JP4128131B2 - フォールスパス検出プログラム - Google Patents

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Description

本発明はフォールスパス検出プログラムに関し、特にディジタル回路のタイミング解析および検証に用いられるフォールスパス検出プログラムに関する。
LSIなどの半導体装置の設計には、CAD(Computer Aided Design)が利用されている。CADによって設計された半導体装置の回路には、機能上使用されないフォールスパスが含まれることがある。
CADはフォールスパスを検出し、タイミング解析をする機能を有している。これによって、例えば、ある回路の入力から出力までの最大遅延時間が、フォールスパスによる遅延時間であれば、その回路は、最大遅延時間より少ない時間で動作でき、最大遅延時間を小さくできる。
従来、フォールスパスを検出してタイミング解析を行う方法には、次の3つの方法があった。その1は、回路の入力から出力までのパスごとにフォールスパスかどうかを判定する方法である(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。このとき、高位レベルの動作記述の情報を用いて個々のパスのフォールスパスを判定する方法もある(例えば、特許文献2参照)。その2は、遅延時間の値をある上限値から徐々に小さくしながらできるだけ小さな遅延時間を求めていく方法である(例えば、非特許文献2参照)。このとき、フォールスパスの遅延時間であれば無視してさらに小さな遅延時間を求めていく。その3は、入力ベクトル(いくつかの入力信号)に対して遅延時間をシミュレーションにより計算していく方法(動的タイミング解析(dynamic timing analysis)とも呼ばれる)である(例えば、非特許文献3参照)。なお、この方法を効率化した方法もある(例えば、特許文献3参照)。このように、CADを用いた回路設計には、フォールスパス解析が必要となる。
特開平8−180098号公報(段落番号〔0014〕〜〔0031〕、図2〜図11) 特開2002−342403号公報(段落番号〔0019〕〜〔0032〕、図1〜図3) 特開平2001−67383号公報(段落番号〔0053〕〜〔0069〕、図1) H.-C.Chen and D.H.-C Du.Path sensitization in critical path problem.IEEE Transactions on Computer-Aided Design of Integrated Circuits,12(2):196-207,February 1993 S.Devadas,K.Keutzer,and S.Malik. Computer of floating mode delay in combinational circuits:Theoty and algorithma.IEEE Transactions on Computer-Aided Design of Integrated Circuits,12(12):1913-1923,December 1993 D.Brand and V.S.Iyengar.Timing analysis using functional analysis.IEEE Transactions on Computer,37(10):1309-1314,October 1988
しかし、従来のフォールスパス解析を大規模で複雑な回路設計に適用すると解析に時間がかかってしまう。上記の方法その1のパスを数え上げる方法では、最悪の場合パス数が回路規模の指数倍となってしまいフォールスパス解析に時間がかかる。また、方法その2の遅延時間の値をある上限値から徐々に小さくしていく方法では、遅延時間を小さくしていく範囲を小さく設定するとフォールスパス解析回数が増える。また、方法その3の入力ベクトルに対しシミュレーションする方法では、入力数nに対し、フォールスパス解析をする回数が2のn乗となってしまい計算時間が現実的でなくなる。
タイミング解析において、クリティカルなタイミングのフォールスパスやすでにタイミングエラーのあるフォールスパスのみ検出して、フォールスパス解析の処理時間を抑制することも考えられるが、近年、回路の性能要求が高まり、回路設計時には、膨大な数のクリティカルなタイミングのフォールスパスやタイミングエラーのあるフォールスパスが存在し、現実的ではない。
また、自動検出されるフォールスパス数が膨大になることが原因で、そのフォールスパス情報を利用するツールの処理時間が増大するという問題点がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、フォールスパスを構成している信号線の通過点を直接検出することによって、フォールスパス検出の処理時間を短縮し、かつフォールスパスの情報をコンパクトに記述できるフォールスパス検出プログラムを提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、設計された回路のフォールスパスを検出するフォールスパス検出プログラムにおいて、コンピュータを、前記回路の回路情報を受け付け記憶装置に記憶する記憶手段、前記回路中の信号線の論理の矛盾が起きる信号値または前記信号値の組み合わせを生成する信号値生成手段、前記信号線と接続されているゲート入力に前記信号値を割り当て、前記ゲートの他の入力が前記信号値でのみ信号伝搬するか調べる信号伝搬検査手段、前記信号伝搬がされる場合、前記他の入力に接続されている他の信号線の通過点を取得する通過点取得手段、前記通過点によってフォールスパスを指定するフォールスパス指定手段、として機能させ、前記信号値生成手段は、前記信号値の組み合わせを、組み合わせ要素数の少ないものから順に生成する、ことを特徴とするフォールスパス検出プログラムが提供される。
このようなフォールスパス検出プログラムによれば、設計された回路の信号線の論理の矛盾が起きる信号値または信号値の組み合わせを生成し、信号値の組み合わせを組み合わせ要素数の少ないものから順に生成する。そして、その信号線を入力とするゲートに生成した信号値を割り当て、割り当てた信号値でのみ、ゲートの他の入力において信号伝搬がされる場合、他の入力に接続されている他の信号線の通過点を取得し、この通過点によってフォールスパスを指定する。よって、設計された回路の信号線の論理の矛盾が起きる信号値または信号値の組み合わせ組み合わせ要素数の少ないものから順に生成することにより、フォールスパスを構成している信号線の通過点を直接検出することが可能となる。
