JP4118190B2 - レセプタクル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバの端末に設けられたプラグを接続するレセプタクルに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、光ファイバ・リンクは、CDプレーヤ、MDレコーダ、DVDプレーヤ、AVアンプ、ノートパソコンに搭載されており、性能面と利便性において優れたものとなっている。例えば、CDプレーヤやノートパソコンを、MDレコーダに、光ケーブルを介して接続して、CDの音楽をMDに録音したり、DVDプレーヤとAVアンプを光ケーブルで接続して、DVD映画を迫力のある音で楽しむ事などが、ごく一般的に行われている。
【0003】
ここで、デジタルオーディオの分野において、光ケーブルの端末には、EIAJ規格にある丸形プラグまたは角形プラグが取り付けられている。そして、光送信器から出力される光を光受信器へ伝播するために、光送信器側には、上記プラグを接続するためのレセプタクルが設けられている。
【0004】
図20に、角形プラグ41の一部断面側面図を示す。角形プラグ41の内部には、光ファイバ47が挿入されている。プラグ先端面46には、熱平板が押し当てられて鏡面加工が施され、さらに、熱平板が押し当てられてつぶれた部分が鍔となって、プラグ先端から光ファイバ47が脱落しない抜け止めを兼ねている。また、プラグ外面には、係止用突起44が形成されている。角形プラグ41の基端には、取手部42が被覆されており、この取手部42は、角形プラグ41を金型に配置し、樹脂成型することにより成型される。角形プラグ41からは、光ファイバ47を被膜43にて被覆して形成される光ケーブルが、後方へ延びている。
【0005】
図21に、角形プラグ用のレセプタクル51の側面断面図を示す。このレセプタクル51は、プリント基板への固定足54、パネルへのビス固定穴52、および、上記角形プラグ41が挿入されるレセプタクル部53から成るホルダーに、光素子56が挿入されて製造される。この光素子56は、銅合金製の薄板にLED57が取り付けられ、図示しない金線により外部端子58に電気接続された後、それらを金型内に配置し、透明エボキシ樹脂をトランスファーモールドして形成される。その際、同時に、レンズ59も形成される。また、レセプタクル51には、上記角形プラグ41の係止用突起44が嵌め込まれる凹部55が形成され、角形プラグ41のレセプタクル51へのはまりクリック感を与え、抜け止めとなっている。また、レセプタクル51は、上記角形プラグ41の先端部41aを嵌合して保持する内筒部50を有している。
【0006】
図22は、上記レセプタクル51に、上記角形プラグ41を挿入した場合の側面の断面図である。LED57から出た送信信号光は、光素子表面に形成されたレンズ59により集光され、光ファイバ47の内部を伝播し、図示しない相手受信器へ入射して、通信が行われる。
【0007】
ここで、プラグの種類は、丸形と角形の2種類であるため、その組み合わせにより、一般的に、光ケーブルには、次の3種類がある。すなわち、一端に丸形プラグと他端に角形プラグとを有する光ケーブル、両端に角形プラグを有する光ケーブル、両端に丸形プラグを有する光ケーブルである。このように、3種類の光ケーブルがあるため、使用者は、手元に持っていない種類の光ケーブルが必要な機器を導入すると、それに応じて光ケーブルを買い足す必要が生じる課題があった。
【0008】
要するに、図21と図22に示されるレセプタクル51の内筒部50は、滑らかな内面を有する円筒体であるため、この内筒部50に、図示しない丸形プラグの先端部を、差し込んでも、容易に抜け落ち、この内筒部50のみでは、丸形プラグを保持することができなかった。
【0009】
この課題を解決すべく、従来、図23に示すように、光ファイバ65の端末に設けられた丸形プラグ63を角形のプラグに変換するための光接続コード用変換アダプタ61が提案された(特開平6−201937号公報:特許文献1参照)。
