JP4125673B2 - 二次元あるいは三次元の幾何学的実体に結合したデータのエクスポートシステム - Google Patents
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Description
コンピュータにより実行されるデータのエクスポート方法であり、
実行中のグラフィックアプリケーションプログラムにおいて、
コンピュータ設計支援プログラム(CAD)から一つ以上の図形関数に対する関数呼び出しのシーケンスを受け取って実行するに際して、
前記コンピュータは、情報処理プログラム(11、12、15)を実行することのできる少なくとも一つの中央処理ユニットと、前記情報処理プログラム(11、12、15)および幾何学的実体(10)に結合されたデータを、前記情報処理プログラム(11、12、15)の実行中に保存することのできるメモリ(16)を有し、
図形関数の処理は、点データと実体データとの二種類のデータにより図形を生成出力するためのアプリケーションプログラムインターフェース(API)を介して実行するものであり、
前記コンピュータ設計支援プログラム(CAD)は、オリジナルのAPIライブラリに対してではなく置換ライブラリに対して関数呼び出しを行い、
各関数呼び出しに応じて、関数呼び出しが予め定義された一つ以上の関数呼び出しの一つであるかどうか決定し、次に、
関数呼び出しに係るデータが、点データの種類ならば、エクスポート用のデータ構造に一つ以上の幾何学的実体の頂点を示す点データを加え、
関数呼び出しに係るデータが、実体データの種類ならば、エクスポート用のデータ構造に一つ以上の幾何学的実体を示す実体データを加え、
関数呼び出しが、終了状態を示す種類ならば、エクスポート用のデータ構造のデータを一つ以上のテキスト形式のエクスポートファイルにエクスポートし、
関数呼び出しの最後のシーケンスを受信した後、一つ以上のエクスポートファイルを閉じ、
関数呼び出しのシーケンスは、二つ以上の終了状態の関数呼び出しを含み、二つ以上の関数呼び出しの終了状態に応じて二つ以上の回数のエクスポートが起こり、
前記テキスト形式のエクスポートファイルは、第二フォーマットによるものであり、
該第二フォーマットは、前記CADプログラムを用いた第一フォーマットと異なり、データ構造が多数のデータテーブルを含み、点データは、第一のテーブルに加えられ、実体データは第二のテーブルに加えられることを特徴とする方法。
第2に、
一つ以上のテキストエクスポートファイルは、図形変換形式(DXF)ファイルであることを特徴とする、上記第1に記載の方法。
第3に、
実体データは、三角形を特定するデータを含むことを特徴とする、上記第1に記載の方法。
第4に、
実体データは、四角形を特定するデータを含むことを特徴とする、上記第1に記載の方法。
第5に、
エクスポートされたデータは、外付けされた記憶手段に記憶されるようにしたことを特徴とする、上記第1に記載の方法。
第6に、
コンピュータに基づく処理命令を含むコンピュータプログラムであって、
実行中のグラフィックアプリケーションプログラムにおいて、
コンピュータ設計支援プログラム(CAD)から一つ以上の図形関数に対する関数呼び出しのシーケンスを受け取って実行するに際して、
前記コンピュータは、情報処理プログラム(11、12、15)を実行することのできる少なくとも一つの中央処理ユニットと、前記情報処理プログラム(11、12、15)および幾何学的実体(10)が結合したデータを、前記情報処理プログラム(11、12、15)の実行中に保存することのできるメモリ(16)を有し、
図形関数の処理は、点データと実体データとの二種類のデータにより図形を生成出力するためのアプリケーションプログラムインターフェース(API)を介して実行するものであり、
前記コンピュータ設計支援プログラム(CAD)は、オリジナルのAPIライブラリに対してではなく置換ライブラリに対して関数呼び出しを行い、
各関数呼び出しに応じて、関数呼び出しが予め定義された一つ以上の関数呼び出しの一つであるかどうか決定し、次に、
関数呼び出しに係るデータが、点データの種類ならば、エクスポート用のデータ構造に一つ以上の幾何学的実体の頂点を示す点データを加え、
関数呼び出しに係るデータが、実体データの種類ならば、エクスポート用のデータ構造に一つ以上の幾何学的実体を示す実体データを加え、
