JP4119475B2 - 堅牢な基板内に絶縁部分を備えた構造の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、堅牢な基板内に絶縁部分を備えた構造、および、そのような構造の製造方法に関するものである。
そのような構造は、寄生キャパシタンス効果といった寄生効果を避けるために一部が絶縁されなければならないような集積回路の製造といったマイクロエレクトロニクスの分野に応用することができる。
このような構造は、また、加速度計または圧力センサのようなセンサの製造、および、アクチュエータの製造といったマイクロメカニクスの分野に応用することができる。加速度計の場合には、構造のうちの絶縁部分は、例えば、加速度を計測するための重りにより構成される。
圧力センサや加速度計といったセンサの製造に際しては、SOIタイプの構造を幅広く使用することができる。このような構造は、酸化シリコンの埋込層を介して下部シリコン層から隔離された、薄いシリコン表面層を有している。薄いシリコン層は、局所的に下部層のないところがある。その場合には、薄いシリコン層は、例えば、圧力センサのメンブランを構成することができる。あるいは、適切に形成されているならば、薄いシリコン層は、加速度計の重りを構成することができる。これに関しては、下記参考文献(1)、(2)を参照することができる。
表面層は、また、アクチュエータが製造されるようにして形成することができる。マイクロ機械加工法によって製造されるアクチュエータに関しては、下記参考文献(3)、(4)を参照することができる。
酸化シリコンの埋込層は、薄いシリコン層内に形成された構造を支持するという役割を有している。これに関しては、特に、加速度計に関連した参考文献(2)に明示されている。
しかしながら、厚さが薄いことのために、絶縁性酸化層によってもたらされる電気的または機械的絶縁が、不十分であることがわかっている。
とりわけ、深層の下部シリコン層とシリコン表面層との間に、寄生キャパシタンス現象が誘起される可能性がある。
このような現象は、加速度計の計測や、キャパシタの計測を原理として動作する他のセンサの計測に、良くない影響を与えることとなる。
SOIタイプの構造の他の欠点、および、このような構造から製造されたデバイスの欠点は、コストがかさむことである。
仏国特許明細書第2 700 065号(参考文献2) Novel High-Performance Pressure Sensors Using Double SOI Structure,Gwiy-Sang Chung et al., IEEE 1991, pages 676-680(参考文献1) Thermal Micro-actuators for Surface Micro-machining Process by J.H. Comtois et al., SPIE, vol. 2642, pages 10-21(参考文献3) Comb Actuators for XY-microstages by V.P. Jaecklin et al., Sensors and Actuators A, 39 (1993), 83-89(参考文献4)
本発明の目的は、安価に製造できるとともに上述の制限を有していないような、電気絶縁部分を備えた構造を提供することである。
本発明の他の目的は、寄生キャパシタンス効果をほとんど受けることがないともにセンサの製造に利用可能な、電気絶縁部分を備えた構造を提供することである。本発明の目的は、また、そのような構造の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、より詳細には、第1部分と、第1部分に対して電気的に絶縁された少なくとも1つの第2部分と、を具備する構造であって、第1部分および第2部分は、各々が、同一の材料ウェハ内に形成されるとともに、実質的に1つのかつ同一の厚さとされ、さらに、実質的に1つのかつ同一の平面内に延在し、しかも、少なくとも1つの相互に隣接するエッジを有し、これら隣接エッジどうしは、空間によって隔離されている構造を目的としている。本発明によれば、構造は、加えて、空間内に設けられるとともに絶縁材料からなる少なくとも1つのジョイントを具備し、ジョイントは、第1部分および第2部分を一体とするとともに、各ウェハの少なくとも一部に対して機械的に接触し、さらに、ウェハの実質的に厚さ全体にわたって延在している。
絶縁材料製ジョイントは、二重の機能を有している。第1の機能は、第1部分と第2部分との間において電気絶縁をもたらすことである。電気絶縁の品質は、空間の幅によって、つまりジョイントの幅によって調節できること、また、ジョイント形成のために使用される材料によって調節できることに注意されたい。絶縁ジョイントの第2の機能は、第1部分および第2部分を一体化することにより、構造の連結性を維持することである。特に、ジョイントは、ウェハの主面を、実質的に1つのかつ同一の平面内に保持することができる。
