JP4122717B2 - 画像入力装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバー素線を多数束ねて多芯構造体に構成し、その構造体を用いて構成した複数の画像入力部を放射状に配置して全方位撮影を行うことができるようするとともに、その画像入力部の外周に照明用ファイバーを配置した画像入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
全方位撮影を行う画像入力装置としては、従来から幾つかの手段がある。その中の1つは、図18(a)に示す反射ミラー式パノラマ撮影装置のように、例えば、建物の天井に凸面鏡の反射ミラー部61を取り付け、その反射ミラー部61の真下に一定距離を隔てて撮影用のカメラ部62を配置して、そのカメラ部62で、反射ミラー部61に映し出された映像を取り込むように構成されたものである。図18(b)は、カメラ部62で映し出された映像であるが、この映像は大変歪んだ像となる。
【0003】
全方位撮影を行う他の1つは、図19(a)に示す超広角レンズ式パノラマ撮影装置のように、超広角レンズ部63を取り付けたカメラ部62で撮影するものである。この場合における撮影の映像も同図(b)に示すように大変歪んだ像となる。
【0004】
上記の他に、図20(a)に示すように、広角レンズが取り付けられたカメラ(図示省略)を、ほぼ立方体形状の箱体64の内部に収納し、その箱体64の各側面および上面から広角レンズ65a〜65e(広角レンズ65d,65eは図示省略)を望ませて、全方位を撮影可能とするように構成した画像入力装置がある。このように構成した画像入力装置は、上記2つの反射ミラー式や超広角レンズ式に比較して映像の歪みは少ないが、広角レンズを使用している関係上、周辺画像に歪みが発生する。図20(b)は、水平垂直画角共90度の正方形画角とした場合の各カメラで撮影した展開画像である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した図18、図19に示した全方位撮影の画像入力装置では、全方位の映像を光学的に非常に歪ませた形で撮像部に取り込み、全方位撮影を行う手段を採用している。このため、撮像部に得られる全方位の映像は、非常に歪みのあるものとなってしまうために、通常歪みの無い映像に処理するには、膨大な演算処理を必要とする問題がある。
【0006】
また、図20(a)に示す画像入力装置では、全方位を複数のカメラでカバーしているために、全体像を見る場合や、任意の方向・任意の画角で映像を切り出す場合、異なったカメラで撮影した映像を繋ぎ合わせる処理が必要である。このとき、一番歪みの大きな周辺画像同士の映像を繋ぐことになり、画像の合わせ(ステッチング)や歪み補正には、やはり膨大な演算処理を必要とする問題がある。
【0007】
さらに、複数のカメラ画像を結合して全方位映像を構成する場合でも、各カメラでカバーする撮影範囲は広く、例えば8台のカメラを用いた場合でも各カメラでは、35mm換算で十数ミリと云う超広角レンズに相当する画角となる。このため、各カメラでの画像は、広角レンズ特有の像の歪みを含んだものとなる。このようなシステムで得た全方位画像を合成する場合、周辺の歪みを補正して隣の画像と接続処理する必要がある。このため、その処理には、多大な時間を必要とする。また、これらのイメージ映像から、任意の狭い矩形領域の画像を取り出す場合には、その都度、歪んだ画像に座標変換処理を行った後、歪みを取り去って出力する必要がある。
【0008】
これらを解決するためには、撮影用カメラを増大してカメラ一台当たりがカバーする画角を狭くする手段がある。しかし、複数の撮影用カメラの映像を記録し、再生する場合の同期を取ることが極めて難しいなどの新た問題点が発生するとともに、全体のシステム規模が大型化する欠点がある。
【0009】
また、撮影用の照明についても、通常の照明体(ライト)ではカバー出来る範囲が限られるために、全方位を照明しようとした場合、非常に困難を伴う問題がある。更に、照明体の大きさの点でも、小型化が困難であった。
【0010】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、反射ミラーや超広角レンズ等を用いることなく、光ファイバー素線を多数束ねて構成した画像入力部を、放射状に配置して、その画像入力部で各正面の狭い範囲の画角から取り込んだ歪みの無い全方位の映像を撮像部に導くことができるようにして撮像部における映像の歪みを補正する演算処理を不要にするとともに、光ファイバー素線を多数束ねて構成した画像入力部と撮像部のみで全方位撮影用の小型カメラを構成することができ、また画像入力部の外周に照明用(ライトガイド用)ファイバーを配置して、小型の全方位撮影用の小型カメラでありながら、外部からの強力な光線をライトガイド用ファイバーを通して画像入力部から放射状に発光させることが出来、明るい場所のみならず様々な状況下での全方位撮影を可能とし、さらに、ライトガイド用ファイバーに異なる照明用光線を別々に供給させることができ、しかも通常の連続発光光線の他に、間欠発光光線を用いて全方位撮影も可能とした画像入力装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、本発明による画像入力装置は、光ファイバー素線が多数束ねられて構成された多芯構造体と、
この多芯構造体の外周に配設された照明用ファイバーと、
この照明用ファイバーを有する多芯構造体の一端に形成された画像を取り込む画像入力部と、
前記多芯構造体を複数組み束ねる手段と、
この手段から照明用ファイバーを分離して、そのファイバーを束ねて形成された照明光線入力部と、
この照明光線入力部に結合され、照明用ファイバーから照明光線を放射する光源が設けられた照明用光源部と、
前記複数組み束ねられた手段から分離させた多芯構造体の各一端に設けられた前記画像入力部から取り込んだ画像を、多芯構造体によりその他端に導いて光学的手段を介してイメージセンサで読み取る手段と、
を具備したことを特徴とする。
【0012】
また、本発明による画像入力装置は、光ファイバー素線が多数束ねられて構成された多芯構造体と、
この多芯構造体の外周に配設され、異なる照明光線を放射する複数組みの照明用ファイバーと、
これら照明用ファイバーを有する多芯構造体の一端に形成された画像を取り込む画像入力部と、
前記多芯構造体を複数組み束ねる手段と、
この手段から複数組みの照明用ファイバーを分離して、それらファイバーを束ねて形成された複数の照明光線入力部と、
これら照明光線入力部に結合され、前記照明用ファイバーから異なる照明光線を放射する光源がそれぞれ別々に設けられた複数の照明用光源部と、
前記複数組み束ねられた手段から分離させた多芯構造体の各一端に設けられた前記画像入力部から取り込んだ画像を、多芯構造体によりその他端に導いて光学的手段を介してイメージセンサで読み取る手段と、
を具備したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
[実施の第1形態]
