JP4121521B2 - 救命具 - Google Patents

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Description

本発明は、通常時に装着者の動作を妨げない膨張式の浮袋体を有する救命具に関する。
膨張式の浮袋体を有する救命具に関して、例えば下記の特許文献1には、以下のような救命具101の構成が開示されている。すなわち、この救命具101は、図5及び図6に示すように、カバー102と、浮袋体103と、気体充填装置104とを有している。カバー102は、平坦な横長形状を有し、その横長方向の両端にベルト105を介してバックル106が設けられている。よって、カバー102は、両端のバックル106を互いに係着することで、装着者Pの腰周りに装着可能となっている。また、カバー102は、上縁と下縁とにそれぞれ面ファスナ107が設けられており、浮袋体103を内部に収納した状態で上縁と下縁とを重ね合わせて係着し、扁平筒状に形成できるようになっている。
浮袋体103は、膨張状態で装着者Pの前方が不連続となる略U字状となるように形成されている。また、浮袋体103は、接着等によりカバー102に固定されている。そして、浮袋体103は、非膨張状態では折り畳んで、扁平筒状に形成されたカバー102内に収納される。浮袋体103の両端部には、ベルト108を介してバックル109が設けられている。浮袋体103が膨張状態で、両端のバックル109を互いに係着することで、浮袋体103が装着者Pの身体から抜けないようにする。気体充填装置104は、浮袋体103に取り付けられ、水の浸入の検知又は手動操作により、炭酸ガス等の気体を浮袋体103の内部に送り込んで膨張させる。
特開2004−98936号公報(第3−4頁、第1−7図)
ところで、救命具により水面を浮遊する装着者の姿勢としては、顔面を斜め上方に向けて後方に傾斜した後傾姿勢が最も理想的であると考えられる。しかし、上記の救命具101の構成では、浮袋体103が膨張状態における水面での装着者Pの浮遊姿勢を、理想的な後傾姿勢に安定させることが難しいという問題がある。すなわち、上記の救命具101では、浮袋体103は、装着者Pの腰周りに装着されるカバー102に一体的に固定されている。一方、カバー102を装着者Pの腰周りに完全に固定することはできない。したがって、装着者Pが水面に落ちて浮袋体103が膨張すると、図7に示すように、浮袋体103の浮力によってカバー102ごと救命具101が装着者Pの脇の下までずり上がってくることになる。その結果、装着者Pの身体の軸Xが水面に対してほぼ垂直になり、少しバランスを崩しただけで装着者Pが前傾姿勢となって顔面が水中に浸かってしまう可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、浮袋体が膨張状態における水面での装着者の浮遊姿勢を、理想的な後傾姿勢に容易に安定させることができる救命具を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る救命具の特徴構成は、膨張状態で装着者の胴周りを囲む形状となる浮袋体と、装着者の腰周りに装着される装着体と、を備え、前記浮袋体と前記装着体とが、前記装着者の背部側で所定長さの延長索体を介して連結されているとともに、前記延長索体による連結位置よりも前方の位置で前記延長索体の長さより短い距離で連結されている点にある。
なお、本願において「前方」とは、装着者の腹部側前方に向かう方向を指し、「後方」とは、装着者の背部側後方に向かう方向を指す。
この特徴構成によれば、浮袋体は、装着者の背部側(後方側)では延長索体の長さ分だけ装着者の腰周りより上方に移動することが許容される。一方、延長索体による連結位置よりも前方では、浮袋体は、延長索体の長さより短い距離で連結されているので、装着体が装着されている装着者の腰周りに比較的近い位置に拘束される。したがって、浮袋体は、装着者の身体の軸に対して前傾した状態(腹部側が下方位置であって背部側が上方位置となるように傾斜した状態)となる。そして、水面では浮袋体は水平になるので、装着者の身体は自然に後傾姿勢となる。その結果、浮袋体が膨張状態における水面での装着者の浮遊姿勢を、理想的な後傾姿勢に容易に安定させることができる。
