JP4126269B2 - 遠心式流体機械 - Google Patents

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Description

本発明は遠心式流体機械、特に舶用過給機、自動車用過給機、航空用ガスタービンなどに用いられる遠心圧縮機に関するものである。
従来の遠心圧縮機としては、ディフューザの対向する壁面(シュラウド壁面およびハブ側壁面)に、複数の溝を放射状に有したものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特許第3225197号公報(図1)
この特許文献1に記載された発明は、ディフューザの対向する壁面に、複数の溝を放射状に形成し、この溝の内部に半径方向の圧力勾配により内向きの流れを誘起させ、その分だけ主流の流量を増加させて、高流量時と同様な流れを実現することによりディフューザの失速を抑制しようとしたものである。
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、ディフューザの失速をある程度低減させることができても、さらなる低減を図ることは不十分であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ディフューザにおける失速限界を低流量側に拡げることができるとともに、広い流量範囲にわたって安定して運転させることのできる遠心式流体機械を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
請求項1に記載の遠心式流体機械は、複数枚のブレード、およびこれら複数枚のブレードの根元部に配置されるハブを有するインペラと、前記インペラの下流側に設けられるとともに、対向するシュラウド壁面およびハブ側壁面との間に複数枚のベーンを有するディフューザとを具備する遠心式流体機械であって、前記シュラウド側壁面および前記ハブ側壁面のうち、少なくとも一方の壁面に、前記ベーンの半径方向外側面と半径方向内側面とを連通する少なくとも一つの連通溝が設けられているとともに、前記連通溝の深さが、前記ベーンの前縁から後縁に向かって漸次浅くなるように形成されていることを特徴とする。
このような遠心式流体機械によれば、連通溝によりベーンの半径方向外側面から半径方向内側面に、すなわち、圧力の高い圧力面(背側面)側から圧力の低い負圧面(腹側面)側に、圧力差による流体の流れが生じる。この圧力差による流体の流れは、ベーンの半径方向内側面から遠ざかっていく際、このベーンの半径方向内側面の近傍に滞留する流体を一緒に引き連れてベーンの半径方向内側面から遠ざかっていくこととなる。言い換えれば、連通溝を通過してきた流体の流れによりベーンの半径方向内側面の近傍に滞留する流体が吸い出される(エジェクタ効果)ため、ベーンの半径方向内側面に形成された境界層の厚さが減少することになる。
また、このような遠心式流体機械によれば、連通溝の内部に入り込んだ主流は、連通溝の下流側の壁面と鋭角的に衝突した後、当該連通溝の外に出ていくこととなる。
請求項2に記載の遠心式流体機械は、前記ベーンの半径方向内側面の近傍に滞留する流体を前記連通溝に導くための溝が、前記ベーンの半径方向内側面に複数本設けられていることを特徴とする。
このような遠心式流体機械によれば、ベーンの半径方向内側面の近傍、特にベーンの高さ方向において中央部に滞留する流体が、溝を通って連通溝の方に導かれるようになっている。
請求項3に記載の遠心式流体機械は、複数枚のブレード、およびこれら複数枚のブレードの根元部に配置されるハブを有するインペラと、前記インペラの下流側に設けられるとともに、対向するシュラウド壁面およびハブ側壁面との間に複数枚のベーンを有するディフューザとを具備する遠心式流体機械であって、前記シュラウド側壁面および前記ハブ側壁面のうち、少なくとも一方の壁面と近接する前記ベーンの端部に、前記ベーンの半径方向外側面と半径方向内側面とを連通する少なくとも一つの連通孔が設けられているとともに、前記ベーンの半径方向内側面の近傍に滞留する流体を前記連通溝または前記連通孔に導くための溝が、前記ベーンの半径方向内側面に複数本設けられていることを特徴とする。
このような遠心式流体機械によれば、連通孔によりベーンの半径方向外側面から半径方向内側面に、すなわち、圧力の高い圧力面(背側面)側から圧力の低い負圧面(腹側面)側に、圧力差による流体の流れが生じる。この圧力差による流体の流れは、ベーンの半径方向内側面から遠ざかっていく際、このベーンの半径方向内側面の近傍に滞留する流体を一緒に引き連れてベーンの半径方向内側面から遠ざかっていくこととなる。言い換えれば、連通孔を通過してきた流体の流れによりベーンの半径方向内側面の近傍に滞留する流体が吸い出される(エジェクタ効果)ため、ベーンの半径方向内側面に形成された境界層の厚さが減少することになる。
また、このような遠心式流体機械によれば、ベーンの半径方向内側面の近傍、特にベーンの高さ方向において中央部に滞留する流体が、溝を通って連通孔の方に導かれるようになっている。
請求項4に記載の遠心式流体機械は、前記連通溝または前記連通孔が、前記ベーンの翼型中心線にたてられた法線に対して傾斜するとともに、前記連通溝または前記連通孔の延在方向と、前記ベーン間を通過する主流の流れ方向とが鋭角をなすように設けられていることを特徴とする。
このような遠心式流体機械によれば、連通溝または連通孔を通過する圧力差による流体の流れ方向と、ディフューザのベーン間を通過する主流の流れ方向とのなす角が鋭角になるように、連通溝または連通孔が形成されている。これにより、連通溝または連通孔を通過してきた流体およびこの流体により吸い出されたベーンの半径方向内側面の近傍に滞留していた流体が、速度の速い主流に効率よく(少ない抵抗で)引きずられていき、ベーンの半径方向内側面に形成された境界層の吸い出しが促進される。
請求項5に記載の遠心式流体機械は、前記連通溝または前記連通孔が、前記ベーンの前縁からスロートの間に設けられていることを特徴とする。
このような遠心式流体機械によれば、境界層が形成される部分にのみ連通溝または連通孔が形成されているので、主流がディフューザのベーン間を通過していくときの運動エネルギーの損失が抑制される。
本発明によれば、ディフューザにおける失速限界を低流量側に拡げることができるとともに、広い流量範囲にわたって安定して運転させることができる。
以下、本発明による遠心式流体機械(以下、遠心圧縮機を例に挙げて説明する)の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図6に示すように、遠心圧縮機10は、インペラ11と、ディフューザ21とを主たる要素として構成されたものである。
インペラ11は、複数枚のブレード12と、これらブレード12の根元部Rに配置されたハブ13とを有するとともに、ブレード12はそれぞれ、ハブ13の小径側端部13aにその前縁LEが位置するとともに、ハブ13の大径側端部13bにその後縁TEが位置するようにハブ13の表面上に設けられている。
なお、図において符号14は、ブレード12の先端側を覆うように配置されたシュラウドを示している。
ディフューザ21は、前述したインペラ11の下流側に設けられるとともに、対向するシュラウド壁面22およびハブ側壁面23との間に複数枚のベーン24を有するものであり、インペラ11を通過した流体の有する運動エネルギーを圧力エネルギーに変換するものである。
図1はハブ側壁面23からシュラウド側壁面22を見た図であり、ディフューザ21の入り口部分を示す要部拡大平面図である。
本実施形態では、ハブ側壁面23に比べて境界層の厚さが厚くなるシュラウド側壁面22に、ベーン24の半径方向外側面24aと半径方向内側面24bとを連通する少なくとも1つの連通溝(本実施形態では5つの連通溝)25が設けられている。
これら連通溝25は、ベーン24の前縁部、具体的にはベーン24の前縁LE1からスロート26の間、すなわちインペラ11の回転軸線C(図6参照)から距離R1,R2間に設けられている。
図1に示すように、各連通溝25はその平面視形状において、ベーン24の前縁LE1側(上流側)が直線状に形成されているとともに、後縁側が円弧状に形成されているものである。
また、各連通溝25の前縁LE1側が形成する直線と、ベーン24の翼型中心線L1にたてられた法線L2とのなす角αが鋭角、望ましくは45度以上となるように設定されている。
なお、図1において符号βはベーン24の取付角を示しており、一般的には20度〜30度の範囲で設定されている。
図2(a)は図1のII−II矢視断面図であり、図2(b)は図2(a)の円Aで囲んだ部分を拡大した要部拡大断面図である。
図2に示すように、各連通孔25は、その断面視形状が三角形を有するように形成されており、θ1が60度から90度、θ2が10度から40度となるように設定されている。
以上説明したような連通溝25を設けることにより、図3に示すように、ベーン24の半径方向外側面24aから半径方向内側面24bに、すなわち、圧力の高い圧力面(背側面)側から圧力の低い負圧面(腹側面)側に、圧力差による流体の流れ(図3において実線矢印で示す流れ)が生じる。この圧力差による流体の流れは、ベーン24の半径方向内側面24bから遠ざかっていく際、このベーン24の半径方向内側面24bの近傍に滞留する流体を一緒に引き連れて(図3(b)において破線矢印で示す流れを生じさせて)ベーン24の半径方向内側面24bから遠ざかっていくこととなる。言い換えれば、連通溝25を通過してきた流体の流れによりベーンの半径方向内側面24bの近傍に滞留する流体が吸い出される(エジェクタ効果)ようになるため、ベーン24の半径方向内側面24bに形成された境界層の厚みを減少させることができて、ディフューザ21における失速限界を低流量側に拡げることができるとともに、広い流量範囲にわたって安定して運転させることができるようになる。
また、連通溝25を通過する圧力差による流体の流れ方向と、ディフューザ21のベーン24間を通過する主流の流れ方向とのなす角が鋭角になるように、連通溝25が形成されており、連通溝25を通過してきた流体およびこの流体により吸い出されたベーン24の半径方向内側面24bの近傍に滞留していた流体が、速度の速い主流に効率よく(少ない抵抗で)引きずられていくこととなるので、ベーン24の半径方向内側面24bに形成された境界層の吸い出しが促進され、境界層の厚みをさらに減少させることができて、ディフューザ21における失速限界を低流量側にさらに拡げることができるとともに、より広い流量範囲にわたって安定して運転させることができるようになる。
さらに、連通溝25は、ベーン24の前縁LE1からスロート26の間にのみ設けられているので、主流がディフューザ21のベーン24間を通過していくときの運動エネルギーの損失を抑制することができ、効率の低減を抑制することができる。
さらにまた、連通溝25の深さは、ベーン24の前縁LE1から後縁に向かって漸次浅くなるように形成されており、連通溝25の内部に入り込んだ主流は、連通溝25の下流側の壁面と鋭角的に衝突した後、当該連通溝25の外に出ていくこととなるので、衝突による主流の圧力損失を最小とすることができ、効率の低減を抑制することができる。
図4に示すように、ベーン24の半径方向内側面24bに、複数本(たとえば15本)の溝27が設けられているとさらに好適である。
図4に示すように、これら溝27は各連通溝25に対してそれぞれ3本ずつ設けられている。また、各溝27はベーン24の高さ方向における略中央部からシュラウド側壁面22に向かって真っ直ぐに延びるとともに、ベーン24の中央部側に位置する溝27の端部がシュラウド側壁面22の側に位置する溝27の端部よりもベーン24の前縁LE1側に位置するように形成されている。
このような溝27を設けることにより、半径方向内側面24bの近傍に滞留する流体がこれら溝27の内部を通って連通溝25に効率よく導かれることとなるので、境界層の厚みをさらに減少させることができて、ディフューザ21における失速限界を低流量側にさらに拡げることができるとともに、より広い流量範囲にわたって安定して運転させることができるようになる。
つぎに、本発明による遠心式流体機械の他の実施形態について、図5を参照しながら説明する。
本実施形態は、図1から図3を用いて説明した実施形態における連通溝25を連通孔35としている点で前述した実施形態と異なり、その他の構成要素は前述した実施形態と同じであるので、ここでは連通孔35についてのみ説明することにする。
連通孔35は、ベーン34の一端部(シュラウド側壁面32側の端部)に設けられ、ベーン34の半径方向外側面34aと半径方向内側面34bとを連通する貫通孔である。連通孔35は、半径方向外側面34aおよび半径方向内側面34bで、それぞれ平面視矩形状に開口している。
また、連通孔35の上流側の壁面(ベーン34の前縁LE1側の壁面)35aと下流側の壁面(ベーン34の後縁側の壁面)35b、およびこれら壁面35a,35bを結ぶ壁面(図5において上側に位置する壁面)35cとシュラウド側壁面32は、それぞれ平行になるように形成されている。
さらに、連通孔35の上流側の壁面35aは、前述した連通溝25の前縁LE1側が形成する直線同様、ベーン34の翼型中心線にたてられた法線とのなす角α(図1参照)が鋭角、望ましくは45度以上となるように設定されている。
なお、本実施形態においてシュラウド側壁面32には、何ら特別な細工はなされていない。
以上説明したような連通孔35を設けることにより、前述した実施形態同様、ベーン34の半径方向外側面34aから半径方向内側面34bに、すなわち、圧力の高い圧力面(背側面)側から圧力の低い負圧面(腹側面)側に、圧力差による流体の流れが生じる。この圧力差による流体の流れは、ベーン34の半径方向内側面34bから遠ざかっていく際、このベーン34の半径方向内側面34bの近傍に滞留する流体を一緒に引き連れてベーン34の半径方向内側面34bから遠ざかっていくこととなる。言い換えれば、連通孔35を通過してきた流体の流れによりベーンの半径方向内側面34bの近傍に滞留する流体が吸い出される(エジェクタ効果)ようになるため、ベーン34の半径方向内側面34bに形成された境界層の厚みを減少させることができて、ディフューザ31における失速限界を低流量側に拡げることができるとともに、広い流量範囲にわたって安定して運転させることができるようになる。
また、連通孔35を通過する圧力差による流体の流れ方向と、ディフューザ31のベーン34間を通過する主流の流れ方向とのなす角が鋭角になるように、連通孔35が形成されており、連通孔35を通過してきた流体およびこの流体により吸い出されたベーン34の半径方向内側面34bの近傍に滞留していた流体が、速度の速い主流に効率よく(少ない抵抗で)引きずられていくこととなるので、ベーン34の半径方向内側面34bに形成された境界層の吸い出しが促進され、境界層の厚みをさらに減少させることができて、ディフューザ31における失速限界を低流量側にさらに拡げることができるとともに、より広い流量範囲にわたって安定して運転させることができるようになる。
本実施形態においても、ベーン34の半径方向内側面34bに、図4に示したような溝27が設けられているとさらに好適である。
この溝27を設けることによる作用効果は図4を用いて既に説明しているので、ここではその説明を省略する。
なお、図3ないし図5では、図面を簡略化するため連通溝25あるいは連通孔35を1つしか示していないが、本来これらは図1に示すように、各ベーン24,34に対して5つずつ設けられている。
今まで述べてきた実施形態では、連通溝25あるいは連通孔35が、ハブ側壁面23に比べて境界層の厚さが厚くなるシュラウド側壁面22,32の側に設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ハブ側壁面23側のみ、あるいはシュラウド側壁面22およびハブ側壁面23の両方に設けるようにすることもできる。
また、連通溝25が、インペラ11の回転軸線Cを中心とする同心円上に形成されていると有利である。
このように、連通溝25をインペラ11の回転軸線Cを中心とする同心円上に形成させることにより、連通溝25の加工を容易なものとすることができ、加工時間を短縮することができるとともに、製造コストを抑制することができる。
連通溝25は、インペラ11の回転軸線Cを中心とする同心円上に連続して(途切れることなく)形成させることもできる。すなわち、図1から図3を用いて説明した実施形態では、半径の異なる5本の溝が、シュラウド側壁面22に形成されることとなる。
このように、連通溝25をインペラ11の回転軸線Cを中心とする同心円上に連続して形成させることにより、連通溝25の加工をさらに容易なものとすることができ、加工時間をより一層短縮することができるとともに、製造コストをさらに抑制することができる。
