JP4122789B2 - 複合無線装置及びそれに用いる干渉回避制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複合無線装置及びそれに用いる干渉回避制御方法に関し、特に2.4GHz帯における無線LANとBluetooth(R)との干渉を回避するための干渉回避制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複合無線装置においては、同じISM(Industrial Science Medical)(2400〜2483.5MHz)バンドと呼ばれる周波数帯域を用いるIEEE802.11gの規格を用いる無線LAN(Local Area Network)装置(2.4GHz帯無線LAN)と、Bluetooth(R)を用いた微弱電波無線装置とを同じ場所で利用する装置がある。
【0003】
この場合に、無線LAN装置及び微弱電波無線装置各々の相互の信号が干渉しあい、高速なデータ転送の妨げになる。それを回避する方法としては、無線LAN装置が使っていない周波数帯域を微弱電波無線装置が用いることで、互いの干渉を解決するという適応型周波数ホッピング方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した適応型周波数ホッピング方法では、無線LAN装置が2400〜2483.5MHzという帯域内の大部分を利用している場合、この方法は通用しない。
【0005】
したがって、微弱電波無線装置だけが、適応的に周波数ホッピング帯域を変化させるだけではなく、無線LAN装置も、周波数帯域を適応的に変化させる必要がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、IEEE802.11gによる信号とBluetooth(R)による信号との干渉を回避することができる複合無線装置及びそれに用いる干渉回避制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による複合無線装置は、同じ周波数帯域を用いる無線LAN(Local Area Network)装置と微弱電波無線装置とを複合させた複合無線装置であって、
前記無線LAN装置が使用している周波数から前記微弱電波無線装置が利用可能な周波数帯域を求めて前記微弱電波無線装置に入力する無線管理装置を含み、
前記微弱電波無線装置は、前記求められた周波数帯域内の周波数に前記微弱電波無線装置における周波数をホッピングさせる制御手段を含んでいる。
【0008】
本発明による干渉回避制御方法は、同じ周波数帯域を用いる無線LAN(Local Area Network)装置と微弱電波無線装置とを複合させた複合無線装置の干渉回避制御方法であって、
無線管理装置が、前記無線LAN装置が使用している周波数から前記微弱電波無線装置が利用可能な周波数帯域を求めて前記微弱電波無線装置に入力し、
前記微弱電波無線装置が、前記求められた周波数帯域内の周波数に前記微弱電波無線装置における周波数をホッピングさせている。
【0009】
すなわち、本発明の複合無線装置は、同じISM(Industrial Science Medical)(2400〜2483.5MHz)バンドと呼ばれる周波数帯域を用いるIEEE802.11gの規格を用いた無線LAN装置(2.4GHz帯無線LAN)と、Bluetooth(R)を用いた微弱電波無線装置とを同じ場所で利用する場合に発生する互いの信号の干渉問題を、無線LAN装置の周波数帯域を可変させ、一方、微弱電波無線装置がこの無線LAN装置が利用していない周波数帯域に適応的に周波数をホッピングさせることで解決することを特徴としている。
【0010】
例えば、無線LAN装置で帯域22MHzの信号が周波数2401〜2423MHzで送信され、微弱電波無線装置で帯域1MHzの信号が2400〜2483.5MHz内をホッピングしながら送信された場合、無線LAN装置と微弱電波無線装置とがともに互いの信号によって干渉を受け、正確かつ高速にデータのやり取りが困難になることが知られている。
【0011】
一方、無線LAN装置で帯域22MHzの信号が周波数2401〜2423MHzで送信している場合、微弱電波無線装置が帯域1MHzの信号を2424MHz〜2483.5MHz内に送信するようにして、互いの干渉を回避する適応型周波数ホッピング法も考えられている。
【0012】
しかしながら、無線LAN装置が帯域22MHzの3つの信号を、例えば、それぞれ2401〜2123MHz、2125〜2147MHz、2150〜2172MHzで送信した場合、この適応型周波数ホッピング法だと使える帯域が10MHz程度となり、微弱電波無線装置の干渉波からの耐性が著しく劣化してしまう。
【0013】
そこで、本発明では、無線LAN装置が変調にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を用いて、信号の周波数環境に応じてそのキャリアの数を可変化させ、微弱電波無線装置がその隙間の周波数にも周波数をホッピングできるようにして、互いの干渉を回避する方法をとっている。
【0014】
因みに、IEEE802.11gとはIEEE802.11bの拡張版で、IEEE802.11bの最大転送レートが11MHsであるのに対し、IEEE802.11gでは最大転送レートを54MHzにまで上げている。