このようにして得られた構造は、適切な支持構造に連結することができるけれども、絶縁された第2部分は、キャパシタンス効果が望ましくない場合には、キャパシタンス効果を避けるために、支持構造から十分に離すことができ、なおかつ、第1部分から隔離することができる。
他方、他の応用においては、第1部分および第2部分の隣接エッジは、可変キャパシタンスが形成されるよう十分に近接配置することができる。
キャパシタンスの測定により、およびそれによるキャパシタンス変化の測定により、第1部分および第2部分の間の任意の変位を決定することができる。加速度計あるいはアクチュエータの製造を可能とするこの見地については、詳細に後述する。
有利な見地においては、第1部分および第2部分は、相互に対応した形状とすることができる。その場合、両部分の間の空間は、実質的に一様である。
第1部分および第2部分は、基板をラインに沿って2つの部分へとカットすることにより得られた単なるウェハとすることができ、並置することができる。しかしながら、変形例においては、第2部分は、材料ウェハのうちの、第1部分をなす材料ウェハ内において特定パターンにしたがってカットされた部分とすることができる。
以下においては、単一の第1部分および単一の第2部分を参照する。しかしながら、1つの第1部分と、相互絶縁されかつ第1部分から絶縁されている複数の第2部分と、から構造を構成することができる。特に、第1部分をなす材料ウェハ内において、構造の第2部分をなすこととなる部分を複数カットすることができる。
予想される応用においては、特に、例えば加速度計やアクチュエータといったセンサの製造に際しては、構造のうちのそれぞれ第1部分および第2部分をなすウェハ材料としては、非絶縁性材料を選択することができる。非絶縁性材料としては、半導電性材料や導電性材料が想起される。
例示するならば、材料は、GaAs、Si、SiCのような半導体材料、Au、W、Ti、Cr、Al、Fe、Ni、Moのような金属、および、これら金属の合金の中から選択される。
本発明の他の目的は、第1部分と、第1部分と面一であるとともに第1部分に対して電気的に絶縁された少なくとも1つの第2部分と、を具備する構造を製造するための方法であって、本方法においては、
a)基板ウェハのカットの際に第1部分と第2部分とを連結しておくためのものであって保持部と称される少なくとも1つの部分を第1部分および第2部分内に形成するようにして、基板ウェハをカットし、
b)実質的に第1部分および第2部分の厚さ全体にわたって第1部分および第2部分の少なくとも一部を連結する絶縁性保持ジョイントによって、基板の第1部分および第2部分を連結している前記保持部を置換する。
絶縁性保持ジョイントによって、基板の第1部分および第2部分を連結している保持部を置換するに際しては、ジョイントを所定位置に配置するとともに保持部を除去する、あるいは、保持部を絶縁性ジョイントへと変換する、のいずれかである。
本発明の方法は、いくつかの態様で実施可能である。
第1態様においては、ステップa)において、基板ウェハを貫通するとともに主要部分において第1部分および第2部分を隔離する少なくとも1つの切欠を形成する。その後、ステップb)において、第1部分および第2部分の間の保持ジョイントをなす絶縁性材料によって切欠を充填し、さらに、第1部分および第2部分を連結する保持部を除去する。
主要部分において貫通する切欠が形成されてこの切欠が隣接エッジにおいて第1部分および第2部分を隔離するにしても、製造時における基板の連結を維持し得るよう第1部分および第2部分を連結しておく部分が、1つまたは複数設けられることは理解されるであろう。このような部分は、保持部と称される。
本方法の実施の変形例においては、ステップa)において、基板ウェハを貫通しないことにより第1部分および第2部分を連結する保持部をなす底部を有するとともに主要部分に関して第1部分および第2部分を隔離する少なくとも1つの切欠を形成する。この場合、ステップb)において、第1部分および第2部分の間のジョイントを形成するための絶縁性材料によって切欠を充填し、さらに、切欠の底部を除去する。
第1部分および第2部分の連結のために切欠の底部を残す場合には、切欠は、貫通させない。
この切欠の底部は、絶縁性ジョイントが所定に配置されるまでの間において、構造の連結を維持する。
絶縁性ジョイントの形成が完了すると、切欠の底部は、基板ウェハの機械的、化学的、あるいは、物理的薄肉化によって除去される。
本方法における上記2つの実施態様は、互いに排他的なものではない。実際、切欠のエッチング時においては、切欠の底部と、ウェハの厚さ全体にわたって第1部分および第2部分をつなぎ止めておくための保持部と、の双方を残すことができる。
切欠の底部が除去された時点においては、場合によっては第1部分および第2部分をつなぎ止めている部分が除去された時点においては、第1部分と第2部分とは、電気的に絶縁されている。