図1(a)〜(c)は本発明の実施の第1形態を示す概略的な構成図および拡大図で、図1(a)〜(c)において、光ファイバー素線11を多数束ねて一端面から画像が取り込めるように多芯構造体(以下イメージファイバーと称す)12a、12b、12c……として構成する。そのイメージファイバー12a、12b、12c……の一端は、図1(b)に示すように、筒体14の内部に装着されて被覆され、複数の画像入力部15a、15b、15c……に構成される。
【0015】
その画像入力部15a、15b、15c……は、図1(b)に示すように、イメージファイバー12a、12b、12c……の一端を、筒体14の内部に装着するとともに、筒体14の外周に、後述する照明用光源を利用して全方位撮影用照明の光線を放射するライトガイド用ファイバー18が設けられて構成されている。ライトガイド用ファイバー18は、外筒体19で被覆される。なお、ライトガイド用ファイバー18の他端は、図示のように円筒状に束ねられて照明用ファイバー束ね部30として形成される。
【0016】
イメージファイバー12a、12b、12c……の他端は、後述するように光学的手段を介して撮像素子(CCD撮像素子)等のイメージセンサで同時に読み取ることができるように、四角形状に形成されたファイバー束ね部16に装着される。ファイバー束ね部16には、図示のように複数の円筒状の孔17a、17b、17c……が格子状に整列して穿設されている。それら円筒状の孔17a、17b、17c……には、画像入力部15a、15b、15c……を構成するイメージファイバー12a、12b、12c……の端部が挿入されるとともに、イメージファイバー12a、12b、12c……の端面は、全て同一面になるように平坦に揃えられる。
【0017】
図1(c)は画像入力部15a、15b、15c……の拡大図で、これら画像入力部15a、15b、15c……には、対物レンズ13若しくは同等の機能を有する機構が組み込まれている。この図1(c)に示すように対物レンズ13が外筒体19で支持されて設けられている。
【0018】
前記画像入力部15a、15b、15c……は、全方位の映像を取り込むことができるように、図2(a)〜(e)に示す球体状に形成された全方位映像取り込み部20に、緯度、経度で見て30度の間隔で放射状に配置される。また、球体状の全方位映像取り込み部20の赤道面近傍の周囲には、60度の間隔でマイクロフォン21が配置されている。このマイクロフォン21は、後述のように音声をマルチチャンネルで記録して、再生時に見ている映像の方向に応じて再生するように構成される。なお、全方位映像取り込み部20は、支柱22により図示しない基台等に支持固定されている。
【0019】
図3は、図1と図2を用いて構成した実施の第1形態における全体構成を示す概略的な構成図である。この図3において、全方位映像取り込み部20に配置された画像入力部15a、15b、15c……で取り込んだ映像は、イメージファイバー12a、12b、12c……を介してファイバー束ね部16に送られ、そのファイバー束ね部16の端面には、イメージ像が得られる。
【0020】
また、図3に示してある照明用ファイバー束ね部30には、図4に示す照明用光源部50が設けられている。照明用光源部50は、図5に示すように、構成されている。図5において、箱体51の内部に光源用ランプ52、反射ミラー53、54が図示のように配置され、光源用ランプ52からの光が反射ミラー53、54で反射されて照明用ファイバー束ね部30のライトガイド用ファイバー18に入射される。ライトガイド用ファイバー18に入射された光線は、全方位映像取り込み部20に設けられた画像入力部15a、15b、15c……の先端部から周囲に照射される。
【0021】
上記のように、照明用光源部50からの照明光線が、照明用ファイバー束ね部30からライト用ファイバー18を通して画像入力部の先端部から周囲に照射されるので、照明光源の向きによる影を作る事も無く、また、大きさ的にも、照明光源で全方位をカバーすることに比較すると遥かに小型化することができる。
【0022】
図6は、前述したファイバー束ね部16の端面に得られたイメージ像を、光学的手段23を介してイメージセンサとして構成される撮像素子24の素子面に結像させるようにした概略構成図である。
【0023】
図7は、ファイバー束ね部16の端面に得られたイメージ像が、撮像素子上で結像している様子を示す説明図で、この図7における撮像素子上の映像では、イメージファイバー12a,12b、12c……の端面を図示のように格子状に配列したため、ファイバー束ね部16の枠部が黒抜きとなって観察される。このため、全方位映像取り込み部20に配置された画像入力部15a、15b、15c……側のイメージファイバーによる画角(図8に示す円)を、互いに図示のように、オーバーラップするように広く取ることによって死角を無くすことが可能となる。図8において、図示略正方形の部分は使用する画角である。
【0024】
なお、ファイバー束ね部16の端面には、イメージ像が得られるので、放射状に配置された画像入力部15a、15b、15c……と、ファイバー束ね部16のイメージファイバー12a、12b、12c……の端面との相互の位置関係や、天地の並びは、揃えておく方が後のイメージ処理が簡単に済むようになる。
【0025】
上記のように構成された画像入力部15a、15b、15c……に取り込まれた全方位の映像は、イメージファイバー12a、12b、12c……を介して撮像素子24に結像される。撮像素子24は、これら像を電気信号に変換して次に示す図9の信号処理部41に入力される。
【0026】
図9は、画像入力部で得られた映像を撮像素子で電気信号に変換し処理する回路装置のブロック構成図で、撮像素子24からの電気信号は信号処理部41で処理され、その処理信号は、デバイスインターフェース部42を介して記録デバイス43に記録されるとともに、外部インターフェース部44を介して図示しない外部処理装置に供給される。また、画像入力部15aには、照明用のライトガイド用ファイバー18と、そのファイバー18に光線を供給するための照明用光源部50が設けられる。
【0027】
なお、信号処理部41以降の電気回路は、通常のデジタル映像記録装置とほぼ同様な装置を使用することができるが、必要に応じて圧縮処理等を併用し、データ量を少なくすることも可能である。
【0028】
また、音声記録についても、無指向性マイクロフォンによる全方位記録や一般のステレオ記録の他、多数のマイクロフォンを使用してマルチチャンネルで記録しておき、再生時に見ている映像の方向に応じて再生する音のチャンネルを切り替える音声信号を信号処理部41にて処理するようにしても良い。なお、信号処理部41他各部に電力を供給するために、電源部46が設けられている。
【0029】
上記説明では、全方位映像取り込み部20を球形の場合について述べて来たが、図10(a)、(b)、(c)は、全方位映像取り込み部20を正八面体に構成した場合の平面図、正面図および側面図である。この正八面体の各面部20a〜20h(面部20hは図示せず)を構成する正三角形の中心には、画像入力部15a〜15hを全方位の映像が撮影できるように配置する。なお、この正八面体の全方位映像取り込み部20を使用した場合、8個の画像入力部15a〜15hで全方位をカバーすることになるので、1個の画像入力部がカバーする範囲は、水平面で90度となり、半球の1/4の画角となる。
