JP4125039B2 - 情報処理装置及びその制御方法及びそれをコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置及びその制御方法及びそれをコンピュータに実行させるためのプログラム関し、特に、ユーザの持つデジタル画像データをインターネット等の通信環境を用いて接続されたサーバ上に保管し、そのデータを第三者に公開する情報処理装置及びその制御方法及びそれをコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信インフラの整備及び情報通信技術の発展により、インターネットを利用した情報提供サービスが可能となっている。
【0003】
又、近年、半導体デバイスの微細化が順調に進み、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラに代表される画像入力機器を構成するLSIや固体撮像素子の部品サイズ、コストがスケールダウンしたことにより、多くのユーザは画像入力機器を用いて画像を撮影し、デジタル画像データを得るようになっている。例えば、ユーザがデジタルスチルカメラを用いて撮影したデジタル画像データは、デジタルカメラ内にあるメモリに保存された後、ユーザが所有するパーソナルコンピュータ内の、HDD等に代表される記録装置に転送されて管理保存されたり、CD-R等の外部記録メディアに書きこまれて保管されたりしている。
【0004】
又、カラースキャナの普及に伴って、ユーザは、カラースキャナを用いて読み取った画像をデジタル画像データとして作成し、保管することも容易にできるようになっている。
【0005】
これらのことを背景として、情報提供サービスの一種として、ユーザが画像入力機器で撮影したデジタル画像データをネットワーク上のサーバの記憶領域に預かり、そのデジタル画像データをユーザが望む時に閲覧できるようなサービスを提供するネットワークサービスがある。又、預かったデジタル画像データをユーザが望む第三者に公開できるサービスを提供するネットワークサービスがある。このようなネットワークサービスを提供するプロバイダを、以後フォトサイトと称す。
【0006】
インターネット環境の整備、特に高速な回線が一般家庭にも普及しだしたことと、高画質デジタルカメラの普及に伴い、フォトサイトにアップロードされる画像のファイルサイズは急激に増大している。そのため、全てのユーザ画像を長期間に渡って保管しようとすると、フォトサイトに置かれる画像データベースはサービス期間が長くなれば膨大になり、サービス運用者はディスクの増設等に多大なシステムの運用費用をかけることになる。しかし、保管されている画像のうちには、既に利用されることのなくなった画像なども多数あり、実際には全ての画像を一定期間以上保管しておかなければならないわけではない。
【0007】
システムの運用費用を抑えながら効果的に画像削除を行う方法の一つとして、特開平11-203360号に示されるように、サーバコンピュータの保管する画像に有効期限を設定し、プリントオーダに応じて有効期限を延長するシステムがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、特開平11-203360号でプリント注文に基づく有効期限の設定と延長方法は提案されているが、インターネットアクセス環境の整備、特に高速回線の整備が進んだ今日では、プリント注文のみがネットワークフォトサービスの利用形態でなくなってきた。そのため、プリント注文がないだけでは必ずしも適正な画像削除の判断ができなくなってくる。例えば、ネットワークフォトサービスを利用してアルバムを作成し、そのアルバムを多数の人に見せることを目的としているユーザにとっては、プリントによって保管期限が延びることよりも、多数の人がアルバムを閲覧しつづけていることの方が、アルバムの保管期限を延ばしてもらうことに対するメリットが大きい。
【0009】
上記問題は、ネットワークフォトサービスに限定されず、ネットワークサービスシステムにおいて、どのように資源を効率的に使用するかという共通の問題でもある。
【0010】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的とするところは、システム運用者に負荷をかけることなく、適正な判断を行って保管された画像データを削除することで、資源を効率的に使用できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、情報処理装置にネットワークを介して接続されログインしているユーザ装置から画像データを受信し、保管手段に保管する当該情報処理装置であって、前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文をユーザ装置から受け付ける注文受付手段と、前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示をユーザ装置から受け付ける編集受付手段と、前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求をユーザ装置から受け付ける閲覧受付手段と、前記注文受付手段により前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文を受け付けた注文日時と、前記編集受付手段により前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示を受け付けた編集日時と、前記閲覧受付手段により前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求を受け付けた閲覧日時とを、前記保管手段に保管された画像データに対応づけて記録する記録手段と、前記注文日時、前記編集日時および前記閲覧日時のうちのいずれか1つを前記保管手段に保管された画像データの保管期間を計時する起点日時とするために、ユーザ装置で選択された起点タイプ情報を受信する選択手段と、前記起点タイプ情報をユーザ装置からログインしているユーザのユーザ情報に対応づけて記憶する記憶手段と、前記保管手段に保管された画像データに対応づけて前記記録手段に記録された日時のうち、前記記憶手段にユーザ情報と対応づけて記憶された起点タイプ情報に対応して選択された日時が、現在時刻から所定の保管期間を引いた日時よりも古い場合に、前記画像データを前記保管手段から削除する削除手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
ここで、前記記録手段は、画像データに対する前記保管手段への保管要求を受け付けた保管日時と、前記保管手段に保管された画像データに対するメール通知を行なった通知日時とを更に記録し、前記選択手段は、前記注文日時、前記編集日時、前記閲覧日時、前記保管日時および前記通知日時のうちのいずれか1つを前記保管手段に保管された画像データの保管期間を計時する起点日時とするために、ユーザ装置で選択された起点タイプ情報を受信する。
【0014】
又、本発明の情報処理装置の制御方法は、情報処理装置にネットワークを介して接続されログインしているユーザ装置から画像データを受信し、保管手段に保管する当該情報処理装置の制御方法であって、前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文をユーザ装置から受け付けるステップと、前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示をユーザ装置から受け付けるステップと、前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求をユーザ装置から受け付けるステップと、前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文を受け付けた注文日時と、前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示を受け付けた編集日時と、前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求を受け付けた閲覧日時とを、前記保管手段に保管された画像データに対応づけて記録手段に記録するステップと、前記注文日時、前記編集日時および前記閲覧日時のうちのいずれか1つを前記保管手段に保管された画像データの保管期間を計時する起点日時とするために、ユーザ装置で選択された起点タイプ情報を受信するステップと、前記起点タイプ情報をユーザ装置からログインしているユーザのユーザ情報に対応づけて記憶手段に記憶するステップと、前記保管手段に保管された画像データに対応づけて前記記録手段に記録された日時のうち、前記記憶手段にユーザ情報と対応づけて記憶された起点タイプ情報に対応して選択された日時が、現在時刻から所定の保管期間を引いた日時よりも古い場合に、前記画像データを前記保管手段から削除するステップとを備えることを特徴とする。