【0015】
上記のように、無線LAN装置ではOFDM変調器のキャリア数を可変させ、微弱電波無線装置をそれに対応する周波数ホッピングさせることで、無線LAN装置と微弱電波無線装置とにおける信号の干渉を回避することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例による複合無線装置の構成を示すブロック図である。図1において、複合無線装置1は無線管理装置10と、IEEE802.11gの規格を用いる無線LAN(Local Area Network)装置(2.4GHz帯無線LAN)20と、Bluetooth(R)を用いる微弱電波無線装置30と、電源装置40と、メモリ装置50とから構成されている。
【0017】
無線管理装置10は無線LAN装置20と微弱電波無線装置30とで使われる周波数管理を行う。電源装置40は電源を無線管理装置10と無線LAN装置20と微弱電波無線装置30とにそれぞれ供給する。メモリ装置50には無線管理装置10の制御手順(プログラム)が書込まれている。ここで、無線LAN装置20は複数の信号の送受信が可能であるとする。
【0018】
複合無線装置1は同じISM(Industrial Science Medical)(2400〜2483.5MHz)バンドと呼ばれる周波数帯域を用いるIEEE802.11gの規格を用いた無線LAN装置20と、Bluetooth(R)を用いた微弱電波無線装置30とを複合させた装置である。
【0019】
本実施例では、上記のように、無線LAN装置20と微弱電波無線装置30とを複合させた場合に発生する互いの信号の干渉問題を、無線LAN装置20の周波数帯域を可変させ、一方、微弱電波無線装置30がこの無線LAN装置20が利用していない周波数帯域に適応的に周波数をホッピングさせることで解決している。
【0020】
例えば、図2に示すように、無線LAN装置20において帯域22MHzの信号が周波数2401〜2423MHzで送信され、微弱電波無線装置30において帯域1MHzの信号が2400〜2483.5MHz内をホッピングしながら送信された場合、無線LAN装置20及び微弱電波無線装置30がともに互いの信号によって干渉を受け、正確かつ高速にデータのやり取りが困難になることが知られている。
【0021】
一方、図3に示すように、無線LAN装置20において帯域22MHzの信号が周波数2401〜2423MHzで送信されている場合、微弱電波無線装置30は帯域1MHzの信号を2424MHz〜2483.5MHz内に送信するようにし、互いの干渉を回避する適応型周波数ホッピング法も考えられている。
【0022】
しかしながら、図4に示すように、無線LAN装置が帯域22MHzの3つの信号を、例えば、それぞれ2401〜2123MHz、2125〜2147MHz、2150〜2172MHzで送信した場合、上記の適応型周波数ホッピング法では使える帯域が10MHz程度となり、微弱電波無線装置30の干渉波からの耐性が著しく劣化してしまう。
【0023】
そこで、図5に示すように、本実施例では、無線LAN装置20が変調にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を用いて、信号の周波数環境に応じてそのキャリアの数を可変させ、微弱電波無線装置30がその隙間の周波数にも周波数をホッピングできるようにして、互いの干渉を回避する方法をとっている。
【0024】
因みに、IEEE802.11gとはIEEE802.11bの拡張版で、IEEE802.11bの最大転送レートが11MHsであるのに対し、IEEE802.11gでは最大転送レートを54MHzにまで上げている。
【0025】
図6は図1の無線LAN装置20の構成を示すブロック図である。図6において、無線LAN装置20はRF(Radio Frequency)部21と、ベースバンド部22と、メディアアクセスコントローラ部23と、電源部24と、メモリ部25とから構成されている。
【0026】
RF部21はアンテナ、送受信用信号増幅器、フィルタ、変復調器、PLL(Phase Locked Loop)シンセサイザ等によって構成され、無線信号を変復調する。
【0027】
ベースバンド部22はDSP(Digital Signal Processor)等で構成され、信号のOFDM変復調を行う。メディアアクセスコントローラ(MAC:Media Access Control)部23はホストコンピュータ(図示せず)やベースバンド部22とのインタフェースで、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)でのデータリンク層に相当する部分で、DSP等で構成されている。
【0028】
電源部24はRF部21とベースバンド部22とメディアアクセスコントローラ部23とメモリ部25とにそれぞれ電源を供給する。メモリ部25には無線アクセス方法(プログラム)が書込まれている。
【0029】
図7は図6のベースバンド部22の構成を示すブロック図である。図7において、ベースバンド部22はシリアル→パラレル変換器22b、複素情報化器22c、逆フーリエ変換器22d、パラレル→シリアル変換器22e等からなるOFDM変調器と、シリアル→パラレル変換器22f、フーリエ変換器22g、判定器22h、パラレル→シリアル変換器22i等からなるOFDM復調器とから構成されており、これらで利用するキャリア数設定をキャリア数設定器22aによって行っている。