【0010】
すなわち、この角形の変換アダプタ61には、短尺の光ファイバ62が挿通されると共に、この光ファイバ62の基端側に、丸形プラグ63を挿入状に嵌合する嵌合孔64が形成されている。丸形プラグ63の光ファイバ65と、変換アダプタ61の光ファイバ62とは、小さな間隙を介して、同心状に配置される。そして、丸形プラグ63の光ファイバ65を伝播するディジタルオーディオ光信号は、この間隙を飛び越え、変換アダプタ61の光ファイバ62を伝播し、変換アダプタ61の先端から出射する。
【0011】
【特許文献1】
特開平6−201937号公報(図3、図4)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の変換アダプタ61では、丸形プラグ63の光ファイバ65と、変換アダプタ61の光ファイバ62との間に、間隙を有していたため、この間隙を光が通過する際に、損失が発生するという問題があった。
【0013】
また、近年では、携帯電話に光ファイバ・リンクが採用され始め、EIAJ規格の丸形プラグでは、φ3.5電気プラグに似た形であったためサイズが大きく、新たな課題となっていた。そこで、新たにφ2.5電気プラグに似た形状を採った丸形プラグが採用され始めた。そのため、従来では提案されていない、新たなプラグに応じた光接続コード用変換アダプタが求められていた。以下、明細書中において、EIAJ規格の丸形プラグをφ3.5丸形プラグと呼び、新たに採用したφ2.5電気プラグに似た形状の丸形プラグをφ2.5丸形プラグと呼ぶ。
【0014】
要するに、変換アダプタにおいて、光ケーブルを長くしたり、光ファイバ・リンクの電源電圧を下げるために、より一層の低損失化が求められていた。
【0015】
また、角形のレセプタクル(光コネクタ)において、丸形プラグを従来の変換アダプタを用いずに接続して、光伝播損失を抑えることが求められていた。
【0016】
そこで、この発明の課題は、丸形プラグを接続したときの光伝播損失を抑えて消費電力量を大幅に低減した角形レセプタクルを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のレセプタクルは、光ファイバの端末に設けられた丸形のプラグと、光ファイバの端末に設けられた角形のプラグとを、択一的に接続するレセプタクルであって、
上記角形のプラグを嵌合して保持するための外筒部と、
この外筒部の内部に同心状に配置されると共に上記丸形または角形のプラグの先端部を嵌合して保持するための内筒部とを備え、
この内筒部は、その内面に突起部と、その軸方向に沿った複数のスリットとを有し、弾性変形により拡径して、上記丸形または角形のプラグの先端部を保持するようにし、
上記内筒部は、その内面に、上記丸形または角形のプラグの先端面と当接する内鍔部を有することを特徴としている。
なお、このレセプタクルは、いわゆる角形レセプタクルであり、丸形プラグは、特に、φ2.5丸形プラグをいう。
【0018】
本発明のレセプタクルによれば、丸形プラグの先端部は、レセプタクルの内筒部の弾性変形により、保持されつつ、レセプタクルの内筒部の突起部により、抜け止めされるため、レセプタクルの内筒部のみで、丸形プラグを保持することができる。要するに、レセプタクルの内筒部は、丸形プラグの保持固定手段を兼用している。
【0019】
したがって、丸形プラグの先端部(フェルール)を、従来の角形変換アダプタを用いずに、レセプタクルに直接に接続することができ、光伝播損失を抑えて消費電力量を大幅に低減することができる。また、角形変換アダプタを不要とし、部品数の減少と、コストダウンを図ることができる。
【0020】
また、プラグの先端面が、内筒部の内鍔部に当接することで、プラグの位置決めができ、位置決め用の部材を別途設ける必要がない。要するに、レセプタクルの内筒部は、さらに、プラグの位置決め手段を兼用している。したがって、例えば、丸形プラグに対して、角形変換アダプタを不要とできる。
【0021】