関数呼び出しが、終了状態を示す種類ならば、エクスポート用のデータ構造のデータを一つ以上のテキスト形式のエクスポートファイルにエクスポートし、
関数呼び出しの最後のシーケンスを受信した後、一つ以上のエクスポートファイルを閉じ、
関数呼び出しのシーケンスは、二つ以上の終了状態の関数呼び出しを含み、二つ以上の関数呼び出しの終了状態に応じて二つ以上の回数のエクスポートが起こり、
点データは、一つ以上の頂点を示し、実体データは一つ以上の幾何学的実体を示し、
前記テキスト形式のエクスポートファイルは、第二フォーマットによるものであり、
該第二フォーマットは、前記CADプログラムを用いた第一フォーマットと異なり、データ構造が多数のデータテーブルを含み、点データは、第一のテーブルに加えられ、実体データは第二のテーブルに加えられることを特徴とするコンピュータプログラム。
第7に、
一つ以上のテキストエクスポートファイルは、図形変換形式(DXF)ファイルであることを特徴とする、上記第6に記載のコンピュータプログラム。
第8に、
実体データは、三角形を特定するデータを含むことを特徴とする、上記第6に記載のコンピュータプログラム。
第9に、
実体データは、四角形を特定するデータを含むことを特徴とする、上記第6に記載のコンピュータプログラム。
第10に、
エクスポートされたデータは、外付けされた記憶手段に記憶されるようにしたことを特徴とする、上記第6に記載のコンピュータプログラム。
−図1は、本発明のエクスポート方法を使用しない、スタンダードディスプレイ関数のライブラリによる、幾何学的モデルのコンピュータ画面上での表示の機能図である。
−図2は、本発明による、幾何学的実体が結合したデータのエクスポート方法を使用した、幾何学的モデルのコンピュータ画面上での表示の機能図である。
−図3は、本発明による、幾何学的モデルのデータのエクスポート方法のフローチャートである。
−図4は、本発明の第一の実施態様における、図3の囲み40の詳細なフローチャートである。
−図5は、本発明の第二の実施態様における、図3の囲み40の詳細なフローチャートである。
情報処理システム1は、さらに、グラフィック関数のライブラリ12によって操作されるグラフィックインターフェースカード13から由来するグラフィック信号の、グラフィックスクリーン14上での表示を可能にする。
この活用システムにおいて、幾何学的データのディスプレイプログラム12は、例えば、シリコングラフィック株式会社のOpenGL仕様に合致する、動的リンクエディションライブラリあるいはDLL(Dynamic Link Library)経由でインプリメンテーションされたグラフィックAPI(アドバンスプログラミングインターフェース)である。このDLLは、通常、Windows(登録商標)システムの目録内に位置しており、“opengl32.dll”という名がついている。
しかしながら、本発明の原則は、この説明で紹介されるOpenGLの関数に限定されるものではなく、OpenGLの仕様において存在するすべての関数に同様に応用されることが、現時点から確かに理解されなければならない。
このグラフィックインターフェース12は、接続されたソフトウェアパイロット13を経由して、グラフィックカード13にベクトルタイプのコマンドを送る。
この二進の画像は、スクリーン14のディスプレイ可能なポイントのそれぞれについて、一定数のビットで構成されているが、リフレッシュメモリまたはリフレッシュメモリと呼ばれる、グラフィックカード13の内部メモリに保存される。
ユーザー2にとってのデータの視覚的持続は、毎秒数十回この二進の画像を再読み込みすることによって、そして、再読み込みされた情報からグラフィックカード13のリフレッシュメモリに保存された画像の代表的なビデオ信号を生成することによって、グラフィックカード13によって獲得される。
これらのビデオ信号は、グラフィックカード13によって、グラフィックスクリーン14に送られ、そこで、グラフィックカード13のリフレッシュメモリに二進の形で保存された画像の表示を引き起こす。
OpenGL仕様において、このグラフィック関数への一連の呼び出しは、グラフィックスクリーン14に表示される二進のポイントでカード13に送られる命令の変換の完了を引き起こす特別な関数に呼び出しをすることによって終了する。
