JP4125297B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクなどの液体を吐出して記録を行うインクジェット記録に特に好適に利用される液体吐出装置に関する。
インクジェット記録装置に代表される液体吐出装置においては、インクなどの液体(以下、単にインクと称する)を吐出するインク吐出ヘッドに供給するインクを収容保持するインクタンクを、装置本体に対して着脱自在に構成することが知られている。この構成は、インクを消費した時に、インクタンクのみを交換すればよく、インクタンクとインク吐出ヘッドとを一体に構成し、それを、インクを消費した時に交換する構成に比べて、ランニングコストを低く抑えることができるという利点を有している。
図11〜14に、従来例の液体吐出装置に好適に用いられているインクタンクおよびそれが装着されるキャリッジを示す。このインクタンク520は、インクを含浸保持する負圧発生部材を収容する負圧発生部材収容室521と、インクを直接保持するインク収容室522とを有している。この構成は、インクタンク520内に負圧発生部材を有することで、簡易な構成でインク吐出ヘッド501におけるインクの圧力を、インク吐出に好適な所定の負圧に保つことができ、かつ、インク収容室522を有することでインク収容効率を比較的高くすることができるという利点を有しており、現在、多くの製品で採用されている。
このインクタンク520は、装置本体に設けられ、インク吐出ヘッド501を保持して、画像記録などのためにインクを付着させる媒体上を往復走査するキャリッジ500に装着される。液体吐出装置としては、インクタンクをキャリッジとは別に記録装置本体に装着する構成のものも知られているが、インクタンクをキャリッジ上に装着する構成には、インクタンクからインク吐出ヘッドにインクを流通させるのに必要な部品点数が少なくて済むなどの利点がある。
インクタンク520からのインク供給は、負圧発生部材収容室521に通じるインク供給部524を介して行われる。インク供給部524には、圧接体523が配置されており、インクタンク520をキャリッジ500に装着すると、圧接体523が、キャリッジ500のインク吸引部503とインクタンク520内の負圧発生部材とに圧接され、それによって、両者間にインクの流れる道筋を形成する。インクタンクと記録装置本体側と間のインク供給経路の接続構成としては、インクタンクの供給部に設けられたゴムシールに、記録装置本体に設けられた中空針を挿入する構成も知られているが、この構成では、インクタンクを、中空針に平行な方向に移動させて装着する必要があるなど装着の仕方が制限される傾向があり、これに比べて、圧接体を用いた構成は、インクタンクの装着の仕方があまり制限されないので、装着操作の操作性の改善などを図りやすいという利点がある。垂直に装着する場合の構成では特許文献1に、インクタンクをキャリッジに装着した後、キャリッジに取り付けられた蓋を閉めることでインクタンクが所定の装着状態になるようにし、インクタンクの装着の操作性を向上させる技術が開示されている。
インクタンク520をキャリッジ500に対して所定の位置に固定するため、インクタンク520の外周面には、抜け止め爪527、基準ピン526、係合突起525aが形成されたラッチレバー525などが設けられ、キャリッジ500には、これらが係合する嵌合部504、基準穴505、ラッチレバー受け部502などが形成されている。抜け止め爪とラッチレバーを用いる構成は特許文献2に開示されている。
このようなインクタンク520においては、インク供給部524をインク吐出ヘッド501に近い位置に配置し、また、ユーザーによるインク残量確認を容易にするなどの観点から、インクタンク520の装着操作を行うユーザーから見て、インク収容室522が手前側(図11の右側)、負圧発生部材収容室521が奥側(図11の左側)に配置されるのが一般的である。また、装着の操作性の観点から、ラッチレバー525が手前側、抜け止め爪527が奥側に配置されるのが一般的である。このような構成は、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