本発明による方法のさらに他の変形例においては、ステップa)におけるウェハのカットに際しては、側壁によって互いに隔離された複数の隣接孔をウェハに孔開けする。この場合、ステップb)においては、側壁を酸化して、加えて必要であれば孔の底部を酸化して、それらを、絶縁性保持ジョイントへと転換する。
この変形例にしたがった実施においては、基板ウェハのカット後において、保持基板のうち、初期的に第1部分および第2部分をつなぎ止めている部分は、孔どうしを隔離している側壁である。孔が貫通していない場合には、孔の底部も、同様に、保持部として利用することができる。この場合には、保持機能を有したこれらの部分は、上記実施態様のように除去されるのではなく、酸化によって転換され、絶縁性保持ジョイントを形成する。
本発明の他の特徴点および利点は、添付図面を参照した、例示の目的のためだけのものであって本発明を何ら制限するものではない以下の説明により、明瞭となるであろう。
本発明の第1実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
図1は、好ましくは例えば半導体・金属・金属合金のような非絶縁性材料から形成された基板ウェハ10を示す平面図である。
基板ウェハは、堅牢なウェハとすることができる、あるいは、好ましくは少なくとも1層が非絶縁性材料層であるような、複数の異なる材料層から形成されたウェハとすることができる。
図1に示すように、ウェハ10には、ウェハを第1部分14と第2部分16とに分割するような、2つのU字形切欠12a、12bが形成されている。
より詳細には、切欠12a、12bは、第1部分と第2部分の隣接エッジどうしを隔離するような、空間を形成している。これら隣接エッジは、参照符号18、20で示されている。
切欠12a、12bは、第2部分16を第1部分14から完全に隔離しているわけではないことに注意されたい。これら両部分は、基板のうちの、切欠12a、12bのエッチング時に残された2つの部分22、24によって、互いに堅固に保持されている。基板のうちの、「ブリッジ」と称されるこれらの部分22、24は、いくつかの機能を有している。第1の機能は、上述のように、両部分14、16の連結を維持することであり、特に、第2部分16を第1部分14から外れないようにしておくことである。さらなる機能は、一様な間隔でもって隣接エッジ18、20を隔離するようにして、第1部分14を固定位置に保持することである。最後の機能は、両部分14、16を、実質的に1つの同一平面内に保持することである。
両部分14、16が面一性を有していることは、図1のウェハのI−I平面に沿った断面図である図2において、明瞭となるであろう。
図2は、切欠12a、12bが、貫通した切欠であること、すなわち、ウェハ10の厚さ全体にわたって延在する切欠であること、を示している。
切欠12a、12bは、ウェハ10の材料に依存して、ドライエッチングまたはウェットエッチングによって、あるいは、超音波機械加工技術またはレーザー機械加工技術によって、形成することができる。
深い異方性エッチングを行うための現在の設備を使用すれば、基板内に、深い切欠をエッチングすることができる。例えば、500μmあるいはそれ以上といった程度の厚さのシリコンウェハを貫通するような切欠をエッチングすることができる。
第2ステップにおいては、ブリッジ22、24を、ウェハの第1部分14に対して第2部分16を保持するための他の手段でもって、置換することである。この手段は、絶縁性でなければならない。
したがって、切欠12a、12b内には、平面図である図3Aに示すように、絶縁性材料が配置される、あるいは、形成される。
両切欠内への絶縁性材料を配置するに際しては、例えば、ウェハ10の中央に絶縁性接着剤の液滴を滴下し、それから、ウェハのうちの液滴が位置している方の面上にシリコーンフォームフィルムを配置し、その後、アセンブリを押圧する。これにより、接着剤を切欠12a、12b内に押し込む。接着剤は、例えば、Epotechni社のタイプE505という接着剤である。これにより、図4に示す構造が得られる。
接着剤は、参照符号28a、28bで示すような絶縁性ジョイントを形成し、このような絶縁性ジョイント28a、28bは、切欠12a、12bを充填している。図4において、絶縁性ジョイント28a、28bは、部分14、16の隣接エッジ18、20を連結しているとともに、厚さをウェハ10の主面に直交するものと定義した場合に両部分の厚さ全体にわたって延在していることに注意されたい。
接着剤は、切欠12a、12b内に導入された後に、重合または乾燥し得るような、任意のポリマーまたは液体エポキシ樹脂または液体シリカによって代替することができる。しかしながら、ポリマーまたは樹脂は、電気絶縁性を呈するものが選択される。
図3Bに示す変形例においては、絶縁性ジョイントは、切欠12a、12bのうちの、第2部分16のうちのブリッジ22、24に対して連結された側部に位置している部分だけに、形成されている。絶縁性ジョイントには、参照符号28c、28d、28e、28fが付されている。切欠12a、12bのうちの部分28g、28hは、何もされないままとされている。この構成であると、構造の形成時または使用時における絶縁性ジョイントの体積変化(膨張)に関連した応力現象を制限することができる。