A:(0,10,0);
B:(0,10,−10);
C:(0,0,0);
D:(0,0,−10);
である点ABCおよびBCDをそれぞれ通過する、二つの三角形T1およびT2が構成される。
glBegin(GL_TRIANGLE_STRIP)
glVertex3fv(0.000,10.000,0.000)
glVertex3fv(0.000,10.000,−10.000)
glVertex3fv(0.000,0.000,0.000)
glVertex3fv(0.000,0.000,−10.000)
glEnd()
wglSwapBuffers()
呼び出しglEnd()は、終了を示す。
関数glVertex3fvは、その三つの座標x、yおよびzによって、三角形の頂点のうちの一つを定義することを可能にする。
これらの関数は、二つとも、グラフィックカード13の通常のリフレッシュメモリにおいて、先立ってビット画像で受信された、グラフィックの命令の変換の完了を引き起こし、その結果、グラフィックスクリーン14において、先立って受信されたグラフィック命令による表示が終了される。
この場合、このスクリーン14上の二つの三角形T1およびT2から構成される、幾何学的モデル10の表示を終了させる結果となる。
本発明によるこのDLL15は、OpenGL仕様に合致した、元のDLL12と同じ関数をもつ、つまりは、元のOpengl12と同じ名前、同じパラメータの、同じインターフェース関数を提供する。
それは、グラフィックアプリケーション11によって、望まれる幾何学的モデル10を表示させる。
本発明の方法の実施なしでの情報処理システム1の使用の枠内で先に記載されたことと同様に、グラフィックアプリケーションがスクリーンに幾何学的モデルを表示することを望むとき、Windows(登録商標)システムの目録内に位置する“opengl32.dll”という名のDLL15を使用する、つまりは、このDLL15に含まれるOpenGL仕様に合致する関数および基本要素の呼び出しを行う。
グラフィックアプリケーションは、元のDLL12に存在する関数および基本要素を提要する代わりに、本発明の方法を実施するDLL15に存在する関数および基本要素を、確実に呼び出す。
何故なら、Windows(登録商標)の活用システムがアプリケーション11によって参照付けられているDLL15を探す際、まず、アプリケーション11が存在するそれと同じ目録の中を探すためである。
みつからない場合、Windows(登録商標)活用システムは、次に、とくにWindows(登録商標)活用システムがインストールされているシステム目録を含む、システム1によって前もって定義づけられた目録の中を探す。
本発明のこの実施態様において、本発明のDLL15は、元のDLL12に対して、受信された関数呼び出しを伝送し、グラフィックアプリケーション11から来る呼び出しにおいて受信されたのと同じパラメータで、DLL12の対応する関数を呼び出す。
glBegin(GL_TRIANGLE_STRIP)
glVertex3fv(0.000,10.000,0.000)
glVertex3fv(0.000,10.000,−10.000)
glVertex3fv(0.000,0.000,0.000)
glVertex3fv(0.000,0.000,−10.000)
glEnd()
wglSwapBuffers()
最初は、これらの二つのテーブルは空であり、つまり、テーブルPointsの要素の数Nポイント、およびテーブルTrianglesの要素の数N三角形は、両方ともゼロである。
命令glBegin(GL_TRIANGLE_STRIP)の受信の際、本発明による方法は、ステップ31に移り、命令GL_BEGINのパラメータ値が、それらの頂点によって三角形の構成を定義する一連のグラフィック命令の初めを示す、前もって定義された値、GL_TRIANGLE_STRIPであるかをテストする。
答えが否定の場合、方法はステップ30に戻る。
ステップ31への答えが肯定の場合、つまり、パラメータの値がGL_TRIANGLE_STRIPである場合、方法はステップ32に移り、グラフィック命令を待機する。
紹介されている例においては、答えは肯定であり、呼び出しglVertex3fv(0.000,10.000,0.000)の受信の際、本発明の方法はステップ34に移る。