【0030】
図11は、上記正八面体の全方位映像取り込み部20を用いた場合におけるファイバー束ね部16aの概略構成図で、このファイバー束ね部16aでは、円筒状の孔17a、17b、……を2列2段に形成したものである。
【0031】
なお、ファイバー束ね部16、16aに形成される円筒状の孔は、イメージファイバーの束ね方により、自由に選択できるが、格子状に構成した方が、後のイメージ処理が簡単になる。
【0032】
上記のように構成した実施の第1形態では、全天を緯度、経度で30度の間隔で切り分けた例について述べて来たが、この間隔は、任意に設定可能である。撮影画角を上記のように狭く設定した場合は、通常の35mmカメラにおける標準レンズ(50mm近辺)のやや望遠側よりの画角となり、撮影した映像の歪み等が少ないと言う利点がある。このことは、複数のイメージファイバーを用い、各正面の狭い範囲の画角から取り込んだ映像のみを利用しているため、各々の画像の歪みが殆ど無いからである。
【0033】
また、総てのイメージファイバーを束ねて1つの撮像素子で画像化しているため、複数のカメラを使用して撮影した場合のように、複数のカメラ映像の同期をとる必要がないという利点がある。
【0034】
さらに、撮像素子上では、水平に配置したイメージファイバーの画像は、水平同一ライン上に撮像するように配置している。従って、撮像素子上の映像を取り出す場合、切り出す位置に基づいて、水平方向と垂直方向から必要な画素(ピクセル)分のデータを読み出してくることで、必要な範囲の映像が合成できる。すなわち、映像の合成が従来の方式に比べて非常に簡単になる。
【0035】
この為、複数のイメージファイバーからの映像を繋げて見る場合に、映像の繋ぎ合わせが非常に容易になる。これは、撮影した全方位映像の中から、任意の向きで任意の画角の映像を切り出す場合に、次に示すような処理が簡単で速度が早いと言う大きな利点が得られる。
【0036】
処理が簡単になると、各々の画像の歪み補正が不要となり、また、複数の映像の同期をとる必要がなくなり、さらに撮影対象の縦横の関係が、撮像素子上でも縦横に保持されているため、矩形領域を切り出す場合にも、複雑な座標変換がいらないなどにより、処理時間が短くなる。
【0037】
また、画像入力部15a、15b、15c……の内、水平面上同一緯度に配置されている画像入力部のイメージファイバ12a、12b、12c……をファイバ束ね部16で格子状に配置する場合、水平同一ライン上に配置する。
【0038】
次に、同一経度上の画像入力部を同じ縦の列に配置して、球面を展開した形で撮像素子に映像を取り込むと、全方位映像を世界地図の様に見ることができるようになる。従って、上記映像から任意の画角で任意の方角の映像を切り出すことは、映像相互の位置関係から明確であるので、非常に簡単に行うことができる利点がある。
【0039】
上記のように、本発明の実施の第1形態による画像入力装置では、全方位映像を簡単にかつ映像を歪み無く取り込むことが可能になっており、取り込み映像のモニタリング時においても、全方位映像の視認性が高いだけで無く、部分映像の切り出し時においても、画像処理の手間を大幅に簡略化できる利点もある。
【0040】
また、演算能力の非常に高いコンピュータ等を用いた場合で、座標変換などの信号処理能力に余裕がある場合には、画像入力部の配置を、より撮像素子の解像度を有効活用する方向にすることにより、システム全体の柔軟性が高くなる。このような全方位映像取り込み部の実施の形態を図10により説明する。
【0041】
図12(a)、(b)は、正20面体に構成した全方位映像取り込み部20の概略構成図で、正20面体の各面部の中央には、正三角形に光ファイバー素線を束ねた画像入力部15a、15b、15c……を配置する。
【0042】
一方、撮像素子側では、図13に示すように、撮像素子(CCD撮像素子)の解像度を有効に利用できるように、画像入力部15a、15b、15c……の空間配置にこだわらずに撮像素子を並べた。この場合、撮影画角が空間を隙間なくカバーできるように、画像入力部やレンズを適正に選択する。このように構成した場合には、撮像素子の利用効率が良くなる。なお、この正20面体の場合には、画像入力部を正三角形で構成したが、それ以外の形状でも同様の効果を得ることができる。
【0043】
[実施の第2形態]
図14(a)〜(c)は本発明の実施の第2形態を示す概略的な構成図および拡大図で、第1形態と同一部分は同一符号を付して説明する。図14(a)〜(c)において、光ファイバー素線11を、多数束ねて一端面から画像が取り込めるようにイメージファイバー12a、12b、12c……として構成する。そのイメージファイバー12a、12b、12c……の一端は、複数の画像入力部15a、15b、15c……に構成される。その画像入力部15a、15b、15c……は、図14(b)に示すように、イメージファイバー12a、12b、12c……の一端を、筒体14の内部に装着するとともに、筒体14の外周に、図5で示した照明用光源部50から得られる全方位撮影用照明の光線を放射する第1ライトガイド用ファイバー18aと、図示しないストロボ照明光源部からのストロボ光線を放射する第2ライトガイド用ファイバー18bとが混在して設けられて構成されている。第1、第2ライトガイド用ファイバー18a、18bは、外筒体19で被覆される。
【0044】
なお、第1、第2ライトガイド用ファイバー18a、18bの他端は、図示のように円筒状に束ねられて第1、第2照明用ファイバー束ね部30a、30bとして形成される。
【0045】
イメージファイバー12a、12b、12c……の他端は、前述したように光学的手段を介して撮像素子(CCD撮像素子)等のイメージセンサで同時に読み取ることができるように、四角形状に形成されたファイバー束ね部16に装着される。
このファイバー束ね部16には、図示のように複数の円筒状の孔17a、17b、17c……が格子状に整列して穿設されている。それら円筒状の孔17a、17b、17c……には、画像入力部15a、15b、15c……を構成するイメージファイバー12a、12b、12c……の端部が挿入され、イメージファイバー12a、12b、12c……の端面は、全て同一面になるように平坦に揃えられる。
【0046】
図14(c)は、画像入力部15a、15b、15c……の拡大図で、これら画像入力部15a、15b、15c……には、対物レンズ13若しくは同等の機能を有する機構が組み込まれている。対物レンズ13は外筒体19に支持されて設けられている。
【0047】
図15は、実施の第3形態における全体構成を示す概略的な構成図である。この図15に示してある第1、第2照明用ファイバー束ね部30a、30bの第1照明用ファイバー束ね部30aには、図16に示すように前述した図15に示す照明用光源部50が設けられている。また、上述した光線は連続発光光線が主であるが、第2照明用ファイバー束ね部30bには、図示しない間欠発光光線を発するストロボ照明光源部からのストロボ光線を供給してもよく、ストロボ光線の他、赤外光線による照明も使用できる。