【0015】
又、本発明のプログラムは、情報処理装置にネットワークを介して接続されログインしているユーザ装置から画像データを受信し、保管手段に保管する当該情報処理装置の制御方法を実現するプログラムであって、前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文をユーザ装置から受け付けるステップと、前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示をユーザ装置から受け付けるステップと、前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求をユーザ装置から受け付けるステップと、前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文を受け付けた注文日時と、前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示を受け付けた編集日時と、前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求を受け付けた閲覧日時とを、前記保管手段に保管された画像データに対応づけて記録手段に記録するステップと、前記注文日時、前記編集日時および前記閲覧日時のうちのいずれか1つを前記保管手段に保管された画像データの保管期間を計時する起点日時とするために、ユーザ装置で選択された起点タイプ情報を受信するステップと、前記起点タイプ情報をユーザ装置からログインしているユーザのユーザ情報に対応づけて記憶手段に記憶するステップと、前記保管手段に保管された画像データに対応づけて前記記録手段に記録された日時のうち、前記記憶手段にユーザ情報と対応づけて記憶された起点タイプ情報に対応して選択された日時が、現在時刻から所定の保管期間を引いた日時よりも古い場合に、前記画像データを前記保管手段から削除するステップとを、コンピュータに実行させる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。尚、本実施形態に記載されている構成要素の相対配置、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。以下では、情報提供システムとしてプリントサービスを提供するシステムを代表させて説明するが、課題でも述べたが本発明はこれに限定されることなく、ネットワークを使用するサービスにおいての共通の課題を解決する発明であり、これらも本発明に含まれる。
【0022】
[実施例1]
<情報提供システムの構成例と基本的動作例>
本発明の一実施形態として、インターネットを介して、デジタル画像データの共有及び提供を行う情報提供システムについて説明する。
【0023】
図1は、本実施形態におけるサービスを構成する全体のシステムである。尚、以下の説明では、画像データを保管した当事者を単にユーザと呼び、第三者を閲覧ユーザと呼ぶ。
【0024】
(画像データの取得例)
101は画像入力機器であり、静止画を撮影して画像データとして記録できるデジタルスチルカメラ、動画を撮影して動画像データとして記録できるデジタルビデオカメラなどで、イメージ情報である光学像を電気信号に変換し、所定の画像処理をした後、デジタル情報として記録/再生する装置である。102Aは、ユーザ用パーソナルコンピュータであり(以下、ユーザPCと略す)、116は、画像入力装置101とユーザPC102A間で、撮影された画像データを転送するためのデータ転送用インターフェースである。データ転送用インターフェース116は、USEやIEE1394に代表される有線インターフェースの場合や、IrDAやBluetoothに代表される無線系インターフェースの場合もある。
【0025】
画像入力装置101で撮影されデジタル情報として格納されている画像データは、このデータ転送用インターフェース116を介して、ユーザPC102AのHDDに代表される情報記憶装置の記憶領域に転送される。この画像入力装置101からユーザPC102Aの画像データ転送に関しては、ユーザPC102AにインストールされているOS又は専用のソフトウエアからの命令で、画像入力装置101内にある情報記憶装置に格納されている画像データを一括転送する場合と、画像入力装置101から送らせる転送コマンドで、ユーザPC102AのOS又は専用ソフトウエアがユーザPC102Aの情報記録部にデータ記録領域を確保し、画像データを転送する場合がある。
【0026】
(画像データのアップロード例)
このようにして、ユーザPC102Aに転送された画像データは、以下の手順によって、インターネット104に接続されているフォトサイト105にアップロードされる。
【0027】
ユーザPC102A上で動作するインターネット104での情報転送可能な標準プロトコルを有するブラウザは、httpプロトコル等の標準プロトコルを用いてフォトサイト105にアクセスし、フォトサイト105のサーバPCが管理するHTMLやXML等の記述言語で作成された画像、音声等のマルチメディア情報とリンクされている情報を表示する。この動作により、ユーザPC102Aは、フォトサイト105が提供する通信インフラとしてインターネット104を利用したサービスを受けることが出来る。
【0028】
次に、ユーザPC102Aの情報記憶領域に格納されている画像入力装置101で撮影された画像データは、ユーザPC102Aのユーザの要求により、フォトサイト105に転送される(以下 この転送を画像アップロードと呼ぶ)。画像アップロードは,先に述べたブラウザから転送したい画像データを選択して、画像アップロードの要求アクションに連動して転送される場合や、画像アップロード専用ソフトウエア等を用いて画像データを選択し、前述した画像アップロード専用ソフトウエアから直接、転送される場合がある。いずれの場合も、httpやftpのインターネット上で利用可能なプロトコルに基づいて実行される。この一連の動作を、フォトサイト105で、実行するモジュールがフォトシェアリングモジュール106である。
【0029】
アップロードされた画像データは、フォトシェアリングモジュール106にて、フォトサイト105が使用可能なデータであることをチェックし、利用可能であると判断した場合は、アップロードされた画像を画像データベース117に格納し、その属性情報等をデータベース118に格納する。この段階でフォトシェアリングモジュール106は、正常に画像データがアップロードされたことを、ユーザPC102Aに通知する。
【0030】
データベース118には、先に説明した画像データの属性情報以外にも、フォトサイト105に登録しているユーザ属性情報のデータと、アップロードされた画像データのプリントアウトを依頼するプリントサービス提供者(以下、プリントサイトと略す)の属性情報等の各種データが、一元管理されている。このようにしてアップロードされた画像データをユーザPC102Aのユーザは、ブラウザを介して指定した画像を閲覧することができる。この閲覧に関しては、アップロードされた画像データを、複数枚をひとつの単位としたアルバムとして管理される場合もある。
【0031】
(画像データのプリント例)
次に、アップロードした画像データのプリント注文の流れを、順を追って説明する。フォトサイト105にアップロードした画像データの内、ユーザPC102Aのユーザは、ブラウザを介して自分がアップロードした画像データを閲覧することができる。この時、閲覧する画像を選択する方法としては、単一の画像単位で逐次閲覧する画像を選択していく場合や、上述した複数枚を1つのアルバムとして登録し、複数個のアルバム群から自分が閲覧したいアルバムを選択し、その選択されたアルバムが管理している個々の画像を選択して閲覧する場合がある。
【0032】
フォトサイト105は、ユーザからアップロードされた画像データのプリント注文を、画像データのプリントアウトをソリューションとして提供するプリントサイトに依頼する。このプリントプロバイダが、プリントサイト109A、109B、109Cである。図面の関係上プリントサイトを3つほど図示したが、これ以上の場合もありその数に制限はない。
【0033】
ユーザPC102Aのユーザは、アップロードした画像の閲覧画面から、プリントアウトして商品として欲しい画像データを選択する。次に、ユーザPC102Aのユーザは、フォトサイト105が提供できるプリントサイト109A、109B、109Cの中から、自分が注文したいプリントサイトを選択する。ユーザは、各プリントサイトが提供するサービス、価格、納期等を考慮して、自分が発注するプリントサイトを選択する。以後、説明の便宜上、ユーザがプリントサイト109Aを選択したものと想定して説明を進めるが、ユーザが選択する先が、プリントサイト109B、プリントサイト109Cであっても、基本的な情報の流れは同一である。
【0034】
