JP4124539B2 - 伸縮門扉 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工事現場の出入口等に設置される伸縮門扉に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の伸縮門扉としては、(イ) 複数の支柱と、これらの支柱間に伸縮可能に設けた扉体とを備え、前記支柱のうち固定側支柱には固定手段としてのクランプを溶接して、該クランプで出入口に設けられた固定柱を抱持して前記固定側支柱を固定し、他方の支柱に設けられた把手を引くことにより扉体を収縮又は伸長させて、工事現場等の出入口を開放または閉鎖させるものである。
【0003】
(ロ) また、特開平9ー25777号公報に示すように、複数の支柱間に伸縮自在の格子を取り付けて扉体を形成し、この扉体の両側に配置された支柱の上下方向に延びる溝を外側面に有し、各溝内の上下部にパイプクランプを着脱自在に支持するクランプ連結片を取り付け、前記パイプクランプの取付位置の変更によって左勝手用の伸縮門扉又は右勝手用の伸縮門扉を形成するようにしたものも、知られている。
【0004】
一般には、伸縮門扉には、左右2つの単位扉体を用いて扉体が両開きできるようにした両開き式のものと、1つの単位扉体を用いて扉体が片開きできるようにた片開き式のものとがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来例(イ)の伸縮門扉では、固定支柱に固定手段としてのクランプを溶接してなるものであるため、2つの単位扉体を用いる両開き式の場合は、左勝手用の単位扉体と右勝手用の単位扉体の2種類が必要であった。
【0006】
1つの単位扉体を用いる片開き式の場合は、出入口の左側を開閉させる場合と、右側を開閉させる場合とがあり、この場合においても、左勝手用の単位扉体(伸縮門扉)と右勝手用の単位扉体(伸縮門扉)の2種類が必要であった。
【0007】
このように、従来例(イ)の伸縮門扉では、クランプの取付位置によって左勝手用または右勝手用に限定されるため、2種類の単位扉体(伸縮門扉)を用意しておく必要があり、製品コストが高価となる欠点があった。
【0008】
従来例(ロ)の伸縮門扉では、従来例(イ)の有する上記の欠点は解消されるが、次の如き欠点が挙げられる。
すなわち、上記特開平9ー25777号公報記載の伸縮門扉では、固定側支柱と固定柱とを固定する固定手段として、支柱の上下方向の溝内に1組のクランプ連結片をネジ止めするとともに、該クランプ連結片に形成した挿入孔に、前記クランプ連結片に接続した連結軸を抜き差し自在に挿入し、該連結軸を割ピンで止着するものであるため、前述のクランプ連結片やネジや割ピンなどの多数の構成部品が必要であるとともに、固定側支柱へのクランプ連結片の組み付け作業やネジ止め作業並びに割ピン取付け作業を必要とし、作業効率が悪かった。さらに、伸縮門扉の開閉操作が頻繁に行なわれるに従って、前記ネジが弛んでクランプ連結片がガタついたり外れたりすることにより、伸縮門扉が開閉時に揺動するなどの欠点があった。
【0009】
本発明は、上記従来例(イ)、(ロ)の有する欠点を解消し、左勝手用または右勝手用のいずれの伸縮門扉としても使用できるとともに、固定側支柱と固定柱とを固定する固定手段の構造を一体化して、簡単な構造で固定側支柱への組み付け作業時間の短縮化を図り作業効率を向上させるようにした伸縮門扉を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の伸縮門扉は、複数の支柱と、これらの支柱間に伸縮可能に設けた扉体とを備え、前記支柱のうち両端側の固定側支柱は固定手段により固定柱に固定するとともに、前記扉体は両開きできるようにしてなる伸縮門扉であって、前記固定手段は、固定柱を抱持して固定するクランプと、固定側支柱を抱持して固定する締め金と、クランプと締め金とを連結する連結部材とからなり、この一種類の固定手段で、両端側の固定側支柱を左右両側の固定柱にそれぞれ固定するようにしてなるものである。