【0048】
このように、通常の可視光線での照明の他、ストロボ光線での組み合わせる事などにより、様々な用途の使用にも簡単に対応することができ、システムの柔軟性が非常に高くなる。また、監視、セキュリティ用途として、通常赤外光線で照明を行い、画像に変化が現れた時点でストロボ光線を発光させる等の処理を組み合わせることができる。
【0049】
上記のように照明用光源部50とストロボ照明用光源部からの照明光線が、第1、第2照明用ファイバー束ね部30a,30bから第1、第2ライト用ファイバー18a、18bを通して画像入力部の先端部から周囲に照射されるので、照明光源の向きによる影を作る事も無く、また、大きさ的にも、照明光源で全方位をカバーすることに比較すると遥かに小型化することができる。
【0050】
図17は画像入力部で得られた映像を撮像素子で電気信号に変換し処理する回路装置のブロック構成図で、図9と異なる部分は、画像入力部に形成される照明用の第1、第2ライトガイド用ファイバー18a、18bと、そのファイバー18a、18bに照明用光線を供給するための第1、第2照明用光源部50a、50bである。
【0051】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、全方位映像の歪みが非常に少なく、同時にモニタリングの映像の視認性が非常に高くなる。また照明による影が出来にくいので、同時モニタリングの映像の視認性がさらに向上する。
【0052】
光ファイバー素線が多数束ねられて構成された多芯構造体を通して取り込む映像の歪みが少なく、且つ互いに位置関係が単純で分かりやすい為に、任意の画角・方角での映像の切り出しが簡単になる。また、映像取り込み部の多芯構造体レイアウトを変更することで、取り込み映像のパターンや範囲などの変更に柔軟に対応することが出来る。
【0053】
この他、通常の可視光線での照明の他、ファイバーを束ねて形成された照明光線入力部に供給される照明用光源部の光源を変更するだけで、種々の光線による照明を行うことが出来、監視・セキリュティ用途にも簡単に適用出来るために、システムの柔軟性が非常に高くなる等の種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、本発明の実施の第1形態を示す概略的な構成図および拡大図。
【図2】(a)〜(e)は、全方位映像取り込み部の正面図、右側面図、平面図、断面図および左側面図。
【図3】第1形態の概略的な全体構成図。
【図4】図3の構成に照明用光源部を設けた概略構成図。
【図5】照明用光源部の内部構成を示す構成説明図。
【図6】ファイバー束ね部の端面に得られたイメージ像を、撮像素子に結像させるときの概略構成図。
【図7】ファイバー束ね部の端面に得られたイメージ像が、撮像素子上で結像している様子を示す説明図。
【図8】イメージファイバーの画角と使用する画角の説明図。
【図9】画像入力部で得られた映像を撮像素子で電気信号に変換し処理する回路装置のブロック構成図。
【図10】(a)、(b)、(c)は、全方位映像取り込み部を正八面体に構成した場合の平面図、正面図および側面図。
【図11】ファイバー束ね部の斜視図。
【図12】(a)、(b)は、正20面体に構成した全方位映像取り込み部の概略構成図。
【図13】撮像素子(CCD撮像素子)上のイメージ配置を示す概略構成図。
【図14】(a)〜(c)は、本発明の実施の第2形態を示す概略的な構成図および拡大図。
【図15】第2形態の概略的な全体構成図。
【図16】図15の構成に照明用光源部を設けた概略構成図。
【図17】画像入力部で得られた映像を撮像素子で電気信号に変換し処理する回路装置のブロック構成図。
【図18】従来の全方位撮影を行う画像入力装置である反射ミラー式パノラマ撮影装置の概略構成図。
【図19】従来の全方位撮影を行う画像入力装置である超広角レンズ式パノラマ撮影装置の概略構成図。
【図20】広角レンズを複数個用いて全方位撮影を行う画像入力装置の概略構成図。
【符号の説明】
11…光ファイバー素線
12a、12b、12c……多芯構造体
13…対物レンズ
14…筒体
15a、15b、15c……画像入力部
16…ファイバー束ね部
17a、17b、17c……円筒状の孔
18…ライトガイド用ファイバー
18a,18b…第1、第2ライトガイド用ファイバー
19…外筒体
20…全方位映像取り込み部
21…マイクロフォン
22…支柱
23…光学的手段
24…撮像素子
30…照明用ファイバー束ね部
30a、30b…第1、第2照明用ファイバー束ね部
41…信号処理部
42…デバイスインターフェース部
43…記録デバイス
44…外部インターフェース部
45…マルチマイクロフォン部
46…電源部
50…照明用光源部
50a、50b…第1、第2照明用光源部
51…箱体
52…光源ランプ
53、54…反射ミラー
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバー素線を多数束ねて多芯構造体に構成し、その構造体を用いて構成した複数の画像入力部を放射状に配置して全方位撮影を行うことができるようするとともに、その画像入力部の外周に照明用ファイバーを配置した画像入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
全方位撮影を行う画像入力装置としては、従来から幾つかの手段がある。その中の1つは、図18(a)に示す反射ミラー式パノラマ撮影装置のように、例えば、建物の天井に凸面鏡の反射ミラー部61を取り付け、その反射ミラー部61の真下に一定距離を隔てて撮影用のカメラ部62を配置して、そのカメラ部62で、反射ミラー部61に映し出された映像を取り込むように構成されたものである。図18(b)は、カメラ部62で映し出された映像であるが、この映像は大変歪んだ像となる。
【0003】
全方位撮影を行う他の1つは、図19(a)に示す超広角レンズ式パノラマ撮影装置のように、超広角レンズ部63を取り付けたカメラ部62で撮影するものである。この場合における撮影の映像も同図(b)に示すように大変歪んだ像となる。
【0004】
上記の他に、図20(a)に示すように、広角レンズが取り付けられたカメラ(図示省略)を、ほぼ立方体形状の箱体64の内部に収納し、その箱体64の各側面および上面から広角レンズ65a〜65e(広角レンズ65d,65eは図示省略)を望ませて、全方位を撮影可能とするように構成した画像入力装置がある。このように構成した画像入力装置は、上記2つの反射ミラー式や超広角レンズ式に比較して映像の歪みは少ないが、広角レンズを使用している関係上、周辺画像に歪みが発生する。図20(b)は、水平垂直画角共90度の正方形画角とした場合の各カメラで撮影した展開画像である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した図18、図19に示した全方位撮影の画像入力装置では、全方位の映像を光学的に非常に歪ませた形で撮像部に取り込み、全方位撮影を行う手段を採用している。このため、撮像部に得られる全方位の映像は、非常に歪みのあるものとなってしまうために、通常歪みの無い映像に処理するには、膨大な演算処理を必要とする問題がある。