プリント注文したいユーザは、閲覧画面からプリント注文したい画像データを選択し、フォトサイト105に通知する。フォトサイト105では、プリントアウトの依頼のあった画像データに関する仮プリントオーダを生成し、プリントサイト109Aにインターネット104を介して、見積もり依頼をかける。フォトサイト105からの仮プリントオーダを受けたプリントサイト109Aは、課金手段である課金モジュール110Aで、仮プリントオーダの内容から価格を算出し、見積もり価格をインターネット104を介してフォトサイト105に通知する。フォトサイト105は、この見積もり価格の情報をリアルタイムに受信し、ユーザPC102Aに情報として転送し、プリント注文をするユーザに、ダイナミックにプリントサイト109Aが提示する価格を提示することができる。
【0035】
この提示された価格での購入を、プリント注文したユーザPC102Aのユーザが認め、承認のアクションをフォトサイト105に返すと、決済モジュール107がこれを受理して決済処理される。決済が終了した段階で、フォトサイト105は、正式なプリントオーダをプリントサイト109Aに送る。プリントサイト109Aは、この正式プリントオーダを受理すると、プリントアウトに必要な画像データをフォトサイト105のデータベースから獲得する。このようにして獲得された画像データは、プリントサイト109Aが所有する印刷手段111Aを用いて、プリントアウトされ印刷物112Aとして出力される。プリントアウトされた印刷物112Aは、何がしかの運送手段によって、プリントアウトを依頼したユーザPC102Aの使用者が指定した配送先に届けられる。
【0036】
以上が、ユーザPC102Aを介して、画像入力装置101で撮影した画像データをアップロードしたユーザが、フォトサイト105の閲覧及びプリント注文を行うためのシステムの概略説明である。尚、ここでは画像をアップロードする端末として、PCを例に挙げて説明したが、本発明に係る情報提供システムはこれに限定されるものではなく、携帯端末から画像をアップロードできてもよいし、或は、デジタルカメラ、デジタルビデオ、スキャナ、複写機等の画像入力装置から直接画像をアップロードできてもよい。
【0037】
(第三者の閲覧処理例)
次に、画像データをフォトサイト105にアップロードしたユーザ以外が、インターネット104を介して、フォトサイト105にアップロードされデータベース117に格納されている画像データを閲覧する方法について説明する。フォトサイト105は、アップロードしたユーザが指定する第三者に対し、「アップロードされた画像」、又は「アップロードされた複数の画像を1つのアーカイブとして管理しているアルバム」の閲覧及びプリント注文サービスを提供する。
【0038】
画像データをフォトサイト105にアップロードしたユーザは、自分が閲覧を許可するユーザ(以下、閲覧ユーザと略す)の氏名等の属性情報及びE-Mailアドレスを、Webブラウザ120Aを用いてフォトサイト105に通知する。フォトサイト105は、閲覧ユーザに画像を公開する場合、まず公開に必要なURL(Universal Resource Locator)を生成する。この時、生成されるURLとしては、ユニークなアドレスであり、かつ、一意に予測不可能な乱数等を用いたものを割当てる。下記に例を示す。
【0039】
http://○○○.com/PhotoSite/Album/AlbumEntry.cgi?AlbumID=AJNWDMF
(このように、一意に予測不可能なURLをこれより、ランダムURLと称す。)
フォトサイト105は、このように生成されたランダムURLを、必要なら閲覧に必要なパスワード情報を付加して、閲覧ユーザにインターネット104を介してE-Mailで通知する。E-Mailを受け取った閲覧ユーザは、ユーザPC102Bからインターネット104にアクセスし、Webブラウザ120BにE-Mailで通知されたランダムURLを入力することで、画像をアップロードしたユーザが指定した画像又はアルバムを閲覧することができる。
【0040】
(第三者のプリント注文例)
次に、ユーザPC102Bを使用している閲覧ユーザが、このようにして閲覧可能になった画像データを、プリント注文する方法を説明する。フォトサイト105は、閲覧ユーザからの画像データのプリント注文を、画像データのプリントアウトを提供するプリントサイト109A、109B、109Cのいずれかに対して行う。
【0041】
ユーザPC102Bの閲覧ユーザは、閲覧画面から、プリントアウトして印刷物を商品として手に入れたい画像データを選択する。次に、ユーザPC102Bを使用している閲覧ユーザは、フォトサイト105が提供できるプリントサイト109A、109B、109Cの中から、自分が注文したいプリントサイト109を選択する。閲覧ユーザは、各プリントサイト109が提供するサービス、単価、納期等を考慮して、自分が発注するプリントサイト109を選択する。以後、説明の便宜上、ユーザがプリントサイト109Bを選択したものと想定して説明を進めるが、ユーザが選択する先が、プリントサイト109A、プリントサイト109Cであっても、基本的な情報の流れは同一であるため、ここでは、説明を省略する。
【0042】
閲覧ユーザが、閲覧画面からプリント注文したい画像データを選択し、フォトサイト105に通知すると、フォトサイト105は、プリントアウトの依頼のあった画像データに関する仮プリントオーダを生成し、インターネット104を介して送信することによりプリントサイト109Bに見積もりを依頼する。フォトサイト105からの仮プリントオーダを受けたプリントサイト109Bは、選択画像情報に必要な画像データをフォトサイト105の画像データベース117から取得して、選択画像情報を生成する。この選択画像情報を、ユーザPC102Bに対して、インターネット104を介して送信することにより、閲覧ユーザは、PC102BにおいてWebブラウザ120B上で選択された画像毎にプリント形式や枚数などを入力できる。
【0043】
プリントサイト109Bは、選択された画像毎にプリント形式や枚数などの情報をもとに、料金算出(課金)モジュール110Bにより見積額を算出し、算出した見積額をインターネット104を介してフォトサイト105に送信する。フォトサイト105は、プリントサイト109Bが送信する見積額の情報を、リアルタイムに受信する。そして、ユーザの個人情報を持っていない閲覧ユーザの場合には、ユーザPC102Bにプリントサイト109Bが送信した見積額をWeb情報として転送し、ユーザの個人情報を持っている閲覧ユーザの場合には、見積額にポイントを加味した提示額をWeb情報として転送することで、プリント注文をしている閲覧ユーザに見積情報をダイナミックに提示することができる。
【0044】
ここで提示された価格での購入を、プリント注文したユーザPC102Bの閲覧ユーザが認め、承認のアクションをフォトサイト105に返すと、決済手段としての決済モジュール107がこれを受理して、決済処理される。決済が終了した段階で、フォトサイト105は、正式なプリントオーダをプリントサイト109Bに送る。プリントサイト109Bは、この正式プリントオーダを受理し、プリントアウトに必要な画像データをフォトサイト105の画像データベース117から獲得する。このようにして獲得された画像データは、プリントサイト109Bが所有する印刷手段としてのプリンタ111Bを用いてプリントアウトされ、印刷物112Bとして出力される。プリントアウトされた印刷物112Bは、何がしかの運送手段によって、プリントアウトを依頼したユーザPC102Bの閲覧ユーザに届けられる。
【0045】
(携帯端末からの閲覧例)
フォトサイト105は、画像をアップロードしたユーザが指定する携帯端末所有者に対して、画像(又はアルバム)の閲覧通知、閲覧機能及びプリント注文のサービスを提供することができる。アルバムを閲覧するためのURLを含む通知E-Mailを携帯端末で受け、同様に携帯端末から、画像及びアルバムの閲覧又はプリント注文することもできる(以下、携帯端末からフォトサイト105を利用するユーザを、携帯閲覧ユーザと略す)。
【0046】
ユーザPC102Aからインターネット104を介して、画像データをフォトサイト105にアップロードしたユーザは、自分が閲覧を許可する携帯閲覧ユーザの氏名等の属性情報及びE-Mailアドレスを、Webブラウザ120Aを用いてフォトサイト105に通知する。フォトサイト105は、携帯閲覧ユーザに画像及びアルバムを公開する場合、まず公開に必要なランダムURLを生成する。フォトサイト105は、ランダムURLを必要なら閲覧に必要なパスワード情報を付加して、携帯閲覧ユーザの携帯端末113AにE-Mailによって通知する。この携帯閲覧ユーザに通知されるE-Mailの転送経路としては、フォトサイト105のメール配信サーバからインターネット104によりインターネット接続ゲートウエイ115Aを介して、携帯端末113Aとの各種データのやり取りが可能なモバイルネットワーク114Aに送り出され、携帯端末113Aに転送される。