【0030】
例えば、最大キャリア設定数をM個とすると、シリアル→パラレル変換器12では2M個分の信号の振り分けを行うことができる。しかしながら、キャリア数設定をM−1個と1個分キャリア数を減らすと、シリアル→パラレル変換器12では2M−2個分の信号の振り分けを行うようにキャリア数設定器11が設定を行う。
【0031】
図8は図1の微弱電波無線装置30の構成を示すブロック図である。図8において、微弱電波無線装置30はRF部31と、ベースバンド部32と、リンク管理部33と、ホストコントローラインタフェース部34と、電源部35と、メモリ部36とから構成されている。
【0032】
RF部31はアンテナ、送受信用信号増幅器、フィルタ、変復調器、PLLシンセサイザ等で構成され、無線信号を変復調する。ベースバンド部32はDSP等で構成され、データの送受信を行う他の微弱電波無線装置との接続やデータ転送のやり取り、周波数ホッピングパターンの設定等を行う。
【0033】
リンク管理部33はDSP等で構成され、機器間のリンクの確立とセキュリティの制御とを行う。ホストコントローラインタフェース部34はアプリケーションが微弱電波無線装置30側にアクセスするためのインタフェースである。
【0034】
電源部35はRF部31とベースバンド部32とリンク管理部33とホストコントローラインタフェース部34とメモリ部36とにそれぞれ電源を供給する。メモリ部36はフラッシュメモリ等で構成され、ベースバンド部32やリンク管理部33等の接続手順等が書込まれている。
【0035】
図9は図8の微弱電波無線装置30のベースバンド部32の機能の一つである周波数ホッピングパターン設定器(Selection Box)を示す図である。図9において、周波数ホッピングパターン設定器32aは利用可能な周波数が入力されると、その周波数範囲内での周波数ホッピングパターンの設定を行い、ホッピング周波数を出力する。ここで、周波数ホッピングする帯域が79MHz方式と23MHz方式とがある。以下、79MHz方式の通常のホッピングパターン設定方法について説明する。
【0036】
図10は図9の周波数ホッピングパターン設定器32aによる通常のホッピングパターン設定方法を示す図である。図10を参照すると、まず1MHz毎に番号を「0」から「78」まで付けていき、それを偶数から「0」,「2」,「4」,「6」,・・・,「78」と並べ、次に奇数を「1」,「3」,「5」,「7」,・・・,「77」と並べる。すなわち、「0」,「2」,「4」,「6」,・・・,「78」,「1」,「3」,「5」,「7」,・・・,「77」と並べる。
【0037】
次に、そのうちの32個分を先頭から順番に選ぶ、例えば、「0」から選ぶとすると、「0」,「2」,「4」,・・・,「62」が選ばれる。続いて、これをランダムな順番に並び替え、これを最初のホッピングパターンとする。
【0038】
また、オフセットが16個分与えられ、「32」,「18」,「20」,・・・,「1」,「3」,・・・,「15」となり、これをまたランダムな順番に並び替え、それが次のホッピングパターンとなる。この後、さらにオフセットが16個分与えられていき、上記の処理が繰返し行われる。
【0039】
図11は図9の周波数ホッピングパターン設定器32aによる帯域制限された場合のホッピングパターン設定方法を示す図である。図11を参照すると、全ての帯域が使えない場合、例えば、4〜20(帯域17MHz)までが使えないとすると、「0」,「2」,「22」,「24」,・・・,「78」,「1」と32個分並べ、これをランダムな順番に並び替え、それがホッピングパターンとなる。
【0040】
次に、オフセットが16個分与えられるので、「52」,「54」,「56」,・・・,「78」,「1」,「3」,「21」,・・・,「49」,「51」となり、これをまたランダムな順番に並び替え、それが次のホッピングパターンとなる。この場合には、常に、4〜20を用いないで、順番に並べられ、これをランダムに並べ替え、次のホッピングパターンを決定する。
【0041】
続いて、23MHz方式の場合のホッピングパターン設定方法を示す。通常の帯域制限がない場合には上記の79MHz方式との違いはない。また、23MHz方式の場合では帯域制限があっても、必要な16個分の周波数帯域、あるいは微弱電波無線装置30が必要とする帯域を確保することができる場合、図11に示す79MHz方式との違いはない。
【0042】
しかしながら、帯域制限のために必要な16個分の周波数帯域、あるいは微弱電波無線装置30が必要とする帯域を確保することができない場合がある。例えば、4〜16(帯域13MHz)まで使えない場合、帯域を、例えば37MHzと拡張し、「0」,「2」,「18」,「20」,「22」,「24」,「26」,「28」,「30」,「32」,「34」,「36」,「1」,「3」,「17」,「19」と並べ、必要な16個分の周波数帯域を確保するようにする。これをランダムな順番に並び替え、それがホッピングパターンとなる。
【0043】