ステップ34では、プログラム15は、受信されたポイントの数Nポイントを1ユニット分増分する、つまり、Nポイントの数をその最初の値0から値1へ移す。
そして、ポイントデータテーブルに、受信されたポイントを保存する。
続いて、ステップ34において、さらに、受信された命令glVertex3fvの、第一、第二および第三のパラメータ、この場合、ポイントデータテーブルにおける最初のポイントのx、yおよびzの座標の位置における値0.000、10.000および0.000をそれぞれ保存する。
そして、本発明の方法はステップ35に移る。
答えが肯定の場合、本発明の方法はステップ32に戻り、そうでなければ、本発明の方法はステップ36に移る。
三角形を構成するGL_TRIANGLE_STRIPについてのOpenGL仕様によると、それは、受信された先の三つのポイントによって構成される三角形が定義されたことを示すものである。
つまり、受信された三角形の数N三角形を、1ユニット分増加させる。
そして、このように受信された三角形を構成するポイントの番号n1、n2およびn3を、つまり、OpenGLの仕様によると受信された先の三つのポイントを、三角形のテーブルの対応する位置に保存する。
すなわち、テーブルTrianglesの数N三角形の数の位置の、n1、n2およびn3の位置に受信された先の三つのポイントのNポイント−2、Nポイント−1およびNポイントを保存する。
その結果、ステップ33において、答えは否定になり、そこでDLL15はステップ37に移る。
答えが否定の場合、DLL15に含まれるプログラムは、ステップ32に戻る。
ステップ37におけるテストの答えが肯定の時、DLL15のプログラムは、ステップ38に移る。
記載されている例においては、それは、グラフィックアプリケーション11が、四つの命令“glVertex3fv”の後に命令“glEnd”を送信する際に起こる。
もし答えが否定の場合、つまり、受信された命令が、命令“wglSwapBuffers”でも命令“glFlush”でもなければ、本発明の方法によるDLL15のプログラムは終了される。
ステップ39での答えが肯定の場合は、DLL15のプログラムは、ステップ40に移る。
ここで、命令“glFlush”を同様に用いることもできる。
したがって、他のグラフィック命令を待つことなしに、それらはスクリーン14に表示されなければならない。
そこでは、Raider 3Dという名前のモジュール17が、メモリ16に保存されたPointsおよびTrianglesのデータテーブルをエクスポートし、該エクスポートした結果を保存ユニット18へ記憶する。
ステップ42における答えが肯定の場合、モジュール17であるRaider 3Dはステップ43に移る。
ステップ43において、モジュール17であるRaider 3Dは、数iの値を1ユニット分増加させ、ついで、ファイル“Points”に数iの新しい値を書き込む。
その後には、シェアされたメモリ16に保存されたテーブル“Points”へiを書き込んでから、ポイント数iに対応する座標x、yおよびzを書き込む。
モジュール17であるRaider 3Dは、そして、ファイル“Points”におけるラインに移り、ついで、ステップ42に戻る。
ステップ44では、モジュール17であるRaider 3Dは、ファイル“Points”を閉じ、次に、ステップ45に移る。
ステップ45において、モジュール17であるRaider 3Dは、記載された例において“Triangles”と名づけられたポイントのエクスポートファイルを、保存ユニットに作成して開き、ファイル“Triangles”に書き込まれたポイントの数iをゼロで初期化する。
そして、それはステップ46に移る。
ステップ46における答えが肯定の場合、モジュール17であるRaider 3Dはステップ47に移る。
ステップ47において、モジュール17であるRaider 3Dは、数iの値を1ユニット分増加させ、ついで、ファイル“Triangles”に数iの新しい値を書き込む。
ファイル“Triangles”に、シェアされたメモリに保存されているテーブル“Triangles”へiを書き込んでから、数iの三角形を構成する3つのポイントのn1、n2およびn3の数を書き込む。
モジュール17は、そして、ステップ46に戻る。
