登録する特典情報登録手段と、
    上記依頼者サーバから所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースを参照して、所定の属性情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出する配信先識別情報抽出手段と、
    この配信先識別情報抽出手段によって抽出された識別情報を有する携帯情報端末機を宛先として当該電子メールを配信する電子メール配信手段とを含むことを特徴とする通信事業者サーバ。
  10. 上記ユーザ情報データベースは、上記依頼者サーバから配信依頼される電子メールの受信を許可することを表す受信許可情報を上記属性情報として登録可能なものであり、
    上記特典情報登録手段は、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するものであり、
    上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するものであることを特徴とする請求項記載の通信事業者サーバ。
  11. 上記ユーザ情報データベースは、上記依頼者サーバから配信されるアンケートメールの受信を許可することを表すアンケートメール受信許可情報を上記属性情報として登録可能なものであり、
    上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定のアンケートメールの配信依頼を受け付けたときに、上記ユーザ情報データベースに上記アンケートメール受信許可情報が登録されている携帯情報端末機の識別情報を抽出するものであり、
    上記アンケートメールに対する回答がされた携帯情報端末機の識別情報を特定する回答端末特定手段をさらに含み、
    上記特典情報登録手段は、上記回答端末特定手段によって特定された識別情報に関連づけて、当該携帯情報端末機のユーザに所定の特典を与えるための特典情報を登録するものであることを特徴とする請求項または10記載の通信事業者サーバ。
  12. 上記依頼者サーバは、所定の属性を指定して、電子メールの配信を上記通信事業者サーバに依頼するものであり、
    上記配信先識別情報抽出手段は、上記依頼者サーバから、所定の電子メールの配信依頼を受け付けたときに、上記指定される属性に適合する属性情報が関連づけて登録されている識別情報を抽出するものであることを特徴とする請求項ないし11のいずれかに記載の通信事業者サーバ。
JP2002211549A 2002-07-19 2002-07-19 情報配信システムおよび情報配信方法、ならびに情報配信に用いる通信事業者サーバ Expired - Fee Related JP4128818B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002211549A JP4128818B2 (ja) 2002-07-19 2002-07-19 情報配信システムおよび情報配信方法、ならびに情報配信に用いる通信事業者サーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002211549A JP4128818B2 (ja) 2002-07-19 2002-07-19 情報配信システムおよび情報配信方法、ならびに情報配信に用いる通信事業者サーバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004054625A JP2004054625A (ja) 2004-02-19
JP4128818B2 true JP4128818B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=31934755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002211549A Expired - Fee Related JP4128818B2 (ja) 2002-07-19 2002-07-19 情報配信システムおよび情報配信方法、ならびに情報配信に用いる通信事業者サーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4128818B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004054625A (ja) 2004-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8254880B2 (en) Access control
US8464315B2 (en) Network invitation arrangement and method
US8849323B2 (en) SMS inquiry and invitation distribution method and system
US8626818B2 (en) System and method for generating user contexts for targeted advertising
CN102037751B (zh) 通信系统的计费系统
US20040176081A1 (en) Intelligent wireless messaging system
WO2012093396A1 (en) System and method for sending advertisements and messages with mobile devices
US9313151B1 (en) Determining user information from automated replies
US20120005025A1 (en) Methodologies and systems for enhanced contact directory-related functionality
CN104616176A (zh) 基于即时通信客户端之间互发付费广告的实现方法
JP4128818B2 (ja) 情報配信システムおよび情報配信方法、ならびに情報配信に用いる通信事業者サーバ
US7203295B2 (en) Virtual telecommunication messaging service system and method
CN109428944B (zh) 促进定向内容传送的方法、设备、系统和存储介质
JP2006215700A (ja) 加入者割引促進システム、ポータルサーバ、及び加入者割引促進プログラム
Bulander et al. Enabling personalized and context sensitive mobile advertising while guaranteeing data protection
JP7189980B2 (ja) 情報通信システム、及び情報通信方法
KR101531939B1 (ko) 질의응답 형식의 고객 맞춤형 광고 중개 서비스 제공 방법
KR20050069644A (ko) 셀 브로드캐스팅 시스템을 이용한 모바일 광고 방법
JP2001312590A (ja) アンケート調査方法およびアンケート調査システム
KR20090080633A (ko) 휴대폰을 이용한 키워드 기반 메시지 운용 방법 및시스템과 이를 위한 메시지 운용서버와 기록매체
JP2002170043A (ja) 電子メール広告配信システム
JP2002189924A (ja) 情報配信方法、情報配信中継システムおよび情報配信システム
KR20170000270A (ko) 고객과 실시간으로 소통할 수 있는 고객 관리 시스템 및 이를 이용한 고객 관리 서비스 제공 방법
JP2002118582A (ja) メール配信システム
CN102905231B (zh) 实现内容分析的消息传播业务方法和系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080513

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080515

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees