JP4118227B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、トナーにより用紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
トナーにより用紙に文字や画像を形成する方式としては、中間転写ベルト方式と直接転写方式が一般的である。中間転写ベルト方式では、感光体ドラムから中間転写ベルトにトナー像を転写し、この中間転写ベルトから用紙にトナー像を二次転写する。直接転写方式では、用紙搬送ベルトによって搬送される用紙に感光体ドラムから直接トナー像を転写する。
中間転写ベルトであるか用紙搬送ベルトであるかを問わず、ベルトには適正レベルの張力を設定する必要がある。特許文献1には、中間転写ベルトに張力調整用のテンションローラを設けた画像形成装置が記載されている。
特開2003−140474号公報(第3−5頁、図1)
中間転写ベルトにテンションローラを設けた構成例を図6に示す。中間転写ベルト100は原動ローラ101と従動ローラ102に巻き掛けられ、時計回りに走行する。上部の水平走行部分には4個の画像形成部がタンデム配置されている。4個の画像形成部とは、走行方向の上流側から順に、マゼンタ用の画像形成部103M、シアン用の画像形成部103C、イエロー用の画像形成部103Y、及びブラック用の画像形成部103Bである。これらの画像形成部でマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色のトナーを転写された中間転写ベルト100は、下方に配置された二次転写ローラ104a、104bのところまでトナーを担持したまま走行し、そこで用紙Pにトナーを転写する。
従動ローラ102から二次転写ローラ104aまでの間にテンションローラ105が配置されている。中間転写ベルト100に十分な張力を与えるためには、中間転写ベルト100の走行経路にテンションローラ105を深くくい込ませる必要がある。言い換えれば、テンションローラ105の箇所における中間転写ベルト100の角度変化の度合いをできるだけ大きくする必要がある。このような配置を実現するためには、中間転写ベルト100が空間内で垂直方向に占めるスペースを大きくとる必要があり、スペース効率が悪くなる。
スペース効率を高めるため、図7のように原動ローラ101及び従動ローラ102と二次転写ローラ104a、104bとのレベル差を小さくすると、必然的にテンションローラ105の箇所における中間転写ベルト100の角度変化の度合いが小さくなってしまう。すなわち中間転写ベルト100に十分な張力を与えることが困難になる。
中間転写ベルトでなく用紙搬送ベルトであっても問題は同じである。図8は用紙搬送ベルト110にテンションローラを設けた構成例である。用紙搬送ベルト110は時計回りと反対の方向に走行する。上部の水平走行部分にはマゼンタ、シアン、イエロー、及びブラック用の画像形成部103M、103C、103Y、103Bが上流側から順にタンデム配置される。ベルトの走行方向が図6とは逆なので、画像形成部の配置も図6とは逆になっている。用紙Pは用紙搬送ベルト110の上面に載置されて4個の画像形成部を順次通過し、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色のトナーを直接転写される。
テンションローラ105は用紙搬送ベルト110の上部水平走行部分を外れた箇所に配置される。用紙搬送ベルト110に十分な張力を与えるためには、テンションローラ105の箇所における用紙搬送ベルト110の角度変化の度合いをできるだけ大きくする必要がある。このような配置を実現するためには、用紙搬送ベルト110が空間内で垂直方向に占めるスペースを大きくとる必要があり、スペース効率が悪くなる。
スペース効率を高めるため、図9のように原動ローラ101及び従動ローラ102とテンションローラ105とのレベル差を小さくすると、必然的にテンションローラ105の箇所における用紙搬送ベルト110の角度変化の度合いが小さくなってしまう。すなわち用紙搬送ベルト110に十分な張力を与えることが困難になる。