1 0.000,10.000,0.000
2 0.000,10.000,−10.000
3 0.000,0.000,0.000
4 0.000,0.000,−10.000
1 1,2,3
2 2,3,4
ここまでで見てきたように、本発明に係るデータのエクスポート方法は、グラフィックアプリケーション11によって作成され、および/または操作された幾何学的モデル10を、このアプリケーションのデータフォーマットについてのいかなる知識もなしに、そして、このアプリケーション11のいかなる変更もなしに、そして、このアプリケーション11に特有のいかなるプログラムの開発もなしに、エクスポートすることを可能にする。
ラインは、対毎にグループ化されており、対の第一のラインは、次のラインに表されるデータのタイプを示す完全な数値データを内包する。
このように、タイプの数値データが0から9の間に含まれる整数であるとき、次のラインに表れるデータは文字列となり、タイプの数値データが10から59の間に含まれる整数であるとき、次のラインに表れるデータは、三次元の倍精度浮動小数点の座標となる。
一つのセクションは、文字列を導入する数字0から構成されるライン、および、キーワードSECTIONで構成されるラインを最初に有し、最後に文字列を導入する数字0から構成されるライン、および、キーワードENDSECから構成されているラインを有することで終了する。
面のそれぞれの四つのポイントは、それらの三つの座標x、yおよびzによって定義されており、ぞれぞれの座標は、先に示されているように、第一のラインが、10から59の間に含まれる整数インジケータであり、第二のものが厳密にいうところの座標である、ラインの対によって定義されている。
ステップ52において、モジュール17であるRaider 3Dは、DXFフォーマットに、ファイルのヘッダライン、すなわち、以下の四つのラインを書き込む。
0
SECTION
2
ENTITIES
そして、それは、ファイル“DXF”に書き込まれた面の数iを0に初期化する。
モジュール17であるRaider 3Dは、そこで、ステップ53に移る。
ステップ53では、モジュール17であるRaider 3Dは、書き込まれた面の数iがシェアされたメモリに保存されている三角形の数未満であるかどうかをテストする。
ステップ54において、モジュール17であるRaider 3Dは、ファイルに先立って書き込まれた三角形の数iを1ユニット分増分し、ついで、ひとつの面に対するDXFフォーマットのヘッダラインに、以下の二つのラインを書き込む。
0
3DFACE
ステップ55において、モジュール17であるRaider 3Dは、ファイル“DXF”に書き込まれた三角形iのポイントの数jが3未満であるかどうかをテストする。
答えが肯定の場合、モジュール17であるRaider 3Dは、ステップ56に移る。
つまり、nは、三角形iのポイントjの数njに等しくなる。
次いで、連続して、DXFフォーマットに、面のポイントjについて座標xのインジケータを、つまり、値9+jを第一のラインに、そして、座標x自体を第二のラインに、先立って数nが計算されたポイントについて書き込む。
モジュールRaider 3Dは、そして、ステップ55に戻る。
モジュール17であるRaider 3Dの処理によるこのポイントは、三角形iの三つのポイントとして得られる。
10
0.0
20
10.0
30
0.0
これらの行は、三角形1のポイントn 1 =1に対する。
11
0.0
21
10.0
31
−10.0
これらの行は、三角形1のポイントn 2 =2に対する。
12
0.0
22
10.0
32
0.0
これらの行は、三角形1のポイントn 3 =3に対する。
したがって、ステップ57の初めにおいて、モジュール17であるRaider 3Dは、上記に示された形で三角形iの三つのポイントをファイル“DXF”に書き込んだことになる。
しかしながら、先に言及されたように、DXF仕様は一つの面につき四つのポイントを必要とする。
そのため、第三のポイントである数n 3 は繰り返される。
それは、DXFの慣習により、描写される面が三角形であることを意味する。
同様に、それは、第三のラインに座標yのインジケータ、つまり23を、そして、座標yを第四のラインに、そして、第五のラインに、座標zのインジケータ、つまり33を、そして座標zを第六のラインに、それぞれ書き込む。