【0011】
扉体が両開きの場合には、左右2つの単位扉体を用いて、各単位扉体の固定側支柱と可動側支柱とは把手等の付随手段を有する同一構造とするとともに、各単位扉体は左右いずれの側にも取り付けできるようにしてなる方が好ましい。
【0012】
また、本発明の伸縮門扉は、複数の支柱と、これらの支柱間に伸縮可能に設けた扉体とを備え、前記支柱のうち一端側の固定側支柱は固定手段により固定柱に固定するとともに、前記扉体は片開きできるようにしてなる伸縮門扉であって、前記固定手段は、固定柱を抱持して固定するクランプと、固定側支柱を抱持して固定する締め金と、クランプと締め金とを連結する連結部材とからなり、この一種類の固定手段で、左開き扉体または右開き扉体のいずれかの固定側支柱を右側または左側の固定柱にそれぞれ固定するようにしてなるものである。
【0013】
扉体が1つの単位扉体を用いた片開きの場合において、固定側支柱と可動側支柱とは把手等の付随手段を有する同一構造とするとともに、この扉体は左右いずれの方向にも開き勝手を変更できるように構成してある方が好ましい。
【0014】
固定手段として、クランプは、固定クランプの一端と可動クランプの一端とを枢軸で連結し、固定クランプの他端に枢支したボルトを、可動クランプの他端の二股部に形成した係入孔に係入可能とするとともに、固定クランプの締め金の対向側には連結板を突設してなり、締め金は、伸縮門扉の固定側支柱を抱持して固定するための第1締め金部材及び第2締め金部材で構成され、前記第1締め金部材及び第2締め金部材にはフランジが突設されており、第1締め金部材のフランジと第2締め金部材のフランジとの間に前記クランプの連結板を挟持させて、これら両フランジ及び連結板とをボルト・ナットで締め付けて連結するものであって、このボルト・ナットを弛めることにより第1締め金部材と第2締め金部材を拡開し、締め付けることにより第1締め金部材と第2締め金部材を収縮するようにしてなるものを用いている。
【0015】
扉体は、実施形態で示すように、複数の支柱間に複数の斜交材を井桁状に組み合わせてなる伸縮リンク式のものに限らず、この伸縮リンク式のものにパネルを着脱自在に取り付けてなる伸縮リンク及びパネル併用式のもの、或いは周知の如く伸縮パネル式のもの等でもよく、その他の構造でも採用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態1】
本発明の実施の形態の第一例を図1〜図10に基づいて以下に説明する。
図1は両開き式の伸縮門扉を閉扉した状態の全体の正面図、図2は図1の扉体を収縮した状態での側面図、図3は図1における右側単位扉体の固定側支柱と固定柱とを固定手段で連結した状態を示す拡大斜視図、図4は固定手段の斜視図、図5は図4の正面図、図6は図4の右側面図、図7は図4の左側面図、図8は固定手段の可動クランプを拡開した状態の斜視図、図9は落し錠の取り付け状態を示す斜視図、図10は落し錠の斜視図である。
【0017】
本発明の第1実施形態の伸縮門扉は、図1に示すように、両開きの扉体を用いており、複数の支柱1…1と、これらの支柱1…1間に伸縮可能に設けた扉体2とを備え、前記支柱1…1のうち両端側の固定側支柱1A、1Aは固定手段40により、工事現場等の出入口に立設固定された固定柱80に固定されている。
【0018】
前記扉体2は、左側の単位扉体2Aと、右側の単位扉体2Bとの2つからなっており、図1で中央部に設けた可動側支柱1B、1Bの把手3、3を、それぞれ同図で矢印方向に引くことにより、各単位扉体2A、2Bが収縮されて工事現場等の入口が開放される。この開放状態の工事現場等の入口を図1の如く閉扉状態とする場合には、前記把手3、3を前記矢印方向とは逆方向に引けばよい。