上記のような問題を解決するため、中間転写ベルト100や用紙搬送ベルト110の走行方向上流端及び下流端における折り返し部となる1対のローラ、すなわち原動ローラ101と従動ローラ102の一方をテンションローラとすることが考えられる。このようにすれば、ベルトはテンションローラのところで深く折れ曲がるので、十分な張力をベルトに与えることができる。また垂直方向のスペースも節約できる。
しかしながら上記構成にも弱点がある。それはテンションローラとなる側のローラの長手方向の荷重分布が変化したときのローラ同士の平行度の変化である。一般的に、ベルトには両サイドに周長差がある。すなわち片方の縁に沿って計測した周長と、他方の縁に沿って計測した周長との間には差がある。周長の短い側はより大きな張力をテンションローラに及ぼす。このように荷重分布が不均衡であると、テンションローラと他方のローラとの間の平行度が狂う。
荷重分布はテンションローラにベルトが巻き付く位置によっても左右される。ベルトがテンションローラの片側に偏倚すれば、偏倚した側の張力が高くなるとともに、反対側の張力は低くなるという荷重分布の変化が生じる。
原動ローラ、従動ローラ共に固定軸まわりを回転する場合には、荷重分布に不均衡が生じたとしても固定軸同士の平行度まで変わるには至らず、用紙に形成される画像に影響はない。しかしながら原動ローラと従動ローラの一方をテンションローラとすると、テンションローラは傾動可能であるため、荷重分布に不均衡が生じた場合に他方のローラと平行を保てなくなる。原動ローラと従動ローラとの平行が保たれなければ、中間転写ベルト上に形成される画像が斜めになって色重ねされる。中間転写ベルトでなく用紙搬送ベルトであっても、ベルトが蛇行しがちになって用紙への転写精度が確保できなくなる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ベルトの走行方向上流端及び下流端における折り返し部となる1対のローラの一方をテンションローラとし、張力の確保とスペースの節約を両立させるとともに、このことがローラ同士の平行度に影響を与えないようにしたものである。
本発明では、画像形成装置を次のように構成した。
(1)中間転写ベルトに転写したトナーを用紙に二次転写する画像形成装置において、前記中間転写ベルトの走行方向上流端及び下流端における折り返し部となる1対のローラの一方をテンションローラとし、平面形状L字形であって、中間の屈曲部をハウジング内の固定軸で支持し、一端は軸受に連結され、他端同士はコネクティングロッドで連結し同一の動きをする一対のベルクランクで前記テンションローラの両端を支えた平行移動機構で、常に他方のローラとの平行を保ちつつ移動するようにした。

(2)用紙搬送ベルトによって搬送される用紙にトナーを転写する画像形成装置において、前記用紙搬送ベルトの走行方向上流端及び下流端における折り返し部となる1対のローラの一方をテンションローラとし、平面形状L字形であって、中間の屈曲部をハウジング内の固定軸で支持し、一端は軸受に連結され、他端同士はコネクティングロッドで連結し同一の動きをする一対のベルクランクで前記テンションローラの両端を支えた平行移動機構で、常に他方のローラとの平行を保ちつつ移動するようにした。

(1)中間転写ベルトの走行方向上流端及び下流端における折り返し部となる1対のローラの一方をテンションローラとしたから、テンションローラの箇所で中間転写ベルトを深く折れ曲がらせて十分な張力を得ることができる。また、別途テンションローラを設ける構成と異なり、テンションローラの動作空間を垂直方向に確保する必要がないから、スペースの節約となる。さらに、テンションローラは平行移動機構で支えられ、常に他方のローラとの平行を保ちつつ移動するものであるから、中間転写ベルト上に形成される画像が斜めになって色重ねされるということがない。
(2)用紙搬送ベルトの走行方向上流端及び下流端における折り返し部となる1対のローラの一方をテンションローラとしたから、テンションローラの箇所で用紙搬送ベルトを深く折れ曲がらせて十分な張力を得ることができる。また、別途テンションローラを設ける構成と異なり、テンションローラの動作空間を垂直方向に確保する必要がないから、スペースの節約となる。さらに、テンションローラは平行移動機構で支えられ、常に他方のローラとの平行を保ちつつ移動するものであるから、用紙搬送ベルトが蛇行したりすることがなく、用紙への転写精度を常に確保できる。