本発明のフォールスパス検出プログラムでは、設計された回路の信号線の論理の矛盾が起きる信号値または信号値の組み合わせを生成し、信号値の組み合わせを組み合わせ要素数の少ないものから順に生成する。そして、フォールスパスを構成している信号線の通過点を直接検出するようにした。これにより、フォールスパス検出の処理時間を短縮することができる。また、通過点によってフォールスパスを指定することにより、フォールスパスをコンパクトに記述できる。
以下、本発明の原理を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の原理を説明する原理図である。
図に示すように、コンピュータ1は、記憶手段1a、信号値生成手段1b、信号伝搬検査手段1c、通過点取得手段1d、フォールスパス指定手段1e、および記憶装置1fを有している。
記憶手段1aは、設計者によって設計された回路の回路情報を受け付け、記憶装置1fに記憶する。信号値生成手段1bは、設計された回路中の信号線のあり得ない信号値を生成する。信号伝搬検査手段1cは、信号値生成手段1bより生成された信号値を、信号値が生成された信号線と接続されているゲート入力に割り当てる。そして、ゲートの他の入力が、割り当てられた信号値でのみ信号伝搬するか調べる。通過点取得手段1dは、生成された信号値において、ゲートの他の入力で信号伝搬がされる場合、ゲートの他の入力と接続されている他の信号線の通過点を取得する。フォールスパス指定手段1eは、通過点取得手段1dによって取得された通過点によって、フォールスパスを指定する。
これによって、パスごとではなくフォールスパスを構成している信号線の通過点が直接検出されるので、フォールスパス検出の処理時間を短縮することができる。また、通過点によってフォールスパスを指定することにより、フォールスパスをコンパクトに記述できる。
次に、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。本発明のフォールスパス検出プログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成について説明する。
図2は、第1の実施の形態に係るコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。
コンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)10aによって装置全体が制御されている。CPU10aには、バス10gを介してRAM(Random Access Memory)10b、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disc Drive)10c、グラフィック処理装置10d、入力インターフェース10e、および通信インターフェース10fが接続されている。
RAM10bには、CPU10aに実行させるOS(Operating System)のプログラムや、CADプログラム、フォールスパス検出プログラムのアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM10bには、CPU10aによる処理に必要な各種データが保存される。HDD10cには、上記のOSやアプリケーションプログラム、各種データなどが格納される。
グラフィック処理装置10dには、モニタ10hが接続されている。グラフィック処理装置10dは、CPU10aからの命令に従って、画像をモニタ10hの表示画面に表示させる。入力インターフェース10eには、キーボード10iとマウス10jとが接続されている。入力インターフェース10eは、キーボード10iやマウス10jから送られてくる信号を、バス10gを介してCPU10aに送信する。通信インターフェース10fは、図示してないがネットワークを介して接続されている他のコンピュータと通信を行う。
以上のようなコンピュータのハードウェア構成によって、フォールスパス検出プログラムが実行される。
次に、フォールスパス検出プログラムの実行によって、コンピュータ10に実現される機能について説明する。
図3は、第1の実施の形態に係るコンピュータの機能ブロック図である。
コンピュータ10は、フォールスパス検出プログラムを実行することによって、図3に示すような機能ブロックを有する。コンピュータ10は、回路入力部11、定数信号線検出部12、対信号線検出部13、含意関係検出部14、集合含意関係検出部15、組み合わせ生成部16、通過点取得部17、およびフォールスパス出力部18を有している。
回路入力部11は、設計者から回路情報を受け付ける。回路情報は、設計者が設計した回路の情報で、例えば、信号線、回路素子、および回路素子の入出力端子に付与される識別子、信号線と回路素子の接続関係である。回路入力部11は、受け付けた回路情報を、例えば、図2のRAM10bまたはHDD10cに記憶する。
定数信号線検出部12は、設計者から受け付けた回路情報より、定数信号(一定の状態にしかならない信号)が入力される信号線(定数信号線)を検出する。定数信号は、例えば、回路のあるモードでのタイミング解析を行いたい場合に設計者から指定される。
対信号線検出部13は、回路中で常に信号値が等しくなる信号線の対(等価信号線)、あるいは、常に信号値が異なる信号線の対(排他的信号線)を検出する。例えば、ファンアウトされる信号線は等価信号線である。また、信号線にインバータ回路が挿入されている場合、インバータ回路の入力側の信号線と出力側の信号線は排他的信号線である。
含意関係検出部14は、含意関係にある信号線を検出する。例えば、ある信号線sの値がaならばある別の信号線tの値が必ずbであるという含意関係(s=a→t=b)にある信号線を検出する。
集合含意関係検出部15は、大きさk(kは2以上の自然数)の信号線集合と含意関係にある信号線を検出する。例えば、信号線集合(s1,s2,…,sk)の値が(a1,a2,…,ak)ならば、ある別の信号線tの値が必ずbであるという集合含意関係(s1,s2,…,sk)=(a1,a2,…,ak)→t=bにある信号線を検出する。