【0019】
図1のように、扉体2が両開きの場合において、左右2つの単位扉体2A、2Bの固定側支柱1Aと可動側支柱1Bとは、把手3や錠取付金具4等の付随手段5を有する同一構造とすることにより、各単位扉体2A、2Bは左右いずれの側にも取り付けできる利点がある。
【0020】
支柱1(固定側支柱1A、可動側支柱1Bも含む)は、図3に示す如く、2本のチャンネル材11、11からなっている。両チャンネル材11、11は、その溝12、12が互いに内側を向くように対向され、かつその対向面間に斜交材13が挿通されるようにして、該チャンネル材11、11の上部をボルト14とナット15(図2参照)で締め付けて連結している。各支柱1の下端には基板16を介してキャスター17がボルト・ナット等で取り付けてある(図2参照)。なお、図1で1Cは1本からなる補助支柱である。
【0021】
扉体2(単位扉体2A、2B)は、複数の支柱1…1間に複数の斜交材13…13を井桁状に組み合わせ、各斜交材13の交差部をピン又はボルト・ナット等の枢軸18で連結して収縮自在としている。
【0022】
図2に示すように、斜交材13の下段の交差部は、前後の支柱1、1間にまたがってボルト20やナット21で枢着されており、これで下段の交差部が斜交材13…13の上下変化に対する固定位置となる。また、斜交材13の上段の交差部には、前後にローラー22、22を軸支している。ローラー22、22は前後の支柱1、1の各溝12にそれぞれ転動自在に嵌装されており、斜交材13の伸縮動作における上段交差部の上下変化を円滑に行なうように構成されている。
【0023】
従って、図1で、可動側支柱1Bを矢印方向に移動させることにより、扉体2(単位扉体2A、2B)が収縮され入口が開放される。逆に、入口が開放状態時には可動側支柱1Bを矢印方向と反対方向に移動させることで、扉体2(単位扉体2A、2B)が伸長され入口が閉扉される。
なお、図2で、6は振れ止めフックであって、この振れ止めフック6に単管(図示せず)を横架して、扉体2が強風等によって揺動するのを防止する。
【0024】
前記固定手段40は、工事現場等の入口に立設された固定柱80を抱持して固定するクランプ50と、扉体2の固定側支柱1Aを抱持して固定する締め金60と、クランプ50と締め金60とを連結する連結部材70とからなっている。この一種類の固定手段40で、両開き式伸縮門扉の両端側の固定側支柱1A、1Aを左右両側の固定柱80、80にそれぞれ固定するようにしてある。
【0025】
固定手段40は、上記構成要素を有する限り、本発明では特に限定しないのであるが、本実施形態の固定手段40は次のような構成を採っている。
すなわち、クランプ50は、略L字状の固定クランプ51の一端と略円弧状の可動クランプ52の一端とを枢軸53で回動自在に連結し、固定クランプ51の他端に枢軸55で枢支したボルト54を、可動クランプ51の他端の二股部56、56に形成した係入孔57に係入して、該ボルト54にナット58を螺合して可動クランプ52を締め付けるようにしたものである。また固定クランプ51の締め金60の対向側には連結板59を突設している。
【0026】
締め金60は、伸縮門扉の固定側支柱1Aを抱持して固定するための第1締め金部材61及び第2締め金部材62で構成され、前記第1締め金部材61及び第2締め金部材62にはフランジ63、64が突設されている。
【0027】
第1締め金部材61のフランジ63と第2締め金部材62のフランジ64との間に前記クランプ50の連結板59を挟持させて、これら両フランジ63、64及び連結板59とをボルト・ナット71で締め付けて連結するものである。そして、ボルト・ナット71を弛めることにより第1締め金部材61と第2締め金部材62を拡開し、締め付けることにより第1締め金部材61と第2締め金部材62を収縮するものである。