(3)同一の動きをする1対のベルクランクで前記テンションローラの両端を支えて平行移動機構を構成したから、平行移動機構を構成簡単且つ安価なものとすることができる。
(4)2本のラックを平行に固定配置し、前記テンションローラの軸の両端に、この軸に対し回転不能なる如く取り付けたピニオンの一方ずつを前記ラックの一方ずつにかみ合わせて平行移動機構を構成したから、堅牢な平行移動機構を得ることができる。またテンションローラの軸が軸線方向に移動しないので、ベルトが動揺して画像転写精度が低下することがない。
以下、本発明の第1実施形態を図1〜3に基づき説明する。図1は画像形成装置の模型的垂直断面図、図2は画像形成部の概略構造を示す模型的断面図、図3は平行移動機構の平面図である。
画像形成装置として例示するのはタンデム方式のフルカラープリンタである。プリンタ1においては、外部コンピュータからの原稿画像データの色情報に応じてフルカラー画像出力とモノクロ画像出力の何れかが選択される。画像出力速度はフルカラーの場合でもモノクロの場合でもA4サイズで20枚/分とされている。なお本明細書には画像出力速度以外にも寸法、比率、速度、電圧、温度等の具体的な数値が登場するが、これらの数値は一つの好適例の例示である。
プリンタ1のハウジング2の内部には中間転写ベルト8が配置されている。中間転写ベルト8は原動プーリ10と従動プーリ11に巻き掛けられ、図1において時計回りに走行する。中間転写ベルト8は上部の水平走行部分にタンデム配置された4個の画像形成部、すなわちマゼンタ用の画像形成部30M、シアン用の画像形成部30C、イエロー用の画像形成部30Y、及びブラック用の画像形成部30Bを次々に通過して各色のトナーを転写されたうえ、下方に配置された二次転写ローラ17a、17bのところまでトナーを担持したまま走行し、そこで用紙Pにトナーを転写する。
中間転写ベルト8の用紙受入側には給紙装置12と用紙搬送路13が配置される。中間転写ベルト8の用紙排出側には定着装置50、用紙搬送路15、及び排出部16が配置される。排出部16はハウジング2の上面に設けられる。
画像形成部30M、30C、30Y、30Bの構造を図2に示す。各画像形成部とも構造は共通なので、「M」「C」「Y」「B」の識別記号を省き、「30」の符号のみ置いている。
画像形成部30の中核をなすのはアモルファスシリコンを感光体とする感光体ドラム4であり、その周囲に主帯電器5、LEDプリントヘッドユニット6、現像装置3、及びクリーニング装置20が配置されている。また図1に見られるように、転写ローラ9が中間転写ベルト8を隔てて感光体ドラム4に対峙する。転写ローラ9は中間転写ベルト8を支持し、感光体ドラム4に当接させる役割も担う。転写ローラ9には−1.5kVの電圧が印加されている。
現像装置3はマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色のトナーとフェライトキャリアを5:95の重量比で混合したトナーを収容する。トナーはコールターカウンタによるメジアン径(体積基準)が9μm、フェライトキャリアは平均粒径が70μmとなっている。現像装置3には固定磁石(図示せず)を内蔵した現像スリーブ3aが設けられている。
感光体ドラム4と現像スリーブ3aとは0.5mmの隙間を隔てて対峙し、対向する表面同士が同方向に移動する向きに回転する。感光体ドラム4の周速度は100mm/sec、現像スリーブ3aの周速度は200mm/secである。現像スリーブ3aの表面にはトナーにより磁気ブラシが形成される。またトナーはキャリアとの摩擦により正に帯電する。現像スリーブ3aに対しては図示しない穂切板が設けられる。穂切板と現像スリーブ3aとの隙間は0.5mmである。現像スリーブ3aには+300Vの現像バイアス電圧が印加される。
現像により、現像装置3の中のトナーが消費される。消費したトナーを補うため、画像形成部30B、30Y、30C、30Mに対応してトナー供給容器7B、7Y、7C、7Mを設け、図示しない搬送手段によりトナーを補給する。これにより、現像装置3は常に適量のトナーを内部に保有することになる。
クリーニング装置20は感光体ドラム4に接触するゴム製のクリーニングローラ21、用紙に転写されなかったトナーを感光体ドラム4からかき落とすクリーニングブレード22、及びトナーを図示しない回収容器に排出する排出スパイラル23を有する。なおクリーニング装置20のカバーは図1においては図示を省略してある。