【0047】
E-Mailを受け取った携帯閲覧ユーザは、携帯端末113Aの専用ブラウザでE-Mailによって通知されたランダムURLアドレスを入力することで、モバイルネットワーク114A→インターネット接続ゲートウエイ115A→インターネット104という経路を経て、フォトサイト105にアクセスする。フォトサイト105は、インターネット104で表示可能なHTMLやXML等の記述言語で作成されたWeb情報とは別に、WMLやCompactHTML等の携帯端末専用の記述言語で作成された携帯端末専用のブラウザ情報を所有しており、更に、携帯端末113Aで表示可能なサイズにリサイズした画像データを有している。フォトサイト105は、携帯端末113Aからの要求に応じて、その機種を判別して携帯端末113Aにて表示可能な情報を送り出す。
【0048】
閲覧可能な携帯端末環境は携帯端末113Aのみではなく、通信プロトコル仕様や情報記述言語、モバイルネットワーク環境の違う携帯端末113Bでもサービスの享受が可能なように、フォトサイト105では各種フォーマットのブラウザ情報が用意されている。図面の関係上、利用可能な携帯端末を113Aと113Bの2つ示しているが、これ以上である場合もある。
【0049】
携帯端末113Bからの閲覧要求は、携帯端末113Bが利用可能なモバイルネットワーク114Bからインターネット接続ゲートウエイ115Bに送られ、プロトコル変換されインターネット104に接続されているフォトサイト105に送り届けられる。フォトサイト105には、インターネット104で閲覧可能なHTMLやXML等の記述言語で作成されたWeb表示情報とは別に、携帯端末113Bで閲覧可能なサイズに画像データをリサイズし、WMLやCompactHTML等の携帯端末専用の記述言語で作成されたブラウザ情報を所有している。フォトサイト105は、携帯端末113Bからの要求を応じてその機種を判別し、携帯端末113Bにて閲覧可能な情報を送り出す。
【0050】
(携帯端末からのプリント注文例)
次に、携帯端末113A又は携帯端末113Bの利用者である携帯閲覧ユーザが、画像データを選択してプリント注文する方法を説明する。以下説明するフォトサイト105と携帯端末113間の情報の伝送経路は、フォトサイト105→インターネット104→インターネット接続ゲートウエイ115→モバイルネット114→携帯端末113である。
【0051】
携帯閲覧ユーザは、E-Mailで通知されたランダムURLを携帯端末のブラウザに入力することで、画像をアップロードしたユーザが指定した画像又はアルバムを閲覧することができる。携帯閲覧ユーザは、フォトサイト105が提供できるプリントサイト109A、109B、109Cの中から、自分が注文したいプリントサイトを選択する。携帯閲覧ユーザは、各プリントサイト109が提供するサービス、単価、納期等を考慮して、自分が発注するプリントサイト109を選択する。
【0052】
以後、説明の便宜上、ユーザがプリントサイト109Cを選択したものと想定して説明を進めるが、ユーザが選択する先が、プリントサイト109A、プリントサイト109Bであっても、基本的な情報の流れは同一であるため、ここでは説明を省略する。
【0053】
携帯閲覧ユーザが、閲覧画面からプリント注文したい画像データを選択し、フォトサイト105に通知すると、フォトサイト105では、プリントアウトの依頼のあった画像データに関する仮プリントオーダを生成し、インターネット104を介して送信することにより、プリントサイト109Cに見積もりを依頼する。フォトサイト105からの仮プリントオーダを受けたプリントサイト109Cは、選択画像情報に必要な画像データをフォトサイト105の画像データベース117から取得して、選択画像情報を生成する。この選択画像情報を、携帯端末113Aに対してインターネット104を介して送信することにより、携帯閲覧ユーザは、携帯端末113Aにおいて選択された画像毎にプリント形式や枚数などを入力できる。
【0054】
プリントサイト109Cは、選択された画像毎にプリント形式や枚数などの情報をもとに、料金算出(課金)モジュール110Cにより見積額を算出し、算出した見積額をインターネット104を介してフォトサイト105に送信する。フォトサイト105は、プリントサイト109Cが送信する見積額の情報をリアルタイムに受信する。そして、ユーザの個人情報を持っていない携帯閲覧ユーザの場合には、携帯端末113Aにプリントサイト109Cが送信した見積額をWeb情報として転送し、ユーザの個人情報を持っている携帯閲覧ユーザの場合には、見積額にポイントを加味した提示額をWeb情報として転送し、プリント注文をしている携帯閲覧ユーザに見積情報をダイナミックに提示することができる。
【0055】
ここで提示された価格での購入を、プリント注文した携帯端末113Aの携帯閲覧ユーザが認め、承認のアクションをフォトサイト105に返すと、決済手段としての決済モジュール107がこれを受理して、決済処理される。決済が終了した段階で、フォトサイト105は、正式なプリントオーダをプリントサイト109Cに送る。プリントサイト109Cは、この正式プリントオーダを受理し、プリントアウトに必要な画像データをフォトサイト105の画像データベース117から獲得する。このようにして獲得された画像データは、プリントサイト109Cが所有する印刷手段としてのプリンタ111Cを用いてプリントアウトされ、印刷物112Cとして出力される。プリントアウトされた印刷物112Cは、何がしかの運送手段によって、プリントアウトを依頼した携帯端末113Aの利用者である携帯閲覧ユーザに届けられる。
【0056】
以上が、画像をアップロードしたユーザから、画像又はアルバムの閲覧許可を受けた、第三者としてのユーザが、フォトサイト105から受け取った情報に基づき、画像データの閲覧及びプリント注文を行うための情報提供システムの概要説明である。
【0057】
<情報提供システムのフォトサイトの構成例>
以下に、本実施形態において上記の情報提供システムが、画像の保管起点日時と保管有効期限を設定することにより、システム運用者の作業負荷をかけることなく既に保管する必要がなくなったとみなされる画像データを効率よく削除する方法について詳しく説明する。尚、本実施形態におけるシステムによって実現されるサービス、機能は上記概要説明に限られるものではない。
【0058】
(フォトサイトの機能構成例)
図2は、本実施の形態におけるフォトサイト105の構成を示した図である。
【0059】
201は時計機能である。これはコンピュータの備えている時計機能のことであり、たとえばサーバアプリケーションプログラムが使用する現在の時刻を通知したり、予め設定された時刻になると割り込み信号を発生させたり、別のアプリケーションの起動通知を行ったりすることができる。時計機能を使用することによって、本実施形態では毎日一定時刻になると期限管理モジュール202を自動的に呼び出す。
【0060】
202は期限管理モジュールである。期限管理モジュール202は、フォトサイト105のユーザがWWWアプリケーションサーバ205を介してアップロードしたユーザ画像の期限切れのチェックを行い、一定期間の過ぎた画像があることをメール通知機能203を使用してユーザにメール通知を行ったり、削除機能204を使用して保管期間を過ぎた画像を削除することができる。
【0061】
(各種テーブルの構成例)
図3は、本実施形態におけるフォトサイト105の情報DB118に格納されている各画像に関する情報を格納した画像情報テーブル300を示す図である。
【0062】
本実施形態では、各画像は画像ID301、画像の所有者のユーザID302、画像に使用されるタイトル(画像名)303、画像DB117上でのオリジナル画像のファイルパス304、Web上で表示されるサムネイル画像へのファイルパス305、Web上での詳細表示用画像へのファイルパス306、画像に対して所有者が設定するコメント307、画像の所有者が第三者に対して行った通知に対して、第三者が画像閲覧を行った回数308、画像が印刷注文された回数309、画像が作成された日時310、画像の所有者が第三者に対して最後にメール通知した日時311、画像に対して最後に編集が行われた日時312、画像が最後にプリント注文された日時313、画像が最後に閲覧された(画像が最後にアクセスされた)日時314を持つ。310から314に示された日時は1970年1月1日午前0時0分0秒を"0"とした通算秒として保持されるが、日時を特定できる形式であればどのようなものでも構わない。
【0063】
図4は、本実施形態におけるフォトサイトのシステムが使用する保管期限データテーブル400の内容を示した図である。
【0064】