なお、前記連結板59と、第1、第2の締め金部材61、62のフランジ63、64とは、連結部材70を構成するものである。
【0028】
伸縮門扉の固定側支柱1Aと、工事現場等の入口に立設された固定柱80とを、固定手段40で連結して固定する方法としては、図8の矢印に示すように、締め金60をボルト・ナット71を弛めることにより拡開してから、固定側支柱1Aを抱持し、前記ボルト・ナット71を締め付けることにより、締め金60を固定側支柱1Aに固定する(図1、図3参照)。
【0029】
次に、クランプ50を図8に示すように、固定クランプ51と可動クランプ52とを、ボルト54による連結を止めた状態で矢印のように拡開してから固定柱80を抱持し、固定クランプ51に枢支したボルト54を可動クランプ52の二股部56、56の係入孔57に係入してナット58で締め付けて固定する。
【0030】
図1の如く両開き式伸縮門扉の両端側の支柱に固定手段40を取り付ける場合には、図1で右側に示した固定手段40と同一の固定手段40を反転して左側に対称的にして取り付けるとよい。
【0031】
図1、図9及び図10で、81は、支柱1(1A、1B)の下端を固定したキャスター17つきの基板16にボルト・ナット等の締結部材82で固定した落し錠である。この落し錠81は、図9と図10に示すように、軸83を使用時に下動して、コンクリート84に穿設した穴85に埋め込むことにより、強風等の際に伸縮門扉の振動等を防止するものであり、このとき軸83の把手83aは縦長のガイド孔86に連設された下部係合孔87に係合するようにしてある。この落し錠81の不使用時には軸83は上動されて図10の如く把手83aが上部係合孔88に係合されるようになっている。
【0032】
【発明の実施の形態2】
本発明の実施の形態の第二例を図11に基づいて以下に説明する。図11は片開き式の伸縮門扉を一部開放した状態の全体の正面図である。
【0033】
この第2実施形態の伸縮門扉は、扉体が片開き(図11では左開きであるが、右開きのものにも採用できる。)である点で、前記第1実施形態と異なっている。従って、単位扉体は、図1の両開き式では2つ必要としていたが、この片開き式では1つでよい。
【0034】
すなわち、この実施形態においては、複数の支柱1…1と、これらの支柱1…1間に伸縮可能に設けた扉体2とを備え、前記支柱1…1のうち一端側の固定側支柱1Aは固定手段40により固定柱80に固定されている。
【0035】
前記固定手段40は、前記第1実施形態の場合と同一構成のものを用いている。すなわち、固定柱80を抱持して固定するクランプ50と、固定側支柱1Aを抱持して固定する締め金60と、クランプ50と締め金60とを連結する連結部材70とからなっている。この一種類の固定手段40で、図11の如く左開き扉体の固定側支柱1Aを右側の固定柱80に固定するようにしている。
なお、図11で、左側の固定柱としては、右側の固定柱80と同一のものと、扉体2の固定側支柱1A又は可動側支柱1Bと同一のものとの2本を採用している。90は囲いなどの閉鎖体である。
【0036】
図11で、扉体2の左端に設けた可動側支柱1Bの把手3を、更に左側方向に引くことにより、扉体2が完全に伸びて工事現場等の入口を完全に閉鎖する。この完全閉鎖状態から工事現場等の入口を開放する場合には、前記把手3を右側方向へ引くことにより、扉体2が収縮されて上記工事現場等の入口が開放される。
【0037】
図1のように、扉体2が1つの単位扉体を用いた片開きの場合において、固定側支柱1Aと可動側支柱1Bとは、把手3や錠取付金具4等の付随手段5を有する同一構造とすることにより、この扉体2は左右いずれの方向にも開き勝手を変更できる利点がある。
【0038】