なお、定数信号線検出部12、対信号線検出部13、含意関係検出部14、および集合含意関係検出部15は、設計者から入力される指示によって動作する。これによって、例えば、定数信号線検出部12と対信号線検出部13のみを動作させることも可能である。
組み合わせ生成部16は、定数信号線検出部12、対信号線検出部13、含意関係検出部14、および集合含意関係検出部15の検出した信号線において、あり得ない信号線値の組み合わせを生成する。組み合わせ生成部16は、生成した信号線値を検出された信号線に出力して、その信号線と接続されているゲート回路に入力する。
通過点取得部17は、あり得ない信号線値によってのみ入力される信号線と接続されているゲート回路の、その信号線以外の他の信号線において信号が伝搬される場合、他の信号線の通過点を取得する。信号線の通過点は、例えば、信号線に付けられた識別子、またはゲート回路の端子で表される。通過点取得部17は、取得した通過点(通過点が2以上であれば通過点間)にパス(信号線)が存在するか判断する。なお、通過点の数は、設計者からの入力によって指定され、通過点取得部17は、指定された数の範囲内で通過点を取得することもできる。
なお、信号が伝搬するとは、信号がゲート回路でブロックされないことをいい、例えば、AND回路の一方に1が入力されると、AND回路の出力は、他方の信号の入力に応じて変化することをいう。ブロックとは、例えば、AND回路の一方に0が入力されると、出力が常に0になり、他方の信号の入力に関係なく一定の出力をすることをいう。
フォールスパス出力部18は、通過点取得部17よりパスが存在すると判断された場合に、通過点をフォールスパス(フォールスパスの通過点)として出力する。出力されたフォールスパスは、例えば、図2のRAM10b、またはHDD10cに記憶され、もしくは、モニタ10hに表示される。また、出力されたパスは、直接タイミング解析に利用される。なお、フォールスパス出力部18は、設計者からの入力によって指定された数だけフォールスパスを出力することができる。このとき、フォールスパス出力部18は、通過点の少ない順にフォールスパスを出力する。
具体的には、組み合わせ生成部16は、定数信号線検出部12より検出された定数信号線のあり得ない値、すなわち、定数信号を否定した否定信号を生成する。組み合わせ生成部16は、定数信号線とつながっているゲート回路に、生成したあり得ない信号線値を入力する。通過点取得部17は、あり得ない信号線値によってのみゲート回路の他の信号線において信号が伝搬される場合、他の信号線の通過点を取得する。通過点取得部17は、取得された通過点にパスが存在するか判断する。フォールスパス出力部18は、通過点取得部17より通過点にパスがあると判断された場合、その通過点をフォールスパスとして出力する。
また、組み合わせ生成部16は、対信号線検出部13より検出された等価信号線、または排他的信号線において、あり得ない組み合わせの信号線値を生成する。組み合わせ生成部16は、生成したあり得ない信号線値を等価信号線、または排他的信号線に接続されているゲート回路の入力に割り当てる。通過点取得部17は、あり得ない信号線値が入力されているゲート回路の他の信号線において信号が伝搬される場合、他の信号の通過点を取得する。通過点取得部17は、取得された通過点間にパスが存在するか判断する。フォールスパス出力部18は、通過点取得部17より通過点間にパスがあると判断された場合、その通過点をフォールスパスとして出力する。
また、組み合わせ生成部16は、含意関係検出部14より検出された含意関係にある信号線において、あり得ない信号線値の組み合わせを生成する。組み合わせ生成部16は、生成したあり得ない信号線値を含意関係にある信号線と接続されたゲート回路に出力する。通過点取得部17は、生成されたあり得ない信号線値によってのみゲート回路の他の信号線において信号が伝搬される場合、他の信号線の通過点を取得する。通過点取得部17は、取得された通過点間にパスが存在するか判断する。フォールスパス出力部18は、通過点取得部17より通過点間にパスがあると判断された場合、その通過点をフォールスパスとして出力する。
また、組み合わせ生成部16は、集合含意関係検出部15より検出された含意関係にある信号線において、あり得ない信号線値の組み合わせを生成する。組み合わせ生成部16は、生成したあり得ない信号線値を含意関係にある信号線と接続されたゲート回路に出力する。通過点取得部17は、生成されたあり得ない信号線値が入力されるゲート回路の他の信号線において信号が伝搬される場合、他の信号線の通過点を取得する。通過点取得部17は、取得された通過点間にパスが存在するか判断する。フォールスパス出力部18は、通過点取得部17より通過点間にパスがあると判断された場合、その通過点をフォールスパスとして出力する。
次に、フォールスパスの検出がされる回路例を示す。
図4は、フォールスパスの検出がされる回路の一例である。
インバータ回路Z1は、信号を入力する端子t1、信号を出力する端子t2を有している。端子t1には、信号線L14が接続され、信号s2が入力される。インバータ回路Z1は、端子t1に入力される信号を反転して端子t2に出力する。
AND回路Z2は、信号を入力する端子t3,t4、信号を出力する端子t5を有している。端子t3は、信号線L2によってインバータ回路Z1の端子t2と接続されている。AND回路Z2は、端子t3,t4に入力される信号の論理積演算をし、端子t5に出力する。
信号線L3には、信号s3が入力される。信号線L3は、信号線L4,L5と接続されている。信号線L4は、AND回路Z2の端子t4と接続されている。
OR回路Z3は、信号を入力する端子t6,t7、信号を出力する端子t8を有している。端子t6は信号線L1が接続され、信号s1が入力される。端子t7は、信号線L6によって、AND回路Z2の端子t5と接続されている。端子t8には、信号線L7が接続されている。信号線L7には、信号線L8,L9が接続されている。OR回路Z3は、端子t6,t7に入力される信号の論理和演算をし、端子t8に出力する。端子t8に出力される信号は、信号線L8から信号o1として出力される。
OR回路Z4は、信号を入力する端子t9,t10、信号を出力する端子t11を有している。端子t9には、信号線L7,L8に接続された信号線L9が接続されている。端子t10には、信号線L3,L4に接続されている信号線L5が接続されている。端子t11は信号線L10が接続されている。OR回路Z4は、端子t9,t10に入力される信号の論理和演算をし、端子t11に出力する。