なお、この一実施形態のレセプタクルにおいて、レセプタクルを、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等のエポキシ樹脂よりも硬い材料で形成することで、強度的に有利となり、プラグを強く押し込んだとしても、光素子の破壊を防ぐ事ができる。
【0022】
また、本発明のレセプタクルは、光ファイバの端末に設けられた丸形のプラグと、光ファイバの端末に設けられた角形のプラグとを、択一的に接続するレセプタクルであって、
上記角形のプラグを嵌合して保持するための外筒部と、
この外筒部の内部に同心状に配置されると共に上記丸形または角形のプラグの先端部を嵌合して保持するための内筒部とを備え、
この内筒部は、その内面に突起部と、その軸方向に沿った複数のスリットとを有し、弾性変形により拡径して、上記丸形または角形のプラグの先端部を保持するようにし、
上記内筒部の奥側の開口端面に、上記丸形または角形のプラグの先端面と当接する金属板が配置され、この金属板は、上記内筒部に嵌合されている上記丸形または角形のプラグの先端部と同心状の小孔を有している。
要するに、この金属板は、プラグの先端面と光素子との間に配置されている。
【0023】
本発明のレセプタクルによれば、丸形プラグの先端部は、レセプタクルの内筒部の弾性変形により、保持されつつ、レセプタクルの内筒部の突起部により、抜け止めされるため、レセプタクルの内筒部のみで、丸形プラグを保持することができる。要するに、レセプタクルの内筒部は、丸形プラグの保持固定手段を兼用している。
【0024】
したがって、丸形プラグの先端部(フェルール)を、従来の角形変換アダプタを用いずに、レセプタクルに直接に接続することができ、光伝播損失を抑えて消費電力量を大幅に低減することができる。また、角形変換アダプタを不要とし、部品数の減少と、コストダウンを図ることができる。
【0025】
また、プラグの先端面が、金属板に当接することで、プラグの位置決めができ、例えば、丸形プラグに対して、角形変換アダプタを不要とできる。また、金属材料を用いているため、プラグを強く押し込んだとしても、光素子の破壊を防ぐ事ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0027】
(第1の参考例)
図1〜図4は、本発明の変換アダプタの一参考例を示している。この変換アダプタ1は、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の絶縁性の高いプラスチックによって形成された筒体からなる。この筒体は、光ファイバの端末に設けられたプラグを挿通状に嵌合するための貫通孔4を有すると共にこのプラグの外形と異なる外形を有する。
【0028】
この筒体の貫通孔4の内面は、横断面丸形に形成され、この筒体の外形は、横断面角形に形成されている。すなわち、この貫通孔4には丸形のプラグが嵌合され、この筒体の外形は、角形のプラグと同一形状となる。要するに、この変換アダプタ1は、貫通孔4に丸形のプラグを嵌合することで、光ファイバの端末のプラグ形状を、角形のプラグに変換することができる。
【0029】
この筒体は、その外面の上下に、突起2を有し、この突起2は、周知の図21に示すレセプタクル51の凹部55に、着脱自在に嵌め込まれ、変換アダプタ1のレセプタクル51へのはまりクリック感を与え、抜け止めとなっている。
【0030】
この筒体は、貫通孔4の内面に、周方向に沿った複数の突部3を有し、この突部3は、弾性変形することにより、貫通孔4に挿入されたプラグを保持固定する。また、貫通孔4は、その一端側に、直径の大きな一端拡径部4aを有する。
【0031】
ここで、図5と図6に、丸形プラグ10を示し、この丸形プラグ10は、φ2.5丸形プラグであり、金属製のプラグ本体10aと、このプラグ本体10aの中途部から基端側を被覆する樹脂製の絶縁膜13と、プラグ本体10aの内部に挿入された光ファイバ16とからなる。
【0032】