13
0.0
23
0.0
33
0.0
それは、現在の面の先のポイントの座標を繰り返すのは、第一の三角形の第三のポイントを繰り返すことを意味するものである。
ステップ58において、モジュール17であるRaider 3Dは、セクション終了のライン、つまり二つのラインを書き込む。
0
ENDSEC
0
EOF
それは以下のデータテーブル3に示される形をとることになる。
0
SECTION
2
ENTITIES
0
3DFACE
10
0.0
20
10.0
30
0.0
11
0.0
21
10.0
31
−10.0
12
0.0
22
0.0
32
0.0
13
0.0
23
0.0
33
0.0
0
3DFACE
10
0.0
20
10.0
30
−10.0
11
0.0
21
0.0
31
0.0
12
0.0
22
0.0
32
−10.0
13
0.0
23
0.0
33
−10.0
0
ENDSEC
0
EOF
ここまでで見てきたように、それは、グラフィックアプリケーション11によって作成され、および/または操作された幾何学的モデル10を、このアプリケーションのデータフォーマットについてのいかなる知識もなしに、そして、このアプリケーション11のいかなる変更もなしに、そして、このアプリケーション11に特有のいかなるプログラムの開発もなしに、エクスポートすることを可能にする。
とりわけ、先に記載された例において、ポイントの生成に用いられた関数は関数glVertex3fvであったが、この技術における専門知識のあるすべての人にとっては、先の記述が、基本的な適応とともに、glVertexグループのあらゆる命令へ適用されることは明白である。
実際においては、二重になった要素は、当然、適切な方法によって、それらのPointsおよびTrianglesのデータテーブルへのDLL15のプログラムによる記録の際に、または、それらのモジュール17であるRaider 3Dによる保存ユニット18へのエクスポートの際に削除される。
11 グラフィックアプリケーション
12 グラフィックAPI
13 パイロットおよびグラフィックカード
14 グラフィックスクリーン
15 データエクスポートのグラフィックAPI
16 シェアされたメモリのブロック
17 Raider 3D
18 保存ユニット
Claims (10)
- コンピュータにより実行されるデータのエクスポート方法であり、
実行中のグラフィックアプリケーションプログラムにおいて、
コンピュータ設計支援プログラム(CAD)から一つ以上の図形関数に対する関数呼び出しのシーケンスを受け取って実行するに際して、
前記コンピュータは、情報処理プログラム(11、12、15)を実行することのできる少なくとも一つの中央処理ユニットと、前記情報処理プログラム(11、12、15)および幾何学的実体(10)に結合されたデータを、前記情報処理プログラム(11、12、15)の実行中に保存することのできるメモリ(16)を有し、
図形関数の処理は、点データと実体データとの二種類のデータにより図形を生成出力するためのアプリケーションプログラムインターフェース(API)を介して実行するものであり、
前記コンピュータ設計支援プログラム(CAD)は、オリジナルのAPIライブラリに対してではなく置換ライブラリに対して関数呼び出しを行い、
各関数呼び出しに応じて、関数呼び出しが予め定義された一つ以上の関数呼び出しの一つであるかどうか決定し、次に、
関数呼び出しに係るデータが、点データの種類ならば、エクスポート用のデータ構造に一つ以上の幾何学的実体の頂点を示す点データを加え、
関数呼び出しに係るデータが、実体データの種類ならば、エクスポート用のデータ構造に一つ以上の幾何学的実体を示す実体データを加え、
関数呼び出しが、終了状態を示す種類ならば、エクスポート用のデータ構造のデータを一つ以上のテキスト形式のエクスポートファイルにエクスポートし、
関数呼び出しの最後のシーケンスを受信した後、一つ以上のエクスポートファイルを閉じ、
関数呼び出しのシーケンスは、二つ以上の終了状態の関数呼び出しを含み、二つ以上の関数呼び出しの終了状態に応じて二つ以上の回数のエクスポートが起こり、
前記テキスト形式のエクスポートファイルは、第二フォーマットによるものであり、
