JP4124152B2 - 金型温調機の制御方法 - Google Patents

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この発明は、樹脂加工において金型温度を調節する金型温調機で油を媒体とする金型温調機の起動時の制御方法に関するものである。
油を媒体とする金型温調機において、油の温度が低い時に媒体循環のためポンプを起動した場合、油の粘度が高くなっているため、ポンプは通常よりも負荷がかかった状態で運転することとなる。この状態でポンプを連続運転させると、ポンプを駆動しているモータも過負荷の状態が続き、サーマルリレーがトリップして運転停止となることが多い。
通常、金型温調機は使用可能な温度範囲が定められており、この温度範囲を下回る温度の場合は、前記のような不具合が発生するため、オペレータは使用温度範囲内に媒体温度が上回るまで、サーマルリレーのリセットを行いながらポンプの起動をしていた。
また、一般的に金型温調機のポンプとヒータは同時に起動されるか、またはヒータをポンプよりも遅延させて起動させる場合が多く、媒体の温度が使用温度範囲を下回る場合は、金型へ媒体を循環させずに、より太い管路で構成されているバイパス回路を開いて、ポンプの負荷を軽減させながら媒体を循環させ、温度が範囲内に入った時点でバイパス回路を閉じて、金型へ媒体を循環させるようにオペレータが操作をしている場合もある。
特開2001−54915号公報
前記サーマルリレーのリセットを行いながらの運転では、通常運転に至る間、オペレータがサーマルリレーのリセットと、ポンプの起動を短時間毎に繰り返さなければならず、作業効率が非常に悪い。
また、サーマルリレーがトリップしないようモータの定格を上げ、油の粘度が高くても過負荷とならないようにする方法もあるが、通常運転においては、この定格を必要としないため、コストアップ並びに消費エネルギーの増大につながることになる。
更に、油の温度が低く、粘度が高い状態で強制的に循環を続けると、キヤビテーションが起こり、異常音発生や流量不足によるポンプのかじりといった不具合が発生する虞れもある。
この発明は、上記課題を解決するために考えられたものであって、媒体の温度が低い場合でもオペレータを煩わせることなく、スムーズな運転ができる金型温調機の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的によるこの発明は、金型内に設けた通路に油の媒体をポンプにより循環させて金型の温度調節を行う金型温調機において、前記ポンプの起動時に、媒体の温度と予め定められた温度とを比較して、媒体の温度が高い場合のみ通常運転となってポンプが起動し、該媒体の温度が予め定められた温度より低い場合は、媒体を加熱するヒータを先行して起動させ、媒体の温度が予め定められた温度より高くなった時点からポンプを起動して通常運転を行い、流体回路からの戻り媒体の温度が予め定められた温度を下回った場合は、ポプを停止してヒータにより戻り媒体を加熱し、該媒体の温度が予め定められた温度より高くなった時点でポンプを再起動する、というものである。
またこの発明は、金型内に設けた通路に油の媒体をポンプにより循環させて金型の温度調節を行う金型温調機において、ポンプの起動とヒータの起動を別スイッチで行い、ヒータ起動スイッチONによるヒータの起動後に、ポンプ起動スイッチをONにして媒体の温度と予め定められた温度とを比較し、媒体の温度が予め定められた温度より低い場合は、ポンプ起動スイッチのONを無効又はOFFにしてポンプを起動させず、該媒体の温度が予め定められた温度より高くなった時点でポンプ起動スイッチを再度ONにしてポンプを起動する、というものである。
上記構成では、ヒータを先行して起動させ、媒体の温度を上げてからポンプを起動して通常運転するため、媒体の粘度が高い状態でポンプを運転させることがなくなる。
これによりポンプの過負荷を防ぎ、サーマルリレーもトリップすることがなくなり、媒体の温度によって、媒体を循環させる回路を切り換える必要もなくなるので、金型温調機を起動させてから通常運転に至る間、オペレータを煩わせる操作がなくなるため、作業効率の著しい向上となる。
またサーマルリレーがトリップしないように、オペレータがリレーの設定値を必要以上に高くしてしまうことによる過昇温あるいは火災等の防止ともなる。さらに使用可能温度範囲に入ってからポンプを起動して通常運転させるため、キャビテーションも発生せず、ポンプにも負担が掛からない。さらにまた通常運転に必要なだけのモータの定格で済むため、コストアップを防ぎ、消費エネルギーの抑制ともなる。
図1は金型温調機で、制御装置2と流体回路3とにより構成されている。流体回路3で熱処理された油の媒体は、送媒管4を通って金型5に送られ、金型5内の温調通路を経由して返媒管6を通り、流体回路3へ戻される。
図2は流体回路3を示すもので、該流体回路3は媒体が蓄えられるタンク7、媒体の熱処理を行うヒータ8、媒体を金型5へ送り出すポンプ9、該ポンプ9の駆動モータ9aを備えている。バイパス管10は送媒路4の流通弁11と返媒路6の流通弁12の両方が閉じられている場合に、ポンプ9を運転しても媒体の循環ができるように設けられている。このバイパス管10は媒体昇温中のポンプ9の負荷を軽減するために設けられたものではないので、通常の管路よりも太くする必要はない。
媒体温度と定格温度を比較する場合は、ヒータ8の付近に設けられた熱電対13によって検出された媒体温度を確認する。これによりヒータ8で加熱された媒体の温度が即座に確認することができる。またポンプ9が起動されて運転に入った場合は、ポンプ9の付近に設けた熱電対14により検出した温度に基づいて、制御装置2が設定された金型温度を目標として、媒体の温度を制御する。
図3は、金型温調機1においてポンプ9を起動した時の動作フローチャートである。金型温調機1のポンプ起動スイッチがONされると、制御装置2にて設定された定格温度と、現在の媒体温度の比較が行われる(ステップ30)。
現存の媒体温度が定格温度よりも高い場合は、通常運転となってポンプ9が起動する(ステップ31)。
現在の媒体温度が定格温度よりも低い場合は、媒体の温度を上げるため、ヒータ8を先行して起動させ(ステップ32)、ポンプ9は起動させない(ステップ33)。この時、制御装置2にてオペレータに媒体の加熱中であることを知らせる表示等を行ってもよく.ヒータ8により加熱された媒体の温度が、定格温度よりも高くなった時点で、ポンプ9を起動してステップ31の通常運転となる。
ポンプ9を運転させることで、流体回路3内を媒体が循環するが、循環することにより管路にあった媒体が戻り、媒体の温度が定格温度を下回った場合は、再度ステップ32,33を行い、ポンプ9を停止させてヒータ8により媒体を加熱する。媒体の温度が定格温度より高くなった時点で、再びポンプ9を起動させて通常運転に移行する
定格温度は、制御装置2において設定されてもよいし、また予め固定値としておいてもよい。この温度は媒体の粘度が高くポンプ9が過負荷状態で動作する温度ではなく、ポンプ9が定格で動作できる範囲で定めることが必要である。
図4は、ポンプ9の起動とヒータ8の起動が別スイッチで行われる場合のフローチャートである。ヒータ起動スイッチがON(ステップ40)されるとヒータ8が起動(ステップ41)し、ポンプ起動スイッチON(ステップ42)する。ポンプ起動スイッチがONされた時は、制御装置2において設定された定格温度と、現在の媒体温度とが比較(ステップ43)される。
媒体温度が定格温度よりも低い場合には、ポンプ起動スイッチのONを無効にするか、または該スイッチをOFF(ステップ44)にして、ポンプ9を起動させず、安全処理をする。この場合、オペレータは媒体温度が定格温度より高くなったことを確認した上で、ポンプ起動スイッチを再度ONにし、ポンプ9を起動して通常運転(ステップ45)にすることができる。
前記のような安全処理を入れることにより、媒体温度が低い場合にオペレータがポンプ9を起動させようとしても起動しないため、ポンプ9に負荷がかからず、媒体温度が上がってからポンプ9を運転させることが確実にできるようになる。またポンプ9の起動と、ヒータ8の起動が別スイッチの場合でも、前記実施形態のように媒体の温度が上がった時点で自動的にポンプ9を運転させても、勿論よい。
一般的な金型温調機と金型の略示説明図である。 この発明の金型温調機の制御方法を実施することができる流体回路図である。 この発明の制御方法のフローチャートである。 ポンプとヒータの起動を別スイッチに行う場合のフローチャートである。
符号の説明
1 金型温調機
2 制御装置
3 流体回路
4 送媒管
5 金型
6 返媒管
7 媒体のタンク
8 ヒータ
9 ポンプ
9a ポンプの駆動モータ
10 バイパス管