ここで、前記浮袋体は、腹部側部分の容積が背部側部分の容積より大きく、前記腹部側部分における左右の容積が不均等となるようにすると好適である。
このように構成すれば、腹部側部分の容積が背部側部分の容積より大きいために、装着者が水中に落下した際に、浮袋体は、腹部側部分を上にして浮上しようとする。更に、腹部側部分における左右の容積が不均等であるので、浮袋体は、容積の大きい左右何れか一方が上になる方向に回転しようとする。したがって、装着者が腹部側を下向きにして水中への落下した場合であっても、浮袋体が迅速に腹部側部分を上とする姿勢になる性能、すなわち反転性能を高めることができる。その結果、救命具は、装着者の水中への落下姿勢に関わらず、装着者の浮遊姿勢を理想的な後傾姿勢に迅速に安定させることができる。
また、前記浮袋体は、膨張状態で装着者の胴回りを囲むとともに一箇所で不連続となる略C字形状に形成されており、前記不連続箇所で対向する両端部が、互いに嵌合可能な凹凸状に形成されている構成とすると好適である。
このように構成すれば、浮袋体が膨張する過程で装着者の身体を不連続箇所から内側に納めることができ、自動的に装着者の胴回りを囲むように浮袋体を膨張させることができる。したがって、迅速かつ確実に装着者の身体を支持して浮上させることができる。また、膨張状態で両端部が嵌合するので、浮袋体の形状を安定させることができ、装着者の浮遊姿勢を安定させることも容易になる。
また、前記装着体に対して着脱可能であって、非膨張状態の前記浮袋体を収納可能なカバー体を更に備える構成とすると好適である。
このように構成すれば、非膨張状態では浮袋体をカバー体の内部に収納することができるので、浮袋体が損傷しないように保護することができるとともに、救命具の非膨張状態での装着時の見栄えを良くすることができる。また、カバー体は装着体に対して着脱可能であるので、カバー体のみを容易に取り外して洗濯し、或いは交換することができる。
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る救命具1の斜視図である。この図では、浮袋体2は非膨張状態としている。また、カバー4は取り外した状態としている。図2は、浮袋体2が膨張状態であるときの救命具1を示す平面図である。図3は、救命具1を装着した装着者の水面での浮遊姿勢を示す側面図である。図4は、非膨張状態の浮袋体2を折り畳んでカバー4内に収納した状態の救命具1を示す斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る救命具1は、主要な構成として、浮袋体2、装着ベルト3、及びカバー4を備えて構成されている。
1.浮袋体2
浮袋体2は、気体の流入により膨張する密閉された袋体であって、図2に示すように、膨張状態では、装着者Pの胴周りを囲む形状となる。本例では、浮袋体2は、装着者Pの腹部側前方の一箇所で不連続となる略C字形状に形成されている。また、浮袋体2の内周縁の背部側から左右両側部側にわたる領域には、後述する装着ベルト3と連結するための補強帯部2aが設けられている。浮袋体2を一箇所で不連続となる形状に形成することにより、図4に示すようにカバー4内に収納された浮袋体2が、図2に示すように膨張する過程で、装着者Pの身体を不連続箇所から浮袋体2の内側に納めることができ、自動的に装着者Pの胴回りを囲むように浮袋体2を膨張させることができる。したがって、装着者Pが水中に落下した際に、迅速かつ確実に装着者Pの身体を支持して図3に示すように浮上させることができる。ここでは、便宜上、浮袋体2を、図2に示すように5つの領域に区分して考えることとする。そして、装着者Pの背部側領域を中央部21、この中央部21の右端から前方へ延びる装着者Pの右側部側領域を右側基部22、中央部21の左端から前方へ延びる装着者Pの左側部側領域を左側基部23、右側基部22から前方へ延びる装着者Pの腹部側右前方領域を右側腕部24、左側基部23から前方へ延びる装着者Pの腹部側左前方領域を左側腕部25とする。なお、図2では、各領域の境界を二点鎖線で示しているが、この境界の位置は厳密なものではない。
本実施形態においては、右側腕部24及び左側腕部25が本発明における「腹部側部分」に相当し、中間部21が本発明における「背部側部分」に相当する。