上述した実施形態では、遠心圧縮機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、遠心ポンプ、斜流圧縮機、斜流ポンプなどにも適用され得るものである。
また、各実施形態で述べた連通溝25、連通孔35を一緒に設けるようにすることもできる。すなわち、シュラウド側壁面に連通溝を設けるとともに、ベーンに連通孔を設けるようにすることもできる。
本発明による遠心式流体機械の一実施形態を示す図であって、ハブ側壁面からシュラウド側壁面を見た、ディフューザの入り口部分を示す要部拡大平面図である。 本発明による遠心式流体機械の一実施形態を示す図であって、(a)は図1のII−II矢視断面図、(b)は(a)の円Aで囲む部分を拡大した要部拡大図である。 本発明による遠心式流体機械の一実施形態を示す図であって、(a)は図1のベーン前縁部を拡大した要部拡大図であって、(b)は(a)のIII−III矢視断面図である。 ベーンの半径方向内側面に溝を設けた例を示す図であって、ハブ側壁面からシュラウド側壁面を見た、ディフューザの入り口部分を示す要部斜視図である。 本発明による遠心式流体機械の他の実施形態を示す図であって、ハブ側壁面からシュラウド側壁面を見た、ディフューザの入り口部分を示す要部斜視図である。 本発明による遠心式流体機械の一実施形態を示す概略縦断面図である。
符号の説明
10 遠心圧縮機(遠心式流体機械)
11 インペラ
12 ブレード
13 ハブ
21 ディフューザ
22 シュラウド側壁面
23 ハブ側壁面
24 ベーン
24a 半径方向外側面
24b 半径方向内側面
25 連通溝
26 スロート
27 溝
31 ディフューザ
32 シュラウド側壁面
34 ベーン
34a 半径方向外側面
34b 半径方向内側面
35 連通孔
LE1 前縁
L1 翼型中心線
L2 法線
R 根本部

Claims (5)

  1. 複数枚のブレード、およびこれら複数枚のブレードの根元部に配置されるハブを有するインペラと、
    前記インペラの下流側に設けられるとともに、対向するシュラウド壁面およびハブ側壁面との間に複数枚のベーンを有するディフューザとを具備する遠心式流体機械であって、
    前記シュラウド側壁面および前記ハブ側壁面のうち、少なくとも一方の壁面に、前記ベーンの半径方向外側面と半径方向内側面とを連通する少なくとも一つの連通溝が設けられているとともに、
    前記連通溝の深さが、前記ベーンの前縁から後縁に向かって漸次浅くなるように形成されていることを特徴とする遠心式流体機械。
  2. 前記ベーンの半径方向内側面の近傍に滞留する流体を前記連通溝に導くための溝が、前記ベーンの半径方向内側面に複数本設けられていることを特徴とする請求項に記載の遠心式流体機械。
  3. 複数枚のブレード、およびこれら複数枚のブレードの根元部に配置されるハブを有するインペラと、
    前記インペラの下流側に設けられるとともに、対向するシュラウド壁面およびハブ側壁面との間に複数枚のベーンを有するディフューザとを具備する遠心式流体機械であって、
    前記シュラウド側壁面および前記ハブ側壁面のうち、少なくとも一方の壁面と近接する前記ベーンの端部に、前記ベーンの半径方向外側面と半径方向内側面とを連通する少なくとも一つの連通孔が設けられているとともに、
    前記ベーンの半径方向内側面の近傍に滞留する流体を前記連通溝または前記連通孔に導くための溝が、前記ベーンの半径方向内側面に複数本設けられていることを特徴とする遠心式流体機械。
  4. 前記連通溝または前記連通孔が、前記ベーンの翼型中心線にたてられた法線に対して傾斜するとともに、前記連通溝または前記連通孔の延在方向と、前記ベーン間を通過する主流の流れ方向とが鋭角をなすように設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遠心式流体機械。
  5. 前記連通溝または前記連通孔が、前記ベーンの前縁からスロートの間に設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の遠心式流体機械。
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