マルチプレクサZ5は、信号を入力する端子t12〜t14、信号を出力する端子t15を有している。端子t12は信号線L10と接続されている。端子t13は、信号線L11と接続されている。端子t14は信号線L12と接続されている。信号線L11には信号s4が入力される。信号線L12には信号s5が入力される。端子t15は信号線L13と接続されている。マルチプレクサZ5は、端子t14に入力される信号s5に応じて、端子t12,t13に入力されている信号の一方を端子t15から出力する。マルチプレクサZ5は、信号s5が1のとき、端子t13に入力されている信号を端子t15から出力する。マルチプレクサZ5は、信号s5が0のとき、端子t12に入力されている信号を端子t15から出力する。端子t15から出力される信号は、信号線L13から信号o2として出力される。
設計者は、図4に示す設計した回路の回路情報、例えば、回路に入力される信号、回路を構成している素子の種類、素子の入出力端子、素子間を結ぶ信号線をコンピュータ10に入力する。コンピュータ10は、入力された回路情報を基に、図4に示す回路のフォールスパスの検出を行う。
次に、コンピュータ10が処理を実行するときに構築するデータの構成例について説明する。
図5は、定数信号線検出処理によって構築されるデータ構成例である。
図に示すように、定数信号線データ21は、定数信号線の欄、定数信号の欄、およびあり得ない信号線値によってのみ信号伝搬するノードの通過点の欄を有している。定数信号線データ21は、図2のRAM10b、またはHDD10cの記憶装置に構築される。
定数信号線の欄には、フォールスパスの検出がされる回路において、信号線値が一定となる信号線の識別子(例えば、信号線に付与されている名前または番号)が格納される。定数信号の欄には、定数信号線の信号値が格納される。あり得ない信号線値によってのみ信号伝搬するノードの通過点の欄には、信号が伝搬されるノードの通過点が格納される。
定数信号線および定数信号は設計者により入力され、回路入力部11によって定数信号線および定数信号の欄に格納される。信号が伝搬されるノードの通過点は、定数信号線検出部12、組み合わせ生成部16、通過点取得部17によって算出され、信号が伝搬するノードの通過点の欄に格納される。
例えば、図4の回路において、信号線L12を定数信号線、定数信号を0とする。この場合、定数信号線検出部12は、定数信号線の信号線L12を検出する。組み合わせ生成部16は、信号線L12のあり得ない値、すなわち、定数信号の0を否定した1の否定信号を生成する。組み合わせ生成部16は、信号線L12とつながっているマルチプレクサZ5に、生成した否定信号の1を入力する。通過点取得部17は、入力された否定信号において、信号が伝搬されるマルチプレクサZ5の端子t13を、信号が伝搬するノードの通過点として検出し、定数信号線データ21の信号が伝搬するノードの通過点の欄に格納する。
なお、定数信号線データ21のデータ内容を全て記憶装置に記憶する必要はなく、一行処理をしたらそれに対するフォールスパスを出力して、その内容を消去することにより、記憶領域の削減を図ることができる。
図6は、対信号線検出処理によって構築されるデータ構成例である。
図に示すように、対信号線データ22は、ノード1,2および位相差から構成される対信号線の欄、あり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード対の通過点の欄、およびあり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード対を通るパスが存在の欄を有している。対信号線データ22は、図2のRAM10b、またはHDD10cの記憶装置に構築される。
対信号線の欄のノード1,2には、信号値が同じになる信号線(等価信号線)の識別子および信号値が異なる信号線(排他的信号線)が格納される。位相差には、信号線を伝搬する信号の位相差が格納される。0で位相差0を示し、1で位相差πを示す。あり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード対の通過点の欄には、信号が伝搬されるノードの通過点が格納される。あり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード対を通るパスが存在の欄には、信号が伝搬するノード対の通過点間に、パスが存在するか否かの情報が0,1によって格納される。0でパスが存在しないことを示す。1でパスが存在することを示す。
図4の例では、対信号線検出部13より、等価信号線である信号線L4,L5、信号線L8,L9、信号線L8,L13、および排他的信号線である信号線L2,L14が検出される。検出された信号線は、信号値の位相差とともに、対信号線データ22の対信号線の欄に格納される。組み合わせ生成部16は、等価信号線および排他的信号線のあり得ない組み合わせの信号線値を生成する。例えば、信号線L4,L5において、それぞれ1,0を生成する。通過点取得部17は、生成された信号線値が入力されるゲート回路の信号線と対になっている他の信号線において信号が伝搬される場合、他の信号線の通過点を取得する。例えば、信号線L4が1であるので、信号線L2の信号は伝搬される。また、信号線L5が0であるので、信号線L9の信号は伝搬される。従って、信号が伝搬されるノード対の通過点として、端子t3,t9が取得される。通過点取得部17は、信号が伝搬するノード対の通過点を通るパスがある場合、あり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード対を通るパスが存在の欄に1を格納する。
なお、対信号線データ22のデータ内容を全て記憶装置に記憶する必要はなく、一行処理をしたらそれに対するフォールスパスを出力して、その内容を消去することにより、記憶領域の削減を図ることができる。
図7は、含意信号線検出処理によって構築されるデータ構成例である。
図に示すように、含意信号線データ23は、ノード、値から構成される含意元の欄、ノード、値から構成される含意先の欄、あり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード対の通過点の欄、およびあり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード対を通るパスが存在の欄を有している。含意信号線データ23は、図2のRAM10b、またはHDD10cの記憶装置に構築される。