プリンタ1は次のように画像出力動作を行う。
感光体ドラム4の表面は主帯電器5により一様に+400Vに帯電せしめられている。外部のコンピュータなどから原稿画像データが入力されると、LEDプリントヘッド6が原稿画像データに対応するLED光を感光体ドラム4の表面に照射する。感光体ドラム4の表面は、LED光の照射された露光部の電圧が+25Vにまで減衰し、非露光部の+400Vの部分と合わせて静電潜像が形成される。現像スリーブ3aに印加された+300Vの現像バイアス電圧により、トナー中の正帯電トナーが前記露光部に付着し、静電潜像がトナーで可視化される。
中間転写ベルト8は、感光体ドラム4の表面の移動方向と同じ方向に、感光体ドラム4の周速度と同じ100mm/secで走行している。中間転写ベルト8の所定位置からトナーの転写が開始されるよう、LEDプリントヘッド6による感光体ドラム4の露光タイミングが設定される。
中間転写ベルト8上の用紙が感光体ドラム4の下を通過する際、転写ローラ9に印加された−1.5KVの電圧により、感光体ドラム4に付着したトナーが中間転写ベルト8に引きつけられる。これにより、トナーが中間転写ベルト8に転写される。
中間転写ベルト8に転写されなかったトナーはクリーニングブレード22によりかき落とされ、排出スパイラル23により図示しない回収容器に排出される。クリーニングローラ21はトナー転写後の感光体ドラム4の表面を整える。
画像形成部30M、30C、30Y、30Bでマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色のトナーを順次転写された中間転写ベルト8は二次転写ローラ17a、17bへと向かう。用紙搬送路13を通って運ばれてきた用紙Pが二次転写ローラ17a、17bの間で中間転写ベルト8に合流する。二次転写ローラ17a、17bの間に印加されたバイアス電圧により、中間転写ベルト8上のトナーが用紙Pに転写される。
トナーを転写された用紙Pは定着装置50に引き込まれる。そして定着装置50の内部で定着ローラによりトナーを定着された後、用紙搬送路15を経て排出部16に排出される。
本実施形態では、従動ローラ11がテンションローラに兼用される。そして従動ローラ11は図3に示す平行移動機構で支持される。
平行移動機構40は次のように構成される。まず、従動ローラ11の軸11aの両端をそれぞれ軸受41に通す。軸11aと軸受41とは軸線方向にスライド可能である。従動ローラ11と軸11aは互いに固定状態でもよく、スライド可能であってもよい。軸受41をハウジング2内の固定部材に引張コイルばね42で連結し、軸11aを水平方向に(図3においては上方に)引く。これにより、中間転写ベルト8には所定の張力が与えられる。
中間転写ベルト8の両側に、1対をなす同一形状のベルクランク43を1個ずつ配置する。ベルクランク43は平面形状L字形であって、中間の屈曲部をハウジング2内の固定軸44で支持され、水平面内で回動可能である。ベルクランク43の一端は軸受41に連結される。ベルクランク43の他端同士はコネクティングロッド45で連結される。
図3において左側に位置するベルクランク43が回動すれば、コネクティングロッド45を介してこれに連結された右側のベルクランク43も全く同じ動きを行う。すなわち両側の軸受41は同一タイミングで同一ストロークだけ移動することになる。このため、従動ローラ11の長手方向における荷重分布が変化したとしても、従動ローラ11はそれに影響されることなく原動ローラ10に対する平行を保ち続ける。従って、原動ローラ10と従動ローラ11の平行度が狂って中間転写ベルト8上のトナー画像がデフォルメされるという事態を招くことがなく、色重ねのずれのないトナー画像が用紙Pに転写される。
図4に本発明の第2実施形態を示す。図4は平行移動機構の平面図である。なお第1実施形態と共通する構成要素には第1実施形態で使用したのと同じ符号を付し、説明は省略する。
第2実施形態では、軸11aの両端に1対をなす同一形状のピニオン46を1個ずつ回転不能に取り付ける。そしてこのピニオン46の一方ずつを、中間転写ベルト8の両側に固定配置した同一形状のラック47の一方ずつにかみ合わせる。2個のラック47は互いに平行であるとともに、中間転写ベルト8の走行方向に対しても平行である。