光ファイバ16の先端11は、熱平板が押し当てられて鏡面加工が施された状態となっている。また、光ファイバ16の先端11では、熱平板を押し当ててつぶれた部分が鍔となり、光ファイバ16がプラグ本体10aから脱落しない抜け止めを兼ねている。
【0033】
丸形プラグ10の基端側は、樹脂製の取手部14にて覆われている。そして、絶縁膜13とそれに続く取手部14は、プラグ本体10aを金型に配置し、樹脂成型する事により、同時に成型される。
【0034】
丸形プラグ10の基端から後方へ、光ファイバ16と光ファイバ16を覆って保護する被膜15とからなる光ケーブルが延設されている。
【0035】
図7は、周知の角形のレセプタクル(光送信器)51に、変換アダプタ1を用いて、丸形プラグ10を接続した状態を示す。このレセプタクル51は、図21にて説明したものと同一であり、その構成の説明を省略する。
【0036】
この接続状態では、変換アダプタ1にて丸形プラグ10を挿通状に嵌合しているため、丸形プラグ10の先端部(フェルール)を、レセプタクル51の光素子56に接触させることができる。言い換えると、レセプタクル51への接続状態において、丸形プラグ10の先端位置を、図22に示す角形プラグ41の先端位置と同一にできる。したがって、丸形プラグ10の光ファイバ16を直接に光学的に結合させることができ、光伝播損失は発生しない。
【0037】
また、変換アダプタ1の突起2は、レセプタクル51の凹部55に嵌め込まれ、変換アダプタ1のレセプタクル51へのはまりクリック感を与え、抜け止めとなっている。変換アダプタ1の突部3は、弾性変形することにより、貫通孔4に挿入されたプラグを保持固定する。
【0038】
また、変換アダプタ1の貫通孔4の一端拡径部4a内面と、丸形プラグ10の先端部外面との間に、凹周溝が形成され、この凹周溝に、レセプタクル51の内筒部50が嵌め込まれ、強固な接続状態を維持することができる。
【0039】
(第2の参考例)
図8は、変換アダプタ1の他の参考例を示している。この変換アダプタ1の貫通孔4は、その他端側に、内径の大きな他端拡径部4bを有している。この他端拡径部4bの内面には、周方向に沿った環状の突部3を有している。なお、その他の構造は、上記第1の参考例と同様であるため、その説明を省略する。
【0040】
図9は、丸形プラグ10の他の参考例を示している。この丸形プラグ10は、基端側外面に、周方向に沿った環状の凹溝部12を有している。この凹溝部12は、絶縁膜13の外面に形成されている。なお、その他の構造は、上記第1の参考例と同様であるため、その説明を省略する。
【0041】
図10は、レセプタクル51に、変換アダプタ1を用いて、丸形プラグ10を接続した状態を示す。この状態では、変化アダプタ1の突部3が、弾性変形により、丸形プラグ10の凹溝部12に嵌め込まれており、丸形プラグ10の変換アダプタ1への挿入過程でクリック感を与え、不完全挿入の問題を解決している。また、変換アダプタ1の丸形プラグ10の保持固定は、突起3の凹溝部12への嵌まり込みであり、摩擦力よりも大きく、僅かな力での抜けを防止することができる。また、丸形プラグ10は、変換アダプタ1およびレセプタクル51に対して回転可能であり、光ケーブルのねじれを防止して、光ケーブルの取り回しを可能にすることができる。もちろん、所定の力を加えれば、レセプタクル51から変換アダプタ1を抜き抜くことができ、変換アダプタ1から丸形プラグ10を引き抜くことができる。なお、その他の構造は、上記第1の参考例と同様であるため、その説明を省略する。
【0042】
(第3の参考例)
図11は、変換アダプタ1の別の参考例を示している。この変換アダプタ1の他端拡径部4bの内面には、雌ネジ部5を有している。なお、その他の構造は、上記第1の参考例と同様であるため、その説明を省略する。
【0043】
図12は、丸形プラグ10の別の参考例を示している。この丸形プラグ10は、基端側外面に、雄ネジ部17を有している。この雄ネジ部17は、絶縁膜13の外面に形成されている。なお、その他の構造は、上記第1の参考例と同様であるため、その説明を省略する。
【0044】