含意元の欄のノードには、含意元の信号線の識別子が格納される。含意元の欄の値には、含意元の信号線の信号値が格納される。含意先の欄のノードには、含意先の信号線の識別子が格納される。含意先の欄の値には、含意元の条件において、含意先が取り得る信号線の信号値が格納される。あり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード対の通過点の欄には、信号が伝搬するノードの通過点が格納される。あり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード対を通るパスが存在の欄には、信号が伝搬するノード対の通過点間に、パスが存在するか否かの情報が0,1によって格納される。0でパスが存在しないことを示す。1でパスが存在することを示す。
例えば、図4の回路において、含意関係検出部14より、信号線L2が0ならば信号線L6が0という含意関係が検出され、含意信号線データ23の含意元、含意先の欄に格納される。組み合わせ生成部16は、信号線L2が0、信号線L6が1のあり得ない信号線値を生成する。通過点取得部17は、生成されたあり得ない信号線値において、信号が伝搬する端子t6を取得し、あり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード対の通過点の欄に格納する。通過点取得部17は、端子t4,t6の間にパスがないので、信号が伝搬するノード対を通るパスが存在しないと判断し、含意信号線データ23のあり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード対を通るパスが存在の欄に0を格納する。
なお、含意信号線データ23のデータ内容を全て記憶装置に記憶する必要はなく、一行処理をしたらそれに対するフォールスパスを出力して、その内容を消去することにより、記憶領域の削減を図ることができる。
図8は、集合含意信号線検出処理によって構築されるデータ構成例である。
図に示すように、集合含意信号線データ24は、含意元の欄、ノード、値から構成される含意先の欄、あり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード集合の欄、およびあり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード集合を通るパスが存在の欄を有している。集合含意信号線データ24は、図2のRAM10b、またはHDD10cの記憶装置に構築される。
含意元の欄には、集合含意関係の含意元となる信号線の識別子が格納される。含意先の欄のノードには、含意先の信号線の識別子が格納される。含意先の値の欄には、含意元の条件において、含意先の信号線が取り得る信号値が格納される。あり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード集合の欄には、含意関係において、信号が伝搬するノードの通過点が格納される。あり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード集合を通るパスが存在の欄には、信号が伝搬する通過点間にパスが存在するか否かの情報が0,1によって格納される。0でパスが存在しないことを示す。1でパスが存在することを示す。
図4の例では、集合含意関係検出部15より、大きさkの信号線集合とある信号線の含意関係が検出される。含意関係は、集合含意信号線データ24の含意元、含意先の欄に格納される。組み合わせ生成部16は、検出した含意関係のあり得ない組み合わせの信号線値を生成する。通過点取得部17は、生成された信号線値が入力されるゲート回路の信号線と対になっている他の信号線において信号が伝搬される場合、他の信号線の通過点を取得し、集合含意信号線データ24の信号が伝搬するノード集合の欄に格納する。通過点取得部17は、信号が伝搬するノード対の通過点間を通るパスがある場合、集合含意信号線データ24のあり得ない信号線値によってのみ信号が伝搬するノード集合を通るパスが存在の欄に1を格納する。
なお、集合含意信号線データ24のデータ内容を全て記憶装置に記憶する必要はなく、一行処理をしたらそれに対するフォールスパスを出力して、その内容を消去することにより、記憶領域の削減を図ることができる。
以下、図3の機能ブロック図の動作について説明する。
図9,図10は、図3の機能ブロック図の処理の流れを示したフローチャートである。
まず、フローチャートの概略から説明する。フォールスパスの検出がされる回路の例を図4の回路とする。ステップS1では、フォールスパスの検出対象となる回路の回路情報と、ステップS12の処理におけるk対1の含意関係の、kの最大値kmaxの入力を受け付ける。なお、kmaxは入力されなくてもよい。
ステップS2〜S4では、あり得ない信号線値の組み合わせの中で要素数が最も少ない要素数1の組み合わせ、すなわち、定数信号線に対するフォールスパスの検出が行われる。あり得ない信号線値の信号線がつながっているゲート回路の、他の信号線の通過点を用いてフォールスパスを表し出力する。
ステップS5〜S10では、あり得ない信号線値の組み合わせの中で次に要素数の少ない要素数2の組み合わせ、すなわち、2信号線間の関係に対するフォールスパスの検出が行われる。2信号線間の関係には、等価関係、等価関係の否定である排他的関係、および含意関係の3つがある。等価関係、排他関係に対するフォールスパスの検出は、ステップS5〜S7で行われる。含意関係に対するフォールスパスの検出は、ステップS8〜S10で行われる。
ステップS11〜S16では、あり得ない信号線値の組み合わせで要素数が3以上、すなわち、集合含意関係に対するフォールスパスの検出が行われる。なお、要素数を順に大きくしながらk(k≧2)対1の含意関係におけるフォールスパスの検出を行う。
以下、詳細に説明する。図3の機能ブロック図は、以下のステップに従って処理を実行する。
ステップS1において、回路入力部11は、設計者から回路情報とkmaxの入力を受け付ける。なお、入力された回路情報において、図4の信号線L12に入力される信号s5は、あらかじめ定数0に固定されているものとする。