また、23MHz方式の時にはオフセットを8個分与え、「30」,「32」,「34」,「36」,「1」,「3」,「17」,「19」,「21」,「23」,「29」,「31」,「33」,「35」,「0」,「2」,「18」となり、これをまたランダムな順番に並び替え、それが次のホッピングパターンとなる。上記の処理を繰返し行う。
【0044】
図12は図1の無線管理装置10による無線LAN装置20と微弱電波無線装置30とに対する制御を示すシーケンスチャートであり、図13は図1の無線管理装置10によるベースバンド部22のOFDM変調器で利用されるキャリア数や微弱電波無線装置30の占有周波数帯域の決定処理を示すフローチャートである。これら図1と図6〜図9と図12と図13とを参照して参照して本発明の第1の実施例の動作について説明する。
【0045】
図12を参照すると、無線LAN装置20及び微弱電波無線装置30の電源がオンで、無線LAN装置20だけがある周波数で一つ、あるいは複数の22MHz帯域を利用してデータ転送を行っている状況下で、微弱電波無線装置30から無線管理装置10へ利用要求が出される(図12のa1)。
【0046】
無線管理装置10は無線LAN装置20へ、無線LAN装置20が現在占有している周波数帯等を問い合わせる(図12のa2)。これに対し、無線LAN装置20は無線管理装置10へ占有周波数帯を回答する(図12のa3)。
【0047】
無線管理装置10は図13に示すフローにしたがって、無線LAN装置20のベースバンド部22のOFDM変調器で利用されるキャリア数を決定し、無線LAN装置20にベースバンド部22のOFDM変調器で利用されるキャリア数の変更要求を出す(図12のa4)。
【0048】
ここで、無線LAN装置20で利用されている信号数をi、キャリア数をfc1_carrier_number,fc2_carrier_number,・・・,fci_carrier_number(以下、それぞれFc1,Fc2,・・・,Fciとする)、合計キャリア数をcarrier_number(以下、Cnとする)とした場合、それぞれのキャリア数計算の一般式は、
Fck=(Cn×Fck)/(Fc1+Fc2+・・・+Fci)
あるいは、
Fck=Fck (k=0,1,・・・,i)
となる。
【0049】
同様に、利用可能周波数帯域をavailable_BW(以下、Abwとする)、キャリア帯域をcarrier_BW(以下、Cbwとする)とした場合、微弱電波無線装置30の占有周波数帯域BTbwは、
BTbw=Abw―(Fc1+Fc2+・・・+Fci)×Cbw
となる。
【0050】
無線LAN装置20は要求にしたがって、変更キャリア数に基づき、キャリア数の変更を行った後、キャリア数fc1,fc2等のパラメータとともに、変更完了回答を出す(図12のa5)。
【0051】
無線管理装置10は微弱電波無線装置30へホッピング可能な周波数帯域等のパラメータ、無線LAN装置20で利用されている信号の中心周波数fc1,fc2、キャリア数Fc1,Fc2、占有周波数帯域BTbwを送信する(図12のa6)。
【0052】
微弱電波無線装置30はホッピング可能な周波数帯域に基づき、微弱電波無線装置30でのベースバンド部32の周波数ホッピングパターン設定器32aで周波数ホッピングパターンを決定し、周波数ホッピングパターン決定回答を出す(図12のa7)。微弱電波無線装置30は設定された周波数内で周波数をホッピングさせてデータ転送を開始する。
【0053】
ここで、図13を参照して無線管理装置10によるベースバンド部22のOFDM変調器で利用されるキャリア数や微弱電波無線装置30の占有周波数帯域の決定処理について説明する。
【0054】
無線管理装置10は微弱電波無線装置30からの利用要求後、無線LAN装置20のパラメータ(中心周波数:fc1,fc2、キャリア数:Fc1,Fc2、キャリア帯域:Cbw)を入手する(図13ステップS1)。
【0055】
無線管理装置10は入手したパラメータを基に、「(Fc1+Fc2)×Cbw>Abw−Min」であるかどうかを判定する(図13ステップS2)。ここで、Minは最小Bluetooth(R)周波数帯域(mini_BW)である。
【0056】
無線管理装置10は「(Fc1+Fc2)×Cbw>Abw−Min」であれば、
Cn=(Abw−Min)/Cbw
Fc1=Cn×Fc1/(Fc1+Fc2)
Fc2=Cn×Fc2/(Fc1+Fc2)
BTbw=Min
を計算する(図13ステップS3)。
【0057】
また、無線管理装置10は「(Fc1+Fc2)×Cbw>Abw−Min」でなければ、
BTbw=Abw−(Fc1+Fc2)×Cbw
を計算する(図13ステップS4)。
【0058】
無線管理装置10は上記の計算から得たパラメータ(中心周波数:fc1,fc2、キャリア数:Fc1,Fc2、Bluetooth(R)占有帯域:BTbw等)の変更要求を無線LAN装置20や微弱電波無線装置30に送信する(図13ステップS5)。
【0059】
図14は本発明の第2の実施例による無線管理装置の無線LAN装置及び微弱電波無線装置に対する制御動作を示すシーケンスチャートであり、図15は本発明の第2の実施例による無線管理装置の無線LAN装置のベースバンド部のOFDM変調器で利用されるキャリア数や微弱電波無線装置の占有周波数帯域の決定処理を示すフローチャートである。尚、本発明の第2の実施例による複合無線装置及びその内部の各部の構成は上述した本発明の第1の実施例と同様であるので、以下、本発明の第1の実施例と同様の構成を用いて説明する。