図13は、レセプタクル51に、変換アダプタ1を用いて、丸形プラグ10を接続した状態を示す。この状態では、変化アダプタ1の雌ネジ部5と、丸形プラグ10の雄ネジ部17とが螺合しており、変換アダプタ1と丸形プラグ10とを確実に固定することができる。したがって、高級オーディオにおいて、このねじ固定により、スピーカからの音圧によるプラグの振動を防止し、音質への悪影響を抑制することができる。もちろん、丸形プラグ10を変換アダプタ1から螺退させることで、丸形プラグ10を変換アダプタ1から離脱できる。なお、その他の構造は、上記第1の参考例と同様であるため、その説明を省略する。
【0045】
(第4の参考例)
次に、図14と図15と図16は、本発明のレセプタクル20の一参考例を示す。このレセプタクル20は、丸形プラグと角形プラグとを択一的に接続するものであって、角形プラグを嵌合して保持するための外筒部21と、この外筒部21の内部に同心状に配置されると共に丸形または角形のプラグの先端部(フェルール)を嵌合して保持するための内筒部22とを備えている。すなわち、このレセプタクル20は、いわゆる角形のレセプタクルである。なお、このレセプタクル20は、例えばPBT等のエポキシ樹脂よりも硬い材料で形成されている。
【0046】
この内筒部22は、その内面に突起部23と、その軸方向に沿った複数のスリット24とを有し、弾性変形により拡径して、丸形または角形のプラグの先端部を保持するようにしている。なお、その他の構造は、図21に示す周知のレセプタクル51と同様であるため、その説明を省略する。
【0047】
図17は、このレセプタクル20に図6の丸形プラグ10を接続した状態を示している。この状態では、内筒部22の突起部23が丸形プラグ10の先端部を弾発的に掴むことにより、レセプタクル20により丸形プラグ10を固定保持できる。また、丸形プラグ10の先端面18が光素子26の表面に突き当たる事により、丸形プラグ10の挿入方向の位置が定まる。このとき、光素子26のレンズ29は、図21に示されるレセプタクル51のレンズ59よりも奥側(左側)へずらされており、プラグ先端面18との隙間を十分に確保している。
【0048】
このように、内筒部22の突起部23により、僅かな力による丸形プラグ10の抜け止めを防止し、内筒部22のみで丸形プラグ10を確実に固定することができる。要するに、変換アダプタを用いずに丸形プラグ10をレセプタクル20へ接続することができる。もちろん、本発明の変換アダプタ1を用いて接続してもよく、強固な接続にできる。また、所定の力で、丸形プラグ10をレセプタクル20から抜き取ることができる。
【0049】
(第1の実施形態)
次に、図18は、本発明のレセプタクル20の第1の実施形態を示す。このレセプタクル20の内筒部22は、その内面に、丸形プラグ10の先端面18と当接する内鍔部22aを有している。すなわち、この内鍔部22は、丸形プラグ10の先端面18と光素子26との間に介在され、丸形プラグ10の先端面18が内鍔部22に突き当たる事により、丸形プラグ10の挿入方向の位置が定まる。なお、その他の構造は、上記第4の参考例と同様であるため、その説明を省略する。
【0050】
(第2の実施形態)
次に、図19は、本発明のレセプタクル20の第2の実施形態を示す。このレセプタクル20において、内筒部22の奥側の開口端面に、丸形プラグ10の先端面18と当接する金属板25が配置され、この金属板25は、内筒部22に嵌合されている丸形プラグ10の先端部と同心状の小孔25aを有している。すなわち、この金属板25は、丸形プラグ10の先端面18と光素子26との間に介在され、丸形プラグ10の先端面18が金属板25に突き当たる事により、丸形プラグ10の挿入方向の位置が定まる。なお、金属板25の小孔25aは、光ファイバ16の直径よりも少し大きく、光信号を確実に伝播できる。なお、その他の構造は、上記第4の参考例と同様であるため、その説明を省略する。