ステップS2において、定数信号線検出部12は、図4の回路において、未検出の定数信号線があるか判断する。未検出の定数信号線があれば、ステップS3へ進む。未検出の定数信号線がなければステップS5へ進む。
ステップS3において、組み合わせ生成部16は、定数信号線検出部12により検出された定数信号線のあり得ない信号値を生成し、定数信号線と接続されているゲート回路に出力する。通過点取得部17は、生成された信号値においてゲート回路の他の信号線の信号が伝搬される場合、他の信号線の通過点を取得する。通過点取得部17は、通過点にパスが存在するか判断する。
例えば、図4において、ステップS1で入力された回路情報より、信号線L12が定数0の定数信号線である。よって、定数信号線検出部12は、信号線L12を定数信号線として検出する。組み合わせ生成部16は、信号線L12のあり得ない信号線値として、定数0の否定をとった1を生成し、マルチプレクサZ5の端子t14に出力する。このとき、マルチプレクサZ5と接続されている他の信号線L11の信号は伝搬される。従って、通過点取得部17は、信号線L11と接続されている端子t13を通過点として取得する。端子t13を通過するパスは、論理的なフォールスパスである。ここで、さらに遅延を考慮して従来のフォールスパス検出をする場合には、端子t13,t14の遅延関係をさらに調べて本当のフォールスパスか否か判断する。
ステップS4において、フォールスパス出力部18は、通過点取得部17より通過点にパスが存在すると判断された場合、その通過点をフォールスパスの集合として出力する。上記例では、フォールスパスの集合は、信号線L11の通過点である端子t13を用いて{t13}と表される。ステップS4において出力されるフォールスパスを表す通過点指定は、必ず最小値の1となる。なお、定数信号線検出部12は、上記のように指定された定数の他、指定された定数値を伝搬して得られる定数信号線および回路の動作により定数0しか取り得ない定数信号線も検出する。
ステップS5において、対信号線検出部13は、等価信号線対および排他的信号線対を検出する。検出対象があればステップS6へ進む。検索対象がなければステップS8へ進む。
ステップS6において、組み合わせ生成部16は、等価信号線対および排他的信号線対を検出し、その信号線対においてあり得ない信号線値の組み合わせを生成する。組み合わせ生成部16は、生成したあり得ない組み合わせの信号値を等価信号線対および排他的信号線対に接続されているゲート回路に出力する。通過点取得部17は、あり得ない信号値によって、ゲート回路の他の信号線の信号が伝搬される場合、他の信号線の通過点を取得する。通過点取得部17は、取得した通過点にパスが存在するか判断する。
例えば、図4の回路において、信号線L3のファンアウトである信号線L4,L5は、等価信号線対である。信号線L3に定数値が伝搬すると、等価関係においてあり得ない信号線値の組み合わせは信号線L4の信号≠信号線L5の信号となる組み合わせである。信号線L4を入力しているゲート回路はAND回路Z2で、信号線L5を入力しているゲート回路はOR回路Z4である。ここで、AND回路Z2の無制御値(non-controlling Value)は0で、OR回路Z4の無制御値は1である。すなわち、AND回路Z2、OR回路Z4において、端子t3,t9に入力される信号を伝搬する信号線L4,L5の信号値はそれぞれ1,0であり、これはあり得ない信号値であるので、AND回路Z2の端子t4以外の端子t3と、OR回路Z4の端子t10以外の端子t9が通過点として取得される。端子t3,t9にパスが存在すればそれは論理的フォールスパスである。インバータ回路Z1の出力の端子t2とOR回路Z4の入力の端子t9との間でパスが存在するかどうか調べると、信号線L2,L6,L7,L9というパスが存在する。
ステップS7において、フォールスパス出力部18は、通過点取得部17より通過点にパスが存在すると判断された場合、その通過点をフォールスパスの集合として出力する。上記例では、フォールスパスの集合は、信号線L2,L9の通過点である端子t3,t9を用いて{t3,t9}と表される。よって、通過点{t3,t9}を通るパス集合は論理的フォールスパスである。ここで、さらに遅延を考慮してフォールスパス解析をする場合には、端子t3と端子t4、端子t9と端子t10の遅延関係をさらに調べて本当のフォールスパスか否かを判断する。なお、ステップS7で出力されるフォールスパスは、指定される通過点の数が必ず2であるパスである。
ステップS8において、含意関係検出部14は、含意関係にある信号線を検出する。検出対象があればステップS9へ進む。検出対象がなければステップS11へ進む。
ステップS9において、組み合わせ生成部16は、検出された含意関係にある信号線においてあり得ない組み合わせの信号線値を生成する。組み合わせ生成部16は、生成したあり得ない信号線値を含意関係にある信号線と接続されたゲート回路に出力する。組み合わせ生成部16は、ゲート回路の他の信号線において信号が伝搬される場合、他の信号線の通過点を取得する。通過点取得部17は、取得された通過点間にパスが存在するか判断する。
例えば、図4の回路において、信号線L2=0ならば信号線L6=0という含意関係がある。この含意関係では、あり得ない信号線値の組み合わせは、(L2,L6)=(0,1)である。そして、信号が伝搬される信号線の通過点は、端子t6である。なお、AND回路Z2の信号線L2に対する入力の端子t4と、OR回路Z3の信号線L6に対する入力の端子t6の通過点間にはパスがない。
ステップS10において、フォールスパス出力部18は、通過点取得部17より通過点にパスが存在すると判断された場合、その通過点をフォールスパスの集合として出力する。なお、上記例では、通過点にパスが存在しないので、フォールスパスの集合は出力されない。
ステップS11において、集合含意関係検出部15は、変数kに2を代入する。変数kに代入される値は、ユーザによって変更することができる。
ステップS12において、集合含意関係検出部15は、変数kがkmax以下かまたは最大ゲート段数以下かを判断する。変数kがkmax以下かまたは最大ゲート段数以下であればステップS13へ進む。変数kがkmax以下かまたは最大ゲート段数以下でなければ、処理を終了する。