図11では左開き式の伸縮門扉としているが、この図11における扉体2を右開き式の伸縮門扉として変更することもできる。すなわち、図11において、扉体2はそのままのものを用い、図示しないが左側の固定柱を右側の固定柱80の如く1本だけとするともに、右側の固定柱を左側の固定柱80、80の如く2本として、左側を固定し右側を可動とする。そして、図11の右側の固定手段40と同一の構造のものを図1の左側に示す如く反転して、クランプ50で固定柱80を抱持して締め付け、締め金60で固定側支柱1Aを抱持して締め付けて固定する。これで右開き式の伸縮門扉となる。
【0039】
従って、固定手段40を、図11に示す如く扉体2の右側の固定側支柱1Aと固定柱80とに取り付けることによって、左開き式の伸縮門扉が得られる。また、固定手段40を、左側の固定側支柱(図11では可動側支柱1Bに相当する)と固定柱80とに取りつけることによって、右開き式の伸縮門扉が得られるのである。
【0040】
図1の各単位扉体2A、2Bを構成する部材(支柱1、付随手段5、キャスター17等)と、図11の扉体2を構成する部材((支柱1、付随手段5、キャスター17等)とが同一の場合には、図11に用いられている扉体2を、図1の両開き式の各単位扉体2A、2Bに共用ことができるし、逆に図1に用いられている単位扉体2A、2Bの1つを図11の片開き式の扉体2に共用することができる。
【0041】
扉体2の斜交材13は、収縮(折り畳み)時には支柱1(固定側支柱1A、可動側支柱1Bを含む)同士間の空間19内に納まるようになっているので、扉体2は極めてコンパクトに折り畳みできる。
【0042】
各支柱(1A、2B、3Cも含む)及び斜交材13の材質は、本発明では限定しないが、アルミニウム材を用いれば軽量化できるので好ましい。
【0043】
【発明の効果】
本発明の請求項1によれば、両開き式の伸縮門扉において、固定側支柱と固定柱とを固定する固定手段は、固定柱を抱持して固定するクランプと、固定側支柱を抱持して固定する締め金と、クランプと締め金とを連結する連結部材とからなり、この一種類の固定手段で、両端側の固定側支柱を左右両側の固定柱にそれぞれ固定するようにしてなるから、一種類の固定手段を複数個用いるだけで、両開き式の伸縮門扉の左右両端側の固定側支柱を、左右両側の固定柱にそれぞれ簡単に固定することができるとともに、固定側支柱への固定手段の組み付け作業効率も向上される。
【0044】
本発明の請求項2によれば、各単位扉体は左右いずれの側にも取り付けできる。つまり左右共用できる単位扉体が提供できる。ゆえに、左勝手用伸縮門扉と右勝手用伸縮門扉の両方を製作する必要がなくなり、経済的に安価となる。
【0045】
本発明の請求項3によれば、片開き式の伸縮門扉において、固定側支柱と固定柱とを固定する固定手段は、固定柱を抱持して固定するクランプと、固定側支柱を抱持して固定する締め金と、クランプと締め金とを連結する連結部材とからなり、この一種類の固定手段で、左開き扉体または右開き扉体のいずれかの固定側支柱を右側または左側の固定柱にそれぞれ固定するようにしてなるから、一種類の固定手段を複数個用いるだけで、片開き式の伸縮門扉を左勝手用又は右勝手用に変更することができる。従って、従来例(イ)のように、左勝手用伸縮門扉と右勝手用伸縮門扉の両方を製作する必要がなくなり、経済的に安価となる。さらに、固定側支柱への固定手段の組み付け作業効率も向上される。
【0046】
本発明の請求項4によれば、1つの単位扉体を左開き式の伸縮門扉として又は右開き式の伸縮門扉として、左右の開き勝手を簡単に変更できる。また、この単位扉体を2つ設けることによって、前述した両開き式の伸縮門扉に変更することができる。
【0047】
本発明の請求項5によれば、固定側支柱を固定柱に固定する固定手段として、従来例(ロ)の如きクランプ連結片やネジや割ピンなどの多数の構成部品は不要で、構造が簡単であり、扉体の固定側支柱への組み付け作業も簡単で迅速にでき、作業効率が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における両開き式の伸縮門扉を閉扉した状態の全体の正面図である。