実際、部分28g、28h内に配置された絶縁性ジョイントの体積変化は、第2部分16の長さ方向における圧縮力または引っ張り力を引き起こす可能性があり、問題を起こす可能性がある。
断面図である図5は、絶縁性ジョイント28a、28bの他の形成方法を示している。この方法においては、絶縁材料層は、成膜または結晶成長により形成される。絶縁材料層は、例えば、シリカ層または窒化シリコン層に関連する。この材料は、切欠12a、12bを充填して絶縁性保持ジョイントを形成するとともに、ウェハ10の両部分14、16の主面のうちの一方をカバーする。
切欠内への絶縁性保持ジョイントの形成後には、この段階においては保持機能が絶縁性ジョイントによってもたらされていることにより不要となったブリッジ22、24を、除去する。ブリッジ22、24は、例えば、エッチングによって除去され、その結果、図6および図7に示す構造が得られる。
しかしながら、変形例においては、ブリッジ22、24は、維持され、例えば熱酸化といった適切な処理を経て絶縁材料へと転換される。
図7は、図6の構造のVI−VI平面に沿った断面図であることに注意されたい。
ブリッジ22、24の除去(または酸化)後においては、第1部分と第2部分との間には、電気的結合は一切存在していない。
図6および図7に示すように、現段階の構造は、各々がウェハ材料から形成されているとともに、互いに絶縁され、さらに、実質的に面一であり、その上、同じ厚さを有した、第1部分および第2部分を備えている。第1部分および第2部分を隔離する空間内に配置された2つの絶縁材料製ジョイント28a、28bは、第1部分および第2部分を一体としている。これらジョイントは、各々が、対向エッジにおいて各部分の少なくとも一部と機械的に接触しているとともに、実質的に厚さ全体にわたって延在している。
したがって、第2部分16は、第1部分14から電気的に絶縁されている。保持ジョイント厚さを大きくできる可能性があることにより、高電圧に耐え得るような良好な品質の絶縁をもたらすことができる。
さらに、第2部分16は、第1部分14に対して可動とされた、メンブランまたは重りとして使用することができる。センサを作るためには、隣接エッジを適切な方法でカットして、例えば、測定用キャパシタの両プレートを形成する。
本発明の他の実施形態が、図8〜図11に示されている。既述の図面との類似性が大きいことにより、同一部材または類似部材には、同一の参照符号を付すこととする。したがって、上記記載を参照することができる。
図8は、切欠12がエッチングされたウェハ10を示している。切欠12は、ウェハ内において、中央部分16と、この中央部分16を囲む部分14と、を隔離している。
図9は、図8の構造のVIII−VIII平面に沿った断面図であり、この図には、図2に示す切欠とは異なり、この第2実施形態における切欠12が、貫通した切欠ではないことが明瞭に示されている。上記のエッチング技術を使用して行うことができる、切欠12のエッチング時においては、切欠の底部13が残される。
切欠の底部は、図1〜図5に示すブリッジ22、24と同様の機能を果たす。
実際、切欠の底部13は、ウェハの部分16を、固定位置に保持するとともに、部分14に対して面一に保持し、さらに、構造に対する連結をもたらす。
切欠の底部13は、500μmの程度の深さとされた切欠12に対して、例えば、300μmの程度の厚さとされる。
図10は、切欠を電気絶縁材料で充填して、絶縁保持ジョイント28を形成するステップを示している。ジョイント28は、例えば、ポリマー、樹脂、シリカ、あるいは、窒化シリコンから形成される。ジョイントの切欠内への配置は、例えば、成膜や上述のような押圧によって行うことができる。
ジョイント28の形成後には、切欠の底部13が、切削によって、あるいは、ドライエッチングまたはウェットエッチングまたは電気化学的エッチングによって、除去される。
切欠の底部の除去は、また、基板ウェハの部分14、16の薄肉化によってももたらされ、この場合には、図11において断面図でもって示す構造が得られる。
ジョイント28は、第1部分および第2部分の隣接エッジ18、20に対して機械的に接触しているとともに、ウェハ10の部分14、16の厚さ全体にわたって延在している。
最後に、図12〜図15に、本発明の第3実施形態が示されている。
図面の読み取りを容易とするため、上記図面と同一部材または類似部材には、同一の参照符号を付すこととする。
図12は、第1部分14と第2部分16とが画成されたシリコンウェハ10を示している。部分14、16は、一群をなす複数の、ウェハ内に開口した隣接孔12cによって画成されている。孔12cは、孔の側壁22によって、2つに分割されている。