保管期限データテーブル400は、保管期間起点タイプ401及びデータの保管期間402を持つ。保管起点タイプ401が"1"のとき保管期間の起点は画像の作成日時、"2"のときは最後にメール通知した日時、"3"のときには最後に編集が行われた日時、"4"のときには最後にプリント注文された日時、"5"の時には最後に閲覧された日時(最後に画像にアクセスされた日時)が保管期間の起点として使用されることを意味する。尚、本実施の形態ではフォトサイトの運用者がディスクの使用状況などを監視しながら適宜設定値を変更できるように、データの保管期間402はデータベース上に保管しているが、これらの値は必ずしもデータベースに設定されていなければならないものではなく、システム上で期間を設定することができれば何でも良い。又、保管期間起点タイプ401は選択肢をデータベース上に持たせず、システム上固定しておいても構わない。
【0065】
<情報提供システムのフォトサイトの動作例>
図5は、本実施形態におけるフォトサイトにログインしたときにユーザ端末に表示されるアルバム編集画面500を示す図である。本実施形態ではユーザ画像は1枚または複数枚の画像をグループとしたまとまり(アルバム)を単位として保管されている。
【0066】
画面500において、ボタン501はユーザ情報変更用のボタンである。ボタン502はログアウトボタンである。領域503には、この画面に表示されているアルバムに対する編集操作を行うためのボタンが配置されている。ボタン504はアルバムのプロパティを設定するためのボタンである。ボタン505はアルバム通知ボタンである。ボタン505が押下されると、以下で説明する図7に示されるメール通知画面700が表示される。
【0067】
ボタン506はアルバムを新規作成するためのボタンである。ボタン507はアルバム削除のためのボタンである。ボタン508は画像をアップロードするためのボタンである。ボタン508が押下されると、以下で説明する図6に示される画像のアップロード画面600が表示される。
【0068】
ボタン509はプリントオーダボタンである。プリントオーダボタンが押下されるとチェックボックス530〜535にチェックされている画像に関する印刷情報の詳細画面が表示され、プリントオーダが行われる。
【0069】
領域510はアルバム選択を行うためのボタンが表示される領域である。この領域の先頭にはユーザがフォトサイト上に保管している画像のサイズ、許容使用量に対する比率、許容使用量が表示される。又、その下にユーザが作成したアルバムの数だけのボタンが配置される。図5ではユーザが5個のアルバムを作成したことがボタン511〜ボタン515によって確認できる。それぞれのボタンが押下されるとフォトサイト105はアルバム表示領域523に表示されている画像を選択されたアルバムに応じて変更し、アルバム表示領域の左上端にそのアルバムのアルバム名を表示する。
【0070】
領域516にはアルバム内の各画像に関する編集を行うためのボタンを配置するための領域である。ボタン517〜ボタン522の各ボタンが押下されると領域523内に表示されている各画像に対応するチェックボタンのチェックされている画像に対して、各ボタンに対応する編集処理を行う。この操作を行う対象となった各画像に関する画像情報テーブル300の編集日時312に編集を行った日時がセットされる。
【0071】
領域523はアルバム画像の表示領域である。この領域にはアルバムに格納されている画像が順次表示され、画像に応じたチェックボックスが配置される。各画像が押下されると各画像のプロパティ設定画面が表示される。
【0072】
(保管起点日時の更新タイミングの例)
(画像の作成日時の更新:保管起点タイプ401="1")
図6は、図5の「アップロード」ボタン508が押下された場合に表示されるアップロード画面600である。ユーザPC102にある画像選択後、送信ボタン604が押下されると選択画像はネットワーク104を経由してフォトサイト105に送信される。送信された画像は現在選択中のアルバムに登録される。登録された各画像に対して画像情報テーブル300が作成され、作成日時310が画像登録された日時で初期化される。
【0073】
(最後にメール通知した日時の更新:保管起点タイプ401="2")
図7は、図5の「通知」ボタン505が押下された場合に表示されるメール通知画面700である。そこで送信ボタン706が押下されると、送信先メールアドレス701に記載されたメールアドレスに、アルバム公開通知メールが送信される。又、メール送信と同時にアルバム内にある各画像に関する画像情報テーブル300のメール通知日時311がメール送信時の日時で更新される。
【0074】
(最後に編集が行われた日時の更新:保管起点タイプ401="3")
図5で、ボタン517〜ボタン522の各ボタンが押下されると、領域523内に表示されている各画像に対応するチェックボタンのチェックされている画像に対して、各ボタンに対応する編集処理を行う。この操作を行うと対象となった各画像に関する画像情報テーブル300の編集日時312に編集を行った日時がセットされる。
【0075】
(最後にプリント注文された日時の更新:保管起点タイプ401="4")
図5のプリントオーダボタン509が押下されると、チェックボックス530〜535にチェックされている画像に関する印刷情報の詳細画面が表示され、プリントオーダが行われる。プリントオーダの詳細に関してはここでは記載しないが、プリントオーダが行われるとプリント注文された画像に関する画像情報テーブル300の印刷注文日時313にプリント注文が行われた日時がセットされ、印刷回数309が"1"加算される。
【0076】
(最後に閲覧された日時の変更:保管起点タイプ401="5")
図8は、図7の本実施形態のメール通知画面700において、送信ボタン706が押下されたときに送信される通知メールの一例である。このメールを受け取ったユーザ(閲覧者と呼ぶことにする)は通知メール内に記載されているURLに対してアクセスすることにより、フォトサイト105にあるアルバムの画像を閲覧者のPC102Bに表示することができる。
【0077】
図9は、本実施の形態における閲覧者が通知メール800に記載されたURLにアクセスしたときに表示される画面を示した図であり、アルバム所有者の持つ画像のサムネイル画像が閲覧者のPC102Bに転送されて表示されている。このとき、フォトサイト105では表示用に送信した各画像に関する画像情報テーブル300の閲覧日時314に閲覧者がフォトサイト105にアクセスした日時をセットし、閲覧回数308を"1"加算する。尚、ここでは各画像にアクセスした日時をセットしたが、閲覧画面900に表示されたサムネイル画像901に対して閲覧者がマウスクリックなどの操作を行い、詳細な情報や詳細画像の表示要求を行ったときにのみアクセス日時314と閲覧回数308を更新しても構わない。又、閲覧者が閲覧画像のうちのいくつかを選んでプリント注文した場合には、アルバム所有者がプリント注文した場合と同様画像情報テーブル300の印刷注文日時313の日時が更新されることは言うまでもない。
【0078】
(保管有効期間切れの画像削除例)
図10は、本実施形態における画像削除モジュールの処理を示したフローチャートである。削除モジュールは毎週1回または毎月1回等、フォトサイト105にある時計機能201が予め設定されている一定の日時になると自動的に起動され、フォトサイト105に登録されている全ての画像に対して有効期限切れのチェックを行う。
【0079】
ステップS1001にて現在の時刻Tを取得する。現在の時刻Tはフォトサイト105の持つ時計機能201によって取得することができる。ステップS1002にて、現在の時刻Tから削除期間Rを引いた時刻T2を求める。ここで、Rは保管期限テーブル400のデータ保管期間402より取得される。ステップS1003にて、削除判定をするべき画像の判定に必要な起点時刻T3を求める。起点時刻T3は、保管期限テーブル400の保管期間起点タイプ401に設定されている値に応じて、画像情報テーブル300から取得することができる。
【0080】
ステップS1004にてT2とT3を比較する。T3の方がT2より古い場合にはこの画像データは削除対象となり、ステップS1005に移行する。T3よりT2の方が古い場合にはこの画像データは削除対象とみなされず、この画像に対する処理を終了する。ステップS1005にて対象画像を削除する。対処画像の削除とは、画像DB117から画像ファイルを削除し、情報DB118から削除対象となった画像に関する画像情報テーブルのレコードを削除することである。
【0081】
以上説明したような処理をフォトサイト105に登録されている各画像に対して行うことによって、自動的にユーザが一定期間使用していない画像を削除することができる。
【0082】
[実施例2]
<情報提供システムのフォトサイトの動作例>
上記実施形態では、一定期間が経過した画像から削除条件を満たす画像を自動的に削除していたが、削除を行う前に通知を行う方がユーザにとっては望ましい場合が多い。以下に、一定期間経過後ユーザに通知を行い、その後さらにある期間経過してから削除条件を満たす画像を削除する実施の形態について説明する。尚、情報提供システム及びフォトサイトの構成は同様であるので、説明を省く。又、 図5乃至図9については、先の実施形態と同様なのでここでは説明は省く。