該第二フォーマットは、前記CADプログラムを用いた第一フォーマットと異なり、データ構造が多数のデータテーブルを含み、点データは、第一のテーブルに加えられ、実体データは第二のテーブルに加えられることを特徴とする方法。 - 一つ以上のテキストエクスポートファイルは、図形変換形式(DXF)ファイルであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 実体データは、三角形を特定するデータを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 実体データは、四角形を特定するデータを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- エクスポートされたデータは、外付けされた記憶手段に記憶されるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- コンピュータに基づく処理命令を含むコンピュータプログラムであって、
実行中のグラフィックアプリケーションプログラムにおいて、
コンピュータ設計支援プログラム(CAD)から一つ以上の図形関数に対する関数呼び出しのシーケンスを受け取って実行するに際して、
前記コンピュータは、情報処理プログラム(11、12、15)を実行することのできる少なくとも一つの中央処理ユニットと、前記情報処理プログラム(11、12、15)および幾何学的実体(10)が結合したデータを、前記情報処理プログラム(11、12、15)の実行中に保存することのできるメモリ(16)を有し、
図形関数の処理は、点データと実体データとの二種類のデータにより図形を生成出力するためのアプリケーションプログラムインターフェース(API)を介して実行するものであり、
前記コンピュータ設計支援プログラム(CAD)は、オリジナルのAPIライブラリに対してではなく置換ライブラリに対して関数呼び出しを行い、
各関数呼び出しに応じて、関数呼び出しが予め定義された一つ以上の関数呼び出しの一つであるかどうか決定し、次に、
関数呼び出しに係るデータが、点データの種類ならば、エクスポート用のデータ構造に一つ以上の幾何学的実体の頂点を示す点データを加え、
関数呼び出しに係るデータが、実体データの種類ならば、エクスポート用のデータ構造に一つ以上の幾何学的実体を示す実体データを加え、
関数呼び出しが、終了状態を示す種類ならば、エクスポート用のデータ構造のデータを一つ以上のテキスト形式のエクスポートファイルにエクスポートし、
関数呼び出しの最後のシーケンスを受信した後、一つ以上のエクスポートファイルを閉じ、
関数呼び出しのシーケンスは、二つ以上の終了状態の関数呼び出しを含み、二つ以上の関数呼び出しの終了状態に応じて二つ以上の回数のエクスポートが起こり、
点データは、一つ以上の頂点を示し、実体データは一つ以上の幾何学的実体を示し、
前記テキスト形式のエクスポートファイルは、第二フォーマットによるものであり、
該第二フォーマットは、前記CADプログラムを用いた第一フォーマットと異なり、データ構造が多数のデータテーブルを含み、点データは、第一のテーブルに加えられ、実体データは第二のテーブルに加えられることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 一つ以上のテキストエクスポートファイルは、図形変換形式(DXF)ファイルであることを特徴とする、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
- 実体データは、三角形を特定するデータを含むことを特徴とする、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
- 実体データは、四角形を特定するデータを含むことを特徴とする、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
- エクスポートされたデータは、外付けされた記憶手段に記憶されるようにしたことを特徴とする、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
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