インクタンク520の装着操作では、まず、図13に示すように、インクタンク520を傾けて抜け止め爪527を嵌合部504に係合させる。その後、抜け止め爪527と嵌合部504の当接面を回転中心としてインクタンク520を回転させる。それによって、インクタンク520が、図14に示すように水平になると、基準ピン526とラッチレバー525の係合突起525aが基準穴505とラッチレバー受け部502に係合し、インクタンク520が適正な位置に位置決めされて固定される。インクタンク520を外す操作は、ラッチレバー525を変位させて係合突起525aを外した後、同様にインクタンク520を回転させて行うことができる。
上述のような従来技術では、インクタンク装着時に、圧接体523は回転運動しながらインク吸引部503に圧接することになる。このため、圧接体523はインク吸引部503上で横滑りすることになる。このような横滑りを低減すれば、圧接体523の、横滑りによる疲労を低減し、また、横滑りにより圧接体523に横方向に力が加わるのを抑制して、接続部におけるインク流通の信頼性、安定性を改善できることが期待される。
また、従来技術では、インク供給部503が回転方向に移動しながらインク吸引部503に接続されるので、インク吸引部503がインク供給部524の縁に引っ掛からないようにするため、図12に示すように、インク吸引部503の接続面方向の大きさは、インク供給部503の大きさより小さくする必要がある。これに対して、接続時のインク供給部503の水平方向への移動量を低減すれば、インク吸引部503の面積をより大きくすることが可能となり、それによって、接続部でのインク供給時の流抵抗を低減して、より効率的なインク供給を実現できることが期待される。
接続時のインク供給部503の水平方向への移動量は、インクタンク装着時の回転中心となる抜け止め爪527に対して、インク供給部524が、インクタンク520の底面に沿う方向に見て近い位置にあり、高さ方向に離れているほど大きくなる。これについて、負圧発生部材収容室521とインク収容室522を有するインクタンク520では、その構造上、インク供給部524において、圧接体523がインクタンク520の底面から突出した構成となる場合があるなど、抜け止め爪527とインク供給部524との間に、高さ方向にある程度の距離が生じるのを避けるのは困難である。また、インク供給部524は負圧発生部材収容室521に接して配置する必要があり、負圧発生部材収容室521の大きさは、インク収容効率などの観点から限られるので、インク供給部524は、インクタンク520の底面に沿う方向に見て、抜け止め爪527に対してあまり遠い位置に配置するのは困難である。
本発明の目的は、液体タンクの液体供給部と液体吐出装置本体側の液体吸引部との接続構成を改善し、インク供給の安定化、効率化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の液体吐出装置は、液体タンクが着脱自在に装着されるタンク装着部を備える液体吐出装置において、タンク装着部には、液体タンクの一側面に設けられた係合部が係合する受け部が形成されており、液体タンクの、係合部が設けられたのとは反対側の側面に当接する側面ガイド面と、液体タンクの底面に当接する底面ガイド面とを備えるタンクホルダーがタンク装着部に複数の連結部材を介して取り付けられており、複数の連結部材は、それぞれ一端が装着部に、他端がタンクホルダーに回転可能に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、タンク装着部に、それに対して所定の運動をするタンクホルダーを取り付け、このタンクホルダーによって、液体タンクを保持し、保持した液体タンクの、装着時の運動をコントロールすることにより、接続構成を合理的なものとすることができる。
(第1の参考例)
図1は、本発明の第1の参考例の液体吐出装置のキャリッジ100と、キャリッジ100に装着されるインクタンク(液体タンク)120を模式的に示す断面図である。
同図に示すように、本参考例の液体吐出装置においては、インクを吐出するインク吐出ヘッド101がキャリッジ100に一体に取り付けられ、このキャリッジ100に対して、インクタンク120が着脱自在に装着される。キャリッジ100は、図5に示すように、ガイド軸150に沿って往復運動可能に支持されており、リードスクリュー151によって往復駆動することができる。また、液体吐出装置には、給紙ローラ157、排紙ローラ158、紙押さえ板159などが備えられ、これらによって、インクを付着させる媒体156が、往復運動させられるキャリッジ100のインク吐出ヘッド101に対面する位置を通って搬送される。