図12の構造のXII−XII平面に沿った断面図である図13に示すように、孔12cは、ウェハ10を貫通している。しかしながら、変形例においては、貫通していない孔を形成することができる。この場合には、数μmの厚さの「孔の底部」が残されることとなる。
孔12cどうしを横方向に隔離する壁22、および、同様に「孔の底部」は、第1実施形態におけるブリッジ22、24(図1〜図5参照)と同等に、また、第2実施形態における切欠の底部13(図9および図10参照)と同等に、機械的保持機能を果たしている。
とりわけ、壁22は、ウェハ10の中央部分16を部分14に対して堅固に取り付けることができる。
基板のうちの壁22を構成する部分、および、存在する場合には、孔の底部をなす部分は、上記第1および第2実施形態の場合のように除去されるのではなく、絶縁性のものに転換される。絶縁性ジョイントによる基板のこれら部分の置換は、ここでは、酸化によって引き起こされる。
孔12cのサイズ、孔12cどうしを隔離している壁22の厚さ、「孔の底部」の厚さ、および、酸化条件は、側壁22の酸化が、必要であれば「孔の底部」の酸化が、それらの厚さ全体にわたって起こるように、選択される。酸化は、例えば、1050℃の程度の温度で行われる熱酸化である。その場合、酸化シリコンに転換された部分は、電気絶縁性となって、本発明でいうところの保持ジョイントを構成する。図14および図15は、このようにして得られた構造を示している。これらの図においては、酸化された部分が参照符号28で示されている。
上記図面においては、ウェハ内に形成された第2部分は、単純化のために、実質的な矩形形状として図示されている。
しかしながら、他の形状とすることもできる。特に、第1および第2部分の隣接エッジは、可変キャパシタを形成するよう、互いに噛み合う櫛歯状とすることができる。このキャパシタのキャパシタンスは、第1および第2部分の相互移動に応じて変化する。
他の応用においては、本発明にしたがって得られた構造は、また、相互に絶縁された1つまたは複数の部分を備えた低コスト基板を構成する。
本発明の第1実施形態にしたがって貫通切欠が形成されたウェハを示す平面図である。 本発明の第1実施形態にしたがって貫通切欠が形成されたウェハを示す断面図である。 絶縁材料が充填された図1および図2の構造を示す平面図である。 図3Aに類似したウェハの平面図であって、製造の変形例を示している。 絶縁材料が充填された図1および図2の構造を示す断面図である。 他の充填技術によって絶縁材料が充填された図1および図2の構造を示す断面図である。 第1実施形態にしたがって得られた構造を示す平面図である。 第1実施形態にしたがって得られた構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にしたがって切欠が形成されたウェハを示す平面図である。 本発明の第2実施形態にしたがって切欠が形成されたウェハを示す断面図である。 図8および図9に示す構造における切欠の充填を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にしたがって得られた構造を示す断面図である。 本発明の第3実施形態にしたがって孔が形成されたウェハを示す平面図である。 本発明の第3実施形態にしたがって孔が形成されたウェハを示す断面図である。 本発明の第3実施形態にしたがって得られた構造を示す平面図である。 本発明の第3実施形態にしたがって得られた構造を示す断面図である。
符号の説明
10 基板ウェハ
12c 孔
14 第1部分
15 第2部分
22 側壁
28 絶縁性保持ジョイント

Claims (5)

  1. 構造を製造するための方法であって、
    a)シリコンからなる基板ウェハ(10)に対して、側壁(22)によって互いに隔離された複数の隣接孔(12c)を孔開けし、これにより、前記ウェハ内に、第1部分(14)と、第2部分(16)と、前記第1部分と前記第2部分とを接続するよう機能する保持部と、を形成し、
    b)厚さ方向の全体にわたって前記側壁(22)を酸化することにより、前記保持部を、絶縁性保持ジョイント(28,28a,28b)へと転換する、
    ことを特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    前記複数の隣接孔(12c)を、前記ウェハを貫通したものとすることを特徴とする方法。
  3. 請求項1記載の方法において、
    前記複数の隣接孔(12c)を、孔の底部を有したものとすることを特徴とする方法。
  4. 請求項3記載の方法において、
    前記保持部を前記絶縁性保持ジョイントへと転換するに際しては、前記孔の底部を酸化することを特徴とする方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法において、
    前記酸化を、熱酸化によって行うことを特徴とする方法。
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