ステップS13において、集合含意関係検出部15は、未検出のk対1の含意関係にある信号線が存在するか判断する。未検出の含意関係がなければステップS14へ進む。未検出の含意関係があればステップS15へ進む。k対1の含意関係の検出は、例えば、k=2であれば、図4の回路において、L1=1かつL12=0ならばL13=1という関係を検出する。そして、上記ステップS9,S10と同様のステップS15,S16の処理によって、含意関係に対するフォールスパスを生成する。
ステップS14は、集合含意関係検出部15は、変数kに1を加算する。
ステップS15において、組み合わせ生成部16は、検出された含意関係にある信号線においてあり得ない組み合わせの信号線値を生成する。組み合わせ生成部16は、生成したあり得ない信号線値を含意関係にある信号線と接続されたゲートの入力に割り当て、その入力によってのみ、ゲート回路の他の信号線において信号が伝搬される場合、他の信号線の通過点を取得する。通過点取得部17は、取得された通過点間にパスが存在するか判断する。
ステップS16において、フォールスパス出力部18は、通過点取得部17より通過点にパスが存在すると判断された場合、その通過点をフォールスパスの集合として出力する。
なお、図9,10に示してないが、ステップS2〜S4、ステップS5〜S7、ステップS8〜S10、ステップS11〜S16の個々の処理のみ実行することもできる。また、設計者からの指示によって、ステップS2〜S4、ステップS5〜S7、ステップS8〜S10、ステップS11〜S16の処理を選択して実行することもできる。また、設計者からの入力によって指定された数だけフォールスパスを出力することもできる。
このように、定数信号線検出部12、対信号線検出部13、含意関係検出部14、および集合含意関係検出部15により、回路中のあり得ない信号線値の組み合わせを生成することにより、遅延値を考慮せずに複数のパスを同時に検出することができるため、パスの数え上げや遅延値の数え上げによる計算時間の爆発を避けることができる。
また、信号線の通過点によってフォールスパスを指定することにより、フォールスパスをコンパクトに記述できる。
また、入力ベクトルの数え上げによる場合は、2のn乗(n:自然数)個の入力ベクトルそれぞれに対して解析をする必要があり、それより少ない数の入力ベクトルに対してのみ解析を行うと、解析でカバーしていない回路動作があるということで回路遅延の過小評価につながる。本発明では、あり得ない信号値の組み合わせ数や組み合わせの要素数を増減することにより、回路遅延の過小評価を行うことなく検出能力を柔軟に変えることができる。
また、定数信号線検出部12、対信号線検出部13、含意関係検出部14、集合含意関係検出部15の順に回路中のあり得ない信号値の組み合わせ要素数の少ないものから数え上げることにより、通過点数の指定の少ないフォールスパスから順に数え上げることができるため、その順番でフォールスパス出力できる。通過点の数は、フォールスパスを利用するタイミング最適化システムやタイミング解析システムの処理速度に指数的に影響するため、フォールスパスを利用する側にとって都合のよいフォールスパスを生成することができる。さらに、外部から生成するフォールスパス数を指定することにより、その数で最も都合のよいフォールスパスの集合を生成することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。第2の実施の形態に係るコンピュータでは、通過点の指定により記述されたフォールスパスの記述量の圧縮にも用いることができる。コンピュータは、通過点指定により記述されたフォールスパスを受け付け、指定された通過点の信号線のみに対して、図9,10に示したフローチャートと同様の処理を行う。そして、コンピュータは、入力されたフォールスパスの記述量を減らしたフォールスパスの記述を出力する。
図11は、第2の実施の形態に係るコンピュータの機能ブロック図である。
図に示すようにコンピュータ30は、フォールスパス集合入力部31、フォールスパス信号線値生成部32、フォールスパス生成部33、およびフォールスパス指定部34を有している。
フォールスパス集合入力部31は、設計者から通過点指定により記述されたフォールスパスを受け付ける。
フォールスパス信号線値生成部32は、通過点指定によって指定されたフォールスパスが通過する信号線においてのみ、あり得ない信号線値の組み合わせを要素数の少ないものから順に生成する。
フォールスパス生成部33は、あり得ない信号線値の組み合わせに対応するフォールスパスを生成する。
フォールスパス指定部34は、フォールスパスを信号線値の組み合わせの要素数と同じ数の通過点で指定し出力する。
第2の実施の形態では、回路情報のかわりに通過点指定により記述されたフォールスパスがコンピュータ30に入力される。図9,図10に示したフローチャートのステップS1において、通過点指定により記述されたフォールスパスが入力されることとなる。そして、第1の実施の形態と同様の処理が、入力されたフォールスパスの信号線において行われる。例えば、図4の回路において、{t1,t2,t3,t5,t7,t8,t9,t11,t12,t15}という通過点によりフォールスパスを指定したとする。このフォールスパスをコンピュータ30に入力すると、この信号線間のみにおいてフォールスパスの検出が行われ、{t3,t9}という通過点指定の記述が圧縮されたフォールスパス記述が出力される。
このように、通過点指定によりフォールスパスの信号線を指定し、その信号線についてフォールスパスの検出をするようにした。これにより、入力されたフォールスパスの記述は圧縮されて出力され、回路中のフォールスパスの位置をより特定して知ることが可能となる。
(付記1) 設計された回路のフォールスパスを検出するフォールスパス検出プログラムにおいて、
コンピュータを、
前記回路の回路情報を受け付け記憶装置に記憶する記憶手段、
前記回路中の信号線のあり得ない信号値を生成する信号値生成手段、
前記信号線と接続されているゲート入力に前記信号値を割り当て、前記ゲートの他の入力が前記信号値でのみ信号伝搬するか調べる信号伝搬検査手段、
前記信号伝搬がされる場合、前記他の入力に接続されている他の信号線の通過点を取得する通過点取得手段、
前記通過点によってフォールスパスを指定するフォールスパス指定手段、
として機能させることを特徴とするフォールスパス検出プログラム。
(付記2) 前記信号値生成手段は、前記信号線に印加されている定数信号から前記信号値を生成することを特徴とする付記1記載のフォールスパス検出プログラム。