【0051】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上より明らかなように、本発明のレセプタクルによれば、レセプタクルの内筒部が、突起部とスリットとを有しているため、この内筒部にて丸形プラグを保持でき、丸形プラグの先端部をレセプタクルに直接に接続して、光伝播損失を抑えて消費電力量を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の変換アダプタの一参考例を示す側面図である。
【図2】 変換アダプタの平面図である。
【図3】 変換アダプタの正面図である。
【図4】 変換アダプタの側面断面図である。
【図5】 丸形プラグの一参考例を示す側面図である。
【図6】 丸形プラグの側面断面図である。
【図7】 丸形プラグを変換アダプタを用いてレセプタクルに接続した状態を示す側面断面図である。
【図8】 本発明の変換アダプタの他の参考例を示す側面断面図である。
【図9】 丸形プラグの他の参考例を示す側面断面図である。
【図10】 丸形プラグを変換アダプタを用いてレセプタクルに接続した状態を示す側面断面図である。
【図11】 本発明の変換アダプタの別の参考例を示す側面断面図である。
【図12】 丸形プラグの別の参考例を示す側面断面図である。
【図13】 丸形プラグを変換アダプタを用いてレセプタクルに接続した状態を示す側面断面図である。
【図14】 本発明のレセプタクルの一参考例を示す側面図である。
【図15】 レセプタクルの正面図である。
【図16】 レセプタクルの側面断面図である。
【図17】 丸形プラグをレセプタクルに接続した状態を示す側面断面図である。
【図18】 丸形プラグを第1の実施形態のレセプタクルに接続した状態を示す側面断面図である。
【図19】 丸形プラグを第2の実施形態のレセプタクルに接続した状態を示す側面断面図である。
【図20】 従来の角形プラグを示す側面断面図である。
【図21】 従来のレセプタクルを示す側面断面図である。
【図22】 従来における角形プラグをレセプタクルに接続した状態を示す側面断面図である。
【図23】 従来における丸形プラグと変換アダプタとの接続状態を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 変換アダプタ
3 突部
4 貫通孔
5 雌ネジ部
10 丸形プラグ
12 凹溝部
16 光ファイバ
17 雌ネジ部
18 先端面
20 レセプタクル
21 外筒部
22 内筒部
22a 内鍔部
23 突起部
24 スリット
25 金属板
25a 小孔
Claims (2)
- 光ファイバの端末に設けられた丸形のプラグと、光ファイバの端末に設けられた角形のプラグとを、択一的に接続するレセプタクルであって、
上記角形のプラグを嵌合して保持するための外筒部と、
この外筒部の内部に同心状に配置されると共に上記丸形または角形のプラグの先端部を嵌合して保持するための内筒部とを備え、
この内筒部は、その内面に突起部と、その軸方向に沿った複数のスリットとを有し、弾性変形により拡径して、上記丸形または角形のプラグの先端部を保持するようにし、
上記内筒部は、その内面に、上記丸形または角形のプラグの先端面と当接する内鍔部を有することを特徴とするレセプタクル。 - 光ファイバの端末に設けられた丸形のプラグと、光ファイバの端末に設けられた角形のプラグとを、択一的に接続するレセプタクルであって、
上記角形のプラグを嵌合して保持するための外筒部と、
この外筒部の内部に同心状に配置されると共に上記丸形または角形のプラグの先端部を嵌合して保持するための内筒部とを備え、
この内筒部は、その内面に突起部と、その軸方向に沿った複数のスリットとを有し、弾性変形により拡径して、上記丸形または角形のプラグの先端部を保持するようにし、
上記内筒部の奥側の開口端面に、上記丸形または角形のプラグの先端面と当接する金属板が配置され、この金属板は、上記内筒部に嵌合されている上記丸形または角形のプラグの先端部と同心状の小孔を有することを特徴とするレセプタクル。
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