この構成では、媒体156を所定位置に搬送し、インク吐出ヘッド101をキャリッジ100によって所定の位置に移動させた状態で、インク吐出ヘッド101の、複数の吐出口から選択的にインクを吐出させて媒体156に着弾させることによって、媒体156上の所望の位置にインクを付与することができる。これを繰り返して、所望の画像記録などの処理を行うことができる。
インクタンク120は、負圧発生部材収容室121とインク収容室122を有している。インク収容室122は、インクを直接収容しており、負圧発生部材収容室121との連通部を除いて実質的に密閉されている。負圧発生部材収容室121には、インクを含浸保持し、インク吐出ヘッド101におけるインク圧力を所定の負圧にする働きをする負圧発生部材が収容されている。また、負圧発生部材収容室121には、大気連通孔12とインク供給部(液体供給部)124が連通している。インク供給部124には、インクタンク120の底面から突出する筒状部が形成され、その中に圧接体123が負圧発生部材の底面に接して収容されている。圧接体123は、インクタンク120がキャリッジ100に装着された際、後述するインク吸引部(液体吸引部)103のフィルター103bに当接し、この際、インク供給部124の筒状部は、圧接体123の上下摺動のガイドとしても機能する。
インクタンク120の一側面には、所定の弾性力を伴って変位可能なラッチレバー125が形成され、ラッチレバー125が形成された側面とは反対側の側面には、抜け止め爪127が形成されている。また、底面には基準ピン126が形成されている。これらは、後述するように、キャリッジ100の対応部に係合して、インクタンク120を所定の位置に位置決めし、保持する働きをする。
キャリッジ100には、インクタンク120の底面、およびラッチレバー125が形成された側面を囲む壁を有するタンク装着部115が設けられている。タンク装着部115の底面には、インクタンク120のインク供給部124に接続されるインク吸引部103が底面から突出して形成されている。インク吸引部103内には、インク吐出ヘッド101に通じるインク流通路103aが形成されており、インク流通路103aの、インク吸引部103の先端における開口はフィルター103bによって覆われている。フィルター103bは、インク供給時にインク吐出ヘッド101側に異物が進入するのを防ぎ、また、インクタンク120を外した時には、キャリッジ100側に残留したインクのメニスカスを保持する働きをする。
タンク装着部115の側壁には、インクタンク120のラッチレバー125の係合突起(係合部)125aに対応する位置にラッチレバー受け部(受け部)102が形成され、底壁には、基準ピン126に対応する位置に基準穴105が形成されている。タンク装着部115の、インクタンク120の抜け止め爪127が形成された面に対面する側には、インクタンク120の、この側面に沿う側面ガイド面を形成する側面ガイド部110aと、底面に沿う底面ガイド面を形成する底面ガイド部110bを有するタンクホルダー110が、回転軸104を中心として回転可能に取り付けられている。回転軸104は、側面ガイド部110aおよび底面ガイド部110bと結合された円柱状部材であってよく、それを円筒状の受け部によって支持することにより、回転可能に構成されたものであってよい。
この際、回転軸104の回転中心は、図4に示すように、インクタンク120がキャリッジ100に装着された時の、インク供給部124の圧接体123とインク吸引部103との接合面の延長面内に位置している。また、タンクホルダー110は、図3の反時計回り方向に回転付勢されている。回転付勢は、ばねによって、あるいは、タンクホルダー110(および、場合によっては、それに連結された部材)の重量バランスによって行うことができる。
タンクホルダー110の側面ガイド部110aには、インクタンク120の抜け止め爪127に対応する位置に嵌合部111が形成されている。底面ガイド部110bには、インク供給部124に対応する位置に開口が形成されている。
次に、インクタンク120の、キャリッジ100への着脱について説明する。
インクタンク未装着状態では、タンクホルダー110は、上述のように回転付勢されていることによって、図1の反時計回りに、可動範囲一杯に回転させられた装着準備位置にある。この装着準備位置では、タンクホルダー110は、図1に示すように、底面ガイド部110bが、斜め上方に延びる角度位置にある。