そして、浮袋体2は、右側腕部24と左側腕部25とを合わせた容積が、中間部21の容積より十分に大きくなるように形成されている。これは、装着者Pが水中に落下した際に、浮袋体2が、装着者Pの腹部側を上にして浮上するようにさせるためである。また、右側腕部24と左側腕部25との容積が不均等になっている。具体的には、右側腕部24の容積が、左側腕部25の容積よりも大きくなるように形成されている。これは、装着者Pが水中に落下した際に、浮袋体2を、容積の大きい右側腕部24が上になる方向に回転させ、装着者Pの腹部側前方を迅速に上向きにさせるためである。浮袋体2をこのように構成することにより、装着者Pが腹部側を下向きにして水中への落下した場合であっても、浮袋体2が迅速に腹部側部分である右側腕部24及び左側腕部25を上とする姿勢になるようにすることができる。よって、浮袋体2の反転性能を高めることができる。その結果、救命具1は、装着者Pの水中への落下姿勢に関わらず、装着者Pの浮遊姿勢を、図3に示すような理想的な後傾姿勢に迅速に安定させることができる。
また、浮袋体2は、膨張状態で、装着者Pの胴回りを囲み、腹部側前方の不連続箇所で対向する両端部、すなわち右側腕部24の先端部と左側腕部25の先端部とが当接して対向するように形成されている。またこの際、右側腕部24の先端部と左側腕部25の先端部とが互いに嵌合するように、凹凸状に形成されている。具体的には、右側腕部24の先端部は円弧上の凹部24aを有するように形成され、左側腕部25の先端部は円弧上の凸部25aを有するように形成されている。浮袋体2をこのように形成することにより、図2に示すように、浮袋体2は、膨張状態で右側腕部24の先端部と左側腕部25の先端部とが嵌合するので、膨張状態での浮袋体2の形状を安定させることができる。よって、装着者Pの浮遊姿勢を安定させることが容易になる。
浮袋体2の中間部21の下面側には、浮袋体2の内部に気体を供給して膨張させるための気体充填装置7が配置されている。この気体充填装置7としては、公知の各種の構成のものを使用することができる。本例では、気体充填装置7は、炭酸ガス等の圧縮気体を納めたボンベ7aと、浮袋体2の内部に連通する連通孔を有し、作動時に前記ボンベ内の気体を浮袋体2に供給する供給制御装置と、着水を検知して自動的に前記供給制御装置を作動させる自動作動装置と、操作紐7bの操作により前記供給制御装置を作動させる手動作動装置とを備えた構成としている。なお、この気体充填装置7の配置は、特に限定されないが、ここでは、装着者Pの動作の邪魔になり難い位置として、中間部21の下面側に配置している。また、気体充填装置7として、前記自動作動装置を備えず、操作紐7bの手動操作のみによって浮袋体2を膨張させる手動式の気体充填装置とすることも好適な実施形態の一つである。
また、浮袋体2の右側腕部24の上面側には、充填量調節管8が設けられている。本例では、充填量調節管8は、浮袋体2の内部に連通する管8aと、管8aの先端開口部を覆うように嵌め込み可能なキャップ8bと、管8aの先端開口部付近の内部に設けられ、浮袋体2の内部へ流れる気体のみを通過させる逆止弁(図示せず)とを備えた構成としている。装着者Pは、浮袋体2の膨張の程度が足りない場合には、充填量調節管8から息を吹き込み、膨張の程度が過ぎる場合には、逆止弁を開放する操作をして浮袋体2内の気体を放出する。これにより、装着者Pは、浮袋体2の膨張の程度を調節できる。なお、この充填量調節管8の配置は、装着者Pが息を吹き込む作業を行い易い配置であれば良い。したがって、充填量調節管8を左側腕部25の上面側に配置しても良い。
2.装着ベルト3
装着ベルト3は、装着者の腰周りに装着されるベルトである。本例では、装着ベルト3は、ベルト本体3aの両端に、互いに係着可能な係着具としてのバックル3b、3cが設けられている。また、各バックル3b、3cは、ベルト本体3aの長さを調節するための長さ調節機構を備えている。図3にも示すように、装着者Pは、ベルト本体3aを自身の腰周りに巻いてバックル3b、3cを互いに係着させ、ベルト本体3aの長さ調節を行うことにより、装着ベルト3を腰周りからずれないようにしっかりと装着することができる。また、本例では、ベルト本体3aの内周側(装着者P側)に、カバー4を着脱可能に取り付けるための取付具としての面ファスナ3dが設けられている。ここでは、面ファスナ3dは、後述するカバー4に設けられた取付用面ファスナ4bの配置に合わせて、3箇所に配置されている。そして、各面ファスナ3dが、カバー4の取付用面ファスナ4bと係着されることによってカバー4が装着ベルト3に取り付けられる。
なお、本実施形態においては、装着ベルト3が本発明における「装着体」に相当する。
3.浮袋体2と装着ベルト3との連結
浮袋体2と装着ベルト3とは、装着者Pの背部側で所定長さの延長ベルト5を介して連結されているとともに、延長ベルト5による連結位置よりも前方の位置で延長ベルト5の長さより短い距離で連結されている。本例では、図1及び図3に示すように、浮袋体2の補強帯部2aと装着ベルト3とが、装着者Pの背部側中央部付近に配置された延長ベルト5と、延長ベルト5による連結位置よりも前方に位置する装着者Pの左右両側部付近に配置された連結ベルト6とにより連結されている。ここで、連結ベルト6の長さは、延長ベルト5の長さより短く形成される。そして、この延長ベルト5と連結ベルト6との長さの関係は、図3に示すように、浮袋体2が膨張状態である場合における水面での装着者Pの浮遊姿勢が理想的な後傾姿勢となるように設定する。具体的には、装着者Pの身体の軸Xが、水面に対して30〜60〔°〕、より好ましくは40〜50〔°〕の角度で後傾するように設定する。このように設定するための延長ベルト5及び連結ベルト6の長さは、装着者Pの体型によって異なるが、例えば、連結ベルト6は、浮袋体2の補強帯部2aと装着ベルト3との距離が0〜10〔cm〕、より好ましくは0〜3〔cm〕程度となるようにすると好適である。一方、延長ベルト5の長さは、浮袋体2の補強帯部2aと装着ベルト3との距離が、連結ベルト6による連結距離に対して15〜35〔cm〕、より好ましくは20〜30〔cm〕程度長くなるように設定すると好適である。延長ベルト5及び連結ベルト6は、それぞれ上端部が浮袋体2の補強帯部2aに固着され、下端部が装着ベルト3に固着されている。この際の固着は、縫合や接着等により行われる。
浮袋体2と装着ベルト3とを、上記のように連結することにより、浮袋体2は、装着者の背部側(後方側)では延長ベルト5の長さ分だけ装着者Pの腰周りより上方に移動することが許容される。一方、延長ベルト5による連結位置よりも前方では、浮袋体2は、延長ベルト5の長さより短い連結ベルト6によって連結されているので、装着ベルト3が装着されている装着者Pの腰周りに比較的近い位置に拘束される。したがって、浮袋体2は、装着者Pの身体の軸Xを基準とした場合には、前傾した状態(腹部側が下方位置であって背部側が上方位置となるように傾斜した状態)となる。そして、装着者Pが水面に浮遊している状態では浮袋体2は当然に水平になるので、装着者Pの身体は自然に後傾姿勢となる。その結果、浮袋体2が膨張状態における水面での装着者Pの浮遊姿勢を、理想的な後傾姿勢に容易に安定させることができる。
本実施形態においては、延長ベルト5が本発明における「延長索体」に相当する。なお、延長ベルト5に代えて紐状の延長紐や延長ワイヤ等を用いることも可能である。
4.カバー4
カバー4は、装着ベルト3に対して着脱可能であって、非膨張状態の浮袋体2を収納可能に構成されている。本例では、図1に示すように、カバー4は、装着ベルト3よりも幅広の帯状に形成されている。また、カバー4には、その幅方向(図における上下方向)中央部で2つ折り可能にするための折曲線4aが設けられている。そして、この折曲線4aの下方における、長さ方向の中央部近傍及び両端部近傍の3箇所には、それぞれ装着ベルト3に取り付けるための取付用面ファスナ4bが設けられている。各取付用面ファスナ4bは、装着ベルト3の内周側(装着者P側)に設けられた3箇所の面ファスナ3dにそれぞれ係着される。これにより、カバー4は、装着ベルト3の内周側(装着者P側)に、着脱可能に取り付けられる(図2及び図3参照)。このように、カバー4を装着ベルト3に対して着脱可能としたことにより、カバー4のみを容易に取り外して洗濯し、或いは交換することが可能となる。