(付記3) 前記信号値生成手段は、前記回路中の同じ信号値をとる等価信号線に印加される等価信号または前記回路中の異なる信号値をとる排他的信号線に印加される排他信号から前記あり得ない信号値を生成することを特徴とする付記1記載のフォールスパス検出プログラム。
(付記4) 前記信号値生成手段は、含意関係にある前記信号線に印加される含意信号から前記信号値を生成することを特徴とする付記1記載のフォールスパス検出プログラム。
(付記5) 前記信号値生成手段は、前記あり得ない信号値の組み合わせを、組み合わせ要素数の少ないものから順に生成することを特徴とする付記1記載のフォールスパス検出プログラム。
(付記6) 前記信号値生成手段は、
前記信号線に与えられている定数信号から前記信号値を生成する信号生成手段と、
前記回路中の等価信号線に印加される等価信号または前記回路中の排他的信号線に印加される排他信号から前記信号値を生成する対信号生成手段と、
含意関係にある前記信号線に印加される含意信号から前記信号値を生成する含意信号生成手段と、
前記信号値が、前記信号生成手段、前記対信号生成手段、前記含意信号生成手段から順に生成されるよう制御する生成制御手段と、
を有することを特徴とする付記1記載のフォールスパス検出プログラム。
(付記7) 前記定数信号は、外部から指定することができることを特徴とする付記6記載のフォールスパス検出プログラム。
(付記8) 前記通過点の数は、外部からの入力によって指定され、前記通過点取得手段は、前記数の範囲内で前記通過点を取得することを特徴とする付記1記載のフォールスパス検出プログラム。
(付記9) 外部からの入力によって指定された数だけ前記フォールスパスを出力し、かつ前記通過点の少ない順に出力することを特徴とする付記1記載のフォールスパス検出プログラム。
(付記10) 前記回路情報は、通過点により指定されたフォールスパスであることを特徴とする付記1記載のフォールスパス検出プログラム。
(付記11) 設計された回路のフォールスパスを検出するフォールスパス検出装置において、
前記回路中の信号線のあり得ない信号値を生成する信号値生成手段と、
前記信号線と接続されているゲート入力に前記信号値を割り当て、前記ゲートの他の入力が前記信号値でのみ信号伝搬するか調べる信号伝搬検査手段と、
前記信号伝搬がされる場合、前記他の入力に接続されている他の信号線の通過点を取得する通過点取得手段と、
前記通過点によってフォールスパスを指定するフォールスパス指定手段と、
を有することを特徴とするフォールスパス検出装置。
(付記12) 設計された回路のフォールスパスをコンピュータによって検出するフォールスパス検出方法において、
前記回路の回路情報を受け付け記憶手段で記憶装置に記憶し、
前記回路中の信号線のあり得ない信号値を信号値生成手段で生成し、
前記信号線と接続されているゲート入力に前記信号値を割り当て、前記ゲートの他の入力が前記信号値でのみ信号伝搬するか信号伝搬検査手段で調べ、
前記信号伝搬がされる場合、前記他の入力に接続されている他の信号線の通過点を通過点取得手段で取得し、
前記通過点によってフォールスパスをフォールスパス指定手段で指定する、
ことを特徴とするフォールスパス検出方法。
本発明の原理を説明する原理図である。 第1の実施の形態に係るコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るコンピュータの機能ブロック図である。 フォールスパスの検出がされる回路の一例である。 定数信号線検出処理によって構築されるデータ構成例である。 対信号線検出処理によって構築されるデータ構成例である。 含意信号線検出処理によって構築されるデータ構成例である。 集合含意信号線検出処理によって構築されるデータ構成例である。 図3の機能ブロック図の処理の流れを示したフローチャートである。 図3の機能ブロック図の処理の流れを示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係るコンピュータの機能ブロック図である。
符号の説明
1,10 コンピュータ
1a 記憶手段
1b 信号値生成手段
1c 信号伝搬検査手段
1d 通過点取得手段
1e フォールスパス指定手段
1f 記憶装置
11 回路入力部
12 定数信号線検出部
13 対信号線検出部
14 含意関係検出部
15 集合含意関係検出部
16 組み合わせ生成部
17 通過点取得部
18 フォールスパス出力部
31 フォールスパス集合入力部
32 フォールスパス信号線値生成部
33 フォールスパス生成部
34 フォールスパス指定部

Claims (4)

  1. 設計された回路のフォールスパスを検出するフォールスパス検出プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記回路の回路情報を受け付け記憶装置に記憶する記憶手段、
    前記回路中の信号線の論理の矛盾が起きる信号値または前記信号値の組み合わせを生成する信号値生成手段、
    前記信号線と接続されているゲート入力に前記信号値を割り当て、前記ゲートの他の入力が前記信号値でのみ信号伝搬するか調べる信号伝搬検査手段、
    前記信号伝搬がされる場合、前記他の入力に接続されている他の信号線の通過点を取得する通過点取得手段、
    前記通過点によってフォールスパスを指定するフォールスパス指定手段、として機能させ、
    前記信号値生成手段は、前記信号値の組み合わせを、組み合わせ要素数の少ないものから順に生成する、
    ことを特徴とするフォールスパス検出プログラム。
  2. 前記信号値生成手段は、前記信号線に印加されている定数信号から前記信号値を生成することを特徴とする請求項1記載のフォールスパス検出プログラム。
  3. 前記信号値生成手段は、前記回路中の同じ信号値をとる等価信号線に印加される等価信号または前記回路中の異なる信号値をとる排他的信号線に印加される排他信号から論理の矛盾が起きる前記信号値または前記信号値の組み合わせを生成することを特徴とする請求項1記載のフォールスパス検出プログラム。
  4. 前記信号値生成手段は、含意関係にある前記信号線に印加される含意信号から前記信号値を生成することを特徴とする請求項1記載のフォールスパス検出プログラム。
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