この状態から、インクタンク120を、図3に示すように、タンクホルダー110に、抜け止め127を嵌合部111に差し込んで搭載する。この際、タンクガイド110が、斜めになった状態にあるので、ユーザーはインクタンク120を装着する位置を明瞭に確認でき、インクタンク120を、斜めにした状態で、タンクガイド110の、底面ガイド部110bに沿って自然に搭載することができる。それによって、装着時に、インクタンク120を、インク吸引部103などの部材にぶつけてしまうのを抑制することができる。タンクホルダー110は、このようにインクタンク120を搭載しても、その斜めになった状態を、すなわち装着準備位置を保持する構成とすることができる。
その後、インクタンク120の、ラッチレバー125が形成された側の上面を押し下げると、図4に示すように、インクタンク120はキャリッジ100に対して所定の位置に固定される。すなわち、インクタンク120の基準ピン126がキャリッジ100にある基準穴105に挿入されて、インクタンク120が所定の位置に位置決めされる。それと共に、インクタンク120のラッチレバー102がまずタンク装着部115の内側面に沿って変位させられ、所定の位置まで押し下げられた後、係合突起125aがラッチレバー受け部102に引っ掛かり、インクタンク120は完全に固定される。
この際、インクタンク120は回転させられ、したがって、インク供給部124、特にその圧接体123は回転運動をさせられることになるが、前述のように、回転軸104が圧接体123とフィルター103bの接合面の延長面上にあるため、圧接体123は、フィルター103bに圧接する際、両者の接合面にほぼ垂直な軌跡を描いて運動することになる。このことにより、インク吸引部103の圧接面の形状、すなわちフィルター103bの形状を、図2に示すように、インク供給部124の断面形状とほぼ同じ形状とすることが可能となっている。すなわち、従来技術におけるように、インク吸引部103が、インク供給部124の縁に引っ掛からないようにするために、インク吸引部103の圧接面を小さくする必要がほとんどない。
インクタンク120を取り外す時は、ラッチレバー125を押して引っ掛かりを解除する。すると、タンクホルダー110の回転付勢力によって、再び図3に示すように、インクタンク120が斜めの状態になるようにすることができる。それによって、ユーザーは、インクタンク120を、装着時とは逆方向に、タンクホルダー110の、底面ガイド部110bに沿って自然に取り出すことができる。それによって、取外し時にも、インクタンク120を、インク吸引部103などの部材にぶつけてしまうのを抑制することができる。
以上説明した本参考例の構成によれば、圧接体123は、フィルター103bに圧接する際、両者の接合面にほぼ垂直な軌跡を描いて運動する。それによって、圧接体123とフィルター103bとが両者のほぼ全面で圧接されるようにすることが可能となり、このように構成することで、インクタンク120側とキャリッジ100側との接続部における流抵抗を低減し、効率的なインク供給を可能とすることができる。特に、新たなインクタンクを開発しなくても、既存のインクタンクに対して、その圧接体のほぼ全表面積を、接続部におけるインク流通路の断面積として有効に利用することができ、それによって、インク供給効率を向上させることができる。
また、当接面に垂直に移動するので圧接体123がフィルター103b上で擦れ、疲労するのを低減でき、特に、圧接体123の表面が荒れてゴミを発生するのを抑制できる。圧接時に、圧接体123に横方向に力が加わるのも抑制でき、圧接体123が安定して上下摺動し良好に圧接されるようにすることができる。また、タンクホルダー110によって装着時のインクタンク120の運動を、所定の運動に規定できるので、フィルター103b表面が、インクタンク120の外壁の接触によって損傷することも抑制できる。これらのことによって、接続部におけるインク流通の信頼性、安定性を改善できる。また、インク流通部103aに接触しないようにするために、インクタンク120の外形が制限されるのを抑制し、インクタンク120の設計自由度を高めることができる。
なお、本参考例の構成では、インクタンク120が装着されると、タンクホルダー110が所定の角度位置に移動させられる。そこで、タンクホルダー110の角度位置を検知するセンサーを設けてもよく、それによって、比較的簡易な構成で、インクタンク120の着脱状態を監視することができる。