【0006】
また、図20(a)に示す画像入力装置では、全方位を複数のカメラでカバーしているために、全体像を見る場合や、任意の方向・任意の画角で映像を切り出す場合、異なったカメラで撮影した映像を繋ぎ合わせる処理が必要である。このとき、一番歪みの大きな周辺画像同士の映像を繋ぐことになり、画像の合わせ(ステッチング)や歪み補正には、やはり膨大な演算処理を必要とする問題がある。
【0007】
さらに、複数のカメラ画像を結合して全方位映像を構成する場合でも、各カメラでカバーする撮影範囲は広く、例えば8台のカメラを用いた場合でも各カメラでは、35mm換算で十数ミリと云う超広角レンズに相当する画角となる。このため、各カメラでの画像は、広角レンズ特有の像の歪みを含んだものとなる。このようなシステムで得た全方位画像を合成する場合、周辺の歪みを補正して隣の画像と接続処理する必要がある。このため、その処理には、多大な時間を必要とする。また、これらのイメージ映像から、任意の狭い矩形領域の画像を取り出す場合には、その都度、歪んだ画像に座標変換処理を行った後、歪みを取り去って出力する必要がある。
【0008】
これらを解決するためには、撮影用カメラを増大してカメラ一台当たりがカバーする画角を狭くする手段がある。しかし、複数の撮影用カメラの映像を記録し、再生する場合の同期を取ることが極めて難しいなどの新た問題点が発生するとともに、全体のシステム規模が大型化する欠点がある。
【0009】
また、撮影用の照明についても、通常の照明体(ライト)ではカバー出来る範囲が限られるために、全方位を照明しようとした場合、非常に困難を伴う問題がある。更に、照明体の大きさの点でも、小型化が困難であった。
【0010】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、反射ミラーや超広角レンズ等を用いることなく、光ファイバー素線を多数束ねて構成した画像入力部を、放射状に配置して、その画像入力部で各正面の狭い範囲の画角から取り込んだ歪みの無い全方位の映像を撮像部に導くことができるようにして撮像部における映像の歪みを補正する演算処理を不要にするとともに、光ファイバー素線を多数束ねて構成した画像入力部と撮像部のみで全方位撮影用の小型カメラを構成することができ、また画像入力部の外周に照明用(ライトガイド用)ファイバーを配置して、小型の全方位撮影用の小型カメラでありながら、外部からの強力な光線をライトガイド用ファイバーを通して画像入力部から放射状に発光させることが出来、明るい場所のみならず様々な状況下での全方位撮影を可能とし、さらに、ライトガイド用ファイバーに異なる照明用光線を別々に供給させることができ、しかも通常の連続発光光線の他に、間欠発光光線を用いて全方位撮影も可能とした画像入力装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、本発明による画像入力装置は、光ファイバー素線が多数束ねられて構成された多芯構造体と、
この多芯構造体の外周に配設された照明用ファイバーと、
この照明用ファイバーを有する多芯構造体の一端に形成された画像を取り込む画像入力部と、
前記多芯構造体を複数組み束ねる手段と、
この手段から照明用ファイバーを分離して、そのファイバーを束ねて形成された照明光線入力部と、
この照明光線入力部に結合され、照明用ファイバーから照明光線を放射する光源が設けられた照明用光源部と、
前記複数組み束ねられた手段から分離させた多芯構造体の各一端に設けられた前記画像入力部から取り込んだ画像を、多芯構造体によりその他端に導いて光学的手段を介してイメージセンサで読み取る手段と、
を具備したことを特徴とする。
【0012】
また、本発明による画像入力装置は、光ファイバー素線が多数束ねられて構成された多芯構造体と、
この多芯構造体の外周に配設され、異なる照明光線を放射する複数組みの照明用ファイバーと、
これら照明用ファイバーを有する多芯構造体の一端に形成された画像を取り込む画像入力部と、
前記多芯構造体を複数組み束ねる手段と、
この手段から複数組みの照明用ファイバーを分離して、それらファイバーを束ねて形成された複数の照明光線入力部と、
これら照明光線入力部に結合され、前記照明用ファイバーから異なる照明光線を放射する光源がそれぞれ別々に設けられた複数の照明用光源部と、
前記複数組み束ねられた手段から分離させた多芯構造体の各一端に設けられた前記画像入力部から取り込んだ画像を、多芯構造体によりその他端に導いて光学的手段を介してイメージセンサで読み取る手段と、
を具備したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
[実施の第1形態]
図1(a)〜(c)は本発明の実施の第1形態を示す概略的な構成図および拡大図で、図1(a)〜(c)において、光ファイバー素線11を多数束ねて一端面から画像が取り込めるように多芯構造体(以下イメージファイバーと称す)12a、12b、12c……として構成する。そのイメージファイバー12a、12b、12c……の一端は、図1(b)に示すように、筒体14の内部に装着されて被覆され、複数の画像入力部15a、15b、15c……に構成される。
【0015】
その画像入力部15a、15b、15c……は、図1(b)に示すように、イメージファイバー12a、12b、12c……の一端を、筒体14の内部に装着するとともに、筒体14の外周に、後述する照明用光源を利用して全方位撮影用照明の光線を放射するライトガイド用ファイバー18が設けられて構成されている。ライトガイド用ファイバー18は、外筒体19で被覆される。なお、ライトガイド用ファイバー18の他端は、図示のように円筒状に束ねられて照明用ファイバー束ね部30として形成される。
【0016】
イメージファイバー12a、12b、12c……の他端は、後述するように光学的手段を介して撮像素子(CCD撮像素子)等のイメージセンサで同時に読み取ることができるように、四角形状に形成されたファイバー束ね部16に装着される。ファイバー束ね部16には、図示のように複数の円筒状の孔17a、17b、17c……が格子状に整列して穿設されている。それら円筒状の孔17a、17b、17c……には、画像入力部15a、15b、15c……を構成するイメージファイバー12a、12b、12c……の端部が挿入されるとともに、イメージファイバー12a、12b、12c……の端面は、全て同一面になるように平坦に揃えられる。
【0017】
図1(c)は画像入力部15a、15b、15c……の拡大図で、これら画像入力部15a、15b、15c……には、対物レンズ13若しくは同等の機能を有する機構が組み込まれている。この図1(c)に示すように対物レンズ13が外筒体19で支持されて設けられている。
【0018】