【0083】
(各種テーブルの構成例)
図11は、本実施形態におけるフォトサイト105の情報DB118に格納されている各画像に関する情報を格納した画像情報テーブル300Bを示す図である。
【0084】
本実施の形態では各画像は、画像ID301、画像の所有者のユーザID302、画像に使用されるタイトル(画像名)303、画像DB117上でのオリジナル画像のファイルパス304、Web上で表示されるサムネイル画像へのファイルパス305、Web上での詳細表示用画像へのファイルパス306、画像に対して所有者が設定するコメント307、画像の所有者が第三者に対して行った通知に対して、第三者が画像閲覧を行った回数308、画像が印刷注文された回数309、画像が作成された日時310、画像の所有者が第三者に対して最後にメール通知した日時311、画像に対して最後に編集が行われた日時312、画像が最後にプリント注文された日時313、画像が最後に閲覧された(画像が最後にアクセスされた)日時314、及び削除通知フラグ1110を持つ。310から314に示された日時は1970年1月1日午前0時0分0秒を0とした通算秒として保持されるが、日時を特定できる形式であればどのようなものでも構わない。
【0085】
又、削除通知フラグ1110は、画像削除を行う前にユーザに通知したか否かを判定するためのフラグであり、削除通知状態になると"1"、そうでないと"0"が格納される。
【0086】
図12は、本実施形態におけるフォトサイトのシステムが使用する保管期限データテーブル400Bの内容を示した図である。
【0087】
保管期限データテーブル400Bは、保管期間起点タイプ401、データの削除通知までの期間1201及び削除までの期間1202を持つ。保管起点タイプ401が"1"のとき保管期間の起点は画像の作成日時、"2"のときは最後にメール通知した日時、"3"のときには最後に編集が行われた日時、"4"のときには最後にプリント注文された日時、"5"の時には最後に閲覧された日時(最後に画像にアクセスされた日時)が保管期間の起点として使用されることを意味する。尚、本実施の形態ではフォトサイトの運用者がディスクの使用状況などを監視しながら適宜設定値を変更できるように、期間1201及び1202はデータベース上に保管しているが、これらの値は必ずしもデータベースに設定されていなければならないものではなく、システム上で期間を設定することができれば何でも良い。又、保管期間起点タイプ401は選択肢をデータベース上に持たせず、システム上固定しておいても構わない。
【0088】
尚、削除までの期間1202は通知までの期間1201より長い期間が設定されることは言うまでもない。
【0089】
次に、本実施の形態におけるフォトサイト105において一定期間経過した画像の所有者に通知し、さらに一定期間経過した画像を削除するときの方法について説明する。
【0090】
図13は、本実施形態におけるフォトサイト105における削除通知ユーザテーブル1300を示す図である。
【0091】
削除通知ユーザテーブルではユーザID1301および削除予告済みフラグ1102を保存する。削除予告済みフラグ1302はユーザが所有する画像のうち削除対象になる画像があったことを通知すると"1"、そうでないと"0"が設定される。削除予告済みフラグ1302が1である間は新たな削除予告通知は行わない。このことによって、同一ユーザの複数の画像が削除対象になっても通知メールは1度しか通知されないように抑制することができる。
【0092】
(削除通知の処理手順例)
図14は、本実施形態における画像の削除通知モジュールの動作を示したフローチャートである。削除通知モジュールは毎週1回または毎月1回等、フォトサイト105にある時計機能201が予め設定されている一定の日時になると自動的に起動され、フォトサイト105に登録されている全ての画像に対して有効期限切れのチェックを行う。
【0093】
ステップS1401にて現在の時刻Tを取得する。現在の時刻Tはフォトサイト105の持つ時計機能201によって取得することができる。ステップS1402にて現在の時刻Tから削除通知期間R1を引いた時刻T2を求める。ここで削除通知期間R1は保管期限テーブル400Bの通知までの期間1201から取得される。ステップS1403にて通知判定をするべき画像の判定に必要な起点時刻T3を求める。起点時刻T3は保管期限テーブル400Bの保管期間起点タイプ401に設定されている値に応じて、画像情報テーブル300Bから取得することができる。
【0094】
ステップS1404にてT2とT3を比較する。T3の方がT2より古い場合にはこの画像データは削除予定対象となり、ステップ1405に移行する。T3よりT2の方が古い場合には、この画像データは削除対象とみなされずこの画像に対する処理を終了する。ステップS1405にて現在処理中の画像データに対する画像情報テーブル300Bの削除通知フラグ1110に"1"をセットする。
【0095】
ステップS1406にて、画像情報テーブルに保存されているユーザID302を取得し、削除通知ユーザテーブル1300からユーザID1301に取得したユーザIDを持つレコードを検索し、そのレコードの削除予告済みフラグ1302が"1"であるかどうかを判定する。削除予告済みフラグ1302が"1"であったユーザには既に画像削除予告通知メールが送信されているので、そのまま終了する。削除予告済みフラグ1302が"0"の場合にはステップS1407に移行する。
【0096】
ステップS1407にて削除予告メールを送信する。ステップS1408にて削除予告済みフラグ1302に"1"をセットし、処理を終了する。
【0097】
(画像削除の処理手順例)
図15は、本実施形態における画像削除モジュールの処理を示したフローチャートである。削除モジュールは毎週1回または毎月1回等、フォトサイト105にある時計機能201が予め設定されている一定の日時になると自動的に起動され、フォトサイト105に登録されている全ての画像に対して有効期限切れのチェックを行う。尚、削除モジュールは削除通知モジュール起動後一定時間経過したら起動されるように設定しても構わない。
【0098】
ステップS1501にて現在の時刻Tを取得する。現在の時刻Tはフォトサイト105の持つ時計機能201によって取得することができる。ステップS1502にて、現在の時刻Tから削除期間R2を引いた時刻T4を求める。ここで、R2は保管期限テーブル400Bの削除までの期間1202から取得される値である。尚、本実施の形態ではR2には削除までの期間をもつことにしたが、削除モジュールが削除通知モジュール起動後一定時間経過したら起動される場合には1202の値は削除通知誤の期間とし、削除期間としてその値にR1を加算した期間としても良い。ステップS1503にて、削除判定をするべき画像の判定に必要な起点時刻T3を求める。起点時刻T3は画像情報テーブル300BからステップS1403で求めたT3と同じ項目の日時を取得することによって求められる。
【0099】
ステップS1504にてT4とT3を比較する。T3の方がT4より古い場合にはこの画像データは削除対象となり、ステップS1505に移行する。T3よりT4の方が古い場合には、この画像データは削除対象とみなされずこの画像に対する処理を終了する。ステップS1505にて、画像情報テーブル300Bから対象画像のユーザID302を取得する。ステップS1506にて対象画像を削除する。対処画像の削除とは、画像DB117から画像ファイルを削除し、情報DB118から削除対象となった画像に関する画像情報テーブルのレコードを削除することである。
【0100】
ステップS1507にて、画像情報テーブル300BからステップS1505で取得したユーザIDを持つレコードを検索し、そのレコードの削除通知フラグ1110が"1"であるレコードがあるかどうかを検索する。レコードが見つかった場合には処理を終了する。レコードが見つからなかった場合にはステップS1508に移行する。
【0101】
ステップS1508にて、削除通知ユーザテーブル1300からステップS1505で取得したユーザIDを持つレコードを検索し、そのレコードの削除予告済みフラグ1302に"0"をセットし処理を終了する。
【0102】
以上説明したような処理を、フォトサイト105に登録されている各画像に対して行うことによって、自動的にユーザに使われていない画像を削除することができる。
【0103】
[実施例3]
<情報提供システムのフォトサイトの構成例>
以下に、本実施形態において上記の情報提供システムが、画像の保管起点日時と保管有効期限をユーザ毎に設定することにより、システム運用者の作業負荷をかけることなく既に保管する必要がなくなったとみなされる画像データを効率よく削除する方法について詳しく説明する。尚、図1〜図3、図5〜図10については、実施例1と共通であるので、ここではその説明は省く。本実施形態におけるシステムによって実現されるサービス、機能は上記概要説明に限られるものではない。