また、カバー4の上縁には上縁面ファスナ4cが設けられ、カバー4の下縁には下縁面ファスナ4dが設けられている。そして、カバー4は、折曲線4aで2つ折りにし、上縁面ファスナ4cと下縁面ファスナ4dとを重ね合わせて係着することにより、扁平筒状に形成できるようになっている。したがって、非膨張状態の浮袋体2をカバー4内に収まるように折り畳み、カバー4を折曲線4aで2つ折りにして上縁面ファスナ4cと下縁面ファスナ4dとを係着することにより、図4に示すように、カバー4内に非膨張状態の浮袋体2を完全に収納することができる。この際、装着者Pが手動操作により浮袋体2を膨張させることを容易にするため、操作紐7bの先端部が、カバー4のいずれか一方の端部から外側に出るようにしておく。なお、この図4に示すように、カバー4内に浮袋体2の収納した状態が、救命具1の通常状態である。このように通常時に、非膨張状態の浮袋体2をカバー4の内部に収納することにより、浮袋体2が損傷しないように保護することができる。なお、この救命具1の通常状態での見栄えを良くするために、カバー4の外側面4eには、所定の意匠が施されていると好適である。
本実施形態においては、カバー4が本発明における「カバー体」に相当する。
〔その他の実施形態〕
(1)上記実施形態においては、「装着体」を、装着者Pの腰周りに装着される装着ベルト3とする場合を例として説明した。しかし、本発明に係る「装着体」の構成は、このようなベルト状のものに限定されない。すなわち、装着者Pの腰周りに装着される部分を有していれば良く、例えば水着やウェットスーツ等のような衣服と一体的に構成されて装着者Pの腰周りに装着されるものとすることも本発明の好適な実施形態の一つである。
(2)上記実施形態においては、浮袋体2の構成について詳細に説明した。しかし、浮袋体2の構成は上記実施形態の構成に限定されない。したがって、浮袋体2を、その平面形状が、U字状やコ字状とすることも好適な実施形態の一つである。また、浮袋体2が不連続箇所を有しない、例えば円形状等とすることも可能である。
(3)上記実施形態においては、通常時に非膨張状態の浮袋体2を収納するためのカバー4を備える構成について説明した。しかし、本発明に係る「救命具」の構成にカバー4は必須ではなく、カバー4を備えない構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。
本発明は、通常時に装着者の動作を妨げない膨張式の浮袋体を有する救命具に好適に利用可能である。
本発明の実施形態に係る救命具の斜視図 浮袋体が膨張状態であるときの本発明の実施形態に係る救命具を示す平面図 本発明の実施形態に係る救命具を装着した装着者の水面での浮遊姿勢を示す側面図 非膨張状態の浮袋体を折り畳んでカバー内に収納した状態の本発明の実施形態に係る救命具を示す斜視図 背景技術に係る救命具の展開図 浮袋体が膨張状態であるときの背景技術に係る救命具の平面図 背景技術に係る救命具を装着した装着者の水面での浮遊姿勢を示す側面図
符号の説明
1:救命具
2:浮袋体
3:装着ベルト(装着体)
4:カバー(カバー体)
5:延長ベルト(延長索体)
21:浮袋体の中間部(背部側部分)
24:浮袋体の右側腕部(腹部側部分)
24a:凹部
25:浮袋体の左側腕部(腹部側部分)
25a:凸部
P:装着者

Claims (4)

  1. 膨張状態で装着者の胴周りを囲む形状となる浮袋体と、装着者の腰周りに装着される装着体と、を備え、
    前記浮袋体と前記装着体とが、前記装着者の背部側で所定長さの延長索体を介して連結されているとともに、前記延長索体による連結位置よりも前方の位置で前記延長索体の長さより短い距離で連結されている救命具。
  2. 前記浮袋体は、腹部側部分の容積が背部側部分の容積より大きく、前記腹部側部分における左右の容積が不均等である請求項1に記載の救命具。
  3. 前記浮袋体は、膨張状態で装着者の胴回りを囲むとともに一箇所で不連続となる略C字形状に形成されており、前記不連続箇所で対向する両端部が、互いに嵌合可能な凹凸状に形成されている請求項1又は2に記載の救命具。
  4. 前記装着体に対して着脱可能であって、非膨張状態の前記浮袋体を収納可能なカバー体を更に備える請求項1から3の何れか一項に記載の救命具。
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