【0060】
これら図14及び図15を参照して、本発明の第2の実施例において無線LAN装置20と微弱電波無線装置30とが送信している状況下で無線LAN装置20が新たに信号を送信する時の動作について説明する。
【0061】
本発明の第2の実施例は、無線LAN装置20と微弱電波無線装置30との電源がオンで、微弱電波無線装置30のデータ転送を行い、無線LAN装置20が一つ、あるいは複数信号を用いてデータ転送を行っている状況下で、新たに無線LAN装置20がデータ転送しようとする点で、上記の本発明の第1の実施例とは異なる。
【0062】
図14を参照すると、無線LAN装置20及び微弱電波無線装置30の電源がオンで、微弱電波無線装置30がデータ転送を行い、無線LAN装置20が一つ、あるいは複数信号を用いてデータ転送を行っている状況下で、新たに無線LAN装置20が無線管理装置10へ利用要求と現在占有周波数帯域とを送信する(図14のa11)。
【0063】
すると、無線管理装置10は図15に示すフローにしたがって、無線LAN装置20のベースバンド部22のOFDM変調器で利用されるキャリア数を計算し、まず微弱電波無線装置30へホッピング可能な周波数帯域等のパラメータ、無線LAN装置20で利用される信号の中心周波数fc1,fc2、キャリア数Fc1,Fc2、占有周波数帯域BTbwを送信する(ステップB2)。
【0064】
ここで、無線LAN装置20で利用されている信号数がi、キャリア数がFc1,Fc2,・・・,Fciとする時、新たに追加されるキャリア数Fc(i+1)は、
Fc(i+1)=(Abw―Min)
/Cbw―(Fc1+Fc2+・・・+Fci)
あるいは、
Fc(i+1)=Max/Cbw
となる。但し、Maxは最大キャリア数(Mac_carrier_number)である。
【0065】
微弱電波無線装置30はホッピング可能な周波数帯域に基づき、微弱電波無線装置30でのベースバンド部32にある周波数ホッピングパターン設定器32aで周波数ホッピングパターンを決定し、周波数ホッピングパターン決定回答を出し(図14のa13)、設定された周波数内で周波数をホッピングさせてデータ転送する。
【0066】
無線管理装置10は無線LAN装置20へ計算したパラメータ、キャリア数Fc1,Fc2等とともにキャリア数変更要求を出す(図14のA14)。無線LAN装置20は信号毎の変更キャリア数に基づき、キャリア数の変更を行った後、変更完了回答を出す(図14のa15)。
【0067】
ここで、図15を参照して無線管理装置10によるベースバンド部22のOFDM変調器で利用されるキャリア数や微弱電波無線装置30の占有周波数帯域の決定処理について説明する。
【0068】
無線管理装置10は無線LAN装置20からの利用要求後、無線LAN装置20のパラメータ(中心周波数:fc1,fc2、キャリア数:Fc1,Fc2、キャリア帯域:Cbw)、微弱電波無線装置30のパラメータ(Bluetooth(R)占有帯域:BTbw)を入手する(図15ステップS11)。
【0069】
無線管理装置10は入手したパラメータを基に、「(Fc1+Max)×Cbw>Abw−BTbw」であるかどうかを判定する(図15ステップS12)。無線管理装置10は「(Fc1+Max)×Cbw>Abw−BTbw」であれば、
Fc2=(Abw−Min)/(Cbw−Fc1)
BTbw=Min
を計算する(図15ステップS13)。
【0070】
また、無線管理装置10は「(Fc1+Max)×Cbw>Abw−BTbw」でなければ、
Fc2=Max/Cbw
を計算する(図15ステップS14)。
【0071】
無線管理装置10は上記の計算から得たパラメータ(中心周波数:fc1,fc2、キャリア数:Fc1,Fc2、Bluetooth(R)占有帯域:BTbw等)の変更要求を無線LAN装置20や微弱電波無線装置30に送信する(図15ステップS15)。
【0072】
図16及び図17は本発明の第3の実施例による無線管理装置の無線LAN装置及び微弱電波無線装置に対する制御動作を示すシーケンスチャートであり、図18は本発明の第3の実施例による無線管理装置の無線LAN装置のベースバンド部のOFDM変調器で利用されるキャリア数や微弱電波無線装置の占有周波数帯域の決定処理を示すフローチャートである。尚、本発明の第3の実施例による複合無線装置及びその内部の各部の構成は上述した本発明の第1の実施例と同様であるので、以下、本発明の第1の実施例と同様の構成を用いて説明する。
【0073】
これら図16〜図18を参照して、例えば、無線LAN装置20と微弱電波無線装置30とが送信している状況下で無線LAN装置20が一つの信号の送信を終了する時の動作について説明する。
【0074】
本発明の第3の実施例は、無線LAN装置20及び微弱電波無線装置30の電源がオンで、微弱電波無線装置30がデータ転送を行い、無線LAN装置20が一つ、あるいは複数信号を用いてデータ転送を行っている状況下で、無線LAN装置20が一つの信号のデータ転送を終了した時、解放された周波数帯域を他の無線LAN装置20の信号に、あるいは微弱電波無線装置30の信号に割当てる点で本発明の第1の実施例とは異なる。
【0075】