また、タンクホルダー110は、側面ガイド部110aと底面ガイド部110bが薄肉部を介して記録ヘッドに固定された構成とし、薄肉部の折れ曲がりにより薄肉部を中心に回転可能な構成としてもよい。この場合、インクタンク非装着時、タンクホルダー110は、薄肉部の弾性により装着準備位置に保持される構成とすることができ、それによって、部品点数を少なく抑えることが可能である。
インク吐出ヘッド101は、インクタンク120とは別にキャリッジ100に着脱されるものであってもよい。インクタンク120は、キャリッジ100外のタンク装着部に着脱される構成であってもよい。
タンクホルダー110は1つのみを示しているが、例えばカラー画像を出力するインクジェット記録装置のキャリッジには、通常、複数色のインクを保持する複数のインクタンク120が装着される。この場合、タンクホルダー110は、各インクタンク120に対応して複数設けることができる。
(第2の参考例)
参考例の液体吐出装置におけるインクタンク120とそれが装着されるキャリッジ200の断面図を図6,7に示す。インクタンク120は、第1の参考例と同様の構成であり、同様の部分に同一の符号を付している。
参考例でも、キャリッジ200には、インク吐出ヘッド201が一体に取り付けられている。インクタンク120は、キャリッジ200のタンク装着部215に装着され、それによって、インク供給部124が、タンク装着部215の底面から突出して形成されたインク吸引部203に接続される。タンクホルダー210がタンク装着部215に回転軸204を中心として回転可能に、回転付勢されて取り付けられ、回転軸204の回転中心が、インク供給部124とインク吸引部203の接合面の延長面上に位置しているのも第1の参考例と同様である。したがって、インクタンク120の装着時、圧接体123は、フィルターに対して、両者の接合面にほぼ垂直な軌跡に沿って移動しながらフィルターに当接する。
タンクホルダー210の側面ガイド部210aに、インクタンク120の抜け止め爪127に対応する嵌合部211が形成されているのも第1の参考例と同様であるが、本参考例では、底面ガイド部210bが、インクタンク120の基準ピン126の所まで延びており、底面ガイド部210bの、基準ピン126に対応する位置に基準穴212が形成されている。
参考例の構成においても、インクタンク120の装着前には、タンクホルダー210は、底面ガイド部210bが斜め上方に立ち上がるように位置する装着準備位置に保持されている。この状態で、インクタンク120は、タンクホルダー210の底面ガイド部210bに沿って滑らせるようにしてタンクホルダー210上に搭載することができる。この際、インクタンク120を滑らせていくと、インク供給部124がタンクホルダー210の、対応する穴に落ち込み、続いて、抜け止め爪127が嵌合部211に差し込まれると共に、基準ピン126が基準穴212に差し込まれる(図6)。その後、インクタンク120の、ラッチレバー125側上面を押し下げると、インクタンク120のラッチレバー125の係合突起125aがタンク装着部215のラッチレバー受け部202に引っ掛かり、インクタンク120がキャリッジ200に固定される(図7)。
インクタンク120の取り外し時には、ラッチレバー125の係合を解除すると、インクタンク120が、図6に示す、斜めの状態に戻る。その後、インクタンク120は、底面ガイド部210bに沿って容易に取り出すことができる。
参考例の構成では、インクタンク120は、タンクホルダー210に載せられた状態で、抜け止め爪127だけでなく、基準ピン126も係合することによって、上下方向にも左右方向にも位置を規制される。それによって、インクタンク120をより安定して装着することができる。
(実施例)
発明の一実施例に係る液体吐出装置におけるインクタンク120とそれが装着されるキャリッジ300の断面図を図8〜10に示す。インクタンク120は、第1の参考例と同様の構成であり、同様の部分に同一の符号を付している。