両側のピニオン46は、互いに歯の位相が一致する形で軸11aに固定される。両側のラック47も、互いに歯の位相が一致する形で固定される。
図4において左側に位置するピニオン46が回転すれば、右側のピニオン46も同じ角度だけ回転する。このため、左右のピニオン46は常に同じ距離だけ移動することになり、従動ローラ11の長手方向における荷重分布が変化したとしても、従動ローラ11はそれに影響されることなく原動ローラ10に対する平行を保ち続ける。従って、原動ローラ10と従動ローラ11の平行度が狂って中間転写ベルト8上のトナー画像がデフォルメされるという事態を招くことがなく、色重ねのずれのないトナー画像が用紙Pに転写される。
また第2実施形態の構成では、従動ローラ11が図4において上下方向に移動しても軸11aと軸受41との間に軸線方向のスライドが生じない。このため、ベルトが動揺して画像転写精度が低下することがない。
図5に本発明の第3実施形態を示す。図5は画像形成装置の模型的垂直断面図である。
第3実施形態では直接転写方式が採用されている。すなわち原動ローラ10と従動ローラ11には用紙搬送ベルト18が巻き掛けられている。用紙搬送ベルト18の走行方向は中間転写ベルト8とは逆で時計回りと反対の方向であり、画像形成部30M、30C、30Y、及び30Bの配置も第1実施形態とは逆になっている。給紙装置12から供給された用紙Pは画像形成部30M、30C、30Y、30Bをくぐり抜ける間にマゼンタ、シアン、イエロー、及びブラックの各色のトナーを次々と直接転写され、定着装置50に送り込まれる。
第3実施形態でも従動ローラ11をテンションローラとする。そして図3に示す平行移動機構を組み合わせる。
また他の実施形態として、図4に示す平行移動機構を従動ローラ11に組み合わせてもよい。
以上本発明の各実施形態につき説明したが、この他、発明の主旨から逸脱しない範囲で種々の改変を加えて実施することができる。例えば、従動ローラでなく、原動ローラの方をテンションローラとしてもよい。
本発明は、用紙にトナーを転写する形式の画像形成装置に広く利用可能である。
第1実施形態に係る画像形成装置の模型的垂直断面図 画像形成部の概略構造を示す模型的断面図 平行移動機構の平面図 第2実施形態に係る平行移動機構の平面図 第3実施形態に係る画像形成装置の模型的垂直断面図 中間転写ベルトにテンションローラを設けた従来の構成例 中間転写ベルトにテンションローラを設けた他の構成例 用紙搬送ベルトにテンションローラを設けた従来の構成例 用紙搬送ベルトにテンションローラを設けた他の構成例
符号の説明
1 プリンタ
2 ハウジング
8 中間転写ベルト
10 原動ローラ
11 従動ローラ
11a 軸
30M、30C、30Y、30B 画像形成部
40 平行移動機構
41 軸受
42 引張コイルばね
43 ベルクランク
44 固定軸
45 コネクティングロッド
18 用紙搬送ベルト
46 ピニオン
47 ラック

Claims (2)

  1. 中間転写ベルトに転写したトナーを用紙に二次転写する画像形成装置において、
    前記中間転写ベルトの走行方向上流端及び下流端における折り返し部となる1対のローラの一方をテンションローラとし、平面形状L字形であって、中間の屈曲部をハウジング内の固定軸で支持し、一端は軸受に連結され、他端同士はコネクティングロッドで連結し同一の動きをする一対のベルクランクで前記テンションローラの両端を支えた平行移動機構で、常に他方のローラとの平行を保ちつつ移動するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 用紙搬送ベルトによって搬送される用紙にトナーを転写する画像形成装置において、
    前記用紙搬送ベルトの走行方向上流端及び下流端における折り返し部となる1対のローラの一方をテンションローラとし、平面形状L字形であって、中間の屈曲部をハウジング内の固定軸で支持し、一端は軸受に連結され、他端同士はコネクティングロッドで連結し同一の動きをする一対のベルクランクで前記テンションローラの両端を支えた平行移動機構で、常に他方のローラとの平行を保ちつつ移動するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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