図16を参照すると、無線LAN装置20及び微弱電波無線装置30の電源がオンで、微弱電波無線装置30がデータ転送を行い、無線LAN装置20が一つ、あるいは複数信号を用いてデータ転送を行っている状況下で、無線LAN装置20が無線管理装置10へ一つの信号の送信終了とともに、その信号の中心周波数、利用キャリア数等のパラメータを送信する(図16のa21)。
【0076】
無線管理装置10において無線LAN装置20に優先的に周波数帯域を割当てるように設定されている場合、無線管理装置10は図18に示すフローにしたがって、無線LAN装置20のベースバンド部22のOFDM変調器で利用されるキャリア数を計算し、無線LAN装置20にベースバンド部22のOFDM変調器で利用されるキャリア数の変更要求を出す(図16のa22)。
【0077】
ここで、無線LAN装置20で利用されている信号数がi、キャリア数がFc1,Fc2,・・・,Fc(i−1)、送信を終了する信号のキャリア数Fciである時、無線LAN装置20の他の信号への周波数帯域の割当て計算の一般式は、
Fck=(Fc3×Fck)/(Fc1+Fc2+・・・+Fc(i−1))
あるいは、
Fck=Max (k=0,1,・・・,i−1)
となる。
【0078】
無線LAN装置20は要求にしたがって、変更キャリア数に基づいてキャリア数の変更を行った後、キャリア数Fc1等のパラメータとともに、変更完了回答を出す(図16のa23)。
【0079】
無線管理装置10は微弱電波無線装置30へホッピング可能な周波数帯域等のパラメータ、無線LAN装置20で利用されている信号の中心周波数fc1、キャリア数Fc1を送信する(図16のa24)。微弱電波無線装置30はホッピング可能な周波数帯域に基づいて、微弱電波無線装置30でのベースバンド部32にある周波数ホッピングパターン設定器32で周波数ホッピングパターンを決定し、周波数ホッピングパターン決定回答を出し(図16のa25)、設定された周波数内で周波数をホッピングさせてデータ転送を開始する。
【0080】
ここで、図18を参照して無線管理装置10によるベースバンド部22のOFDM変調器で利用されるキャリア数や微弱電波無線装置30の占有周波数帯域の決定処理について説明する。
【0081】
無線管理装置10は微弱電波無線装置30からの周波数fc3利用終了後、無線LAN装置20のパラメータ(中心周波数:fc1,fc2,fc3、キャリア数:Fc1,Fc2,Fc3、キャリア帯域:Cbw)を入手する(図18ステップS21)。
【0082】
無線管理装置10は入手したパラメータを基に、「Fc3−(Max−Fc1)−(Max−Fc2)<0」であるかどうかを判定する(図18ステップS22)。
【0083】
無線管理装置10は「Fc3−(Max−Fc1)−(Max−Fc2)<0」であれば、
Fc1=(Fc3×Fc1)/(Fc1+Fc2)
Fc2=(Fc3×Fc2)/(Fc1+Fc2)
を計算する(図18ステップS23)。
【0084】
また、無線管理装置10は「Fc3−(Max−Fc1)−(Max−Fc2)<0」でなければ、
Fc1=Max
Fc2=Max
を計算する(図18ステップS24)。
【0085】
無線管理装置10は上記の計算から得たパラメータ(中心周波数:fc1,fc2、キャリア数:Fc1,Fc2等)の変更要求を無線LAN装置20や微弱電波無線装置30に送信する(図18ステップS25)。
【0086】
また、図17を参照すると、無線LAN装置20及び微弱電波無線装置30の電源がオンで、微弱電波無線装置30がデータ転送を行い、無線LAN装置20が一つ、あるいは複数信号を用いてデータ転送を行っている状況下で、無線LAN装置20が無線管理装置10へ一つの信号の送信終了とともに、その信号の中心周波数、利用キャリア数等のパラメータを送信する(図17のa31)。
【0087】
、無線管理装置10において微弱電波無線装置30に優先的に周波数帯域を割当てるように設定されている場合、無線管理装置10は微弱電波無線装置30へホッピング可能な周波数帯域等のパラメータ、無線LAN装置20で利用されている信号の中心周波数fc1,fc2、キャリア数Fc1,Fc2を送信する(図17のa32)。
【0088】
微弱電波無線装置30はホッピング可能な周波数帯域に基づき、微弱電波無線装置30でのベースバンド部32にある周波数ホッピングパターン設定器32aで周波数ホッピングパターンを決定し、周波数ホッピングパターン決定回答を出し(図17のa33)、設定された周波数内で周波数をホッピングさせてデータ転送を開始する。
【0089】
図19は本発明の第4の実施例による無線管理装置の無線LAN装置及び微弱電波無線装置に対する制御動作を示すシーケンスチャートである。この図19を参照して本発明の第4の実施例による無線管理装置の無線LAN装置及び微弱電波無線装置に対する制御動作について説明する。
【0090】
本発明の第4の実施例は、無線LAN装置(#1)及び微弱電波無線装置の電源がオンで、微弱電波無線装置が送信、無線LAN装置(#1)が受信している状況下で、無線LAN装置(#1)で他の無線LAN装置(#2)が送信している信号を感知し、その信号状態が報知された時、自らの微弱電波無線装置の周波数ホッピング帯域を適応化させ、必要であるならば、その無線LAN装置(#2)のベースバンド部のOFDM変調器で利用されるキャリア数の変更要求を送信する点で本発明の第1の実施例とは異なる。
【0091】