前記画像入力部15a、15b、15c……は、全方位の映像を取り込むことができるように、図2(a)〜(e)に示す球体状に形成された全方位映像取り込み部20に、緯度、経度で見て30度の間隔で放射状に配置される。また、球体状の全方位映像取り込み部20の赤道面近傍の周囲には、60度の間隔でマイクロフォン21が配置されている。このマイクロフォン21は、後述のように音声をマルチチャンネルで記録して、再生時に見ている映像の方向に応じて再生するように構成される。なお、全方位映像取り込み部20は、支柱22により図示しない基台等に支持固定されている。
【0019】
図3は、図1と図2を用いて構成した実施の第1形態における全体構成を示す概略的な構成図である。この図3において、全方位映像取り込み部20に配置された画像入力部15a、15b、15c……で取り込んだ映像は、イメージファイバー12a、12b、12c……を介してファイバー束ね部16に送られ、そのファイバー束ね部16の端面には、イメージ像が得られる。
【0020】
また、図3に示してある照明用ファイバー束ね部30には、図4に示す照明用光源部50が設けられている。照明用光源部50は、図5に示すように、構成されている。図5において、箱体51の内部に光源用ランプ52、反射ミラー53、54が図示のように配置され、光源用ランプ52からの光が反射ミラー53、54で反射されて照明用ファイバー束ね部30のライトガイド用ファイバー18に入射される。ライトガイド用ファイバー18に入射された光線は、全方位映像取り込み部20に設けられた画像入力部15a、15b、15c……の先端部から周囲に照射される。
【0021】
上記のように、照明用光源部50からの照明光線が、照明用ファイバー束ね部30からライト用ファイバー18を通して画像入力部の先端部から周囲に照射されるので、照明光源の向きによる影を作る事も無く、また、大きさ的にも、照明光源で全方位をカバーすることに比較すると遥かに小型化することができる。
【0022】
図6は、前述したファイバー束ね部16の端面に得られたイメージ像を、光学的手段23を介してイメージセンサとして構成される撮像素子24の素子面に結像させるようにした概略構成図である。
【0023】
図7は、ファイバー束ね部16の端面に得られたイメージ像が、撮像素子上で結像している様子を示す説明図で、この図7における撮像素子上の映像では、イメージファイバー12a,12b、12c……の端面を図示のように格子状に配列したため、ファイバー束ね部16の枠部が黒抜きとなって観察される。このため、全方位映像取り込み部20に配置された画像入力部15a、15b、15c……側のイメージファイバーによる画角(図8に示す円)を、互いに図示のように、オーバーラップするように広く取ることによって死角を無くすことが可能となる。図8において、図示略正方形の部分は使用する画角である。
【0024】
なお、ファイバー束ね部16の端面には、イメージ像が得られるので、放射状に配置された画像入力部15a、15b、15c……と、ファイバー束ね部16のイメージファイバー12a、12b、12c……の端面との相互の位置関係や、天地の並びは、揃えておく方が後のイメージ処理が簡単に済むようになる。
【0025】
上記のように構成された画像入力部15a、15b、15c……に取り込まれた全方位の映像は、イメージファイバー12a、12b、12c……を介して撮像素子24に結像される。撮像素子24は、これら像を電気信号に変換して次に示す図9の信号処理部41に入力される。
【0026】
図9は、画像入力部で得られた映像を撮像素子で電気信号に変換し処理する回路装置のブロック構成図で、撮像素子24からの電気信号は信号処理部41で処理され、その処理信号は、デバイスインターフェース部42を介して記録デバイス43に記録されるとともに、外部インターフェース部44を介して図示しない外部処理装置に供給される。また、画像入力部15aには、照明用のライトガイド用ファイバー18と、そのファイバー18に光線を供給するための照明用光源部50が設けられる。
【0027】
なお、信号処理部41以降の電気回路は、通常のデジタル映像記録装置とほぼ同様な装置を使用することができるが、必要に応じて圧縮処理等を併用し、データ量を少なくすることも可能である。
【0028】
また、音声記録についても、無指向性マイクロフォンによる全方位記録や一般のステレオ記録の他、多数のマイクロフォンを使用してマルチチャンネルで記録しておき、再生時に見ている映像の方向に応じて再生する音のチャンネルを切り替える音声信号を信号処理部41にて処理するようにしても良い。なお、信号処理部41他各部に電力を供給するために、電源部46が設けられている。
【0029】
上記説明では、全方位映像取り込み部20を球形の場合について述べて来たが、図10(a)、(b)、(c)は、全方位映像取り込み部20を正八面体に構成した場合の平面図、正面図および側面図である。この正八面体の各面部20a〜20h(面部20hは図示せず)を構成する正三角形の中心には、画像入力部15a〜15hを全方位の映像が撮影できるように配置する。なお、この正八面体の全方位映像取り込み部20を使用した場合、8個の画像入力部15a〜15hで全方位をカバーすることになるので、1個の画像入力部がカバーする範囲は、水平面で90度となり、半球の1/4の画角となる。
【0030】
図11は、上記正八面体の全方位映像取り込み部20を用いた場合におけるファイバー束ね部16aの概略構成図で、このファイバー束ね部16aでは、円筒状の孔17a、17b、……を2列2段に形成したものである。
【0031】
なお、ファイバー束ね部16、16aに形成される円筒状の孔は、イメージファイバーの束ね方により、自由に選択できるが、格子状に構成した方が、後のイメージ処理が簡単になる。
【0032】
上記のように構成した実施の第1形態では、全天を緯度、経度で30度の間隔で切り分けた例について述べて来たが、この間隔は、任意に設定可能である。撮影画角を上記のように狭く設定した場合は、通常の35mmカメラにおける標準レンズ(50mm近辺)のやや望遠側よりの画角となり、撮影した映像の歪み等が少ないと言う利点がある。このことは、複数のイメージファイバーを用い、各正面の狭い範囲の画角から取り込んだ映像のみを利用しているため、各々の画像の歪みが殆ど無いからである。
【0033】
また、総てのイメージファイバーを束ねて1つの撮像素子で画像化しているため、複数のカメラを使用して撮影した場合のように、複数のカメラ映像の同期をとる必要がないという利点がある。
【0034】
さらに、撮像素子上では、水平に配置したイメージファイバーの画像は、水平同一ライン上に撮像するように配置している。従って、撮像素子上の映像を取り出す場合、切り出す位置に基づいて、水平方向と垂直方向から必要な画素(ピクセル)分のデータを読み出してくることで、必要な範囲の映像が合成できる。すなわち、映像の合成が従来の方式に比べて非常に簡単になる。
【0035】
この為、複数のイメージファイバーからの映像を繋げて見る場合に、映像の繋ぎ合わせが非常に容易になる。これは、撮影した全方位映像の中から、任意の向きで任意の画角の映像を切り出す場合に、次に示すような処理が簡単で速度が早いと言う大きな利点が得られる。