Claims (2)

  1. 金型内に設けた通路に油の媒体をポンプにより循環させて金型の温度調節を行う金型温調機において、
    前記ポンプの起動時に、媒体の温度と予め定められた温度とを比較して、媒体の温度が高い場合のみ通常運転となってポンプが起動し、該媒体の温度が予め定められた温度より低い場合は、媒体を加熱するヒータを先行して起動させ、媒体の温度が予め定められた温度より高くなった時点からポンプを起動して通常運転を行い、
    流体回路からの戻り媒体の温度が予め定められた温度を下回った場合は、ポプを停止してヒータにより戻り媒体を加熱し、該媒体の温度が予め定められた温度より高くなった時点でポンプを再起動することを特徴とする金型温調機の制御方法。
  2. 金型内に設けた通路に油の媒体をポンプにより循環させて金型の温度調節を行う金型温調機において、
    ポンプの起動とヒータの起動を別スイッチで行い、ヒータ起動スイッチONによるヒータの起動後に、ポンプ起動スイッチをONにして媒体の温度と予め定められた温度とを比較し、媒体の温度が予め定められた温度より低い場合は、ポンプ起動スイッチのONを無効又はOFFにしてポンプを起動させず、該媒体の温度が予め定められた温度より高くなった時点でポンプ起動スイッチを再度ONにしてポンプを起動することを特徴とする金型温調機の制御方法。
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