図19を参照すると、無線LAN装置(#1)及び微弱電波無線装置の電源がオンで、微弱電波無線装置が送信、無線LAN装置(#1)が受信している状況下で、無線LAN装置(#1)が他の無線LAN装置(#2)が送信している信号を感知し、その信号状態のパラメータ信号の中心周波数fc、キャリア数Fc等が報知される(図19のa41)。
【0092】
無線LAN装置(#1)は入手したパラメータを無線管理装置に送信する(図19のa42)。無線管理装置は図13に示すフローにしたがって、それらパラメータに基づき、他の無線LAN装置(#2)のベースバンド部のOFDM変調器で利用されるキャリア数を決定し、ベースバンド部のOFDM変調器で利用されるキャリア数の変更要求を無線LAN装置(#1)に出す(図19のa43)。無線LAN装置(#1)はこれらパラメータを他の無線LAN装置(#2)に送信する(図19のa44)。
【0093】
他の無線LAN装置(#2)はその要求にしたがって、変更キャリア数に基づいてキャリア数の変更を行った後、キャリア数Fc1,Fc2等のパラメータとともに、変更完了回答を無線LAN装置(#1)に出す(図19のa45)。無線LAN装置(#1)はこれらパラメータとともに、変更完了回答を無線管理装置に送信する(図19のa46)。
【0094】
無線管理装置は既に計算して出した微弱電波無線装置へホッピング可能な周波数帯域等のパラメータ、無線LAN装置(#2)で利用されている信号の中心周波数fc、キャリア数Fc、占有周波数帯域BTbwを送信する(図19のa47)。
【0095】
微弱電波無線装置はホッピング可能な周波数帯域に基づき、微弱電波無線装置でのベースバンド部にある周波数ホッピングパターン設定器で周波数ホッピングパターンを決定し、周波数ホッピングパターン決定回答を出し(図19のa48)、設定された周波数内で周波数をホッピングさせてデータを送信する。
【0096】
この後、無線LAN装置(#2)は無線LAN装置(#1)へ送信終了を報知する(図19のa49)。無線LAN装置(#1)はその送信終了を無線管理装置へ送信する(図19のa50)。無線管理装置は占有周波数帯域BTbwの値を最大利用可能周波数Abwにするように送信する(図19のa51)。
【0097】
微弱電波無線装置はホッピング可能な周波数帯域に基づき、微弱電波無線装置でのベースバンド部にある周波数ホッピングパターン設定器で周波数ホッピングパターンを決定し、周波数ホッピングパターン決定回答を出し(図19のa52)、設定された周波数内で周波数をホッピングさせデータを送信する。
【0098】
このように、本実施例では、無線LAN装置と微弱電波無線装置とを複合させた端末において、無線LAN装置で使うOFDM変調器の帯域を可変し、微弱電波無線装置がそれに対応した周波数ホッピングさせることで、無線LAN装置と微弱電波無線装置との信号の干渉を回避することができる。
【0099】
また、本実施例では、無線LAN装置と微弱電波無線装置とを複合させた端末内だけでの信号の干渉の回避をするだけでなく、他の無線LAN装置の利用帯域を知ることで、微弱電波無線装置の信号の周波数帯域の変更させ、他の無線LAN装置との信号の干渉を回避することができる。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、同じ周波数帯域を用いる無線LAN装置と微弱電波無線装置とを複合させた複合無線装置において、無線LAN装置の周波数帯域を可変制御し、微弱電波無線装置において当該無線LAN装置が利用していない周波数帯域に適応的に周波数をホッピングさせるよう制御することによって、IEEE802.11gによる信号とBluetooth(R)による信号との干渉を回避することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による複合無線装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例による複合無線装置の動作概念を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例による複合無線装置の動作概念を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例による複合無線装置の動作概念を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例による複合無線装置の動作概念を示す図である。
【図6】図1の無線LAN装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図6のベースバンド部の構成を示すブロック図である。
【図8】図1の微弱電波無線装置の構成を示すブロック図である。
【図9】図8の微弱電波無線装置のベースバンド部の機能の一つである周波数ホッピングパターン設定器を示す図である。
【図10】図9の周波数ホッピングパターン設定器による通常のホッピングパターン設定方法を示す図である。
【図11】図9の周波数ホッピングパターン設定器による帯域制限された場合のホッピングパターン設定方法を示す図である。
【図12】図1の無線管理装置による無線LAN装置と微弱電波無線装置とに対する制御を示すシーケンスチャートである。