【0036】
処理が簡単になると、各々の画像の歪み補正が不要となり、また、複数の映像の同期をとる必要がなくなり、さらに撮影対象の縦横の関係が、撮像素子上でも縦横に保持されているため、矩形領域を切り出す場合にも、複雑な座標変換がいらないなどにより、処理時間が短くなる。
【0037】
また、画像入力部15a、15b、15c……の内、水平面上同一緯度に配置されている画像入力部のイメージファイバ12a、12b、12c……をファイバ束ね部16で格子状に配置する場合、水平同一ライン上に配置する。
【0038】
次に、同一経度上の画像入力部を同じ縦の列に配置して、球面を展開した形で撮像素子に映像を取り込むと、全方位映像を世界地図の様に見ることができるようになる。従って、上記映像から任意の画角で任意の方角の映像を切り出すことは、映像相互の位置関係から明確であるので、非常に簡単に行うことができる利点がある。
【0039】
上記のように、本発明の実施の第1形態による画像入力装置では、全方位映像を簡単にかつ映像を歪み無く取り込むことが可能になっており、取り込み映像のモニタリング時においても、全方位映像の視認性が高いだけで無く、部分映像の切り出し時においても、画像処理の手間を大幅に簡略化できる利点もある。
【0040】
また、演算能力の非常に高いコンピュータ等を用いた場合で、座標変換などの信号処理能力に余裕がある場合には、画像入力部の配置を、より撮像素子の解像度を有効活用する方向にすることにより、システム全体の柔軟性が高くなる。このような全方位映像取り込み部の実施の形態を図10により説明する。
【0041】
図12(a)、(b)は、正20面体に構成した全方位映像取り込み部20の概略構成図で、正20面体の各面部の中央には、正三角形に光ファイバー素線を束ねた画像入力部15a、15b、15c……を配置する。
【0042】
一方、撮像素子側では、図13に示すように、撮像素子(CCD撮像素子)の解像度を有効に利用できるように、画像入力部15a、15b、15c……の空間配置にこだわらずに撮像素子を並べた。この場合、撮影画角が空間を隙間なくカバーできるように、画像入力部やレンズを適正に選択する。このように構成した場合には、撮像素子の利用効率が良くなる。なお、この正20面体の場合には、画像入力部を正三角形で構成したが、それ以外の形状でも同様の効果を得ることができる。
【0043】
[実施の第2形態]
図14(a)〜(c)は本発明の実施の第2形態を示す概略的な構成図および拡大図で、第1形態と同一部分は同一符号を付して説明する。図14(a)〜(c)において、光ファイバー素線11を、多数束ねて一端面から画像が取り込めるようにイメージファイバー12a、12b、12c……として構成する。そのイメージファイバー12a、12b、12c……の一端は、複数の画像入力部15a、15b、15c……に構成される。その画像入力部15a、15b、15c……は、図14(b)に示すように、イメージファイバー12a、12b、12c……の一端を、筒体14の内部に装着するとともに、筒体14の外周に、図5で示した照明用光源部50から得られる全方位撮影用照明の光線を放射する第1ライトガイド用ファイバー18aと、図示しないストロボ照明光源部からのストロボ光線を放射する第2ライトガイド用ファイバー18bとが混在して設けられて構成されている。第1、第2ライトガイド用ファイバー18a、18bは、外筒体19で被覆される。
【0044】
なお、第1、第2ライトガイド用ファイバー18a、18bの他端は、図示のように円筒状に束ねられて第1、第2照明用ファイバー束ね部30a、30bとして形成される。
【0045】
イメージファイバー12a、12b、12c……の他端は、前述したように光学的手段を介して撮像素子(CCD撮像素子)等のイメージセンサで同時に読み取ることができるように、四角形状に形成されたファイバー束ね部16に装着される。
このファイバー束ね部16には、図示のように複数の円筒状の孔17a、17b、17c……が格子状に整列して穿設されている。それら円筒状の孔17a、17b、17c……には、画像入力部15a、15b、15c……を構成するイメージファイバー12a、12b、12c……の端部が挿入され、イメージファイバー12a、12b、12c……の端面は、全て同一面になるように平坦に揃えられる。
【0046】
図14(c)は、画像入力部15a、15b、15c……の拡大図で、これら画像入力部15a、15b、15c……には、対物レンズ13若しくは同等の機能を有する機構が組み込まれている。対物レンズ13は外筒体19に支持されて設けられている。
【0047】
図15は、実施の第3形態における全体構成を示す概略的な構成図である。この図15に示してある第1、第2照明用ファイバー束ね部30a、30bの第1照明用ファイバー束ね部30aには、図16に示すように前述した図15に示す照明用光源部50が設けられている。また、上述した光線は連続発光光線が主であるが、第2照明用ファイバー束ね部30bには、図示しない間欠発光光線を発するストロボ照明光源部からのストロボ光線を供給してもよく、ストロボ光線の他、赤外光線による照明も使用できる。
【0048】
このように、通常の可視光線での照明の他、ストロボ光線での組み合わせる事などにより、様々な用途の使用にも簡単に対応することができ、システムの柔軟性が非常に高くなる。また、監視、セキュリティ用途として、通常赤外光線で照明を行い、画像に変化が現れた時点でストロボ光線を発光させる等の処理を組み合わせることができる。
【0049】
上記のように照明用光源部50とストロボ照明用光源部からの照明光線が、第1、第2照明用ファイバー束ね部30a,30bから第1、第2ライト用ファイバー18a、18bを通して画像入力部の先端部から周囲に照射されるので、照明光源の向きによる影を作る事も無く、また、大きさ的にも、照明光源で全方位をカバーすることに比較すると遥かに小型化することができる。
【0050】
図17は画像入力部で得られた映像を撮像素子で電気信号に変換し処理する回路装置のブロック構成図で、図9と異なる部分は、画像入力部に形成される照明用の第1、第2ライトガイド用ファイバー18a、18bと、そのファイバー18a、18bに照明用光線を供給するための第1、第2照明用光源部50a、50bである。
【0051】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、全方位映像の歪みが非常に少なく、同時にモニタリングの映像の視認性が非常に高くなる。また照明による影が出来にくいので、同時モニタリングの映像の視認性がさらに向上する。
【0052】
光ファイバー素線が多数束ねられて構成された多芯構造体を通して取り込む映像の歪みが少なく、且つ互いに位置関係が単純で分かりやすい為に、任意の画角・方角での映像の切り出しが簡単になる。また、映像取り込み部の多芯構造体レイアウトを変更することで、取り込み映像のパターンや範囲などの変更に柔軟に対応することが出来る。
【0053】