【図2】図1の扉体を収縮した状態での側面図である。
【図3】図1における右側単位扉体の固定側支柱と固定柱とを固定手段で連結した状態を示す拡大斜視図である。
【図4】固定手段の斜視図である。
【図5】 図4の正面図である。
【図6】図4の右側面図である。
【図7】図4の左側面図である。
【図8】固定手段の可動クランプを拡開した状態の斜視図である。
【図9】落し錠の取り付け状態を示す斜視図である。
【図10】落し錠の斜視図である。
【図11】第2実施形態における片開き式の伸縮門扉を一部開放した状態の全体の正面図である。
【符号の説明】
1 支柱
1A 固定側支柱
1B 可動側支柱
1C 補助支柱
2 扉体
2A 単位扉体
2B 単位扉体
3 把手
4 錠取付金具
5 付随手段
11 チャンネル材
13 斜交材
16 基板
17 キャスター
18 枢軸
40 固定手段
50 クランプ
51 固定クランプ
52 可動クランプ
53 枢軸
54 ボルト
59 連結板
60 締め金
61 第1締め金部材
62 第2締め金部材
63 フランジ
64 フランジ
70 連結部材
80 固定柱
81 落し錠

Claims (5)

  1. 複数の支柱と、これらの支柱間に伸縮可能に設けた扉体とを備え、前記支柱のうち両端側の固定側支柱は固定手段により固定柱に固定するとともに、前記扉体は両開きできるようにしてなる伸縮門扉であって、
    前記固定手段は、固定柱を抱持して固定するクランプと、固定側支柱を抱持して固定する締め金と、クランプと締め金とを連結する連結部材とからなり、この一種類の固定手段で、両端側の固定側支柱を左右両側の固定柱にそれぞれ固定するようにしてなることを特徴とする伸縮門扉。
  2. 扉体が両開きの場合には、左右2つの単位扉体を用いて、各単位扉体の固定側支柱と可動側支柱とは把手等の付随手段を有する同一構造とするとともに、各単位扉体は左右いずれの側にも取り付けできるようにしてなる請求項1の伸縮門扉。
  3. 複数の支柱と、これらの支柱間に伸縮可能に設けた扉体とを備え、前記支柱のうち一端側の固定側支柱は固定手段により固定柱に固定するとともに、前記扉体は片開きできるようにしてなる伸縮門扉であって、
    前記固定手段は、固定柱を抱持して固定するクランプと、固定側支柱を抱持して固定する締め金と、クランプと締め金とを連結する連結部材とからなり、この一種類の固定手段で、左開き扉体または右開き扉体のいずれかの固定側支柱を右側または左側の固定柱にそれぞれ固定するようにしてなることを特徴とする伸縮門扉。
  4. 扉体が1つの単位扉体を用いた片開きの場合において、固定側支柱と可動側支柱とは把手等の付随手段を有する同一構造とするとともに、この扉体は左右いずれの方向にも開き勝手を変更できるように構成してなる請求項3の伸縮門扉。
  5. 固定手段として、クランプは、固定クランプの一端と可動クランプの一端とを枢軸で連結し、固定クランプの他端に枢支したボルトを、可動クランプの他端の二股部に形成した係入孔に係入可能とするとともに、固定クランプの締め金の対向側には連結板を突設してなり、
    締め金は、伸縮門扉の固定側支柱を抱持して固定するための第1締め金部材及び第2締め金部材で構成され、前記第1締め金部材及び第2締め金部材にはフランジが突設されており、
    第1締め金部材のフランジと第2締め金部材のフランジとの間に前記クランプの連結板を挟持させて、これら両フランジ及び連結板とをボルト・ナットで締め付けて連結するものであって、このボルト・ナットを弛めることにより第1締め金部材と第2締め金部材を拡開し、締め付けることにより第1締め金部材と第2締め金部材を収縮するようにしてなる請求項1〜4のいずれかに記載の伸縮門扉。
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