【図13】図1の無線管理装置によるベースバンド部のOFDM変調器で利用されるキャリア数や微弱電波無線装置の占有周波数帯域の決定処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施例による無線管理装置の無線LAN装置及び微弱電波無線装置に対する制御動作を示すシーケンスチャートである。
【図15】本発明の第2の実施例による無線管理装置の無線LAN装置のベースバンド部のOFDM変調器で利用されるキャリア数や微弱電波無線装置の占有周波数帯域の決定処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第3の実施例による無線管理装置の無線LAN装置及び微弱電波無線装置に対する制御動作を示すシーケンスチャートである。
【図17】本発明の第3の実施例による無線管理装置の無線LAN装置及び微弱電波無線装置に対する制御動作を示すシーケンスチャートである。
【図18】本発明の第3の実施例による無線管理装置の無線LAN装置のベースバンド部のOFDM変調器で利用されるキャリア数や微弱電波無線装置の占有周波数帯域の決定処理を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第4の実施例による無線管理装置の無線LAN装置及び微弱電波無線装置に対する制御動作を示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1 複合無線装置
10 無線管理装置
20 IEEE802.11gの規格を用いる無線LAN装置
21,31 RF部
22,32 ベースバンド部
22a キャリア数設定器
22b,22f シリアル→パラレル変換器
22c 複素情報化器
22d 逆フーリエ変換器
22e,22i パラレル→シリアル変換器
22g フーリエ変換器
22h 判定器
23 メディアアクセスコントローラ部
24,35 電源部
25,36 メモリ部
30 Bluetooth(R)を用いる微弱電波無線装置
32a 周波数ホッピングパターン設定器
33 リンク管理部
34 ホストコントローラインタフェース部
40 電源装置
50 メモリ装置
Claims (6)
- 同じ周波数帯域を用いる無線LAN(Local Area Network)装置と微弱電波無線装置とを複合させた複合無線装置であって、
前記無線LAN装置が使用している周波数から前記微弱電波無線装置が利用可能な周波数帯域を求めて前記微弱電波無線装置に入力する無線管理装置を含み、
前記微弱電波無線装置は、前記求められた周波数帯域内の周波数に前記微弱電波無線装置における周波数をホッピングさせる制御手段を含むことを特徴とする複合無線装置。 - 同じ周波数帯域を用いる無線LAN(Local Area Network)装置と微弱電波無線装置とを複合させた複合無線装置であって、
前記無線LAN装置が使用している周波数から前記微弱電波無線装置が利用可能な周波数帯域を求めて前記微弱電波無線装置に入力する無線管理装置を含み、
前記微弱電波無線装置は、前記求められた周波数帯域内の第1の周波数から前記求められた周波数帯域内の第2の周波数に前記微弱電波無線装置における周波数をホッピングさせる制御手段を含むことを特徴とする複合無線装置。 - 前記無線LAN装置は、変調にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を用いており、
前記無線管理装置は、前記微弱電波無線装置からの要求に応じて前記無線LAN装置が変調に用いるキャリアの数を可変させるよう制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複合無線装置。 - 同じ周波数帯域を用いる無線LAN(Local Area Network)装置と微弱電波無線装置とを複合させた複合無線装置の干渉回避制御方法であって、
無線管理装置が、前記無線LAN装置が使用している周波数から前記微弱電波無線装置が利用可能な周波数帯域を求めて前記微弱電波無線装置に入力し、
前記微弱電波無線装置が、前記求められた周波数帯域内の周波数に前記微弱電波無線装置における周波数をホッピングさせることを特徴とする干渉回避制御方法。 - 同じ周波数帯域を用いる無線LAN(Local Area Network)装置と微弱電波無線装置とを複合させた複合無線装置の干渉回避制御方法であって、
無線管理装置が、前記無線LAN装置が使用している周波数から前記微弱電波無線装置が利用可能な周波数帯域を求めて前記微弱電波無線装置に入力し、
前記微弱電波無線装置が、前記求められた周波数帯域内の第1の周波数から前記求められた周波数帯域内の第2の周波数に前記微弱電波無線装置における周波数をホッピングさせることを特徴とする干渉回避制御方法。 - 前記無線LAN装置における変調にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を用いており、
前記無線管理装置が、前記微弱電波無線装置からの要求に応じて前記無線LAN装置が変調に用いるキャリアの数を可変させるよう制御することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の干渉回避制御方法。
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