【0104】
(各種テーブルの構成例)
図16は、本実施形態におけるフォトサイト105の情報DB118に格納されているユーザ情報テーブル1600を示す図である。
【0105】
ユーザ情報テーブル1600は、ユーザID1601、ユーザの氏名(1602〜1605)、ログイン名1606、パスワード1607、ユーザへの通知メールアドレス1608、ユーザの住所(1609〜1612)、電話番号1613、及び保管期間起点タイプ1614を保管する。保管起点タイプ1614が"1"のとき保管期間の起点は画像の作成日時、"2"のときは最後にメール通知した日時、"3"のときには最後に編集が行われた日時、"4"のときには最後にプリント注文された日時、"5"の時には最後に閲覧された日時(最後に画像にアクセスされた日時)が保管期間の起点として使用されることを意味する。
【0106】
図17は、本実施形態におけるフォトサイト105で使用する保管期限テーブル1700を示した図である。
【0107】
保管期限テーブル1700には、ユーザ登録時の保管期間起点タイプの初期値1701及びデータの保管期間1702が保存されている。尚、本実施の形態ではフォトサイトの運用者がディスクの使用状況などを監視しながら適宜設定値を変更できるように、保管期間起点タイプ1701及びデータの保管期間1702はデータベース上に保管しているが、これらの値は必ずしもデータベースに設定されていなければならないものではなく、システム上何らかの値を設定することができれば何でも良いし、システム上固定しておいても構わない。
【0108】
<情報提供システムのフォトサイトの動作例>
図18は、本実施形態における図5のアルバム編集画面500で「ユーザ情報変更」ボタン501を押下した時に表されるユーザ情報設定画面1800の一例を示した図である。又、ユーザ情報設定画面1800はフォトサイト105に新規にユーザ登録するときに表示される画面でもある。
【0109】
ユーザ情報設定画面1800において、登録ボタン1717が押下されるとE−Mailアドレス1801に入力された内容がユーザ情報テーブル1600のメールアドレス1608に、Login Name1802に入力された内容がユーザ情報テーブル1600のログイン名1606に、パスワード1803に入力された内容がユーザ情報テーブル1600のパスワード1607に、氏名の入力領域1804〜1807に入力された内容がユーザ情報テーブル1600の姓名の1602〜1605に、郵便番号1808,1809に入力された情報がユーザ情報テーブル1600の郵便番号1609に、都道府県1810に入力された情報がユーザ情報テーブル1600の都道府県1610に、住所の入力額域1811,1812に入力された内容がユーザ情報テーブル1600の住所1611,1612に、電話番号1813,1814,1815に入力された内容がユーザ情報テーブル1600の電話番号1613に設定される。
【0110】
ここで、保管情報設定ボタン1816が押下されると、図19の保管情報設定画面1800が表示される。
【0111】
図19は、本実施形態におけるフォトサイト105における各ユーザの保管情報の起点設定画面1900を示す図である。
【0112】
ユーザはラジオボタン1901から1905の中から保管期間の選択を行うことができる。OKボタン1905が押下されるとボタン1901〜1905の選択状態に応じてそれぞれ"1"から"5"の値を返し、図18のユーザ情報設定画面1800にもどる。ユーザ情報設定画面1800で登録ボタン1817が押下されると、ユーザ情報テーブル1600の保管起点タイプ1614に返された値が登録される。尚、起点設定画面1800が表示されたときの選択の初期値は、新規登録ユーザの場合には保管期間テーブル1700の保管期間起点タイプの初期値1701に設定されている値であり、アルバム編集画面500から遷移してきた場合には、ユーザ情報テーブル1600に設定されている保管起点タイプ1614である。
【0113】
尚、画像削除モジュールの処理を示すフローチャートは、実施形態1の図10と同様であるが、ステップS1002にて現在の時刻Tから引かれる保管期間Rは、保管期限テーブル1700のデータ保管期間1702より取得される。又、ステップS1003にて削除判定をするべき画像の判定に必要な起点時刻T3起点時刻T3は、ユーザ情報テーブル1600の保管期間起点タイプ1614に設定されている値に応じて、画像情報テーブル300から取得することができる。以上説明したような処理をフォトサイト105に登録されている各画像に対して行うことによって、自動的にユーザが一定期間使用していない画像を削除することができる。
【0114】
[実施例4]
<情報提供システムのフォトサイトの構成及び動作例>
上記実施例3では、一定期間が経過した画像から削除条件を満たす画像を自動的に削除していたが、削除を行う前に通知を行う方がユーザにとっては望ましい場合が多い。以下に、一定期間経過後ユーザに通知を行い、その後さらにある期間経過してから削除条件を満たす画像を削除する実施の形態について説明する。尚、図1、図2、図5〜図9、図11、図14〜図16については、前述の実施形態と共通であるので、ここではその説明は省く。
【0115】
(各種テーブルの構成例)
図20、は本実施形態におけるフォトサイト105の情報DB118に格納されているユーザ情報テーブル1600Bを示す図である。
【0116】
ユーザ情報テーブル1600Bは、ユーザID1601、ユーザの氏名〈1602〜1605)、ログイン名1606、パスワード1607、ユーザへの通知メールアドレス1608、ユーザの住所(1609〜1612)、電話番号1613、及び保管期間起点タイプ1614、削除予告済みフラグ2015を保管する。保管起点タイプ1614が"1"のとき保管期間の起点は画像の作成日時、"2"のときは最後にメール通知した日時、"3"のときには最後に編集が行われた日時、"4"のときには最後にプリント注文された日時、"5"の時には最後に閲覧された日時(最後に画像にアクセスされた日時)が保管期間の起点として使用されることを意味する。削除予告済みフラグ2015はユーザが所有する画像のうち削除対象になる画像があったことを通知すると"1"、そうでないと"0"が設定される。削除予告済みフラグ2015が"1"である間は新たな削除予告通知は行わない。このことによって、同一ユーザの複数の画像が削除対象になっても通知メールは1度しか通知されないように抑制することができる。
【0117】
図21は、本実施形態におけるフォトサイト105で使用する保管期限テーブル1700Bを示した図である。
【0118】
保管期限テーブル1700Bにはユーザ登録時の保管期間起点タイプの初期値1501、データの削除通知までの期間2102及びデータの削除までの期間2103が保存されている。尚、本実施形態ではフォトサイトの運用者がディスクの使用状況などを監視しながら適宜設定値を変更できるように、保管期間起点タイプ1501、削除通知までの期間2102及び削除までの期間2103はデータベース上に保管しているが、これらの値は必ずしもデータベースに設定されていなければならないものではなく、システム上何らかの値を設定することができれば何でも良いし、システム上固定しておいても構わない。また、削除までの期間2103は通知までの期間2102より長い期間が設定されることは言うまでもない。
【0119】
本実施形態における画像の削除通知モジュールの動作を示したフローチャート及び画像削除モジュールの処理を示したフローチャートは、実施形態1の図14及び図15と同様であるが、図14のステップS1406、S1408及び図15のステップS1508の「削除予告済みフラグ」が図20の2015を使用される違いがある。
【0120】
尚、上記各実施形態では、各画像データを削除の単位としていたが、上記実施形態で設定された削除判断となる項目310から314をアルバムの属性情報として管理することもできる。その場合、アルバムを単位として削除通知、削除を行うことができる。又、本実施形態では日時のみを削除の基準としたが、日時に加えてアクセス回数や印刷オーダ回数が一定数以上である画像は削除対象からはずすこともできる。
【0121】
又、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0122】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0123】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコートが格納されることになる。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、システム運用者に負荷をかけることなく、各ユーザのメリットに合わせて画像データの保管期間を調整することができ、効率的に画像データを削除できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態としての情報提供システム全体の概略構成例を示す図である。