本実施例でも、キャリッジ300には、インク吐出ヘッド301が一体に取り付けられている。インクタンク120は、キャリッジ300のタンク装着部315に装着され、それによって、インク供給部124が、タンク装着部315の底面から突出して形成されたインク吸引部303に接続される。インクタンク120の一側面に沿う側方ガイド面を形成する側面ガイド部310aと底面に沿う底面ガイド面を形成する底面ガイド部310bを備え、載せられたインクタンク120を保持することができ、その状態で、インクタンク120を所定の装着位置に案内するように可動なタンクホルダー310がタンク装着部315に設けられているのも前の各参考例と同様である。
本実施例では、タンクホルダー310は、2つの連結部材304,305によって可動に取り付けられている。各連結部材304,305は、一端がキャリッジ300に、他端がタンクホルダー310にそれぞれ回転可能に取り付けられている。一方の連結部材304は、側方ガイド面側に設けられた他方の連結部材305より長く、他方の連結部材305より、インクタンク120の、ラッチレバー125が設けられた側でタンクホルダー310に取り付けられている。
インクタンク120の装着時、未装着の状態では、タンクホルダー310は、図8に示すように、可動範囲の上端となる装着準備位置に保持されている。それによって、ユーザーにインクタンク装着位置を明示することができる。このようになるように、タンクホルダー310は、ばね力、あるいは、タンクホルダー310の重量バランスなどによって、可動範囲の上方側に向かって付勢されている。
タンクホルダー310が装着準備位置にある状態で、インクタンク120は、図9に示すように、抜け止め爪127と基準ピン126が嵌合部311と基準穴312に差し込まれて、タンクホルダー310上に搭載される。インクタンク120およびタンクホルダー310は、タンクホルダー310の付勢力によってこの状態で保持可能とすることができる。
インクタンク120をタンクホルダー310に搭載した状態で、インクタンク120の上面を押し下げることによって、図10に示すように、ラッチレバー125の係合突起125aがラッチレバー受け部302に引っ掛かり、インクタンク120が固定される。この際、インクタンク120は、タンクホルダー310に保持された状態で動くことによって、連結部材304,305の長さや取り付け位置によって規定される所定の運動をして所定の装着位置に導かれる。
本実施例では、圧接体123が、インク吸引部303のフィルター303aに当接する際、両者の接合面の延長面上に位置する仮想的な回転軸を中心とした円運動をするように、連結部材304,305の位置や長さが設定されている。したがって、本実施例でも、圧接体123は、フィルター303aに対して、両者の接合面にほぼ垂直に運動しながフィルター303aに当接し、それによって、圧接体123の疲労を抑制し、フィルター303aの面積を、インク供給部124の断面積にほぼ等しい、大きなものに設定することが可能になり、また、圧接体123が、フィルター303aと圧接する際に、ほぼ上下方向にのみ力が加わるので無理なく上下摺動するようにできる。
また、インクタンク120装着時のタンクホルダー310の運動は、インクタンク120の抜け止め爪124側よりラッチレバー125側の方が、移動量が大きくなるように設定されている。そのため、ラッチレバー125の引っ掛かりによって、インクタンク120を良好に固定することができる。すなわち、フィルター303aと圧接体123の圧接力がインクタンク120の、抜け止め爪127寄りの部分にかかるが、こちら側だけが動いて、インクタンク120が傾いた状態になるのを、ラッチレバー125側の引っ掛かりによって、効果的に抑えることができる。
さらに、本実施例では、複数の連結部材304,305を用いてタンクホルダー310の運動を規定することによって、固定した回転軸のみで運動を規定する場合に比べて、運動の軌跡の設定自由度が高くなる。それを利用して、本実施例では、図8に示す装着準備位置において、タンクホルダー310が、比較的、インクタンク120のラッチレバー125が形成された側に寄った位置にくるようにしている。インクタンク120のラッチレバー125が形成された側は、着脱操作をするユーザーから見れば、通常、手前側となり、このようにタンクホルダー125が装着準備位置においてユーザーの手前側にくるようにすることによって、搭載操作の操作性を向上させることができる。
なお、本実施例においても、連結部材304,305は、タンクホルダー310およびタンク装着部315に固定された部材、例えばそれらに一体に形成された部材とし、薄肉な部材として、その弾性変形によってタンクホルダー310を、所定の運動をするように支持する構成としてもよい。また、連結部材の数は2つに限られることはなく、タンクホルダー310が所定の運動をするように構成された、さらに多数の連結部材を用いてもよい。