この他、通常の可視光線での照明の他、ファイバーを束ねて形成された照明光線入力部に供給される照明用光源部の光源を変更するだけで、種々の光線による照明を行うことが出来、監視・セキリュティ用途にも簡単に適用出来るために、システムの柔軟性が非常に高くなる等の種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、本発明の実施の第1形態を示す概略的な構成図および拡大図。
【図2】(a)〜(e)は、全方位映像取り込み部の正面図、右側面図、平面図、断面図および左側面図。
【図3】第1形態の概略的な全体構成図。
【図4】図3の構成に照明用光源部を設けた概略構成図。
【図5】照明用光源部の内部構成を示す構成説明図。
【図6】ファイバー束ね部の端面に得られたイメージ像を、撮像素子に結像させるときの概略構成図。
【図7】ファイバー束ね部の端面に得られたイメージ像が、撮像素子上で結像している様子を示す説明図。
【図8】イメージファイバーの画角と使用する画角の説明図。
【図9】画像入力部で得られた映像を撮像素子で電気信号に変換し処理する回路装置のブロック構成図。
【図10】(a)、(b)、(c)は、全方位映像取り込み部を正八面体に構成した場合の平面図、正面図および側面図。
【図11】ファイバー束ね部の斜視図。
【図12】(a)、(b)は、正20面体に構成した全方位映像取り込み部の概略構成図。
【図13】撮像素子(CCD撮像素子)上のイメージ配置を示す概略構成図。
【図14】(a)〜(c)は、本発明の実施の第2形態を示す概略的な構成図および拡大図。
【図15】第2形態の概略的な全体構成図。
【図16】図15の構成に照明用光源部を設けた概略構成図。
【図17】画像入力部で得られた映像を撮像素子で電気信号に変換し処理する回路装置のブロック構成図。
【図18】従来の全方位撮影を行う画像入力装置である反射ミラー式パノラマ撮影装置の概略構成図。
【図19】従来の全方位撮影を行う画像入力装置である超広角レンズ式パノラマ撮影装置の概略構成図。
【図20】広角レンズを複数個用いて全方位撮影を行う画像入力装置の概略構成図。
【符号の説明】
11…光ファイバー素線
12a、12b、12c……多芯構造体
13…対物レンズ
14…筒体
15a、15b、15c……画像入力部
16…ファイバー束ね部
17a、17b、17c……円筒状の孔
18…ライトガイド用ファイバー
18a,18b…第1、第2ライトガイド用ファイバー
19…外筒体
20…全方位映像取り込み部
21…マイクロフォン
22…支柱
23…光学的手段
24…撮像素子
30…照明用ファイバー束ね部
30a、30b…第1、第2照明用ファイバー束ね部
41…信号処理部
42…デバイスインターフェース部
43…記録デバイス
44…外部インターフェース部
45…マルチマイクロフォン部
46…電源部
50…照明用光源部
50a、50b…第1、第2照明用光源部
51…箱体
52…光源ランプ
53、54…反射ミラー
Claims (16)
- 光ファイバー素線が多数束ねられて構成された多芯構造体と、
この多芯構造体の外周に配設された照明用ファイバーと、
この照明用ファイバーを有する多芯構造体の一端に形成された画像を取り込む画像入力部と、
前記多芯構造体を複数組み束ねる手段と、
この手段から照明用ファイバーを分離して、そのファイバーを束ねて形成された照明光線入力部と、
この照明光線入力部に結合され、照明用ファイバーから照明光線を放射する光源が設けられた照明用光源部と、
前記複数組み束ねられた手段から分離させた多芯構造体の各一端に設けられた前記画像入力部から取り込んだ画像を、多芯構造体によりその他端に導いて光学的手段を介してイメージセンサで読み取る手段と、
を具備したことを特徴とする画像入力装置。 - 前記画像入力部は、その光学軸がそれぞれ放射状になるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
- 前記画像入力部は、その先端部にレンズを設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
- 前記画像入力部は、球体状からなる画像取り込み部に緯度・経度で見て一定の間隔で放射状に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
- 前記画像入力部は、正多面体からなる画像取り込み部の各面部に放射状に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
- 前記正多面体からなる画像取り込み部に配置される画像入力部は、光ファイバー素線を正三角形に束ねて構成したことを特徴とする請求項5に記載の画像入力装置。
- 前記多芯構造体の他端は、全て同一面に揃えるとともに、格子状に配置するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
- 前記多芯構造体の他端は、放射状に配置された前記画像入力部との相互の位置関係を一致させることを特徴とする請求項7に記載の画像入力装置。
- 光ファイバー素線が多数束ねられて構成された多芯構造体と、
この多芯構造体の外周に配設され、異なる照明光線を放射する複数組みの照明用ファイバーと、
これら照明用ファイバーを有する多芯構造体の一端に形成された画像を取り込む画像入力部と、
前記多芯構造体を複数組み束ねる手段と、
この手段から複数組みの照明用ファイバーを分離して、それらファイバーを束ねて形成された複数の照明光線入力部と、
これら照明光線入力部に結合され、前記照明用ファイバーから異なる照明光線を放射する光源がそれぞれ別々に設けられた複数の照明用光源部と、
前記複数組み束ねられた手段から分離させた多芯構造体の各一端に設けられた前記画像入力部から取り込んだ画像を、多芯構造体によりその他端に導いて光学的手段を介してイメージセンサで読み取る手段と、
を具備したことを特徴とする画像入力装置。 - 前記画像入力部は、その光学軸がそれぞれ放射状になるように配置されたことを特徴とする請求項9に記載の画像入力装置。
- 前記画像入力部は、その先端部にレンズを設けたことを特徴とする請求項9に記載の画像入力装置。
- 前記画像入力部は、球体状からなる画像取り込み部に緯度・経度で見て一定の間隔で放射状に配置されたことを特徴とする請求項9に記載の画像入力装置。
- 前記画像入力部は、正多面体からなる画像取り込み部の各面部に放射状に配置されたことを特徴とする請求項9に記載の画像入力装置。
- 前記正多面体からなる画像取り込み部に配置される画像入力部は、光ファイバー素線を正三角形に束ねて構成したことを特徴とする請求項13に記載の画像入力装置。
- 前記多芯構造体の他端は、全て同一面に揃えるとともに、格子状に配置するようにしたことを特徴とする請求項9に記載の画像入力装置。
- 前記多芯構造体の他端は、放射状に配置された前記画像入力部との相互の位置関係を一致させることを特徴とする請求項15に記載の画像入力装置。
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