【図2】本実施形態におけるフォトサイトの機能構成例を示した図である。
【図3】本実施形態1における各画像に関する情報を格納した画像情報テーブルの例を示す図である。
【図4】本実施形態1におけるシステムが使用する保管期限データテーブルの内容例を示した図である。
【図5】本実施形態におけるフォトサイトにログインしたときに表示されるアルバム編集画面の例を示す図である。
【図6】本実施の形態における画像のアップロード画面の例を示す図である。
【図7】本実施形態におけるアルバム公開画面の例を示す図である。
【図8】本実施形態におけるメール通知画面において送信ボタンが押下されたときに送信される通知メールの一例を示す図である。
【図9】本実施形態における閲覧者が通知メールに記載されたURLにアクセスしたときに表示される画面を示した図である。
【図10】本実施形態における画像削除モジュールの処理手順例を示したフローチャートである。
【図11】本実施形態1の他例における各画像に関する情報を格納した画像情報テーブルの例を示す図である。
【図12】本実施形態1の他例におけるフォトサイトのシステムが使用する保管期限データテーブルの内容ライを示した図である。
【図13】本実施形態1の他例における削除通知ユーザテーブルの例を示す図である。
【図14】本実施形態における画像の削除通知モジュールの動作手順例を示したフローチャートである。
【図15】本実施形態における画像削除モジュールの処理手順例を示したフローチャートである。
【図16】本実施形態2におけるユーザ情報テーブルの例を示す図である。
【図17】本実施形態2におけるシステムが使用する保管期限データテーブルの内容例を示した図である。
【図18】本実施形態2におけるユーザ情報設定画面の一例を示した図である。
【図19】本実施形態2における各ユーザの保管情報の起点設定画面の例を示す図である。
【図20】本実施形態2の他例におけるユーザ情報テーブルの例を示す図である。
【図21】本実施形態2の他例におけるシステムが使用する保管期限データテーブルの内容例を示した図である。
Claims (4)
- 情報処理装置にネットワークを介して接続されログインしているユーザ装置から画像データを受信し、保管手段に保管する当該情報処理装置であって、
前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文をユーザ装置から受け付ける注文受付手段と、
前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示をユーザ装置から受け付ける編集受付手段と、
前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求をユーザ装置から受け付ける閲覧受付手段と、
前記注文受付手段により前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文を受け付けた注文日時と、前記編集受付手段により前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示を受け付けた編集日時と、前記閲覧受付手段により前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求を受け付けた閲覧日時とを、前記保管手段に保管された画像データに対応づけて記録する記録手段と、
前記注文日時、前記編集日時および前記閲覧日時のうちのいずれか1つを前記保管手段に保管された画像データの保管期間を計時する起点日時とするために、ユーザ装置で選択された起点タイプ情報を受信する選択手段と、
前記起点タイプ情報をユーザ装置からログインしているユーザのユーザ情報に対応づけて記憶する記憶手段と、
前記保管手段に保管された画像データに対応づけて前記記録手段に記録された日時のうち、前記記憶手段にユーザ情報と対応づけて記憶された起点タイプ情報に対応して選択された日時が、現在時刻から所定の保管期間を引いた日時よりも古い場合に、前記画像データを前記保管手段から削除する削除手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記記録手段は、画像データに対する前記保管手段への保管要求を受け付けた保管日時と、前記保管手段に保管された画像データに対するメール通知を行なった通知日時とを更に記録し、
前記選択手段は、前記注文日時、前記編集日時、前記閲覧日時、前記保管日時および前記通知日時のうちのいずれか1つを前記保管手段に保管された画像データの保管期間を計時する起点日時とするために、ユーザ装置で選択された起点タイプ情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置にネットワークを介して接続されログインしているユーザ装置から画像データを受信し、保管手段に保管する当該情報処理装置の制御方法であって、
前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文をユーザ装置から受け付けるステップと、
前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示をユーザ装置から受け付けるステップと、
前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求をユーザ装置から受け付けるステップと、
前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文を受け付けた注文日時と、前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示を受け付けた編集日時と、前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求を受け付けた閲覧日時とを、前記保管手段に保管された画像データに対応づけて記録手段に記録するステップと、
前記注文日時、前記編集日時および前記閲覧日時のうちのいずれか1つを前記保管手段に保管された画像データの保管期間を計時する起点日時とするために、ユーザ装置で選択された起点タイプ情報を受信するステップと、
前記起点タイプ情報をユーザ装置からログインしているユーザのユーザ情報に対応づけて記憶手段に記憶するステップと、
前記保管手段に保管された画像データに対応づけて前記記録手段に記録された日時のうち、前記記憶手段にユーザ情報と対応づけて記憶された起点タイプ情報に対応して選択さ れた日時が、現在時刻から所定の保管期間を引いた日時よりも古い場合に、前記画像データを前記保管手段から削除するステップとを備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 情報処理装置にネットワークを介して接続されログインしているユーザ装置から画像データを受信し、保管手段に保管する当該情報処理装置の制御方法を実現するプログラムであって、
前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文をユーザ装置から受け付けるステップと、
前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示をユーザ装置から受け付けるステップと、
前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求をユーザ装置から受け付けるステップと、
前記保管手段に保管された画像データに対するプリント注文を受け付けた注文日時と、前記保管手段に保管された画像データに対する編集の指示を受け付けた編集日時と、前記保管手段に保管された画像データに対する閲覧要求を受け付けた閲覧日時とを、前記保管手段に保管された画像データに対応づけて記録手段に記録するステップと、
前記注文日時、前記編集日時および前記閲覧日時のうちのいずれか1つを前記保管手段に保管された画像データの保管期間を計時する起点日時とするために、ユーザ装置で選択された起点タイプ情報を受信するステップと、
前記起点タイプ情報をユーザ装置からログインしているユーザのユーザ情報に対応づけて記憶手段に記憶するステップと、
前記保管手段に保管された画像データに対応づけて前記記録手段に記録された日時のうち、前記記憶手段にユーザ情報と対応づけて記憶された起点タイプ情報に対応して選択された日時が、現在時刻から所定の保管期間を引いた日時よりも古い場合に、前記画像データを前記保管手段から削除するステップとを、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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