また、本実施例においても、タンクホルダーが上端の位置にあることを検出するセンサーを備えてもよく、それによって、比較的簡易な構成で、インクタンクの着脱状態を監視することができる。
本発明の第1の参考例に係る液体吐出装置の、インクタンクとそれが装着されるキャリッジの断面図であり、インクタンク装着前の状態を示している。 図1の、フィルターと圧接体の接合面における両者の関係を説明する図である。 図1の液体吐出装置の、インクタンク装着途中の状態を示す断面図である。 図1の液体吐出装置の、インクタンク装着後の状態を示す断面図である。 液体吐出装置全体の構成例を示す図である。 本発明の第2の参考例に係る液体吐出装置の、インクタンクとそれが装着されるキャリッジの断面図であり、インクタンク装着途中の状態を示している 図6の液体吐出装置の、インクタンク装着後の状態を示す断面図である。 本発明の実施例に係る液体吐出装置の、インクタンクとそれが装着されるキャリッジの断面図であり、インクタンク装着前の状態を示している。 図8の液体吐出装置の、インクタンク装着途中の状態を示す断面図である。 図8の液体吐出装置の、インクタンク装着後の状態を示す断面図である。 従来例の液体吐出装置の、インクタンクとそれが装着されるキャリッジの断面図であり、インクタンク装着前の状態を示している。 図11の、フィルターと圧接体の接合面における両者の関係を説明する図である。 図11の液体吐出装置の、インクタンク装着途中の状態を示す断面図である。 図11の液体吐出装置の、インクタンク装着後の状態を示す断面図である。
符号の説明
102 ラッチレバー受け部(受け部)
110,210,310 タンクホルダー
115,215,315 タンク装着部
120 インクタンク(液体タンク)
125a 係合突起(係合部)
304,305 連結部材

Claims (8)

  1. 液体タンクが着脱自在に装着されるタンク装着部を備える液体吐出装置において、
    前記タンク装着部には、前記液体タンクの一側面に設けられた係合部が係合する受け部が形成されており、前記液体タンクの、前記係合部が設けられたのとは反対側の側面に当接する側面ガイド面と、前記液体タンクの底面に当接する底面ガイド面とを備えるタンクホルダーが前記タンク装着部に複数の連結部材を介して取り付けられており、前記複数の連結部材は、それぞれ一端が前記装着部に、他端が前記タンクホルダーに回転可能に取り付けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記タンクホルダーは、前記連結部材の運動に伴って、前記側面ガイド面側よりも反対側の方が大きく運動する、請求項に記載の液体吐出装置。
  3. 前記タンクホルダーの、前記側面ガイド面側に取り付けられた前記連結部材よりも反対側に取り付けられた前記連結部材の方が長い、請求項に記載の液体吐出装置。
  4. 前記液体タンクが前記タンクホルダーに載せられた状態で運動することによって、前記液体タンクの液体供給部が、少なくとも前記タンク装着部に設けられた液体吸引部に当接する時には、前記液体吸引部との接合面に対して垂直に運動する、請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記タンクホルダーの前記底面ガイド面に、前記液体タンクの底面に設けられた基準ピンに対応した基準穴が形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記タンクホルダーは、前記底面ガイド面が前記タンク装着部の底面の上方にくる装着準備位置に向かって付勢されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記タンクホルダーはばねによって前記装着準備位置に向かって付勢されている、請求項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記タンクホルダーは重量バランスによって前記装着準備位置に向かって付勢されている、請求項に記載の液体吐出装置。
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